JPH06301711A - 高速アダマール変換器 - Google Patents

高速アダマール変換器

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JPH06301711A
JPH06301711A JP5087335A JP8733593A JPH06301711A JP H06301711 A JPH06301711 A JP H06301711A JP 5087335 A JP5087335 A JP 5087335A JP 8733593 A JP8733593 A JP 8733593A JP H06301711 A JPH06301711 A JP H06301711A
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log
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JP5087335A
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Inventor
Michiaki Takano
道明 高野
Toshio Tachika
寿夫 田近
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードウェア規模を増大しないで高速アダマ
ール変換を実現する。 【構成】 4ビット8次元入力ベクトルxの成分データ
系列100をシフトレジスタ11で7ビットの8段でシ
フト操作を施した各段の出力データ101〜108に対
し、1段目の加/減算器21と31で所定の1ビット加
減算を施した出力データ201〜208を2段目の加/
減算器22と32でさらに所定の1ビット加減算を施し
た出力データ301〜308を3段目の加/減算器23
と33でさらにまた所定の1ビット加減算を施し、8次
元出力ベクトルyの各成分データy1 〜y8 として出力
する。各段目とも最下位ビットのタイミングでリセット
/セットをしパイプライン処理をする。 【効果】 この発明のパイプライン処理変換方式は、従
来の並列処理変換方式に比べ約1/6のハードウェア規
模で済み、標準ゲート構成時の実装面積縮小化やチップ
化時のゲート数軽減による低消費電力化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動体通信などのCD
MA(符号分割多元接続)方式で直交変調を施した受信
信号の復調などに有用な高速アダマール変換器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば文献(宮川他:符号理論、昭晃
堂、463頁)に示す従来例の高速アダマール変換器は
図6のように、たとえば8次の高速アダマール変換(F
HT,Fast Hadamard Transfor
m)を施すとき、シフトレジスタ11aは、合計8個用
いる。8次元入力ベクトルxの各成分データx1
2、…、x8 に対しそれぞれ量子化ビット数pビット
のシフト操作を施す。1段目の複数ビット加/減算器2
1aと31aは、合計8個用いる。各シフトレジスタ1
1aから各出力データx1 、x2 、…、x8 に対し、所
定の複数ビット加減算を施し、各出力データu1 、u
2 、…、u8 を生成する。 u1 =x1 +x22 =x1 −x23 =x3 +x44 =x3 −x45 =x5 +x66 =x5 −x67 =x7 +x88 =x7 −x8 2段目の複数ビット加/減算器22aと32aは、合計
8個用いる。1段目の各加/減算器21aと31aから
各出力データu1 、u2 、…、u8 に対し、さらに所定
の複数ビット加減算を施し、各出力データv1 、v2
…、v8 を生成する。 v1 =u1 +u3 =x1 +x2 +x3 +x42 =u2 +u4 =x1 −x2 +x3 −x4 v3 =u1 −u3 =x1 +x2 −x3 −x44 =u2 −u4 =x1 −x2 −x3 +x45 =u5 +u7 =x5 +x6 +x7 +x86 =u6 +u8 =x5 −x6 +x7 −x87 =u5 −u7 =x5 +x6 −x7 −x88 =u6 −u8 =x5 −x6 −x7 +x8 3段目の複数ビット加/減算器23aと33aは、合計
8個用いる。2段目の各加/減算器22aと32aから
各出力データv1 、v2 、…、v8 に対し、さらにまた
所定の複数ビット加減算を施し、8次元出力ベクトルy
の各成分データy1 、y2 、…、y8 として出力する。 y1 =v1 +v5 =x1 +x2 +x3 +x4 +x5+x6
+x7 +x82 =v2 +v6 =x1 −x2 +x3 −x4 +x5−x6
+x9 −x83 =v3 +v7 =x1 +x2 −x3 −x4 +x5+x6
−x7 −x84 =v4 +v8 =x1 −x2 −x3 +x4 +x5−x6
−x7 +x85 =v1 −v5 =x1 +x2 +x3 +x4 −x5−x6
−x7 −x86 =v2 −v6 =x1 −x2 +x3 −x4 −x5+x6
−x7 +x87 =v3 −v7 =x1 +x2 −x3 −x4 −x5−x6
+x7 +x88 =v4 −v8 =x1 −x2 −x3 +x4 −x5+x6
+x7 −x8
【0003】上記従来例の高速アダマール変換器は、量
子化ビット数pのn次元入力ベクトルの各成分データに
対し、n×log2 n個の複数ビット加/減算器による
並列処理で加減算を施しn次のアダマール変換をし、n
次元出力ベクトルの各成分データを生成する方式(並列
処理変換方式)を採る。
【0004】並列処理変換方式はすべてハードウェアで
実現するとき、次元数nと量子化ビット数pの入力デー
タに対し、つぎのハードウェア構成を必要とし、たとえ
ばn=64とp=4のとき全ゲート数は約66kにな
る。 構成品 個数 ゲートの重み pビット全加算器 n * (p+1)ビット全加算器 n * ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (p−1+log2 n)ビッ n * ト全加算器 ラッチ n×Σk (p+k−1) 6 k=1〜log2 n インバータ n×Σk (p+k−1) 0.7 k=1〜log2 n シフトレジスタ n×p 6 * 1ビット全加算器から順に6,16.3,33.
3,50.3,75.3,102,136.2,17
7,225.2…
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の高
速アダマール変換器では、次元数nと量子化ビット数p
の入力データに対し、pビット、(p+1)ビット、
…、(p−1+log2 n)ビットの各全加算器がn個
づつ必要であり、一般にキャリールックアヘッド(桁上
げ先見)法を採るから、加/減算器のビット数が大きく
なるほどハードウェア規模を増大する。またn×(p+
log2 n)回の変数入れ換えをして加減算をするよう
にソフトウェアによる実現方式を採ってもマイクロプロ
セッサやメモリに膨大なゲート数を必要とする問題点が
あった。
【0006】この発明が解決しようとする課題は、高速
アダマール変換器でハードウェア規模を増大しないよう
にパイプライン処理またはバタフライ演算処理で加減算
を施しn次のアダマール変換をする方式(パイプライン
処理またはバタフライ演算処理変換方式)を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の高速アダマー
ル変換器は、上記課題を解決するためつぎの手段を設
け、パイプライン処理変換方式を採ることを特徴とす
る。
【0008】シフトレジスタは、n段の縦続接続をす
る。量子化ビット数pのn次元入力ベクトル成分データ
系列で最下位からのビット直列入力をし、各段当たり少
なくともpビットのシフト操作を施し、各段ごとに出力
データを生成する。
【0009】1ビット加/減算器は、log2 n段の各
段目をn個で構成し合計n×log2 n個用いる。シフ
トレジスタの各段からn個の各出力データに対し、まず
1段目で所定の1ビット加減算を施した後、各段目から
n個の各出力データを次段目の入力としてさらに所定の
1ビット加減算を繰返す。log2 n段目からn個のn
次元出力ベクトルの各成分データとして出力する。各段
目とも最下位ビットのタイミングでリセット/セットを
してパイプライン処理をする。
【0010】またこの発明に分野と課題同一の他の発明
の高速アダマール変換器は、上記課題を解決するためつ
ぎの手段を設け、バタフライ演算処理変換方式を採るこ
とを特徴とする。
【0011】入力ラッチは、合計n個用いる。量子化ビ
ット数pのn次元入力ベクトルの各成分データごとにビ
ット直列入力をし、ビットごとに一時記憶する。
【0012】(p−1+log2 n)ビット加算器およ
び減算器は、各1個の(p−1+log2 n)ビット加
算器および減算器でn/2個のバタフライ演算器を構成
する。1回目のとき各入力ラッチからn個の各出力デー
タ、および2回目からlog2 n回目までのとき各セレ
クタ有と無ラッチからn個の各フィードバックデータに
対し、所定の(p−1+log2 n)ビット加減算を施
し、各回目ごとに各出力データを生成する。
【0013】セレクタ有と無ラッチは、(p−1+lo
2 n)ビット加算器および減算器から各回目ごとに1
回目から(log2 n−1)回目までのn個の各出力デ
ータをそれぞれビットごとに一時記憶し、n個の各フィ
ードバックデータを生成する。出力接続を選択しセレク
タ有ラッチから、およびそのままセレクタ無ラッチから
出力する。
【0014】出力ラッチは、合計n個用いる。各n/2
個の(p−1+log2 n)ビット加算器および減算器
からlog2 n回目のn個の各出力データをそれぞれビ
ットごとに一時記憶し、n次元出力ベクトル各成分デー
タとして出力する。
【0015】
【作用】この発明の高速アダマール変換器は上記手段
で、まず量子化ビット数pのn次元入力ベクトル成分デ
ータ系列を最下位からビット直列に入力し、少なくとも
pビットのn段でシフト操作を施し、各段ごとに出力デ
ータを生成する。つぎにn個のシフトレジスタ出力デー
タに対し、n個のlog2 n段で所定の1ビット加減算
を施し、n個のn次元出力ベクトル各成分データとして
出力する。さらに各段目とも最下位ビットのタイミング
でリセット/セットをしてパイプライン処理をする。
【0016】またこの発明に分野と課題同一の他の発明
の高速アダマール変換器は上記手段で、まず量子化ビッ
ト数pのn次元入力ベクトルに各成分データごとにビッ
ト直列に入力し、ビットごとにラッチする。つぎに1回
目のときn個の入力ラッチ出力データ、および2回目か
らlog2 n回目までのときn個のセレクタ有と無ラッ
チフィードバックデータに対し、所定の(p−1+lo
2 n)ビット加減算を施し、各回目ごとにn個の各出
力データとして生成する。さらにセレクタ有と無ラッチ
および出力ラッチでそれぞれ各回目ごとに1回目から
(log2 n−1)回目までおよびlog2 n回目のn
個の各出力データをビットごとにラッチし、n個の各フ
ィードバックデータとn次元出力ベクトルの各成分デー
タとして出力する。
【0017】
【実施例】この発明を示す一実施例の高速アダマール変
換器は図1のように、たとえば8次のFHTを施すと
き、シフトレジスタ11は、8段の縦続接続をする。8
次元入力ベクトルxの成分データ系列100を最下位か
らビット直列に入力し、各段当たり(p+log2 n)
ビット(たとえば量子化ビット数p=4ならば、n=8
だから7ビット)のシフト操作を施し、各段ごとに出力
データ101〜108を生成する。1段目と2段目と3
段目の1ビット加/減算器21と22と23/31と3
2と33は、上記従来例の図6に対応する。ただしシフ
トレジスタ11の各段から各出力データ101〜108
に対し所定の1ビット加減算を施す。また1段目から出
力データ201〜208と2段目から出力データ301
〜308と3段目から8次元出力データベクトルyの各
成分データy1 〜y8 とをそれぞれ生成し出力する。さ
らにまた各段目とも最下位ビットのタイミングでリセッ
ト/セットをし、1段目から2クロック遅れで3段目の
リセットを掛けパイプライン処理をする。
【0018】上記実施例の高速アダマール変換器は、量
子化ビットpのn次元入力ベクトル成分データ系列に対
し、n×log2 n個の1ビット加/減算器によるパイ
プライン処理で加減算を施しn次のアダマール変換を
し、n次元出力ベクトルの各成分データを生成する方式
(パイプライン処理変換方式)を採る。
【0019】1ビット加算器21と22と23は図2
(a)のように、まず被加数入力Aと加数入力Bおよび
リセット付ラッチ3からの桁上げ入力CIに対し、図2
(e)の真理値表に従い全加算器1で1ビットの加算を
し和出力Sと桁上げ出力COを生成する。つぎに和出力
Sをラッチ2でクロック入力CKに同期し加算結果Oと
する。また桁上げ出力COをリセット付ラッチ3でクロ
ック入力CKとリセット入力RTに同期し桁上げ入力C
Iとする。たとえばAとBにそれぞれデータ系列111
0と1101のビット直列入力をすると、図2(b)の
ようにまずタイミングt1 で入力としてAとBは最下位
ビット(LSB)の0と1、CIはリセットの0にな
り、出力としてCOは0、Sは1、Oは0または1にな
る。つぎにタイミングt2 でAとBはLSB次位ビット
の1と0、CIはt1 時COの0になり、COは0、S
は1、Oは1になる。以下同じにタイミングt6 までビ
ットごとに加算を施した結果として、LSBからデータ
系列11011のビット直列出力をする。上記でリセッ
ト付ラッチ3は、データ系列のLSBを全加算器1に入
力するタイミングでリセットを掛ける。また全加算器1
は、1回の加算で1ビットの桁上げを発生するから、図
1に示すシフトレジスタ11の最上位ビット(MSB)
の後にlog2 n個の0を入力し、パイプライン的にl
og2 n回の加算を施す。
【0020】1ビット減算器31と32と33は図2
(c)のように、被減数入力をAとし、減数入力B´を
インバータ4で反転しBとし、セット付ラッチ3aから
の桁上げ入力をCIとし、上記1ビットの加算と同じに
動作する。たとえばAとB´にそれぞれデータ系列11
10と0010のビット直列入力をすると、図2(d)
のようにまずタイミングt1 で入力としてAとBにLS
Bの0と1、CIはセットの1になり、出力としてCO
は1、Sは0、Oは0または1になる。つぎにタイミン
グt2 でAとBはLSB次位ビットの1と0、CIはt
1 時COの1になり、COは1、Sは0になる。以下同
じにタイミングt6 までビットごとに加算を施した結果
として、LSBからデータ系列00111のビット直列
出力をする。上記でセット付ラッチ3aは、データ系列
のLSBを全加算器1に入力するタイミングでセットを
掛ける。
【0021】パイプライン処理変換方式は図3のよう
に、たとえば3ビットのデータに対しウォルシュ(Wa
lsh)直交関数系の符号長8チップC1、C2、…、
C8(チップとはウォルシュ関数を構成する最小単位を
いう)に直交符号化をしたデータ系列α、β、γを符号
周期ごとに量子化ビット数pでAD変換をしLSBから
ビット直列入力をした各段のシフトレジスタ11からの
出力データ系列101〜108を入力データAまたはB
とするとき、まず同じ重みのビットをもつ入力データA
とBを1段目の1ビット加/減算器21と31にLSB
からMSBまで入力後0を3回入力する。LSBの入力
タイミングで桁上げ入力CIをリセットまたはセットす
る。1ビットの桁上げを生じ1クロックだけ遅れた出力
として、和出力Sと桁上げ出力COをLSBから順次出
力する。最初に付加した3個の0は2個になる。つぎに
1段目と同じに2段目の1ビット加/減算器22と32
を動作する。ただしリセットまたはセットのタイミング
は1クロックだけ遅れる。最初に付加した3個の0は1
個になる。さらに1段目と同じに3段目の1ビット加/
減算器23と33を動作する。ただしリセットまたはセ
ットのタイミングは2クロックだけ遅れる。最初に付加
した3個の0はなくなる。
【0022】またパイプライン処理変換方式はすべてハ
ードウェアが実現するとき、次元数nと量子加ビット数
pの入力データに対し、つぎのハードウェア構成を必要
とし、たとえばn=64とp=4のとき全ゲート数は約
11kになる。 構成品 個数 ゲートの重み 1ビット全加算器 n×log2 n 6 ラッチ n×log2 n 6 セットまたはリセット付ラッチ n×log2 n 7 インバータ n/2×log2 n 0.7 シフトレジスタ n×(p+log2 n) 6
【0023】なお上記実施例でシフトレジスタ11と1
ビット加/減算器21と22と23/31と32と33
は、同じクロックで動作するとして説明したが、既知の
タイミングで入力nに対し1回だけ動作するようにして
もよい。さらに消費電力を低減できる。
【0024】また上記実施例でシフトレジスタ11は、
(p+log2 n)ビットのシフト操作をするとして説
明したが、たとえばシフトレジスタ11から1ビット加
/減算器21と23と23/31と32と33に入力す
る時、1ビット目(チップのLSB)から順にpビット
目(チップのMSB)までpビットシフト操作をした
後、セレクタなどで桁上げビット(0)に切り換えても
よい。また1ビット目から順にpビット目と桁上げビッ
トまで(p+1)ビットシフト操作をした後、シフト操
作を止め桁上げビットを(log2 n−1)回、クロッ
クでからだたきしてもよい。
【0025】この発明に分野と課題同一の他の発明を示
す一実施例の高速アダマール変換器は図4のように、入
力ラッチ41は、合計8個用いる。たとえば8次元入力
ベクトルxの各成分データx1 〜x8 ごとにビット直列
入力をし、それぞれビットごとにラッチする。(p−1
+log2 n)ビット加算器および減算器42と43
は、各1個でn/2個のバタフライ演算器を構成する。
1回目のとき各入力ラッチ41から各出力データx1
8 、および2回目と3回目のとき各セレクタ有と無ラ
ッチ44と44aから各フィードバックデータw1 (t
1 )〜w8 (t1)とw1 (t2 )〜w8 (t2 )に対
し、所定の(p−1+log2 n)ビット加減算を施
し、各回目ごとに加減算結果を8個の各出力データw1
(t1 )〜w8 (t1 )およびw1 (t2 )〜w8 (t
2 )とw1 (t3 )〜w8 (t3 )として生成する。セ
レクタ有と無ラッチ44と44aは、各n/2個の(p
−1+log2 n)ビット加算器および減算器42と4
3から1回目と2回目の各出力データw1 (t1 )〜w
8 (t1 )とw1 (t2 )〜w8 (t2 )を各回目ごと
にそれぞれビットごとにラッチし、8個の各フィードバ
ックデータw1 (t1 )〜w8 (t1 )とw1 (t2
〜w8 (t2 )として生成する。6個だけ出力接続を選
択しセレクタ有ラッチ44からと2個だけそのままセレ
クタ無ラッチ44aから出力する。出力ラッチ45は、
合計8個用いる。各n/2個の(p−1+log2 n)
ビット加算器および減算器42と43から3回目の各出
力データw1 (t3 )〜w8 (t3 )をそれぞれビット
ごとにラッチし、8次元出力ベクトルyの各成分データ
1 、y2 、…、y8 として出力する。
【0026】上記実施例の高速アダマール変換器は、量
子化ビット数pのn次元入力ベクトルの各成分データに
対し、各n/2個の(p−1+log2 n)ビット加算
器および減算器によるバタフライ演算処理で加減算を施
しn次のアダマール変換をし、n次元出力ベクトルの各
成分データを生成する方式(バタフライ演算処理変換方
式)を採る。
【0027】バタフライ演算処理変換方式は図5のよう
に、まずタイミングt1 時に入力ラッチクロックでたと
えば8次元入力ベクトルxの各成分データx1 、x2
…、x8 を入力ラッチ41に格納し、出力ラッチクロッ
クで8次元出力ベクトルyの各成分データy1 、y2
…、y8 を出力ラッチ45に格納する。セレクタ有と無
ラッチ44と44aの出力端子だけをハイインピーダン
ス(電気的にオーブンに近い状態)にし、セレクタ有ラ
ッチ44は上側出力接続を選択する。この時1回目の出
力データw1 (t1 )〜w8 (t2 )はつぎのようにな
る。 w1 (t1 )=x1 +x22 (t1 )=x1 −x23 (t1 )=x3 +x44 (t1 )=x3 −x45 (t1 )=x5 +x66 (t1 )=x5 −x67 (t1 )=x7 +x88 (t1 )=x7 −x8 つぎにタイミングt2 時にセレクタ有/無ラッチクロッ
クで上記1回目の出力データw1 (t1 )とw8 (t
1 )をセレクタ無ラッチ44a、w2 (t1 )〜w7
(t1 )をセレクタ有ラッチ44にそれぞれ格納する。
入力ラッチ41の出力端子だけハイインピーダンスに
し、セレクタ有ラッチ44の下側出力接続を選択する。
この時2回目の出力データw1 (t2 )〜w8 (t2
はつぎのようになる。 w1 (t2 )=x1 +x2 +x3 +x42 (t2 )=x1 +x2 −x3 −x43 (t2 )=x1 −x2 +x3 −x44 (t2 )=x1 −x2 −x3 +x45 (t2 )=x5 +x6 +x7 +x8 w6 (t2 )=x5 +x6 −x7 −x87 (t2 )=x5 −x6 +x7 −x88 (t2 )=x5 −x6 −x7 +x8 さらにタイミングt3 時にセレクタ有/無ラッチクロッ
クで上記2回目の出力データw1 (t2 )とw8 (t
2 )をセレクタ無ラッチ43、w2 (t2 )〜w8 (t
2 )をセレクタ有ラッチ44にそれぞれ格納する。この
時3回目の出力データw1 (t3 )〜w8 (t3 )はつ
ぎのようになる。 w1 (t3 )=x1 +x2 +x3 +x4 +x5 +x6
7 +x82 (t3 )=x1 +x2 +x3 +x4 −x5 −x6
7 −x83 (t3 )=x1 −x2 +x3 −x4 +x5 −x6
7 −x84 (t3 )=x1 −x2 +x3 −x4 −x5 +x6
7 +x85 (t3 )=x1 +x2 −x3 −x4 +x5 +x6
7 −x86 (t3 )=x1 +x2 −x3 −x4 −x5 −x6
7 +x87 (t3 )=x1 −x2 −x3 +x4 +x5 −x6
7 +x88 (t3 )=x1 −x3 −x3 +x4 −x5 +x6
7 −x8 さらにまたタイミングt4 時に出力ラッチクロックで上
記3回目の出力データw1 (t3 )〜w8 (t3 )を出
力ラッチ45に格納し、8次元出力ベクトルyの各成分
データy1 〜y8 を生成する。同時に入力ラッチクロッ
クで8次元入力ベクトルxの各成分データx1 、x2
…、x8 を入力ラッチ41に格納し、以下同じに繰り返
す。 y1 =x1 +x2 +x3 +x4 +x5 +x6 +x7 +x
82 =x1 −x2 +x3 −x4 +x5 −x6 +x7 −x
83 =x1 +x2 −x3 −x4 +x5 +x6 −x7 −x
84 =x1 −x2 −x3 +x4 +x5 −x6 −x7 +x
85 =x1 +x2 +x3 +x4 −x5 −x6 −x7 −x
86 =x1 −x2 +x3 −x4 −x5 +x6 −x7 +x
87 =x1 +x2 −x3 −x4 −x5 −x6 +x7 +x
88 =x1 −x2 −x3 +x4 −x5 +x6 +x7 −x
【0028】またバタフライ演算処理変換方式はすべて
ハードウェアで実現するとき、次元数nと量子化ビット
数pの入力データに対し、つぎのハードウェア構成を必
要とし、たとえばn=64とp=4のとき全ゲート数は
約35kになる。 構成品 個数 ゲートの重み (p−1+log n)ビット全加算器 n 1 ラッチ n×(p+log2 n) 6 セットまたはリセット付ラッチ n×(p+log2 n) 10 インバータ n/2×(p+log2 n) 0.7 セレクタ有ラッチ(1of2) 8(n=64のとき) 1 セレクタ有ラッチ(1of3) 24(n=64のとき) 1 セレクタ有ラッチ(1of4) 18(n=64のとき) 1 セレクタ有ラッチ(1of5) 12(n=64のとき) 1
【0029】上記二発明の各特性を利用する他の発明を
示す一実施例の高速アダマール変換器として、上記実施
例のパイプライン処理とバタフライ演算処理変換方式と
を組合わせ、n個の1ビット加/減算器のビット直列入
力で再利用を図りアダマール変換をする方式(折衷型処
理変換方式)を採ってもよい。動作速度は1/nになる
が、さらにハードウェア規模を低減できる。
【0030】
【発明の効果】上記のようなこの発明の高速アダマール
変換器では、量子化ビット数pのn次元入力ベクトル成
分データ系列に対しn×log2 n個の1ビット加/減
算器によるパイプライン処理で加減算を施しn次のアダ
マール変換をする方式を採るから、従来のように量子化
ビット数pのn次元入力ベクトルの各成分データに対し
n×log2 n個の複数ビット加/減算器による並列処
理で加減算を施しn次のアダマール変換をする方式に比
べ約1/6のハードウェア規模で済み、標準ゲート構成
時の実装面積縮小化やチップ化時のゲート数軽減による
低消費電力化を図れる効果がある。
【0031】また上記発明に分野と課題同一の他の発明
である高速アダマール変換器では、量子化ビット数pの
n次元入力ベクトルの各成分データに対し各n/2個の
(p−1+log2 n)ビット加算器および減算器によ
るバタフライ演算処理で加減算を施しn次のアダマール
変換をする方式を採るから、従来の並列処理変換方式に
比べ約1/2のハードウェア規模で済み、上記に同じ効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を示す一実施例の高速アダマール変換
器の機能ブロック図。
【図2】図1に示す1ビット加/減算器の機能を説明す
る図。
【図3】図1に示す1ビット加/減算器の各段によるパ
イプライン処理を説明するタイミング図。
【図4】この発明に分野と課題同一の他の発明を示す一
実施例の高速アダマール変換器の機能ブロック図。
【図5】図4に示す各ラッチの動作を説明するタイミン
グ図。
【図6】従来例の高速アダマール変換器の機能ブロック
図。
【符号の説明】
11 シフトレジスタ 21〜23 1ビット加算器 31〜33 1ビット減算器 41 入力ラッチ 42 (p−1+log2 n)ビット加算器 43 (p−1+log2 n)ビット減算器 44 セレクタ有ラッチ 44a セレクタ無ラッチ 45 出力ラッチ 100 8次元入力ベクトルxの成分データ系列 101〜108 各段のシフトレジスタ出力データ 201〜208 1段目の1ビット加/減算器出力デー
タ 301〜308 2段目の1ビット加/減算器出力デー
タ x1 〜x8 8次元入力ベクトルxの各成分データ y1 〜y8 8次元出力ベクトルyの各成分データ w1 〜w8 1〜3回目ごとの(p−1+log2 n)
ビット加/減算器出力データ なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化ビット数pのn次元入力ベクトル
    成分データ系列で最下位からのビット直列入力をし、n
    段の縦続接続で各段当たり少なくともpビットのシフト
    操作を施し、各段ごとに出力データを生成するシフトレ
    ジスタと、該シフトレジスタの各段からn個の各出力デ
    ータに対し、log2 n段の各段目をn個で構成し、ま
    ず1段目で所定の1ビット加減算を施した後、各段目か
    らn個の各出力データを次段目の入力としてさらに所定
    の1ビット加減算を繰返し、log2 n段目からn個の
    n次元出力ベクトルの各成分データとして出力し、各段
    目とも最下位ビットのタイミングでリセット/セットを
    してパイプライン処理をするn×log2 n個の1ビッ
    ト加/減算器とを備える高速アダマール変換器。
  2. 【請求項2】 量子化ビット数pのn次元入力ベクトル
    の各成分データごとにビット直列入力をし、ビットごと
    に一時記憶するn個の入力ラッチと、1回目のとき該各
    入力ラッチからn個の出力データ、および2回目からl
    og2 n回目までのとき各セレクタ有と無ラッチからn
    個の各フィードバックデータに対し、n/2個のバタフ
    ライ演算器を構成して所定の(p−1+log2 n)ビ
    ット加減算を施し、各回目ごとにn個の各出力データを
    生成する各n/2個の(p−1+log2 n)ビット加
    算器および減算器と、該各n/2個の(p−1+log
    2 n)ビット加算器および減算器から各回目ごとに1回
    目から(log2 n−1)回目までのn個の各出力デー
    タをそれぞれビットごとに一時記憶し、前記n個の各フ
    ィードバックデータを生成し、出力接続を選択し出力す
    るセレクタ有ラッチおよびそのまま出力するセレクタ無
    ラッチと、前記各n/2個の(p−1+log2 n)ビ
    ット加算器および減算器からlog2 n回目のn個の各
    出力データをそれぞれビットごとに一時記憶し、n次元
    出力ベクトルの各成分データとして出力するn個の出力
    ラッチとを備える高速アダマール変換器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6732130B2 (en) 1999-12-24 2004-05-04 Nec Corporation Fast hadamard transform device
US6735167B1 (en) 1999-11-29 2004-05-11 Fujitsu Limited Orthogonal transform processor
KR100687947B1 (ko) * 1999-03-12 2007-02-27 루센트 테크놀러지스 인크 고속 하다마르 변환 장치 및 신호 블록 복조 방법

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US6735167B1 (en) 1999-11-29 2004-05-11 Fujitsu Limited Orthogonal transform processor
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