JPH0545532U - 赤外線検出装置 - Google Patents

赤外線検出装置

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JPH0545532U
JPH0545532U JP9555891U JP9555891U JPH0545532U JP H0545532 U JPH0545532 U JP H0545532U JP 9555891 U JP9555891 U JP 9555891U JP 9555891 U JP9555891 U JP 9555891U JP H0545532 U JPH0545532 U JP H0545532U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
dewar
heat
lens unit
cold finger
Prior art date
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Pending
Application number
JP9555891U
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English (en)
Inventor
重一 芝原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の軽量化を図り、かつ装置内の発熱部品
の冷却を効率良くさせるための赤外線検出装置を得る。 【構成】 ベース2とデュワ3の間に、ベース2のレン
ズユニット係合穴21とデュワ3の赤外線取り入れ窓1
3の縁に沿って筒14をネジ20で接合させ、さらに上
記ベローズ14のフランジ部に沿うように第2のOリン
グ19を配す。また、コールドフィンガー5の発熱部よ
り伝熱ブロック8を介してベース2に熱を伝え、そのベ
ース2に具備された放熱フィン15をファン16で強制
的に放熱する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば、物体から発せられる赤外線を極低温に冷却した赤外線検出素 子でとらえて、熱画像を作成する赤外線検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の気密構造を持つ赤外線検出装置を示す断面図である。図において 1は、レンズユニット。2は、レンズユニット1を取付けるためのレンズユニッ ト係合穴21を有し、さらに各部品を配置するベース。3は、赤外線検出素子4 を内蔵したデュワ。5は、スターリング冷凍機のコールドフィンガー。6は、ス ターリング冷凍機のコンプレッサー。7は、コールドフィンガー5とコンプレッ サー6を連結するコネクティングパイプ。8は、コールドフィンガー5の放熱を 行う伝熱ブロック。9は、赤外線検出装置の回路基板。10は、コネクタ11は 、上記部品を覆うように配されたカバー。12は、装置内の気密を保つための第 1のOリング。13は、赤外線をデュワ内に取り入れる赤外線取り入れ窓である 。
【0003】 次に動作について説明する。気密構造を持つ本赤外線検出装置で用いるスター リング冷凍機はスプリット式スターリング冷凍機の代表的なものである。コンプ レッサー6とコールドフィンガー5はコネクティングパイプ7で連結されており 、この内部には、例えば、ヘリウム、アルゴンなどの高圧ガス封入されている。 コンプレッサー6内部でピストンが動いて高圧ガスを圧縮、収縮を繰り返すと、 コネクティングパイプ7を通って高圧ガスが移動し、その圧力変動でコールドフ ィンガー5内のディスプレーサを動かしコールドフィンガー5先端をディスプレ ーサ断熱膨張による吸熱作用で極低温に冷却する。コールドフィンガー5は内部 を真空にしたデュワ3内部に取付けられた赤外線検出素子4とデュワ壁面を介し て接触しているので、赤外線検出素子4も極低温に冷却される。この時レンズユ ニット1を通過してきた赤外線は、デュワ3の赤外線取り入れ窓13を通り、赤 外線検出素子4上で画像を形成し、回路基板9を通って画像信号がコネクタ10 に送られることとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の赤外線検出装置は以上のように構成されているので以下のような課題点 があった。まず、デュワ3の赤外線取り入れ窓13と、レンズユニット1のレン ズの結露を防ぐために装置全体で気密構造としている。しかし、装置全体を気密 構造とすると、装置壁面の剛性強度を保たなければならず、それに伴い装置の質 量が重くなり携帯用や航空・船舶用として使用するのに課題があった。また、コ ールドフィンガー5の一端を極低温に冷却されるが、コールドフィンガー5の他 端はその反作用で発熱することとなっていた。このため、コールドフィンガー5 からの放熱を行わなければ極低温側へ熱が侵入することとなり冷却不良となる。 これを防止するため従来の赤外線検出装置では、表面積の小さなコールドフィン ガー5の発熱部に放熱用の伝熱ブロック8を取付け、ベース2より外部に放熱す ることが必要であった。しかし環境条件の厳しい条件下での使用が困難という課 題があった。
【0005】 本考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、デュワ3の赤外 線取り入れ窓13と、レンズユニット1のレンズの結露防止を維持しつつ、装置 の質量を軽くすると共に、コールドフィンガー5とコンプレッサー6の発熱を効 率良く放熱して環境温度の高い条件下での使用も可能とする赤外線検出装置を得 ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係わる赤外線検出装置は、ベースとデュワの間に、上記ベースのレン ズユニット係合穴と上記デュワの縁に沿って筒をネジで接合させ、さらに上記筒 のフランジ部に沿うように第2のOリングを配す。また、スターリング冷凍機の コールドフィンガー放熱部より伝熱ブロックを介して放熱フィンを具備したベー スに接触させると共に、スターリング冷凍機のコンプレッサー発熱部を上記ベー スに接触させるように配置することにより熱がベースに伝わり、そして上記ベー スに具備された放熱フィンで送風することで強制的に放熱する。
【0007】
【作用】
本考案における赤外線検出装置は、ベースとデュワの間に、上記ベースのレン ズユニット係合と上記デュワの赤外線取り入れ窓の縁に沿って筒をネジで接合さ せ、さらに上記筒のフランジに沿うように第2のOリングを配すことにより、レ ンズユニットとデュワ赤外線取り入れ窓間での気密が可能となり、レンズと窓の 結露を防ぐことができる。このように最小範囲での気密構造をとることで装置の 軽量化を可能とする。 また、コールドフィンガーの発熱部より伝熱ブロックを介してベースに熱を伝 え、そのベースに具備された放熱フィンをファンで強制的に放熱することで、コ ールドフィンガーの吸熱部への熱侵入を防ぎ、高い環境温度下での赤外線検出素 子の極低温冷却を可能とする。
【0008】
【実施例】
図1は本考案による赤外線検出装置の一実施例を示す断面図である。図2は詳 細図である。図において1〜13、21は従来の装置と全く同一であるので説明 は省略する。 14は、筒。15は、ベースに配置する各部品の熱を逃がす放熱フィン。16 は、放熱フィンの熱を強制的に放熱するためのファン。17は、ファン15の送 風する風の流路を形成する第2のカバー。18は、ファン15の送風される風の 流れを示す。19は、赤外線取り入れ窓13とレンズユニット1間の気密を保つ ための第2のOリング。20は、上記筒14を取付けるネジを示す。
【0009】 上記のように構成された赤外線検出装置では、ベース2とデュワ3の間に、ベ ース2のレンズユニット係合穴21とデュワ3の赤外線取り入れ窓13の縁に沿 って筒14をネジ20で接合させ、さらに上記筒14のフランジ部に沿うように 第2のOリング19を配すことによりレンズユニット1と、デュワ赤外線取り入 れ窓13間での気密が可能となりレンズと窓の結露を防ぐことができる。このよ うに最小範囲で気密構造をとることで装置の軽量化を可能とした。また、コール ドフィンガー5の発熱部より伝熱ブロック8を介してベースに熱を伝え、そのベ ース2に具備された放熱フィン15をファン16で強制的に放熱する。このよう に放熱フィンを具備したベースを利用し、さらにファンで強制的に放熱すること により、高い環境温度下での赤外線検出素子の極低温冷却を可能とした。
【0010】
【考案の効果】
以上本考案によれば、レンズとデュワの赤外線取り入れ窓の結露を防ぐために 、最小範囲での気密構造を取ったことにより装置の軽量化を図ることができる。 また、スターリングサイクル冷凍機のコールドフィンガーの発熱部からの熱を放 熱フィンを具備したベースに伝達し、その放熱フィンをファンで強制的に放熱す ることにより高い環境温度での使用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による赤外線検出装置を示
す断面図である。
【図2】図1による筒の取付け付近の詳細図である。
【図3】従来の気密構造を持つ赤外線検出装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 レンズユニット 2 ベース 3 デュワ 4 赤外線検出素子 5 コールドフィンガー 6 コンプレッサー 7 コネクティングパイプ 8 伝熱ブロック 9 回路基板 10 コネクタ 11 第1のカバー 12 第1のOリング 13 赤外線取り入れ窓 14 筒 15 放熱フィン 16 ファン 17 第2のカバー 18 風の流れ 19 第2のOリング 20 ネジ 21 レンズユニット係合穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズユニットと、上記レンズユニット
    が係合されるベースと、上記ベース上に、上記レンズユ
    ニットと同一光軸上に配置されると共に、赤外線検出素
    子を内蔵した円筒状のデュワと、上記デュワと係合しか
    つ赤外線検出素子と一端を接する円柱状のコールドフィ
    ンガーと、上記コールドフィンガーと内部で連結するコ
    の字形をしたコネクティングパイプと内部で連結し、か
    つ外側にフィンを有するコンプレッサーと、上記コール
    ドフィンガーの他端に係合し、上記コールドフィンガー
    の放熱面と接するように配置された伝熱ブロックと、上
    記デュワと平行に配置された回路基板と、上記各部品を
    覆うように配された第1のカバーと、上記ベースと上記
    デュワ間に位置し、上記ベースのレンズユニット係合穴
    と上記デュワの赤外線取り入れ窓の縁に沿って接合され
    た筒と、上記筒のフランジ部に沿うように配された第2
    のOリングと、上記カバーに具備され外部との信号の授
    受を行うコネクタと、上記ベースの部品配置面と相対す
    る面に具備された放熱フィンと、それに送風し強制的に
    放熱させるファンと、上記ファンの送風する風の流路を
    形成する第2のカバーによって構成されることを特徴と
    する赤外線検出装置。
JP9555891U 1991-11-21 1991-11-21 赤外線検出装置 Pending JPH0545532U (ja)

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JP9555891U JPH0545532U (ja) 1991-11-21 1991-11-21 赤外線検出装置

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JPH0545532U true JPH0545532U (ja) 1993-06-18

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ID=14140920

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