JPH06302522A - 気相成長方法及び気相成長装置 - Google Patents

気相成長方法及び気相成長装置

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JPH06302522A
JPH06302522A JP8622393A JP8622393A JPH06302522A JP H06302522 A JPH06302522 A JP H06302522A JP 8622393 A JP8622393 A JP 8622393A JP 8622393 A JP8622393 A JP 8622393A JP H06302522 A JPH06302522 A JP H06302522A
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JP
Japan
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flow rate
gas
flow
reaction tube
carrier gas
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Application number
JP8622393A
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English (en)
Inventor
Masashi Nakamura
正志 中村
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Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応管内におけるガスの流れを均一に保ち、
以て均一な成長膜の形成を可能ならしめる気相成長方法
及び気相成長装置を提供する。 【構成】 キャリアガス供給ラインL9に流量制御装置
C9を設け、主供給ラインL10からガス導入口B1,
B2,…に至る各経路に流量制御装置C10,C11,
C12,C13,C14を設け、流量制御装置C10〜
C14と流量制御装置C9との間に制御部16を設け
る。制御部16において、流量制御装置C10〜C14
で検知された各流量を加算して求めたガスの総流量と所
定値とを比較し、前記流量制御装置C9に制御信号を出
力する。その制御信号に基づいて流量制御装置C9が作
動し、キャリアガスの流量が増減する。 【効果】 反応管内に流入するガスの流量を極めて高精
度で常時一定に保つことができるので、反応管内のガス
の流れを均一に保つことが可能となり、基板上に均一な
成長膜を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上にIII−V
族化合物半導体などの薄膜を成長させる気相成長方法及
び気相成長装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板上にIII−V族化合物半
導体などの薄膜を気相成長させる際には、図4に一例と
して示した気相成長装置100が用いられることがあっ
た。同図に示すように、この装置100においては、均
一な薄膜を成長させるために、予め各原料ガスを反応管
11内に流入させる前に混合し、その混合したガスの流
量を一定に保つことにより、反応管11内におけるガス
の流れが均一になるようにしている。即ち、各原料ガス
の供給ラインL1,L2,L3,L4,L5,L6,L
7,L8にマスフローコントローラなどの流量制御装置
C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8を夫
々に設け、各原料ガスの流量を常に一定に制御すること
により、反応管11内への混合ガスの流量(即ち、各原
料ガスの流量の総和)を一定に保つ。そして、反応管1
1に複数のガス導入口(ガス吹出し口)B1,B2,B
3,B4,B5を設けることにより、反応管11内に満
遍なくガスをいきわたらせてガスの流れを均一に保たん
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た気相成長装置100には以下のような問題があること
が本発明者によってあきらかとされた。即ち、各流量制
御装置C1,C2,…に経時劣化が起こり、各原料ガス
の流量に変化が生じる。また、上述した供給ラインL
1,L2,…のうちどのラインを使用するか、或は各原
料ガスをどのラインから供給するかなどにより、各流量
制御装置C1,C2,…の前後における差圧が変化して
各原料ガスの流量が変化する。このような各原料ガス流
量の変化により、反応管11内に流入するガス(各原料
ガス流の総和)の流量に著しい変化が生じ、それによっ
て反応管11内におけるガスの流れが乱れて、均一な成
長膜を得難いというものである。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、反応管内にお
けるガスの流れを均一に保ち、以て均一な成長膜の形成
を可能ならしめる気相成長方法及び気相成長装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、反応管内に流入させるガスの流量を高
精度に制御して経時的な変化をなくすことにより、反応
管内におけるガスの流れを均一に保つことができると考
え、鋭意研究の結果、本発明の完成に至った。即ち、本
発明は、複数の原料ガスを混合してなる混合ガスをキャ
リアガスで輸送して反応管内に導入する際に、反応管に
流入するガスの流量を検知し、その検知した流量に基づ
いて前記キャリアガスの流量を調整することを提供する
ものである。
【0006】具体的に、上述した方法を用いた気相成長
装置の一例を図1に示す。この気相成長装置10におい
ては、気相成長の反応に預からないキャリアガスを反応
管11に供給するキャリアガス供給ラインL9を設け、
この供給ラインL9にマスフローコントローラなどの流
量制御装置(流量調整手段)C9を取り付けている。ま
た、各供給ラインL1,L2,…及びキャリアガス供給
ラインL9を連結してなる主供給ラインL10が分岐し
てガス導入口B1,B2,…に至る各経路に夫々マスフ
ローコントローラなどの流量制御装置(検知手段)C1
0,C11,C12,C13,C14を設けている。さ
らに、それら流量制御装置C10,C11,C12,C
13,C14とキャリアガスの流量制御装置C9との間
に制御部(比較手段)16を設けている。
【0007】即ち、その制御部16において、各流量制
御装置C10,C11,C12,C13,C14で検知
された各流量を加算することにより反応管11内に流入
するガスの総流量を求め、その総流量と予め設定してな
る所定値とを比較し、両者を一致させるようにキャリア
ガスの流量の調整を行なう制御信号を前記流量制御装置
C9に出力するようになっている。そして、その制御信
号に基づいて、キャリアガスの流量制御装置C9が作動
してその流量を増減させるようになっている。
【0008】本発明に係る気相成長装置の他の例を図2
に示す。同図に示すように、この気相成長装置110に
おいては、上述した図1に示す気相成長装置10の流量
制御装置C10,C11,C12,C13,C14の代
わりに、主供給ラインL10の分岐箇所と原料ガスの供
給ラインL1,L2,…との間にマスフローコントロー
ラなどの流量制御装置(検知手段)C15を設けてい
る。そして、制御部16において、流量制御装置C15
で検知された流量と所定値とを比較し両者を一致させる
ように制御信号を前記流量制御装置C9に出力するよう
になっている。
【0009】ここで、キャリアガス用の流量制御装置C
9は、反応管11内に流入するガスの流量の所定値から
のずれを補正するものであるため、そのフルスケールが
前記所定値の数分の一乃至数十分の一程度であるのが望
ましい。なお、反応管11内に流入するガスの流量を検
知して、その流量を所定値に一致させるようにキャリア
ガスの流量を制御することができれば、原料ガス用の供
給ラインL1,L2,…やガス導入口B1,B2,…の
数などは特に図1及び図2に示した例に限定されないの
はいうまでもない。また、制御部16における制御回路
及び制御方法は流量変化に対する追従性に優れていれば
特に問わない。
【0010】なお、図1及び図2中、符号12で示した
ものは基板載置台、符号13で示したものはヒータ、符
号14で示したものはヒータ載置台、符号15で示した
ものは排気口である。また、図1、図2及び図4では、
同一の部材等に付いては同一の符号を付した。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、例えば図1に示した気
相成長装置10の場合には流量制御装置C10,C1
1,C12,C13,C14により検知されてなる各流
量を加算して求めた総流量を所定値に一致させるよう
に、また例えば図2に示した気相成長装置110の場合
には流量制御装置C15により検知されてなる流量を所
定値に一致させるように、夫々、制御部16及びキャリ
アガス供給ラインL9の流量制御装置C9でキャリアガ
スの流量を制御することにより、実際に反応管11内に
導入されるガスの流量を常時一定に保つことができるの
で、反応管11内のガスの流れが均一に保たれる。従っ
て、基板上に均一な成長膜が形成される。
【0012】
【実施例】以下に、原料ガス及びキャリアガスとして水
素ガスを用いて行った実施例及び比較例を挙げて、本発
明の特徴とするところを明かにする。 (実施例)図2に示した気相成長装置110において、
例えば4本の供給ラインL1,L2,L3,L4及びキ
ャリアガス供給ラインL9の計5本に総流量10リット
ル/分(この流量を所定値とする。)の水素ガスを供給
し、その水素ガスを例えば3箇所のガス導入口B2,B
3,B4より反応管11内に導入した。それ以外の供給
ラインL5,L6,L7,L8及びガス導入口B1,B
5は使用しなかった。 (比較例)図4に示した気相成長装置100において、
5本の供給ラインL1,L2,L3,L4,L5(L5
は上記実施例におけるキャリアガス供給ラインL9に相
当する。)及びガス導入口B2,B3,B4を使用し、
上記実施例と同じ条件で水素ガスを流した。
【0013】以上の実施例及び比較例の結果を図3に示
す。同図に示すように、比較例(▲印で示した。)にお
いては水素ガスの流量は所定値(10リットル/分)に
対して±0.5%程度の変動が認められる。これに対し
て、実施例(●印で示した。)においては長時間(70
分)にわたってその変動幅が±0.1%以下に抑えられ
ており、反応管11内に流入するガス量が極めて高精度
で制御されているのがわかる。
【0014】なお、上記実施例においては水素ガスを用
いているが、例えばIII−V族化合物半導体の薄膜を成長
させる際に使用されるIII族元素ガスとV族元素ガスを原
料ガスとして使用する場合や、II−VI族化合物半導体或
はその他種々の材質よりなる薄膜を気相成長させる場合
などでも、反応管11内に流入するガス量を極めて高精
度で一定に保つことができる。また、図1に示した気相
成長装置10においても同様の効果が得られるのはいう
までもない。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る気相成長方法及び気相成長
装置によれば、反応管内に流入するガスの流量を検知し
それに基いてキャリアガスの流量を制御するようにした
ため、実際に反応管内に流入するガスの流量を極めて高
精度で常時一定に保つことができるので、反応管内のガ
スの流れを均一に保つことが可能となり、基板上に均一
な成長膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気相成長装置の一例を示す概略構
成図である。
【図2】本発明に係る気相成長装置の他の例を示す概略
構成図である。
【図3】実施例と比較例における反応管内に流入するガ
スの流量の経時変化を示す特性図である。
【図4】従来の気相成長装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10,110 気相成長装置 11 反応管 16 制御部(比較手段) C9 キャリアガスの流量制御装置(流量調整手段) C10,C11,C12,C13,C14,C15 流
量制御装置(検知手段) L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8 原
料ガスの供給ライン L9 キャリアガス供給ライン L10 主供給ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原料ガスを混合してなる混合ガス
    をキャリアガスで輸送して反応管内に導入することによ
    り基板上に半導体薄膜を気相成長させるにあたり、反応
    管に流入するガスの流量を検知し、その検知した流量に
    基づいて前記キャリアガスの流量を調整するようにした
    ことを特徴とする気相成長方法。
  2. 【請求項2】 上記気相成長方法を用いた気相成長装置
    であって、反応管に流入するガスの流量を検知する検知
    手段と、該検知手段により検知された流量と予め定めら
    れてなる所定値とを比較する比較手段と、該比較手段に
    おける比較結果に基づいてキャリアガスの流量を調整す
    る流量調整手段とを備えていることを特徴とする気相成
    長装置。
JP8622393A 1993-04-13 1993-04-13 気相成長方法及び気相成長装置 Pending JPH06302522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032053A1 (ja) * 2005-09-12 2007-03-22 Epicrew Corporation 反応ガス供給装置及び半導体製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032053A1 (ja) * 2005-09-12 2007-03-22 Epicrew Corporation 反応ガス供給装置及び半導体製造装置
JPWO2007032053A1 (ja) * 2005-09-12 2009-03-19 エピクルー株式会社 反応ガス供給装置及び半導体製造装置

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