JPH06302808A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06302808A
JPH06302808A JP5084344A JP8434493A JPH06302808A JP H06302808 A JPH06302808 A JP H06302808A JP 5084344 A JP5084344 A JP 5084344A JP 8434493 A JP8434493 A JP 8434493A JP H06302808 A JPH06302808 A JP H06302808A
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JP
Japan
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conductivity
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type base
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JP5084344A
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English (en)
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Masanori Inuta
昌功 乾田
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子内部にサージエネルギー吸収部を設け
て、サージ耐量を向上させるとともに装置全体の小型化
が図れるようにする。 【構成】 P+ 型アノード領域11の上部に設けられた
低不純物濃度のN- 型ベース領域12の上層に、所定間
隔でP+ 型ゲート領域14と、該ゲート領域14の間に
+ 型カソード領域16を設ける。さらに、該ゲート領
域14とは分離さ該ゲート領域14よりも深い深度のP
+ 型分離領域4を設け、カソード電極37によりN+
カソード領域16と電気的に接続する。N- 型ベース領
域12の層厚は、素子のアバランシェ破壊耐圧以下の電
圧でP+ 型アノード領域11とP+型分離領域4とがパ
ンチスルーする厚さに形成する。そのため素子のアバラ
ンシェ破壊電圧に達する前に、P+ 型アノード領域11
とP+ 型分離領域4との間でパンチスルーが起こり、サ
ージ電圧に基づくエネルギーは吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、特
には、半導体チップにパンチスルーダイオードが設けら
れて、サージ耐量が改善されるとともに装置全体の小型
化が図られた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のサイリスタ装置を構成す
る半導体チップの内部構造を示す断面図である。
【0003】同図に示すように、従来のサイリスタ装置
を構成する半導体チップ40は、アノード領域となるP
+ 型シリコン基板41と該P+ 型シリコン基板41の上
方に設けられたN- 型ベース領域42を母体にして構成
されている。
【0004】そして、N- 型ベース領域42の上方に
は、その表面を酸化して設けられるフィールド酸化膜
(SiO2 )43が形成されている。このフィールド酸
化膜43の形成と除去とを繰り返しながらN- 型ベース
領域42の上層には、P+ 型ゲート領域44,44が拡
散形成され、該P+ 型ゲート領域44,44の間にはそ
れより浅い深度でP- 型チャネル領域45が拡散形成さ
れている。また、P- 型チャネル領域45の上層には、
+ 型カソード領域46が拡散形成されている。
【0005】さらに、上記各種半導体領域が形成された
半導体チップ40の上層には、真空蒸着等の手法によ
り、フィールド酸化膜43の開口部から露出するN+
カソード領域46の表面及びその周辺部に対して、例え
ばアルミニウムを用いカソード電極47が設置されてい
る。
【0006】尚、P+ 型ゲート領域44に接続するゲー
ト電極は特には図示されていない。さらに、P+ 型アノ
ード領域41の裏面一帯にも、上例と同様の真空蒸着等
の手法によりアノード電極48が設置されており、これ
によりサイリスタとしての機能を具備する半導体チップ
40が得られることになる。
【0007】上記従来構成のサイリスタ装置において
は、サージ等の過電圧から素子を保護するため、外付け
の保護回路の設置が必要とされていた。図5は、実使用
に供される場合の、保護回路が設置された従来のサイリ
スタ装置の等価回路である。
【0008】同図に示すように、サイリスタ装置40の
アノードAとカソードK間にはダイオード51と抵抗5
2との並列接続に容量53が直列接続された外付けの保
護回路であるスナバ回路が接続されていた。
【0009】上記図4及び図5に示した従来構成におい
て、カソード電極47は通常接地されている。そして、
ターンオフ時、アノード電極48には電源電圧と、アノ
ード電極48に接続される外部回路のインダクタンスL
による〔L(di/dt)〕というサージ電圧が加わ
る。尚、iは負荷に流れている電流である。
【0010】この場合、上記従来構成のようなサージエ
ネルギー吸収能力をもたないサイリスタ装置において
は、アノード電極48に加わるサージ電圧が素子のアバ
ランシェ耐量を超えると、該サイリスタ装置は破壊して
しまう。
【0011】この素子破壊を防止するため、図5の等価
回路にも示されるように、保護回路として外付けでスナ
バ回路を設けて、サージエネルギーの吸収を図ってい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のサイリスタ装置においては、外付けで上記スナバ回
路のような保護回路の設置が必要であったため、装置全
体が大型化し、近年の半導体装置の小型化の要請に反す
る結果となっていた。
【0013】また、サージエネルギー吸収能力を向上さ
せるためには、スナバ回路をサイリスタ素子の近傍に設
置する必要があり、このため装置設計上及び組立上の制
約が課され、この点からも問題となっていた。
【0014】本発明は、こうした実情に鑑みなされたも
のであり、その課題は、素子内部にサージ吸収部を設け
て、サージ耐量を向上させるとともに、装置全体の小型
化が図られるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1導電型のアノード領域の上部に設けられた低不純物
濃度の第2導電型のベース領域と、該ベース領域の上層
に所定間隔で形成された第1導電型のゲート領域と、該
ゲート領域間に該ゲート領域よりも浅い深度で形成され
た第2導電型のカソード領域とを備えた半導体装置にお
いて、前記ベース領域の上層に、前記カソード領域と配
線により電気的に接続され、前記ゲート領域より深い深
度で該ゲート領域とは分離されて形成された第1導電型
の分離領域を有し、前記ベース領域の層厚は、素子のア
バランシェ破壊耐圧以下の電圧で前記アノード領域と前
記分離領域とがパンチスルーする厚さに形成されたこと
を特徴とする。
【0016】また、請求項3記載の発明は、第1導電型
のエミッタ領域の上部に設けられた低不純物濃度の第2
導電型のベース領域と、該第2導電型のベース領域の上
層に形成された第1導電型のベース領域と、該第1導電
型のベース領域の上層に形成された第2導電型のエミッ
タ領域とを備えた半導体装置において、前記第2導電型
のベース領域の上層に、前記第2導電型のエミッタ領域
と配線により電気的に接続され、前記第1導電型のベー
ス領域より深い深度で該第1導電型のベース領域とは分
離されて形成された第1導電型の分離領域を有し、前記
第2導電型のベース領域の層厚は、素子のアバランシェ
破壊耐圧以下の電圧で前記第1導電型のエミッタ領域と
前記第1導電型の分離領域とがパンチスルーする厚さに
形成されたことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明においては、ターンオフ
時、ゲート領域及び分離領域から空乏層がベース領域内
をアノード領域側に拡がって行く。
【0018】しかし、分離領域の拡散深さは、ゲート領
域の拡散深さより深く形成され、ベース領域の層厚は素
子のアバランシェ破壊耐圧以下の電圧でアノード領域と
分離領域とがパンチスルーする厚さに形成されている。
【0019】そのため、素子のアバランシェ破壊電圧に
達する前に、アノード領域と分離領域との間でパンチス
ルーが起こり、サージ電圧に基づくエネルギーは吸収さ
れる。よって、素子破壊は起こらず、または起きにくく
なる。
【0020】請求項3記載の発明においては、ターンオ
フ時、第1導電型のベース領域及び分離領域から空乏層
が第2導電型のベース領域内を第1導電型のエミッタ領
域側に拡がって行く。
【0021】しかし、分離領域の拡散深さは第1導電型
のベース領域の拡散深さより深く形成され、第2導電型
のベース領域の層厚は素子のアバランシェ破壊耐圧以下
の電圧で第1導電型のエミッタ領域と分離領域がパンチ
スルーする厚さに形成されている。
【0022】そのため、素子のアバランシェ破壊電圧に
達する前に、第1導電型のエミッタ領域と分離領域との
間でパンチスルーが起こり、サージ電圧に基づくエネル
ギーは吸収される。よって、素子破壊は起こらず、また
は起きにくくなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。先ず、図1は、本発明の第1
の実施例の半導体装置を構成する半導体チップの内部構
造を示す断面図である。尚、本実施例においては、本発
明をサイリスタ装置に適用した場合を例にとり説明す
る。
【0024】同図に示すように、サイリスタ装置を構成
する半導体チップ10は、従来例と同様に、アノード領
域となる高不純物濃度のP+ 型シリコン基板11と、該
+型シリコン基板11の上方に設けられた低不純物濃
度のN- 型ベース領域12とを母体にして構成されてい
る。
【0025】そして、N- 型ベース領域12の上方に
は、その表面を酸化して設けられるフィールド酸化膜
(SiO2 )13が形成されている。該フィールド酸化
膜13の形成と除去とを繰り返しながらN- 型ベース領
域12の上層には、高不純物濃度のP+ 型ゲート領域1
4,14が拡散形成され、該P+ 型ゲート領域14,1
4の間にはそれより浅い深度で低不純物濃度のP- 型チ
ャネル領域15が連続して拡散形成されている。さら
に、N- 型ベース領域12の上層には、上記P+ 型ゲー
ト領域14から分離して、該P+ 型ゲート領域14と同
一不純物を含有して成る高不純物濃度のP+ 型分離領域
4が、該P+ 型ゲート領域14よりも深い深度で拡散形
成されている。
【0026】また、P- 型チャネル領域15の上層に
は、高不純物濃度のN+ 型カソード領域16が拡散形成
されている。ここで、N- 型ベース領域12の層厚は、
半導体チップ10に形成される素子のアバランシェ破壊
耐圧以下の電圧で、P+ 型アノード領域11とP+ 型分
離領域4とがパンチスルーする厚さに形成されている。
【0027】さらに、上記各種半導体領域が形成された
半導体チップ10の上層には、真空蒸着等の手法により
例えばアルミニウムを用い、フィールド酸化膜13のN
+ 型カソード領域16上の開口部とP+ 型分離領域4上
の開口部、及び該開口部間と周辺のフィールド酸化膜1
3を覆ってカソード電極17が設置され、該N+ 型カソ
ード領域16とP+ 型分離領域4とが、電気的に接続さ
れてカソードショート構造となっている。
【0028】尚、P+ 型ゲート領域14に接続されるゲ
ート電極は特には図示されていない。さらに、P+ 型ア
ノード領域11の裏面一帯にも、上例と同様真空蒸着等
の手法によりアノード電極18が設置されており、これ
によりサイリスタとしての機能を具備する半導体チップ
10が得られることになる。
【0029】次に、本実施例の動作を説明する。カソー
ド電極17は通常接地されている。そして、ターンオフ
時、アノード電極18には通常の電源電圧と該アノード
電極18に接続される外部回路のインダクタンスLによ
る〔L(di/dt)〕というサージ電圧が加わる。
尚、iは負荷に流れている電流である。
【0030】このとき、P+ 型ゲート領域14及びP+
型分離領域4から空乏層がN- 型ベース領域12内をP
+ 型アノード領域11側に拡がって行く。しかし、本実
施例ではP+ 型分離領域4の拡散深さはP+ 型ゲート領
域14の拡散深さより深く形成され、またN- 型ベース
領域12の層厚は、半導体チップ10に形成される素子
のアバランシェ破壊耐圧以下の電圧でP+ 型アノード領
域11とP+ 型分離領域4とがパンチスルーする厚さに
形成されている。
【0031】そのため、素子のアバランシェ破壊電圧に
達する前に、P+ 型アノード領域11とP+ 型分離領域
4との間でパンチスルーが起こり、サージ電圧に基づく
エネルギーは該P+ 型分離領域4下方のN- 型ベース領
域12で吸収され、これによる電流はP+ 型分離領域4
からこれに接続されているカソード電極17を経由して
外部に流れ去る。よって、素子破壊は起こらず、または
起きにくくなる。
【0032】このように、本実施例では、素子内部にサ
ージエネルギー吸収部が設けられて、サージ耐量が改善
される。また、サージエネルギーの吸収は空乏層の拡が
りによるもので局所的ではなく広範囲にわたるから、エ
ネルギー吸収効率が良い。
【0033】図2は、本発明の第2の実施例の半導体装
置を構成する半導体チップの内部構造を示す断面図であ
る。尚、本実施例においても、本発明がサイリスタ装置
に適用された場合が例にとられている。
【0034】本第2の実施例における、N+ 型アノード
領域21、P- 型ベース領域22、N+ 型ゲート領域2
4、N+ 型分離領域4′、N- 型チャネル領域25、P
+ 型カソード領域26は、各々、第1の実施例における
+ 型アノード領域11、N - 型ベース領域12、P+
型ゲート領域14、P+ 型分離領域4、P- 型チャネル
領域15、N+ 型カソード領域16に相当し、また、フ
ィールド酸化膜23、カソード電極27′、アノード電
極28は、各々、フィールド酸化膜13、カソード電極
17、アノード電極18に相当する。
【0035】即ち、図1及び図2から明らかなように、
第1の実施例と第2の実施例は、導電型を反対としてい
るのみでその他構成・作用・効果は略同様であるから、
重複説明は省略する。
【0036】図3は、本発明の第3の実施例の半導体装
置を構成する半導体チップの内部構造を示す断面図であ
る。尚、本実施例においては、本発明をGTO装置に適
用した場合を例にとり説明する。
【0037】同図に示すように、GTO装置を構成する
半導体チップ30は、シリコン半導体基板から成る高不
純物濃度のP+ 型エミッタ領域31と該P+ 型エミッタ
領域31の上方に設けられた低不純物濃度のN- 型ベー
ス領域32とを母体にして構成されている。
【0038】そして、N- 型ベース領域32の上方に
は、その表面を酸化して設けられるフィールド酸化膜
(SiO2 )33が形成されている。該フィールド酸化
膜33の形成と除去とを繰り返しながらN- 型ベース領
域32の上方には、中不純物濃度のP型ベース領域34
が形成され、該P型ベース領域34の上層には高不純物
濃度のN+ 型エミッタ領域35が形成されている。
【0039】さらに、N- 型ベース領域32の上層に
は、上記P型ベース領域34から分離して、該P型ベー
ス領域34と同一不純物を含有して成る高不純物濃度の
+ 型(あるいは中不純物濃度のP型)分離領域4″
が、該P型ベース領域34よりも深い深度で形成されて
いる。
【0040】ここで、N- 型ベース領域32の層厚は、
半導体チップ30に形成される素子のアバランシェ破壊
耐圧以下の電圧で、P+ 型エミッタ領域31とP+
(あるいはP型)分離領域4″とがパンチスルーする厚
さに形成されている。
【0041】さらに、上記各種半導体領域が形成された
半導体チップ30の上層には、真空蒸着等の手法により
例えばアルミニウムを用い、フィールド酸化膜33のN
+ 型エミッタ領域36上の開口部と、P+ 型(あるいは
P型)分離領域4″上の開口部、及び該開口部間と周辺
のフィールド酸化膜33を覆ってカソード電極37が設
置され、該N+ 型エミッタ領域36とP+ 型(あるいは
P型)分離領域4″とが電気的に接続されてカソードシ
ョート構造に形成されている。
【0042】尚、P型ベース領域34に接続さるベース
電極は特には図示されていない。さらに、P+ 型エミッ
タ領域31の裏面一帯にも、上例と同様真空蒸着等の手
法によりアノード電極38が設置されており、これによ
りGTOとしての機能を具備する半導体チップ30が得
られることになる。
【0043】本実施例においても、ターンオフ時、アノ
ード電極38に、外部回路のインダクタンスLによる
〔L(di/dt)〕というサージ電圧が加わると、P
+ 型ベース領域31及びP+ 型(あるいはP型)分離領
域4″から空乏層がN- 型ベース領域32内をP+ 型ベ
ース領域31側に拡がって行く。
【0044】しかし、P+ 型(あるいはP型)分離領域
4″の拡散深さはP+ 型ベース領域34の拡散深さより
深く形成され、またN- 型ベース領域32の層厚は、半
導体チップ30に形成される素子のアバランシェ破壊耐
圧以下の電圧でP+ 型エミッタ領域31とP+ 型(ある
いはP型)分離領域4″とがパンチスルーする厚さに形
成されている。
【0045】そのため、素子のアバランシェ破壊電圧に
達する前に、P+ 型エミッタ領域31とP+ 型(あるい
はP型)分離領域4″下方のN- 型ベース領域32で吸
収され、これによる電流はP+ 型(あるいはP型)分離
領域4″からこれに接続されているカソード電極37を
経由して外部に流れ去る。よって、素子破壊は起こら
ず、または起きにくくなる。
【0046】このように、本実施例においても、素子内
部にサージエネルギー吸収部が設けられて、サージ耐量
が改善される。また、サージエネルギーの吸収は空乏層
の拡がりによるもので局所的ではなく広範囲にわたるか
ら、エネルギー吸収効率が良い。
【0047】このとき、従来例のようにサージ吸収能力
を持たないGTO装置において必要とされていた外付け
の保護回路の設置は、本実施例においても不必要とな
る。また、たとえ必要となっても小容量の保護回路の設
置で十分となるから、装置全体を小型化できる。さら
に、部品点数も少なくなり、製造コストも低減され、組
立効率(生産性)も向上される。
【0048】尚、上記実施例において、分離領域4,
4′,4″は、各々ユニットセル毎に形成しても良く、
カソードパッド領域下に形成してもよい。また、図示し
ないが、第3の実施例と導電型を反対としたGTO装置
にも本発明は適用される。
【0049】
【発明の効果】上記のように、請求項1及び請求項3記
載の発明によれば、素子内部にサージエネルギー吸収部
が設けられて、サージ耐量が改善される。また、外付け
の保護回路の設置は不必要となり、必要であっても小容
量の回路で良くなり、装置全体を小型化できる。さら
に、部品点数も少なくなり、製造コストも低減され、組
立効率(生産性)も向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置を構成する
半導体チップの内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の半導体装置を構成する
半導体チップの内部構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の半導体装置を構成する
半導体チップの内部構造を示す断面図である。
【図4】従来のサイリスタ装置を構成する半導体チップ
の内部構造を示す断面図である。
【図5】保護回路が設置された従来のサイリスタ装置の
等価回路である。
【符号の説明】
4 P+ 型分離領域 11 P+ 型アノード領域 12 N- 型ベース領域 14 P+ 型ゲート領域 16 N+ 型カソード領域 4′ N+ 型分離領域 21 N+ 型アノード領域 22 P- 型ベース領域 24 N+ 型ゲート領域 26 P+ 型カソード領域 4″ P+ 型(あるいはP型)分離領域 31 P+ 型エミッタ領域 32 N- 型ベース領域 34 P型ベース領域 36 N+ 型エミッタ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/08 B 9184−5J 17/16 M 9184−5J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のアノード領域の上部に設け
    られた低不純物濃度の第2導電型のベース領域と、該ベ
    ース領域の上層に所定間隔で形成された第1導電型のゲ
    ート領域と、該ゲート領域間に該ゲート領域よりも浅い
    深度で形成された第2導電型のカソード領域とを備えた
    半導体装置において、 前記ベース領域の上層に、前記カソード領域と配線によ
    り電気的に接続され、前記ゲート領域より深い深度で該
    ゲート領域とは分離されて形成された第1導電型の分離
    領域を有し、 前記ベース領域の層厚は、素子のアバランシェ破壊耐圧
    以下の電圧で前記アノード領域と前記分離領域とがパン
    チスルーする厚さに形成されたことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記分離領域は、各ユニットセル毎に、
    またはカソードパッド領域下に形成されたことを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型のエミッタ領域の上部に設け
    られた低不純物濃度の第2導電型のベース領域と、該第
    2導電型のベース領域の上層に形成された第1導電型の
    ベース領域と、該第1導電型のベース領域の上層に形成
    された第2導電型のエミッタ領域とを備えた半導体装置
    において、 前記第2導電型のベース領域の上層に、前記第2導電型
    のエミッタ領域と配線により電気的に接続され、前記第
    1導電型のベース領域より深い深度で該第1導電型のベ
    ース領域とは分離されて形成された第1導電型の分離領
    域を有し、 前記第2導電型のベース領域の層厚は、素子のアバラン
    シェ破壊耐圧以下の電圧で前記第1導電型のエミッタ領
    域と前記第1導電型の分離領域とがパンチスルーする厚
    さに形成されたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記分離領域は、各ユニットセル毎に、
    またはカソードパッド領域下に形成されたことを特徴と
    する請求項3記載の半導体装置。
JP5084344A 1993-04-12 1993-04-12 半導体装置 Withdrawn JPH06302808A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0746029A2 (en) * 1995-06-02 1996-12-04 SILICONIX Incorporated Voltage-clamped power accumulation-mode MOSFET
US10998451B2 (en) 2019-02-15 2021-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba ESD protection diode

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