JPH062993A - 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法 - Google Patents

冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法

Info

Publication number
JPH062993A
JPH062993A JP15691292A JP15691292A JPH062993A JP H062993 A JPH062993 A JP H062993A JP 15691292 A JP15691292 A JP 15691292A JP 15691292 A JP15691292 A JP 15691292A JP H062993 A JPH062993 A JP H062993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
gas
vacuum pump
compressor
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15691292A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Tachibana
慶二 立花
Susumu Ishii
進 石井
Michio Kumaki
美知雄 熊木
Takeo Genba
武夫 玄葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority to JP15691292A priority Critical patent/JPH062993A/ja
Priority to US08/076,641 priority patent/US5501082A/en
Publication of JPH062993A publication Critical patent/JPH062993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/002Collecting refrigerant from a cycle

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍機1に封入されている冷媒を冷媒タンク
5の中へ移し替える回収装置、および回収方法を改良し
て、冷凍機1内に冷媒ガスを殆ど残留させないように
し、かつ、放出弁4bから放出される非凝縮性ガス中に
冷媒ガスを殆ど随伴させないようにする。 【構成】 冷凍機1と気液分離器4とを接続管路の途中
に、真空ポンプ9を上流側,圧縮機2を下流側に位置せ
しめて、直列に介挿接続する。真空ポンプは冷凍機内の
残留冷媒ガス圧力を殆ど零ならしめ、圧縮機は気液分離
器内に所望の圧力を与えて、非凝縮性ガスへの冷媒ガス
の随伴を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷凍機のように
冷媒流体を封入して冷凍サイクルを行わせる設備装置を
分解点検,整備する場合、分解に先立って冷凍機内の冷
媒を冷媒タンク内に移す(回収する)装置、および同方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍機は一般に、常温近くに沸点を有す
る冷媒物質(例えばフロン・R11)を封入密閉して、
蒸発→圧縮→凝縮→減圧→(蒸発)の冷凍サイクルを行
わせる。この冷凍機を点検,整備するために分解(部分
分解を含む)すると冷媒が大気中に放散されるので、こ
れを防止するため予め冷凍機の冷凍系から冷媒を抜き取
って冷媒タンク内に回収,一時保管しておき、点検,整
備を終えた後、冷媒タンク内の冷媒を冷凍機に戻すこと
が行われている。冷凍機内には、冷媒ガスや冷媒液と共
に、漏入した空気などの非凝縮性ガスや水蒸気が混在し
ているが一般的である。冷媒液は比較的容易に冷媒タン
クなどの容器に回収することができ、冷媒ガスの回収に
先立って冷媒液の抜き取りが行われるが、この冷媒液抜
取作業は一般に広く行われているので説明を省略する。
冷媒ガスは液化して回収し、非凝縮性ガスや水蒸気は冷
媒から分離する必要が有る。図10は従来例の冷媒ガス
の回収装置を示す系統図であって、冷凍機1は凝縮器1
aと蒸発器1bと圧縮機1cとによって冷凍系を構成
し、冷媒(例えばフロン・R11)を封入,密閉してい
る。上記の冷凍系から冷媒タンク5に冷媒ガスを回収す
るため、冷凍機1内の冷媒ガスを圧縮機2によって吸
入,圧送し、凝縮器3で冷却して液化させる。前記の冷
媒ガスの中には空気などの非凝縮性ガスが混入してお
り、さらに該空気は多少の水蒸気を含んでいる。そこ
で、前記の凝縮器(3)で液化した冷媒等を気液分離器
4に導いて冷媒液のみをフロート弁4aから冷媒タンク
5に回収し、凝縮しない気体成分は放出弁4bから大気
中に放出する。この気体成分中には、凝縮しなかった冷
媒ガスが含まれている。Wは液化した水分の溜まり具合
を観察するための覗き窓、vは排水用の弁である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】往時(例えば昭和30
年代の高度経済成長以前)においては冷媒が高価であっ
たため、これを放散させることなく回収しようというの
が経済・技術の思潮であった。このため図10に示した
従来例のようにして冷媒の回収が図られたのであるが、
この考え方に立つ限りにおいては、回収する冷媒よりも
高い費用を費してまで徹底回収するという努力は為され
なかった。
【0004】昭和40年代に入って各種の公害が社会問
題化し、さらに昭和60年代になると、フロンなどの冷
媒や溶剤によるオゾン層破壊という地球規模の環境問題
が国際的に論じられるようになり、回収フロンの金銭的
価値以上の費用をかけてでも極限までフロンを回収し、
フロンを大気中に放散させてはならないという時代にな
った。こうして観点から図10の従来技術を見ると、圧
縮機2によって冷凍機1内の冷媒ガスを精一杯排出して
も、機内ガス圧は一般的には−650mmHg程度にしか
下がらない。この−650mmHgの冷媒ガスは分解整備
に際して大気中に放散されてしまう。この機内残留ガス
圧を−750〜約760mmHgまで下げるため、図11
に示すように真空ポンプ9を用いる技術も公知である。
しかしながら、図11の従来例では機内残留ガス圧を−
760mmHg近くまで下げ得る代りに、該真空ポンプ9
の吐出圧が低いので、前記気液分離器4内上部空間の非
凝縮ガス圧力が0.3Kgf/cm2G程度までしか上が
らない。この非凝縮性ガスの中には、凝縮器3内の凝縮
温度に相当する分圧の未凝縮冷媒ガスが混在しており、
その冷媒ガス濃度は気液分離器4内の圧力に反比例し、
圧力が低いと冷媒ガスの分圧が相対的に高くなり、未凝
縮冷媒ガス濃度が高くなる。従って、放出弁4bから大
気中に放出される非凝縮性ガスに随伴して高濃度の未凝
縮冷媒ガスが放散される。本発明は上述の事情に鑑みて
為されたもので、冷凍機1内の残留冷媒ガス圧を理想的
に低くし(約−760mmHg)、しかも、気液分離器4
内の非凝縮性ガス圧力を高く(例えば5Kgf/cm
2G)することができ、従って、冷凍機内に残留して大
気中に放散される冷媒の量と、放出弁から非凝縮性ガス
に随伴して放散される冷媒の量との合計量を、実用上零
と見なし得る程度に減少せしめることのできる冷媒回収
装置、および、同じく冷媒回収方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理について、その1実施
例に対応する図1を参照して略述すると次のごとくであ
る。真空ポンプ9の吸入口を冷凍機1に接続するととも
に、該真空ポンプ9の吐出口に圧縮機2の吸入口を接続
し、該圧縮機の吐出口を凝縮器3を介して気液分離器4
に接続する。真空ポンプは広義の圧縮機に含まれるが
「大気圧以下絶対真空までの間の圧力の気体」を吸引し
て大気中に放出するように構成されている。真空ポンプ
が狭義の圧縮機と異なる点は、(a)圧力比が極めて大
きいこと、(b)取り扱う気体が稀薄であるため動力の
割にシリンダが大きいこと、(c)差圧が小さいので弁
や通路の抵抗が少なくなるように構成されていること、
等である。本発明において真空ポンプとは吸込圧力を−
750mmHgよりも高真空と為し得る空気ポンプを言う
ものとする。ただし空気ポンプとは気体ポンプの意であ
る。また本発明において単に圧縮機と言うときは狭義の
気体圧縮ポンプを意味する。
【0006】
【作用】上述の手段によれば、図1に例示されたように
真空ポンプ9を上流側とし圧縮機2を下流側として直列
に接続される。このため、真空ポンプ9は冷凍機1内の
冷媒ガスを吸引して−750mmHg以上の高真空にし
て、機内残留冷媒の量をほとんど零にすることができ
る。また圧縮機2は気液分離器4内の圧力を数Kgf/
cm2Gに上昇せしめて、放出弁4bから放出される非凝
縮性ガス(主として空気)に随伴する冷媒の量を減少せ
しめることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る冷媒回収装置の1実施例
を示す。図10に示した従来例を改良して、冷凍機1と
圧縮機2との間に真空ポンプ9を介挿接続すると図1の
ようになる。また図11の従来例を改良して真空ポンプ
9と凝縮器3との間に圧縮機2を介挿接続しても図1の
ようになる。この図1の実施例によれば、真空ポンプ9
が冷凍機1内を約−760mmHgの高真空ならしめるま
で冷媒ガスを吸い出すことができるので、機内残留冷媒
の量は殆ど零になる。真空ポンプ9から吐出された冷媒
ガスは圧縮機2に吸入・圧縮・吐出され、凝縮器3で冷
却されて気液分離器4に導かれる。冷媒ガスに含まれて
いた非凝縮性ガスは圧縮されて気液分離器4内の上部空
間に溜まり、放出弁4bから放出される。この放出弁の
放出圧力は、本例では5Kgf/cm2Gであり、この放
出される非凝縮性ガスは5Kgf/cm2Gに圧縮されて
いるので、これに随伴する未凝縮冷媒ガスの濃度は小さ
い。気液分離器4内で非凝縮性ガスと未凝縮冷媒ガスを
分離された冷媒液はフロート弁4aを経て冷媒タンク5
に流入せしめられる。
【0008】図2は、図1の実施例をさらに改良した第
2の実施例を示す。一つの流路内に真空ポンプ9と圧縮
機2とが直列に接続されているので、これらの機器間の
負荷バランスを取ることは必要であり、かつ、容易では
ない。本実施例では圧力センサ11a〜11cを設ける
とともに、圧縮機2の駆動モータ12を可変速とする。
上記各圧力センサの出力信号は、自動演算器としてのマ
イクロコンピュータ10aに入力され、該マイクロコン
ピュータの演算結果である制御信号は、駆動機構として
のインバータ10bに与えられ、このインバータ10b
が可変速モータ12の回転速度を制御して圧縮機の負荷
を調節して負荷バランスをとる。
【0009】図3は図1の実施例を改良した第3の実施
例であって、図1に比して異なる点は真空ポンプ9と圧
縮機2との間にガス冷却器13を設けたことである。本
例によれば真空ポンプ9から吐出された冷媒ガスと非凝
縮性ガスとの混合気体がガス冷却器13で冷却されて収
縮・降圧するので、圧縮機2の負担が軽くなる。
【0010】図4は、図3の実施例を改良した第4の実
施例である。本例は圧縮機2を可変速モータ12で回転
駆動するとともに、圧力センサ11a〜11cおよび温
度センサ14a,14bによって回収系統内の圧力,温
度を検出する。これらセンサの検出信号は自動演算器と
してのマイクロコンピュータ10aに入力せしめ、この
マイクロコンピュータの出力信号により、モータ駆動機
構としてのインバータ10bを介して可変速モータ12
を制御し、圧縮機2の回転速度を制御する。上記の回転
速度制御は、ガス冷却器13内で冷媒ガスの液化を生じ
ないように行われる。気体ポンプとして設計製作された
圧縮機2が液状の冷媒を吸入すると損耗を生じる虞れが
有るので、これを回避するためである。
【0011】図5は、図1の実施例を改良した第5の実
施例である。液化した冷媒が気液分離器4からフロート
弁4aを通って冷媒タンク5に流入するには、該冷媒タ
ンク内の圧力が低いことが望ましい。しかし該冷媒タン
ク内の圧力は流入する冷媒液の温度やタンク周囲温度の
影響を受け、その温度に相当する飽和圧力で均衡する。
そこで冷媒タンク5と、真空ポンプ9の吸入側とを気化
管路15で接続するとともに、該気化管路に気化弁16
を設ける。この気化弁を回収装置の運転中に手動操作で
開くと、冷媒タンク5内の冷媒ガスが真空ポンプ9に吸
引されて冷媒タンク5内の圧力が降下し、冷媒タンク内
の冷媒液の一部が気化して該冷媒液から蒸発熱を奪い、
冷媒タンク内を降温させ、その降下した温度に相当する
低下した飽和圧力で冷媒タンク内が均衡する。本実施例
では上記の気化弁16を電磁弁によって構成するととも
に冷媒タンク内の冷媒温度を検出する温度センサ17を
設け、この温度センサの検出値が予め定められた温度よ
りも高くなると気化弁16を開き、予め定められた温度
よりも低くなると該気化弁を閉じるように構成してあ
る。本発明において電磁弁とは、電磁的な力によって開
閉(又は絞り)作動せしめられる弁手段の総称である。
【0012】図6は、図1の実施例を改良した第6の実
施例を示す。真空ポンプ9と圧縮機2とを直列運転する
図1の実施例は先に述べたごとく従来技術では予想し得
なかった優れた実用的効果を奏したが、その反面、異種
ポンプの直列運転に伴う技術的な難しさを生じる。すな
わち、真空ポンプ9の吐出圧力と圧縮機2の吸入圧力と
のバランスを保って、双方のポンプを安定した状態で効
率良く作動させなければならない。そこで本実施例では
真空ポンプ9と圧縮機2との間に絞り弁18を設けた。
この絞り弁を開閉操作することによって、真空ポンプ9
の吐出圧を適正な値に維持することができる。図7は、
上記図6の実施例を改良して絞り弁操作を自動化した例
を示す。真空ポンプ9と圧縮機2との間に電動式の絞り
弁19を設ける。本例の電動絞り弁は絞り加減の微操作
が可能な構造である。一方、真空ポンプ9および圧縮機
2の出,入口側にそれぞれ圧力センサ11a〜11dを
設け、演算器10を介して電動絞り弁19を駆動・制御
する。
【0013】図8は、図1の実施例を改良した第8の実
施例を示す。図1の実施例は真空ポンプ9によって冷凍
機1内の冷媒ガスを吸い出し切るように構成して所期の
目的を達成したものであるが、冷媒ガスを吸い出し切る
という作用は回収作業の末期に必要であって初期には必
要でない。そこで本実施例では真空ポンプ9と直列に電
磁弁25を設け、かつ、「該真空ポンプ9+直列電磁弁
25」をバイパスするよう、これらと並列に電磁弁26
を設ける。回収作業の初期、冷凍機1内の圧力が比較的
高い圧力である間は直列電磁弁25を閉じて真空ポンプ
9を休止させ、バイパス電磁弁26を開いて圧縮機2の
単独運転により回収作業を進める。冷凍機1内が真空状
態となり、若しくは真空状態に近くなると直列電磁弁2
5を開いて真空ポンプ9を作動させるとともにバイパス
電磁弁26を閉じ、真空ポンプ9と圧縮機2との直列運
転を行う。本実施例では圧力センサ24によって冷凍機
1内の圧力を検出し、演算器27を介して前記直列電磁
弁25およびバイパス電磁弁26の開閉制御を行うよう
に構成した。上記の作動を手動操作によって行うことも
可能であって、これらの弁の開閉操作頻度は回収作業1
度につきそれぞれ開弁1回,閉弁1回であるから著しい
煩わしさや多大の労力消費は無い。図8の系統図から容
易に理解できるように、真空ポンプ9の型式およびその
駆動制御機構を適正に選定,構成すれば直列電磁弁25
を省略し、若しくは常開状態にしておくことも可能であ
る。
【0014】図9は前記と異なる第9の実施例を示す。
この構成を概要的に述べれば、図1の実施例における気
液分離器4に小形冷凍機22を併設したものである。本
発明において小形冷凍機とは、冷媒回収操作の対象であ
る冷凍機1よりも小形,小容量の冷凍機をいう。本例の
気液分離器4′は、その内部に冷却器4cを設けてあ
る。一方、小形冷凍機22は圧縮機22a,凝縮器22
bおよび膨張弁22cを備えていて、冷却流体22dを
前記の冷却器4cに供給して循環させる。本実施例によ
れば気液分離器4′内で冷媒ガスが強冷されてその蒸気
圧が低くなるので、放出弁4bから放出される非凝縮性
ガスに随伴する冷媒ガス濃度がいっそう低くなる。上述
のごとく冷媒ガスが強冷されるので、この冷却温度が水
の氷結点以下である場合は、上記冷媒ガスに水蒸気が含
まれていると気液分離器4′内に霜を生じ、また氷結し
て弁類の作動を阻害する虞れ無しとしない。このため、
仮想線で示したように気液分離器4′の流入側にドライ
ヤ23を設けて水蒸気を除去することが望ましい。図9
の実施例から容易に理解できるように、気液分離器4′
内の冷却器4c内を循環して冷媒ガスを強冷する冷却流
体は、小形冷凍機22の併設によらず、他の冷却装置か
ら供給される冷水,冷媒等の低温流体を利用することも
可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の回収装置を用いて本発明の回収
方法を実施すると、冷凍機1内に残存する冷媒ガスの圧
力が高真空(例えば約−760mmHg)になるまで吸い
出すことができ、しかも、気液分離器内で分離されて溜
まる非凝縮性ガスの圧力を所望の正圧(例えば5Kgf
/cm2G)まで上昇させて随伴冷媒の混入率を著しく低
下させることができ、これらの作用が総合されて冷媒ガ
スを殆ど大気中に漏出させることなく、冷凍機内の冷媒
を冷媒タンク内に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒回収装置の第1の実施例を示
す系統図である。
【図2】本発明に係る冷媒回収装置の第2の実施例を示
す系統図である。
【図3】本発明に係る冷媒回収装置の第3の実施例を示
す系統図である。
【図4】本発明に係る冷媒回収装置の第4の実施例を示
す系統図である。
【図5】本発明に係る冷媒回収装置の第5の実施例を示
す系統図である。
【図6】本発明に係る冷媒回収装置の第6の実施例を示
す系統図である。
【図7】本発明に係る冷媒回収装置の第7の実施例を示
す系統図である。
【図8】本発明に係る冷媒回収装置の第8の実施例を示
す系統図である。
【図9】本発明に係る冷媒回収装置の第9の実施例を示
す系統図である。
【図10】冷媒回収装置の従来例を示す系統図である。
【図11】上記と異なる従来例の系統図である。
【符号の説明】
1…冷凍機、1a…凝縮器、1b…蒸発器、1c…圧縮
機、2…圧縮機、3…凝縮器、4,4′…気液分離器、
4a…フロート弁、4b…放出弁、4c…冷却管、5…
冷媒タンク、9…真空ポンプ、10…演算器、10a…
マイクロコンピュータ、10b…インバータ、11a〜
11c…圧力センサ、12…可変速モータ、13…ガス
冷却器、14a,14b…温度センサ、15…気化管
路、16…気化弁、17…温度センサ、18…絞り弁、
19…電動絞り弁、22…小形冷凍機、23…ドライ
ヤ、24…圧力センサ、25…直列電磁弁、26…バイ
パス電磁弁、27…演算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玄葉 武夫 東京都千代田区神田和泉町1番地 日立ビ ル施設エンジニアリング株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(2)と、凝縮器(3)と、放出
    弁(4b)を備えた気液分離器(4)と、冷媒タンク
    (5)とが直列に接続されて成る冷媒回収装置におい
    て、 上記圧縮機(2)の吸入側管路に真空ポンプ(9)が接
    続されていることを特徴とする、冷媒の回収装置。
  2. 【請求項2】 真空ポンプ(9)と、凝縮器(3)と、
    放出弁(4b)を備えた気液分離器(4)と、冷媒タン
    ク(5)とが直列に接続されている冷媒回収装置におい
    て、 上記真空ポンプ(9)と凝縮器(3)との間に圧縮機
    (2)が接続されていることを特徴とする、冷媒の回収
    装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮機(2)は可変速モータ(1
    2)によって駆動され、かつ、前記真空ポンプ(9)の
    吸入側、同じく吐出側、および前記圧縮機(2)の吐出
    側にそれぞれ圧力センサが設けられていて、 上記それぞれの圧力センサの出力は自動演算装置(10
    a)に入力され、該自動演算装置(10a)の出力信号
    により駆動機構(10b)を介して前記可変速モータ
    (12)が制御される構造であることを特徴とする、請
    求項1若しくは同2に記載した冷媒の回収装置。
  4. 【請求項4】 前記の真空ポンプ(9)と圧縮機(2)
    との間にガス冷却器(13)が設けられていることを特
    徴とする、請求項1若しくは同2に記載した冷媒の回収
    装置。
  5. 【請求項5】 前記の真空ポンプ(9)と圧縮機(2)
    との間にガス冷却器(13)が設けられるとともに、上
    記真空ポンプ(9)の吸込圧力および吐出圧力、並びに
    前記圧縮機(2)の吐出圧力のそれぞれを検出する圧力
    センサが設けられており、 かつ、上記それぞれの圧力センサの出力信号を入力され
    る自動演算器(10a)と、上記自動演算器の出力信号
    を与えられて前記圧縮機(2)の駆動モータ(12)の
    回転速度を制御する駆動機構(10b)とが設けられて
    いることを特徴とする、請求項1若しくは同2に記載し
    た冷媒の回収装置。
  6. 【請求項6】 前記の冷媒タンク(5)と、前記真空ポ
    ンプ(9)の吸入側との間に気化管路(15)が設けら
    れ、かつ、上記気化管路の途中に絞り機能を有する弁手
    段(16)が設けられていることを特徴とする、請求項
    1若しくは同2に記載した冷媒の回収装置。
  7. 【請求項7】 前記の弁手段(16)は電動弁であり、
    かつ、前記冷媒タンク(5)には温度センサ(17)が
    設けられていて、上記の電動弁(16)は上記温度セン
    サ(17)の出力信号に基づいて自動的に開閉制御され
    る構造であることを特徴とする、請求項6に記載した冷
    媒の回収装置。
  8. 【請求項8】 前記の真空ポンプ(9)と圧縮機(2)
    との間に、手動式の絞り弁(18)を設けたことを特徴
    とする、請求項1若しくは同2に記載した冷媒の回収装
    置。
  9. 【請求項9】 前記の真空ポンプ(9)と圧縮機(2)
    との間に、絞り機能を有する電動弁(19)が設けられ
    るとともに、 上記真空ポンプ(9)の吸入側圧力,吐出側圧力、およ
    び上記圧縮機(2)の吸入側圧力,吐出側圧力のそれぞ
    れを検出する圧力センサが設けられており、かつ、 上記それぞれの圧力センサの出力信号を入力されて前記
    の電動弁(19)を絞り制御する演算器(10)が設け
    られていることを特徴とする、請求項1若しくは同2に
    記載した冷媒の回収装置。
  10. 【請求項10】 前記の真空ポンプ(9)は、該真空ポ
    ンプに対して直列に接続された直列弁(25)を有して
    おり、かつ、上記直列弁を含めて該真空ポンプに対して
    並列に接続されたバイパス弁(26)を有していること
    を特徴とする、請求項1若しくは同2に記載した冷媒の
    回収装置。
  11. 【請求項11】 前記直列弁(25)およびバイパス弁
    (26)がそれぞれ電磁弁によって構成されるととも
    に、上記の直列電磁弁およびバイパス電磁弁に共通する
    上流側管路内の圧力を検出する圧力センサ(24)が設
    けられており、かつ、上記圧力センサの出力信号を入力
    されて前記電磁弁(25,26)のそれぞれを開閉制御
    する演算器(27)が設けられていることを特徴とす
    る、請求項10に記載した冷媒の回収装置。
  12. 【請求項12】 真空ポンプ(9)と圧縮機(2)とが
    直列に接続されるとともに、上記圧縮機の吐出口が気液
    分離器(4)を介して冷媒タンク(5)に接続されてお
    り、かつ、上記気液分離器(4)は冷却器(4c)を内
    蔵するとともに、該冷却器に冷却流体(22d)を供給
    して循環させる小形冷凍機(22)を併設し、若しくは
    該冷却器(4c)に外部から供給される低温の流体を循
    環せしめて、圧縮機(2)から流入した流体を強冷する
    構造であることを特徴とする、冷媒の回収装置。
  13. 【請求項13】 前記真空ポンプ(9)の吸入側、若し
    くは該真空ポンプ(9)と圧縮機(2)との間、若しく
    は該圧縮機(2)と気液分離器(4)との間に、冷媒ガ
    ス流中の水蒸気を除去するドライヤ(23)が介挿接続
    されていることを特徴とする、請求項12に記載した冷
    媒の回収装置。
  14. 【請求項14】 蒸発→圧縮→凝縮→減圧→(蒸発)の
    冷凍サイクルを繰り返す冷凍系内に封入されている冷媒
    を、冷媒タンク(5)内に回収する方法において、冷凍
    系内の冷媒ガスを真空ポンプ(9)で吸引し、上記真空
    ポンプから吐出された冷媒ガスを圧縮機(2)によって
    圧縮・吐出し、吐出された冷媒ガスを凝縮器(3)で冷
    却して液化せしめて気液分離器(4)に送入し、吸引,
    圧縮した冷媒ガス中に混入していた非凝縮性ガスを分離
    して大気中に放出し、非凝縮性ガスを分離された冷媒液
    を冷媒タンク(5)に送入することを特徴とする、冷媒
    の回収方法。
  15. 【請求項15】 前記真空ポンプ(9)の吸入側圧力、
    および同吐出側圧力、並びに前記圧縮機(2)の吐出側
    圧力をそれぞれ検出し、上記の検出圧力に基づいて、上
    記圧縮機(2)が適正な負荷状態となるように該圧縮機
    の回転速度を制御することを特徴とする、請求項14に
    記載した冷媒の回収方法。
  16. 【請求項16】 前記真空ポンプ(9)で吸入・吐出し
    た冷媒ガスを、ガス冷却器(13)によって冷却した
    後、圧縮機(2)によって吸入・圧縮・吐出するととも
    に、上記ガス冷却器の流出,入口付近における冷媒ガス
    の温度,圧力を監視して、冷媒ガスが上記ガス冷却器内
    で液化しないように上記圧縮機(2)の回転速度を制御
    することを特徴とする、請求項14に記載した冷媒の回
    収方法。
  17. 【請求項17】 前記冷媒タンク(5)内を、真空ポン
    プ(9)と前記気化管路(15)とで吸引,減圧させる
    ことによって該冷媒タンク内に回収された冷媒液の一部
    を気化させ、気化熱を奪って該冷媒タンク内の温度を低
    下させ、該冷媒タンク内の圧力を低下させることを特徴
    とする、請求項14に記載した冷媒の回収方法。
  18. 【請求項18】 前記冷媒タンク(5)と真空ポンプ
    (9)の吸入側との間を、電磁駆動式の気化弁(16)
    を設けるとともに、上記冷媒タンク(5)内の温度を検
    出する温度センサ(17)を設けて、上記温度センサの
    検出信号が所定の温度よりも高くなると前記電磁駆動気
    化弁を開いて冷媒タンク内の液状冷媒の一部を気化させ
    て該冷媒タンク内の液状冷媒の温度を下降させ、所定の
    温度よりも低くなると電磁駆動気化弁を閉じて該冷媒タ
    ンク内を所定の圧力に保つことを特徴とする、請求項1
    7に記載した冷媒の回収方法。
  19. 【請求項19】 前記真空ポンプ(9)と凝縮器(3)
    との間に絞り弁(18)を設け、該絞り弁を調節して上
    記真空ポンプ(9)の吐出圧力を調整することを特徴と
    する、請求項14に記載した冷媒の回収方法。
  20. 【請求項20】 前記真空ポンプ(9)の吸入側および
    吐出側、並びに前記圧縮機(2)の吸入側および吐出側
    のそれぞれに圧力センサ(11a〜11d)を設けて各
    部の圧力を検出し、これらの検出信号を演算器(10)
    に入力して、該演算器の算出結果に従って電気駆動式の
    絞り弁(19)を制御することを特徴とする、請求項1
    9に記載した冷媒の回収方法。
  21. 【請求項21】 冷媒ガス管路に流路切換用の弁手段を
    設けて、前記圧縮機(2)の単独運転による冷媒ガスの
    圧送作動と、該圧縮機と真空ポンプ(9)との直列運転
    により冷媒ガスの圧送作動とを選択できるようにし、 回収操作初期の、冷凍系内の冷媒圧力が比較的高い状態
    のときは前記圧縮機の単独運転を行い、回収の進行に伴
    って冷凍系内の冷媒圧力が所定値よりも低くなった後は
    圧縮機と真空ポンプとの直列運転を行うことを特徴とす
    る、請求項13に記載した冷媒の回収方法。
  22. 【請求項22】 前記の気液分離器(4)に冷却器(4
    c)を設けるとともに小形冷凍機(22)を併設し、こ
    の小形冷凍機から送出した冷却流体(22d)若しくは
    外部から供給された低温の流体を前記冷却器(4c)に
    循環させて気液分離器内の冷媒ガスを強冷,液化するこ
    とを特徴とする、請求項14に記載した冷媒の回収方
    法。
  23. 【請求項23】 前記真空ポンプ(9)の吸入側、若し
    くは真空ポンプ(9)と圧縮機(2)との間、又は前記
    圧縮機(2)と気液分離器(4)との間にドライヤ(2
    3)を設けて冷媒ガス流中の水蒸気を除去し、水蒸気が
    気液分離器(4)内へ入らないようにして、該気液分離
    器内で水蒸気が結霜,氷結することを防止することを特
    徴とする、請求項22に記載した冷媒の回収方法。
JP15691292A 1992-06-16 1992-06-16 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法 Pending JPH062993A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15691292A JPH062993A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法
US08/076,641 US5501082A (en) 1992-06-16 1993-06-15 Refrigeration purge and/or recovery apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15691292A JPH062993A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062993A true JPH062993A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15638102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15691292A Pending JPH062993A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062993A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017125661A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 株式会社中島自動車電装 多段可変式ガス回収機及び多段可変式冷媒回収機
KR101999394B1 (ko) * 2018-12-06 2019-10-01 (주)범석엔지니어링 냉매 재생장치 및 이를 이용한 냉매 재생방법
CN114877572A (zh) * 2022-05-24 2022-08-09 珠海格力电器股份有限公司 冷媒回收系统及控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017125661A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 株式会社中島自動車電装 多段可変式ガス回収機及び多段可変式冷媒回収機
KR101999394B1 (ko) * 2018-12-06 2019-10-01 (주)범석엔지니어링 냉매 재생장치 및 이를 이용한 냉매 재생방법
CN114877572A (zh) * 2022-05-24 2022-08-09 珠海格力电器股份有限公司 冷媒回收系统及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5501082A (en) Refrigeration purge and/or recovery apparatus
US4862699A (en) Method and apparatus for recovering, purifying and separating refrigerant from its lubricant
CN103968588B (zh) 制冷机及使用该制冷机的制冷设备
US4597267A (en) Fast cycle water vapor cryopump
US4535597A (en) Fast cycle water vapor cryopump
US5067327A (en) Refrigerant recovery and recharging device
US11131489B2 (en) Refrigerant recovery apparatus
JPH0611216A (ja) 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法
JPH062993A (ja) 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法
JPH06137723A (ja) 冷媒回収装置を用いて抽気する方法、および同装置
JP3550616B2 (ja) 冷凍設備に封入されている冷媒の回収方法、および、同回収装置
KR930005667B1 (ko) 냉매의 펌핑 방법 및 장치(A method and arrangement for pumping preferably refrigerants)
JPH05308943A (ja) 冷凍装置
JPH08233380A (ja) 圧縮式冷凍機及びこの圧縮式冷凍機を用いた空調システム
JP3108270B2 (ja) 冷媒回収装置
JPH03160285A (ja) 冷凍装置
JP2992472B2 (ja) フロン回収方法及びそれを実施する装置
JPH0727451A (ja) 回収,抽気装置における圧力制御方法、および同制御機構
KR101256583B1 (ko) 터보냉동기의 오일회수장치
JP2557509B2 (ja) フロン回収装置
JP3462955B2 (ja) 冷凍装置
JP3214989B2 (ja) 冷媒回収装置
JPH062994A (ja) 冷媒回収用の温度,圧力調整装置、および同調整方法
JPH0688659A (ja) 冷凍機の抽気運転方法および同抽気運転装置
JPH09292169A (ja) 空気調和装置