JPH06301911A - ディジタルデータ再生装置 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置

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JPH06301911A
JPH06301911A JP9026193A JP9026193A JPH06301911A JP H06301911 A JPH06301911 A JP H06301911A JP 9026193 A JP9026193 A JP 9026193A JP 9026193 A JP9026193 A JP 9026193A JP H06301911 A JPH06301911 A JP H06301911A
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JP
Japan
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flag
data
reproduction
information
memory
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Pending
Application number
JP9026193A
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English (en)
Inventor
Kenji Uehara
健志 上原
Ryuzo Nagai
龍三 永井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アドバンス側及びコンフィデンス側からのデ
ータの相関を検出し相関の高いデータを出力するように
することで、アドバンス再生及びコンフィデンス再生を
行うことができると共に、通常再生時はもちろん、高速
再生時の画質劣化を防止し、良好な再生画像を得ること
ができる。また、ヘッドクローグやヘッドの摩耗、何れ
か一方、或いは両方の出力の低下時においても良好な画
像を出力することができるようにする。 【構成】 回転ドラム上の異なる位置に配置された再生
ヘッド10a、10cと、これらからの再生信号を信号
処理する再生増幅回路11a及び11c、波形等化回路
12a及び12cと、チャンネルデコーダ13a及び1
3cと、同期検出回路21a及び21cと、内符号デコ
ーダ22a及び22bと、メモリ24a及び24cと、
これらからの出力の相関を検出する相関回路25とこれ
の出力に基いて2つの出力を選択的に出力するデータセ
レクタ26とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルVT
R等に適用して好適なディジタルデータ再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンポジットディジタル映
像信号を記録、再生するD2フォーマットのディジタル
VTRにおいては、既にディジタル映像信号が記録され
ている磁気テープの所望のポイント、或いはポイント間
の画像にキャラクタ信号等をインサートするため、或い
は信号を記録した後にその記録信号を即座に再生する
(記録同時再生等と称する)ために、1組の再生専用D
T(ダイナミック・トラッキング)ヘッドを用いるよう
にしている。
【0003】このキャラクタ等のインサート記録を通常
リードモディファイライト等と称し、このリードモディ
ファイライトはテープ上のデータをプリリード(記録す
るよりも先に読みとること)して再生し、そのVTR出
力にキャラクタジェネレータ等からのキャラクタデータ
をインサートし、このキャラクタデータがインサートさ
れた映像信号を再びテープ上の元の位置に記録する機能
である。
【0004】上述したような2つの機能、即ち、リード
モディファイライト及び記録同時再生を行うために、D
2フォーマットのVTRでは、1組のDTヘッドの回転
ドラム上での高さを変えることで、リードモディファイ
ライト時にはDTヘッドが記録ヘッドよりも2/3フィ
ールド以上前で記録トラックを走査し、記録同時再生時
にはDTヘッドが記録ヘッドの後で記録トラックを走査
することができるようにしている。
【0005】前者のDTヘッドによる再生、即ち、リー
ドモディファイライト時のDTヘッドの再生を一般にア
ドバンス再生、後者のDTヘッドによる再生、即ち、記
録同時再生を一般にコンフィデンス再生と称している。
【0006】図5は、リードモディファイライト時にお
けるディジタルVTRの構成を示し、以下図5を参照し
てリードモディファイライトについて更に説明する。
【0007】図5に示すように、リードモディファイラ
イト時、磁気テープ9に記録されている信号を再生ヘッ
ド(DTヘッド)10で再生し、これを再生増幅回路1
1を介して波形等化回路12に供給し、この波形等化回
路12において波形等化処理を施し、この波形等化した
信号をチャンネル(ch)デコーダ13でチャンネルデ
コードし、このチャンネルデコーダ13の出力をデシャ
ッフリング回路14でデシャッフリング処理して元のデ
ータ配列に戻す。
【0008】そして、ECC(エラー・コレクション・
コード)デコーダでエラー訂正を行い、その結果得られ
たエラーフラグに基いてエラー修正回路17で補間等の
エラー修正を行い、この後、ディジタル−アナログイン
ターフェース回路18でアナログ信号に変換した後に、
内部、或いは外部のキャラクタ発生回路20からのキャ
ラクタ信号と混合する。
【0009】そしてアナログ−ディジタルインターフェ
ース回路2でディジタル信号に変化し、このディジタル
信号をシャッフリング回路4でシャッフリング処理し、
更にECCエンコーダ5でパリティを付加した後、チャ
ンネルコーダ6でチャンネルコーディング処理し、この
後記録増幅回路7を介して記録ヘッド8で再び磁気テー
プ9に記録する。従って、再生ヘッド10で再生した信
号に所望のキャラクタデータ等を追加して再び元の記録
位置に記録することができる。
【0010】図6にこの図5に示したリードモディファ
イライト時の構成におけるデータのタイミングを示し、
以下、図1に示した各ポイントp1〜p4におけるデー
タのタイミングについて説明する。
【0011】図6に示すように、図5に示す再生ヘッド
10で再生を行った場合、図5におけるポイントp1の
データが図6に示す時間軸上の位置とすると、このデー
タがポイントp2、即ち、ECCデコーダ15から出力
されるときには、デシャッフリング回路14やECCデ
コーダ15における処理のために遅延し、更にこのデー
タがポイントp3、即ち、ECCエンコーダ5から出力
されるときには、シャッフリング回路4やこのECCエ
ンコーダ5における処理のため遅延する。
【0012】この図から分かるように、再生ヘッド10
で再生されたデータはデシャッフリング回路及びECC
デコーダ15での処理で1/3フィールド程遅延し、更
にシャッフリング回路4及びECCエンコーダ5での処
理で1/3フィールド程遅延し、結果的に合計2/3フ
ィールド分遅延することになる。従って、上述したよう
に、アドバンス再生時には、再生ヘッド10が記録ヘッ
ド8よりも少なくとも2/3フィールド以上前で磁気ト
ラックを走査することが必要となる。尚、他の回路では
数十μs〜数百μs程度の遅延である。
【0013】一方、コンフィデンス再生、つまり、記録
同時再生を行う場合は、再生ヘッド10で、図6に示す
ように、図5に示すポイントp4のデータのタイミング
よりも後に再生が行われなければならないので、上述し
たように、記録ヘッド8の記録時よりも遅れてその記録
トラックを走査する必要がある。
【0014】従って、図6に示すように、アドバンス再
生とコンフィデンス再生の差は1フィールドとなる。
【0015】ところで、近年ディジタルデータ圧縮する
技術が様々な機器に応用されてきており、映像及び音声
をディジタル化していることにより、膨大な量のデータ
を記録再生するディジタルVTRにもその技術が採用さ
れてきている。
【0016】図7にそのようなディジタルVTRの記録
系及び再生系の例を示す、以下図について説明する。こ
の図7において、図5と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明を省略する。
【0017】この図7Aに示すディジタルVTRの記録
系は、入力端子1を介して供給される記録すべき信号を
アナログ−ディジタルインターフェース回路2でアナロ
グ−ディジタル変換し、このディジタル映像信号を圧縮
エンコーダ3で圧縮する。この圧縮エンコーダ3では、
例えばDCT(離散コサイン変換)、ランレングスやハ
フマン等の可変長符号化処理によってディジタル映像信
号の圧縮を行っている。
【0018】この圧縮エンコーダ3からの出力はECC
エンコーダ5に供給され、パリティが付加された後にチ
ャンネルコーダ6でチャンネルエンコードされ、この後
再生増幅回路7を介して記録ヘッド8に供給され、磁気
テープ9に傾斜トラックを形成するように記録される。
【0019】また、図7Bに示すディジタルVTRの再
生系は磁気テープ9に記録されているデータを再生ヘッ
ド10で再生し、その再生信号を再生増幅回路11を介
して波形等化回路12に供給し、この波形等化回路12
で波形等化した後に、チャンネルデコーダでチャンネル
デコード処理し、更にデシャッフリング回路14でデシ
ャッフリング処理し、ECCデコーダ15でエラー訂正
処理を施す。
【0020】そして、圧縮デコーダ16において、上述
した圧縮処理と反対の処理、即ち、可変長符号化した符
号の逆変換、IDCT(逆離散コサイン変換)を行う。
そして元のデータを得、このデータをエラー修正回路1
7においてエラーフラグに基いてエラー修正を行い、デ
ィジタル−アナログインターフェース回路18でディジ
タル−アナログ変換を行い、この後出力端子19を介し
て出力する。
【0021】このような圧縮処理を行うディジタルVT
Rに上述した1組のDTヘッドを用いてリードモディフ
ァイライトを行う場合の構成を図8に示し、以下図につ
いて説明する。この図8において、図7と対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0022】この図8に示すように、リードモディファ
イライトを行う場合、磁気テープ9から再生ヘッド(D
Tヘッド)10で信号を再生し、この再生信号を波形等
化回路12で波形等化処理し、チャンネルデコーダでチ
ャンネルデコード処理し、デシャッフリング回路14で
デシャッフリング処理し、ECCデコーダ15でエラー
訂正を行い、圧縮デコーダ16で上述したような処理を
行って元のデータを得、この出力に対してエラー修正回
路17でエラーフラグに基いてエラー修正処理を行う。
【0023】そしてディジタル−アナログインターフェ
ース回路18でアナログ信号に変換し、この後内部或い
は外部のキャラクタ発生回路20で発生したキャラクタ
信号を混合し、この出力信号をアナログ−ディジタルイ
ンターフェース回路2でディジタル信号に変換し、この
ディジタル信号を圧縮エンコーダ3で圧縮し、この出力
をシャッフリング回路4でシャッフリング処理し、更に
ECCエンコーダ5でパリティを付加し、チャンネルコ
ーダ6でチャンネルエンコード処理した後に、記録増幅
回路7を介して記録ヘッド8に供給し、再び元の記録位
置に記録する。
【0024】図9は図8に示したリードモディファイラ
イト時における構成において、各ポイントp1〜p6で
のデータのタイミングを示している。
【0025】この図9に示すように、図8に示した再生
ヘッド10によるアドバンス再生時、即ち、ポイントp
1のデータがECCデコーダ15の出力、つまり、ポイ
ントp2においてはデシャッフリング回路14及びEC
Cデコーダ15の処理で1/3フィールド遅延し、圧縮
デコーダ16の出力、つまり、ポイントp3においては
圧縮デコーダ16の処理で1フィールド遅延し、更に圧
縮エンコーダ3の出力、つまり、ポイントp4において
は圧縮エンコーダ3の処理で1フィールド遅延し、EC
Cエンコーダの出力、つまり、ポイントp5において1
/3フィールド遅延する。
【0026】つまり、圧縮処理を行うディジタルVTR
では少なくとも記録ヘッド8が記録を行うよりも2+2
/3フィールド以上前で記録トラックを走査しなければ
ならないことになる。尚、他の回路では数十μs〜数百
μs程度の遅延である。
【0027】一方、コンフィデンス再生、つまり、記録
同時再生を行う場合は、再生ヘッド10で、図9に示す
ように、図8に示すポイントp6のデータのタイミング
よりも後に再生が行われなければならないので、上述し
たように、記録ヘッド8の記録時よりも遅れてその記録
トラックを走査する必要がある。
【0028】従って、図9に示すように、アドバンス再
生とコンフィデンス再生の差は3フィールドとなる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した圧
縮処理を行って記録するようにしたディジタルVTRに
おいてDTヘッドを用いる場合、図9の説明から明かな
ように、アドバンス再生とコンフィデンス再生の差が少
なくとも3フィールド以上となるようにDTヘッドの高
さを変えなければならない。
【0030】しかしながら、この3フィールドの高さは
1組のDTヘッドで実現することが困難であり、更に、
圧縮処理を行うディジタルVTRにおいては、ヘッドの
角度割り、信号処理系のメモリ構成等を考慮すると、ア
ドバンス再生とコンフィデンス再生の差は4フィールド
は必要である。
【0031】従って、DTヘッドを用いてアドバンス再
生とコンフィデンス再生を行うことができないという不
都合があった。
【0032】更に、上述したディジタルVTRにおいて
は、再生速度が高速になればなる程ヘッドが多数フィー
ルドにわたって走査するので、1フィールドあたりのヘ
ッドが再生できるデータ量はますます少なくなり、上述
したDTヘッドを用いても高速再生時には著しく画質を
劣化させてしまうという不都合があった。
【0033】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、アドバンス再生及びコンフィデンス再生を行う
ことができると共に、高速再生時の画質劣化を防止する
ことのできるディジタルデータ再生装置を提案しようと
するものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転ドラム上
の異なる位置に配置された第1及び第2の磁気ヘッド1
0a、10cと、これら第1及び第2の磁気ヘッド10
a、10cからの再生信号を信号処理する第1及び第2
の信号処理手段11a、12a、13a及び21a、1
1c、12c、13c及び21cと、これら第1及び第
2の信号処理手段11a、12a、13a及び21a、
11c、12c、13c及び21cからの第1及び第2
の再生信号のエラー訂正を行う第1及び第2のエラー訂
正手段22a、22cと、これら第1及び第2のエラー
訂正手段22a、22cからの第1及び第2の出力の
内、相関関係の高い方を出力するようにしたものであ
る。
【0035】更に上述において本発明は、第1の再生系
11a、12a、13a及び21aと、第2の再生系1
1c、12c、13c及び21cと、第1の再生系11
a、12a、13a及び21aにおいて同期ブロックと
しての情報が得られたときに第1のフラグをリセット
し、少なくとも1フィールド期間内において同期ブロッ
クとしての情報が得られないときに第1のフラグを歩進
する第1のフラグ発生手段40と、第2の再生系11
c、12c、13c及び21cにおいて同期ブロックと
しての情報が得られたときに第2のフラグをリセット
し、少なくとも1フィールド期間内において同期ブロッ
クとしての情報が得られないときに第2のフラグを歩進
する第2のフラグ発生手段44と、第1及び第2の再生
系11a、12a、13a及び21a、11c、12
c、13c及び21cにおいて同期ブロックとしての情
報が得られたときにその情報を記憶する記憶手段45
と、第1及び第2のフラグを比較し、値の少ない方の第
1または第2のフラグに対応する情報を第1または第2
の記憶手段45から読み出し、出力する制御手段39と
を有するものである。
【0036】更に上述において本発明は、記憶手段45
は、メモリ34と、このメモリ34に対して書き込み及
び読み出しアドレス信号、書き込みイネーブル信号を供
給するメモリ制御手段30と、制御手段39に対してタ
イミング信号を供給するタイミング発生手段31とで構
成されるものである。
【0037】更に上述において本発明は、第1或いは第
2のフラグ発生手段40或いは44が自己のフラグの値
を1ビットの情報量で第2または第1のフラグ発生手段
44または40に伝達するようにしたものである。
【0038】
【作用】上述せる本発明の構成によれば、回転ドラム上
の異なる位置に配置された第1及び第2の磁気ヘッド1
0a、10cからの再生信号を第1及び第2の信号処理
手段11a、12a、13a及び21a、11c、12
c、13c及び21cとで信号処理し、これら第1及び
第2の信号処理手段11a、12a、13a及び21
a、11c、12c、13c及び21cからの第1及び
第2の再生信号のエラー訂正を第1及び第2のエラー訂
正手段22a、22cで行い、これら第1及び第2のエ
ラー訂正手段22a、22cからの第1及び第2の出力
の内、相関関係の高い方を出力する。
【0039】また上述せる本発明の構成によれば、第1
の再生系11a、12a、13a及び21aにおいて同
期ブロックとしての情報が得られたときに第1のフラグ
をリセットし、少なくとも1フィールド期間内において
同期ブロックとしての情報が得られないときに第1のフ
ラグを第1のフラグ発生手段40で歩進し、第2の再生
系11c、12c、13c及び21cにおいて同期ブロ
ックとしての情報が得られたときに第2のフラグをリセ
ットし、少なくとも1フィールド期間内において同期ブ
ロックとしての情報が得られないときに第2のフラグを
第2のフラグ発生手段44で歩進し、第1及び第2の再
生系11a、12a、13a及び21a、11c、12
c、13c及び21cにおいて同期ブロックとしての情
報が得られたときにその情報を記憶手段45で記憶し、
制御手段39により第1及び第2のフラグを比較し、値
の少ない方の第1または第2のフラグに対応する情報を
第1または第2の記憶手段45から読み出し、出力す
る。
【0040】更に上述において本発明の構成によれば、
メモリ34に対して書き込み及び読み出しアドレス信
号、書き込みイネーブル信号をメモリ制御手段30から
供給し、制御手段39に対してタイミング発生手段31
がタイミング信号を供給する。
【0041】更に上述において本発明の構成によれば、
第1或いは第2のフラグ発生手段40或いは44が自己
のフラグの値を1ビットの情報量で第2または第1のフ
ラグ発生手段44または40に伝達する。
【0042】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明ディジタルデ
ータ再生装置の一実施例について詳細に説明する。
【0043】この図1において、図5及び図8と対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0044】図において、10aはアドバンス再生用の
再生ヘッド、10cはコンフィデンス再生用の再生ヘッ
ドであり、これら2つの再生ヘッド10a及び10cは
互いに再生時に例えば4フィールドの再生時間差を持つ
ように、図示しない回転ドラムに高さを変えて取り付け
る。
【0045】また、以下に説明する各構成要素の符号の
内“a”はアドバンス側、“c”はコンフィデンス側で
あることを示す。つまり、本例においては、再生ヘッド
10a及び10cに対応して一部の再生系を2系統持つ
ようにする。
【0046】アドバンス側の再生ヘッド10aからの再
生信号は波形等化回路12aに供給されて波形等化処理
された後にチャンネルデコーダ13aに供給され、この
チャンネルデコーダ13aにおいてチャンネルデコード
された後に同期検出回路21aに供給されて同期検出さ
れる。
【0047】そしてこの後内符号デコーダ22aに供給
される。この内符号デコーダ22aは同期検出回路21
aからのディジタルデータの内符号のパリティを用いて
内符号エラー訂正を行い、エラー訂正不能のデータに対
応してエラーフラグを発生する。この内符号デコーダ2
2aでエラー訂正されたデータはメモリ24aに供給さ
れ、このメモリ24aに図示しないメモリコントローラ
等からのアドレス信号によって記憶され、更に後述する
相関回路25に供給される。
【0048】次に、コンフィデンス側について説明す
る。コンフィデンス側の再生ヘッド10cからの再生信
号は波形等化回路12cに供給されて波形等化処理され
た後にチャンネルデコーダ13cに供給され、このチャ
ンネルデコーダ13cにおいてチャンネルデコードされ
た後に同期検出回路21cに供給されて同期検出され
る。
【0049】そしてこの後内符号デコーダ22cに供給
される。この内符号デコーダ22cは同期検出回路21
cからのディジタルデータの内符号のパリティを用いて
内符号エラー訂正を行い、エラー訂正不能のデータに対
応してエラーフラグを発生する。この内符号デコーダ2
2cでエラー訂正されたデータはメモリ24cに供給さ
れ、このメモリ24cに図示しないメモリコントローラ
等からのアドレス信号によって記憶され、更に読み出さ
れて相関回路25に供給される。
【0050】ここで、アドバンス側のメモリ24aはコ
ンフィデンス側のメモリ24cの容量の4倍の容量、或
いは4フィールド分の遅延量を持つ。例えばFIFO
(ファースト・イン・ファースト・アウト)メモリを用
いる場合は、データの書き込みと読み出しのタイミング
の差で4フィールド分の遅延量を得ることができる。つ
まり、アドバンス側の再生ヘッド10aがコンフィデン
ス側の再生ヘッド10cよりも4フィールド分先に記録
トラックを再生するので、これに対応して4フィールド
分アドバンス側のデータを遅延させてコンフィデンス側
のデータと時間合わせを行うためである。
【0051】相関回路25は内符号デコーダ22aでエ
ラー訂正を施した後のデータ、並びに内符号デコーダ2
2cでエラー訂正を施した後のデータについて相関計算
を行う。この相関計算としては、例えばアドバンス側コ
ンフィデンス側の各データについて、新しく得られたデ
ータと前のデータとを夫々比較し、相関計算によって相
関の高さを示す相関値をアドバンス側及びコンフィデン
ス側について得、その相関値を比較した結果に基いてデ
ータセレクタ26に制御信号を供給する。
【0052】即ち、アドバンス側のデータの相関値がコ
ンフィデンス側の相関値よりも高い場合は、データセレ
クタ26に制御信号を供給してメモリ24aから読み出
されたデータを出力するようにし、コンフィデンス側の
データの相関値がアドバンス側の相関値よりも高い場合
は、データセレクタ26に制御信号を供給してメモリ2
4cから読み出されたデータを出力するようする。
【0053】このデータセレクタ26から出力されたデ
ータは圧縮デコーダ16に供給されて例えばIDCT
(逆離散コサイン変換)や復号化処理が施されて元のデ
ータに変換された後に出力端子28を介して図示しない
圧縮処理を行うディジタルVTRの本体回路等に供給さ
れる。
【0054】ところで、この図1に示す構成はシャトル
再生等、高速再生のときに特に有効となる構成である。
つまり、データセレクタ26から出力したデータを外符
号デコーダでエラー訂正を行わないようにすることによ
り、シャトル再生時においても良好にデータを再生でき
るようにしている。
【0055】また、リードモディファイライトを行える
ようにする場合は、上述したように、再生ヘッド10a
が図示しない記録ヘッドが記録を行うよりも2+2/3
フィールド以上前で記録トラックを走査できるように再
生ヘッド10aと記録ヘッドを配置するようにすれば良
い。
【0056】このように、本例においては、アドバンス
側とコンフィデンス側とで再生ヘッド(或いは記録再生
ヘッド)10a、10cを設け、これらアドバンス側の
再生ヘッド10a及び10cに対応して必要最小限の再
生系を2系統設けると共に、内符号デコーダ22a及び
22cからのデータについて相関回路25で夫々相関を
調べ、相関の高い方のデータを出力するようにしたの
で、シャトル再生等の高速再生時において、1つの再生
ヘッドを用いた場合よりも相関性の強いデータを得るこ
とができると共に、エラーとなっていない方のデータを
エラーフラグから判断して出力するようにしたので、ア
ドバンス再生及びコンフィデンス再生を行うことができ
ると共に、高速再生時の画質劣化を防止し、良好な再生
画像を得ることができる。更に、通常の再生時において
も、当然用いることができ、例えば再生ヘッド10a、
10bにヘッドクローグやヘッドの摩耗が生じても、何
れか一方のエラーフラグの立たなかったデータを出力、
即ち、互いに補間するようになっているので、何れか一
方、或いは両方の出力が低下したときにでも良好な再生
を行うことができる。
【0057】次に、図2を参照して図1に示したディジ
タルデータ再生装置の他の例を説明する。
【0058】図2において、30はメモリコントローラ
で、図示しないクロック発生回路や同期発生回路等から
のクロック信号及び同期信号等に基いて、メモリ34に
対する書き込み及び読み出しアドレス信号、書き込みイ
ネーブル信号を供給する。31は入力端子31aを介し
て図示しない再生系からの同期信号(例えばシンクブロ
ック先頭を示す信号)に基いてメモリ34に対する後述
するオールドフラグの書き込み及び読み出しアドレス信
号としての制御信号SEL1及びSEL3、オールドフ
ラグ書き込みイネーブル信号WRofを供給するタイミ
ング発生回路である。
【0059】これらメモリコントローラ30からの書き
込み、読み出しアドレス信号並びにタイミング発生回路
31からの制御信号SEL1、SEL2はセレクタ32
によって選択的にメモリ34に供給される。また、これ
らメモリコントローラ30からの書き込みイネーブル信
号、並びにタイミング発生回路31からのオールドフラ
グ書き込みイネーブル信号WRofはセレクタ33によ
って選択的にメモリ34に供給される。
【0060】メモリ34には入力端子34aを介して例
えば図1に示した内符号デコーダ22aからのエラー訂
正後のデータが供給される。つまり、このメモリ34は
図1に示したメモリ24aに対応する。このメモリ34
に記憶されたデータはラッチ回路36でラッチされた後
にデータセレクタ37に供給される。
【0061】データセレクタ37は後述するスレーブ
(コンフィデンス側に対応する)側IC42からのデー
タSda及びラッチ回路36からのデータMdaを比較
回路39からの比較信号COMPに基いて選択的に出力
端子38を介して例えば図1に示した圧縮デコーダ16
等に供給する。ここで例えばデータはエラーフラグを含
めて9ビットとする。
【0062】また、上述したタイミング発生回路31は
比較回路39に対して制御信号SEL2を供給する。比
較回路39はこの制御信号SEL2に基いてオールドフ
ラグカウンタ40からのオールドフラグMof及び後述
するスレーブ側IC42からのオールドフラグSofの
値を比較し、その結果に基いて上述した比較信号COM
Pを出力する。後述するが、この比較回路39はオール
ドフラグMofとSofの値を比較するとき、値の小さ
かった方のフラグMofまたはSofの方のデータMd
aまたはSdaがデータセレクタ37から出力されるよ
うにデータセレクタ37を制御する。
【0063】オールドフラグカウンタ40には、シンク
ブロックとしてデータが成立したときに、メモリ34の
各内符号ブロックのシンクデータの記憶エリアに“00
h”が図示しないオールドフラグMofの書き込み回路
等によって書き込まれることにより、“00h”を示す
データが供給され、内符号ブロック単位のデータが得ら
れないときにはラッチ回路36からのオールドフラグM
ofに+1を加算してデータの値を歩進させ、この新た
なオールドフラグMofを再びメモリ34に供給する。
【0064】ここで、上述した各回路で例えばマスター
側IC35を構成する。このマスターは図1においては
アドバンス側に相当する。
【0065】次にスレーブ側IC42について説明す
る。45はメモリモジュールで、この内部構成はマスタ
ーIC35のメモリ34、セレクタ32及び33、メモ
リコントローラ30、タイミング発生回路31となる。
尚、このスレーブ側IC42でメモリモジュール45を
用いずに、マスターIC35のメモリモジュールとして
のメモリ34、セレクタ32及び33、メモリコントロ
ーラ30、タイミング発生回路31をマスター側IC3
5と共に共有するようにしても良い。
【0066】このメモリモジュール45は入力端子45
aを介して入力される内符号によるエラー訂正後のデー
タ並びにオールドフラグSofを記憶すると共に、読み
出したデータSdaをラッチ回路43を介してデータセ
レクタ37に供給すると共に、オールドフラグSofを
ラッチ回路43を介してオールドフラグカウンタ44、
オールドフラグカウンタ40、比較回路39に夫々供給
する。つまり、このメモリモジュール45の図示しない
メモリ(マスター側でのメモリ34に相当するメモリ)
に対応し、図1においては、コンフィデンス側のメモリ
24cに対応する。
【0067】尚、内部構成要素による処理については、
オールドフラグSofを扱うことと、マスター側IC3
5の持つ比較回路39を持たないこと以外はマスター側
IC35と同様なので、その説明を省略する。
【0068】ここで、メモリモジュール45内のメモリ
(図示せず)及び上述したマスター側IC35のメモリ
34の内部のシンクブロックのデータ配列(内符号配
列)について図4を参照して説明する。
【0069】この図4に示すように、先ず、マスター側
IC35のメモリ34の内部は、マスター側オールドフ
ラグMofのエリア、マスター側のID0のエリア、マ
スター側のID1のエリア、マスター側のデータMda
のエリアに分けられている。
【0070】そしてマスター側のオールドフラグMof
のエリアにはオールドフラグMof0、Mof1、・・
・・Mofnが記憶され、マスター側のID0のエリア
にはI00、I01、・・・・I0nが記憶され、マス
ター側のID1のエリアにはI10、I11、・・・・
I1nが記憶され、マスター側のデータMdaのエリア
には夫々Mda0、Mda1、・・・・Mdanが記憶
される。つまり、シンクブロックとしてデータが得られ
たときにはこのメモリ34のエリアに順次データが内符
号の配列形式で書き込まれる。ここで、オールドフラグ
Mofは本来シンクデータに対応する位置に記憶され
る。
【0071】また、スレーブ側IC42の図示しないメ
モリの内部は、スレーブ側オールドフラグSofのエリ
ア、スレーブ側のID0のエリア、スレーブ側のID1
のエリア、スレーブ側のデータSdaのエリアに分けら
れている。
【0072】そしてスレーブ側のオールドフラグSof
のエリアにはオールドフラグSof0、Sof1、・・
・・Sofnが記憶され、スレーブ側のID0のエリア
にはI00、I01、・・・・I0nが記憶され、スレ
ーブ側のID1のエリアにはI10、I11、・・・・
I1nが記憶され、スレーブ側のデータSdaのエリア
には夫々Sda0、Sda1、・・・・Sdanが記憶
される。つまり、シンクブロックとしてデータが得られ
たときにはこのメモリのエリアに順次データが内符号の
配列形式で書き込まれる。ここで、オールドフラグSo
fは本来シンクデータに対応する位置に記憶される。
【0073】次に、図3を参照して図2に示した回路の
動作について説明する。
【0074】図3Aに示す同期信号(但し、図1に示し
たデコーダで得られたシンクブロックの先頭を示す信号
とする)をスタート信号とし、その後図3Bに示す読み
出し書き込みの周期の1/2の周期のクロック信号4周
期分の区間が比較回路39の動作期間となる。メモリ3
4或いはメモリモジュール45のアクセスは図3Bに示
すように1クロック分の周期毎に書き込み及び読み出し
が行われる。また、図3Bに示す書き込み及び読み出し
の各期間の内、書き込みの期間は図4A及びBに示した
マスター側のデータMda及びスレーブ側のデータSd
aの書き込みを行っているので、タイミング発生回路3
1でのメモリアクセスは読み出しの期間に行う。
【0075】先ず、図3Cに示す制御信号SEL1の
“1”の部分で図3D及びEに示す1サイクル前にメモ
リ34及びメモリモジュール45のメモリに書き込んだ
オールドフラグMof及びSofを読み出す。オールド
フラグSofはオールドフラグカウンタ40及び比較回
路39に夫々供給される。尚、オールドフラグMof及
びSofは再生時にデータとして成立したシンクブロッ
クをメモリ34及びメモリモジュール45のメモリに書
き込むときに図示しないオールドフラグ書き込み回路等
により“00h”が書き込まれてリセットされる。
【0076】次に、比較回路39において、図3Fに示
す制御信号SEL2の“1”の部分で図3D及びEに示
した2つのオールドフラグMof及びSofが比較され
る。そしてその結果が例えば図3Gに示すように“1”
または“0”の出力となってデータセレクタ37に供給
される。ここで、セレクタ37によるセレクト動作はオ
ールドフラグMofまたはSofの値の小さい方のデー
タMdaまたはSdaを選択する論理である。また、こ
のクロックの期間にオールドフラグMof及びSofは
オールドフラグカウンタ40及び44によって+1され
て歩進する。歩進するということは、メモリ34及びメ
モリモジュール45から読み出されるデータMda、S
da及びオールドフラグMof、Sofのリフレッシュ
が行われない場合、つまり、1フィールド毎にデータの
古さが増すということを意味する。
【0077】そして図3Hに示す制御信号SEL3及び
図3Iに示す書き込みライトイネーブル信号WEofが
セレクタ32及び33で夫々選択されてメモリ34及び
メモリモジュール45のメモリに夫々供給され、オール
ドフラグMof及びSofが夫々図4A及びBに示した
オールドフラグのエリアに記憶される。
【0078】例えば図3Gに示す比較結果COMPがハ
イレベル“1”のときにオールドフラグSofの値がオ
ールドフラグMofの値より小さいことを示す場合は、
この後、スレーブ側のデータSdaはメモリコントロー
ラ30によるアクセスによって読み出された後にデータ
セレクタ37に供給され、データDaとして出力端子3
8を介して出力される。
【0079】オールドフラグMof及びSofはデータ
のリフレッシュが行われるまで1づつインクリメント
(但し、本例において、歩進、或いはインクリメント
は、一般に周知なクロックのカウントによるものでな
く、“1”を加算する動作である)されるが、その値は
“FFh”または“FEh”でストップする。オールド
フラグ用のカウンタ40または44がストップするとい
うのはデータの古さが最大となったことを意味する。
【0080】オールドフラグの比較を行う上でマスター
側IC35とスレーブ側IC42の両方が“FFh”で
あると比較ができなくなるので、どちらか一方のオール
ドフラグMofまたはSofが先に“FFh”になった
場合、他方のオールドフラグMofまたはSofを“E
Fh”でストップし、データの新旧情報を残すようにす
る。
【0081】従って、マスターIC35のオールドフラ
グカウンタ40は例えば“FFh”になったときに8ビ
ット分全てを送らずに、“FFh”を検出したことを1
ビットでオールドフラグカウンタ44に供給するように
している。尚、“FFh”のときにはマスター側IC3
5、即ち、アドバンス側のデータが新しいので、アドバ
ンス側を選択するようにする。更に、再生方向がリバー
ス方向のときにはスレーブ側、即ち、コンフィデンス側
のデータが新しいので、これを選択するようにする。図
に示すように、オールドフラグカウンタ40にはオール
ドフラグカウンタ44からのオールドフラグSofも供
給されているので、この例ではオールドフラグカウンタ
40からオールドフラグカウンタ44に“FFh”を検
出したことを通知すれば良いわけである。
【0082】このように、本例においては、アドバンス
側で再生を行ったときにデータがシンクブロックとして
得ることができたときにはオールドフラグMofを“0
0h”にリセットし、データが得られないときにはフィ
ールド単位で加算によるインクリメントを行うように
し、コンフィデンス側で再生を行ったときにデータがシ
ンクブロックとして得ることができたときにはオールド
フラグSofを“00h”にリセットし、データが得ら
れないときにはフィールド単位で加算によるインクリメ
ントを行うようにすると共に、比較回路39でこれら2
つのオールドフラグMof及びSofを比較し、値の小
さい方のオールドフラグMofまたはSofに対応する
データMdaまたはSdaをデータセレクタ37を介し
て出力するようにしたので、アドバンス再生及びコンフ
ィデンス再生を行うことができると共に、通常再生時は
もちろん、高速再生時の画質劣化を防止し、良好な再生
画像を得ることができる。また、ヘッドクローグやヘッ
ドの摩耗、何れか一方、或いは両方の出力の低下時にお
いても良好な画像を出力することができる。また、オー
ルドフラグMofが所定値となったことを1ビットでオ
ールドフラグカウンタ44に伝送するようにしたので処
理及び回路構成を簡単にできる。
【0083】尚、上述の例においてマスター側IC3
5、スレーブ側IC42を示したがICでなくとも、ま
た、図2に示した回路以外もIC化しても良い。
【0084】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0085】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、回転ドラム上
の異なる位置に配置された第1及び第2の磁気ヘッド1
0a、10cからの再生信号を第1及び第2の信号処理
手段11a、12a、13a及び21a、11c、12
c、13c及び21cとで信号処理し、これら第1及び
第2の信号処理手段11a、12a、13a及び21
a、11c、12c、13c及び21cからの第1及び
第2の再生信号のエラー訂正を第1及び第2のエラー訂
正手段22a、22cで行い、これら第1及び第2のエ
ラー訂正手段22a、22cからの第1及び第2の出力
の内、相関関係の高い方を出力するようにしたので、ア
ドバンス再生及びコンフィデンス再生を行うことができ
ると共に、通常再生時はもちろん、高速再生時の画質劣
化を防止し、良好な再生画像を得ることができる。ま
た、ヘッドクローグやヘッドの摩耗、何れか一方、或い
は両方の出力の低下時においても良好な画像を出力する
ことができる。
【0086】また上述せる本発明によれば、第1の再生
系において同期ブロックとしての情報が得られたときに
第1のフラグをリセットし、少なくとも1フィールド期
間内において同期ブロックとしての情報が得られないと
きに第1のフラグを第1のフラグ発生手段で歩進し、第
2の再生系において同期ブロックとしての情報が得られ
たときに第2のフラグをリセットし、少なくとも1フィ
ールド期間内において同期ブロックとしての情報が得ら
れないときに第2のフラグを第2のフラグ発生手段で歩
進し、第1及び第2の再生系において同期ブロックとし
ての情報が得られたときにその情報を記憶手段で記憶
し、制御手段により第1及び第2のフラグを比較し、値
の少ない方の第1または第2のフラグに対応する情報を
第1または第2の記憶手段から読み出し、出力するよう
にしたので、アドバンス再生及びコンフィデンス再生を
行うことができると共に、通常再生時はもちろん、高速
再生時の画質劣化を防止し、良好な再生画像を得ること
ができる。また、ヘッドクローグやヘッドの摩耗、何れ
か一方、或いは両方の出力の低下時においても良好な画
像を出力することができる。
【0087】更に上述において本発明によれば、メモリ
に対して書き込み及び読み出しアドレス信号、書き込み
イネーブル信号をメモリ制御手段から供給し、制御手段
39に対してタイミング発生手段がタイミング信号を供
給するようにしたので、上述の効果に加え、2系統から
の再生データを良好に記憶し、これを出力することがで
きると共に、第1及び第2のフラグの比較による制御を
良好に行うことができる。
【0088】更に上述において本発明によれば、第1或
いは第2のフラグ発生手段が自己のフラグの値を1ビッ
トの情報量で第2または第1のフラグ発生手段またはに
伝達するようにしたので、伝送情報量を最小限とでき、
これによって、出力端子及び入力端子の数を最もすくな
くでき、処理の簡単化、回路の簡単化、回路コストの抑
制を図ることができ、更にIC化した場合にはICのコ
ストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディジタルデータ再生装置の一実施例を
示す構成図である。
【図2】本発明ディジタルデータ再生装置の他の例を示
す構成図である。
【図3】本発明ディジタルデータ再生装置の他の例の説
明に供するタイミングチャートである。
【図4】本発明ディジタルデータ再生装置の他の例の説
明に供するメモリ内のデータ配列を示す説明図である。
【図5】ディジタルVTRで行われるリードモディファ
イライトを説明するための構成図である。
【図6】図5に示したディジタルVTRでリードモディ
ファイライトを行うときのデータのタイミングを説明す
るための説明図である。
【図7】ディジタルVTRの記録系及び再生系の例を示
す構成図である。
【図8】図7に示したディジタルVTRで行われるリー
ドモディファイライトを説明するための構成図である。
【図9】図7に示したディジタルVTRで行われるリー
ドモディファイライトを行うときのデータのタイミング
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10a 磁気ヘッド(アドバンス磁気ヘッド) 10c 磁気ヘッド(コンフィデンス磁気ヘッド) 11a、11c 再生増幅回路 12a、12c 波形等化回路 13a、13c チャンネルデコーダ 21a、21c 同期検出回路 22a、22c 内符号デコーダ 24a、24c、34 メモリ 25 相関回路 26、37 データセレクタ 30 メモリコントローラ 31 タイミング発生回路 32、33 セレクタ 35 マスター側IC 36、43 ラッチ回路 39 比較回路 40、44 オールドフラグカウンタ 42 スレーブ側IC 45 メモリモジュール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム上の異なる位置に配置された
    第1及び第2の磁気ヘッドと、 これら第1及び第2の磁気ヘッドからの再生信号を信号
    処理する第1及び第2の信号処理手段と、 これら第1及び第2の信号処理手段からの第1及び第2
    の再生信号のエラー訂正を行う第1及び第2のエラー訂
    正手段と、 これら第1及び第2のエラー訂正手段からの第1及び第
    2の出力の内、相関関係の高い方を出力するようにした
    ことを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 第1の再生系と、 第2の再生系と、 第1の再生系において同期ブロックとしての情報が得ら
    れたときに第1のフラグをリセットし、少なくとも1フ
    ィールド期間内において同期ブロックとしての情報が得
    られないときに上記第1のフラグを歩進する第1のフラ
    グ発生手段と、 第2の再生系において同期ブロックとしての情報が得ら
    れたときに第2のフラグをリセットし、少なくとも1フ
    ィールド期間内において同期ブロックとしての情報が得
    られないときに上記第2のフラグを歩進する第2のフラ
    グ発生手段と、 上記第1及び第2の再生系において同期ブロックとして
    の情報が得られたときにその情報を記憶する記憶手段
    と、 上記第1及び第2のフラグを比較し、値の少ない方の第
    1または第2のフラグに対応する情報を上記第1または
    第2の記憶手段から読み出し、出力する制御手段とを有
    することを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、 メモリと、 このメモリに対して書き込み及び読み出しアドレス信
    号、書き込みイネーブル信号を供給するメモリ制御手段
    と、 上記制御手段に対してタイミング信号を供給するタイミ
    ング発生手段とで構成されることを特徴とする請求項2
    記載のディジタルデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 上記第1或いは第2のフラグ発生手段が
    自己のフラグの値を1ビットの情報量で第2または第1
    のフラグ発生手段に伝達するようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載のディジタルデータ再生装置。
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