JPH06301519A - 多ビット入力加算器 - Google Patents

多ビット入力加算器

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Publication number
JPH06301519A
JPH06301519A JP5084778A JP8477893A JPH06301519A JP H06301519 A JPH06301519 A JP H06301519A JP 5084778 A JP5084778 A JP 5084778A JP 8477893 A JP8477893 A JP 8477893A JP H06301519 A JPH06301519 A JP H06301519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adder
bit
input
addition
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5084778A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ishii
道夫 石井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH06301519A publication Critical patent/JPH06301519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】WAWALLACEの方式を利用した加算回路
においてその入力信号数を限定した場合にさらに高速な
多ビット入力加算器を提供する。 【構成】WALLACAの方式を利用して各桁の多ビッ
ト加算を行う多ビット入力加算器において、入力加算ビ
ット数nが5≦n≦7の場合、入力加算信号を受ける第
1段目の全加算器列をキャリールックアヘッド型の多ビ
ット加算器U(i-1)1〜U(i+1)3で構成し、その出力信号
をツリー状に配置された全加算器CLAにて順次加算し
て2ビットの加算結果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多ビット入力加算器に関
し、特に、ブースのアルゴリズムを使用した乗算器にお
いて部分積の加算を各桁について行う際に、WALLA
CEの方式を使用して高速処理を可能とした並列型の加
算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の並列型乗算回路は、より高速性を
高める為にブースのアルゴリズムやWALLACEの方
式を採用している。ブースのアルゴリズムは乗算におい
て、例えば乗算の2ビットに対する部分積を求めること
によって部分積の数を減らし、部分積の加算回数を減少
させて高速化を計るものである。また、WALLACE
の方式は、生成された部分積を加算する際に各桁に全加
算器をツリー状に配置し加算の段数を減少させて高速化
を計る手法である。
【0003】図5に各桁が6ビット(部分積の数が6)
の場合におけるWALLACEの方式による加算回路を
示す。図中、U(i-1)1〜U(i+1)4は全加算器であり、6
つの部分積におけるi番目の桁のデータはそれぞれai
〜ci およびdi 〜fi に与えられ、これらはそれぞれ
全加算器Ui1およびUi2のX,Y,CIに入力される。
i1およびUi2の出力SはUi3のXおよびYに、出力C
Oは各々U(i+1)3のCIおよびU(i+1)4のYに接続され
る。Ui3の残る入力CIにはU(i-1)1のCOが接続され
る。さらにU(i-1)2の出力COはU(i+1)4のCIに、出
力SはUi4のXに接続される。Ui4の残る入力Yおよび
CIにはそれぞれ、U(i-1)2およびU(i-1)3のCOが接
続され、この結果Ui4の2ビットの出力SおよびCOが
後段の2入力加算器CLA(キャリールックアヘッド)
に入力される。
【0004】このように、WALLACEの方式による
加算回路は全加算器をツリー状に配置し、各全加算器の
キャリーの伝播経路を、各桁内および各桁間で同一にし
高速化を計るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に部分積が9つの
場合のWALLACEの加算回路を示す。基本的に部分
積が6つの場合の回路構成と何ら変わるところはない。
ところで前述したWALLACEの加算回路において、
その処理速度はキャリーの伝播経路で決定される。ま
た、全加算器は一般に図7に示す様な回路構成となり、
入力信号は1つの全加算器内で最悪の場合3つのゲート
を伝播していくことがわかる。図8に従来のWALLA
CEの加算回路における部分積の数(入力数n)と最大
伝播ゲートの数の関係を示す。
【0006】ところで、乗算回路の高速化を図るために
は、乗算器の高速化はもちろんのこと前述した部分積和
を求めるための加算器をも高速化しなければならないと
いう問題点があった。
【0007】本発明の多ビット入力加算器はこのような
課題に着目してなされたものであり、その目的とすると
ころは、WALLACEの方式を利用した加算回路にお
いてその入力信号数を限定した場合にさらに高速な多ビ
ット入力加算器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明は、WALLACEの方式を利
用して各桁の多ビット加算を行う多ビット入力加算器に
おいて、入力加算ビット数nが5≦n≦7の場合、入力
加算信号を受ける第1段目の全加算器列をキャリールッ
クアヘッド型の多ビット加算器で構成し、その出力信号
をツリー状に配置された全加算器にて順次加算して2ビ
ットの加算結果を得る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、本実施例の概略を説明する。本実施例のW
AWALLACEの方式を利用した加算回路において
は、ツリー状に配置した全加算器の第1段目のみにCL
A型の多入力加算器を用いることによって加算の段数を
減少させるようにしたものである。
【0010】図1は本実施例の基礎となる第1の原理説
明図であって、5入力の加算回路である。図中、U
(i-1)1〜U(i+1)3は全加算回路であり、ai 〜bi およ
びci 〜ei はそれぞれUi1のX,YおよびUi2のX,
Y,CIに接続されている。Ui2のCOはUi1のCIに
接続され、Ui1およびUi2のSはそれぞれUi3のX、お
よびYに、Ui1のCOはU(i+1)3のCIに、Ui3のCI
はU(i-1)1のCOに接続され2ビットの出力信号を2入
力加算器CLAに印加している。WALLACEのツリ
ーにおいて、多ビット入力の第1段目の全加算器のキャ
リーをその段数内で伝播させることによって、第1段目
から第2段目の全加算器へ接続する信号線を減らし全体
のツリーの段数減少させることができる。
【0011】ところで、図1のように多ビット入力の第
1段目の全加算器のキャリーをそのままカスケード接続
にてその段数内で伝播させた場合は上位に伝播するにし
たがってキャリーは遅延する。従って、この第1段目の
全加算器をCLA(キャリールックアヘッド)型の多入
力加算器を用いることによって、最終段の2入力加算器
CLA迄キャリーが伝播するゲート数を減少させ高速化
を実現するものである。
【0012】図2に、本発明の第1の実施例としてWA
LLACEの方式を利用した5ビットの加算回路を示
す。図中、U(i-1)1〜U(i+1)1は2ビットCLA型全加
算器、U(i-1)2〜U(i+1)2は全加算器である。5ビット
の入力ai 〜ei はそれぞれUi1のX1 ,Y1 ,X0
0 ,CIに、Ui1の出力S1 ,S0 はUi2のX,Y
に、COはU(i+1)2のCIに接続され、Ui2のCIには
(i-1)1のCO出力が供給されている。こうしてUi2
出力S,COは2入力加算器に与えられる。
【0013】図3に、前述の2ビットCLA型全加算器
の拡張として3ビットCLAの内部回路例を示す。X0
〜Y2 およびCI入力の加算を行いS0 〜S2 およびC
Oに演算結果を出力するものである。図2におけるU
(i-1)1〜U(i+1)1はこの図3の回路においてX2 ,Y2
,S2 に関係する部分の回路を削除することで構成で
きる。具体的には、Ui1のX0 ,Y0 ,CI,S0 を図
3の回路のX0 ,Y0 ,CI,S0 に、Ui1のX1 ,Y
1 ,S1 ,COを図3の回路のX1 ,Y1 ,S1 ,CO
に対応させ、X2 ,Y2 ,S2 に関係する部分の回路を
削除し、図3の一点鎖線で囲まれた部分の回路で実現で
きる。
【0014】ところで、図3をみれば明らかなようにC
LA型加算器における、最大遅延パスに存在するゲート
数は4である。従って、図2に示す5ビット加算回路の
最大伝播ゲート数は、U(i-1)1〜Ui2又はUi1〜Ui2
経路において“4”+“3”=“7”となる。
【0015】図4は、本発明の第2の実施例として同様
の構成による7ビットの加算回路例を示したものであ
る。この回路における最大伝播ゲート数は、U(i-1)1
(i-1)2〜Ui3又はUi1〜Ui2〜Ui3の経路において
“4”+“3”+“3”=“10”となる。
【0016】図9に本実施例によるWALLACEの方
式を利用した加算回路における部分積の数(入力数n)
と最大伝播ゲート数の関係を示す。図8と図9を比較す
ればわかるように、入力数nが(5≦n≦7)の範囲に
あっては従来の方法に比べて最大伝播ゲート数をそれぞ
れ2ゲートずつ減少させ、更に高速な乗算回路を構成で
きる。本実施例によって最大伝播ゲート数を削減できる
際の加算器の入力ビット長は7ビット迄であり、これ以
上になる場合は、CLAの入力ビット長を増加するより
も1ビットの全加算器で構成した方が望ましい。又、C
LA型加算器の構成は実質的に4ビット程度以上となる
とその回路規模がかえって伝播速度を低下させる恐れが
ある。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
従来のWALLACEの方式を利用した回路構成に比較
して、最大伝播ゲート数を減少させることが可能とな
り、従って更に高速な多ビット入力の加算器を提供する
ことによって、例えばブースのアルゴリズムを利用した
乗算回路に利用し動作速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の基礎となる第1の原理説明図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図3】第1実施例の回路内で使用される3ビットCL
A加算器の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図5】従来の6ビット入力加算回路の構成を示す図で
ある。
【図6】従来の9ビット入力加算回路の構成を示す図で
ある。
【図7】全加算器の構成を示す図である。
【図8】従来のWALLACEの加算回路における部分
積の数(入力数n)と最大伝播ゲートの数の関係を示す
図である。
【図9】本発明の実施例に係るWALLACEの方式を
利用した加算回路における部分積の数(入力数n)と最
大伝播ゲート数の関係を示す図である。
【符号の説明】
(i-1)1〜U(i+1)3…全加算回路、U(i-1)1〜U(i+1)1
…2ビットCLA型全加算器、U(i-1)2〜U(i+1)2は全
加算器、CLA…2入力加算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 WALLACEの方式を利用して各桁の
    多ビット加算を行う多ビット入力加算器において、入力
    加算ビット数nが5≦n≦7の場合、入力加算信号を受
    ける第1段目の全加算器列をキャリールックアヘッド型
    の多ビット加算器で構成し、その出力信号をツリー状に
    配置された全加算器にて順次加算して2ビットの加算結
    果を得る構成としたことを特徴とする多ビット入力加算
    器。
JP5084778A 1993-04-12 1993-04-12 多ビット入力加算器 Withdrawn JPH06301519A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5084778A JPH06301519A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 多ビット入力加算器

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JPH06301519A true JPH06301519A (ja) 1994-10-28

Family

ID=13840149

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JP5084778A Withdrawn JPH06301519A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 多ビット入力加算器

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JP (1) JPH06301519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5903484A (en) * 1996-07-24 1999-05-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Tree circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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