JPH06303146A - 符号化及び復号化装置 - Google Patents
符号化及び復号化装置Info
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- JPH06303146A JPH06303146A JP8469593A JP8469593A JPH06303146A JP H06303146 A JPH06303146 A JP H06303146A JP 8469593 A JP8469593 A JP 8469593A JP 8469593 A JP8469593 A JP 8469593A JP H06303146 A JPH06303146 A JP H06303146A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 デジタルデータから符号語への符号化処理と
符号語からデジタルデータへの複合化処理とを同時に実
行できるようにする。 【構成】 制御回路10は、ROM11から供給される
動作プログラムに従い、演算回路12の復号化及び符号
化のための演算を制御すると共に、各データバッファ1
3、14の符号語の入出力を制御する。演算回路12
は、符号化処理の演算と復号化処理の演算とを交互に実
行し、2つのレジスタ13、14は、それぞれの演算処
理と対応して交互に動作する。
符号語からデジタルデータへの複合化処理とを同時に実
行できるようにする。 【構成】 制御回路10は、ROM11から供給される
動作プログラムに従い、演算回路12の復号化及び符号
化のための演算を制御すると共に、各データバッファ1
3、14の符号語の入出力を制御する。演算回路12
は、符号化処理の演算と復号化処理の演算とを交互に実
行し、2つのレジスタ13、14は、それぞれの演算処
理と対応して交互に動作する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータの圧縮
及び伸長処理を行う符号化及び復号化化装置に関する。
及び伸長処理を行う符号化及び復号化化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ等のデジタルデータの伝送
においては、送信側でデジタルデータを所定の規則に従
って符号化し、得られた符号語を受信側に送出してい
る。受信側では、送られてくる符号語を符号化処理の場
合とは逆の手順で復号化し、はじめのデジタルデータを
再生するようにしている。これにより、伝送される情報
量が大幅に削減され、伝送時間の短縮化が図られてい
る。
においては、送信側でデジタルデータを所定の規則に従
って符号化し、得られた符号語を受信側に送出してい
る。受信側では、送られてくる符号語を符号化処理の場
合とは逆の手順で復号化し、はじめのデジタルデータを
再生するようにしている。これにより、伝送される情報
量が大幅に削減され、伝送時間の短縮化が図られてい
る。
【0003】図3は、ファクシミリにおける画像データ
(デジタルデータ)の符号化及び復号化装置のブロック
図である。制御回路1は、ROM2から供給される動作
プログラムに従い、演算回路3の演算処理を実行させ、
さらに演算回路3へのデジタルデータ及び符号語の入出
力を制御する。この制御回路1には、画像読み取り部及
び再生部等の内部回路が接続され、画像読み取り部から
デジタルデータが入力されると共に、画像再生部へデジ
タルデータが出力される。データバッファ4は、符号語
を一定のビット数だけ蓄積し、制御回路1から取り込ん
だ符号語をモデムを通じて伝送ラインへ送出すると共
に、伝送ラインから一定のビット単位で取り込んだ符号
語を制御回路1に供給する。
(デジタルデータ)の符号化及び復号化装置のブロック
図である。制御回路1は、ROM2から供給される動作
プログラムに従い、演算回路3の演算処理を実行させ、
さらに演算回路3へのデジタルデータ及び符号語の入出
力を制御する。この制御回路1には、画像読み取り部及
び再生部等の内部回路が接続され、画像読み取り部から
デジタルデータが入力されると共に、画像再生部へデジ
タルデータが出力される。データバッファ4は、符号語
を一定のビット数だけ蓄積し、制御回路1から取り込ん
だ符号語をモデムを通じて伝送ラインへ送出すると共
に、伝送ラインから一定のビット単位で取り込んだ符号
語を制御回路1に供給する。
【0004】画像読み取り部から入力されるデジタルデ
ータは、原稿を走査して読み取った走査線毎の白及び黒
の情報が0及び1のデータと対応付けられており、各走
査線の情報がそれぞれのデータの配列で表されている。
走査線上の白情報及び黒情報の連続長は、同一のデータ
が連続するビット数(ランレングス)と対応し、そのラ
ンレングスが演算回路3での演算処理によってターミネ
ーティング符号またはメイクアップ符号と証される符号
語に変換される。ターミネーティング符号は、ランレン
グスが0ビットから63ビットまでの1ビット毎に設定
され、白データに対して最大8ビット、黒データに対し
て最大12ビットが付されている。メイクアップ符号
は、64ビットおきに設定され、ランレングスが64ビ
ット以上のデータに対してターミネーティング符号が組
み合わされて付加される。このメイクアップ符号は、白
データに対して最大9ビット、黒データに対して最大1
3ビットが付される。従って、ランレングスが64ビッ
ト未満のデータの場合、12ビット以内の符号語に符号
化され、ランレングスが64ビット以上でも25ビット
以内の符号語に符号化されることとなる。
ータは、原稿を走査して読み取った走査線毎の白及び黒
の情報が0及び1のデータと対応付けられており、各走
査線の情報がそれぞれのデータの配列で表されている。
走査線上の白情報及び黒情報の連続長は、同一のデータ
が連続するビット数(ランレングス)と対応し、そのラ
ンレングスが演算回路3での演算処理によってターミネ
ーティング符号またはメイクアップ符号と証される符号
語に変換される。ターミネーティング符号は、ランレン
グスが0ビットから63ビットまでの1ビット毎に設定
され、白データに対して最大8ビット、黒データに対し
て最大12ビットが付されている。メイクアップ符号
は、64ビットおきに設定され、ランレングスが64ビ
ット以上のデータに対してターミネーティング符号が組
み合わされて付加される。このメイクアップ符号は、白
データに対して最大9ビット、黒データに対して最大1
3ビットが付される。従って、ランレングスが64ビッ
ト未満のデータの場合、12ビット以内の符号語に符号
化され、ランレングスが64ビット以上でも25ビット
以内の符号語に符号化されることとなる。
【0005】一方、伝送ラインからデータバッファ4に
取り込まれて演算回路3に入力される符号語(ターミネ
ーティング符号及びメイクアップ符号)は、1符号語単
位で演算処理され、その符号語が表すランレングスを有
する白データあるいは黒データに復号化される。従っ
て、0または1が所定のビット数だけ続く白データ及び
黒データが連続的に得られ、これらのデータが制御回路
1から画像再生部に出力される。
取り込まれて演算回路3に入力される符号語(ターミネ
ーティング符号及びメイクアップ符号)は、1符号語単
位で演算処理され、その符号語が表すランレングスを有
する白データあるいは黒データに復号化される。従っ
て、0または1が所定のビット数だけ続く白データ及び
黒データが連続的に得られ、これらのデータが制御回路
1から画像再生部に出力される。
【0006】図4は、符号化処理の際のデータバッファ
4の動作を説明する図で、図5は、復号化処理の際のデ
ータバッファ4の動作を説明する図である。データバッ
ファ4については、最も長い符号語の記憶が可能なビッ
ト数(例えば13ビット)に構成されるが、ここでは、
簡略化のために符号語を最大8ビットと仮定した8ビッ
ト構成で説明する。
4の動作を説明する図で、図5は、復号化処理の際のデ
ータバッファ4の動作を説明する図である。データバッ
ファ4については、最も長い符号語の記憶が可能なビッ
ト数(例えば13ビット)に構成されるが、ここでは、
簡略化のために符号語を最大8ビットと仮定した8ビッ
ト構成で説明する。
【0007】第1に、演算回路3の符号化処理によって
得られる4ビット、6ビット及び3ビットの符号語を順
次送出する場合を説明する。ステップ1で、データバッ
ファ4の全ビットが空いている状態のときに4ビットd
1〜d4の符号語が制御回路1から出力されると、デー
タバッファ4の第1ビットから第4ビットへ取り込まれ
る。ステップ2で、6ビットd5〜d10の符号語が出
力されると、一旦データバッファ4の第5ビットから第
8ビットへ4ビットd5〜d8が取り込まれ、データバ
ッファ4内の8ビットd1〜d8が伝送ラインに送出さ
れて全ビットが空いた状態となった後に、残りの2ビッ
トd9、d10がデータバッファ4の第1ビット及び第
2ビットへ取り込まれる。ここで、データバッファ4
は、全ビットに符号を取り込むと、その符号を8ビット
単位で伝送ラインに送出するように構成されており、ス
テップ2で4ビットd5〜d8の取り込みを完了して全
ビットが満たされると、8ビットd1〜d8の符号を送
出して全ビットを空いた状態にする。従って、取り込み
きれなかった2ビットd9、d10を第1ビット及び第
2ビットへ取り込むことができる。そして、ステップ3
で3ビットd11〜d13の符号語が出力されると、デ
ータバッファ4が3ビット以上空いていることから、第
3ビットから第5ビットへ取り込まれる。以上のよう
に、入力される符号語のビット数がデータバッファ4の
空きビットの数より小さければ、符号語はそのまま空き
ビットへ取り込まれ、符号語のビット数の方が大きいけ
れば、まず空きビット分だけが取り込まれ、データバッ
ファ4の符号語が送出されて全ビットが空いた状態とな
った後に、残された符号語がデータバッファ4の第1ビ
ットから順に取り込まれる。
得られる4ビット、6ビット及び3ビットの符号語を順
次送出する場合を説明する。ステップ1で、データバッ
ファ4の全ビットが空いている状態のときに4ビットd
1〜d4の符号語が制御回路1から出力されると、デー
タバッファ4の第1ビットから第4ビットへ取り込まれ
る。ステップ2で、6ビットd5〜d10の符号語が出
力されると、一旦データバッファ4の第5ビットから第
8ビットへ4ビットd5〜d8が取り込まれ、データバ
ッファ4内の8ビットd1〜d8が伝送ラインに送出さ
れて全ビットが空いた状態となった後に、残りの2ビッ
トd9、d10がデータバッファ4の第1ビット及び第
2ビットへ取り込まれる。ここで、データバッファ4
は、全ビットに符号を取り込むと、その符号を8ビット
単位で伝送ラインに送出するように構成されており、ス
テップ2で4ビットd5〜d8の取り込みを完了して全
ビットが満たされると、8ビットd1〜d8の符号を送
出して全ビットを空いた状態にする。従って、取り込み
きれなかった2ビットd9、d10を第1ビット及び第
2ビットへ取り込むことができる。そして、ステップ3
で3ビットd11〜d13の符号語が出力されると、デ
ータバッファ4が3ビット以上空いていることから、第
3ビットから第5ビットへ取り込まれる。以上のよう
に、入力される符号語のビット数がデータバッファ4の
空きビットの数より小さければ、符号語はそのまま空き
ビットへ取り込まれ、符号語のビット数の方が大きいけ
れば、まず空きビット分だけが取り込まれ、データバッ
ファ4の符号語が送出されて全ビットが空いた状態とな
った後に、残された符号語がデータバッファ4の第1ビ
ットから順に取り込まれる。
【0008】第2に、伝送ラインから送られてくる符号
を8ビット単位で取り込み、4ビット、6ビット及び3
ビットの符号語を順次取り出す場合を説明する。始め
に、データバッファ4に8ビットD1〜D8の符号語が
取り込まれ、ステップ1では、その内の4ビットD1〜
D4が第1の符号語として取り出されて制御回路1に供
給される。ところで、各符号語のビット数については、
演算回路3での演算処理の際に判定され、この判定に基
づいてデータバッファ4からの符号語の取り出しが実行
される。ステップ2では、データバッファ4に残された
4ビットD5〜D8がまず取り出され、データバッファ
4の全ビットが空いた状態となる。データバッファ4に
ついては、全てのビットの符号が取り出された後に、新
たに符号を取り込むように構成され、残された4ビット
D5〜D8が取り出されると、次の8ビットD9〜D1
6の符号が、新たに伝送ラインよりデータバッファ4に
取り込まれる。そこで、新たに取り込まれた8ビットD
9〜D16の符号の内の2ビットD9、D10が取り出
され、先に取り出された4ビットD5〜D8と合わせた
6ビットD5〜D10が第2の符号語として制御回路1
に供給される。そして、ステップ3でデータバッファ4
に残された6ビットの符号の内、3ビットD11〜D1
3が第3の符号語として取り出される。以上のように、
取り出す符号語のビット数がデータバッファ4に残され
た符号のビット数より小さければ、データバッファ4内
の符号がそのまま取り出され、取り出す符号語のビット
数が大きければ、まずデータバッファ4に残された符号
を取り出し、その後に、新たに取り込んだ符号の一部を
合わせて符号語を得るようにしている。
を8ビット単位で取り込み、4ビット、6ビット及び3
ビットの符号語を順次取り出す場合を説明する。始め
に、データバッファ4に8ビットD1〜D8の符号語が
取り込まれ、ステップ1では、その内の4ビットD1〜
D4が第1の符号語として取り出されて制御回路1に供
給される。ところで、各符号語のビット数については、
演算回路3での演算処理の際に判定され、この判定に基
づいてデータバッファ4からの符号語の取り出しが実行
される。ステップ2では、データバッファ4に残された
4ビットD5〜D8がまず取り出され、データバッファ
4の全ビットが空いた状態となる。データバッファ4に
ついては、全てのビットの符号が取り出された後に、新
たに符号を取り込むように構成され、残された4ビット
D5〜D8が取り出されると、次の8ビットD9〜D1
6の符号が、新たに伝送ラインよりデータバッファ4に
取り込まれる。そこで、新たに取り込まれた8ビットD
9〜D16の符号の内の2ビットD9、D10が取り出
され、先に取り出された4ビットD5〜D8と合わせた
6ビットD5〜D10が第2の符号語として制御回路1
に供給される。そして、ステップ3でデータバッファ4
に残された6ビットの符号の内、3ビットD11〜D1
3が第3の符号語として取り出される。以上のように、
取り出す符号語のビット数がデータバッファ4に残され
た符号のビット数より小さければ、データバッファ4内
の符号がそのまま取り出され、取り出す符号語のビット
数が大きければ、まずデータバッファ4に残された符号
を取り出し、その後に、新たに取り込んだ符号の一部を
合わせて符号語を得るようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の符号化及び復号
化装置では、各ステップ終了後でもデータバッファ4に
符号語が残されている場合があり、少なくとも走査線単
位で連続動作させることが必要となる。その場合、同一
装置において符号化と復号化との同時処理ができず、例
えばファクシミリにおいて、画像情報の受信中に送信原
稿を読み取らせるといった動作は不可能となる。
化装置では、各ステップ終了後でもデータバッファ4に
符号語が残されている場合があり、少なくとも走査線単
位で連続動作させることが必要となる。その場合、同一
装置において符号化と復号化との同時処理ができず、例
えばファクシミリにおいて、画像情報の受信中に送信原
稿を読み取らせるといった動作は不可能となる。
【0010】そこで本発明は、符号化及び復号化の同時
処理を可能とする符号化及び復号化装置の提供を目的と
する。
処理を可能とする符号化及び復号化装置の提供を目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、連続するデジタルデータを符号化処理してデータ内
容に対応するビット数の符号語を得ると共に、符号語を
一単位毎に順次復号化処理して連続するデジタルデータ
を得る演算回路と、符号化された符号語を上記演算回路
から順次取り込み、一定のビット数毎に出力する第1の
バッファと、外部回路から連続して入力される符号を順
次取り込んで一定のビット数だけ蓄積し、1符号語単位
で上記演算回路に供給する第2のバッファと、上記演算
回路の演算処理動作に合わせ、上記符号語のビット数を
判定して上記第1及び第2のバッファの符号語の入出力
を制御する制御回路と、を備えたことにある。
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、連続するデジタルデータを符号化処理してデータ内
容に対応するビット数の符号語を得ると共に、符号語を
一単位毎に順次復号化処理して連続するデジタルデータ
を得る演算回路と、符号化された符号語を上記演算回路
から順次取り込み、一定のビット数毎に出力する第1の
バッファと、外部回路から連続して入力される符号を順
次取り込んで一定のビット数だけ蓄積し、1符号語単位
で上記演算回路に供給する第2のバッファと、上記演算
回路の演算処理動作に合わせ、上記符号語のビット数を
判定して上記第1及び第2のバッファの符号語の入出力
を制御する制御回路と、を備えたことにある。
【0012】
【作用】本発明によれば、符号化処理用の第1のバッフ
ァと復号化処理用の第2のバッファとを設けたことによ
り、一方のバッファに符号語を残した状態でも他方のバ
ッファに取り込まれる符号語について演算回路が符号化
及び復号化処理を実行することができる。従って、同一
の装置を用いながら符号化及び復号化の同時処理が可能
となる。
ァと復号化処理用の第2のバッファとを設けたことによ
り、一方のバッファに符号語を残した状態でも他方のバ
ッファに取り込まれる符号語について演算回路が符号化
及び復号化処理を実行することができる。従って、同一
の装置を用いながら符号化及び復号化の同時処理が可能
となる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の符号化及び復号化装置のブ
ロック図である。制御回路10は、ROM11に記憶さ
れた動作プログラムを受け、その指示に従って演算回路
12の演算処理を実行させると共に、符号語及び画像デ
ータ(デジタルデータ)の入出力を制御する。演算回路
12は、図3に示される演算回路3と同様に、デジタル
データからターミネーティング符号とメイクアップ符号
とを得る符号化及び、それらの符号語からデジタルデー
タを得る復号化のための演算処理を行う。制御回路10
には、符号化用のデータバッファ13と復号化用のデー
タバッファ14とが並列に接続されており、符号化処理
の際に制御回路10からデータバッファ13に符号語を
取り込み、復号化の際に伝送ラインからデータバッファ
14に符号語を取り込むように構成される。また、符号
語のビット数を示すデータを記憶するレジスタ15、1
6が、各データバッファ13、14に対応するようにし
て制御回路10に接続され、これらのレジスタ15、1
6に記憶されるデータに従い、データバッファ13から
伝送ラインへの符号語の送出及びデータバッファ14か
ら制御回路10への符号語の取り込みが制御される。
ロック図である。制御回路10は、ROM11に記憶さ
れた動作プログラムを受け、その指示に従って演算回路
12の演算処理を実行させると共に、符号語及び画像デ
ータ(デジタルデータ)の入出力を制御する。演算回路
12は、図3に示される演算回路3と同様に、デジタル
データからターミネーティング符号とメイクアップ符号
とを得る符号化及び、それらの符号語からデジタルデー
タを得る復号化のための演算処理を行う。制御回路10
には、符号化用のデータバッファ13と復号化用のデー
タバッファ14とが並列に接続されており、符号化処理
の際に制御回路10からデータバッファ13に符号語を
取り込み、復号化の際に伝送ラインからデータバッファ
14に符号語を取り込むように構成される。また、符号
語のビット数を示すデータを記憶するレジスタ15、1
6が、各データバッファ13、14に対応するようにし
て制御回路10に接続され、これらのレジスタ15、1
6に記憶されるデータに従い、データバッファ13から
伝送ラインへの符号語の送出及びデータバッファ14か
ら制御回路10への符号語の取り込みが制御される。
【0014】この符号化及び復号化装置において、符号
化あるいは復号化の一方の処理のみを行うときには、符
号化処理用のデータバッファ13あるいは復号化処理用
のデータバッファ14の一方だけが動作する。即ち、符
号化処理の際には、符号化処理用のデータバッファ13
が図4に示すステップと同一動作を成し、復号化処理の
際には、復号化処理用のデータバッファ14が図5に示
すステップと同一動作を成す。従って、符号化及び復号
化のそれぞれの処理で、制御回路10及び演算回路12
は、従来の演算回路1と同様の演算を繰り返すことにな
る。
化あるいは復号化の一方の処理のみを行うときには、符
号化処理用のデータバッファ13あるいは復号化処理用
のデータバッファ14の一方だけが動作する。即ち、符
号化処理の際には、符号化処理用のデータバッファ13
が図4に示すステップと同一動作を成し、復号化処理の
際には、復号化処理用のデータバッファ14が図5に示
すステップと同一動作を成す。従って、符号化及び復号
化のそれぞれの処理で、制御回路10及び演算回路12
は、従来の演算回路1と同様の演算を繰り返すことにな
る。
【0015】図2は、符号化処理と復号化処理とを同時
に行う際の各データバッファ13、14の動作を説明す
る図である。ここでは、伝送ラインから送られてくる符
号語を取り込んで4ビット及び6ビットの符号語を順次
取り出すと同時に、符号化処理により得られる3ビット
及び7ビットの符号語を伝送ラインに送出する場合を説
明する。なお、各データバッファ13、14は、8ビッ
ト構成とする。
に行う際の各データバッファ13、14の動作を説明す
る図である。ここでは、伝送ラインから送られてくる符
号語を取り込んで4ビット及び6ビットの符号語を順次
取り出すと同時に、符号化処理により得られる3ビット
及び7ビットの符号語を伝送ラインに送出する場合を説
明する。なお、各データバッファ13、14は、8ビッ
ト構成とする。
【0016】始めに、伝送ラインからデータバッファ1
4に8ビットD1〜D8の符号が取り込まれ、ステップ
1で、その内の4ビットD1〜D4が第1の符号語とし
て取り出されて制御回路10に供給される。このとき制
御回路10は、データバッファ14に取り込まれた8ビ
ットD1〜D8の内の何ビットが第1の符号語を構成す
るかを判定し、そのビット数をレジこタ16に与える。
これによりデータバッファ14は、そのビット数(ステ
ップ1では4ビット)の符号語を制御回路10に与えた
時点で出力を停止する。ステップ2で、演算回路12で
の演算処理により3ビットd1〜d3の符号語を得る
と、その符号語がデータバッファ13の第1ビットから
第3ビットへ取り込まれる。ここでレジスタ15には、
演算回路12の演算処理で得られた符号語のビット数を
示すデータが制御回路10から入力され、データバッフ
ァ13の何処のビットに符号語を取り込めば良いかが指
示される。ステップ3で、データバッファ14に残され
た4ビットD5〜D8が取り出されてデータバッファ1
4の全ビットが空いた状態となると、制御回路10から
送信側に、符号の送信を許可するイネーブル信号が送ら
れ、次の8ビットD9〜D16の符号が新たに伝送ライ
ンよりデータバッファ14に取り込まれる。そして、新
たにデータバッファ13に取り込まれた8ビットD9〜
D16の符号から2ビットD9、D10が取り出され、
先に取り出された4ビットD5〜D8と合わせた6ビッ
トD5〜D10が第2の符号語として制御回路10に供
給される。ステップ4で、演算回路12から7ビットd
4〜d10の符号語が出力されると、まず空いた状態に
あるデータバッファ13の第4ビットから第8ビットへ
5ビットd4〜d8が取り込まれる。この5ビットd4
〜d8を取り込んでデータバッファ13の全ビットが満
たされると、データバッファ13は、取り込んだ符号を
伝送ラインに送出して全ビットを空いた状態とする。そ
して、残された2ビットd9、d10がデータバッファ
13の第1ビット及び第2ビットに取り込まれる。この
2ビットd9、d10は、後のステップでデータバッフ
ァ13の残りの第3ビットから第8ビットが満たされた
とき、その符号と共に伝送ラインへ送出されることにな
る。
4に8ビットD1〜D8の符号が取り込まれ、ステップ
1で、その内の4ビットD1〜D4が第1の符号語とし
て取り出されて制御回路10に供給される。このとき制
御回路10は、データバッファ14に取り込まれた8ビ
ットD1〜D8の内の何ビットが第1の符号語を構成す
るかを判定し、そのビット数をレジこタ16に与える。
これによりデータバッファ14は、そのビット数(ステ
ップ1では4ビット)の符号語を制御回路10に与えた
時点で出力を停止する。ステップ2で、演算回路12で
の演算処理により3ビットd1〜d3の符号語を得る
と、その符号語がデータバッファ13の第1ビットから
第3ビットへ取り込まれる。ここでレジスタ15には、
演算回路12の演算処理で得られた符号語のビット数を
示すデータが制御回路10から入力され、データバッフ
ァ13の何処のビットに符号語を取り込めば良いかが指
示される。ステップ3で、データバッファ14に残され
た4ビットD5〜D8が取り出されてデータバッファ1
4の全ビットが空いた状態となると、制御回路10から
送信側に、符号の送信を許可するイネーブル信号が送ら
れ、次の8ビットD9〜D16の符号が新たに伝送ライ
ンよりデータバッファ14に取り込まれる。そして、新
たにデータバッファ13に取り込まれた8ビットD9〜
D16の符号から2ビットD9、D10が取り出され、
先に取り出された4ビットD5〜D8と合わせた6ビッ
トD5〜D10が第2の符号語として制御回路10に供
給される。ステップ4で、演算回路12から7ビットd
4〜d10の符号語が出力されると、まず空いた状態に
あるデータバッファ13の第4ビットから第8ビットへ
5ビットd4〜d8が取り込まれる。この5ビットd4
〜d8を取り込んでデータバッファ13の全ビットが満
たされると、データバッファ13は、取り込んだ符号を
伝送ラインに送出して全ビットを空いた状態とする。そ
して、残された2ビットd9、d10がデータバッファ
13の第1ビット及び第2ビットに取り込まれる。この
2ビットd9、d10は、後のステップでデータバッフ
ァ13の残りの第3ビットから第8ビットが満たされた
とき、その符号と共に伝送ラインへ送出されることにな
る。
【0017】以上のように、各ステップ毎に符号化処理
と復号化処理とが交互に実行されることになり、符号化
処理では、データバッファ13の空きビットに制御回路
10から出力される符号語が順次取り込まれ、複合化処
理では、伝送ラインからデータバッファ14に取り込ま
れた符号が1符号単位で順次取り出されて制御回路10
に入力される。これらの処理において、データバッファ
13への符号語の取り込み位置及びデータバッファ14
からの符号語の取り出し位置を示すデータは、各データ
バッファ13、14に対応して設けられるレジスタ1
5、16にそれぞれ記憶される。このため、次のステッ
プで異なる処理が成されたとしても、2ステップの後に
は、各レジスタ15、16のデータに従ってデータバッ
ファ13への符号語の取り込み及びデータバッファ14
からの符号語の取り出しを正確に実行できる。
と復号化処理とが交互に実行されることになり、符号化
処理では、データバッファ13の空きビットに制御回路
10から出力される符号語が順次取り込まれ、複合化処
理では、伝送ラインからデータバッファ14に取り込ま
れた符号が1符号単位で順次取り出されて制御回路10
に入力される。これらの処理において、データバッファ
13への符号語の取り込み位置及びデータバッファ14
からの符号語の取り出し位置を示すデータは、各データ
バッファ13、14に対応して設けられるレジスタ1
5、16にそれぞれ記憶される。このため、次のステッ
プで異なる処理が成されたとしても、2ステップの後に
は、各レジスタ15、16のデータに従ってデータバッ
ファ13への符号語の取り込み及びデータバッファ14
からの符号語の取り出しを正確に実行できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、符号化処理用のデータ
バッファと復号化処理用のデータバッファとを別に設け
たことにより、符号化処理と復号化処理とが各ステップ
で交互に実行される。このため、単一の演算回路を用い
ながら、デジタルデータから符号語への符号化と符号語
からデジタルデータへの復号化とを同時に処理すること
ができるようになる。
バッファと復号化処理用のデータバッファとを別に設け
たことにより、符号化処理と復号化処理とが各ステップ
で交互に実行される。このため、単一の演算回路を用い
ながら、デジタルデータから符号語への符号化と符号語
からデジタルデータへの復号化とを同時に処理すること
ができるようになる。
【図1】本発明の符号化及び復号化装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】符号化及び復号化同時処理の際のデータバッフ
ァの動作を説明する図である。
ァの動作を説明する図である。
【図3】従来の符号化及び復号化装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】符号化処理の際のデータバッファの動作を説明
する図である。
する図である。
【図5】復号化処理の際のデータバッファの動作を説明
する図である。
する図である。
1、10 制御回路 2、11 ROM 3、12 演算回路 4、13、14 データバッファ 15、16 レジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 連続するデジタルデータを符号化処理し
てデータ内容に対応するビット数の符号語を得ると共
に、符号語を一単位毎に順次復号化処理して連続するデ
ジタルデータを得る演算回路と、符号化された符号語を
上記演算回路から順次取り込み、一定のビット数毎に出
力する第1のバッファと、外部回路から連続して入力さ
れる符号を順次取り込んで一定のビット数だけ蓄積し、
1符号語単位で上記演算回路に供給する第2のバッファ
と、上記演算回路の演算処理動作に合わせ、上記符号語
のビット数を判定して上記第1及び第2のバッファの符
号語の入出力を制御する制御回路と、を備えたことを特
徴とする符号化及び復号化装置。 - 【請求項2】 デジタルデータから符号語への符号化と
符号語からデジタルデータへの復号化を1ステップずつ
交互に実行することを特徴とする請求項1記載の符号化
及び復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05084695A JP3108243B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 符号化及び復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05084695A JP3108243B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 符号化及び復号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06303146A true JPH06303146A (ja) | 1994-10-28 |
JP3108243B2 JP3108243B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=13837808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05084695A Expired - Fee Related JP3108243B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 符号化及び復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108243B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP05084695A patent/JP3108243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3108243B2 (ja) | 2000-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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