JPH06302883A - 半導体レーザ駆動装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動装置

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JPH06302883A
JPH06302883A JP11412593A JP11412593A JPH06302883A JP H06302883 A JPH06302883 A JP H06302883A JP 11412593 A JP11412593 A JP 11412593A JP 11412593 A JP11412593 A JP 11412593A JP H06302883 A JPH06302883 A JP H06302883A
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JP11412593A
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Inventor
Yasumasa Asatani
康正 浅谷
Atsushi Hakamata
厚 袴田
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の定電流回路5,8からの電流を光強
度変調信号1,2に応じて選択加算し、レーザダイオー
ド9の駆動電流とする半導体レーザ駆動装置において、
定電流回路の電流を設定するのに要する時間を短くする
こと。 【構成】 最初に電流を設定する回路を定電流回路8と
すると、定電流回路8の定電流を設定するには、従来と
同様、DA変換器14へのディジタル入力値を逐次増加
して、所望の電流に到達せしめることによって行う。他
の定電流回路5の定電流の設定は、既に設定した定電流
から出発し、電流を変化させることにより所望の電流に
到達せしめることによって行う。その場合、DA変換器
13へ与えるディジタル入力の上位ビットより、試行錯
誤的に順次値を決めてゆく。このようにすれば、試行錯
誤の回数は、該ディジタル入力のビット数と同じ回数と
いう少ない回数となり、ディジタル値を逐次変化させて
設定するのに比べて、設定に要する時間が短くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の定電流源から
の電流を組み合わせて、半導体レーザダイオードの駆動
電流とする半導体レーザ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザダイオードの発光強度を変
化させることは、半導体レーザ駆動装置から半導体レー
ザダイオードに流す電流を変えることによって行われ
る。レーザプリンタに使用されている半導体レーザダイ
オードの発光強度の変化は、例えば、画像データ信号に
基づいて行われる。
【0003】図5は、そのような従来の半導体レーザ駆
動装置を示す図である。図5において、1,2は光強度
変調信号端子、3はデコーダ、4は全スイッチング信
号、5−1は定電流回路、6,7はスイッチング回路、
8は定電流回路、9はレーザダイオード、10はモニタ
用フォトダイオード、11は可変抵抗器、12はマイク
ロプロセッサ、13〜15はDA変換器(DA…ディジ
タル・アナログ)、16は比較器である。
【0004】レーザダイオード9に流れる電流は、スイ
ッチング回路6,7によってなされる。スイッチング回
路7のみがオンされている時は、定電流回路8の定電流
1が流れ、スイッチング回路6のみがオンされている
時は、定電流回路5−1の定電流I12が流れる。スイッ
チング回路6,7がオンされている時は、定電流回路8
の定電流I1 と定電流回路5−1の定電流I12との合計
が流れる。
【0005】定電流回路5−1,定電流回路8の定電流
値の設定は、それぞれDA変換器13,14からの出力
によってなされる。DA変換器13,14へのディジタ
ル入力は、マイクロプロセッサ12より与えられる。ま
た、スイッチング回路6,7のオン,オフは、デコーダ
3からの出力によってなされる。
【0006】デコーダ3への入力は、光強度変調信号端
子1,2へ与えられる光強度変調信号である。即ち、光
強度変調信号によってスイッチング回路6,7のオンオ
フが制御され、レーザダイオード9への電流が制御され
る。レーザダイオード9の光をレーザプリンタに利用す
る場合であれば、該信号としては画像データ信号が用い
られる。
【0007】デコーダ3への入力(図5では合計2ビッ
トの入力信号が入力されている)は、例えば、ある画素
の画像データ信号等であるが、ある画素の画像データ信
号をデコーダ3に入力すれば、その出力によってオンと
されるスイッチング回路が選択され、それに対応してい
る定電流回路が選択される。
【0008】なお、マイクロプロセッサ12からデコー
ダ3へ与えられる全スイッチング信号4は、スイッチン
グ回路6,7を共にオンにしたり、オフにしたりする信
号である。
【0009】モニタ用フォトダイオード10は、レーザ
ダイオード9の光出力をモニタするためのものであり、
光出力に応じて電流値が変化する。可変抵抗器11は、
その電流値を電圧に変化するためのものであり、可変抵
抗器11の両端に生ずる電圧Vm がモニタ電圧である。
【0010】モニタ電圧Vm は、比較器16で基準値と
比較され、その誤差信号をマイクロプロセッサ12に入
力する。基準値は、DA変換器15からの出力によって
設定される。DA変換器15への入力は、マイクロプロ
セッサ12より与えられる。前記誤差信号を基に、定電
流回路5−1あるいは定電流回路8の定電流値を設定し
直し、所望の光出力が出るようにする。
【0011】次に、定電流回路5−1や定電流回路8の
定電流の設定の仕方について説明する。図6は、従来の
レーザ駆動電流の設定の仕方を、レーザ特性の図で説明
する図である。横軸はレーザ駆動電流、縦軸は光出力を
表す。Lはレーザ特性曲線,L1 は自然放出光領域、C
は変曲点、L2 はレーザ発光領域である。
【0012】レーザ特性曲線Lは、自然放出光領域L1
とレーザ発光領域L2 とに分けられる。レーザ駆動電流
が小さいうちは、発光ダイオードと同程度の光しか放出
しない。その領域が自然放出光領域L1 である。レーザ
駆動電流が所定値より大となると、レーザ発振による光
が放出される。その領域がレーザ発光領域L2 である。
【0013】レーザダイオード9よりレーザ光を放出さ
せるには、動作点がレーザ発光領域L2 上に位置するよ
うにする必要がある。定電流回路8の定電流を流した時
に、図示するP1 の光出力を出したい場合には、その定
電流は、図6において光出力P1 に対応する電流I1
設定する。図6でI1 の下に括弧でV1 と書いてあるの
は、I1 を設定する場合に、比較器16で使用する基準
値である。
【0014】同様に、定電流回路5−1の定電流を流し
た時に、図示するP2 の光出力を出したい場合には、そ
の定電流は、図6において光出力P1 に対応する電流I
12に設定する。図6でI12の下に括弧でV12と書いてあ
るのは、I12を設定する場合に、比較器16で使用する
基準値である。
【0015】図7は、従来例におけるレーザ駆動電流の
設定過程を示す図である。まず、定電流I1 を設定する
場合には、それに対応する基準値V1 をDA変換器15
から出力させておく。そして、マイクロプロセッサ12
からDA変換器14へのディジタル入力を、0から1づ
つ増加させて定電流回路8の電流値を増加させ、その電
流でのモニタ電圧Vm と基準値V1 とを比較する。Vm
がV1 に達したところで、DA変換器14への入力を固
定することにより、定電流I1 が設定される。定電流回
路5−1の定電流I12の設定も、同様にして行われる。
【0016】なお、このような半導体レーザ駆動装置に
関する文献としては、例えば特開昭56−106259号公報,
特開平2− 63756号公報等がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の半導体レーザ駆動装置では、どの定電流回路の
定電流を設定するのにも、小さい値から少しづつ増大さ
せていって設定していたので、設定を終えるまでに長い
時間がかかるという問題点があった。本発明は、以上の
ような問題点を解決することを課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、第1のDA変換器からの出力によって
第1の定電流が設定される第1の定電流回路と、該第1
の定電流回路に直列接続された第1のスイッチング回路
と、第2のDA変換器からの出力によって第2の定電流
が設定される第2の定電流回路と、該第2の定電流回路
に直列接続された第2のスイッチング回路と、第1,第
2のスイッチング回路がオンされた時には第1の定電流
から第2の定電流を差し引いた電流がレーザダイオード
の駆動電流とされるよう接続する接続手段と、該レーザ
ダイオードの光出力をモニタするモニタ用フォトダイオ
ードと、モニタ値と基準値とを比較する比較器と、前記
レーザダイオードに対する光強度変調信号が入力され、
出力により前記第1,第2のスイッチング回路を制御し
てレーザダイオードに流す電流を決めるデコーダと、全
体の動作を制御するマイクロプロセッサとを具えた半導
体レーザ駆動装置において、前記第1の定電流回路は、
前記第1のDA変換器へのディジタル入力値を逐次増加
することによって得られる出力に基づいて電流が設定さ
れる回路であり、前記第2の定電流回路は、前記第1の
定電流回路の電流設定後に、前記第2のDA変換器への
ディジタル入力値を上位ビットより適宜決めてゆくこと
によって電流が設定される回路である構成とする。
【0019】なお、前記の第2の定電流回路と第2のス
イッチング回路の代わりに、複数個の定電流回路とそれ
らに対応した複数個のスイッチング回路とにより構成し
てもよい。
【0020】
【作 用】半導体レーザ駆動装置の構成要素には、D
A変換器の出力によって電流が規定される複数の定電流
回路がある。各定電流回路からの定電流を選択し組み合
わせてレーザダイオードに流し、所望の光出力を得るに
は、その光出力に対応させて各定電流回路の定電流を設
定しておいてやる必要がある。
【0021】最初に設定する定電流は、DA変換器への
ディジタル入力値を逐次増加し、所望値に到達させるこ
とによって設定する。なぜなら、半導体レーザは、過大
な電流が流れると、過大なレーザ光により素子が損傷す
る恐れがあるため、予め設定した光量を越えないように
電流値を制御する必要があるためである。
【0022】他の定電流は、先に設定した電流値より出
発し、定電流回路に対応して設けられているDA変換器
へのディジタル入力値の上位ビットより、試行錯誤的に
順次値を定めることにより設定する。第2の定電流回路
の電流値がどのような値をとっても、半導体レーザに流
れる電流値の最大値は、第1の定電流回路の電流値で決
まるため、第2の定電流回路の電流値は、このような決
定の仕方でも、半導体レーザは過電流で破損することは
ない。
【0023】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す
図である。符号は図5のものに対応し、5は定電流回
路、17は未設定ビット数カウンタである。図5と同じ
符号の部分は同様に動作するので、その説明は省略す
る。
【0024】定電流回路5の定電流I2 とレーザダイオ
ード9の電流とが合流して、定電流回路8の定電流I1
となる構成とされている(このような構成は公知)。従
って、スイッチング回路7だけをオンとしている時は、
レーザダイオード9には定電流I1 が流れる。スイッチ
ング回路6もオンしている時は、その差電流I12(=I
1 −I2 )が流れる。
【0025】図4は、定電流回路とスイッチング回路の
構成例を示す図である。符号は、図1のものに対応して
いる。定電流回路は、コンパレータと制御用トランジス
タと電流検出用抵抗とで構成されており、スイッチング
回路は、スイッチング用トランジスタと逆流阻止用ダイ
オードとで構成されている。
【0026】図2は、第1の実施例によるレーザ駆動電
流の設定の仕方をレーザ特性の図で説明する図である。
符号は、図6のものに対応している。レーザダイオード
9よりレーザ光を放出させるには、動作点がレーザ発光
領域L2 上に位置するようにする必要がある。定電流回
路8の定電流を流した時に、P1 の光出力を出したい場
合には、その定電流は、光出力P1 に対応する電流I1
に設定する。図2でI1 の下に括弧でV1 と書いてある
のは、I1 を設定する場合に、比較器16で使用する基
準値である。
【0027】同様に、定電流回路5の定電流を流した時
に、P2 の光出力を出したい場合には、その定電流は、
光出力P2 に対応する電流I12に設定する。図2でI12
の下に括弧でV12と書いてあるのは、I12を設定する場
合に、比較器16で使用する基準値である。本発明で
は、I2 の矢印の向きで分かるように、0から出発して
設定するのではなく、先に設定した定電流I1 から出発
してI2 を設定する。次に、それを詳しく説明する。
【0028】図8は、本発明におけるレーザ駆動電流の
設定過程を示す図である。まず、或る1つの定電流I1
を設定する。その設定の仕方は従来と同様である。即
ち、DA変換器14へのディジタル入力の値を1単位づ
つ増大していって決める。しかし、他の定電流の設定
は、先に設定した定電流値から出発して、電流値を決め
るディジタル値の各ビットを、上位ビットから1つづつ
試行錯誤的に決定してゆくことにより設定する。この点
が従来と異なる点である。なお、上位ビットから決めて
ゆく理由は、はじめは大まかに決め、徐々に精密に決め
てゆくためである。
【0029】設定しようとしている定電流はいずれも、
レーザ発光領域内という比較的狭い範囲内にある電流で
あるから、既に設定してある定電流と、これから設定し
ようとしている他の定電流との差は、あまりない。従っ
て、新しい設定値に到達するまでに、時間がかからな
い。更に、設定動作は、DA変換器へのディジタル入力
のビット数と同じ回数だけで済むから(例えば、ディジ
タル入力が8ビットから成る場合であれば、8回)、デ
ィジタル値を1単位づつ変化させて設定する回数(8ビ
ットのディジタル値では最大255回)より、少ない回
数で設定できる。
【0030】図3は、上記のような第1の実施例でのレ
ーザ駆動電流の設定の仕方を説明するフローチャートで
ある。ステップ1〜4は、最初の定電流(I1 )の設定
過程を示しており、ステップ5以降は、次の定電流(I
12)の設定過程を示している。以下、順を追って説明す
る。
【0031】ステップ1…スイッチング回路7をオン,
スイッチング回路6をオフとする。これは、マイクロプ
ロセッサ12からのスイッチング信号4によって、なさ
れる。このことにより、レーザダイオード9には、定電
流回路8からの定電流のみが流れる状態とされる。
【0032】ステップ2…マイクロプロセッサ12から
DA変換器15へディジタル入力値を送り、定電流I1
に対応する第1基準値V1 を設定する。 ステップ3…DA変換器14へのディジタル入力値を、
単位量だけ増加する。つまり、+1する。すると、定電
流回路8の電流が少し増大する。 ステップ4…その電流でのレーザダイオード9の光出力
をモニタしたモニタ電圧Vm が、第1の基準値V1 より
大となったかどうかチェックする。NOであれば、ステ
ップ3,4を繰り返す。やがてVm がV1 と等しくな
り、定電流回路8の電流がI1 に設定される。
【0033】ステップ5…このステップより、他方の定
電流I12の設定に入る。スイッチング回路6,7を共に
オンする。すると、レーザダイオード9には、定電流回
路8の電流から、定電流回路5の電流を差し引いた電流
が流れる回路構成とされる。 ステップ6…マイクロプロセッサ12からDA変換器1
5へディジタル入力値を送り、定電流I12に対応する第
2基準値V12を設定する。
【0034】ステップ7…マイクロプロセッサ12内
に、未設定ビット数カウンタ17というカウンタを設
け、カウンタ値Nとして、マイクロプロセッサ12から
DA変換器13へ与えられるディジタル値の全ビット数
の値をセットする(例えば、ディジタル値が8ビットか
らなる場合は、N=8と)。
【0035】ステップ8…まず、DA変換器13へのデ
ィジタル入力の最上位ビット目、つまりNビット目の値
を試しに1としてみる。本発明では、図2の電流I2
矢印に示したように、第1に設定した電流I1 から出発
して電流I12に到達させるというやり方で、第2の定電
流I12を設定する。第2の定電流I12は、第1の定電流
1 から定電流回路5の定電流I2 を差し引いた値であ
るから、第2の定電流I12の設定は、結局、定電流I2
を設定することによって設定される。そして、定電流回
路5の電流は、マイクロプロセッサ12からDA変換器
13へのディジタル入力によって決まるから、ディジタ
ル値の各ビットの値を決めてやれば、電流は決まる。
【0036】ステップ9…モニタ電圧Vm が第2基準値
12より大ではなくなったかどうかをチェックする。図
2に示したように、電流I1 から出発して、減少させな
がら目標の電流I12に近づいてゆくから、第2基準値V
12より小となったかどうかを調べるのである。 ステップ10…第2基準値V12より小となれば、減少さ
せすぎたということであるから、ステップ8でNビット
目を1の値としたのでは、ディジタル値が大きくなりす
ぎるということになる。そこで、Nビット目の値を、0
に変更する。
【0037】ステップ11…次に、未設定ビット数カウ
ンタ17の値Nを1だけ減少させる。つまり、値を定め
ようとしているビットの桁を、1つ下位に移す。 ステップ12…未設定ビット数カウンタ17の値Nが、
0となったかどうかチェックする。つまり、DA変換器
13へのディジタル入力の全てのビットを定め終えたか
どうかをチェックする。まだであれば、ステップ8へ戻
って、ビット値を決定する。 ステップ13…全てのビットの値が決まれば、設定動作
を終了したことになるから、スイッチング回路6,7を
オフに戻しておく。
【0038】(第2実施例)図9は、本発明の第2の実
施例を示す図である。符号は、図1のものに対応し、5
−1〜5−3は定電流回路、6−1〜6−3はスイッチ
ング回路、18は光強度変調信号端子である。構成上、
図1の第1の実施例と異なる点は、デコーダ3からの信
号により制御されるスイッチング回路とそれに直列接続
される定電流回路との組を、複数個(5−1〜5−3、
6−1〜6−3)設けた点である。図9では、それらの
定電流回路の定電流値は、全て等しい値(I2 )である
としている。また、定電流回路の数を増やしたのに伴
い、デコーダ3への光強度変調信号端子18を増設して
いる点が異なる。
【0039】図10は、第2の実施例によるレーザ駆動
電流の設定の仕方をレーザ特性の図で説明する図であ
る。これは、光出力P1 とP2 との間で光強度を更に小
刻みに変調することが出来るよう、定電流回路の数を増
やしたものである。符号は、図2のものに対応してい
る。P3 ,P4 は光出力であり、I12はI1 よりI2
差し引いた電流、I23はI12よりI2 を差し引いた電
流、I34はI23よりI2 を差し引いた電流である。ま
た、V12はI12を設定する時に使用する基準値,V23
23を設定する時に使用する基準値,V34はI34を設定
する時に使用する基準値である。
【0040】第2の実施例では、最初に、スイッチング
回路7をオンし、スイッチング回路6−1〜6−3を全
てオフにしておいて、電流I1 を設定する。次に、その
状態から、スイッチング回路6−1〜6−3の内の1つ
だけ(例、スイッチング回路6−1)をオンにして、電
流I12を設定する。
【0041】以後、オンにするスイッチング回路を1つ
づつ増やしていって、各定電流値を設定する。設定した
各定電流がレーザダイオード9に流れると、光出力
1 ,P3 ,P4 ,P2 が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明では、半導体レ
ーザ駆動装置に含まれる定電流回路の電流を設定するの
に、最初に設定する定電流は、定電流回路に対応して設
けられているDA変換器へのディジタル入力値を逐次増
加し、所望値に到達させることによって設定する。しか
し、他の定電流は、先に設定した電流値より出発し、定
電流回路に対応して設けられているDA変換器へのディ
ジタル入力値の上位ビットより、試行錯誤的に順次値を
定めることにより設定する。
【0043】そのため、最初の定電流以外の定電流を設
定するには、先に設定した定電流との差分だけ電流値を
変化させればよいわけであるが、各定電流は、いずれも
レーザ発光領域L2 の範囲内にあるから、各定電流値間
の差分は小であり、0から逐次増加して設定するのに比
べて、早く目標の電流値に到達せしめることが出来る。
しかも、DA変換器へ入力するディジタル値のビット値
を決める試行錯誤の回数は、ビットの数と同じ回数であ
るので、設定に要する時間は、逐次変化して設定するよ
りも短くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す図
【図2】 第1の実施例によるレーザ駆動電流の設定の
仕方をレーザ特性の図で説明する図
【図3】 第1の実施例でのレーザ駆動電流の設定の仕
方を説明するフローチャート
【図4】 定電流回路とスイッチング回路の構成例を示
す図
【図5】 従来の半導体レーザ駆動装置を示す図
【図6】 従来のレーザ駆動電流の設定の仕方をレーザ
特性の図で説明する図
【図7】 従来例におけるレーザ駆動電流の設定過程を
示す図
【図8】 本発明におけるレーザ駆動電流の設定過程を
示す図
【図9】 本発明の第2の実施例を示す図
【図10】 第2の実施例によるレーザ駆動電流の設定
の仕方をレーザ特性の図で説明する図
【符号の説明】
1,2…光強度変調信号端子、3…デコーダ、4…全ス
イッチング信号、5…定電流回路、5−1〜5−3…定
電流回路、6,7,6−1〜6−3…スイッチング回
路、8…定電流回路、9…レーザダイオード、10…モ
ニタ用フォトダイオード、11…可変抵抗器、12…マ
イクロプロセッサ、13〜15…DA変換器、16…比
較器、17…未設定ビット数カウンタ、18…光強度変
調信号端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のDA変換器からの出力によって第
    1の定電流が設定される第1の定電流回路と、該第1の
    定電流回路に直列接続された第1のスイッチング回路
    と、第2のDA変換器からの出力によって第2の定電流
    が設定される第2の定電流回路と、該第2の定電流回路
    に直列接続された第2のスイッチング回路と、第1,第
    2のスイッチング回路がオンされた時には第1の定電流
    から第2の定電流を差し引いた電流がレーザダイオード
    の駆動電流とされるよう接続する接続手段と、該レーザ
    ダイオードの光出力をモニタするモニタ用フォトダイオ
    ードと、モニタ値と基準値とを比較する比較器と、前記
    レーザダイオードに対する光強度変調信号が入力され、
    出力により前記第1,第2のスイッチング回路を制御し
    てレーザダイオードに流す電流を決めるデコーダと、全
    体の動作を制御するマイクロプロセッサとを具えた半導
    体レーザ駆動装置において、前記第1の定電流回路は、
    前記第1のDA変換器へのディジタル入力値を逐次増加
    することによって得られる出力に基づいて電流が設定さ
    れる回路であり、前記第2の定電流回路は、前記第1の
    定電流回路の電流設定後に、前記第2のDA変換器への
    ディジタル入力値を上位ビットより適宜決めてゆくこと
    によって電流が設定される回路であることを特徴とする
    半導体レーザ駆動装置。
  2. 【請求項2】 第2の定電流回路と第2のスイッチング
    回路の代わりに、複数個の定電流回路とそれらに対応し
    た複数個のスイッチング回路とにより構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動装置。
JP11412593A 1993-04-16 1993-04-16 半導体レーザ駆動装置 Pending JPH06302883A (ja)

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