JPH06299215A - 高炉の操業法 - Google Patents

高炉の操業法

Info

Publication number
JPH06299215A
JPH06299215A JP10881193A JP10881193A JPH06299215A JP H06299215 A JPH06299215 A JP H06299215A JP 10881193 A JP10881193 A JP 10881193A JP 10881193 A JP10881193 A JP 10881193A JP H06299215 A JPH06299215 A JP H06299215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cos
furnace
sin
bosh
cohesive zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10881193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tamura
健二 田村
Morimasa Ichida
守政 一田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10881193A priority Critical patent/JPH06299215A/ja
Publication of JPH06299215A publication Critical patent/JPH06299215A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B7/00Blast furnaces
    • C21B7/24Test rods or other checking devices
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B5/00Making pig-iron in the blast furnace
    • C21B5/006Automatically controlling the process

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 融着帯内面形状を高精度で簡便に推定し、適
正な形状に調整して高炉操業を安定化する。 【構成】 高炉の朝顔部下端からの高さ方向設定距離L
P における炉壁稼働面の炉の内径を計測し、該内径と炉
床径ならびに前記LP から定まる朝顔角、レースウェイ
深度の計測値もしくは推定値、壁面摩擦角及び装入物の
内部摩擦角を用いて速度特性線の応力式を解析的に解
き、融着帯内面形状を算定し、融着帯内面形状があらか
じめ設定した適正な形状と一致するように、前記設定距
離LP における炉壁稼働面の炉の内径およびレースウェ
イ深度の1個もしくは2個の因子を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高炉内の融着帯内面形状
の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉内の融着帯の模式図の例を図2に示
したが、高炉内の融着帯は、炉頂より層状に装入された
鉄鉱石が約1100℃から軟化融着を開始し、約145
0℃で溶融滴下するまでの高温領域において形成される
融着層とコークス層(コークススリットという)が交互
に積層している集合体である。換言すれば、融着帯は外
面形状1と内面形状2で囲まれた領域であり、通気性の
悪い融着層3と通気性の良いコークススリット4で構成
されている。そして、炉芯7および滴下帯(擬停滞層)
8を上昇するガスは、コークススリット4内を通って塊
状帯9へ抜けるため、融着帯は重要なガス分配機能を担
っている。
【0003】一方、融着層3に着目すると、外面形状1
の近傍では温度が約1100℃と比較的低く、鉄鉱石の
還元率も30%〜50%であるのに対して、内面形状2
の近傍では温度が約1450℃の高温に達し、還元率も
80%〜100%である。すなわち、融着帯は鉄鉱石の
化学変化に着目すれば大きな吸熱を伴う直接還元反応領
域であり、物理性状の変化に着目すれば固体から軟化溶
融までの急激な状態変化を受ける領域であるため、融着
帯の形状を適正状態に調整することは極めて重要であ
る。
【0004】したがって、近年の高炉技術はこの融着帯
の形状を推定もしくは計測するために多大の努力を傾注
してきたといってよい。例えば、肥田らは、高炉の半径
方向を20等分して、各分割ゾーンがピストンフローで
あると仮定して微分収支の反応伝熱モデルを構築し、炉
頂ガスの温度およびガス組成の分布を境界条件として炉
内の温度分布と融着帯外面形状を推定した(特公昭56
−29721号公報)。
【0005】本発明者の一人は、塊状帯9の層内に設置
したシャフトプローブにより、装入物の降下速度、ガス
温度、ガス組成分布を測定し、該測定結果に基づいて炉
内のガス流速分布を推定した。そして、該ガス流速分布
および炉頂ガスの温度とガス組成の分布を境界条件とし
て微分収支の反応伝熱モデルに基づいて塊状帯のガス組
成分布を推定して、ガス中のCO2 濃度が0%になる位
置、すなわち、直接還元反応が終了する位置から融着帯
外面形状を推定する方法を提案した(田村ら:「鉄と
鋼」68(1982),p.2287)。また、杉山ら
は、前記の肥田らおよび田村らが高炉の各種検出端の計
測値から融着帯外面形状を帰納的に推定した方法とは異
なり、ガス流れ、伝熱、反応を組込んだ高炉の数学モデ
ルに基づいて、高炉の操作条件のみから演繹的に炉内の
温度分布と融着帯外面・内面形状を推定する方法を報告
している(杉山ら:「Nippon Steel Te
chnical Report」No.35(198
7),p.32)。
【0006】一方、融着帯を直接計測する方法として、
福島らは、計測ケーブルを炉内に挿入して装入物と共に
降下させ、前記のケーブルの一端からパルス電流を加え
て、ケーブルの先端が溶融したときの反射波の到達時間
から、融着帯を検出する方法を提案している(福島ら:
「鉄と鋼」,67(1981),No.4,s.6
9)。
【0007】次に、従来技術として融着帯形状を本発明
のように土質力学的方法で推定する特許出願は見当たら
ないが、本発明の要点は、融着帯内面形状が降下速度の
極めて遅い領域(以下、擬停滞層という)の境界面とほ
ぼ一致するとの技術思想を見出したことにあるので、以
下、擬停滞層の推定方法についての従来技術の概要を説
明する。高橋らは、擬停滞層の境界面が後述のように速
度特性線により近似できることを報告し、模型実験にお
ける速度特性線を図式解法で求めている(高橋ら:「I
SIJ International」,29(198
9),No.2,p.117)。ここで、図式解法と
は、降下速度0の死領域の傾斜角を仮定したときに定ま
るすべり線と速度特性線が一定の角度φを保持して変化
することを利用して、多数のすべり線群を作図し前記の
φだけ変位した方向をあらかじめ求めておき、排出口の
先端から出発して、逐次前記の方向を探索して得られる
軌跡から速度特性線を推定する方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】数学モデルを用いて融
着帯形状を推定する従来の方法では、層頂近傍における
ガスの温度分布やガス組成分布を境界条件として用い、
ピストンフローによるガス流れや降下速度の分布など多
くの仮定を設けて、炉頂から15〜25m下方の融着帯
形状を推定するために、推定結果の信頼性に大きな問題
があった。とくに、融着帯内のコークススリット内で
は、ガスは水平方向に流れるので、ピストンフローの仮
定が成立しなくなり、融着帯の内面形状を正確に推定す
ることは原理的に無理である。
【0009】また、前記の計測ケーブルにより融着帯を
直接検出する方法においても、炉頂より挿入したケーブ
ルがどのような経路を通って降下してゆくかが不明であ
り、溶融したケーブルの先端の炉高位置と半径位置を正
確に推定すること、換言すれば、融着帯形状を適確に推
定することは不可能といえる。そして、従来の数学モデ
ルによる推定法の場合は勿論、直接検出する方法の場合
でも、融着帯形状を推定するためにはコンピューターに
よる複雑な数値計算あるいは計測値のデーター処理が不
可欠であった。
【0010】さらに、速度特性線を図式解法で求める高
橋ら:「ISIJ International」,2
9(1989),No.2,p.117の方法では、死
領域の傾斜角を仮定しなければならない問題のほかに、
作図が不可欠なため、速度特性線を正確かつ簡便に推定
することは困難であった。したがって、本発明の重要な
構成要因である擬停滞層の境界面を、図式解法や数値計
算法でなく解析的に推定する方法を見出し、さらに、死
領域の傾斜角を仮定しないで、朝顔角や炉壁面の摩擦係
数の境界条件に基づいて擬停滞層の境界面を正確に推定
する方法を見出すことが重要な課題であった。
【0011】本発明の目的は、これらの従来技術の問題
点をまったく新しい視点から解決し、融着帯の内面形状
を高精度でかつ簡単な方法で推定し、適正な形状に調整
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するため、滴下帯(擬停滞層)8の境界面が融着帯
内面形状に相当することを見出し、該滴下帯の境界面を
土質力学的方法で解析することにより、融着帯内面形状
を算定し調整することを特徴とする。すなわち、本発明
の要旨は、高炉の朝顔部下端からの高さ方向設定距離L
P における鉄皮から炉壁稼働面までの距離を計測して炉
壁稼働面の炉の内径DB を算定し、該内径DB と炉床径
H 、前記LP から定まる朝顔角、レースウェイ深度D
R の計測値もしくは推定値、壁面摩擦角、及び装入物の
内部摩擦角を用いて融着帯内面形状を算定し、DB ある
いはDR の1種以上を調整し、前記算定により求めた融
着帯内面形状の頂層の高さLC とDH の比(LC /D
H )を0.8〜1.1とすることを特徴とする高炉の操
業法である。
【0013】またここにおいて、下記(1)式〜(1
8)式に基づいて高炉中心軸を含む断面における半径方
向r、垂直方向yの座標(r,y)の集合として、融着
帯内面形状を算定することを特徴とする。 r=A{α・cos 2η+ln|u|・sin 2η} (1) P1 線(0≦r≦rD ); y=−C1 +A{0.5ln|s2 +1|・cos 2η+(α−η)sin 2η −ln|c・s−1|/c} (2) P2 線(rD ≦r≦R); y=−C2 +A{0.5ln|t2 +1|・cos 2η−(α+η)sin 2η −ln|c・t+1|/c} (3) R=A{αR ・cos 2η+ln|uR |・sin 2η} (4) Y=−C2 +A{0.5ln|tR 2 +1|・cos 2η−(αR +η)sin 2η −ln|c・tR +1|/c} (5) αR =(φw +β+2φB )/2 (6) ただし、 A=rD /{αD ・cos 2η+ln|uD |・sin 2η} (7) C1 =A{0.5ln|sD 2 +1|・cos 2η−(αD +η)sin 2η −ln|c・sD −1|/c} (8) C2 =A{0.5ln|tD 2 +1|・cos 2η−(αD +η)sin 2η −ln|c・tD +1|/c} (9) ここで、 c=tan (η+π/4) (10) s=tan (α−η),sD =tan (αD −η) (11) t=tan (α+η),tD =tan (αD +η),tR =tan (αR +η) (12) u=cos (α−η) /cos (−η) ,uD =cos (αD −η)/cos (−η) ,uR =cos (αR −η)/cos (−η) (13) η=π/4−φi /2 (14) β=sin -1(sin φw /sin φi ) (15) φB =π/2−αB (16) αB =tan -1{2LP /(DB −DH )} (17) rD =0.5DH −DR (18) ここで、A,C1 ,C2 :積分定数,DB :朝顔部下端
からの設定高さLP における炉壁稼働面の炉の内径
(m)(LP が朝顔高さの場合は炉腹径に等しい),D
H :炉床径(m),DR :レースウェイ深度(m),L
P :DB を計測するための朝顔部下端からの設定高さ
(m),r:融着帯内面の半径(m),R:P2線と炉
壁との交点のr(m),rD :コークスの消滅位置を朝
顔部下端(y=0)とみなしたときのy=0での融着帯
内面(P1 線とP2 線の交点)のr(m),y、融着帯
内面の朝顔部下端からの炉高距離(下向きを正)
(m),Y:P2線と炉壁との交点のy(m),α:最
大主応力面が水平面となす設定角度(反時計まわりを
正;0≦α≦αR )(rad),αB :朝顔角(ra
d),αD :朝顔部下端のP1 線とP2 線の交点(r
D ,0)におけるα((2)式と(3)式を等置して定
まるαに関する方程式の根)(rad),αR :朝顔部
の炉壁における受働状態でのα(rad),φi :装入
物の内部摩擦角(=0.90rad),φw :壁面摩擦
角(=0.30rad),その他,c,s,t,u,
η,β,φB :数式を簡略化するための変数。
【0014】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。向流式移動層
におけるガスと固体の熱交換の理論によれば、移動層内
の温度分布は(19)式で定義される熱流比γH で決定
されることが知られている(田村ら:「鉄と鋼」,68
(1982),p.2287)。 γH =us ρss /uG ρGG (19) ここで、us ,ρs ,cs :固体の降下速度(m/
s),密度(kg/m3 ),平均比熱(J/kg・K) uG ,ρG ,cG :ガスの流速(m/s),密度(kg
/m3 ),平均比熱(J/kg・K)
【0015】すなわち、熱流比γH が減少すると炉内の
固体とガスの温度が共に上昇し、とくに固体の降下速度
s がほとんど0の場合には熱流比γH も0に近づくの
で、固体の温度は下方から上昇してくる高温のガス温度
と等しくなり等温帯が形成される。
【0016】図2に示したように、高炉下部には降下速
度の極めて小さい領域すなわちコークス主体の滴下帯
(擬停滞層)8が形成し、その下方に炉芯(停滞層)7
が存在することを本発明者らは模型実験で確かめている
(一田ら:「鉄と鋼」77(1991),p.161
7)。したがって、本発明のポイントは、滴下帯(擬停
滞層)8ではコークスの降下速度および熱流比が極めて
小さいことにより、1450℃以上の等温帯が形成され
るので、この滴下帯(擬停滞層)8の境界面がまさに融
着帯内面形状に相当することを見出したことである。す
なわち、融着帯内面形状を反応伝熱モデルを用いて推定
したり、検出端により直接計測するのではなく、高炉内
の充填構造と物流に着目して簡便に推定できることを見
出した。
【0017】さて、融着帯の内面に接する、降下速度の
極めて小さい滴下帯(擬停滞層)8の境界は以下のよう
に算定することができる。高橋らは前記のように、降下
速度が極めて遅い領域を擬停滞層と名づけ、該擬停滞層
の境界面が(20)式および(21)式の速度特性線に
より近似できることを報告し、模型実験における速度特
性線を図式解法で求めている(高橋ら:「ISIJ I
nternational」,29(1989),N
o.2,p.117)。 dy/dr=tan (α+π/4) (20) dy/dr=tan (α−π/4) (21)
【0018】以下、図3にしたがって高炉の融着帯の内
面形状(速度特性線)を解析的に算定する方法を説明す
る。図3に示すように朝顔部下端の中心を新たに座標の
原点にとり、重力方向をy軸,半径方向をr軸にとり、
融着帯内面(速度特性線)の下端が朝顔部下端面の半径
D で接するとみなすと、(20)式で表される速度特
性線(以下、P1 線という)および(21)式で表され
る速度特性線(以下、P2 線という)に対応するsli
p lineの応力特性式からrとαの関係は(22)
式で表される(高橋ら:化学工学,38(1974),
p.746)。 dy/dα=2σv ・sin φi ・cos (α+η) /{g・ρs ・cos (α−η)} (22) ただし、η=π/4−φi /2 (14)
【0019】ここで、g:重力加速度(=9.8m/s
2 ),σv は装入物の垂直応力(Pa )であり半径方向
で一定と仮定する。(22)式を積分して整理すると
(23)式が得られる。 r+C3 =A{(α−η)・cos 2η+ln|cos (α−η)|・sin 2η} (23) ただし、A=2σv ・sin φi /(g・ρs ) (24)
【0020】C3 は積分定数であり、境界条件として、
r=0(炉中心)でα=0(受働状態)とおくと(2
5)式が得られ、(25)式を(23)式へ代入すると
(1)式が成立する。 C3 =A{−η・cos 2η+ln|cos (−η)|・sin 2η} (25) r=A{α・cos 2η+ln|cos (α−η)/cos (−η)|・sin 2η (1)
【0021】次に、P1 線(0≦r≦rD )は、(2
2)式を(20)式へ代入して積分して整理すると
(2)式が得られる。 y=−C1 +A{0.5ln|s2 +1|・cos 2η+(α−η)sin 2η −ln|c・s−1|/c} (2) ただし、s=tan (α−η) (11)
【0022】同様に、P2 線(rD ≦r≦R)は、(2
2)式を(21)式へ代入して積分して整理すると
(3)式が得られる。 y=−C2 +A{0.5ln|t2 +1|・cos 2η−(α+η)sin 2η −ln|c・t+1|/c} (3) ただし、t=tan (α+η) (12)
【0023】ここで、rD は朝顔部下端の炉壁からレー
スウェイ深度DR だけ離れた位置の半径であり、(1
8)式で与える。 rD =0.5DH −DR (18)
【0024】レースウェイ深度DR は計測値もしくは本
発明者が提案している(26)式により推定できる(特
公平1−36523号公報および田村ら:「鉄と鋼」,
73(1987),15,p.1980)。 DR =5Dt ・ut [(Pb +1)/{ρC ・dP (Tb +273)}]1/2 (26) ここで、Dt :羽口径(m),ut :羽口風速(m/
s),Tb :送風温度(℃),Pb :送風圧力(kgf
/cm2 (=98kPa)ゲージ),ρC :装入時のコ
ークスのみかけ密度(kg/m3 ),dp :装入時のコ
ークスの平均粒子径(m)である。
【0025】レースウェイ深度DR の計測方法として
は、羽口視孔部より金棒を挿入し、金棒の挿入深度か
ら、羽口視孔部と羽口先端間の距離を差し引いた値とし
て求める方法が簡便であるが、レーザー光もしくはマイ
クロ光を照射して、その反射波の検知遅れ時間から計測
することもできる。
【0026】以下、(1),(2),(3)式中の積分
定数A,C1 ,C2 の決定方法の例を説明する。図3に
示すように、P2 線と朝顔部の炉壁面との交点の座標
(R,Y)におけるαをαR (rad),P2 線と朝顔
部下端面との交点の座標(rD0)におけるαをαD
(rad)とおくと(27)式〜(30)式が成立す
る。 R=A{αR ・cos 2η+ln|uR |・sin 2η} (27) rD =A{αD ・cos 2η+ln|uD |・sin 2η} (28) Y=−C2 +A{0.5ln|tR 2 +1|・cos 2η−(αR +η)sin 2η −ln|c・tR +1|/c} (29) C2 =A{(0.5ln|tD 2 +1|・cos 2η−(αD +η)sin 2η −ln|c・tD +1|/c} (30) ただし、tD =tan (α+η),tR =tan (αR +η) (12) uD =cos (αD −η) /cos (−η) , uR =cos (αR −η)/cos (−η) (13) c=tan (η+π/4) (10)
【0027】αR は受働状態を仮定すると、図4に示す
モール円の幾何より(6)式で表される。 αR =(φw +β+2φB )/2 (6) ただし、β=sin -1(sin φw /sin φi ) (15) φB =π/2−αB (16) αB =tan -1{2LP /(DB −DH )} (17)
【0028】さらに、YとRは、朝顔角αB と炉床径D
H との関係から(31)式が成立する。 Y=(0.5DH −R)・tan αB (31)
【0029】したがって、(27)式〜(31)式の5
元連立方程式を解くことにより、未知変数R,Y,A,
2 およびαD を以下のように決定することができる。
【0030】(27)式より、Aは(32)式で表され
る。 A=R/B (32) ただし、B=αR ・cos 2η+ln|uR |・sin 2η (33)
【0031】(30)式および(32)式を(29)式
へ代入して整理すると(34)式が得られる。 Y=R・E/B (34) ただし、E=D−{0.5ln|tD 2 +1|・cos 2η −(αD +η)sin 2η−ln|c・tD +1|/c} (35) D=0.5ln|tR 2 +1|・cos 2η−(αR +η)sin 2η −ln|c・tR +1|/c} (36)
【0032】(31)式および(34)式を等置すると
(37)式が成立する。 R=0.5DH ・tan αB /(E/B+tan αB ) (37)
【0033】一方、(32)式を(28)式へ代入して
整理すると(38)式が成立する。 R=B・rD /F (38) ただし、F=αD ・cos 2η+ln|uD |・sin 2η (39)
【0034】(37)式および(38)式を等置すると
(40)式が成立する。 f(αD )=(0.5DH ・F−B・rD )tan αB −rD ・E=0(40) すなわち、αD は(40)式の方程式の根として求める
ことができ、例えば、Newton Raphson法
を適用することにより、以下のように(40)式を簡便
かつ正確に解くことができる。
【0035】αD の初期値として、αD ≦αR を満足す
る任意のαD,i を設定すると、αDの近似値αD,i+1
(41)式で与えられる。 αD,i+1 =αD,i −f(αD,i )/f′(αD,i ) (41)
【0036】ただし、f′(αD,i )はf(αD,i )の
微分関数であり(42)式で与えられる。 f′(αD,i )=0.5DH (dF/dαD )・tan αB −rD ・(dE/dαD ) (42) ここで、dE/dαD =sin 2η−{tD ・cos 2η/(tD 2 +1) −1/(c・tD +1)}/cos 2 (αD +η) (43) dF/dαD =cos 2η−tan (αD −η)・sin 2η (44)
【0037】(41)式で得られたαD,i+1 を新たにα
D,i とおいて、(40)〜(44)式の計算を2〜3回
繰り返すことによりαD を正確に求めることができる。
得られたαD を(30)式、(32)式,(34)式,
(38)式へ代入することによりC2 ,A,Y,Rを決
定することができ、(2)式において、y=0,α=α
D とおくと、C1 は(8)式で与えられる。 C1 =A{0.5ln|sD 2 +1|・cos 2η+(αD −η)sin 2η −ln|c・sD −1|/c} (8) ただし、sD =tan (αD −η) (11)
【0038】以上の手順により、(1)〜(3)式に基
づいて0≦α≦αD を満足する任意の設定角度αに対応
する融着帯内面形状の座標(r,y)を解析的に算定す
ることができる。そして、中心軸上(r=0)における
yの値を融着帯内面の頂層の高さLC と称することにす
る。
【0039】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。図1は炉床径DH が12m、朝顔高さLP が4
mの高炉(以下、A高炉という)の炉腹部の炉壁稼働面
の炉の内径(以下、炉腹径DB という)が14.9m
(実線、以下、比較例1という)と14.2m(破線、
以下、本発明例1という)の場合の融着帯内面形状を本
発明の方法で算定し比較した図である。ここで、比較例
1は火入れ後7年経過して炉腹部の炉壁レンガが損耗し
た高炉において炉壁近傍のOre/Cokeを4.3で
操業した場合であり、本発明例1は比較例1と同じ高炉
であるが、炉壁近傍のOre/Cokeを3.8に減少
することにより、炉腹部の炉壁に擬停滞層(降下速度が
極めて遅い領域)が形成して炉腹径DB が14.2mに
減少した場合である。その結果、比較例1の朝顔角αB
が1.22rad(70°)に対して、本発明例1の朝
顔角αB は1.31rad(75°)に増加した。な
お、レースウェイ深度DR はいずれも1.5mであっ
た。
【0040】本発明者らは、炉内現象が実際の高炉とで
きる限り相似となるように設計した模型実験を行い、炉
壁近傍のOre/Cokeを減少することにより炉腹部
の炉壁に擬停滞層が形成すること、および、冷却盤やス
テーブのΓ部のような突起物の炉内突出長さが増加する
と、前記の擬停滞層の厚みが増加することを確認してい
る(一田ら:「鉄と鋼」,77(1991),No.1
2,p.2107)。したがって、炉壁近傍のOre/
Cokeを変化させた時の炉腹部の炉壁に形成する擬停
滞層の厚みを正確に計測することが、調整因子の1つで
ある炉腹径DBの正確な算定のために重要である。な
お、ここでは朝顔部下端からの設定高さLP は朝顔高さ
を採用したので、炉内径は炉腹径DB と等しいが、炉の
末期のように朝顔部の炉壁レンガが損耗した場合には、
後述の例示のように、朝顔部の設定高さLP における炉
の内径を採用する方が朝顔角αB をより正確に推定でき
る。
【0041】炉腹径DB の算定のための鉄皮から炉壁稼
働面までの距離の計測方法としては、休風時に炉壁近傍
のボーリングを行い稼働面を判別して距離を計測する方
法が簡便であるが、測定頻度を増加するためには、操業
時にファイバースコープ内蔵の可動式プローブを炉壁か
ら挿入して、稼働面の位置を正確に測定する方法を採用
してもよい。
【0042】次に、適正な融着帯形状の決定方法と炉腹
径DB の調整方法をA高炉を例にとり説明する。比較例
1の場合は、朝顔角αB が1.22rad(=70°)
と小さいので、融着帯内面の頂層の位置がシャフト中部
にあり、融着帯内面の頂層と朝顔部下端の距離LC (以
下、融着帯内面の頂層の高さという)は15.0mと大
きい。一方、本発明例1の場合は、融着帯内面の頂層の
位置がシャフト下部にあり、融着帯内面の頂層の高さL
C は11.2mに減少している。
【0043】図5は、A高炉のステーブ温度の炉高方向
分布を比較した図である。比較例1ではシャフト中部の
ステーブ温度が高く、シャフト圧力変動や装入物の降下
状態も不良であった。この原因としてはシャフト下部か
らシャフト中部にかけての融着帯のコークススリットか
ら炉壁へのガス流の吹出しが増加したことに加えて、融
着帯が上方へ肥大化し装入物の降下断面積が減少したた
めに、炉壁近傍の装入物が降下しにくくなり鉱石とコー
クスの混合層が形成されたためと推定される。
【0044】一方、本発明例1では、融着帯内面の頂層
の位置が低いために融着帯のコークススリットから炉壁
へのガス流の吹出しも少なくシャフト部のステーブ温度
は比較例1より低く、ステーブ全体からの熱損失量も8
6MJ/hであり、比較例1より21MJ/h減少し、
シャフト圧力変動も半減し、装入物の降下状態も良好で
あった。換言すれば、本発明例1の場合には、炉壁近傍
のOre/Cokeを低めに操業することにより、炉壁
部に比較的安定な擬停滞層を形成し、炉腹径DB の減少
と朝顔角αB を増加させることによって融着帯内面の頂
層の位置を低下させたために、炉壁近傍のガス流が抑制
され、ステーブ温度やシャフト圧力変動を低下できたと
言える。
【0045】図6は、A高炉について、融着帯内面の頂
層の高さLC および炉腹径DB と(17)式より算定し
た朝顔角αB の関係を示した図である。A高炉の火入れ
後の操業指標(ステーブ温度およびシャフト圧力の変動
状況、装入物の降下状況)、本発明の方法で算定した融
着帯内面の頂層の高さLC および朝顔角αB の時系列デ
ータを用いて統計解析した結果、前記操業指標を安定さ
せる面から、A高炉の朝顔角の適正範囲は図6に示すよ
うに1.27rad(73°)から1.36rad(7
8°)の範囲であると推定され、該朝顔角αB の適正範
囲に対応する融着帯内面の頂層の高さLC の適正範囲は
13〜10mと推定された。
【0046】ちなみに、融着帯内面の頂層の高さLC
適正範囲13〜10mに対応する炉腹径DB の適正範囲
は、図6に示すように14.4〜13.7mと推定され
た。つまり、A高炉における適正な融着帯内面の形状
は、融着帯内面の頂層の高さLC が13〜10mの範囲
内にある場合と同じことであり、前記の本発明例1のケ
ースは融着帯内面の頂層の高さLC が11.2mであっ
たので、融着帯内面の形状は適正な分布例といえる。し
たがって、炉壁近傍のOre/Cokeを操作し、炉腹
径DB を14.4〜13.7mの範囲に調整することに
より、融着帯内面の頂層の高さLC を適正範囲13〜1
0mの範囲に調整することができる。該LC の適正範囲
を無次元化するために、LC と炉床径DH の比(LC
H )の適正範囲で表すと0.8〜1.1となる。
【0047】図7は、炉床径DH で13.7mの高炉
(以下、B高炉という)において、朝顔部下端からの設
定高さLP が2.5mの位置における炉壁稼働面の炉の
内径DB が15.6m(点線、以下、比較例2という)
と14.4m(実線、以下、本発明例2という)の場合
の融着帯内面形状を本発明の方法で算定し比較した図で
ある。ここで、比較例2は、炉芯温度が低下し、炉芯肥
大によってレースウェイ深度DR が0.6mと極端に小
さくなっていたケースである。そこで、炉壁近傍のOr
e/Cokeを4.5(比較例2)から3.6(本発明
例2)に減少することにより、図7の斜線部に厚みが
0.6mの擬停滞層が形成され、前記の設定高さLP
おける炉壁稼働面の炉の内径DB を15.6mから1
4.4mに調整することができ、融着帯内面の頂層の高
さLC を15.8mから11.0mに低下することがで
きた。換言すれば、LC の無次元高さLC /DH を1.
15から0.8(LC /DH の適正範囲内)へ減少する
ことができた。そして、炉壁近傍のOre/Coke減
少による炉下部の温度上昇効果も相乗効果として加味さ
れて、炉芯内温度の上昇と通気性改善により高炉の操業
成績を向上することができた。
【0048】図8は、前記のB高炉において、レースウ
ェイ深度DR を1.4m(比較例3)から1.0m(本
発明例3)へ変更した時の融着帯内面形状の変化を示し
た図である。ここで、レースウェイ深度DR は(26)
式による推定値であり、レースウェイ深度DR の低下
は、羽口径の拡大による羽口風速の減少により行った。
その結果、融着帯内面の頂層の高さLC は10.2mか
ら12.2mへ増加し(LC /DH は0.74から適正
範囲である0.89へ増加し)、通気性が大幅に改善さ
れた。この通気性の改善の原因は、融着帯内面の頂層の
高さLC の適正範囲への増加とレースウェイ深度の低下
によるレースウェイ周辺の粉コークスの発生量の減少に
よると推定された。以上のように、レースウェイ深度D
R あるいは羽口風速の調整(減少)によっても、融着帯
内面形状を適正にすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の通り、本発明は高炉内の融着帯内
面形状を適確に推定し、これを調整する上で有用な操業
指針を提示できるので多大な効果を収めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高炉(A)内の融着帯内面形状に及ぼす炉腹径
と朝顔角の影響を示す図
【図2】高炉内の融着帯の模式図
【図3】高炉内の融着帯内面形状を推定するための座標
系と高炉の寸法を示す図
【図4】朝顔部の炉壁部における受働状態を示すモール
【図5】図1に対応する炉高方向のステーブ温度分布の
比較図
【図6】融着帯内面の頂層の高さおよび炉腹径と朝顔角
の関係を示す図
【図7】高炉(B)内の融着帯内面形状に及ぼす炉腹径
と朝顔角の影響を示す図
【図8】融着帯内面形状に及ぼすレースウェイ深度の影
響を示す図
【符号の説明】 1 融着帯外面形状 2 融着帯内面形状 3 融着層 4 コークススリット 5 融着帯の根 6 レースウェイ 7 炉芯(停滞層) 8 滴下帯(擬停滞層) 9 塊状帯
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】以下、図3にしたがって高炉の融着帯の内
面形状(速度特性線)を解析的に算定する方法を説明す
る。図3に示すように朝顔部下端の中心を新たに座標の
原点にとり、重力方向をy軸,半径方向をr軸にとり、
融着帯内面(速度特性線)の下端が朝顔部下端面の半径
で接するとみなすと、(20)式で表される速度特
性線(以下、P線という)および(21)式で表され
る速度特性線(以下、P線という)に対応するsli
p lineの応力特性式からrとαの関係は(22)
式で表される(高橋ら:化学工学,38(1974),
p.746)。 d/dα=2σ・sinφ・cos(α+η) /{g・ρ・cos(α−η)}(22) ただし、η=π/4−φ/2 (14)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ここで、g:重力加速度(=9.8m/S
),σは装入物の垂直応力(P)であり半径方向
で一定と仮定する。(22)式を積分して整理すると
(23)式が得られる。 r+C=A{(α−η)・cos2η+1nlcos(α−η)l・sin 2η} (23) ただし、A=2σ・sinφ/(g・ρ) (24)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】Cは積分定数であり、境界条件として、
r=0(炉中心)でα=0(受働状態)とおくと(2
5)式が得られ、(25)式を(23)式へ代入すると
(1)式が成立する。 C=A{−η・cos2η+lnlcos(−η)l・sin2η} 2 5) r=A{α・cos2η+lnlcos(α−η)/cos(−η)1・si n2η (1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の朝顔部下端からの高さ方向設定距
    離LP における鉄皮から炉壁稼働面までの距離を計測し
    て炉壁稼働面の炉の内径DB を算定し、該内径DB と炉
    床径DH 、前記LP から定まる朝顔角、レースウェイ深
    度DR の計測値もしくは推定値、壁面摩擦角、及び装入
    物の内部摩擦角を用いて融着帯内面形状を算定し、DB
    あるいはDR の1種以上を調整し、前記算定により求め
    た融着帯内面形状の頂層の高さLC とDH の比(LC
    H )を0.8〜1.1とすることを特徴とする高炉の
    操業法。
  2. 【請求項2】 下記(1)式〜(18)式に基づいて高
    炉中心軸を含む断面における半径方向r、垂直方向yの
    座標(r,y)の集合として、融着帯内面形状を算定す
    ることを特徴とする請求項1記載の高炉の操業法。 r=A{α・cos 2η+ln|u|・sin 2η} (1) P1 線(0≦r≦rD ); y=−C1 +A{0.5ln|s2 +1|・cos 2η+(α−η)sin 2η −ln|c・s−1|/c} (2) P2 線(rD ≦r≦R); y=−C2 +A{0.5ln|t2 +1|・cos 2η−(α+η)sin 2η −ln|c・t+1|/c} (3) R=A{αR ・cos 2η+ln|uR |・sin2η} (4) Y=−C2 +A{0.5ln|tR 2 +1|・cos 2η−(αR +η)sin 2η −ln|c・tR +1|/c} (5) αR =(φw +β+2φB )/2 (6) ただし、 A=rD /{αD ・cos 2η+ln|uD |・sin 2η} (7) C1 =A{0.5ln|sD 2 +1|・cos 2η+(αD −η)sin 2η −ln|c・sD −1|/c} (8) C2 =A{0.5ln|tD 2 +1|・cos 2η−(αD +η)sin 2η −ln|c・tD +1|/c} (9) ここで、 c=tan (η+π/4) (10) s=tan (α−η),sD =tan (αD −η) (11) t=tan (α+η),tD =tan (αD +η),tR =tan (αR +η) (12) u=cos (α−η) /cos (−η) ,uD =cos (αD −η)/cos (−η) ,uR =cos (αR −η)/cos (−η) (13) η=π/4−φi /2 (14) β=sin -1(sin φw /sin φi ) (15) φB =π/2−αB (16) αB =tan -1{2LP /(DB −DH )} (17) rD =0.5DH −DR (18) ここで、A,C1 ,C2 :積分定数,DB :朝顔部下端
    からの設定高さLP における炉壁稼働面の炉の内径
    (m)(LP が朝顔高さの場合は炉腹径に等しい),D
    H :炉床径(m),DR :レースウェイ深度(m),L
    P :DB を計測するための朝顔部下端からの設定高さ
    (m),r:融着帯内面の半径(m),R:P2線と炉
    壁との交点のr(m),rD :コークスの消滅位置を朝
    顔部下端(y=0)とみなしたときのy=0での融着帯
    内面(P1 線とP2 線の交点)のr(m),y:融着帯
    内面の朝顔部下端からの炉高距離(下向きを正)
    (m),Y:P2線と炉壁との交点のy(m),α:最
    大主応力面が水平面となす設定角度(反時計まわりを
    正;0≦α≦αR )(rad),αB :朝顔角(ra
    d),αD :朝顔部下端のP1 線とP2 線の交点(r
    D ,0)におけるα((2)式と(3)式を等置して定
    まるαに関する方程式の根)(rad),αR :朝顔部
    の炉壁における受働状態でのα(rad),φi :装入
    物の内部摩擦角(=0.90rad),φw :壁面摩擦
    角(=0.30rad),その他,c,s,t,u,
    η,β,φB :数式を簡略化するための変数。
JP10881193A 1993-04-13 1993-04-13 高炉の操業法 Withdrawn JPH06299215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10881193A JPH06299215A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 高炉の操業法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10881193A JPH06299215A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 高炉の操業法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06299215A true JPH06299215A (ja) 1994-10-25

Family

ID=14494101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10881193A Withdrawn JPH06299215A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 高炉の操業法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06299215A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376524B1 (ko) * 1996-10-28 2003-06-12 주식회사 포스코 샤프트형 환원로에서의 노심형상 추정방법
WO2011040425A1 (ja) * 2009-09-29 2011-04-07 新日本製鐵株式会社 高炉朝顔部構造およびその設計方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376524B1 (ko) * 1996-10-28 2003-06-12 주식회사 포스코 샤프트형 환원로에서의 노심형상 추정방법
WO2011040425A1 (ja) * 2009-09-29 2011-04-07 新日本製鐵株式会社 高炉朝顔部構造およびその設計方法
JP4757960B2 (ja) * 2009-09-29 2011-08-24 新日本製鐵株式会社 高炉朝顔部構造およびその設計方法
CN102575303A (zh) * 2009-09-29 2012-07-11 新日本制铁株式会社 高炉炉膛部构造及其设计方法
KR101334479B1 (ko) * 2009-09-29 2013-11-29 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 고로 보시부 구조 및 그 설계 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6248550B2 (ja) 高炉操業条件の決定方法
WO1999023262A1 (fr) Procede d'exploitation d'un haut-fourneau
JPH06299215A (ja) 高炉の操業法
Liu et al. The operation of contemporary blast furnaces
JP2727563B2 (ja) 高炉操業方法
CN111076694B (zh) 高炉填料层气隙的判断方法
CN113283078B (zh) 一种高炉风口回旋区深度的计算及实时监测方法
JPS6119712A (ja) 装入物層厚検出装置
JPH0625368B2 (ja) 高炉操業方法
JPS5974209A (ja) 高炉内ガス流分布検出方法
JPS6277413A (ja) 高炉融着帯位置の制御方法
JPS61117208A (ja) 高炉操業方法
JP2897363B2 (ja) 溶銑の製造方法
CN112538552A (zh) 一种高炉死铁层深度确定方法
JP2617850B2 (ja) 高炉操業方法
JPS5839710A (ja) 高炉操業法
JPS5852411A (ja) 高炉炉内装入物分布測定方法
JPH0967603A (ja) 高炉の操業方法
JPS61104007A (ja) 高炉操業におけるコ−クスの劣化防止方法
JPH02182813A (ja) 高炉操業法
JP2002194407A (ja) 堅型炉の操業方法
JPS5834107A (ja) 高炉火入れ操業方法
JPS60184607A (ja) 溶鉱炉の操業方法
JPS6115905A (ja) 高炉操業方法
JPH0317209A (ja) 高炉の操業方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704