JPH0630404B2 - アンテナ測定装置 - Google Patents
アンテナ測定装置Info
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- JPH0630404B2 JPH0630404B2 JP11021986A JP11021986A JPH0630404B2 JP H0630404 B2 JPH0630404 B2 JP H0630404B2 JP 11021986 A JP11021986 A JP 11021986A JP 11021986 A JP11021986 A JP 11021986A JP H0630404 B2 JPH0630404 B2 JP H0630404B2
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- Japan
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- antenna
- electric field
- phase
- array antenna
- phased array
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアンテナ測定装置、特にフェーズドアレーアン
テナの近傍電界を測定することにより、遠方界放射パタ
ーン及び所望の遠方界放射パターンを実現するための設
定位相を求めるアンテナ測定装置の改良に関するもので
ある。
テナの近傍電界を測定することにより、遠方界放射パタ
ーン及び所望の遠方界放射パターンを実現するための設
定位相を求めるアンテナ測定装置の改良に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来のアンテナ測定装置を以下に示す。
第3図は公知文献「W.A.Haremening;“Implementing a
Near-Field Antenna Test Facility”,Microwave J.,
vol.22,no.9,pp.44-55,Sept.1979」に示されるアンテナ
測定装置を示す図である。
Near-Field Antenna Test Facility”,Microwave J.,
vol.22,no.9,pp.44-55,Sept.1979」に示されるアンテナ
測定装置を示す図である。
図において、(1)は発振器、(2)は電力分配器、
(3)は移相器、(4)は素子アンテナ、Aは上記移相
器(3)、素子アンテナ(4)から構成されるフェーズ
ドアレーアンテナ、(5)は対向アンテナ、(6)は移
相器駆動回路、(7)は位相振幅受信機、(8)は演算
装置である。
(3)は移相器、(4)は素子アンテナ、Aは上記移相
器(3)、素子アンテナ(4)から構成されるフェーズ
ドアレーアンテナ、(5)は対向アンテナ、(6)は移
相器駆動回路、(7)は位相振幅受信機、(8)は演算
装置である。
次に動作について説明する。発振器(1)によって発生
された信号電力が電力分配器(2)によって分配され
る。上記の分配された信号は、移相器(3)を通過して
素子アンテナ(4)により空中に放射される。このと
き、移相器(3)は、移相器駆動回路によって、適当な
位相を信号に与えるべく設定されている。素子アンテナ
(4)から放射された信号は対向アンテナ(5)によっ
て受信される。この信号は位相振幅受信機(7)に送ら
れる。このとき対向アンテナ(5)とフェーズドアレー
アンテナAの距離を、電波信号の波長をλ、アレーア
ンテナAの開口をd、対向アンテナの開口をDとする
と、 の関係にある。即ち、対向アンテナ(5)はフェーズド
アレーアンテナAの近傍電界を測定する。対向アンテナ
(5)を機械的に走査して、この領域の電界の振幅、位
相を複数個測定する。
された信号電力が電力分配器(2)によって分配され
る。上記の分配された信号は、移相器(3)を通過して
素子アンテナ(4)により空中に放射される。このと
き、移相器(3)は、移相器駆動回路によって、適当な
位相を信号に与えるべく設定されている。素子アンテナ
(4)から放射された信号は対向アンテナ(5)によっ
て受信される。この信号は位相振幅受信機(7)に送ら
れる。このとき対向アンテナ(5)とフェーズドアレー
アンテナAの距離を、電波信号の波長をλ、アレーア
ンテナAの開口をd、対向アンテナの開口をDとする
と、 の関係にある。即ち、対向アンテナ(5)はフェーズド
アレーアンテナAの近傍電界を測定する。対向アンテナ
(5)を機械的に走査して、この領域の電界の振幅、位
相を複数個測定する。
以上のように測定された、複数の近傍電界の振幅位相情
報から演算装置(8)は、アレーアンテナAの開口上の
波源分布及び、上記波源分布からアレーアンテナAの遠
方界放射パターンを測定する。
報から演算装置(8)は、アレーアンテナAの開口上の
波源分布及び、上記波源分布からアレーアンテナAの遠
方界放射パターンを測定する。
そして、演算装置(8)によって、計算された開口上の
波源分布又は遠方界放射パターンが理想値からずれてい
た場合、アレーアンテナの開口上の波源分布が理想値に
最も近い素子の位相を移相器(3)の設定値を変えるこ
とによって調整する。
波源分布又は遠方界放射パターンが理想値からずれてい
た場合、アレーアンテナの開口上の波源分布が理想値に
最も近い素子の位相を移相器(3)の設定値を変えるこ
とによって調整する。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のアンテナ測定装置は以上のように構成されている
ので、演算装置によって得られる値が理想の値からずれ
ていた場合の調整方法は、素子毎の設定値を正確に求め
ることができず、調整に時間がかかるという問題点があ
った。
ので、演算装置によって得られる値が理想の値からずれ
ていた場合の調整方法は、素子毎の設定値を正確に求め
ることができず、調整に時間がかかるという問題点があ
った。
更に所望の放射パターンが得にくいという問題点があっ
た。
た。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされた
もので、所望の放射パターンを実現するための移相器の
設定値を近傍電界の測定値から短時間にかつ正確に求め
ることができるアンテナ測定装置を得ることを目的とす
る。
もので、所望の放射パターンを実現するための移相器の
設定値を近傍電界の測定値から短時間にかつ正確に求め
ることができるアンテナ測定装置を得ることを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係るアンテナ測定
装置は、供試フェーズドアレーアンテナの開口上の複数
の点mの所望の波源分布Y(m)によって予め計算で求
めた、測定用の対向アンテナが位置jで受信すべき理想
の電界E0jを記録したデータメモリを備えており、公知
文献「“フェイズドアレーアンテナの素子振幅位相測定
法−素子電界ベクトル回転法−”、電子通信学会論文誌
(B),vol.J65−B,No.5,pp555−5
60,真野、片木」に示される方法により、供試フェー
ズドアレーアンテナの各移相器の設定を1基づつ初期の
状態から変化させ、この場合上記移相器の位相変化に伴
う対向アンテナの受信電力の変化をQ、供試フェーズド
アレーアンテナの各素子アンテナの放射電界の相対振幅
をk,相対位相をXとすると、上記移相器の位相変化量
Δと対向アンテナの受信電力の変化Qの関係は次式とな
り、 Q=(Y2+k2)+2kYcos(Δ0+Δ) Y2=(cosX−k)2+sin2X tanΔ0=sinX/(cosX−k) 上記対向アンテナの受信電力の変化Qの最大値と最小値
の比rは、 r2=(Y+k)2/(Y−k)2 となり、上記rとΔ0は最小2乗法で求められ、上記各
素子アンテナの放射電界の相対振幅k,相対位相Xは次
式で求められ、 r=(Y+k)/(Y−k)の場合は k=Γ/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+Γ)) r=−(Y+k)/(Y−k)の場合は k=(1/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+1/
Γ)) 但し、Γ=(r−1)/(r+1) この相対振幅k,相対位相Xと、供試フェーズドアレー
アンテナの各移相器の設定を初期の状態にした場合の上
記対向アンテナの受信電界の初期振幅k0,初期位相X
0とから、対向アンテナの位置jにおけるi番目の素子
アンテナの放射電界ijを次式により求め、ij =k・k0・exp{j(X0+X)} さらに、上記各放射電界ijを合成した電界が上記デー
タメモリ中の理想の電界E0jに最も近づくように各素子
アンテナの設定位相ΔΦiを式 を用いた非線形計画法によって計算する。この設定値に
移相器を設定すれば、所望の放射パターンが得られるよ
うにしたものである。
装置は、供試フェーズドアレーアンテナの開口上の複数
の点mの所望の波源分布Y(m)によって予め計算で求
めた、測定用の対向アンテナが位置jで受信すべき理想
の電界E0jを記録したデータメモリを備えており、公知
文献「“フェイズドアレーアンテナの素子振幅位相測定
法−素子電界ベクトル回転法−”、電子通信学会論文誌
(B),vol.J65−B,No.5,pp555−5
60,真野、片木」に示される方法により、供試フェー
ズドアレーアンテナの各移相器の設定を1基づつ初期の
状態から変化させ、この場合上記移相器の位相変化に伴
う対向アンテナの受信電力の変化をQ、供試フェーズド
アレーアンテナの各素子アンテナの放射電界の相対振幅
をk,相対位相をXとすると、上記移相器の位相変化量
Δと対向アンテナの受信電力の変化Qの関係は次式とな
り、 Q=(Y2+k2)+2kYcos(Δ0+Δ) Y2=(cosX−k)2+sin2X tanΔ0=sinX/(cosX−k) 上記対向アンテナの受信電力の変化Qの最大値と最小値
の比rは、 r2=(Y+k)2/(Y−k)2 となり、上記rとΔ0は最小2乗法で求められ、上記各
素子アンテナの放射電界の相対振幅k,相対位相Xは次
式で求められ、 r=(Y+k)/(Y−k)の場合は k=Γ/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+Γ)) r=−(Y+k)/(Y−k)の場合は k=(1/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+1/
Γ)) 但し、Γ=(r−1)/(r+1) この相対振幅k,相対位相Xと、供試フェーズドアレー
アンテナの各移相器の設定を初期の状態にした場合の上
記対向アンテナの受信電界の初期振幅k0,初期位相X
0とから、対向アンテナの位置jにおけるi番目の素子
アンテナの放射電界ijを次式により求め、ij =k・k0・exp{j(X0+X)} さらに、上記各放射電界ijを合成した電界が上記デー
タメモリ中の理想の電界E0jに最も近づくように各素子
アンテナの設定位相ΔΦiを式 を用いた非線形計画法によって計算する。この設定値に
移相器を設定すれば、所望の放射パターンが得られるよ
うにしたものである。
[作用] 前述した構成から明らかなように、本発明によれば、所
望の放射パターンを実現するための移相器の設定値を近
傍電界から短時間にかつ正確に求めることができるアン
テナ測定装置を得ることができる。
望の放射パターンを実現するための移相器の設定値を近
傍電界から短時間にかつ正確に求めることができるアン
テナ測定装置を得ることができる。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する。
第1図において、(1)は発振器、(2)電力分配器、
(3)は移相器、(4)は素子アンテナ、(5)は対向
アンテナ、(6)は移相器駆動回路、(7)は位相振幅
受信器、(8)は演算装置である。
(3)は移相器、(4)は素子アンテナ、(5)は対向
アンテナ、(6)は移相器駆動回路、(7)は位相振幅
受信器、(8)は演算装置である。
そして、(9)は素子アンテナ(4)の開口上の点mの
所望の波源分布Y(m)によって予め計算で求めた、上
記対向アンテナ(5)が受信すべき理想の電界E0jの値
を記録したデータメモリである。
所望の波源分布Y(m)によって予め計算で求めた、上
記対向アンテナ(5)が受信すべき理想の電界E0jの値
を記録したデータメモリである。
また(10)は以下の演算を実行する演算装置である。
すなわち、公知文献「“フェイズドアレーアンテナの素
子振幅位相測定法−素子電界ベクトル回転法−”、電子
通信学会論文誌(B),vol.J65−B,No.5,
pp555−560,真野、片木」に示される方法によ
り、供試フェーズドアレーアンテナの各移相器(3)の
設定を1基づつ初期の状態から変化させ、この場合上記
移相器(3)の位相変化に伴う対向アンテナ(5)の受
信電力の変化をQ、供試フェーズドアレーアンテナの各
素子アンテナ(4)の放射電界の相対振幅をk,相対位
相をXとすると、上記移相器(3)の位相変化量Δと対
向アンテナ(5)の受信電力の変化Qの関係は次式とな
り、 Q=(Y2+k2)+2kYcos(Δ0+Δ) Y2=(cosX−k)2+sin2X tanΔ0=sinX/(cosX−k) 上記対向アンテナ(5)の受信電力の変化Qの最大値と
最小値の比rは、 r2=(Y+k)2/(Y−k)2 となり、上記rとΔ0は最小2乗法で求められ、上記各
素子アンテナ(4)の放射電界の相対振幅k,相対位相
Xは次式で求められ、 r=(Y+k)/(Y−k)の場合は k=Γ/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+Γ)) r=−(Y+k)/(Y−k)の場合は k=(1/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+1/
Γ)) 但し、Γ=(r−1)/(r+1) この相対振幅k,相対位相Xと供試フェーズドアレーア
ンテナの各移相器(3)の設定を初期の状態にした場合
の上記対向アンテナ(5)の受信電界の初期振幅k0,
初期位相X0とから、対向アンテナ(5)の位置jにお
けるi番目の素子アンテナ(4)の放射電界ijを次式
により求め、ij =k・k0・exp{j(X0+X)} さらに、上記各放射電界ijを合成した電界が上記デー
タメモリ(9)中の理想の電界E0jに最も近づくよう
に、各素子アンテナ(4)につながれた移相器(3)に
設定する設定位相ΔΦiを式 を用いた非線形計画法によって計算する。
すなわち、公知文献「“フェイズドアレーアンテナの素
子振幅位相測定法−素子電界ベクトル回転法−”、電子
通信学会論文誌(B),vol.J65−B,No.5,
pp555−560,真野、片木」に示される方法によ
り、供試フェーズドアレーアンテナの各移相器(3)の
設定を1基づつ初期の状態から変化させ、この場合上記
移相器(3)の位相変化に伴う対向アンテナ(5)の受
信電力の変化をQ、供試フェーズドアレーアンテナの各
素子アンテナ(4)の放射電界の相対振幅をk,相対位
相をXとすると、上記移相器(3)の位相変化量Δと対
向アンテナ(5)の受信電力の変化Qの関係は次式とな
り、 Q=(Y2+k2)+2kYcos(Δ0+Δ) Y2=(cosX−k)2+sin2X tanΔ0=sinX/(cosX−k) 上記対向アンテナ(5)の受信電力の変化Qの最大値と
最小値の比rは、 r2=(Y+k)2/(Y−k)2 となり、上記rとΔ0は最小2乗法で求められ、上記各
素子アンテナ(4)の放射電界の相対振幅k,相対位相
Xは次式で求められ、 r=(Y+k)/(Y−k)の場合は k=Γ/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+Γ)) r=−(Y+k)/(Y−k)の場合は k=(1/(1+2ΓcosΔ0+Γ2)−2 X=tan−1(sinΔ0/(cosΔ0+1/
Γ)) 但し、Γ=(r−1)/(r+1) この相対振幅k,相対位相Xと供試フェーズドアレーア
ンテナの各移相器(3)の設定を初期の状態にした場合
の上記対向アンテナ(5)の受信電界の初期振幅k0,
初期位相X0とから、対向アンテナ(5)の位置jにお
けるi番目の素子アンテナ(4)の放射電界ijを次式
により求め、ij =k・k0・exp{j(X0+X)} さらに、上記各放射電界ijを合成した電界が上記デー
タメモリ(9)中の理想の電界E0jに最も近づくよう
に、各素子アンテナ(4)につながれた移相器(3)に
設定する設定位相ΔΦiを式 を用いた非線形計画法によって計算する。
次にこの発明の動作を説明する。対向アンテナ(5)の
位置jを固定する。次にこの位置における各素子アンテ
ナi(i=1〜N)の放射電界ijを測定する。対向ア
ンテナ(5)が受信する、上記各放射電界ijを合成し
た合成電界をEjとおくと、Ejは次式で表わされる。
位置jを固定する。次にこの位置における各素子アンテ
ナi(i=1〜N)の放射電界ijを測定する。対向ア
ンテナ(5)が受信する、上記各放射電界ijを合成し
た合成電界をEjとおくと、Ejは次式で表わされる。
この各素子アンテナの放射電界ijの測定方法は先に述
べたように公知文献「“フェイズドアレーアンテナの素
子振幅位相測定法−素子電界ベクトル回転法−”、電子
通信学会論文誌(B),Vol.J65-B,No.5,pp555-560,真野、
片木」等により可能である。次に対向アンテナを移動し
て上記の手順を繰り返す。測定ポイントをJ個とすると
j=1〜Jに渡って放射電界ij及び式()で示され
る、対向アンテナ(5)が受信する合成電界Ejが測定
される。
べたように公知文献「“フェイズドアレーアンテナの素
子振幅位相測定法−素子電界ベクトル回転法−”、電子
通信学会論文誌(B),Vol.J65-B,No.5,pp555-560,真野、
片木」等により可能である。次に対向アンテナを移動し
て上記の手順を繰り返す。測定ポイントをJ個とすると
j=1〜Jに渡って放射電界ij及び式()で示され
る、対向アンテナ(5)が受信する合成電界Ejが測定
される。
一方、アレーアンテナの開口上の波源分布が所望値とな
ったときに、対向アンテナ(5)が受信する電界E0jは
データメモリ(9)の中に入力されている。一般に移相
器(3)の設定誤差、電界分配器(4)の分配比の誤
差、素子アンテナ(2)の工作誤差等でEjとE0jは異
なる。ここで、EjをE0jに最も近づけるための移相器
(3)の移相量ΔΦiは次式の方程式を満足することで
決定される。
ったときに、対向アンテナ(5)が受信する電界E0jは
データメモリ(9)の中に入力されている。一般に移相
器(3)の設定誤差、電界分配器(4)の分配比の誤
差、素子アンテナ(2)の工作誤差等でEjとE0jは異
なる。ここで、EjをE0jに最も近づけるための移相器
(3)の移相量ΔΦiは次式の方程式を満足することで
決定される。
ここで、式()の中のejにおけるjは対向アンテナ
の位置ではなく虚数単位である。
の位置ではなく虚数単位である。
式()を満足するΔΦiは、共役勾配法等を用いて解
ける。求めたΔΦiに相当する設定値を移相器(3)に
与えれば、E0jとEjの差は最小となり、これは、アレ
ーアンテナの開口上の波源分布が所望値に最も近づいた
ことを意味する。以上の処理を演算装置(10)を用い
て行なう。この流れを第2図に示す。
ける。求めたΔΦiに相当する設定値を移相器(3)に
与えれば、E0jとEjの差は最小となり、これは、アレ
ーアンテナの開口上の波源分布が所望値に最も近づいた
ことを意味する。以上の処理を演算装置(10)を用い
て行なう。この流れを第2図に示す。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、素子アンテナ毎の電
界を分離し、その合成電界が理想値に最も近づくように
予め記録されたデータと測定値により設定位相を決定す
るので、所望の放射パターンを形成するための移相器の
設定値が高い精度で求められる。
界を分離し、その合成電界が理想値に最も近づくように
予め記録されたデータと測定値により設定位相を決定す
るので、所望の放射パターンを形成するための移相器の
設定値が高い精度で求められる。
更に調整に費す時間が短縮されるという効果が得られ
る。
る。
第1図はこの発明の実施例を示す図、第2図は発明の実
施例の主要な演算のフローチャート図、第3図は従来の
アンテナ測定装置を示す図。 図において、(1)は発振器、(2)は電力分配器、
(3)は移相器、(4)は素子アンテナ、Aは上記移相
器(3)、素子アンテナ(4)から構成されるフェーズ
ドアレーアンテナ、(5)は対向アンテナ、(6)は移
相器駆動回路、(7)は位相振幅受信機、(8)は演算
装置、(9)はデータメモリ、(10)は演算装置であ
る。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
施例の主要な演算のフローチャート図、第3図は従来の
アンテナ測定装置を示す図。 図において、(1)は発振器、(2)は電力分配器、
(3)は移相器、(4)は素子アンテナ、Aは上記移相
器(3)、素子アンテナ(4)から構成されるフェーズ
ドアレーアンテナ、(5)は対向アンテナ、(6)は移
相器駆動回路、(7)は位相振幅受信機、(8)は演算
装置、(9)はデータメモリ、(10)は演算装置であ
る。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】発信器に接続された供試フェーズドアレー
アンテナに対向し受信機に接続された対向アンテナと、
計算機と、から構成され、前記対向アンテナと前記アレ
ーアンテナとを相対的に配置させ、前記対向アンテナで
受信した電界の振幅、位相の値から、前記供試フェーズ
ドアレーアンテナの開口上の複数の点mの波源分布X
(m)を求め、前記波源分布X(m)から任意の測定距
離における放射電界を求めるアンテナ測定装置であっ
て、 前記開口上の複数の点mの所望の波源分布Y(m)から
予め計算で求められた、前記対向アンテナが受信すべき
理想の電界E0jが入力されたデータメモリと、 前記供試フェーズドアレーアンテナの各素子アンテナに
よる放射電界ijを求め、前記各放射電界aijを合成し
た電界が前記データメモリ中の電界E0jに最も近づくよ
うに各素子アンテナの設定位相ΔΦiを式 ここでiは供試フェーズドアレーアンテナの各素子アン
テナの番号、jは対向アンテナの位置を用いた非線形計
画法によって計算する演算装置と、を備えたことを特徴
とするアンテナ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021986A JPH0630404B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | アンテナ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021986A JPH0630404B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | アンテナ測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62266902A JPS62266902A (ja) | 1987-11-19 |
JPH0630404B2 true JPH0630404B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=14530096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021986A Expired - Lifetime JPH0630404B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | アンテナ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630404B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005034350A1 (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 可変電力分配器並びにその誤差検出方法及び設定値補正方法 |
TWI390217B (zh) * | 2006-09-28 | 2013-03-21 | Murata Manufacturing Co | 天線特性測定裝置及天線特性測定方法 |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP11021986A patent/JPH0630404B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62266902A (ja) | 1987-11-19 |
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