JPH06300380A - 多室型空気調和機 - Google Patents

多室型空気調和機

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JPH06300380A
JPH06300380A JP5092866A JP9286693A JPH06300380A JP H06300380 A JPH06300380 A JP H06300380A JP 5092866 A JP5092866 A JP 5092866A JP 9286693 A JP9286693 A JP 9286693A JP H06300380 A JPH06300380 A JP H06300380A
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pressure side
indoor
pressure
low
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Takashi Kaneko
孝 金子
Hiroshi Kitayama
浩 北山
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は多室型空気調和機において、各室内
機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型空気調和機の冷
凍サイクルに関するもので、室内機の運転モードを切り
替える際の、圧力差による冷媒流動音をシンプルかつ安
価な仕様で防止することができるとともに、暖房時の性
能低下を防止することができる多室型空気調和機を提供
することを目的としたものである。 【構成】 低圧側二方弁12を閉路させた一定時間後に
高圧側二方弁11を開路、または高圧側二方弁11を閉
路させた一定時間後に低圧側二方弁12を開路させると
ともに、一方の二方弁の閉路から他方の二方弁の開路ま
での期間、室内側膨張弁8を全閉、室外側ファン20を
強風運転または停止とする制御を行うようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多室型空気調和機に係わ
り、特に各室内機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型
空気調和機の運転モード切り替えに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多室型空気調和機とし
て、例えば、特開平2−93263号公報に掲載された
ものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した公報の
従来の多室型空気調和機について説明する。
【0004】図7において、1は多室型空気調和機の室
外機であり、圧縮機2、三方切替機構としての切換弁3
a,3b、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5、アキュ
ムレータ6から成っている。7は室内機であり、室内側
膨張弁8、室内側熱交換器9から成っている。10は分
岐ユニットであり、高圧側二方弁11、低圧側二方弁1
2、毛細管13から成っている。
【0005】そして室内側熱交換器9の一方は、高圧側
二方弁11を介して室外機1の高圧側である吐出管14
と室内機7を接続する高圧ガス管15と連通するととも
に、低圧側二方弁12を介して室外機1の低圧側である
圧縮機2の吸入側と連通したアキュムレータ6の吸入管
16と室内機7を接続する低圧ガス管17と連通してお
り、高圧側二方弁11と低圧側二方弁12の開閉によ
り、室内側熱交換器9の一方は、高圧ガス管15または
低圧ガス管17と切替可能に接続されている。
【0006】また、低圧側二方弁12と並行に、毛細管
13を有したバイパス管18が設けられている。
【0007】さらに室内側熱交換器9の他方は、室内側
膨張弁8を介して室外機1の液管部と液管19で接続さ
れている。尚、室内機7は本従来例では3台接続されて
おり、区別する場合は添字a、b、cを付けることにす
る。
【0008】次に上記構成の多室型空気調和機の動作に
ついて説明する。まず冷房運転のみの場合について説明
する。この場合の各弁の開閉状態は次の通りである。即
ち、切換弁3aは開、切換弁3bは閉、高圧側二方弁1
1は閉、低圧側二方弁12は開、各室内側膨張弁8は各
室内負荷に応じた開度である。
【0009】圧縮機2より吐出された高温高圧ガスは、
切換弁3aを介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室
外側膨張弁5を通って液管19に導かれる。そして室内
側膨張弁8を通って各室内側熱交換器9に流入し、それ
ぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁12を経て低圧ガ
ス管17に導かれる。その後アキュムレータ6を通って
圧縮機2に戻り、冷房運転を行なう。
【0010】次に暖房運転のみの場合について説明す
る。この場合の各弁の開閉状態は次の通りである。即
ち、切換弁3aは閉、切換弁3bは開、高圧側二方弁1
1は開、低圧側二方弁12は閉、各室内側膨張弁8は各
室内負荷に応じた開度である。
【0011】圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス
管15、高圧側二方弁11を介して各室内側熱交換器9
に導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁8を介して
液管19に流入し、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで
減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化して切換弁
3bを介しアキュムレータ6を通って圧縮機2に戻り、
暖房運転を行なう。
【0012】次に冷房主体運転の場合について説明す
る。ここで各室内機7の運転状態は、室内機7a,7b
…冷房、室内機7c…暖房とし、各弁の開閉状態は次の
通りである。即ち、切換弁3aは開、切換弁3bは閉、
高圧側二方弁11a,11bは閉、高圧側二方弁11c
は開、低圧側二方弁12a,12bは開、低圧側二方弁
12cは閉、各室内側膨張弁8は各室内負荷に応じた開
度である。
【0013】圧縮機2より吐出された冷媒の一部は、切
換弁3aを介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外
側膨張弁5を通って液管19に導かれる。また残りの冷
媒は、高圧ガス管15、高圧側二方弁11cを介して室
内側熱交換器7cに導かれ、ここで凝縮液化して室内側
膨張弁8cを介して液管19に流入し、室外側熱交換器
4を通ってきた冷媒と合流する。そして室内側膨張弁8
a,8bを通って室内側熱交換器9a,9bに流入し、
それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁12a,12
bを経てアキュムレータ6を介して圧縮機2に戻り、冷
房主体運転を行なう。
【0014】次に暖房主体運転の場合について説明す
る。ここで各室内機7の運転状態は、室内機7a,7b
…暖房、室内機7c…冷房とし、各弁の開閉状態は次の
通りである。即ち、切換弁3aは閉、切換弁3bは開、
高圧側二方弁11a,11bは開、高圧側二方弁11c
は閉、低圧側二方弁12a,12bは閉、低圧側二方弁
12cは開、各室内側膨張弁8は各室内負荷に応じた開
度である。
【0015】圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス
管15、高圧側二方弁11a,11bを介して室内側熱
交換器9a,9bに導かれ、ここで凝縮液化して室内側
膨張弁8a,8bを介して液管19に流入する。液管1
9の冷媒の一部は、室内側膨張弁8cを通って室内側熱
交換器9cに流入し蒸発気化したあと、低圧側二方弁1
2cを介して低圧ガス管17を経てアキュムレータ6を
介して圧縮機2に戻り、冷房運転を行なう。液管19の
残りの冷媒は、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧
され室外側熱交換器4に入り蒸発気化して、切換弁3b
を介しアキュムレータ6を通って圧縮機2に戻り、暖房
主体運転を行なう。
【0016】次に室内機7の運転モードが変更された場
合の動作について、室内機7aが暖房から冷房に切り替
わる場合を例にとり説明する。
【0017】室内機7aが暖房運転中は、高圧側二方弁
11aは開、低圧側二方弁12aは閉、室内側膨張弁8
aは室内負荷に応じた開度であるが、冷房運転への変更
信号があると、高圧側二方弁11aは閉、低圧側二方弁
12aは閉、室内側膨張弁8aは閉の状態に制御され
る。
【0018】すると、室内熱交換器9a内の高圧冷媒は
圧力差により毛細管13aを介して低圧ガス管17に流
出するとともに、室内熱交換器9a内の圧力が低下す
る。そしてその後、低圧側二方弁12aを開状態にする
と、低圧側二方弁12aが開くときの冷媒音の発生が防
止されるとともに、室内側熱交換器9aから流出する冷
媒の配管流動音も防止される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、室内機7の運転モードの切替時に発生す
る冷媒流動音を防止するために、低圧側二方弁12と並
行に毛細管13を有したバイパス管18が必要であり、
部品点数や工数が増加し高価になるという課題を有して
いた。
【0020】また、室内機7が暖房運転中は、この毛細
管13を介して高温高圧の冷媒が低圧側に漏れることに
なり、性能低下をもたらすという課題も有していた。
【0021】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、シンプルかつ安価な仕様で室内機の運転モードの切
替時に発生する冷媒流動音を防止するとともに、暖房時
の性能低下を防止できる多室型空気調和機を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、低圧側二方弁を閉路させた一定時間後に高
圧側二方弁を開路、または高圧側二方弁を閉路させた一
定時間後に低圧側二方弁を開路させるとともに、一方の
二方弁の閉路から他方の二方弁の開路までの期間、室内
側膨張弁を全閉、室外側ファンを強風運転または停止と
する制御を行うようにしたものである。
【0023】また、他の本発明は、前記低圧側二方弁を
閉路させた一定時間後に前記高圧側二方弁を開路、また
は前記高圧側二方弁を閉路させた一定時間後に二方弁を
開路させるとともに、一方の二方弁の閉路から他方の二
方弁の開路までの期間、室内側膨張弁を全閉し、かつ室
内側ファンを強風運転とする制御を行うようにしたもの
である。
【0024】
【作用】本発明は、室内機運転モードが冷房から暖房に
変更された場合は、低圧側二方弁を閉路させた後に室内
側膨張弁を全閉、室外側ファンを冷房運転または冷房主
体運転の場合には強風運転、暖房運転または暖房主体運
転の場合には停止とし一定時間経過させる事により、冷
房または冷房主体運転の場合には室外側熱交換器による
凝縮能力を増加、暖房または暖房主体運転時には室外側
熱交換器による蒸発能力を減少させ、高圧ガス管内の圧
力を下降させ、高圧側二方弁前後の圧力差を小さくした
後に高圧側二方弁を開路させ、室内機運転モードが暖房
から冷房に変更された場合は、高圧側二方弁を閉路させ
た後に室内側膨張弁を全閉、室外側ファンを冷房運転ま
たは冷房主体運転の場合には停止、暖房運転または暖房
主体運転の場合には強風運転とし一定時間経過させる事
により、冷房または冷房主体運転時には室外側熱交換器
による凝縮能力を減少、暖房または暖房主体運転時には
室外側熱交換器による蒸発能力を増加させ、低圧ガス管
内の圧力を上昇させ、低圧側二方弁前後の圧力差を小さ
くした後に低圧側二方弁を開路させ、冷媒流動音の発生
を防止するものであり、また、暖房時に高温高圧冷媒が
低圧ガス管に漏れる事による暖房能力の低下を防止する
ものである。
【0025】また、他の本発明は、室内機運転モードが
冷房から暖房に変更された場合は、低圧側二方弁を閉路
させた後に室内側膨張弁を全閉、室内側ファンを強風運
転とし一定時間経過させ、室内温度による過熱により、
封止された室内側熱交換器内の圧力を上昇させ、高圧側
二方弁前後の圧力差を小さくした後に高圧側二方弁を開
路させ、室内機運転モードが暖房から冷房に変更された
場合は、高圧側二方弁を閉路させた後に室内側膨張弁を
全閉、室内側ファンを強風運転とし一定時間経過させ、
室内温度による冷却により、封止された室内側熱交換器
内の圧力を下降させ、低圧側二方弁前後の圧力差を小さ
くした後に低圧側二方弁を開路させ、冷媒流動音の発生
を防止するものであり、また、暖房時に高温高圧冷媒が
低圧ガス管に漏れる事による暖房能力の低下を防止する
ものである。
【0026】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。尚、従来と同一部分については同一符
号を付しその詳細な説明を省略する。
【0027】まず本発明の第1の実施例について図1〜
図3を用いて説明する。図1において、21は高圧側二
方弁11の開閉動作を制御する高圧側二方弁制御手段で
あり、図2に示すように室内機7の運転モード変更信号
が入ってT1後に高圧側二方弁11を開路するように設
定されている。
【0028】また、22は低圧側二方弁12の開閉動作
を制御する低圧側二方弁制御手段であり、図3に示すよ
うに室内機7の運転モード変更信号が入ってT1後に低圧
側二方弁12を開路するように設定されている。
【0029】また、23は室内側膨張弁8の開閉動作を
制御する室内側膨張弁制御手段であり、図2,図3に示
すように室内機7の運転モード変更信号が入るとT1時
間全閉とするように設定されている。
【0030】また、24は室外側ファン20の運転状態
を制御する室外側ファン制御手段であり、図2に示すよ
うに室内機7の冷房から暖房の運転モード変更信号が入
ると、冷房または冷房主体運転の場合にはT1時間強風
運転、暖房または暖房主体運転の場合にはT1時間停
止、また図3に示すように室内機7の暖房から冷房の運
転モード変更信号が入ると、冷房または冷房主体運転の
場合にはT1時間停止、暖房または暖房主体運転の場合
にはT1時間強風運転とするように設定されている。
【0031】次に、このような構成においての動作につ
いて説明する。尚、各運転モードによる冷媒の流れは従
来例と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
【0032】まず冷房中の室内機7が暖房に変更される
場合について図2を用いて説明する。変更信号が入る
と、低圧側二方弁12は閉となり、室内側膨張弁8は全
閉、室外側ファン20は冷房運転または冷房主体運転の
場合にはT1時間(例えば3分)強風運転、暖房運転また
は暖房主体運転の場合にはT1時間停止とし、変更信号
からT1時間後高圧側二方弁11を開とする。
【0033】従って、T1の間に、冷房または冷房主体
運転の場合は室外側熱交換器による凝縮能力の増加、暖
房または暖房主体運転の場合は室外熱側交換器による蒸
発能力の減少により、高圧ガス15管内の圧力が下降
し、高圧側二方弁11前後の圧力差がある程度小さくな
ってから高圧側二方弁11を開路させるので、圧力差に
よる冷媒流動音の発生を防止することができる。
【0034】次に暖房中の室内機7が冷房に変更される
場合について図3を用いて説明する。変更信号が入る
と、高圧側二方弁11は閉となり、室内側膨張弁8は全
閉状態、室外側ファン20は冷房運転または冷房主体運
転の場合にはT1時間(例えば3分)停止、暖房運転ま
たは暖房主体運転の場合にはT1時間強風運転とし、変更
信号からT1時間後低圧側二方弁12を開状態とする。
【0035】従って、T1の間に、冷房または冷房主体
運転の場合は室外側熱交換器による蒸発能力の増加、暖
房または暖房主体運転の場合は室外側熱交換器による凝
縮能力の減少により、低圧ガス17管内の圧力が上昇
し、低圧側二方弁12前後の圧力差がある程度小さくな
ってから高圧側二方弁11を開路させるので、圧力差に
よる冷媒流動音の発生を防止することができる。
【0036】また、室内機7が暖房中は低圧側二方弁1
2が閉路しているので、従来のように高温高圧冷媒が低
圧ガス管17に漏れることがなく、性能の低下も防止す
ることができる。
【0037】以上のように、室内機7の運転モードの切
替時に高圧側または低圧側二方弁前後の圧力差を小さく
して圧力差により発生する冷媒流動音を防止するととも
に、高温高圧冷媒が低圧ガス管17に漏れることによる
暖房時の性能低下を防止することができる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について図4
〜図6を用いて説明する。図4において、21は高圧側
二方弁11の開閉動作を制御する高圧側二方弁制御手段
であり、図5に示すように室内機7の運転モード変更信
号が入ってT1後に高圧側二方弁11を開路するように設
定されている。
【0039】また、22は低圧側二方弁12の開閉動作
を制御する低圧側二方弁制御手段であり、図6に示すよ
うに室内機7の運転モード変更信号が入ってT1後に低
圧側二方弁12を開路するように設定されている。
【0040】また、23は室内側膨張弁8の開閉動作を
制御する室内側膨張弁制御手段であり、図5,図6に示
すように室内機7の運転モード変更信号が入るとT1時
間全閉状態とするように設定されている。
【0041】また、26は室内側ファン21の運転状態
を制御する室内側ファン制御手段であり、図5,図6に
示すように室内機7の運転モード変更信号が入るとT1
時間強風運転とするように設定されている。
【0042】次に、このような構成においての動作につ
いて説明する。尚、各運転モードによる冷媒の流れは従
来例と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
【0043】まず冷房中の室内機7が暖房に変更される
場合について図5を用いて説明する。変更信号が入る
と、低圧側二方弁12は閉となり、室内側膨張弁8は全
閉、室内側ファン25はT1時間(例えば3分)強風運転
とし、変更信号からT1時間後高圧側二方弁11を開と
する。
【0044】従って、T1の間に、室内温度による過熱
により、室内側熱交換器9内の圧力が上昇し、高圧側二
方弁11前後の圧力差がある程度小さくなってから高圧
側二方弁11を開路させるので、圧力差による冷媒流動
音の発生を防止することができる。
【0045】次に暖房中の室内機7が冷房に変更される
場合について図6を用いて説明する。変更信号が入る
と、高圧側二方弁11は閉となり、室内側膨張弁8は全
閉、室内側ファン25はT1時間(例えば3分)強風運
転とし、変更信号からT1時間後低圧側二方弁12を開
とする。
【0046】従って、T1の間に、室内温度による冷却
により、室内側熱交換器9内の圧力が下降し、低圧側二
方弁12前後の圧力差がある程度小さくなってから高圧
側二方弁11を開路させるので、圧力差による冷媒流動
音の発生を防止することができる。
【0047】また、室内機7が暖房中は低圧側二方弁1
2が閉路しているので、従来のように高温高圧冷媒が低
圧ガス管17に漏れることがなく、性能の低下も防止す
ることができる。
【0048】以上のように、室内機7の運転モードの切
替時に高圧側または低圧側二方弁前後の圧力差を小さく
して圧力差により発生する冷媒流動音を防止するととも
に、高温高圧冷媒が低圧ガス管17に漏れることによる
暖房時の性能低下を防止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明は、低圧側二方弁を
閉路させた一定時間後に高圧側二方弁を開路、または高
圧側二方弁を閉路させた一定時間後に低圧側二方弁を開
路させるとともに、一方の二方弁の閉路から他方の二方
弁の開路までの期間、室内側膨張弁を全閉し、冷房運転
または冷房主体運転時に前記低圧側二方弁の閉路から前
記高圧側二方弁の開路まで前記室外側ファンを強風運転
し、冷房運転または冷房主体運転時に前記高圧側二方弁
の閉路から前記低圧側二方弁の開路まで前記室外側ファ
ンを停止し、暖房運転または暖房主体運転時に前記低圧
側二方弁の閉路から前記高圧側二方弁の開路まで前記室
外側ファンを停止し、暖房運転または暖房主体運転時に
前記高圧側二方弁の閉路から前記低圧側二方弁の開路ま
で前記室外側ファンを強風運転する制御を行うようにし
たものである。
【0050】そのため、室内機の運転モードの切替時
に、高圧側または低圧側二方弁前後の圧力差を小さくし
て圧力差により発生する冷媒流動音を防止するととも
に、高温高圧冷媒が低圧ガス管に漏れることによる暖房
時の性能低下を防止することができる。
【0051】また、他の本発明は、前記低圧側二方弁を
閉路させた一定時間後に前記高圧側二方弁を開路、また
は前記高圧側二方弁を閉路させた一定時間後に二方弁を
開路させるとともに、一方の二方弁の閉路から他方の二
方弁の開路までの期間、室内側膨張弁を全閉し、かつ室
内側膨張弁を強風運転とする制御を行うようにしたもの
である。
【0052】そのため、室内機の運転モードの切替時
に、高圧側または低圧側二方弁前後の圧力差を小さくし
て圧力差により発生する冷媒流動音を防止するととも
に、高温高圧冷媒が低圧ガス管に漏れることによる暖房
時の性能低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室型空気調和
機の冷凍サイクル図
【図2】第1の実施例の構成要素の室内機が冷房から暖
房に切り替わる場合の時間変化に対する動作を示したタ
イミングチャート
【図3】第1の実施例の構成要素の室内機が暖房から冷
房に切り替わる場合の時間変化に対する動作を示したタ
イミングチャート
【図4】本発明の第2の実施例における多室型空気調和
機の冷凍サイクル図
【図5】第2の実施例の構成要素の室内機が冷房から暖
房に切り替わる場合の時間変化に対する動作を示したタ
イミングチャート
【図6】第2の実施例の構成要素の室内機が暖房から冷
房に切り替わる場合の時間変化に対する動作を示したタ
イミングチャート
【図7】従来の多室型空気調和機の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 室外機 2 圧縮機 3a,3b 三方弁 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 7 室内機 8 室内側膨張弁 9 室内側熱交換器 11 高圧側二方弁 12 低圧側二方弁 15 高圧ガス管 17 低圧ガス管 19 液管 20 室外側ファン 21 高圧側二方弁制御手段 22 低圧側二方弁制御手段 23 室内側膨張弁制御手段 24 室外側ファン制御手段 25 室内側ファン 26 室内側ファン制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、三方切替機構、室外側熱交換
    器、室外側膨張弁、室外側ファンから成る室外機と、室
    内側膨張弁、室内側熱交換器から成る複数の室内機を高
    圧ガス管、低圧ガス管及び液管を介して並列に接続し、
    前記室内側熱交換器の一方は前記高圧ガス管または前記
    低圧ガス管と高圧側二方弁及び低圧側二方弁の開閉によ
    り切替可能に接続し、前記室内側熱交換器の他の一方は
    室内側膨張弁を介して前記液管に接続し、前記低圧側二
    方弁を閉路させた一定時間後に前記高圧側二方弁を開
    路、または前記高圧側二方弁を閉路させた一定時間後に
    前記低圧側二方弁を開路させる二方弁制御手段を有する
    とともに、一方の二方弁の閉路から他方の二方弁の開路
    までの期間に前記室内側膨張弁を全閉とする室内側膨張
    弁制御手段及び冷房運転または冷房主体運転時に前記低
    圧側二方弁の閉路から前記高圧側二方弁の開路まで前記
    室外側ファンを強風運転し、冷房運転または冷房主体運
    転時に前記高圧側二方弁の閉路から前記低圧側二方弁の
    開路まで前記室外側ファンを停止し、暖房運転または暖
    房主体運転時に前記低圧側二方弁の閉路から前記高圧側
    二方弁の開路まで前記室外側ファンを停止し、暖房運転
    または暖房主体運転時に前記高圧側二方弁の閉路から前
    記低圧側二方弁の開路まで前記室外側ファンを強風運転
    する停止室外側ファン制御手段を有する多室型空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、三方切替機構、室外側熱交換
    器、室外側膨張弁から成る室外機と、室内側膨張弁、室
    内側熱交換器、室内側ファンから成る複数の室内機を高
    圧ガス管、低圧ガス管及び液管を介して並列に接続し、
    前記室内側熱交換器の一方は前記高圧ガス管または前記
    低圧ガス管と高圧側二方弁及び低圧側二方弁の開閉によ
    り切替可能に接続し、前記室内側熱交換器の他の一方は
    室内側膨張弁を介して前記液管に接続し、前記低圧側二
    方弁を閉路させた一定時間後に前記高圧側二方弁を開
    路、または前記高圧側二方弁を閉路させた一定時間後に
    前記低圧側二方弁を開路させる二方弁制御手段を有する
    とともに、一方の二方弁の閉路から他方の二方弁の開路
    までの期間に前記室内側膨張弁を全閉とする室内側膨張
    弁制御手段及び前記期間に前記室内側ファンを強風運転
    とする室内側ファン制御手段を有する多室型空気調和
    機。
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