JPH0783754A - 赤外線検出装置 - Google Patents

赤外線検出装置

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Publication number
JPH0783754A
JPH0783754A JP5227226A JP22722693A JPH0783754A JP H0783754 A JPH0783754 A JP H0783754A JP 5227226 A JP5227226 A JP 5227226A JP 22722693 A JP22722693 A JP 22722693A JP H0783754 A JPH0783754 A JP H0783754A
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JP
Japan
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dewar
holder
thermal expansion
mount
lens unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5227226A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Hosoe
辰弘 細江
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲温度変化があっても、光軸ずれを小さく
押えられる赤外線検出装置を得る。 【構成】 デュワを軸対称部材により支持することで、
光軸に対称なバイメタル変形が起こるような構造にし
た。 【効果】 光軸対称の変形は光軸と直角方向のずれを発
生させないので、周囲温度変化があっても光軸ずれが小
さく押えられる赤外線検出装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばレーザ側距装
置から得られる距離情報と、物体から発せられる赤外光
をとり込むことによって得られる物体の位置情報を組み
合わせることによって、目標物体の三次元追尾を行なう
ようなセンサシステムの中で用いられる赤外線検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜12は従来の赤外線検出装置を
示す図であり、図10は全体構成図、図11は外観図、
図12は温度変化時の状態図である。図において、1は
物体から放射される赤外線を外部空間からとり込むレン
ズユニット、2は上記レンズユニット1と同一光軸上に
配置されると共にその中心に赤外線検出素子3を内蔵し
低熱膨張材料(例えばコバール)又は中熱膨張材料(例
えばステンレス合金)を主材料とする円筒状のデュワ、
4は上記デュワ2をデュワ取付ねじ5で固定する為のデ
ュワはめ合い部6を有するシャシ衝立部、7は上記デュ
ワ2を冷却するコンプレッサ、8はデュワ2に上記コン
プレッサ7からの冷媒を供給するコネクティングパイ
プ、9は上記デュワの赤外線検出素子3の反対面に配さ
れたコールドフィンガー、10はその前端にフード11
及び装置窓12を取付けその内部に上記レンズユニット
1を収納し、その後端に上記レンズユニット1をレンズ
ユニット取付ねじ13にてかん合取付する筺体後壁14
を有しその外部に筺体取付足15を有するレンズユニッ
ト筺体、16はその前端が上記レンズユニット筺体10
と筺体取付ねじ17にて固定されその内部に上記デュワ
2及び上記コンプレッサ7を収納し、その後方外部に放
熱フィン18とデュワ部筺体取付足19を有し高熱膨張
材料(例えばアルミニウム合金)から成るデュワ部筺
体、20は上記コールドフィンガー9からの熱を上記放
熱フィン18に伝導させるサーマルブロック、21は上
記サーマルブロック20の接触部及び上記コンプレッサ
7と放熱フィン18との間に塗布されたサーマルグリ
ス、22は上記デュワ部筺体16にカバー取付ねじ23
により固定されたカバーである。
【0003】次に動作について説明する。上記コンプレ
ッサ7とコールドフィンガー9はコネクティングパイプ
8で連結されており、この内部には、例えばヘリウム、
アルゴンなどの高圧ガスが封入されている。上記コンプ
レッサ7の内部でピストンが動いて高圧ガスの圧縮を繰
り返すと、コネクティングパイプ8を通って高圧ガスが
移動し、その圧力変動でコールドフィンガー9内のディ
スプレーサを動かしコールドフィンガー9の先端をディ
スプレーサの断熱膨張による吸熱作用で極低温に冷却す
る。内部を真空にした上記デュワ2の内部に取り付けら
れた赤外線検出素子3も極低温に冷却される。一方、物
体から放射された赤外線は上記装置窓12、レンズユニ
ット1を通り、上記赤外線検出素子3上で焦点を結ぶよ
うになっている。そして、上記赤外線検出素子3で光電
変換され画像信号として信号処理回路に送られ赤外画像
が形成される。また、上記コールドフィンガー9部分の
熱は上記サーマルブロック20とサーマルグリス21を
経由して上記放熱フィン18まで運ばれる。上記コンプ
レッサ7の熱も上記サーマルグリス21を通して同様に
上記放熱フィン18まで運ばれ、図示していない冷却フ
ァンからの冷却風が上記放熱フィン18を流れることで
外部へ放熱されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線検出装置
は以上のように構成されているので、例えばレーザ側距
装置から得られる距離情報と、赤外線検出装置の赤外画
像から得られる物体の位置情報を組み合わせることによ
って、目標物体の三次元追尾を行なうようなセンサシス
テムの中でこの赤外線検出装置を用いる場合以下に示す
ような課題が生じる。目標物体の三次元追尾の際、例え
ば追尾距離が5〜10km、目標物体の大きさが5m程
度である時、2つのセンサが同一物体から距離情報と位
置情報を確実に得て正常な追尾を実行できる為には、レ
ーザ側距装置のレーザ光軸と赤外線検出装置の赤外光軸
との相対的な光軸の傾き許容値として0.5〜1mra
d以下が必要となる。これを2つのセンサに誤差割付け
をすると、例えば赤外線検出装置としては、0.25〜
0.5mrad以下の光軸の傾きしか許容されないこと
になる。この光軸の傾きを赤外線検出装置の内部で考え
ると、例えばレンズユニット1の焦点距離が80mmで
あった時、レンズユニット1の光軸に対する赤外線検出
素子の許容軸ずれ量は20μ〜40μという値となる。
ところが従来の赤外線検出装置においては、上記デュワ
2がデュワ部筺体16から直立しているシャシ衝立部4
に固定されている。さらに上記デュワ2は例えばコバー
ルのような低熱膨張材料より成り、一方上記シャシ衝立
部4は一般に軽量化とコストの面から例えばアルミニウ
ム合金のような高熱膨張材料から成っている。この為に
装置の周囲温度範囲が例えば−20〜+40℃まで大き
く変化するような場合周囲温度の変化に対応して、上記
デュワ2の取付部の温度も変化し双方の熱膨張係数の差
により伸びの差が生じ高温側に温度が変化した際には、
上記デュワ2の取付部にて図12に示すようなバイメタ
ル変形が発生する。もちろん低温側に温度が変化した際
は、反対の上記デュワ2の先端が上方へ持ち上がるよう
な変形が発生する。これは図12から明かなように上記
デュワ2の内部の赤外線検出素子3が初期位置から図1
2の中のaの分だけずれたことを意味し、この光軸直角
方向の軸ずれ量aが前記した20〜40μより大きな値
である為に赤外線検出装置に割付けられた光軸の傾き許
容量を満足しないことになるという課題があった。ま
た、レンズユニット筺体とデュワ部筺体が分割されてい
る為、レンズユニットとデュワが共通の取付母体を持っ
ていないこと、また、装置の取付足が別筺体から出され
ていること、さらに装置の中央で両筺体の接続部分が存
在していること、以上3つの理由により例えば装置内で
温度分布による各部材間の伸びの差が生じた時に熱変形
が大きく出やすくなり、それが装置の取付足を基準とし
た光軸の傾き増加につながるという課題があった。
【0005】この発明はかかる課題を解決する為になさ
れたもので、周囲温度変化があっても光軸ずれを小さく
抑えられる赤外線検出装置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る赤外線検出
装置の第1の実施例においては、低熱膨張材料(例えば
コバール)又は中間熱膨張材料(例えばステンレス合
金)を主材料とするデュワを、デュワはめ合い部をその
中央に有し高熱膨張材料(例えばアルミニウム合金)か
ら成る軸対称円盤形状のデュワホルダに固定する。そし
て、デュワホルダを固定する為のデュワホルダはめ合い
部をその端面に有し、高熱膨張材料(例えばアルミニウ
ム合金)から成る軸対称円筒状のデュワマウントに上記
デュワホルダを固定したものである。又、従来の赤外線
検出装置ではレンズユニット筺体とデュワ部筺体の2分
割されていた筺体を一体化し、その中央内部にレンズユ
ニット及びデュワマウントを共に固定する為の筺体中央
壁を有し、高熱膨張材料(例えばアルミニウム合金)か
ら成る一体型の装置筺体としたものである。
【0007】また、本発明に係る赤外線検出装置の第2
の実施例においては、低熱膨張材料を主材料とするデュ
ワを、デュワと同様の低熱膨張材料から成るデュワホル
ダに固定したものである。
【0008】また、本発明に係る赤外線検出装置の第3
の実施例においては、低熱膨張材料を主材料とするデュ
ワを、デュワの材料と装置筺体の材料の中間の熱膨張係
数を有する中間熱膨張材料(例えばSiCウィスカ混合
のアルミニウム焼結合金複合材料)から成るデュワホル
ダに固定したものである。
【0009】また、本発明に係る赤外線検出装置の第4
の実施例においては、低熱膨張材料を主材料とするデュ
ワを、中間熱膨張材料を用いかつデュワホルダとデュワ
マウントを一体化した一体型デュワホルダに固定したも
のである。
【0010】また、本発明に係る赤外線検出装置の第5
の実施例においては、低熱膨張材料を主材料とするデュ
ワを、中間熱膨張材料を用いたデュワホルダに固定し、
一方、デュワマウントはレンズユニットに一体化したも
のである。
【0011】また、本発明に係る赤外線検出装置の第6
の実施例においては、中間熱膨張材料を主材料とするデ
ュワを、高熱膨張材料を用いたデュワホルダに固定し、
一方、デュワマウントはレンズユニットに一体化したも
のである。
【0012】また、本発明に係る赤外線検出装置の第7
の実施例においては、デュワホルダをデュワに、デュワ
マウントをレンズユニットにそれぞれ一体化し、デュワ
の固定を直接レンズユニットにて行なうようにしたもの
である。
【0013】また、本発明に係る赤外線検出装置の第8
の実施例においては、低熱膨張材料を用いたデュワホル
ダの取付穴をテーパ形状とし、そこにスリット付テーパ
座金を係合させ、平座金と共に第5のねじにてデュワマ
ウントに固定したものである。
【0014】また、本発明に係る赤外線検出装置の第9
の実施例においては、低熱膨張材料を用いたデュワホル
ダの取付穴を球面形状とし、そこにスリット付球面座金
を係合させ、平座金と共にデュワホルダ取付ねじにてデ
ュワマウントに固定したものである。
【0015】さらに、本発明に係る赤外線検出装置の第
10の実施例においては、低熱膨張材料を主材料とする
デュワを、デュワと同様の低熱膨張材料を用いたデュワ
ホルダに固定する。一方、高熱膨張材料を用い、その先
端にスリット付テーパ部を有し、その円筒外周面におね
じを有したデュワマウントの先端のデュワホルダはめ合
い部に上記デュワホルダをかん合させる。そして、デュ
ワマウントのスリット付テーパ部に係合するテーパ穴と
デュワマウントのおねじ部に係合するめねじ部を有し、
中間熱膨張材料から成るねじリングをデュワマウントの
外周に取り付けたものである。
【0016】
【作用】この発明に係る赤外線検出装置の第1の実施例
においては、装置の周囲温度が変化した際、デュワとデ
ュワホルダとの間で熱膨張係数のちがいによる伸びの差
が生じバイメタル変形が発生するが、光軸に対称な変形
である。一方、デュワホルダとデュワマウント及びデュ
ワマウントと装置筺体の間では同材料である為上記のよ
うな変形は発生しない。また、一体化された装置筺体の
筺体中央壁を共通の取付母体としてレンズユニットとデ
ュワが取付けられている為に、装置筺体内で温度分布に
よる変形が発生してもレンズユニットとデュワの相対関
係は変わらない。また取付足も一体化された装置筺体に
設けられていること、及び装置中央部に筺体同士の接続
部分がないことにより、特定箇所に集中したような大き
な熱変形が発生することはない。
【0017】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
2の実施例においては、デュワホルダとデュワマウント
との間で例えばコバールとアルミニウム合金の熱膨張係
数のちがいによる伸びの差が生じバイメタル変形が発生
するが光軸に対称な変形である。また、デュワとデュワ
ホルダ及びデュワマウントと装置筺体の間では同材料で
ある為上記のような変形は発生しない。
【0018】また、この発明の係る赤外線検出装置の第
3の実施例においては、デュワホルダが中間熱膨張材料
を用いて作られているので、デュワとの間、及びデュワ
マウントとの間で、それぞれバイメタル変形は発生する
が、光軸に対称な変形であり、かつその変形量が少な
い。
【0019】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
4の実施例においては、中間熱膨張材料を用いた一体型
デュワホルダとしているので、デュワと一体型デュワホ
ルダとの間、及び一体型デュワホルダと装置筺体との間
でそれぞれバイメタル変形は発生するが、光軸に対称な
変形でありかつその変形量が少ない。また、一体型デュ
ワホルダである為、構造上の分割部分が少なく熱変形発
生の要因を減らしている。
【0020】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
5の実施例においては、デュワホルダが中間熱膨張材料
を用いて作られているので、デュワとの間、及び装置筺
体との間でそれぞれバイメタル変形は発生するが、光軸
に対称な変形でありかつその変形量が少ない。また、デ
ュワマウントを削除しレンズユニットに一体化している
為、構造上の分割部分が少なく熱変形発生の要因を減ら
している。
【0021】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
6の実施例においては、デュワが中間熱膨張材料を用い
て作られているので、デュワホルダとの間でバイメタル
変形は発生するが、光軸に対称な変形でありかつその変
形量が少ない。また、デュワマウントを削減しレンズユ
ニットに一体化している為、構造上の分割部分が少なく
熱変形発生の要因を減らしている。
【0022】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
7の実施例においては、デュワと装置筺体との間でバイ
メタル変形が発生するが光軸に対称な変形である。ま
た、デュワを直接レンズユニットに取り付ける構成であ
る為、構造上の分割部分がなく熱変形発生の要因が最少
となっている。
【0023】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
8、第9の実施例においては、デュワホルダを固定して
いるデュワホルダ取付ねじの締付力にアンバランスがあ
っても、スリット付テーパ座金及びスリット付球面座金
が熱応力による光軸と直角方向の動きを規制する為、デ
ュワホルダとデュワマウントがかん合しているデュワホ
ルダはめ合い部で光軸と直角方向のずれが発生しない。
【0024】また、この発明に係る赤外線検出装置の第
10の実施例においては、デュワマウントのスリット付
テーパ部かん合するねじリングの働きにより、組立時に
おいて、デュワホルダはめ合い部の初期すきまをなくす
ることができる。そして装置の使用時、温度上昇があっ
た時に、低熱膨張材料を用いて作られているデュワホル
ダの伸びと、高熱膨張材料を用いて作られているデュワ
マウントの伸びの差からデュワホルダはめ合い部にすき
まが発生することを、中間熱膨張材料を用いて作られて
いるねじリングの働きにより防止する。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1〜図3はこの発明に係る赤外線検出器の
第1の実施例を示すものであり、図1は全体構成図、図
2は外観図、図3はバイメタル変形を示す図であり、1
〜3、5〜9、11〜13、15、18、20〜23は
上記従来装置と全く同一のものである。24は上記デュ
ワ2をデュワ取付ねじ5で固定する為のデュワはめ合い
部6をその中央に有し、高熱膨張材料(例えばアルミニ
ウム合金)から成る軸対称円盤形状のデュワホルダ、2
5は上記デュワホルダ24をデュワホルダ取付ねじ26
で固定する為のデュワホルダはめ合い部27をその端面
に有し、高熱膨張材料(例えばアルミニウム合金)から
成る軸対称円筒形状のデュワマウント、28は高熱膨張
材料から成る装置の外殻を形成する装置筺体であり、そ
の前端に上記フード11及び装置窓12を取付け、その
前方内部に上記レンズユニット1を収納し、その中央内
部に上記レンズユニット1及びデュワマウント25を各
々レンズユニット取付ねじ13とデュワマウント取付ね
じ29にてかん合取付する筺体中央壁30を有し、その
後方内部に上記コールドフィンガー9とコンプレッサ7
を収納し、その後方外部に上記放熱フィン18を有し、
そしてその側方外部に装置の上記筺体取付足15を有し
ている。上記のように構成された赤外線検出装置におい
ては、周囲温度が高温側に変化した際、上記デュワより
デュワホルダの熱膨張係数の方が大きい為、図3に示す
ようなデュワホルダを外側にした円弧状のバイメタル変
形が発生する。しかしデュワもデュワホルダも軸対称形
状である為、上記の変形は光軸に対称なものとなり、上
記赤外線検出素子は光軸方向にわずかに移動するのみ
で、光軸直角方向のずれは発生しない。周囲温度が低温
側に変化した際は逆方向のバイメタル変形が発生する
が、同様に光軸直角方向のずれは発生しない。一方、デ
ュワホルダとデュワマウント及びデュワマウントと装置
筺体の間では同材料を用いており各々のかん合部ではほ
とんど温度差がない為に上記のような熱変形は発生しな
い。また、一体化された装置筺体中央壁を共通の取付母
体としてレンズユニットとデュワが取付けられている為
に、装置筺体内で温度分布による変形が発生してもレン
ズユニットとデュワの相対関係は変わらない。よってレ
ンズユニットを基準としたデュワ内赤外線検出素子の光
軸直角方向のずれは発生しない。さらに、筺体取付足が
一体化された装置筺体に設けられていること、及び装置
中央部に筺体同士の接続部分がないことにより、特定箇
所に集中したような大きな熱変形が発生することはな
い。これは筺体取付足を基準としたレンズユニット及び
デュワの軸ずれが極めて小さいものになることを意味し
ている。
【0026】実施例2.上記実施例1では上記デュワ2
を低熱膨張材料又は中間熱膨張材料、上記デュワホルダ
24を高熱膨張材料としていたが、本実施例では、双方
共低熱膨張材料としたものであり、上記デュワ2とデュ
ワホルダ24の間ではバイメタル変形は発生しない。一
方、上記デュワホルダ24とデュワマウント25との間
では、周囲温度が高温側に変化した際には、デュワホル
ダ24を内側にしたバイメタル変形が、又周囲温度が低
温側に変化した際には、デュワホルダ24を外側にした
バイメタル変形が各々発生するが光軸に対称な変形であ
り、光軸直角方向のずれは発生しない。
【0027】実施例3.上記実施例1では、上記デュワ
2を低熱膨張材料又は中間熱膨張材料、上記デュワホル
ダ24を高熱膨張材料としていたが、本実施例では上記
デュワ2を低熱膨張材料とし、上記デュワホルダ24を
中間熱膨張材料としたものである。このような実施態様
によれば、例えば周囲温度が高温側に変化した際、上記
デュワ2とデュワホルダ24との間ではデュワホルダ2
4を外側にしたバイメタル変形が発生するが互いの熱膨
張係数差が小さい為その変形量は少ない。一方、上記デ
ュワホルダ24とデュワマウント25との間ではデュワ
ホルダ24を内側にしたバイメタル変形が発生するが、
互いの熱膨張係数差が小さい為その変形量は少ない。そ
して上記各々のバイメタル変形は逆方向に発生するの
で、上記実施例1で説明したような赤外線検出素子3の
光軸方向への移動を打ち消し合う。尚、上記各々のバイ
メタル変形はいずれも光軸に対称なものである為、当然
ながら光軸直角方向のずれは発生しない。
【0028】実施例4.図4に示される実施例では、低
熱膨張材料から成る上記デュワ2を、中間熱膨張材料か
ら成りデュワホルダとデュワマウントを一体化した一体
型デュワホルダ31に固定したものである。このような
実施態様によれば、例えば周囲温度が高温側に変化した
際、上記デュワ2と一体型デュワホルダ31との間では
一体型デュワホルダ31を外側にしたバイメタル変形が
発生するが互いの熱膨張係数差が小さい為その変形量は
少ない。一方、上記一体型デュワホルダ31と装置筺体
28との間では一体型デュワホルダ31を内側にしたバ
イメタル変形が発生するが互いの熱膨張係数差が小さい
為その変形量は少ない。そして、上記各々のバイメタル
変形は逆方向に発生するので、上記実施例1で説明した
ような赤外線検出素子3の光軸方向への移動を打ち消し
合う。尚、上記各々のバイメタル変形はいずれも光軸に
対称なものである為、当然ながら光軸直角方向のずれは
発生しない。又、上記実施例1〜3にて存在していた上
記デュワホルダ24とデュワマウント25を一体化して
いるので、上記実施例1〜3の場合に比べて構造上の分
割部分が1カ所少なく、熱変形発生の要因を減らしてい
る。
【0029】実施例5.図5に示される実施例では、低
熱膨張材料から成る上記デュワ2を、中間熱膨張材料か
ら成るデュワホルダ24に固定し、上記実施例1〜3に
て存在していたデュワマウント25はレンズユニット1
に一体化したものである。このような実施態様によれ
ば、上記デュワ2とデュワホルダ24、及び上記デュワ
ホルダ24とレンズユニット1との間で各々バイメタル
変形は発生するが、互いの熱膨張係数差が小さい為その
変形量は少ない。そして、上記各々のバイメタル変形は
送方向に発生するので、上記実施例1で説明したような
赤外線検出素子3の光軸方向への移動を打ち消し合う。
尚、上記各々のバイメタル変形はいずれも光軸に対称な
ものであり光軸直角方向のずれは発生しない。又、上記
実施例1〜3にて存在していた上記デュワマウント25
はレンズユニット1に一体化しているので、上記実施例
1〜3の場合に比べて構造上の分割部分が1カ所少なく
熱変形発生の要因を減らしている。
【0030】実施例6.本実施例では、中間熱膨張材料
から成るデュワ2を高熱膨張材料から成るデュワホルダ
24に固定し、上記実施例1〜3にて存在していたデュ
ワマウント25はレンズユニット1に一体化したもので
ある。このような実施態様によれば、上記デュワ2とデ
ュワホルダ24との間でバイメタル変形は発生するが、
熱膨張係数差が小さい為その変形量は少ない。またその
変形は光軸に対称なものであり光軸直角方向のずれは発
生しない。尚、上記デュワホルダ24とレンズユニット
1は同材料であり熱変形はしない。そして、上記実施例
4、5と同様、構造上の分割部分が1カ所少なく熱変形
発生の要因を減らしている。
【0031】実施例7.図6に示される実施例では、上
記実施例1〜3にて存在していたデュワホルダ24をデ
ュワ2に一体化し、上記実施例1〜3に存在していたデ
ュワマウント25をレンズユニット1に一体化すること
で、上記デュワ2の固定を直接レンズユニット1にて行
なうようにしたものである。このような実施態様によれ
ば、デュワ2とレンズユニット1の間でバイメタル変形
が発生するが光軸に対称な変形であり光軸直角方向のず
れは発生しない。又、デュワ2を直接レンズユニット1
に取り付ける構成である為、構造上の分割部分が上記実
施例4〜6よりもさらに少なく熱変形発生の要因が最少
となっている。
【0032】実施例8.図7(a)(b)に示される実
施例では、低熱膨張材料から成るデュワホルダ24の取
付穴32をテーパ形状とし、そこにスリット付テーパ座
金33を係合させ、平座金34と共にデュワホルダ取付
ねじ26にて上記デュワマウント25に固定したもので
ある。図7(b)はスリット付テーパ座金33の外観で
ある。この実施態様によれば、上記デュワホルダ取付ね
じ26を締め込んでゆくと、上記スリット付テーパ座金
33はテーパ形状を有する上記取付穴32の働きによっ
てその外径をつぼめられてゆき、同時につぼめられてゆ
くその内径が上記デュワホルダ取付ねじ26の外径と当
接した時点で締め付けが完了し、ねじ締付部のガタがな
い状態で上記デュワマウント25に対し上記デュワホル
ダ24が固定されることになる。よって上記デュワホル
ダ24を固定している複数のデュワホルダ取付ねじ26
の各々の締付力にアンバランスがあっても、上記スリッ
ト付テーパ座金33の働きにより熱応力による上記デュ
ワホルダはめ合い部27での光軸と直角方向の動きを規
制する。これは上記デュワホルダ取付ねじ26の締付力
のアンバランスにより、締付力の小さい固定部の座面で
熱応力によるすべりが起こり、上記デュワホルダ24が
上記デュワマウント24に対して光軸と直角方向に動い
てしまうという問題を改善するものである。
【0033】実施例9.図8(a)(b)に示される実
施例では、低熱膨張材料から成るデュワホルダ24の取
付穴32を球面形状とし、そこにスリット付球面座金3
5を係合させ、平座金34と共にデュワホルダ取付ねじ
26にて上記デュワマウント25に固定したものであ
る。図8(b)はスリット付球面座金35の外観であ
る。この実施態様によれば、上記デュワホルダ取付ねじ
26を締め込んでゆくと上記スリット付球面座金35は
球面形状を有する上記取付穴32の働きによってその外
径をつぼめられてゆき、同時につぼめられてゆくその内
径が上記デュワホルダ取付ねじ26の外径と当接した時
点で締め付けが完了し、ねじ締め付け部のガタがない状
態で上記デュワマウント25に対し、上記デュワホルダ
24が固定されることになる。よって、上記実施例8と
同様、通常ねじ固定構造における熱応力発生時のねじ座
面でのすべり発生を防止し、上記デュワホルダはめ合い
部27で光軸と直角方向のずれを発生させない。
【0034】実施例10.図9(a)(b)に示される
実施例では、低熱膨張材料から成る上記デュワ2を、同
様に低熱膨張材料から成る上記デュワホルダ24に固定
する。一方、高熱膨張材料から成りその先端にスリット
付テーパ部36を有し、その円筒外周面におねじ部37
を有したデュワマウント25の先端のデュワホルダはめ
合い部27に上記デュワホルダ24をかん合させる。そ
して上記スリット付テーパ部36に係合するテーパ穴3
8と、上記デュワマウント25のおねじ部37に係合す
るめねじ部39を有し、中間熱膨張材料から成るねじリ
ング40を上記デュワマウント25の外周に取り付けた
ものである。この実施態様によれば、上記デュワマウン
ト25に上記デュワホルダ24をかん合させた時、デュ
ワホルダはめ合い27には初期すきまが生じている。次
にねじリング40を締め込んでゆくと上記テーパ穴38
の働きにより上記デュワマウント25のスリット付テー
パ部36がつぼめられ上記の初期すきまをなくすことが
できる。又、装置の使用時例えば周囲温度が上昇した際
は、上記デュワホルダ24の伸びより上記デュワマウン
ト25の伸びの方が大きい為、上記デュワホルダはめ合
い部27にすきまが発生しようとする。ところが、上記
ねじリング40は、上記デュワマウント25より熱膨張
係数の小さい中間熱膨張材料により作られているので、
上記デュワマウント25のスリット付テーパ部36はね
じリング40のテーパ穴38と同じだけしか伸びること
ができず、高熱膨張材料自身の肉厚としての伸びは中心
方向に向かう為、その分上記デュワマウントはめ合い部
27の内径はつぼめられることになる。よって、デュワ
ホルダはめ合い部27に発生するすきまは最小限にとど
められ、熱応力による上記デュワホルダ24の光軸と直
角方向のずれを発生させない。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果がある。
【0036】第1、第2、第6、第7の実施例において
は、デュワが軸対称部材により支持されているので、バ
イメタル変形が発生しても光軸に対称な変形であり、光
軸と直角方向のずれは発生しない。又、一体化された装
置筺体としているので取付足を基準とした軸ずれが最小
に抑えられる。よって、周囲温度変化があっても光軸ず
れが最小に抑えられる赤外線検出装置を得ることができ
る。
【0037】第3〜第5の実施例においては、上記第
1、第2、第6、第7の実施例と同様の効果を得ること
ができるだけなく、2カ所で発生するバイメタル変形の
方向が逆である為、赤外線検出素子の光軸方向への移動
が防止され、微少な焦点ずれをも発生させない赤外線検
出装置を得ることができる。
【0038】第8〜第10の実施例においては、上記第
1、第2、第6、第7の実施例と同様の効果を得ること
ができるだけではなく、デュワホルダ固定用のねじ部
で、光軸と直角方向の非線形のすべりが発生することを
防止する構造である為、周囲温度変化に対して、上記第
1、第2、第6、第7の実施例以上のより高精度の赤外
線検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による赤外線検出装置
の全体構成図である。
【図2】この発明の第1の実施例による赤外線検出装置
の外観図である。
【図3】この発明の第1の実施例による赤外線検出装置
のバイメタル変形を示す図である。
【図4】この発明の第4の実施例による赤外線検出装置
を示す図である。
【図5】この発明の第5の実施例による赤外線検出装置
を示す図である。
【図6】この発明の第7の実施例による赤外線検出装置
を示す図である。
【図7】この発明の第8の実施例による赤外線検出装置
を示す図である。
【図8】この発明の第9の実施例による赤外線検出装置
を示す図である。
【図9】この発明の第10の実施例による赤外線検出装
置を示す図である。
【図10】従来の赤外線検出装置の全体構成図である。
【図11】従来の赤外線検出装置の外観図である。
【図12】従来の赤外線検出装置の温度変化時の状態図
である。
【符号の説明】
1 レンズユニット 2 デュワ 3 赤外線検出素子 5 デュワ取付ねじ 6 デュワはめ合い部 7 コンプレッサ 8 コネクティングパイプ 9 コールドフィンガー 11 フード 12 装置窓 13 レンズユニット取付ねじ 15 筺体取付足 18 放熱フィン 20 サーマルブロック 21 サーマルグリス 22 カバー 23 カバー取付ねじ 24 デュワホルダ 25 デュワマウント 26 デュワホルダ取付ねじ 27 デュワホルダはめ合い部 28 装置筺体 29 デュワマウント取付ねじ 30 筺体中央壁 31 一体型デュワホルダ 32 取付穴 33 スリット付テーパ座金 34 平座金 35 スリット付球面座金 36 スリット付テーパ部 37 おねじ部 38 テーパ穴 39 めねじ部 40 ねじリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体から放射される赤外線を外部空間か
    らとり込むレンズユニットと、上記レンズユニットと同
    一軸上に配置されるとともに、その中心に赤外線検出素
    子を内蔵し、低熱膨張材料又は中間熱膨張材料を主材料
    とする円筒状のデュワと、上記デュワをデュワ取付ねじ
    で固定する為のデュワはめ合い部をその中央部に有し、
    高熱膨張材料から成る軸対称円盤状のデュワホルダと、
    上記デュワホルダをデュワホルダ取付ねじで、固定する
    為のデュワホルダはめ合い部をその端面に有し、高熱膨
    張材料から成る軸対称円筒状のデュワマウントと、上記
    デュワを冷却するコンプレッサと、上記デュワに上記コ
    ンプレッサからの冷媒を供給するコネクティングパイプ
    と、上記デュワの赤外線検出素子の反対面に配置された
    コールドフィンガーと、装置の外殻を形成し、その前端
    にフード及び装置窓を取り付け、その前方内部に上記レ
    ンズユニットを収納し、その中央内部にレンズユニット
    及びデュワマウントを各々レンズユニット取付ねじ、デ
    ュワマウント取付ねじにてかん合取付けする筺体中央壁
    を有し、その後方内部に上記コールドフィンガーとコン
    プレッサを収納し、その後方外部に放熱フィンを有し、
    さらにその側方外部に筺体取付足を有し、高熱膨張材料
    から成る装置筺体と、上記コールドフィンガーからの熱
    を上記放熱フィンに伝導させるサーマルブロックと、上
    記サーマルブロックと上記コールドフィンガー及び上記
    放熱フィンとの間、及び上記コンプレッサと放熱フィン
    との間に各々塗布されたサーマルグリスと、上記装置筺
    体に固定されたカバーによって構成したことを特徴とす
    る赤外線検出装置。
  2. 【請求項2】 低熱膨張材料を主材料とするデュワを、
    デュワと同様の低熱膨張材料又はデュワの材料と装置筺
    体の材料の中間の線膨張係数を有する材料から成るデュ
    ワホルダに取付けたことを特徴とする請求項1記載の赤
    外線検出装置。
  3. 【請求項3】 低熱膨張材料を主材料とするデュワを、
    中間熱膨張材料から成り、かつデュワホルダとデュワマ
    ウントを一体化した一体型デュワホルダに取り付けたこ
    を特徴とする請求項1記載の赤外線検出装置。
  4. 【請求項4】 低(又は中間)熱膨張材料を主材料とす
    るデュワを、中間(又は高)熱膨張材料から成るデュワ
    ホルダに固定し、一方、デュワマウントはレンズユニッ
    トに一体化したことを特徴とする請求項1記載の赤外線
    検出装置。
  5. 【請求項5】 デュワホルダをデュワに、デュワマウン
    トとレンズユニットにそれぞれ一体化し、デュワの固定
    を直接装置筺体にて行なうようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の赤外線検出装置。
  6. 【請求項6】 低熱膨張材料から成るデュワホルダの取
    付穴をテーパ状又は球面状にし、そこにスリット付テー
    パ又は球面座金を係合させ、平座金とともにデュワホル
    ダ取付ねじにて締め付けたことを特徴とする請求項1記
    載の赤外線検出装置。
JP5227226A 1993-09-13 1993-09-13 赤外線検出装置 Pending JPH0783754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173167A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Tamron Co Ltd 赤外線カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173167A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Tamron Co Ltd 赤外線カメラ

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