JPH0630354B2 - Si表面の乾式による洗浄方法 - Google Patents

Si表面の乾式による洗浄方法

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JPH0630354B2
JPH0630354B2 JP16122287A JP16122287A JPH0630354B2 JP H0630354 B2 JPH0630354 B2 JP H0630354B2 JP 16122287 A JP16122287 A JP 16122287A JP 16122287 A JP16122287 A JP 16122287A JP H0630354 B2 JPH0630354 B2 JP H0630354B2
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重行 杉戸
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子デバイス製造プロセスに用いられるSi基
板の表面洗浄方法に関する。
[従来の技術] 従来のSi表面の洗浄方法としてはおもに湿式エッチング
によりSi表面層を除去したり、あるいは沸騰した酸また
はアルカリ溶液中にSi基板を浸して表面の不純物を取除
くとともに、表面を薄く酸化した後、または酸化しつつ
同時に、形成された酸化膜をエッチングする方法が用い
られていた。またドライエッチング後のSi表面の損傷層
を除去する方法としてはSi表面を 950℃、 H2 : O2
1:1のガス雰囲気中で 200Å程度熱酸化し、その後、
希釈したフッ酸で酸化膜を除去するなどの方法が行われ
ている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、湿式による表面洗浄方法の場合、たとえ
ば湿式エッチングを行った後、Si表面は必ず空気にさら
されているためSi表面には約20Åの厚さの自然酸化膜が
形成される。このSi自然酸化膜は MOSトランジスタのソ
ース・ドレインのコンタクト配線を行う際のコンタクト
不良の原因となることがある。また、ドライエッチング
による表面損傷層を除去する場合においては、前記方法
によりSi表面を熱酸化するため、Si基板を高温に加熱す
る必要があり、このため基板に注入した不純物のプロフ
ァイルが変化して設計通りの不純物分布が得られなかっ
たり、また高温加熱によって新たに結晶欠陥が発生する
可能性がある、などの欠点があった。また、従来法では
酸化膜除去の際に希釈フッ酸に浸すという湿式の方法を
採っているため、前述の自然酸化膜が形成されるという
問題もあり、またプロセスの総乾式化を妨げるものでも
あった。
本発明の目的はこのような湿式による表面洗浄方法の欠
点を除去せしめて、十分な表面洗浄効果のある表面洗浄
を低温のプロセスで、かつ乾式で行う方法を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、Si基板に、フロロシラン系ガスと窒素との混
合ガスのマイクロ波放電により生成される活性種を真空
容器内で放射した後、同一真空容器内において、塩素ガ
ス雰囲気中で、前記Si基板に紫外光を照射することを特
徴とするSi表面の乾式による洗浄方法である。
[作用] 真空容器内で、フロロシラン系ガスと窒素との混合ガス
のマイクロ波放電を起させることによりフッ素原子
(F)、窒素原子(N)等の活性種が生成される。これ
らの活性種をSi基板に放射することにより、Si基板上に
Siの酸化膜(SiO2 )が存在する場合にはF原子はSiと反
応して SiFとなって揮発性ガスとなり、また残った酸
素(O)はN原子と反応し、NOあるいはNO2 となって除
去される。しかしながら、酸化膜が除去されSi表面が露
出した時点からFによるSiのエッチング反応と、フロロ
シラン系ガスの分解によるSiの堆積反応との競合がおこ
り、マイクロ波放電によって生成される活性種の中でF
の占める割合の大小によって、エッチング反応か堆積反
応のどちらかが支配的になる。すなわち、Fの割合が大
きい時にはエッチング反応が進行し、Fの割合が小さい
時にはSiの堆積反応が進行する。このFの割合を制御す
るための方法としては、SiH(x+y=4)と
いう式で代表されるフロロシラン系ガスのxとyの値を
適当に決めたものを添加するか、あるいはHガスを添
加することにより、放電によって生成したHとFとが反
応してHFとなって除去され、Siのエッチングに寄与す
るFの濃度を制御することができる。したがって、酸化
膜を除去した後において、Siの堆積が進行するようにF
の濃度を調整し、自然酸化膜の除去後、Si堆積が始まっ
た時点でマイクロ波放電を停止する。しかるのち、塩素
(Cl)雰囲気中で紫外光照射を行って生成したCl原子
と、Si基板上に堆積したSiおよびSi基板のSiとを反応さ
せ、エッチングすることにより、Siの清浄表面が得られ
る。本発明では以上のプロセスを全て室温で行うことが
できるので基板の劣化を防ぐことができ、歩留りが向上
する。
[実施例] 次に本発明の一実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明の方法を実施するための真空装置の一例
を示したものである。以下、第1図を用いて本発明の方
法を説明する。
この真空装置1は主として基板の洗浄を行う真空容器
9、紫外光源6およびマイクロ波放電を起させるキャビ
ティ4から構成されている。真空容器9には石英チュー
ブ3が接続されており、石英チューブ3の他端部にはガ
ス流量調節用のマスフロー・コントローラ8が配設され
たガス導入管2が接続している。石英チューブ3にはマ
イクロ波発生装置5に接続した、マイクロ波放電を起さ
せるキャビティ4が設けられている。一方、真空容器9
には圧力調整バルブ12を介して真空排気口10が配設さ
れ、該排気口10はポンプ11に連結されている。さらに、
真空容器9は紫外光を透過できる石英窓7を備えてお
り、この石英窓7外方には該窓7を通して真空容器5内
に置かれた試料基板14全面への紫外光照射が可能な位置
に紫外光源6が配設されている。また、試料基板14は、
基板保持板15に付設された回転機構13によって、真空容
器9内で基板表面が石英チューブ3の中心軸に垂直にな
る位置から紫外線が全面照射される位置まで90゜回転さ
せることができる。
次に以上のように構成された真空装置を用いたSi表面の
洗浄化方法について説明する。
まず、ガス導入管2よりフロロシラン系ガス、本実施例
では SiH2F2 (ジフロロシラン)と Nの混合ガスを75
sccm、石英チューブ3内に送り込む。このときの SiH2F
2 と Nの流量比は2:1とした。ガス流量はマスフロ
ー・コントローラ8により制御する。石英チューブ3内
およびそれに続く真空容器9内はポンプ11で排気されて
おり、圧力調整バルブ12により真空容器9内の圧力は10
0mTorrに調整されている。マイクロ波発生装置5により
発生した2.45GHz のマイクロ波のキャビティ4に導くこ
とにより、石英チューブ3内に放電が起り SiH2F2 と N
によるプラズマが発生する。このとき試料基板14は試
料表面が石英チューブ3の開口部に正対するように配置
されており、マイクロ波放電によって生成された活性種
は試料基板14面に垂直な方向から真空容器9内に放射さ
れる。この活性種により前述したようにSi表面の自然酸
化膜がエッチングされる。マイクロ波の放電時間は、あ
らかじめ SiO2 がエッチングされる速度を求めておき、
実験値から逆算して決定する。次に所定時間後にマイク
ロ波放電を停止し、ガス導入管2から SiH2F2 と N
の混合ガスの代りにClを送り込む。このときのガス流
量は 100sccm、真空容器9の圧力は400mTorrとなるよう
に調整する。次いで、真空容器9の石英窓7を通して紫
外光源6から発した紫外光を試料基板14に照射する。こ
のとき、試料表面が紫外光源6と対向するようにあらか
じめ回転機構13により試料基板14を回転させておく。紫
外光の照射時間は、あらかじめSiがエッチングされる速
度を求めておき、実験値から逆算して決定する。本実施
例では上記した工程をすべて室温で行った。以上のよう
にしてSi基板上の自然酸化膜だけでなく、ドライエッチ
ングによる表面損傷層をも同様に除去できた。
なお、本実施例の真空装置と、他のプロセスのための真
空装置とをバルブを介して結合し、各真空装置間で試料
搬送ができるような機構を設けることにより、試料を大
気中に出すことなく乾式の連続プロセスを行うことが可
能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば乾式により低温で
Si基板の洗浄を効率よく行うことができる。また、他の
処理工程と組合わせて乾式の連続プロセスを構成するこ
とにより、プロセスの信頼性を向上させ、歩留り向上を
図ることができる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するための装置の一例を示
す概略構成図である。 1……真空装置、2……ガス導入管 3……石英チューブ、4……キャビティ 5……マイクロ波発生装置 6……紫外光源、7……石英窓 8……マスフロー・コントローラ 9……真空容器、10……真空排気口 11……ポンプ、12……圧力調整バルブ 13……回転機構、14……基板保持板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Si基板に、フロロシラン系ガスと窒素との
    混合ガスのマイクロ波放電により生成される活性種を真
    空容器内で放射した後、同一真空容器内において、塩素
    ガス雰囲気中で、前記Si基板に紫外光を照射することを
    特徴とするSi表面の乾式による洗浄方法。
JP16122287A 1987-06-30 1987-06-30 Si表面の乾式による洗浄方法 Expired - Lifetime JPH0630354B2 (ja)

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JPS647623A JPS647623A (en) 1989-01-11
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JP2565740B2 (ja) * 1988-05-23 1996-12-18 三菱電機株式会社 プラズマエッチング方法
JP3277094B2 (ja) * 1995-05-01 2002-04-22 株式会社ブリヂストン 加硫金型の清浄方法
JP3277095B2 (ja) * 1995-05-02 2002-04-22 株式会社ブリヂストン 加硫金型の清浄方法
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