JPH0629985U - トラックのキャブチルト装置 - Google Patents

トラックのキャブチルト装置

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JPH0629985U
JPH0629985U JP6742392U JP6742392U JPH0629985U JP H0629985 U JPH0629985 U JP H0629985U JP 6742392 U JP6742392 U JP 6742392U JP 6742392 U JP6742392 U JP 6742392U JP H0629985 U JPH0629985 U JP H0629985U
Authority
JP
Japan
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cab
stay
stopper
truck
stopper pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP6742392U
Other languages
English (en)
Inventor
義昭 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、トラックのキャブチルト装置に関
し、キャブ下降時の安全性を確保できる簡単な機構のト
ラックのキャブチルト装置を、安価に提供することを目
的とする。 【構成】 フレームにブラケットを介して傾倒自在に設
けたフレーム側の円筒状のステーと、キャブにブラケッ
トを介して傾倒自在に設けたキャブ側の円筒状のステー
とを係合させたトラックのキャブチルト装置において、
上記何れかの側の円筒状ステーの先端内部に設けたばね
で付勢されるストッパピンと係合するストッパ孔を他方
の側の円筒状ステーに形成し、そのストッパ孔に突出す
るストッパピンを押圧して、ストッパ孔からストッパピ
ンを抜脱するワイヤ式リモコン装置を連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラックのフレーム上に設けたチルト可能なキャブをチルトした際 にこれを係止して、キャブがフレーム上に不時に戻るのを防止するトラックのキ ャブチルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、トラックのチルト装置としては、油圧によってキャブのチルトを行 う方式のものと、ばね力によってチルトを行う方式のものとに大別されるが、油 圧による方式は高価であるために、安価であるばね力による方式のものが、未だ 広く用いられている実情にある。
【0003】 このばね力による方式の場合、ルーフラック装着等でキャブの重量が増加して ゆくと、キャブの重量に釣合をとるためのばね力に限界を生じ、キャブをチルト アップする操作力として、大きな力が必要になる。
【0004】 それと同時に、重くなったキャブの重量で、キャブのチルト状態を支えきれな くなったり、或いは誤操作によってキャブが落下する虞れを生ずる。 このようなことを回避するために、本出願人は実開平2−123483号公報 のキャブロック装置、実開平3−121190号公報のキャブロック装置のロッ ク解除操作レバーの取付け構造を提案している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
然るに、前記の公報記載の前者は、従来から公知のキャブロック装置に併用し て、キャブロックの安全性を2重に確保するものであるが、その操作はチルトし たキャブの付近で行われるために、誤ってチルトロック解除装置に触れて、キャ ブのチルトダウンする虞れがある。
【0006】 又 前記公報記載の後者は、遠隔操作によって、チルトさせたキャブの係止を 解除できるものであるが、その機構が複雑で、多くの部品を必要とし、ために高 価となって車両コストを高価なものとしてしまう欠点がある。
【0007】 本考案は、このようなばね力によるトラックのキャブチルト装置の前述の問題 点を解決するために、リモコン装置の操作によってキャブを下降させ、キャブ下 降時の安全性を確保できる簡単な機構のトラックのキャブチルト装置を、安価に 提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フレームにブラケットを介して傾倒自在に設けたフレーム側の円筒 状のステーと、キャブにブラケットを介して傾倒自在に設けたキャブ側の円筒状 のステーとを係合させたトラックのキャブチルト装置において、上記何れかの側 の円筒状ステーの先端内部に設けたばねで付勢されるストッパピンと係合するス トッパ孔を他方の側の円筒状ステーに形成し、そのストッパ孔に突出するストッ パピンを押圧して、ストッパ孔からストッパピンを抜脱するワイヤ式リモコン装 置を連結したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案のトラックのキャブチルト装置は、突出してストッパ孔に係入し、係合 状態にあるストッパピンをワイヤ式リモコン装置の遠隔操作で押圧して、ストッ パ孔からストッパピンを抜き出し、キャブを下降させることを可能にすることで 、キャブ下降時の安全が確保されるものである。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の実施の一例を、図面について以下に説明する。 この実施例においては、フレーム1に取り付けたブラケット2の軸3に回動可 能にパイプ状のステー4を軸支させ、キャブ側のシャーシ5にブラケット6で回 動可能に取り付けたパイプ状のステー7をスライド可能に挿入する。
【0011】 従って、キャブを前方にチルトさせた際には、ステー4がフレーム1に対して 回動すると共に、ステー7もシャーシ5に対して回動しながら、ステー4内をス テー7がスライドする。
【0012】 このスライドによるキャブのチルト完了時におけるステー7とステー4の一致 した位置に、ステー4にはストッパ孔4aを穿設し、ステー7には挿入孔7aを 穿設する。
【0013】 このステー7内にはスプリングシート8に一端を支承されるばね9の他端が装 架されたストッパピン10を収容し、このストッパピン10の先端が、ばね9の 付勢力でステー7外に突出するようにしてある。
【0014】 従って、キャブをチルトさせた際には、挿入孔7aとストッパ孔4aとが一致 するために、ステー4の内面に押されて挿入孔7a内に押し込まれていたストッ パピン10が、ばね9の付勢力で押されてストッパ孔4a内に嵌入し、ステー4 とステー7のスライドを阻止し、キャブのチルト状態を確保する。
【0015】 このステー4には、ストッパ孔4aの付近に支持ブラケット11を取付け、こ の支持ブラケット11には係止解除片12を回動自在に軸支する軸13をEリン グ14で取り付ける。
【0016】 この係止解除片12には、ストッパ孔4aに嵌入して、ストッパピン10を押 し、これを挿入孔7a内に押し戻すことができる押圧突起12aが設けられると 共に、ステー4との間にはトーションばね15を装架して、押圧突起12aをス トッパ孔4aから引き上げる方向に付勢する。
【0017】 そして、係止解除片12には、押圧突起12aと反対側に穿設されている孔に ワイヤ16を連結し、ワイヤガイド台19に取り付けたワイヤガイドによってガ イドされるワイヤ16の他端は、キャブのチルトダウンに際しての安全な場所に 導き、この場所においてガイド17でガイドされるハンドル18がワイヤ16に 取り付けられている。
【0018】 このトラックのキャブチルト装置はキャブをチルトさせる際には、キャブのチ ルトに従って、ステー4内をステー7がスライドするものであるが、チルト完了 時には挿入孔7aと、スットパ孔4aとが一致するために、ステー7のストッパ ピン10がストッパ孔4aに嵌入し、キャブのチルト状態を係止する。
【0019】 このチルト状態からチルトダウンする際にハンドル18を引けば、係止解除片 12がトーションばね15に抗して回動し、その押圧突起12aが、ストッパ孔 4aに嵌入しているストッパピン10を押して、これを挿入孔7a内に押し戻し 、ストッパピン10がストッパ孔4aに嵌入していることによるキャブのチルト 係止を解除する。
【0020】 そのためにキャブは、これをチルト状態への移行を助長するばねに抗して自重 でチルトダウンするものである。 従って、ハンドル18の設置場所を、キャブのチルトダウンに際して危険の生 じない位置に設置すれば、キャブのチルトダウンでの危険性がなくなるものであ り、その構成も簡単で部品点数も少なく、容易に製造できるものである。
【0021】 尚、ばねで付勢されたストッパピンは、キャブ側の円筒状のステーの径を、フ レーム側の円筒状のステーの径よりも大きくして、フレーム側の円筒状ステー内 に設けるようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ステーに設けたストッパピンが他方のステーに 設けたストッパ孔に係入して、キャブのチルト状態を維持しているのを、ワイヤ リモコン装置の操作により、前記の係入を抜いてチルトダウンを行わせるもので ある。
【0023】 このリモコン装置とキャブ係止装置とはワイヤで連結すればよいので、ワイヤ リモコン装置の設置場所を自由に設定でき、その設置場所をキャブのチルトダウ ンに際して危険のない場所とすれば、チルトダウンで負傷する等の危険性が回避 できる。
【0024】 又、このトラックのキャブチルト装置は、その構成が簡単で、部品点数も少な く、組立て工程も簡単であるために、廉価に供給でき、トラックのコストを引下 げが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のキャブチルト状態の斜視図で
ある。
【図2】同上のチルトダウン時の斜視図である。
【図3】ストッパピンのステー取付け状態の斜視図であ
る。
【図4】図3の分解状態の斜視図である。
【図5】係止解除片の組付け状態の斜視図である。
【図6】ず5の分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ブラケット 4 ステー 4a ストッパ孔 5 シャーシ 6 ブラケット 7 ステー 10 ストッパピン 12 係止解除片 12 押圧突起 16 ワイヤ 18 ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームにブラケットを介して傾倒自在
    に設けたフレーム側の円筒状のステーと、キャブにブラ
    ケットを介して傾倒自在に設けたキャブ側の円筒状のス
    テーとを係合させたトラックのキャブチルト装置におい
    て、上記何れかの側の円筒状ステーの先端内部に設けた
    ばねで付勢されるストッパピンと係合するストッパ孔を
    他方の側の円筒状ステーに形成し、そのストッパ孔に突
    出するストッパピンを押圧して、ストッパ孔からストッ
    パピンを抜脱するワイヤ式リモコン装置を連結したこと
    を特徴とするトラックのキャブチルト装置。
JP6742392U 1992-09-28 1992-09-28 トラックのキャブチルト装置 Pending JPH0629985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6742392U JPH0629985U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 トラックのキャブチルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6742392U JPH0629985U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 トラックのキャブチルト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0629985U true JPH0629985U (ja) 1994-04-19

Family

ID=13344493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6742392U Pending JPH0629985U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 トラックのキャブチルト装置

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JP (1) JPH0629985U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370833B1 (ko) * 2000-11-24 2003-02-05 현대자동차주식회사 트럭의 캡 조정 구조
WO2008096496A1 (ja) * 2007-02-09 2008-08-14 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. チルト式キャビンのストッパ構造

Cited By (3)

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WO2008096496A1 (ja) * 2007-02-09 2008-08-14 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. チルト式キャビンのストッパ構造
US7938477B2 (en) 2007-02-09 2011-05-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Stopper structure for a tilt type cabin

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