JPH06302377A - 電磁調理器の誘導加熱装置 - Google Patents

電磁調理器の誘導加熱装置

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JPH06302377A
JPH06302377A JP9122093A JP9122093A JPH06302377A JP H06302377 A JPH06302377 A JP H06302377A JP 9122093 A JP9122093 A JP 9122093A JP 9122093 A JP9122093 A JP 9122093A JP H06302377 A JPH06302377 A JP H06302377A
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induction heating
heating device
heating coil
conductor pattern
shielding
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Masato Inumata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導加熱装置全体の構成を簡単化すると共
に、その製造コストを低減する。 【構成】 本発明の電磁調理器の誘導加熱装置11は、
プリント配線基板20の上面に、帯状の銅板21を渦巻
状に形成して成る加熱コイル12を取付けて構成されて
いる。そして、プリント配線基板20の下面に、加熱コ
イル12から発生する漏れ磁束を遮蔽する遮蔽用導体パ
ターンを設けていると共に、この遮蔽用導体パターンを
渦電流が流れ難い形状である細長い複数の導体パターン
から構成している。これにより、加熱コイル12ひいて
は誘導加熱装置11全体の構成が大幅に簡単になり、製
造コストが大幅に低減すると共に、全体の構成が薄形に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍋等の被加熱体を誘導
加熱して調理を行う電磁調理器の誘導加熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器の誘導加熱装置の一例を、図
9に示す。この図9において、誘導加熱装置1は、高耐
熱性の樹脂から成形されたコイル台2上に、リッツ線3
を渦巻状に巻回して成る加熱コイル4を取付けて構成さ
れている。上記リッツ線3は、直径0.5mm程度の高
絶縁種のエナメル線を数十本より合わせて構成されてい
る。また、コイル台2の下面には、数本のフェライト製
の棒(図示しない)が取付けられており、これらフェラ
イト製の棒により加熱コイル4から発生する漏れ磁束を
吸収して遮蔽するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、構成が複雑且つ高価なリッツ線3を使用し
て加熱コイル4を構成しているので、誘導加熱装置1全
体の製造コストが高くなるという問題点がある。また、
漏れ磁束を遮蔽するために、数本のフェライト製の棒を
コイル台2に取付けているので、部品点数が多くなると
共に、それら数本の棒の取付作業が面倒であるという欠
点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、全体の構成を簡
単化し得て製造コストを低減することができる電磁調理
器の誘導加熱装置を提供するにある。また、本発明の他
の目的は、漏れ磁束を遮蔽するための構成を簡単化する
ことができると共に、部品点数を少なくし得、製造作業
性を大幅に向上できる電磁調理器の誘導加熱装置を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁調理器の誘
導加熱装置は、基板と、この基板の上面に取付けられ帯
状の銅板を渦巻状に形成して成る加熱コイルとを備えた
ところに特徴を有する。この場合、前記基板の下面に前
記加熱コイルから発生する漏れ磁束を遮蔽する遮蔽用導
体パターンを設けると共に、この遮蔽用導体パターンの
形状を渦電流が流れ難い形状に構成することも好まし
い。
【0006】
【作用】上記手段によれば、帯状の銅板を渦巻状に形成
して加熱コイルを構成したので、リッツ線を使用する従
来構成に比べて、加熱コイルひいては誘導加熱装置全体
の構成が大幅に簡単になり、製造コストが大幅に低減す
ると共に、全体の構成が薄形になる。また、加熱コイル
を取付ける基板の下面に加熱コイルから発生する漏れ磁
束を遮蔽する遮蔽用導体パターンを設けると共に、この
遮蔽用導体パターンの形状を渦電流が流れ難い形状に構
成したので、数本のフェライト製の棒を取付ける従来構
成に比べて、漏れ磁束を遮蔽するための構成が大幅に簡
単になると共に、部品点数が少なくなり、誘導加熱装置
の製造作業性も向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図6を参照しながら説明する。まず、電磁調理器の
電気的構成を示す図6において、誘導加熱装置11の加
熱コイル12に高周波電流を供給するインバータ回路1
3は、整流器14、チョークコイル15、平滑コンデン
サ16、共振コンデンサ17、並びに、例えばIGBT
よりなるスイッチング素子18等から構成されている。
上記インバータ回路13のスイッチング素子18は、制
御回路19によりオンオフ制御されるように構成されて
いる。この制御回路19は、例えばマイクロコンピュー
タを含んで構成されており、電磁調理器の加熱運転全般
を制御する制御手段としての機能を有している。
【0008】上記構成の場合、制御回路19によりイン
バータ回路13が駆動されると、インバータ回路13か
ら加熱コイル12へ高周波電流が供給され、該加熱コイ
ル12から発生する高周波磁束が被加熱体である例えば
鍋(図示しない)に作用して、該鍋に渦電流が誘導され
る。この誘導された渦電流と鍋自体の電気抵抗とにより
ジュール熱が発生し、このジュール熱により鍋自体の温
度が高くなって該鍋内に収容された調理物が加熱調理さ
れるように構成されている。
【0009】ここで、上記誘導加熱装置11について、
図1ないし図5に従って具体的に説明する。図1に示す
ように、誘導加熱装置11は、基板である例えばプリン
ト配線基板20の上面に、帯状の銅板21を渦巻状に形
成して成る加熱コイル12を取付固定して構成されてい
る。この場合、加熱コイル12は、帯状の銅板21の平
板部をプリント配線基板20の上面に当接させるように
している(図2参照)。尚、上記加熱コイル12は、1
枚の平板状の銅板を図1に示すような渦巻状に打ち抜き
加工して形成しても良いし、また、帯状の銅板21を渦
巻状に曲成して形成しても良いし、どのような方法で渦
巻状に形成しても良い。
【0010】また、加熱コイル12をプリント配線基板
20に取付固定する構造について図2及び図3に従って
具体的に述べる。これら図2及び図3に示すように、加
熱コイル12の帯状の銅板21の両側辺部には、一対の
取付突片22が下方に向けて突設されている。この場
合、一対の取付突片22は、ある程度間隔をおいて複数
対設けられている。一方、プリント配線基板20には、
上記取付突片22が嵌合する複数の孔23が形成されて
いる。そして、上記各取付突片22を各孔23に嵌合さ
せると共に、各取付突片22の先端部をかしめることに
より、銅板21(加熱コイル12)をプリント配線基板
20に取付固定している。尚、上記したように取付突片
22を孔23に嵌合してかしめ固定する代わりに、銅板
21をプリント配線基板19にワニス等の接着剤を介し
て接着固定することも好ましいし、また、かしめ固定と
接着剤とを併用するように構成しても良い。
【0011】一方、加熱コイル12の両端部は、図4に
示すように、ほぼ直角に折り曲げられており、該折曲部
が端子部24、25となっている。これら端子部24、
25は、プリント配線基板20を貫通してその下面側に
突出していると共に、例えばリッツ線からなるリード線
26、27の各一端部が接続されている。これらリード
線26、27の各他端部は、前記インバータ回路13の
出力端子(共振コンデンサ17の両端子)に接続されて
いる。
【0012】さて、プリント配線基板20の下面には、
図5に示すような形状の遮蔽用導体パターン28が例え
ば印刷により形成されている。この遮蔽用導体パターン
28により、加熱コイル12から発生する漏れ磁束を吸
収して遮蔽する構成となっている。この場合、遮蔽用導
体パターン28は、比較的細長い複数の導体パターン2
9をプリント配線基板20の中央部から放射状に配設し
て構成されている。これは、各導体パターン29を細長
い形状に構成することにより、加熱コイル12からの漏
れ磁束を受けて誘導された渦電流を流れ難くし、もっ
て、ジュール熱の発生を極力防ぐようにするためであ
る。これにより、遮蔽用導体パターン28の各導体パタ
ーン29が誘導加熱により自己発熱することを極力防止
するようにしている。
【0013】このような構成の本実施例によれば、帯状
の銅板21を渦巻状に形成することにより加熱コイル1
2を構成したので、リッツ線3(図9参照)を使用する
従来構成に比べて、構成が大幅に簡単になり、製造コス
トが大幅に低減する。従って、誘導加熱装置11全体の
構成も簡単になり、製造コストも安くなり、更には、組
立製造に要する時間を大幅に短縮することができる。そ
して、加熱コイル12の形状が薄形になるので、誘導加
熱装置11全体の構成も薄形になり、全体として薄形で
コンパクトな構成になる。
【0014】また、プリント配線基板20の下面に加熱
コイル12から発生する漏れ磁束を遮蔽する遮蔽用導体
パターン28を設ける構成としたので、数本のフェライ
ト製の棒を取付ける従来構成に比べて、例えば印刷成形
するだけであるから、漏れ磁束を遮蔽するための構成が
大幅に簡単になると共に、部品点数が少なくなり、ひい
ては誘導加熱装置11の製造作業性を大幅に向上させる
ことができる。そして、この場合、遮蔽用導体パターン
28の形状を渦電流が流れ難い形状に構成したので、具
体的には、細長い導体パターン29を複数配設して遮蔽
用導体パターン28を構成したので、漏れ磁束を受けて
導体パターン29に誘導された渦電流が流れ難くなり、
ジュール熱の発生が極力少なくなる。これにより、遮蔽
用導体パターン28の各導体パターン29が誘導加熱に
より自己発熱することを極力防止することができる。
【0015】また、上記実施例では、遮蔽用導体パター
ン28の形状を渦電流が流れ難い形状に構成するに際し
て、図5に示すような形状に構成したが、これに限られ
るものではなく、例えば図7及び図8にそれぞれ示す本
発明の第2及び第3の実施例のように構成しても良い。
図7に示す第2の実施例では、小円形の導体パターン3
0を多数配設して遮蔽用導体パターン31を構成してい
る。また、図8に示す第3の実施例では、細長い帯状の
導体パターン32を多数並列に配設して遮蔽用導体パタ
ーン33を構成している。そして、上記第2及び第3の
実施例の上記した点以外の構成は、第1の実施例の構成
と同じ構成である。従って、これら第2及び第3の実施
例においても、第1の実施例とほぼ同様な作用効果を得
ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、帯状の銅板を渦巻状に形成して加熱コイルを構成
し、この加熱コイルを基板の上面に取付ける構成とした
ので、加熱コイルひいては誘導加熱装置全体の構成を大
幅に簡単化でき、製造コストを大幅に低減でき、また、
全体の構成を薄形にすることができるという優れた効果
を奏する。この場合、基板の下面に加熱コイルから発生
する漏れ磁束を遮蔽する遮蔽用導体パターンを設けると
共に、この遮蔽用導体パターンの形状を渦電流が流れ難
い形状に構成すれば、漏れ磁束を遮蔽するための構成を
大幅に簡単化できると共に、部品点数を少なくし得、ひ
いては誘導加熱装置の製造作業性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す誘導加熱装置の上
面図
【図2】誘導加熱装置の部分縦断面図
【図3】誘導加熱装置の異なる部位の部分縦断面図
【図4】誘導加熱装置の部分側面図
【図5】誘導加熱装置の下面図
【図6】電磁調理器の電気回路図
【図7】本発明の第2の実施例を示す図5相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示す図5相当図
【図9】従来構成を示す誘導加熱装置の斜視図
【符号の説明】
11は誘導加熱装置、12は加熱コイル、13はインバ
ータ回路、19は制御回路、20はプリント配線基板
(基板)、21は銅板、28、31、33は遮蔽用導体
パターンを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋等の被加熱体を誘導加熱する電磁調理
    器の誘導加熱装置において、 基板と、この基板の上面に取付けられ帯状の銅板を渦巻
    状に形成して成る加熱コイルとを備えたことを特徴とす
    る電磁調理器の誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記基板の下面に前記加熱コイルから発
    生する漏れ磁束を遮蔽する遮蔽用導体パターンを設ける
    と共に、この遮蔽用導体パターンの形状を渦電流が流れ
    難い形状に構成したことを特徴とする請求項1記載の電
    磁調理器の誘導加熱装置。
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