JPH06300771A - 加速度センサの衝撃吸収装置 - Google Patents

加速度センサの衝撃吸収装置

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JPH06300771A
JPH06300771A JP8836093A JP8836093A JPH06300771A JP H06300771 A JPH06300771 A JP H06300771A JP 8836093 A JP8836093 A JP 8836093A JP 8836093 A JP8836093 A JP 8836093A JP H06300771 A JPH06300771 A JP H06300771A
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JP
Japan
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shock absorbing
absorbing layer
layer
sensor case
acceleration sensor
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JP8836093A
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English (en)
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Masami Hori
正美 堀
Norikimi Kaji
紀公 梶
Naohiro Taniguchi
直博 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】厚みが比較的小さい衝撃緩和層を用いながらも
衝撃力を緩和する効果に優れた加速度センサの衝撃吸収
装置を提供する。 【構成】加速度センサの外殻となるセンサケース1の外
周面に衝撃緩和層2を形成する。衝撃緩和層2は、セン
サケース1の少なくとも角部の延長方向に沿って外側面
に外側凹部3を備える。外側凹部3の中央部には、中心
線に沿って衝撃緩和層2の外側面よりも突出する凸部4
が形成される。また、衝撃緩和層2の内側面には外側凹
部3に対応する部位で内側凹部5が形成される。センサ
ケース1が落下したときには、内側凹部5とセンサケー
ス1との隙間の範囲で凸部4が後退して衝撃力を緩和す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として半導体やピエ
ゾ素子などを用いた加速度センサの衝撃力による破損を
防止する加速度センサの衝撃吸収装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電セラミックなどのピエゾ
素子や半導体歪みゲージをセンサケース内に内蔵した加
速度センサが提供されている。この種の加速度センサ
は、センシングを行なう部分が固体素子であって脆いも
のであるから、衝撃力が作用したときにセンサケースの
外観上では何ら問題が生じていない場合でも、固体素子
にクラックが生じたり固体素子が破損したりして加速度
センサが故障することがある。
【0003】このような固体素子への衝撃力を緩和する
ために、図10に示すように、センサケース1の外周を
全周に亙って衝撃緩和層2で包むことが考えられてい
る。衝撃緩和層2はゴムのような弾性材料により均一な
厚みに形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の衝撃緩和層
2には、以下のような問題がある。すなわち、加速度セ
ンサを実装する空間の大きさにもよるが、一般に衝撃緩
和層2の厚みをあまり大きくするのは不都合であるか
ら、衝撃力を十分に緩和することができないという問題
がある。
【0005】また、加速度センサが取着される対象部材
6とセンサケース1との間にも衝撃緩和層2が存在する
と、対象部材6からセンサケース1への伝達特性が衝撃
緩和層2の存在によって変化し、周波数特性が変化した
り位相に遅れが生じたりし、加速度を正確に検出するこ
とができないという問題が生じる。さらに、センサケー
ス1から突出する端子線9に作用する衝撃力は衝撃緩和
層2によっては緩和することができないから、センサケ
ース1の落下時に端子線9に衝撃力が直接作用すれば、
端子線9が折損するという問題もある。
【0006】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、厚みが比較的小さい衝撃緩和層を用いながら
も衝撃力を緩和する効果に優れ、衝撃力による加速度セ
ンサの故障を防止することができ、また加速度センサの
応答性への影響が少なく、さらには端子線に衝撃力が作
用しても端子線が折れにくい加速度センサの衝撃吸収装
置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、加速度センサの外殻となるセン
サケースの外周面の要所に被着した弾性材料の衝撃緩和
層よりなる衝撃吸収装置であって、センサケースの少な
くとも角部の延長方向に沿って衝撃緩和層の外側面に外
側凹部が形成され、外側凹部の中心線に沿って衝撃緩和
層の外側面よりも突出した凸部が形成され、衝撃緩和層
の内側面に外側凹部に対応する部位で内側凹部が形成さ
れて成ることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、衝撃緩和層は、センサケースにおいて加速度セン
サが取着されて加速度が検出される対象部材との対向面
である取付面には形成されず、取付面の周縁を囲む衝撃
緩和層の少なくとも一部に取付面よりも対象部材に近付
く向きに突出する脚部が形成されて成ることを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、衝撃緩和層が形成されている部位でセンサケース
から端子線が突設され、端子線を囲む部位で衝撃緩和層
に形成された開口窓の中でセンサケースの外側面と衝撃
緩和層の外側面との間では端子線に第1の屈曲部が形成
され、第1の屈曲部を含む面内で衝撃緩和層よりも外側
では端子線に第2の屈曲部が形成され、第1の屈曲部と
第2の屈曲部とはそれぞれ鈍角に屈曲されて成ることを
特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、加速度センサの外殻と
なるセンサケースの外周面の要所に被着した衝撃緩和層
よりなる衝撃吸収装置であって、衝撃緩和層は、センサ
ケースの外周を略全周に亙って包む衝撃吸収材料の内層
と、内層を略全周に亙って包む硬質の外層とから成るこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、センサケースの少な
くとも角部の延長方向に沿って衝撃緩和層の外側面に外
側凹部を形成し、外側凹部の中心線に沿って衝撃緩和層
の外側面よりも突出した凸部を形成し、衝撃緩和層の内
側面に外側凹部に対応する部位で内側凹部を形成してい
ることにより、内側凹部の内周面とセンサケースの外周
面との間に形成される隙間の範囲で凸部がセンサケース
側に後退でき、また外側凹部と内側凹部との間では衝撃
緩和層が薄肉になっているから、凸部は衝撃緩和層の他
の部位に比較して小さい力で後退できるのである。しか
も、凸部は衝撃緩和層の外側面よりも突出しているか
ら、センサケースが床に落下したようなときには凸部が
衝撃緩和層よりも先に床に接触し、凸部がセンサケース
側に後退することによって衝撃力を緩和することができ
るのである。ところで、落下時にはセンサケースの角部
では平面部分に比較すると衝撃力を受ける面積が小さい
から落下衝撃が強く作用することになる。ここで、外側
凹部と凸部と内側凹部とをセンサケースの少なくとも角
部の延長方向に沿って形成していることによって、衝撃
力をもっとも強く受けるセンサケースの角部では衝撃力
を緩和する効果がもっとも高くなり、結果的に加速度セ
ンサの故障が大幅に低減するのである。
【0012】請求項2の発明によれば、センサケースに
おいて加速度センサが取着される対象部材との対向面で
ある取付面には衝撃緩和層を形成していないから、セン
サケースは対象部材に衝撃緩和層を介在させることなく
直接接触することになり、衝撃緩和層によって加速度セ
ンサの応答性が影響を受けることがないのである。ま
た、取付面の周縁を囲む衝撃緩和層の少なくとも一部に
取付面よりも対象部材に近付く向きに突出する脚部が形
成されているから、センサケースの落下時には脚部によ
って衝撃力を緩和することができることになる。
【0013】請求項3の発明によれば、センサケースに
突設した端子線に、センサケースの外側面と衝撃緩和層
の外側面との間で第1の屈曲部を形成し、第1の屈曲部
を含む面内で衝撃緩和層の外側で第2の屈曲部を形成
し、第1の屈曲部と第2の屈曲部とをそれぞれ鈍角に形
成しているので、端子線の弾性によって端子線への衝撃
力を緩和することが可能になり、端子線への衝撃力によ
る端子線の折損の頻度を低減することができる。
【0014】請求項4の発明は、センサケースの外周を
略全周に亙って包む衝撃吸収材料の内層と、内層を略全
周に亙って包む硬質の外層とからなる衝撃緩和層を設け
ているので、内層の弾性によってセンサケースに作用す
る衝撃力を緩和しながらも、硬質の外層を設けているこ
とによって内層が加速度センサの応答性に影響するのを
抑制することができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)図1および図2に示すように、センサケー
ス1の外周面は一面を除いて略全面に亙って衝撃緩和層
2により覆われる。センサケース1は、断面が六角形状
となるように合成樹脂の成形品ないし金属によって形成
され、内部に半導体歪みゲージやピエゾ素子を用いたセ
ンシング部が内蔵されている。衝撃緩和層2は、ゴムの
ような弾性材料により形成されている。衝撃緩和層2に
おけるセンサケース1の六角形の角部および最長の辺の
中央部には、断面に直交する方向(図2の上下方向)に
延長された溝状の外側凹部3が形成され、外側凹部3の
中心線に沿って外側凹部3の全長に亙る凸部4が形成さ
れている。凸部4の先端部は衝撃緩和層2の外側面より
も外方に突出する。衝撃緩和層2におけるセンサケース
1との対向面には、図3に示すように、外側凹部3の裏
面側で溝状の内側凹部5が形成され、外側凹部3と内側
凹部5との間では衝撃緩和層2に薄肉部が形成されるこ
とになる。
【0016】ところで、図3に示すように、衝撃緩和層
3の厚みをt、内側凹部5の深さをt′、衝撃緩和層3
の外側面から凸部4の先端までの寸法をhとする。い
ま、図4(a)に示すように、合成樹脂のケース10に
加速度センサ11を取り付け、合成樹脂のケース10の
一面に衝撃緩和層2を貼着した装置について、衝撃緩和
層2に外側凹部3、凸部4、内側凹部5を設けたものを
高さHからコンクリートの床面Fに落下させたとする。
床面Fに衝突したときの加速度センサ11で検出された
衝撃力の瞬時値を高さHに応じてプロットすると、図4
(b)のような結果が得られた。図4(b)において実
線は衝撃緩和層2を設けていない場合の参考値であっ
て、残りの線は凸部4の突出高さhを変化させたときの
値である。図4(b)によって明らかなように、高さH
を100cmとしたときに、衝撃緩和層2が存在しなけ
れば9000G程度の衝撃力が作用するのに対して、衝
撃緩和層2が存在するだけで凸部4が衝撃緩和層2の外
側面から突出していなくても(h=0)衝撃力は250
0G程度になって加速度センサ11への衝撃力は大幅に
緩和されることになる。さらに、凸部4の突出寸法hを
1mm程度以上に設定すれば、衝撃力は1000G以下
になるのであって、この程度の衝撃力では加速度センサ
11の故障を防止することが可能である。ここで、全体
の大きさを考慮して、衝撃緩和層2の厚みtは3.0m
m、内側凹部5の深さt′は1.0mmに設定した。
【0017】上述したように外側凹部3、凸部4、内側
凹部5を設けたことによって、落下衝撃などによる加速
度センサへの衝撃力を大幅に緩和して加速度センサの故
障を防止することができるのである。しかも、落下時な
どには衝撃力がもっとも大きく作用するセンサケース1
の角部に上記構成が設けられているから、衝撃力を効果
的に緩和することになるのである。なお、外側凹部3、
凸部4、内側凹部5を8箇所に形成しているが、他の角
部にもこの構成を設けてもよく、さらに他の平面部分に
も必要に応じてこの構成を形成してもよい。
【0018】一方、衝撃緩和層2による加速度センサの
応答性の低下(周波数特性の変化や位相のずれ)を防止
するために、図1に示すように、センサケース1の一面
には衝撃緩和層2を設けないようにしてある。すなわ
ち、図5に示すように、加速度の検出対象である対象部
材6との対向面である取付面7には衝撃緩和層2を設け
ていないのであって、取付面7の周縁を囲む部位の衝撃
緩和層2の少なくとも一部には取付面7よりも突出する
脚部8を形成している。脚部8は、図1に示すように取
付面7の周縁の全周に亙るように形成したり、図5に示
すように取付面7の周縁の一部に先端部が弧状等になる
ように形成する。図6のようにセンサケース1の取付面
7を対象部材6に当接させた形で、センサケース1に貫
設された取付孔12(図2参照)に挿通されるねじなど
によって、センサケース1を対象部材6に固定すれば、
脚部8は変形して対象部材6に密着することになる。ま
た、対象部材6に取付面7が密着することによって、対
象部材6に作用する加速度をセンサケース1内の加速度
センサによって応答性よく検出することができるのであ
る。すなわち、対象部材6とセンサケース1との間に衝
撃緩和層2が介在していないことによって、衝撃緩和層
2による周波数特性の変化や位相のずれがほとんど生じ
ないのである。しかも、図5に矢印で示すように、取付
面7が下になってセンサケース1が落下したとしても、
脚部8の存在によって衝撃力が緩和され、凸部4を設け
ている場合と同様に100cmの高さからの落下時の衝
撃力を900G程度に緩和することができる。
【0019】ところで、センサケース1には図2におけ
る上面から端子線9が突出し、端子線9を囲む部位で衝
撃緩和層2には開口窓17が形成される。センサケース
1において端子線9が突設されている面が下になって落
下したときには端子線9に衝撃力が作用することにな
る。そこで、端子線9に作用する衝撃力を緩和すること
ができるように、端子線9には一つの面内で2箇所に屈
曲部13a,13bを形成してある。すなわち、図1に
示すように、第1の屈曲部13aは衝撃緩和層2の厚み
の範囲内で形成され、第2の屈曲部13bは衝撃緩和層
2よりも外側で形成される。また、各屈曲部13a,1
3bの曲げ角度はそれぞれ鈍角に設定され、端子線9に
おけるセンサケース1から突出する端部と端子線9の先
端部とが略直角をなすように端子線9が屈曲される。
【0020】上述のように端子線9に2箇所の屈曲部1
3a,13bを設ければ、端子線9の図1に示す長さL
の範囲での撓みによって衝撃力を緩和することができ
る。端子線9の材質や径、屈曲部13a,13bの位
置、長さLなどにもよるが、100cmの高さからの落
下によるセンサケース1への衝撃力を端子線9によって
900G程度に低減することが可能になる。
【0021】上述したように、センサケース1の角部に
おいては外側凹部3、凸部4、内側凹部5を設け、対象
部材6に対向する取付面7には衝撃緩和層2を形成せず
に、取付面7の周縁よりも外側で衝撃緩和層2に脚部8
を突設し、さらには端子線9に2箇所の屈曲部13a,
13bを形成しているので、センサケース1がどのよう
な向きで落下したとしても、加速度センサに作用する衝
撃力を緩和して加速度センサの故障を防止することが可
能になるのである。
【0022】(実施例2)本実施例では、図7に示すよ
うに、衝撃緩和層2を2重構造とした例を示す。加速度
センサは、図8に示すように、加速度を検出するセンシ
ング部であるセンサチップ14と、センサチップ14を
載せた基板15とをセンサケース1に内蔵したものであ
って、センサケース1には一対の取付片1aが突設され
ている。衝撃緩和層2は、センサケース1の外周を略全
周に亙って包む衝撃吸収材料よりなる内層2aと、内層
2aの外周を略全周に亙って包む硬質材料よりなる外層
2bとからなる。内層2aには、シリコンゴム、ブチル
ゴム、NBRなどのゴム、発泡ウレタンのような発泡樹
脂、ゲル状材料のような衝撃吸収材料が用いられる。ま
た、外層2bには、合成樹脂の成形品や金属が用いられ
る。
【0023】上記構成によれば、図9に示すように、取
付片1aに形成した取付孔1bに挿通されるねじのよう
な固定具16によって対象部材6に加速度センサを固定
すると、対象部材6とセンサケース1との間では内層2
aが圧縮されることになり、センサケース1は硬質な外
層2bとほぼ一体化されることになる。その結果、対象
部材6の加速度を内層2aの影響を受けることなくセン
サケース1に伝達することが可能になり、周波数特性の
変化や位相の遅れが生じることなく加速度を検出するこ
とができるのである。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、センサケース
の少なくとも角部の延長方向に沿って衝撃緩和層の外側
面に外側凹部を形成し、外側凹部の中心線に沿って衝撃
緩和層の外側面よりも突出した凸部を形成し、衝撃緩和
層の内側面に外側凹部に対応する部位で内側凹部を形成
しているので、内側凹部の内周面とセンサケースの外周
面との間に形成される隙間の範囲で凸部がセンサケース
側に後退でき、また外側凹部と内側凹部との間では衝撃
緩和層が薄肉になっているから、凸部は衝撃緩和層の他
の部位に比較して小さい力で後退でき、しかも、凸部は
衝撃緩和層の外側面よりも突出しているから、センサケ
ースが床に落下したようなときには凸部が衝撃緩和層よ
りも先に床に接触し、凸部がセンサケース側に後退する
ことによって衝撃力を緩和することができるという利点
を有するのである。また、外側凹部と凸部と内側凹部と
がセンサケースの少なくとも角部の延長方向に沿って形
成されているので、衝撃力をもっとも強く受けるセンサ
ケースの角部では衝撃力を緩和する効果がもっとも高く
なり、結果的に加速度センサの故障が大幅に低減すると
いう効果を有する。
【0025】請求項2の発明によれば、センサケースに
おいて加速度センサが取着される対象部材との対向面で
ある取付面には衝撃緩和層を形成していないから、セン
サケースは対象部材に衝撃緩和層を介在させることなく
直接接触することになり、衝撃緩和層によって加速度セ
ンサの応答性が影響を受けることがないという利点があ
る。また、取付面の周縁を囲む衝撃緩和層の少なくとも
一部に取付面よりも対象部材に近付く向きに突出する脚
部が形成されているから、センサケースの落下時には脚
部によって衝撃力を緩和することができるという利点が
ある。
【0026】請求項3の発明によれば、センサケースに
突設した端子線に、センサケースの外側面と衝撃緩和層
の外側面との間で第1の屈曲部を形成し、第1の屈曲部
を含む面内で衝撃緩和層の外側で第2の屈曲部を形成
し、第1の屈曲部と第2の屈曲部とを鈍角に形成してい
るので、端子線の弾性によって端子線への衝撃力を緩和
することが可能になり、端子線への衝撃力による端子線
の折損の頻度を低減することができるという効果を奏す
る。
【0027】請求項4の発明は、センサケースの外周を
略全周に亙って包む衝撃吸収材料の内層と、内層を略全
周に亙って包む硬質の外層とからなる衝撃緩和層を設け
ているので、内層の弾性によってセンサケースに作用す
る衝撃力を緩和しながらも、硬質の外層を設けているこ
とによって内層が加速度センサの応答性に影響するのを
抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す断面図である。
【図2】実施例1を示す斜視図である。
【図3】実施例1の要部断面図である。
【図4】(a)は実施例1に用いた要部構成についての
効果を確認する測定装置の概略構成図、(b)は同図
(a)による測定結果を示すグラフ図である。
【図5】実施例1の対象部材への取付前の状態を示す断
面図である。
【図6】実施例1の対象部材への取付後の状態を示す断
面図である。
【図7】実施例2を示す断面図である。
【図8】実施例2に用いる加速度センサの断面図であ
る。
【図9】実施例2の対象部材への取付後の状態を示す断
面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 センサケース 2 衝撃緩和層 2a 内層 2b 外層 3 外側凹部 4 凸部 5 内側凹部 6 対象部材 7 取付面 8 脚部 9 端子線 13a 第1の屈曲部 13b 第2の屈曲部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度センサの外殻となるセンサケース
    の外周面の要所に被着した弾性材料の衝撃緩和層よりな
    る衝撃吸収装置であって、センサケースの少なくとも角
    部の延長方向に沿って衝撃緩和層の外側面に外側凹部が
    形成され、外側凹部の中心線に沿って衝撃緩和層の外側
    面よりも突出した凸部が形成され、衝撃緩和層の内側面
    に外側凹部に対応する部位で内側凹部が形成されて成る
    ことを特徴とする加速度センサの衝撃吸収装置。
  2. 【請求項2】 衝撃緩和層は、センサケースにおいて加
    速度センサが取着されて加速度が検出される対象部材と
    の対向面である取付面には形成されず、取付面の周縁を
    囲む衝撃緩和層の少なくとも一部に取付面よりも対象部
    材に近付く向きに突出する脚部が形成されて成ることを
    特徴とする請求項1記載の加速度センサの衝撃吸収装
    置。
  3. 【請求項3】 衝撃緩和層が形成されている部位でセン
    サケースから端子線が突設され、端子線を囲む部位で衝
    撃緩和層に形成された開口窓の中でセンサケースの外側
    面と衝撃緩和層の外側面との間では端子線に第1の屈曲
    部が形成され、第1の屈曲部を含む面内で衝撃緩和層よ
    りも外側では端子線に第2の屈曲部が形成され、第1の
    屈曲部と第2の屈曲部とはそれぞれ鈍角に屈曲されて成
    ることを特徴とする請求項1記載の加速度センサの衝撃
    吸収装置。
  4. 【請求項4】 加速度センサの外殻となるセンサケース
    の外周面の要所に被着した衝撃緩和層よりなる衝撃吸収
    装置であって、衝撃緩和層は、センサケースの外周を略
    全周に亙って包む衝撃吸収材料の内層と、内層を略全周
    に亙って包む硬質の外層とから成ることを特徴とする加
    速度センサの衝撃吸収装置。
JP8836093A 1993-04-15 1993-04-15 加速度センサの衝撃吸収装置 Withdrawn JPH06300771A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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