JP2002134830A - 半導体レーザ光量制御回路 - Google Patents

半導体レーザ光量制御回路

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JP2002134830A
JP2002134830A JP2000324536A JP2000324536A JP2002134830A JP 2002134830 A JP2002134830 A JP 2002134830A JP 2000324536 A JP2000324536 A JP 2000324536A JP 2000324536 A JP2000324536 A JP 2000324536A JP 2002134830 A JP2002134830 A JP 2002134830A
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Masanobu Omura
昌伸 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタ電流の絶対値が非常にばらついても、
モニタ電流のランクによって抵抗を取り替える必要がな
い半導体レーザ光量制御回路を提供する。 【解決手段】 電圧バッファと抵抗の直列構造の固定イ
ンピーダンス回路108と、外部制御信号で動作制御す
る電圧バッファと抵抗の直列構造をn個並列接続した可
変インピーダンス回路109とを有し、基準電圧Vr1
を固定インピーダンス回路を介してコンパレータ回路1
01の入力Aに入力し、所望の光量に相当する基準電圧
Vcを可変インピーダンス回路を介してコンパレータ回
路の入力Bに入力する。レーザダイオード105の光量
をモニタするフォトダイオード106の出力をコンパレ
ータ回路の入力Bに入力し、コンパレータ回路の出力に
応じてレーザダイオードの駆動電流を決定し、制御す
る。外部制御信号S1〜S8によって可変インピーダン
ス回路の抵抗値をR×(1/2)nで可変させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
のような半導体レーザの出力光を所望の光量値に制御す
る半導体レーザ光量制御回路に関し、特にレーザビーム
プリンタやデジタル複写機等に好適な半導体レーザ光量
制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のレーザダイオード駆動回路
(半導体レーザ光量制御回路)の構成例を示す。同図に
おいて、101はコンパレータ回路、102はサンプル
ホールド回路、103は電流増幅回路、104はスイッ
チング回路、105はレーザダイオード、106はフォ
トダイオード、107はモニタ抵抗である。
【0003】従来のレーザダイオード駆動回路では、サ
ンプルホールド回路102がサンプリング状態にあると
き、レーザダイオード105から出力された光をフォト
ダイオード106にて検出し、フォトダイオード106
から出力される電流(以下、モニタ電流という)をモニ
タ抵抗Rmに流して、モニタ電圧Vmに変換し、次段の
コンパレータ回路101にて第1の基準電圧Vr1とそ
のモニタ電圧Vmとを比較し、その比較結果である出力
電圧(誤差電圧)Verrを発生させ、この電圧Ver
rをサンプルホールド回路102に入力し、そのサンプ
ルホールド回路102の出力電圧Vshを電流増幅回路
103に入力する。
【0004】電流増幅回路103は、第2の基準電圧V
r2と上記電圧Vshの電位差に応じた駆動電流Idr
vを出力する。この駆動電流Idrvを電流スイッチン
グ回路104を介してレーザダイオード105に供給す
ることで、レーザダイオード105の駆動電流Idrv
を制御し、決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のAPC回路(自動光量制御回路)は、以下
に示すような課題をもっている。
【0006】すなわち、比較的小パワー(5〜10mW
級品)の半導体レーザのモニタ電流は、約数倍程度のバ
ラツキ幅を持っているのに対し、比較的大パワー(30
mW級品)の半導体レーザのモニタ電流は、数十倍〜百
倍程度のバラツキ幅を持っている。
【0007】このようなバラツキ幅の大きい半導体レー
ザを使用し、光量を設定する際、従来のように抵抗を用
いて光量設定を行うには、モニタ電流の大きさのランク
(等級)によって、抵抗値を変える必要があり、さら
に、抵抗値を変えるときは、半導体レーザを破壊させな
いように、発光量が小さく制御できる方から順々に変え
る必要があり、これは運用上非常に難しいことである。
【0008】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、モニタ
電流の絶対値が非常にばらついても、モニタ電流の絶対
値のバラツキを十分吸収することで、モニタ電流のラン
クによって抵抗を取り替える必要がなく、光量設定の運
用が容易になり、さらには消灯時の電流を的確に制御す
ることで、十分な高速性を持つ半導体レーザ光量制御回
路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の半導体レーザ光量制御回路の発明
は、電圧バッファと抵抗の直列構造の第1のインピーダ
ンス回路と、外部制御信号で動作制御する電圧バッファ
と抵抗の直列構造を複数n(nは正の整数)個並列接続
した第2のインピーダンス回路と、第1の基準電圧V1
を前記第1のインピーダンス回路を介して一方の入力端
Aに入力し、所望の光量に相当する第2の基準電圧V2
を前記第2のインピーダンス回路を介して他方の入力端
Bに入力し、かつ半導体レーザの出力光量を検出する光
量検出回路の出力を前記他方の入力端Bに入力する電圧
比較回路とを有し、該電圧比較回路の出力結果に応じて
前記半導体レーザの駆動電流を決定し、該半導体レーザ
の発光動作を制御し、かつ前記外部制御信号により前記
第2のインピーダンス回路のインピーダンス値を可変に
させることを特徴とする。
【0010】ここで、前記外部制御信号により、前記第
2のインピーダンス回路のインピーダンス値を、
【0011】
【数5】R×(1/2)n で可変にさせることを特徴とすることができる。
【0012】また、前記第2のインピーダンス回路は、
1番目の抵抗値をRとし、n番目の抵抗値を
【0013】
【数6】R/(n−1) (ただしn≧2とする) とし、前記電圧バッファは、前記外部制御信号により出
力をフローティングにすることができることを特徴とす
ることができる。
【0014】上記目的を達成するため、請求項4に記載
の半導体レーザ光量制御回路の発明は、第1の基準電圧
V1を第1のインピーダンス回路を介して第1の電圧比
較回路の一方の入力端Aに入力し、所望の光量に相当す
る第2の基準電圧V2を第2のインピーダンス回路を介
して前記第1の電圧比較回路の他方の入力端Bに入力
し、半導体レーザの出力光量を検出する光量検出回路の
出力を前記第1の電圧比較回路の前記他方の入力端Bに
入力し、前記第1の電圧比較回路の出力結果に応じて前
記半導体レーザの駆動電流I1を決定し、該半導体レー
ザの発光光量を所望の光量に制御する第1の電流発生回
路と、前記第1の基準電圧V1を第3のインピーダンス
回路を介して第2の電圧比較回路の一方の入力端Cに入
力し、前記第2の基準電圧V2を第4のインピーダンス
回路を介して前記第2の電圧比較回路の他方の入力端D
に入力し、前記光検出回路の出力を電流増幅回路を介し
て前記第2の電圧比較回路の他方の入力端Dに接続し、
前記第2の電圧比較回路の出力結果に応じて前記所望の
光量の1/m(mは正の整数)を制御する第2の電流発
生回路と、前記第2の電流発生回路の出力電流から前記
半導体レーザの発光しきい値電流I2を算出する第1の
電流演算回路と、前記第1の電流発生回路の出力電流I
1から前記第1の電流演算回路の出力電流I2を減じた
電流I3を前記半導体レーザに供給する半導体レーザ駆
動回路とを有し、前記第2のインピーダンス回路のイン
ピーダンス値と前記第4のインピーダンス回路のインピ
ーダンス値を、外部制御信号によって可変にさせること
を特徴とする。
【0015】ここで、前記前記第2のインピーダンス回
路と前記第4のインピーダンス回路は、それぞれ外部制
御信号で動作制御する電圧バッファと抵抗の直列構造を
複数n(nは正の整数)個並列接続した構成を有し、該
外部制御信号により該第2のインピーダンス回路と該第
4のインピーダンス回路のそれぞれのインピーダンス値
を、
【0016】
【数7】R×(1/2)n で可変にさせることを特徴とすることができる。
【0017】また、前記前記第2のインピーダンス回路
と前記第4のインピーダンス回路は、それぞれ1番目の
抵抗値をRとし、n番目の抵抗値を
【0018】
【数8】R/(n−1) (ただしn≧2とする) とし、前記電圧バッファは、前記外部制御信号により出
力をフローティングにすることができることを特徴とす
ることができる。
【0019】また、前記1/mは1/4であることを特
徴とすることができる。
【0020】また、前記半導体レーザがレーザダイオー
ドであることを特徴とすることができる。
【0021】また、前記半導体レーザ光量制御回路を有
する記録装置を特徴とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0023】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態におけるレーザダイオード駆動回路の構成を
示す。同図において、101はコンパレータ回路、10
2はサンプルホールド回路、103は電流増幅回路、1
04はスイッチング回路、105はレーザダイオード、
106はフォトダイオードであり、これらの構成要素の
接続関係と機能および信号の流れは図5で上述した従来
例とほぼ同様である。108は本発明を適用した固定イ
ンピーダンス回路、109は本発明を適用した可変イン
ピーダンス回路である。
【0024】固定インピーダンス回路108は、基準電
圧Vr1を入力とする電圧バッファに抵抗値Rの抵抗が
直列に接続されており、この抵抗の他端はコンパレータ
回路101のマイナス(−)入力端に接続されている。
【0025】可変インピーダンス回路109は、所望の
光量に設定する電圧Vcを入力とする電圧バッファと抵
抗の直列接続を、8bit(ビット)のDAC(デジタ
ルアナログ変換器)を考慮して、8個並列に接続された
構成になっており、その出力は、コンパレータ回路10
1のプラス(+)入力端に接続されている。
【0026】可変インピーダンス回路109の電圧バッ
ファに接続されている抵抗値は、1番目をRとし、2番
目以上のn番目は、
【0027】
【数9】R/(n−1) …
(1) (ただしn≧2とする) となる。
【0028】そして、外部制御信号S1〜S8により可
変インピーダンス回路109のインピーダンス値を
【0029】
【数10】R×(1/2)n
(2) で可変にする。
【0030】これにより、可変インピーダンス回路10
9で与えられる抵抗値を非常に広範囲に変化させること
ができ、モニタ電流の絶対値のバラツキを十分吸収でき
る。例えば、n=8の場合、可変インピーダンス回路の
抵抗値は、RからR/128まで変化させることができ
る。
【0031】すなわち、可変インピーダンス回路109
の電圧バッファは制御信号を入力し、その制御信号をS
1からS8とし、DAC等からの制御信号S1〜S8に
より、オン・オフ動作が選択できる。この制御信号によ
り電圧バッファがオフ状態にしたとき、電圧バッファの
出力はフローティング状態になっている。
【0032】フォトダイオード106のカソード側はコ
ンパレータ回路101の+入力端に接続されている。コ
ンパレータ回路101は2つの入力電圧の電位差に応じ
て、出力電圧(誤差電圧)Verrを発生させ、サンプ
ルホールド回路102は電圧Verrを入力し、出力と
してVsh発生させる。電圧Vshは電流増幅回路10
3に入力され、第2の基準電圧Vr2と電圧Vshの電
位差に応じた駆動電流Idrvを出力する。電流Idr
vは電流スイッチング回路104を介してレーザダイオ
ード105に供給され、これにより駆動電流Idrvを
制御し、決定する。
【0033】本実施形態の構成において、制御信号S1
〜S8により可変インピーダンス回路109の電圧バッ
ファの動作を選択する行為は、抵抗値を可変している行
為に相当し、例えば、制御信号S1により動作する電圧
バッファのみ選択した場合の抵抗値はRとなり、また、
全ての電圧バッファを選択した場合の抵抗値はR/12
8となる。
【0034】したがって、フォトダイオード106のモ
ニタ電流の絶対値が非常にばらついたとしても、制御信
号S1〜S8により可変インピーダンス回路109の電
圧バッファを選択することで、抵抗を変える必要がなく
なり、光量設定の運用が容易になる。
【0035】また、所望の光量を設定する電圧Vcに
は、可変抵抗によるアナログ電圧、あるいは、DAC等
を用いたデジタル電圧のどちらの方法でも与えることが
可能である。
【0036】(第2の実施形態)上述の本発明の第1の
実施形態では、レーザダイオード105のアノードから
電流を供給するタイプを使用した場合の構成を示した。
【0037】これに対し、図2は、本発明の第2の実施
形態として、レーザダイオード105のカソードから電
流を供給するタイプを使用した場合の構成例を示す。即
ち、スイッチング回路104はレーザダイオートのカソ
ード側に接続している。
【0038】そして、これに対応するため、図2に示す
ように、固定インピーダンス回路108の抵抗はコンパ
レータ回路101の−入力端に接続されており、可変イ
ンピーダンス回路109の抵抗はコンパレータ回路10
1の+入力端に接続されており、フォトダイオード10
6のアノード側はコンパレータ回路101の−入力端に
接続されている。このように、本実施形態における構成
は、コンパレータ回路101に入力される信号が第1の
実施形態とは逆になっていることを除けば、回路構成も
その作用も全く同じであり、よってその説明は省略す
る。
【0039】したがって、本実施形態でも、第1の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0040】(第3の実施形態)上述した本発明の第1
の実施形態,および第2の実施形態では、駆動電流その
ものがスイッチング電流であり、そのためレーザダイオ
ード105に特有な発光遅延が大きくなり、その結果と
して十分な高速性を確保できないという課題が発生す
る。この課題を解決するにあたり、駆動電流にバイアス
電流を印加することが考えられるが、レーザダイオード
105のしきい値電流は、製造された時点で既にバラツ
キを持っており、さらに、動作温度によっても変動す
る。したがって、十分な高速性を確保するには、消灯時
の駆動電流を制御する必要がある。
【0041】図3は、上記のような課題を解決する本発
明の第3の実施形態におけるレーザダイオード駆動回路
の構成を示す。本実施形態では、以下に説明するよう
に、第1実施形態と同様にして所望の光量を得る為に必
要な電流Imaxを決定した後、電流Imaxを供給し
た状態で所望の25%光量Po/4を実現する為に必要
な電流を測定し、その測定値からしきい値電流Ipoを
算出し、この算出したしきい値電流Ipoにオフセット
電流Ixを加算した電流Ipを電流Imaxから減算し
た電流(Imax−Ip)を、データによる変調時にお
けるパルス電流としている。
【0042】同図において、101は第1のコンパレー
タ回路、102は第1のサンプルホールド回路、103
は第1の電流増幅回路、104は第1のスイッチング回
路、105はレーザダイオード、106はフォトダイオ
ード、108は第1の固定インピーダンス回路、109
は第1の可変インピーダンス回路である。201は第2
のコンパレータ回路、202は第2のサンプルホールド
回路、203は第2の電流増幅回路、204は第3の電
流増幅回路、205は第2のスイッチング回路、206
は第4の電流増幅回路である。208は第2の固定イン
ピーダンス回路、209は第2の可変インピーダンス回
路である。
【0043】第1の固定インピーダンス回路108と第
2の固定インピーダンス回路208は、第1の実施形態
で説明した図1の固定インピーダンス回路108と同じ
回路構造をしており、また第1の可変インピーダンス回
路109と第2の可変インピーダンス回路209も、第
1の実施形態で説明した図1の可変インピーダンス回路
109と同じ回路構成をしている。
【0044】第1のコンパレータ回路101の−入力端
には、第1の基準電圧Vr1を入力とする第1の固定イ
ンピーダンス回路108の出力端が接続されており、第
1のコンパレータ回路101の+入力端には所望の光量
に設定する電圧Vcを入力とする第1の可変インピーダ
ンス回路109の出力端とフォトダイオード106の出
力端とが接続されている。第1のコンパレータ回路10
1は、2つの入力電圧を比較し、電圧Verr1を第1
のサンプルホールド回路102へ出力する。第1のサン
プルホールド回路102は入力電圧Verr1に基づい
て電圧Vsh1を第1の電流増幅回路103へ出力す
る。第1のサンプルホールド回路102に入力される制
御信号をON−APCとする。
【0045】同様に、第2のコンパレータ回路201の
−入力端には、第1の基準電圧Vr1を入力とする第2
の固定インピーダンス回路208の出力端が接続されて
おり、第2のコンパレータ回路201の+入力には所望
の光量に設定する電圧Vcを入力とする第2の可変イン
ピーダンス回路209とフォトダイオード106の出力
を入力とする第4の電流増幅回路206の出力端が接続
されている。第2のコンパレータ回路201は、2つの
入力電圧を比較して、電圧Verr2を第2のサンプル
ホールド回路202へ出力する。第2のサンプルホール
ド回路202は入力電圧Verr2に基づいて電圧Vs
h2を第2の電流増幅回路203へ出力する。第2のサ
ンプルホールド回路202に入力される制御信号をOF
F−APCとする。
【0046】第2の電流増幅回路203の出力は、第3
の電流増幅回路204に入力され、この第3の電流増幅
回路204には、制御信号としてOFF−APCが入力
されている。第3の電流増幅回路204は、第2のサン
プルホールド回路202がサンプリング状態にあるとき
には、その出力ゲインを3/4とし、第2のサンプルホ
ールド回路202がホールド状態にあるときには、その
出力ゲインを1とする。
【0047】第3の電流増幅回路204の出力電流と、
第2のスイッチング回路205を介して出力されるオフ
セット電流と称する電流Ixとを加算して、その加算結
果を第1のスイッチング回路104に入力する。第2の
スイッチング回路205は、第2のサンプルホールド回
路202がサンプリング状態にあるときOFF状態とな
り、第2のサンプルホールド回路202がホールド状態
にあるときON状態となる。
【0048】レーザダイオード105には、第1の電流
増幅回路103の出力電流Imaxから第1のスイッチ
ング回路104の出力電流Ipを減じた電流が供給され
る。
【0049】本実施形態の構成で、第1の実施形態と同
様に、モニタ電流のランク分けを、第1と第2の可変イ
ンピーダンス回路109、209への制御信号S1〜S
8を選択することで可能となり、電圧Vcに所望の光量
に相当する電圧を与えることで光量を設定することがで
きる。
【0050】図4は、本実施形態における駆動電流の時
間変化を示し、図面上方のグラフの縦軸は発光強度、横
軸は駆動電流であり、図面下方のタイミングチャートの
縦軸は時間、横軸は駆動電流である。
【0051】時間t1〜t2の間では、所望の100%
光量を実現する為に必要な電流Imaxを決定する。こ
の時、第1のスイッチング回路はOFF状態になってお
り電流Imaxを減じる電流Ipはない。
【0052】時間t2〜t3の間では、電流Imaxを
供給した状態で所望の25%光量を実現する為に必要な
電流(Imax−In)を減じて、しきい値電流を算出
するに必要な電流Ipoを次式(3)により決定する。
【0053】
【数11】 Ipo=(3/4)×(Imax−In) …(3) この時、第1のスイッチング回路104はON状態、第
3の電流増幅回路204のゲインは3/4、第2のスイ
ッチング回路205はOFF状態である。
【0054】時間t3〜t4の間では、第3の電流増幅
回路204のゲインを1にし、第2のスイッチング回路
205をON状態にし、パルス電流Ipを次式(4)に
より決定する。
【0055】
【数12】 Ip=Ipo+Ix …(4) 時間t4以降は、データに応じた光パルス変調(発光時
の電流はImax,消灯時の電流はImax−Ip)が
行われる。
【0056】本実施形態を用いることで、モニタ電流が
非常にばらついたとしても、モニタ電流のランクに応じ
た抵抗の変更を必要とせず、また、高速性に十分対応し
た消灯時の電流制御も安定に行える。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果が得られる。 (1) 本発明の第1の態様によれば、モニタ電流が非
常にばらついたとしても、オン・オフ動作選択可能な電
圧バッファと抵抗とで構成される可変インピーダンス回
路により、そのモニタ電流のバラツキを吸収するので、
モニタ電流のランクに応じて抵抗を変える必要がなく、
光量設定の運用が容易なレーザダイオード駆動回路が実
現できる。 (2) 本発明の第2の態様によれば、第1の形態と同
様な効果を得ることができ、さらに、消灯時の電流を制
御することで、十分な高速性を持つレーザダイオード駆
動回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のレーザダイオード駆
動回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態のレーザダイオード駆
動回路の構成示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施形態のレーザダイオード駆
動回路の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施形態における駆動電流の時
間変化を示すグラフおよびタイミングチャートである。
【図5】従来のレーザダイオード駆動回路の構成例を示
す回路図である。
【符号の説明】
101,201 コンパレータ回路 102,202 サンプルホールド回路 103,203 電流増幅回路 104,205 スイッチング回路 105 レーザダイオード 106 フォトダイオード 107 モニタ抵抗 108,208 固定インピーダンス回路 109,209 可変インピーダンス回路 204,304 電流増幅回路 206 電流増幅回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧バッファと抵抗の直列構造の第1の
    インピーダンス回路と、 外部制御信号で動作制御する電圧バッファと抵抗の直列
    構造を複数n(nは正の整数)個並列接続した第2のイ
    ンピーダンス回路と、 第1の基準電圧V1を前記第1のインピーダンス回路を
    介して一方の入力端Aに入力し、所望の光量に相当する
    第2の基準電圧V2を前記第2のインピーダンス回路を
    介して他方の入力端Bに入力し、かつ半導体レーザの出
    力光量を検出する光量検出回路の出力を前記他方の入力
    端Bに入力する電圧比較回路とを有し、 該電圧比較回路の出力結果に応じて前記半導体レーザの
    駆動電流を決定し、該半導体レーザの発光動作を制御
    し、かつ前記外部制御信号により前記第2のインピーダ
    ンス回路のインピーダンス値を可変にさせることを特徴
    とする半導体レーザ光量制御回路。
  2. 【請求項2】 前記外部制御信号により、前記第2のイ
    ンピーダンス回路のインピーダンス値を、 【数1】R×(1/2)n で可変にさせることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体レーザ光量制御回路。
  3. 【請求項3】 前記第2のインピーダンス回路は、1番
    目の抵抗値をRとし、n番目の抵抗値を 【数2】R/(n−1) (ただしn≧2とする) とし、前記電圧バッファは、前記外部制御信号により出
    力をフローティングにすることができることを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体レーザ光量制御回路。
  4. 【請求項4】 第1の基準電圧V1を第1のインピーダ
    ンス回路を介して第1の電圧比較回路の一方の入力端A
    に入力し、所望の光量に相当する第2の基準電圧V2を
    第2のインピーダンス回路を介して前記第1の電圧比較
    回路の他方の入力端Bに入力し、半導体レーザの出力光
    量を検出する光量検出回路の出力を前記第1の電圧比較
    回路の前記他方の入力端Bに入力し、前記第1の電圧比
    較回路の出力結果に応じて前記半導体レーザの駆動電流
    I1を決定し、該半導体レーザの発光光量を所望の光量
    に制御する第1の電流発生回路と、 前記第1の基準電圧V1を第3のインピーダンス回路を
    介して第2の電圧比較回路の一方の入力端Cに入力し、
    前記第2の基準電圧V2を第4のインピーダンス回路を
    介して前記第2の電圧比較回路の他方の入力端Dに入力
    し、前記光検出回路の出力を電流増幅回路を介して前記
    第2の電圧比較回路の他方の入力端Dに接続し、前記第
    2の電圧比較回路の出力結果に応じて前記所望の光量の
    1/m(mは正の整数)を制御する第2の電流発生回路
    と、 前記第2の電流発生回路の出力電流から前記半導体レー
    ザの発光しきい値電流I2を算出する第1の電流演算回
    路と、 前記第1の電流発生回路の出力電流I1から前記第1の
    電流演算回路の出力電流I2を減じた電流I3を前記半
    導体レーザに供給する半導体レーザ駆動回路とを有し、 前記第2のインピーダンス回路のインピーダンス値と前
    記第4のインピーダンス回路のインピーダンス値を、外
    部制御信号によって可変にさせることを特徴とする半導
    体レーザ光量制御回路。
  5. 【請求項5】 前記前記第2のインピーダンス回路と前
    記第4のインピーダンス回路は、それぞれ外部制御信号
    で動作制御する電圧バッファと抵抗の直列構造を複数n
    (nは正の整数)個並列接続した構成を有し、 該外部制御信号により該第2のインピーダンス回路と該
    第4のインピーダンス回路のそれぞれのインピーダンス
    値を、 【数3】R×(1/2)n で可変にさせることを特徴とする請求項4に記載の半導
    体レーザ光量制御回路。
  6. 【請求項6】 前記前記第2のインピーダンス回路と前
    記第4のインピーダンス回路は、それぞれ 1番目の抵抗値をRとし、n番目の抵抗値を 【数4】R/(n−1) (ただしn≧2とする) とし、前記電圧バッファは、前記外部制御信号により出
    力をフローティングにすることができることを特徴とす
    る請求項5に記載の半導体レーザ光量制御回路。
  7. 【請求項7】 前記1/mは1/4であることを特徴と
    する請求項4ないし6のいずれかに記載の半導体レーザ
    光量制御回路。
  8. 【請求項8】 前記半導体レーザがレーザダイオードで
    あることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記
    載の半導体レーザ光量制御回路。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の半
    導体レーザ光量制御回路を有することを特徴とする記録
    装置。
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