JPH06300621A - 赤外線検出装置 - Google Patents

赤外線検出装置

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Publication number
JPH06300621A
JPH06300621A JP5090088A JP9008893A JPH06300621A JP H06300621 A JPH06300621 A JP H06300621A JP 5090088 A JP5090088 A JP 5090088A JP 9008893 A JP9008893 A JP 9008893A JP H06300621 A JPH06300621 A JP H06300621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
dewar
lens unit
chassis
engages
Prior art date
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Pending
Application number
JP5090088A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Ishiguro
丈嗣 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5090088A priority Critical patent/JPH06300621A/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズユニットのレンズとデュワのウィンド
ウの結露防止を、レンズユニットからデュワ間の部分気
密構造で行うことにより、軽量化された赤外線検出装置
を得る。 【構成】 レンズユニット1とのかん合面に第1のOリ
ング12、デュワ2とのかん合面に第3のOリング22
を配したホルダ21にレンズユニット1とデュワ2を取
付けて部分気密構造を形成し、ホルダ21に係合するキ
ャップ24を開放して、ホルダ21内部に窒素25を封
入してホルダ21内に残留する空気を排出することによ
りレンズユニット1内のレンズとデュワ2のウィンドウ
13の結露防止を可能とする。 【効果】 レンズユニット1のレンズとデュワ2のウィ
ンドウ13の結露防止をホルダ21によるレンズユニッ
ト1からデュワ2間の部分気密構造で行うことにより、
装置全体での気密構造が不要となり、より軽量化された
赤外線検出装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、物件から発せら
れる赤外線を極低温に冷却した赤外線検出素子でとらえ
て、熱画像を得る赤外線検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の赤外線検出装置を示す断面
図であり、図において1はレンズユニット、2はレンズ
ユニット1と同一光軸上に配置され、かつ内部に赤外線
検出素子3を有する円筒状のデュワ、4はその前面にレ
ンズユニット1とのかん合面を有し、かつその底面にデ
ュワ2の下側半分とかん合する半円の穴を持つ衝立部を
有するシャシ、5はコールドフィンガー、6はコンプレ
ッサー、7はコールドフィンガー5とコンプレッサー6
を連結するコネクティングパイプ、8はコールドフィン
ガー5の放熱面とかん合し、かつシャシ4と係合する伝
熱ブロック、9は回路基板、10は外部との信号の授受
を行うコネクタ、11はシャシ4と係合するカバー、1
2はレンズユニット1とシャシ4とのかん合面に取付け
られた第1のOリング、13はデュワ2の前面に設けら
れた赤外線取入れ用の、ウィンドウ、14はシャシ4に
具備されたフィン15とシャシ4に取付けられたファン
16を覆い、シャシ4に係合する第2のカバー、17は
コールドフィンガー5と伝熱ブロック8とのかん合面に
塗布された熱伝導性のグリース、18は冷却空気の流
れ、19はシャシ4と第1のカバー11のかん合面に配
置され、内部の気密を保つ第2のOリング、20はデュ
ワ2の上側半分とかん合する半円の穴を有し、シャシ4
と係合するベースである。
【0003】次に動作について説明する。コールドフィ
ンガー5とコンプレッサー6はコネクティングパイプ7
で連結されており、内部には例えばヘリウム、アルゴン
などの高圧ガスが封入されている。コンプレッサー6内
でピストンが動いて高圧ガスの圧縮を繰り返すと、コネ
クティングパイプ7を通って高圧ガスが移動し、その圧
力変動でコールドフィンガー5内のディスプレーサを動
かし、コールドフィンガー5の先端をディスプレーサの
断熱膨張による吸熱作用で極低温に冷却する。内部を真
空にしたデュワ2内の赤外線検出素子3も極低温に冷却
される。この時レンズユニット1と、ウィンドウ13を
通過した赤外線は赤外線検出素子3上で画像を形成し、
回路基板9を通って、画像信号がコネクタ10に送られ
る。またコールドフィンガー5の熱はグリース17から
伝熱ブロック8を通ってシャシ4に伝えられ、シャシ4
に具備されたフィン15にファン16で送風することに
より強制的に放熱する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線検出装置
は、以上のように構成されているので次のような問題点
があった。デュワは、デュワの上半分がかん合する半円
穴を有するベースと、デュワの下半分がかん合する半円
穴を有する衝立部を持ち、かつベースと係合するシャシ
により取付けられる。このような構造でレンズユニット
からデュワ間でレンズユニット内のレンズとデュワのウ
ィンドウの結露を防ぐための部分的な気密構造を形成す
るには、ベースとシャシでデュワ全体を覆う構造にしな
ければならないため構造が複雑になり、質量が増加する
うえデュワとのかん合面でシャシとベースに分割されて
いるため気密保持の信頼性が低くなり困難である。この
ためシャシ、カバー等の剛性、強度を上げ、装置全体で
気密構造としなければならない。それゆえ装置の質量が
重くなるという課題が生じ、携帯用として使用すること
が難しいものとなっていた。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、従来シャシとベースにより取付けていたデ
ュワを、シャシから独立した一体構造のホルダに取付
け、さらにそのホルダをレンズユニットに取付けること
により部分的な気密構造を形成し、レンズとウィンドウ
の結露を防止し、装置全体での気密構造が不要なより軽
量化された赤外線検出装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例1の赤外
線検出装置は、従来デュワに対して上下で分割されたベ
ースとシャシにより保持していたデュワを、第3のOリ
ングを介して一体構造のホルダに取付け、さらに第1の
Oリングを介してレンズユニットとホルダを取付けるこ
とによりレンズユニットからデュワの間で部分気密構造
を形成し、ホルダ内部に窒素を封入したものである。
【0007】また本発明の実施例2の赤外線検出装置
は、従来のデュワに対して上下で分割されたベースとシ
ャシにより保持していたデュワを、第3のOリングを介
して一体構造のホルダに取付け、さらに第1のOリング
を介してレンズユニットとホルダを取付けることにより
レンズユニットからデュワの間で部分気密構造を形成
し、ホルダ内部に窒素を封入し、さらに吸湿材を取付け
たものである。
【0008】さらにまた、本発明の実施例3の赤外線検
出装置は、従来デュワに対して上下で分割されたベース
とシャシにより保持していたデュワを、第3のOリング
を介して一体構造のホルダに取付け、さらに第1のOリ
ングを介してレンズユニットとホルダを取付けることに
よりレンズユニットからデュワの間で部分気密構造を形
成し、ホルダ内部に窒素を封入し、さらに湿度センサー
とヒーターを取付けたものである。
【0009】
【作用】本発明は、レンズユニットとのかん合面に第1
のOリング、デュワとのかん合面に第3のOリングを有
し、シャシと独立した一体構造のホルダにレンズユニッ
トとデュワを取付け、さらにキャップを開放してホルダ
内部に窒素を封入し、残留している湿気を含んだ空気を
排出する。
【0010】本発明のホルダ内部に取付けられた吸湿材
は、ホルダ内外の湿度差によって生じる透湿作用により
ホルダ内部へ侵入する水分を吸着する。
【0011】さらにまた、本発明のホルダ内部に取付け
られているヒーターは、湿度センサーがホルダ内部の湿
度がある許容値を越えたことを検知することにより作動
し、内部の空気を乾燥させる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の赤外線検出装置の第1の実
施例を示す図である。図において1〜18は従来の赤外
線検出装置と同一であるが、従来と異なるところはデュ
ワ2の上半分とかん合する半円穴を有しシャシ4と係合
していたベース20と、デュワ2の下半分とかん合する
半円穴を持つシャシ4の衝立部を一体構造とし、レンズ
ユニット1とのかん合面に第1のOリング12、デュワ
2とのかん合面に第3のOリング22を設け、レンズユ
ニット1とデュワを取付けられる構造にすることにより
レンズユニット1とデュワ2の間で部分気密構造を形成
するようにしたところにある。なお21はレンズユニッ
ト1のレンズとデュワ2のウィンドウ13の結露防止を
可能としたシャシ4と独立したホルダ、23はホルダ2
1とキャップ24とのかん合面に取付けられ、ホルダ2
1内の気密を保つ第4のOリング、24は窒素25をホ
ルダ21内に封入する時に開閉するキャップ、25はホ
ルダ21内に残留する湿気を含んだ空気を排出するため
に封入した窒素である。
【0013】上記実施例1の赤外線検出装置は、レンズ
ユニット1とのかん合面に第1のOリング12、デュワ
2とのかん合面に第3のOリング22を配したホルダ2
1にレンズユニット1とデュワ2を取付けて部分気密構
造を形成し、ホルダ21に係合するキャップ24を開放
して、ホルダ21内部に窒素25を封入してホルダ21
内に残留する空気を排出することによりレンズユニット
1内のレンズとデュワ2のウィンドウ13の結露防止を
可能とするものである。
【0014】実施例2.図2は上記実施例1をさらに改
善した第2の実施例を示すもので、26はホルダ21内
に取付けられ、ホルダ21内外の湿度差により生じる透
湿作用により、ホルダ21内へ侵入した空気の湿度を吸
着する吸湿材であり、レンズユニット1のレンズとデュ
ワ2のウィンドウ13の結露を長期に渡って防ぐもので
ある。
【0015】実施例3.図3は上記実施例1をさらに改
善した第3の実施例を示すもので、27はホルダ21内
に取付けられ、湿度を検知する湿度センサー、28はホ
ルダ21内に取付けられた湿度センサー27で検知され
た湿度が許容値を越えた時に作動して内部を乾燥させ、
湿度を除去するヒーターであり、レンズユニット1のレ
ンズとデュワ2のウィンドウ13の結露を長期に渡って
防ぐものである。
【0016】
【発明の効果】この発明による赤外線検出装置は、以上
説明したようにレンズユニットのレンズとデュワのウィ
ンドウの結露を防止するとともに、レンズユニットから
デュワの間で部分気密構造を形成することが可能となり
装置全体での気密構造が不要な、より軽量化された赤外
線検出装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の赤外線検出装置を示
す図である。
【図2】この発明の第2の実施例の赤外線検出装置を示
す図である。
【図3】この発明の第3の実施例の赤外線検出装置を示
す図である。
【図4】従来の赤外線検出装置を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズユニット 2 デュワ 3 赤外線検出素子 4 シャシ 5 コールドフィンガー 6 コンプレッサー 7 コネクティングパイプ 8 伝熱ブロック 9 回路基板 10 コネクタ 11 第1のカバー 12 第1のOリング 13 ウィンドウ 14 第2のカバー 15 フィン 16 ファン 17 グリース 18 冷却空気の流れ 19 第2のOリング 20 ベース 21 ホルダ 22 第3のOリング 23 第4のOリング 24 キャップ 25 窒素 26 吸湿材 27 湿度センサー 28 ヒーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズユニットと、上記レンズユニット
    と同一光軸上に配置されるとともに赤外線検出素子とウ
    ィンドウを内蔵したデュワと、上記レンズユニットと上
    記デュワと係合するホルダと、上記デュワと係合し、か
    つ赤外線検出素子と一端を接するコールドフィンガー
    と、上記コールドフィンガーと連結するコの字形をした
    コネクティングパイプと、上記コネクティングパイプと
    連結し、かつ外側にフィンを有するコンプレッサーと、
    上記コールドフィンガーの他端に係合し、上記コールド
    フィンガーの放熱面とかん合するように配された伝熱ブ
    ロックと、上記ホルダと上記伝熱ブロックと係合するシ
    ャシと、上記シャシに配される回路基板と、上記シャシ
    と係合し、かつ外部との信号の授受を行なうコネクタを
    具備した第1のカバーと、上記シャシに具備されたフィ
    ンと、上記シャシに係合されたファンと、上記コールド
    フィンガーの放熱面と上記伝熱ブロックのかん合面に塗
    布したグリースと、上記ファンの送風流路を形成する第
    2のカバーと、上記レンズユニットと上記ホルダのかん
    合面に配置されるOリングと、上記デュワと上記ホルダ
    のかん合面に配置されるOリングと、上記ホルダに係合
    するキャップと、上記ホルダと上記キャップのかん合面
    に配置されるOリングと、上記ホルダ内に封入された窒
    素とによって構成されたことを特徴とする赤外線検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ内部に吸湿材を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の赤外線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ内部に設けられたヒータと、
    前記ホルダ内部に設けられ、湿度が許容値を越えたとき
    前記ヒータを作動させる湿度センサーとを具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の赤外線検出装置。
JP5090088A 1993-04-16 1993-04-16 赤外線検出装置 Pending JPH06300621A (ja)

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JP5090088A JPH06300621A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 赤外線検出装置

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