JPH063022B2 - ケーソン掘削機の回収ならびに掘削土砂の搬出方法 - Google Patents

ケーソン掘削機の回収ならびに掘削土砂の搬出方法

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JPH063022B2
JPH063022B2 JP30546890A JP30546890A JPH063022B2 JP H063022 B2 JPH063022 B2 JP H063022B2 JP 30546890 A JP30546890 A JP 30546890A JP 30546890 A JP30546890 A JP 30546890A JP H063022 B2 JPH063022 B2 JP H063022B2
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excavator
caisson
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昭十郎 阿部
治郎 角田
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DAIHO KENSETSU
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ニューマチックケーソンにおける圧気作業室
からのケーソン掘削機の回収ならびに掘削土砂の搬出方
法に関する。
(従来の技術) 従来、ニューマチックケーソンの圧気作業室内における
掘削機の操作は、作業者が搭乗して運転することにより
行われていたが、近年大深度のケーソン施工と共に遠隔
操作による掘削施工例が数多く見られるようになった。
すなわち、例えば作業室の天井に走行レールを設け、こ
の走行レールに掘削機を取りつけて地上からの遠隔操作
を行うことにより掘削機を操作し、圧気作業室における
無人化掘削が行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記の従来例によると、掘削施工完了後
に掘削機の回収のため作業員が作業室内に入り、機械の
解体や引き上げ作業を行わなければならなかった。この
場合、高気圧下における作業であるため、作業能率は低
下すると共に作業者にとっても肉体的、精神的苦痛を伴
うという課題があった。
この発明は斯かる課題を解決するためになされたもので
あり、その目的とするところは、作業員が圧気作業室内
に入ることなく掘削機を速やかに大気圧下に回収して点
検、修理等を行うことができると共に、同一シャフトか
ら土砂を搬出することができる、ケーソン掘削機の回収
ならびに掘削土砂の搬出方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明方法は、作業室スラ
ブ上に設けられケーソン掘削機が通過可能なハッチを備
えた下部ハッチ容器と、該下部ハッチ容器の上部に設け
られケーソン掘削機を収納可能な収納容器と、該収納容
器の上部に土砂搬出用のマテリアルシャフトおよびマテ
リアルロックを備えたエアロックシャフトから、ケーソ
ン掘削機を回収可能にすると共に、掘削した土砂を搬出
するケーソン掘削機の回収ならびに掘削土砂の搬出方法
において、 ケーソン掘削機の回収時には、作業室天井に設置された
レールに沿い移動自在に走行するケーソン掘削機を、下
部ハッチ容器の直下に設けられかつレールを切り離し接
続自在な切り離しレール部に移動せしめ、次に掘削機の
ブームを地面に対し略垂直にした後、引き上げ装置によ
り切り離しレール部と共に収納容器内に引き上げて下部
ハッチを閉め、収納容器内を大気圧にし、 掘削土砂の搬出時には、下部ハッチを開け、掘削した土
砂を作業室から下部ハッチ容器、収納容器さらにマテリ
アルシャフトとマテリアルロックを介して外部に搬出す
ることを特徴とする。
(作用) 前記構成により、本発明によれば、ケーソン掘削機の回
収時には、作業室天井に設置されたレールに沿いケーソ
ン掘削機を走行させて、切り離しレール部に移動せし
め、次に掘削機のブームを地面に対し略垂直にした後、
掘削機を引き上げ装置により切り離しレール部と共に収
納容器内に引き上げて下部ハッチを閉め、収納容器内を
減圧して大気圧にする。これにより、作業者は大気圧下
で掘削機の整備や修理を行うことができ、また、外部に
取り出すこともできる。
一方、掘削土砂の搬出時には、下部ハッチを開け、上部
ハッチを開閉操作することにより、掘削した土砂を作業
室から下部ハッチ容器、収納容器さらにマテリアルシャ
フトとマテリアルロックを介して外部に搬出することが
可能となる。
以上により、同一のエアロックシャフトからケーソン掘
削機と土砂の外部への搬出が可能となる。
(実施例) 以下、図面に基づき本発明の好ましい実施例を説明す
る。
第1図にはニューマチックケーソン用エアロックシャフ
トの全体構成が示されている。
同図において、作業室スラブA上には下部ハッチ2を備
えた下部ハッチ容器1が設置され、その上に掘削機Cを
収納可能な収納容器3がフランジ接合されている。異形
シャフト4はアテリアルシャフト5と接続するためのも
のであり、マテリアルシャフト5の上には、土砂を搬出
するためのマテリアルロック6が設置される。このマテ
リアルロック6には、上部ハッチ18,19が夫々設け
られている。
第2図に示されるように、作業室B内には、スラブAの
天井に設置された固定レール7′及びこれに接続された
切り離し用レール7にローラ8を介して掘削機Cが走行
自在に設置されている。この掘削機Cにはブーム9を起
伏せしめるためのブーム起伏シリンダ10が設けられて
いる。
また、引上装置11は吊上用フック12が掛止可能な掛
止部13を含み、また図示しないが、スラブAの開口部
14には、前記の掛止部13にフック10を引っ掛ける
遠隔ロボットハンドが取付けられている。
第3図(a)(b)は、切り離し用レールを固定レールから切
り離して上方に引き上げるときの実施例を示すものであ
る。
すなわち、同図(a)は、切り離し用レール7が固定レー
ル7′に接続された状態を示し、同図(b)は、切り離し
用レール7を固定レール7′から切り離して上方に吊り
上げた状態を示す。
なお、固定レール7′側には、レール接続用ピン15を
作動させるためのシリンダ16が設けられており、ま
た、引上装置11側には、切離し用レール7及びピン挿
入孔17が設けられている。
第4図は掘削機の引上げ時の状態を示すもので、作業状
態のブーム9をブーム起伏シリンダ10により二点鎖線
の位置、すなわち地面に対し略垂直状態まで降ろすこと
が可能となっている。
こうして、前に述べた第1図のように、掘削機Cの整備
またはアタッチメント交換のため、掘削機Cを収納容器
3内に引き上げた後、下部ハッチ2を閉め、上部のマテ
リアルシャフト5およびマテリアルロック6内を減圧、
大気圧にすることで、作業者は大気圧状態で作業するこ
とができる。
第5図は土砂の搬出状態を示すもので、掘削された土砂
はバケットDにより作業室Bから下部ハッチ容器1、収
納容器3、さらにマテリアルシャフト5とマテリアルロ
ック6を介して外部に搬出される。このとき、下部ハッ
チ2は開かれるが、上部ハッチ18,19は交互に開閉
されて容器1,3内の圧気状態が維持される。
第6図は、掘削機Cを大気圧に回収する状態を示すもの
で、この場合、下部ハッチ2を閉め、マテリアルロック
6とマテリアルシャフト5および異形シャフト4を取り
外すことで、掘削機Cは収納容器3から外部に引き上げ
られる。
(発明の効果) この発明は、以上説明した通り、作業室スラブ上に設け
られたケーソン掘削機が通過可能なハッチを備えた下部
ハッチ容器と、該下部ハッチ容器の上部に設けられたケ
ーソン掘削機を収納可能な収納容器と、該収納容器の上
部に土砂搬出用のマテリアルシャフトおよびアテリアル
ロックを備えたエアロックシャフトから、ケーソン掘削
機を回収すると共に掘削した土砂を搬出するケーソン掘
削機の回収ならびに掘削土砂の搬出方法において、 ケーソン掘削機の回収時には、作業室天井に設置された
レールに沿い移動自在に走行するケーソン掘削機を、下
部ハッチ容器の直下に設けられかつレールを切り離し接
続自在な切り離しレール部に移動せしめ、次に掘削機の
ブームを地面に対し略垂直にした後、引き上げ装置によ
り切り離しレール部と共に収納容器内に引き上げて下部
ハッチを閉め、収納容器内を大気圧にし、掘削土砂の搬
出時には、下部ハッチを開け、掘削した土砂を作業室か
ら下部ハッチ容器、収納容器さらにマテリアルシャフト
とマテリアルロックを介して外部に搬出することによ
り、作業員が圧気作業室内に入ることなく掘削機を速や
かに大気圧下に回収して点検、修理等を行うことができ
ると共に、同一シャフトから土砂を搬出することができ
る。
このため、作業室スラブに、ケーソン掘削機を回収する
ための回収用シャフトを新たに設ける必要がない。
また、掘削機に対し通常の整備や小修理を行うときは、
収納容器内の大気圧下で作業ができ、更に、回収時は上
部のマテリアルロックとシャフトを外すことによって容
易に回収することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はニューマチックケーソン用エアロックシャフト
の全体構成を示す図、第2図はケーソン掘削機を切り離
しレール部に移動せしめた状態を示す図、第3図(a)は
切り離し用レールと固定レールが接続された状態を示す
図、第3図(b)は切り離し用レールを上方に吊上げた状
態を示す図、第4図は掘削機の引き上げ時の状態を示す
図、第5図は掘削した土砂を搬出している状態を示す
図、第6図はケーソン掘削機を大気圧下に回収する状態
を示す図である。 A・・・スラブ B・・・作業室 C・・・ケーソン掘削機 D・・・バケット 1・・・下部ハッチ容器 2・・・下部ハッチ 3・・・収納容器 5・・・マテリアルシャフト 6・・・マテリアルロック 7・・・切り離し用レール 7′・・固定レール 9・・・ブーム 11・・・引き上げ装置 18,19・・・上部ハッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−275810(JP,A) 特開 平4−128427(JP,A) 特開 平4−155011(JP,A) 特開 平4−176910(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業室スラブ上に設けられケーソン掘削機
    が通過可能なハッチを備えた下部ハッチ容器と、該下部
    ハッチ容器の上部に設けられケーソン掘削機を収納可能
    な収納容器と、該収納容器の上部に土砂搬出用のマテリ
    アルシャフトおよびマテリアルロックを備えたエアロッ
    クシャフトから、ケーソン掘削機を回収可能にすると共
    に、掘削した土砂を搬出するケーソン掘削機の回収なら
    びに掘削土砂の搬出方法において、 ケーソン掘削機の回収時には、作業室天井に設置された
    レールに沿い移動自在に走行するケーソン掘削機を、下
    部ハッチ容器の直下に設けられかつレールを切り離し接
    続自在な切り離しレール部に移動せしめ、次に掘削機の
    ブームを地面に対し略垂直にした後、引き上げ装置によ
    り切り離しレール部と共に収納容器内に引き上げて下部
    ハッチを閉め、収納容器内を大気圧にし、 掘削土砂の搬出時には、下部ハッチを開け、掘削した土
    砂を作業室から下部ハッチ容器、収納容器さらにマテリ
    アルシャフトとマテリアルロックを介して外部に搬出す
    ることを特徴とするケーソン掘削機の回収ならびに掘削
    土砂の搬出方法。
JP30546890A 1990-11-09 1990-11-09 ケーソン掘削機の回収ならびに掘削土砂の搬出方法 Expired - Fee Related JPH063022B2 (ja)

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