JPH06302443A - プリントコイル形トランス - Google Patents
プリントコイル形トランスInfo
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- JPH06302443A JPH06302443A JP5090985A JP9098593A JPH06302443A JP H06302443 A JPH06302443 A JP H06302443A JP 5090985 A JP5090985 A JP 5090985A JP 9098593 A JP9098593 A JP 9098593A JP H06302443 A JPH06302443 A JP H06302443A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/0006—Printed inductances
- H01F2017/0053—Printed inductances with means to reduce eddy currents
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
間に存在する浮遊容量が小さなプリントコイル形トラン
スを提供することを目的とする。 【構成】 トランスの一次巻線n1に相当する導体パタ
ーンの形成された一次側コイル10と、トランスの二次
巻線n2に相当する導体パターンの形成された二次側コ
イル20とを有するプリントコイル形トランスにおい
て、前記一次側コイルは、各導体パターンにほぼ第1の
同一巻数の渦状パターンが形成されると共に、この導体
パターン形成面は偶数個であり、前記二次側コイルは、
各導体パターンにほぼ第2の同一巻数の渦状パターンが
形成されると共に、この導体パターン形成面は偶数個で
あり、前記一次側コイルによって、二次側コイルを挟み
込んだことを特徴としている。
Description
いられるトランスに係り、特に多層のプリントコイル形
トランスの積層順序の改良に関する。
願人の提案に係る実開平4−46524号公報に開示さ
れている。図4はこのような従来装置の構成図である。
図において、トランスの一次巻線n1の端子1−1はス
イッチング素子Qを介して一次側グランドACGNDに
接地されている。二次巻線n2は、端子2−2が二次側
グランドACGNDに接地され、端子2−1には交流電
流が誘起される。
部構成斜視図である。一次側コイル10は、ベースに一
次巻線n1に相当する導体パターンが形成されている。
二次側コイル20は、ベースに二次巻線n2に相当する
導体パターンが形成されている。そして、両者は別々に
独立して積層されている。これらの一次側コイル10と
二次側コイル20は、絶縁性ベースの両面に渦巻状の導
体パターンが形成されており、中央付近に設けられた連
通孔により両面の導体パターンが連結されている。
コイルと二次側コイルとを分離して積層すると、一次二
次巻線の磁気結合面は、導体形成面1−2&2−1面の
一面なので、漏れインダクタンスが大きく一次二次巻線
の磁気結合が劣化する。また交流抵抗については、高周
波数では同一方向に電流が流れる導体があると、いわゆ
る近接効果によって実効抵抗が大きく増加する性質があ
る。ここでは一次二次巻線の対向面である導体形成面1
−2&2−1は逆向きなので問題ないが、各巻線間の導
体形成面1−1&1−2及び導体形成面2−1&2−2
が同一方向に電流が流れているので抵抗が増大するとい
う効果がある。更に、浮遊容量については、導体形成面
1−2&2−1、1−1&1−2及び2−1&2−2の
3組が問題になる。ここで静電エネルギは電圧の二乗に
比例するので、一次側電圧が二次側電圧よりも一桁程度
高い場合を考えると、導体形成面1−1&1−2の浮遊
容量が支配的となる。例えばトランスの変換比を10:
1とすると、導体形成面1−1&1−2の浮遊容量は導
体形成面2−1&2−2の浮遊容量の100倍という値
となる。
次二次巻線間の磁気的結合が良く、コイル間に存在する
浮遊容量が小さなプリントコイル形トランスを提供する
ことを目的とする。
る本発明は、トランスの一次巻線n1に相当する導体パ
ターンの形成された一次側コイル10と、トランスの二
次巻線n2に相当する導体パターンの形成された二次側
コイル20とを有するプリントコイル形トランスにおい
て、前記一次側コイルは、各導体パターンにほぼ第1の
同一巻数の渦状パターンが形成されると共に、この導体
パターン形成面は偶数個であり、前記二次側コイルは、
各導体パターンにほぼ第2の同一巻数の渦状パターンが
形成されると共に、この導体パターン形成面は偶数個で
あり、前記一次側コイルによって、二次側コイルを挟み
込んだことを特徴としている。
んでいるので、一次二次巻線間の磁気的結合が良好にな
る。そこで、漏れインダクタンスが減少し、近接効果に
よる抵抗の増大が抑えられ、また浮遊容量も少なくてす
む。
は本発明の一実施例を示す回路図である。図において、
各導体パターン形成面は、その渦巻パターンの外側端子
i−jにより表し、一次巻線の場合はi=1、二次巻線
の場合はi=2とし、端子がACグランド側にあるとき
をj=2とし、電位発生側のときをj=1で表してい
る。二次巻線の二つの導体形成面2−1、2−2は渦巻
パターンの中央で連絡されており、互いに隣接してい
る。一次巻線の二つの導体形成面1−1、1−2は渦巻
パターンの中央で連絡されており、二次巻線の二つの導
体形成面2−1、2−2を挟む位置に配置されている。
体形成面1−1&2−1と導体形成面1−2&2−2の
二面有り、一面しかない従来例に比較して漏れインダク
タンスは1/4に減少する。また交流抵抗については、
一次二次巻線の対向面である導体形成面1−1&2−1
と導体形成面1−2&2−2で、それぞれ逆向きに電流
が流れ、磁界がこれらのコイル間で閉じるため、いわゆ
る近接効果による抵抗の増大が抑えられるという効果が
ある。更に、浮遊容量については、一次側電圧が二次側
電圧よりも高い場合について考えると、一次巻線の二つ
の導体形成面1−1、1−2の間隔が従来例よりも増大
して、浮遊容量が1/10〜1/2に減少する。
する。ここでは、上側の導体形成面1−1&2−1は左
巻きであり、下側の導体形成面1−2&2−2は右巻き
になっている。ここで、左巻きとは矢印G方向から導体
パターンを観測したとき、外側端子i−jから中心に向
かう渦の形状が反時計回り(CCW)であることをい
う。また、右巻きとは矢印G方向から導体パターンを観
測したとき、外側端子i−jから中心に向かう渦の形状
が時計回り(CW)であることをいう。
−1はACGNDに接続されているので、ターン数に比
例して電位は増加する。そこで、導体形成面1−1&2
−1間では外周部から内周部に向かってAC電位が増加
し、導体形成面1−2&2−2間では内周部から外周部
に向かってAC電位が増加することになる。従って、導
体形成面1−1&2−1間と導体形成面1−2&2−2
間では半径方向の電位傾斜が等しくなり、浮遊容量を減
少させることができる。この容量は、上述する一次二次
巻線の磁気結合面に生ずる浮遊容量の一部になっている
ので、トランスの高周波絶縁特性が良好になるという効
果がある。
で、(A)はそれぞれの二次巻線を並列に設ける場合、
(B)は入れ子にした場合を示している。図において、
二次巻線の各導体パターン形成面は、その渦巻パターン
の外側端子2−klにより表している。ここで、kは二
次巻線の出力番号で、ここでは1若しくは2であり、l
は端子の接続関係を表すもので、端子がACグランド側
にあるときをl=2とし、電位発生側のときをl=1で
表している。
の導体形成面2−11と2−12を隣接して積層し、二
次巻線の第2出力の導体形成面2−21と2−22を隣
接して積層している。そして、一次巻線の導体形成面1
−1と1−2で、二次巻線の導体形成面2−11〜2−
22を挟み込んでいる。このようにすると、前述した一
次二次巻線の磁気結合面の関係により、従来例に比較し
て漏れインダクタンスが減少し、近接効果による抵抗の
増大が抑えられ、また浮遊容量も少なくてすむという効
果がある。
側端子を有する導体形成面2−21と2−11を隣接し
て積層し、二次巻線のACグランド側端子を有する導体
形成面2−12と2−22を隣接して積層している。そ
して、一次巻線の導体形成面1−1と1−2で、二次巻
線の導体形成面2−21〜2−22を挟み込んでいる。
従って、上側3個と下側3個はそれぞれ左巻き/右巻き
に区分されているので、図2(A)に比較して更に浮遊
容量が少なくて済む。
用例で、(A)は4面を直列に接続し、各面の導体パタ
ーン幅を広くする場合、(B)は2面一組を並列に接続
する場合を表している。図において、導体パターン形成
面は第1層から第8層まで順次積層されており、各導体
パターン形成面はその渦巻パターンの外側端子i−kl
により表している。ここで、iは一次巻線と二次巻線の
区別をするもので、一次巻線では1、二次巻線では2と
している。kは一次巻線の入力番号若しくは二次巻線の
出力番号で、ここでは1若しくは2であり、lは端子の
接続関係を表すもので、端子がACグランド側にあると
きをl=2とし、電位発生側のときをl=1で表してい
る。尚、図3(A)では一次巻線を直列に接続するの
で、例外的に外側端子1−21と1−12は内部接続さ
れる。
面1−11,1−12,1−21並びに1−22の順で
直列に接続されており、図2の場合に比較して一導体形
成面当たりの巻き数を半分にすると共に導体パターンの
幅を倍にすることで、電流容量を増大させている。そし
て、中間の一次巻線は導体形成面1−12と1−21
で、二次巻線の一方の出力回路である導体形成面2−2
1と2−22を挟んでいる。そして、その中間一次巻線
を二次巻線の他方の出力回路である導体形成面2−11
と2−12で挟み、最外層を外部と接続される一次巻線
の導体形成面1−11と1−22で覆っている。
巻きの導体パターンとし、第5層から第8層までを右巻
きの導体パターンとしている。また一次巻線に発生する
交流電圧は、導体形成面1−22が最も高く、導体形成
面1−11で最も低くなっている。
面1−11と1−12の第1入力回路と、導体形成面1
−21と1−22の第2入力回路が並列に接続されてい
る。導体形成面の積層順序は図3(A)の場合と同一で
あるが、一次巻線の導体形成面の接続状態を並列にして
いる。つまり、一次巻線の導体形成面1−11〜1−2
2を共通に接続する層間連絡線は、渦巻の中央側に設け
られており、各一次巻線のセンターの電位は共通である
ことから相互に連絡している。このように構成すると、
一次巻線用の導体パターンは、図2の場合と同一の巻き
数で導体パターンの幅も同じでありながら、電流容量を
増大させることができる。
一次側コイル10により二次側コイル20を挟むと共
に、導体形成面の中央に設けらた層間連絡線で接続して
トランスの一次巻線と二次巻線を形成しているので、一
次二次巻線の磁気結合面の関係により、従来例に比較し
て漏れインダクタンスが減少し、近接効果による抵抗の
増大が抑えられ、また浮遊容量も少なくてすむという効
果がある。
る。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】トランスの一次巻線n1に相当する導体パ
ターンの形成された一次側コイル10と、トランスの二
次巻線n2に相当する導体パターンの形成された二次側
コイル20とを有するプリントコイル形トランスにおい
て、 前記一次側コイルは、各導体パターンにほぼ第1の同一
巻数の渦状パターンが形成されると共に、この導体パタ
ーン形成面は偶数個であり、 前記二次側コイルは、各導体パターンにほぼ第2の同一
巻数の渦状パターンが形成されると共に、この導体パタ
ーン形成面は偶数個であり、 前記一次側コイルによって、二次側コイルを挟み込んだ
ことを特徴とするプリントコイル形トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090985A JP3057203B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | プリントコイル形トランス |
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ID=14013811
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5090985A Expired - Lifetime JP3057203B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | プリントコイル形トランス |
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-
1993
- 1993-04-19 JP JP5090985A patent/JP3057203B2/ja not_active Expired - Lifetime
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