JPH0630442U - 排気ガスタービン過給機 - Google Patents

排気ガスタービン過給機

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JPH0630442U
JPH0630442U JP7359792U JP7359792U JPH0630442U JP H0630442 U JPH0630442 U JP H0630442U JP 7359792 U JP7359792 U JP 7359792U JP 7359792 U JP7359792 U JP 7359792U JP H0630442 U JPH0630442 U JP H0630442U
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玲 岩上
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール通路最下流端の舌部付近からスク
ロール通路上流側へのガス流の逃げを減少させ、流体性
能の向上化を図る。 【構成】 タービンハウジング1内にスクロール通路1
0と連通する環状流路11を形成する。環状流路11に
複数のベーンドノズル12を配列する。スクロール通路
10の最下流端に形成してある舌部10aに近接させて
絞り部材を配置する。絞り部材は環状流路11内のベー
ンドノズル12と干渉しない位置に定める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は導入されるガスの流量を調整できるようにした排気ガスタービン過給 機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のベーンドノズルを組み込んで、該ベーンドノズル間のスロートを変える ことによってタービンへ導入されるガス流量を調整するようにした排気ガスター ビン過給機は、従来より採用されており、その一例を示すと、図3及び図4に示 す構成のものがある。すなわち、タービンハウジング1とコンプレッサハウジン グ2とを軸受ハウジング3を介して一体構造とし、タービンハウジング1内のタ ービンインペラ4とコンプレッサハウジング2内のコンプレッサインペラ5とを 、軸受ハウジング3内に軸受7で回転自在に支承されたタービン軸6にて連結し 、タービンインペラ4をガス流で回転させることによりコンプレッサインペラ5 を回転させて空気を吸入し圧縮して吐出させるようにし、更に、上記タービンハ ウジング1を構成するタービンハウジング本体8と、該タービンハウジング本体 8のガス出口20側の内周部に取り付けたタービンシュラウド9との間に、対向 する互いの環状流路形成面11a,11bにより環状流路11を形成し、ガス入 口19から導入されたガスを、タービンハウジング本体8に有するスクロール通 路10から上記環状流路11を通してタービンインペラ4に導くようにしてある 構成において、上記環状流路11に、円周方向に複数のベーンドノズル12を配 置し、該各ベーンドノズル12を、タービンシュラウド9を貫通させた軸13の 内端に各々固定し、一方、上記各軸13の外端には、各々リンク14の一端部を 取り付け、上記各リンク14の他端間を、タービンシュラウド9の外側に配置し たチェーンリンク15にて周方向に連結し、図示しないアクチュエータによりレ バー16、軸17、アーム18を介してチェーンリンク15を周方向へ移動させ ることによりリンク14、軸13の回転を介し各ベーンドノズル12の開閉角度 が変えられるようにし、各ベーンドノズル12の開閉角度をコントロールするこ とで各ベーンドノズル12間のスロートLS を広狭調整することによりガスの流 量を大流量から小流量に変えることができるようにした構成としてある。
【0003】 上記排気ガスタービン過給機において、流体性能上の重要点の一つとして、タ ービンハウジング本体8のスクロール通路10の最下流端に形成された舌部10 aの位置がある。すなわち、上記舌部10aは、ガス流に効果的な絞り作用を与 えるためには、できるだけ環状流路11の中まで入っていることが望ましいもの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記舌部10aの先端位置を環状流路11の中の方までへ延ばすと 、鋳物の鋳造上困難であること、又、熱応力による亀裂発生という事態が生じて しまう。したがって、従来では、舌部10aの先端位置は環状流路11内に延ば すようにはしておらず、そのため、ガス流が舌部10aの先端位置付近からスク ロール通路10の上流側へ逃げ易く、流体性能を低下させる一因となっていた。
【0005】 そこで、本考案は、舌部の先端位置付近からのガス流の逃げを減少させ、ガス 流に効果的な絞り作用を与えて環状流路に導くことにより、流体性能を向上する ことができるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、タービンインペラの外周に、スクロー ル通路から上記タービンインペラへガスを導入するようにした環状流路を形成し 、該環状流路に、複数のベーンドノズルが開閉角度調節可能に配列してあるター ビンハウジングを有する排気ガスタービン過給機において、上記タービンハウジ ングのスクロール通路最下流端に形成してある舌部に近接させて、上記環状流路 内のベーンドノズルと干渉しない位置に、ガス流に絞り作用を与えるための絞り 部材を配置してなる構成とする。
【0007】
【作用】
環状流路のベーンドノズルと干渉しない位置に、舌部と近接させて絞り部材が 設けてあるため、スクロール通路の最下流端に回り込んだガス流は、舌部から絞 り部材に沿って絞り作用が与えられながら環状流路に導かれる。したがって、舌 部の先端位置付近からスクロール通路の上流側へ逃げるガス流量が減少させられ ることになる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例を示すもので、図3及び図4に示したと同様な構成と してある排気ガスタービン過給機において、タービンハウジング本体8の環状流 路形成面11aの部分を周方向に刳り貫いて該タービンハウジング本体8に別体 嵌合させるノズルリング21とし、且つ上記環状流路形成面11aとなる該ノズ ルリング21の表面と、タービンシュラウド9の環状流路形成面11bとの間の 少なくとも周方向3個所に、上記環状流路形成面11a,11bによる環状流路 11の間隔を一定に保持させるためのパイプ状のスペーサ22を、ベーンドノズ ル12と干渉しないように介在配置し、更に、該各スペーサ22の介在個所で、 タービンシュラウド9とノズルリング21とをボルト23により締結して、ノズ ルリング21をタービンシュラウド9に一体化させ、ノズルリング21、スペー サ22、ボルト23、ベーンドノズル12、軸13、リンク14等を、タービン シュラウド9と一体のタービンシュラウド側アッセンブリー24とする。なお、 25はノズルリング21の嵌合先端側外周部に取り付けたシールリングを示す。
【0010】 又、上記タービンハウジング本体8のスクロール通路10の最下流端に形成し てある舌部10aに近接位置するように、上記いずれかのスペーサ22の位置を 設定し、該スペーサ22を、ガス流に絞り作用を与える絞り部材とし、スクロー ル通路10の最下流端に回り込んだガス流を、舌部10aからスペーサ22に沿 わせて絞り作用を与えながら環状流路11に導入させられるようにする。
【0011】 上記構成としてあるため、ガス入口19からスクロール通路10内に導かれた ガス流は、該スクロール通路10の最下流端に達すると、舌部10aから該舌部 10aに近接位置するスペーサ22に沿わされて絞り作用を受けながら環状流路 11に導入される。この際、舌部10aは環状流路11の中まで延びていないが 、舌部10aに近接する上記スペーサ22は環状流路11内にあるため、舌部1 0aの先端位置付近からスクロール通路10の上流側へ逃げるガス流量は僅かと なる。したがって、流体性能を向上することができる。又、上記スペーサ22は 環状流路11にあるが、ベーンドノズル12と干渉しない位置に配置してあるた め、ベーンドノズル12の開閉角度調節に支障を来すことはない。
【0012】 又、本考案においては、タービンハウジング本体8の環状流路形成面11aの 部分を、該タービンハウジング本体8とは別体のノズルリング21とし、該ノズ ルリング21を、スペーサ22を介してボルト23によりタービンシュラウド9 に一体化させてタービンシュラウド側アッセンブリー24としてあるので、上記 スペーサ22の寸法選定により、環状流路形成面11aであるノズルリング21 の表面とベーンドノズル12との間のサイドクリアランスCを微小に設定できる 。更に、上記ノズルリング21は、タービンシュラウド側アッセンブリー24と してあって、タービンシュラウド9のタービンハウジング本体8への取り付け時 に、別体嵌合させるようにしてあるため、タービンハウジング本体8の熱変形の 影響を受けることはなく、したがって、上記サイドクリアランスCを一定に保持 できることにより、常時最適な流量特性を得ることができる利点がある。
【0013】 なお、上記実施例では、タービンハウジング本体8の環状流路形成面11aの 部分を、タービンハウジング本体8とは別体のノズルリング21とし、このノズ ルリング21とタービンシュラウド9との間隔を一定に保持させるためのスペー サ22を絞り部材として利用した場合を示したが、上記スペーサ22を設けない 図3及び図4に示す如き過給機の場合には、同位置に専用の絞り部材を配置する ようにしてもよいこと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変 更を加え得ることは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の排気ガスタービン過給機によれば、タービンハウジ ングのスクロール通路最下流端に形成してある舌部に近接させて、環状流路中の ベーンドノズルと干渉しない位置に絞り部材を配置したので、スクロール通路の 最下流端に回り込んだガス流を、舌部から絞り部材に沿わせて効果的に絞り作用 を与えながら環状流路に導入させることができ、舌部先端位置付近からのスクロ ール通路上流側へのガス流の逃げを減少させることができて、流体性能を向上さ せることができ、且つベーンドノズルの開閉角度に制約を与えることもない、と いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の排気ガスタービン過給機の一実施例を
示す概要図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】従来の排気ガスタービン過給機の一例を示す概
要図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1 タービンハウジング 4 タービンインペラ 10 スクロール通路 10a 舌部 11 環状流路 12 ベーンドノズル 22 スペーサ(絞り部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンインペラの外周に、スクロール
    通路から上記タービンインペラへガスを導入するように
    した環状流路を形成し、該環状流路に、複数のベーンド
    ノズルが開閉角度調節可能に配列してあるタービンハウ
    ジングを有する排気ガスタービン過給機において、上記
    タービンハウジングのスクロール通路最下流端に形成し
    てある舌部に近接させて、上記環状流路内のベーンドノ
    ズルと干渉しない位置に、ガス流に絞り作用を与えるた
    めの絞り部材を配置してなることを特徴とする排気ガス
    タービン過給機。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530935A (ja) * 2007-06-23 2010-09-16 アイ・エイチ・アイ チャージング システムズ インターナショナル ゲーエムベーハー 内燃機関のためのエグゾーストターボチャージャ
JP2012021475A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Ihi Corp 可変容量タービン

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JPH02196131A (ja) * 1989-01-25 1990-08-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 可変容量形過給機タービン構造

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JP2573156Y2 (ja) 1998-05-28

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