JPH06299184A - オレフィン重合体流動点降下剤 - Google Patents

オレフィン重合体流動点降下剤

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JPH06299184A
JPH06299184A JP4015254A JP1525492A JPH06299184A JP H06299184 A JPH06299184 A JP H06299184A JP 4015254 A JP4015254 A JP 4015254A JP 1525492 A JP1525492 A JP 1525492A JP H06299184 A JPH06299184 A JP H06299184A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】オレフィン共重合体組成物に基づく流動点降下
剤を提供し、これは潤滑組成物の低温特性を向上させる
際に有利な性質を有する。 【構成】8個、12個および14個の炭素原子を有する
アルキル側鎖を持ったオレフィン共重合体からなり、共
重合体における平均側鎖長が10.5〜12.0である
ことを特徴とする潤滑油のための流動点降下剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油に使用するため
のα−オレフィン重合体から誘導された流動点降下剤、
より詳細には潤滑油中に使用した際に相当な利点を与え
る新規な種類のオレフィン共重合体流動点降下剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ワックスを含有する潤滑油は、潤滑油中
に含有されるワックスの結晶化点の温度以下まで冷却し
た際に半プラスチック物質まで硬化することが知られて
いる。この変化は、ASTM D97−47により規定され
た基準化した穏やかな冷却方式にかけた際に油試料がも
はや流動しないと考えられる温度として規定しうる流動
点として測定される。この問題は、石油工業により潤滑
油が使用される際に相当な欠点を示す。
【0003】任意の量のワックスを含有する潤滑油に関
する問題は、パラフィン油である油に含有されたワック
スが油を冷却した際に結晶化し、次いでワックス結晶の
ネットワークがさらに冷却した際に形成されて油が流動
するのを阻止することである。油が流動を停止する点は
流動点温度として規定される。油のワックス除去は流動
点を改善するが、これは高価な方法である。一般に、こ
の方法は油を所定温度までワックス除去し、次いで流動
点降下剤を添加して低温特性を改善することである。し
かしながら、低温度にて同量のワックスがまだ分離す
る。流動点降下剤はワックスを油中に可溶性にせず、こ
れらは寧ろワックス状ネットワークの形成を破壊し或い
は防止することによって機能する。0.2 重量%程度に少
ない良好な流動点降下剤はパラフィン油もしくは潤滑組
成物の流動点を30〜35℃だけ降下させることができる。
【0004】ワックスネットワークはさらに油粘度を上
昇させる。粘度の上昇は一般に一時的である。何故な
ら、「通常」の内燃機関はワックスネットワークを破壊
して油を流動させるのに充分な剪断を発生しうるからで
ある。しかしながら、内燃機関の物理的回転もしくはク
ランク連結は一般に阻害されないが、油流動における一
時的破壊はベアリング摩耗の増大をもたらしうることを
強調すべきである。
【0005】研究が示した所では、油につき流動もしく
はゲル化を防止するのに要するワックスの量は極めて少
量である。約2%の沈澱ワックスは中間留分をゲル化さ
せると共に、同様な量が潤滑油に必要とされる。
【0006】多くの異なる種類の流動点降下剤が従来技
術で使用されている。従来使用されている流動点降下剤
は、主として1,000 〜10,000の分子量を有するオリゴマ
ーまたは10,000より大きい分子量を有する重合体であ
る。初期の流動点降下剤はアルキル化芳香族重合体もし
くはコームポリマー(comb polymer)であった。これら
コームポリマーは重合体の骨格に結合した長いアルキル
鎖を有する特徴があり、アルキル基は異なる炭素鎖長を
有する。
【0007】流動点降下剤の作用メカニズムが極めて興
味ある主題となっている。初期の検討は、ワックス結晶
の表面を被覆してさらに成長するのを防止することによ
りアルキル化芳香族化合物が流動点降下剤として機能す
ることを示した。しかしながら極く最近、流動点降下剤
はこの流動点降下剤がアルキル芳香族であればワックス
結晶の面に吸収されるか、或いはこれがコームポリマー
であればワックス結晶と共に共晶化すると思われる。し
たがって結晶成長は阻害されない。これは単に異なる経
路に沿って指向され或いはチャンネリングされる。光学
顕微鏡が示唆する所では、ワックス結晶は典型的には薄
いプレートもしくはブレードであって、流動点降下剤を
この系に添加すればこれら結晶はより小さくかつより分
枝鎖が大となり、流動点降下剤は結晶成長を破壊するか
或いはこれを異なる方向から単一の方向に再指向させ、
より嵩高の結晶が形成する。次いで、これら結晶はずっ
と低い温度でのみネットワークを形成して低い流動点を
もたらす。
【0008】流動点の研究に関する報告が、「潤滑油の
流動点降下(Pour Point Depressionof Lubricating Oil
s) 」と題するガブリン(Gavlin)等による刊行物[イン
ダストリアル・アンド・エンジニアリング・ケミストリ
ー(Industrial and Engineering Chemistry)、第45巻
(1953)、第2327〜2335頁]に見られる。流動点降下剤
に関する従来技術においては「マルチグレードエンジン
油の低温流動学:所定の効果(Low Temperature Rheolog
y of Multigrade Engine Oils - Formulary Effects)」
と題するクレベンガー(Clevenger) 等による刊行物[19
83、ソサエティ・オブ・オートモティブ・エンジニアス
・インコーポレーション(Society of Automotive Engin
eers, Inc.) 、刊行物No.831716 ];「エンジン油のポ
ンプ輸送性を予測する新規な小型回転式粘度計の温度経
過(New Mini-Rotary Viscometer Temperature Profiles
that Predict Engine Oil Pumpability) 」と題するヘ
ンダーソン(Henderson) 等による刊行物[ソサエティ・
オブ・オートモティブ・エンジニアス・インコーポレー
ション(Society of Automotive Engineers, Inc.) (198
5 )、書類No.850443 ];ローレンセン(Lorensen)によ
る刊行物[1962年 9月9日〜14日の米国化学学会、アト
ランティクシティ会議の石油化学部会に提出された「潤
滑油における重合体に関するシンポジウム(Symposium o
n Polymers inLubricating Oil)」、[予稿集、第 7
巻、第 4号];並びに「エンジン油の低温ポンプ輸送性
(Low Temperature Pumpability of Engine Oils)」と題
するR.L.スタンボウ(Stambaugh) による刊行物、
[ソサエティ・オブ・オートモティブ・エンジニアス(S
ociety of Automotive Engineers) 、書類No.841388
(1984)]も興味が持たれる。
【0009】上記に指摘したように、流動点降下剤にお
ける最も最近の関心はポリ(メタクリレート)重合体に
見られる。事実、メタクリレート/アクリレート重合体
は現在使用されている最も普及した種類の流動点降下剤
であると思われる。一連のポリ(メタクリレート)流動
点降下剤が商品名アクリロイド(Acryloid)としてローム
・アンド・ハース・カンパニー社(Rohm and Haas Compa
ny) から市販されている。さらに、同様な製品がテキサ
コ社(Texaco)からTLAに続く数字の添字またはTCに
続く数字の添字を用いた商品名で市販されている。
【0010】さらに、ポリ(メタクリレート)組成物か
らなる流動点降下剤に関し相当な特許活動も存在する。
すなわち米国特許第3,679,644 号、第3,607,749 号およ
び第4,203,854 号公報は、ポリメタクリレートを粘度指
数向上剤として開示している。
【0011】米国特許第4,073,738 号公報は、アルキル
基側鎖が 8〜30個、好ましくは 8〜22個の炭素原子を有
しうるアルキルアクリレートもしくはアルキルメタクリ
レートからなる流動点降下剤の使用を開示している。米
国特許第4,088,589 号公報は、一方がアルキル基中に10
〜18個の炭素原子を有する側鎖を持ったアルキルアクリ
レートもしくはメタクリレートの油溶性重合体としうる
流動点降下剤の組合せを開示している。米国特許第2,65
5,479 号はポリエステル流動点降下剤に向けられ、特に
アクリレート重合体流動点降下剤の平均側鎖長に関する
ものである。米国特許第3,598,737 号公報は、流動点を
含め各種の特性を向上させると言われるアクリレートエ
ステルの共重合体を含有した潤滑組成物を開示してい
る。この米国特許は、炭素原子の平均個数を少なくとも
12.5〜14.3個にすべきであると述べている。米国特許第
3,897,353 号公報は、潤滑油とアルキルメタクリレート
としうる流動点降下剤とからなる油組成物を開示してい
る。これらアクリレートは、エステルのアルキル部分ま
たは側鎖が12〜18個の炭素原子を有する(その混合物も
包含する)窒素含有モノマーから作成することができ
る。米国特許第4,956,111 号公報は、12.6〜13.8の平均
側鎖長を有するポリ(メタクリレート)流動点降下剤お
よび組成物を開示している。これらポリ(メタクリレー
ト)は、メタクリレートのエステル化部分が10〜16個の
炭素原子を有する3〜5種の単量体を重合させて作成さ
れる。
【0012】本発明はオレフィン共重合体組成物に基づ
く流動点降下剤を提供し、これは潤滑組成物の低温特性
を向上させる際に有利な性質を有する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の1
つの課題は、新規かつ向上した流動点降下剤組成物を提
供することにある。
【0014】本発明の他の課題は、潤滑油中に流動点降
下剤として使用しうる独特かつ有利なオレフィン共重合
体を提供することにある。
【0015】さらに本発明の課題は、臨界的な炭素鎖長
の平均アルキル側鎖を有すると共に選択された群の単量
体を重合させて製造されるオレフィン共重合体からなる
流動点降下剤組成物を含有した潤滑油組成物を提供する
ことにある。
【0016】本発明の他の課題および利点は以下の説明
から明かとなるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題および利点を解
決すべく、本発明によれば 8個、12個および14個の炭素
原子を有するアルキル側鎖を持ったオレフィン共重合体
からなり、共重合体における平均側鎖長が10.5〜12.0で
あることを特徴とする潤滑油のための流動点降下剤が提
供される。
【0018】さらに本発明によれば炭化水素潤滑油組成
物も提供され、前記潤滑油はフィデラル・ステーブル流
動点を−35℃まで減少させるのに充分な量の流動点降下
剤を含有し、前記流動点降下剤は或る種のα−オレフィ
ン単量体の重合により製造されかつ 8個、12個および14
個の炭素原子を有するアルキル側鎖を持った有効量のオ
レフィン共重合体からなり、この共重合体における平均
側鎖長は10.5〜12.0の範囲である。
【0019】さらに本発明は、潤滑油組成物に対し前記
潤滑油組成物の流動点を減少させるのに有効な量の流動
点降下剤を添加し、前記流動点降下剤が 8個、12個およ
び14個の炭素原子を有するアルキル側鎖を持った有効量
のオレフィン共重合体からなり、共重合体における平均
側鎖長が10.5〜12.0であることを特徴とする潤滑油組成
物の流動点を降下させる方法も提供する。
【0020】
【実施例】本発明は、新規な種類の流動点降下剤および
この種の流動点降下剤を含有する潤滑油に関するもので
ある。本発明の流動点降下剤は選択群のオレフィン共重
合体からなり、これら共重合体は或る種のα−オレフィ
ン混合物の重合によって製造される。より詳細には、本
発明のオレフィン共重合体はデセン(C10)とテトラデ
セン(C14)とヘキサデセン(C16)との重合により製
造される三元重合体である。
【0021】本発明によれば、潤滑油における流動点降
下剤として有効であるオレフィン重合体につき、これは
10.5〜12.0個の炭素原子、好ましくは10.6〜11.8個の炭
素原子、より好ましくは約11.02 個の炭素原子の平均炭
素側鎖長を持たねばならないことが判明した。さらに、
処方が潤滑油組成物につき低温限界に合格するか失格す
るかは主たる尺度として流動点降下剤に存在する側鎖の
個数および種類に依存することも判明した。この種類の
オレフィン共重合体流動点降下剤を使用すれば5W−3
0、10W−30、10W−40および15W−40の品質の潤滑油
を製造して、これら油に対する所要の低温試験に合格す
ることができる。
【0022】好適な 5W−30組成物は≦−35℃のフィデ
ラル・ステーブル(Federal Stable)流動点とコールド・
クランキング・シミュレータ(CCS)における−25℃
にて≦3,500 cPの粘度と18時間(D−3829)およびT
P−1の両冷却サイクルにて−30℃で≦30,000cPのM
RV(小型回転粘度計)粘度とを有するものとして規定
される。マルチグレードエンジン油の低温流動学に関す
る完全な検討は、クレベンジャー(Clevenger) 等による
刊行物[ソサエティ・オブ・オートモティブ・エンジニ
アス(Society of Automotive Engineers) (1983)の書
類No.831716 、参考のためここに引用する]に見ること
ができる。この刊行物は、特に刊行物の表1(第2頁)
に見られるような各種のエンジン油につき詳細を示して
いる。
【0023】本出願において、平均炭素側鎖長に関する
説明は、重合体の主鎖もしくは骨格に結合したアルキル
鎖における炭素原子の長さもしくは個数を意味する。
【0024】本発明において、オレフィン共重合体流動
点降下剤の組成または側鎖と平均側鎖長との同定の両者
が、良好な流動点降下剤を与えるのに重要であることを
突き止めた。10.5 〜12.0の範囲の平均側鎖長は配合油
のD−97フィデラル・ステーブル流動点を−41℃以下ま
で降下させる。10.5より低いアルキル側鎖平均は許容し
うる結果を与えず、12.0より大きい側鎖平均を持った重
合体は流動点をより少ない程度だけ低下させて同様に不
満足である。
【0025】本発明によるオレフィン共重合体流動点降
下剤の正確な平均側鎖炭素長は、重合体の製造に際し正
確な単量体の混合物を用いて得られる。重合体は、単量
体を適切に混合すると共に配合し、次いで重合にかける
ことにより製造される。10.5〜12.0個の範囲の炭素原子
における平均側鎖を得るための適する混合物はC10、C
14およびC16炭化水素の3種の単量体の混合物を使用す
ることを必要とする。3種の単量体は任意の比で使用し
うるが、少なくとも10重量%の各単量体を存在させねば
ならない。たとえば約29重量%のデセンと約38重量%の
テトラデセンと約37重量%のヘキサデセンとを含む単量
体の組成物は、10.5〜12.0の範囲の平均鎖長を有する三
元重合体を生成する。しかしながら、C10〜C16範囲の
少なくとも3種のα−オレフィン単量体よりなり、10重
量%未満の量で存在する単量体を含まない任意の組合せ
を選択して、10.5〜12.0の平均側鎖長を有する最終オレ
フィン共重合体を与えることも本発明の範囲内である。
明らかなように、オレフィン共重合体におけるアルキル
側鎖単位は、平均鎖長が10.5〜12.0である限りランダム
配置とすることができる。
【0026】重合体骨格における各炭素側鎖は各出発単
量体より2個少い炭素であることに注目すべきである。
何故なら、単量体における炭素のうち2個が重合体の主
鎖もしくは骨格に重合するからである。反応において、
重合はオレフィン単量体の二重結合を介して生ずる。
【0027】本発明における平均側鎖炭素長の計算方法
は米国特許第3,814,690 号公報の第4欄、第31〜49行に
開示された方法であり、ここには「モル当量平均鎖長」
を計算する方法が検討されている。この数値は、本出願
における「平均側鎖長Cav」と実質的に同じである。
次式が使用される:
【数1】 ここでCN1 は第1鎖における連鎖炭素の個数であり、
CN2 は第2鎖における連鎖炭素の個数であり、CN3
は第3鎖における連鎖炭素の個数であり、MP1は第1
成分のモル%であり、MP2 は第2成分のモル%であ
り、MP3 は第3成分のモル%である。モル%はモル分
率x100 %に等しい。
【0028】単量体は公知であり、三元重合体は当業界
で周知された方法により製造することができる。たとえ
ば、本発明の三元重合体は上記比率におけるα−オレフ
ィン混合物のチーグラ・ナッタ(Ziegler-Natta) 重合に
より容易に製造される。
【0029】上記したように、流動点降下剤は潤滑油ま
たはエンジン油に使用されて、この種の流体に必要とさ
れる低温試験(たとえばフィデラル・ステーブル流動点
試験)に合格するような組成物を生成する。流動点降下
剤は、しばしば粘度指数向上剤(VI)(これらについ
ては多くの異なる種類を入手できる)を包含する各種の
他の潤滑油添加剤と組合せて使用される。ここに説明し
た組成物においては、2種のエチレンプロピレン粘度指
数向上剤VIIを使用した。両者はエンジンを綺麗に保
つのに役立つグラフト化された分散剤を有する。VII
Aは142,800の重量平均分子量と55,800の数平均分子
量とを有する。VII Bは120,200 の重量平均分子量
と51,500の数平均分子量とを有する。
【0030】さらに、全ての組成物は市販の洗剤パッケ
ージDIを含有した。全てのDIパッケージはジアルキ
ルジチオ燐酸亜鉛を含有した。DI B以外のDIパッ
ケージは全て洗剤と分散剤との混合物を含有した。DI
Aはポリイソブチレン(PIB)スクシンイミド分散
剤を含有した。スルホン酸カルシウムおよびマグネシウ
ムの混合物は洗剤パッケージとして作用した。DI B
はスルホン酸カルシウム洗剤のみを含有した。DI A
およびBは一緒に使用した。DI CはPIBスクシン
イミド分散剤を有し、スルホン酸カルシウムおよびマグ
ネシウムの混合物は洗剤として作用した。DI Dは分
散剤としてPIBマンニッヒ塩基を使用し、洗剤はスル
ホン酸カルシウムおよびマグネシウムの混合物とした。
DI Eは分散剤としてマンニッヒ塩基を使用したのに
対し、洗剤はスルホン酸カルシウムおよびマグネシウム
の混合物とした。DI Fは洗剤につきスルホン酸カル
シウムおよびマグネシウムの混合物を使用する一方、分
散剤はPIBスクシンイミドとした。DI Gは洗剤と
してスルホン酸カルシウムのみを使用し、かつ分散剤と
してPIBスクシンイミドを使用した。DIパッケージ
は、種々異なる成分および或る場合には製造業者に独特
な製造方法を有する市販商品である。したがって、上記
説明はDIパッケージにおける薬品の種類もしくは分類
の例示に過ぎず、限定を意味するものと解釈してはなら
ない。
【0031】流動点向上剤は一般に、適する潤滑流体も
しくはエンジン油と共に使用される。この種の好適な潤
滑油はアトラス(Atlas) の商品名、特にアトラス 100N
もしくはアトラス 325Nの商品名でペンゾイル(Pennzoi
l)・カンパニー社により市販される。限定はしないが、
たとえばアシュランド(Ashland)100Nもしくはエクソン
(Exxon)100LPのような他のベース原料も使用するのに
適する。潤滑油は 5W−30、10W−30、10W−40もしく
は15W−40級とすることができる。
【0032】この分野における本出願人の研究の結果、
好適具体例において10.5〜12.0の平均側鎖長を有する有
効な流動点降下剤はアトラス 100Nと配合した完全配合
油のフィデラル・ステーブル流動点を−41℃以下まで降
下させることが突き止められた。
【0033】さらに、本発明による重合体の分子量は約
150,000 ダルトンの下限値と450,000 ダルトンの範囲の
上限値とを有するという要件も存在する。したがって、
重合程度も重要である。
【0034】潤滑油に添加すべき本発明による流動点降
下剤の量は、流動点降下剤が濃厚物である場合には0.00
1 〜1.0 重量%、好ましくは約0.01〜0.50重量%の範囲
である。
【0035】以下、実施例により本発明を例示するが、
本発明はこれらのみに限定されると考えてはならない。
実施例および本明細書において、特記しない限り部数は
重量による。
【0036】実施例1 チーグラ・ナッタ重合を用いてチーグラ・ナッタ触媒を
次のように樹脂ケトルで作成した。 400mlの乾燥ヘプタ
ンをこの樹脂ケトルで90℃まで加熱し、水素により30分
間パージした。12重量%ヘプタン溶液における8.4ml の
トリエチルアルミニウムを樹脂ケトルに添加した。ワッ
クスカプセルに封止された0.4gのTiCl3 をヘプタン
触媒溶液に添加した。
【0037】330gの25%デセン、38%ドデセンおよび37
%テトラデセンを含有するα−オレフィン混合物を30分
間かけて樹脂ケトルに滴下した。反応物を10時間にわた
り攪拌すると共に95℃の温度に維持した。得られた重合
体を単離して乾燥させた。
【0038】上記方法により15種の重合体を作成した。
その組成および分子量分布を下記の表1に示す。連鎖a
v.は個々のα−オレフィン重量によって得られた公称
連鎖平均を意味する。Cavmは巨孔カラムにおけるG
Cにより決定された側鎖平均を意味する。組成はGC分
析から得られる。分子量分布はポリスチレン標準に対し
GPCにより決定した。最高の分子量は水素を使用しな
い場合に得られた(No.5および15)。水素を反応の間に
溶液中にバブリングさせた場合、分子量は400,000 の範
囲まで低下し(No.6および14)、さらに水素を用いて溶
液を約30分間にわたりパージした後に反応を開始させた
場合は100,000 および200,000 の範囲まで低下した。
【0039】表1における濃度は40重量%重合体であ
る。油重合体混合物は、均質溶液を作成するには60〜70
℃にて2日間にわたり加熱せねばならなかった。
【0040】
【表1】
【表2】 実施例2 実施例1におけるように作成した数種のオレフィン重合
体をアトラス 100N、VII A、DI AおよびDI
Bと配合した 5W−30油で試験した。結果を下記表2
に示す。約10のCavを有するオレフィン共重合体は、
18時間MRVもしくはTP−1問題を有する組成物を生
成した(No. 1および2)。これらMRV問題はCav
を11〜12に増大させて軽減された(試験3〜8)。C10
−C14−C16もしくはC12−C14−C18で構成されたオ
レフィン共重合体は<−41℃の安定流動点を有する配合
物をもたらし(試験4〜7)、C10−C14−C16はCa
vが12まで増大する際にTP−1粘度における上昇を示
した(No. 5および6)。C10−C12−C14−C16で構
成されたオレフィン共重合体は許容しえない−21℃の安
定流動点を有する配合物を生成した(No. 3)。
【0041】C12−C14−C16重合体(試験7および
8)も、側鎖平均が約12であれば高い18時間MRVもし
くはTP−1を示す。
【0042】
【表3】
【表4】 実施例310−C14−C16で構成されたオレフィン共重合体を、
DI CおよびVIIAと配合されたHVIアトラス 1
00N 5W−30s で試験した。これら試験の結果を下表
3に示す。市販の流動点降下剤は安定流動点を−30〜−
33℃の範囲までしか降下させないが、C10−C14−C16
で構成されたオレフィン共重合体は0.15重量%もしくは
0.31重量%の処理割合にて<−41℃の安定流動点を与え
た(No. 2および3)。走査型ブルックフィールド(Blo
okfield)粘度は0.15重量%にて極めて良好であった(N
o. 2)。400,000 もしくは186,00のMwを有するオレ
フィン共重合体は同じ処理割合にて<−41℃の同一の安
定流動点を有する組成物をもたらしたので分子量の作用
は観察されなかった(No. 2および4)。
【0043】4種の単量体、すなわちC12−C14−C16
で構成されたオレフィン共重合体(表1における重合体
C)または5種の単量体C10−C12−C14−C16−C18
(表1における重合体CおよびG)を同じ種類の組成物
で試験した場合、連鎖組成の作用が示された。フィデラ
ル・ステーブル流動点を表3に示す。オレフィン共重合
体C、すなわちC10−C12−C14−C16および共重合体
G、すなわちC10−C12−C14−C16−C18がオレフィ
ン共重合体CもしくはD、すなわちC10−C14−C16
同じ側鎖平均を有する場合にも、安定流動点は前者につ
き−36℃(No.5および7)であり、後者につき<−41
℃であった(No. 2〜4)。
【0044】これら結果が明かに確認したように、共重
合体が同じ側鎖平均Cavを有する場合にも、これら連
鎖の同定もしくは組成は特に組成物の安定流動点に関し
PPDとしての共重合体の効果を決定する際に大きな役
割を演ずる。この作用に関する原因は容易には明かでな
いが、効果は真実である。
【0045】
【表5】
【表6】 実施例4 この実施例においては、3個の連鎖を有するオレフィン
共重合体を実施例1の方法により作成した。組成を表4
に示す。これらをVII A、アトラス 325NおよびD
I CのHVIアトラス 100N 5W−30配合物で試験
した。これら試料から得られた試験データを下表5に示
す。
【0046】表5から観察されるように、C10−C14
16オレフィン共重合体流動点降下剤は良好〜優秀な安
定流動点、すなわち0.05重量%程度に低い濃度にて−39
〜<−40℃を有する 5W−30配合物を生成した(No.
4)。全体として、Cavを10.6まで減少させ或いは1
2.0まで上昇させた場合、安定流動点反応には作用が生
じないと思われた。−30℃TP−1の粘度はCavの増
加と共に増大し、15,000〜16,000cP範囲から20,000〜
22,000cP範囲まで上昇することが示された。
【0047】観察されるように、他の3成分のオレフィ
ン共重合体流動点降下剤、すなわちC12−C14−C16
よびC12−C16−C18(No.15 〜23)はC10−C14−C
16オレフィン共重合体流動点降下剤と同様に良好には機
能しなかった。
【0048】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】 実施例5 この実施例においては、オレフィン共重合体を10W−40
アトラス 100N/ 325N配合物で試験した。これら試験
の結果を下表6に示す。表6から見られるように、約10
のCavを有するオレフィン共重合体はTP−1問題を
有する組成物をもたらした(No. 1および2)。しかし
ながら、約11のCavを有するC10−C14−C16オレフ
ィン共重合体は0.2 重量%の割合にて極めて効果的であ
った(No. 6)。
【0049】
【表11】
【表12】 実施例6 この実施例においては、オレフィン共重合体をアトラス
100N 10W−40配合物で試験した。これら試験の結果
を下表7に示す。C10−C14−C16オレフィン共重合体
は、−33℃の安定流動点をもたらすには0.3 重量%の処
理割合を必要とした(No. 2)。分子量の作用が観察さ
れ、これにより180,000 のMwにて安定流動点は−15℃
であった(No. 3)。400,000 のMwにて安定流動点は
−33℃であった(No. 2)。試験割合は実質的に同一と
し、すなわち共重合体Fについては0.30重量%および共
重合体Dについては0.31重量%とした。
【0050】
【表13】
【表14】 実施例7 この実施例においては、オレフィン共重合体をアトラス
100N 15W−40スープリーム・デューティ配合物で試
験した。これら試験の結果を下表8に示す。観察される
ように、C10−C14−C16オレフィンは極めて良好な結
果を与えたが、分子量効果が安定な流動点結果で観察さ
れた。安定流動点は−39℃(No. 4)から−15℃(No.
3)まで上昇し、その際Mwは400,000 から180,000 ま
でそれぞれ低下した。
【0051】
【表15】
【表16】 実施例810−C14−C16とDとFとで構成されたOCP PP
Dを、アシュランド・ベースストック(Ashland Base St
ocks) と配合された10W−30s 、10W−40s および15W
−40s て好適に試験した。これらの結果を表9に示す。
VII BおよびDI Fをそれら配合物に使用した。
優秀な低温特性は明かに、1種類のベースストックにつ
きOCP PPDが最適化されなかったことを示してい
る。これらOCP PPDの有能性はその価値を増大さ
せる。
【0052】
【表17】
【表18】 上記実施例から、本発明のオレフィン共重合体は流動点
降下剤として機能しうることが判るであろう。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8個、12個および14個の炭素原子を有す
    るアルキル側鎖を持ったオレフィン共重合体からなり、
    共重合体における平均側鎖長が10.5〜12.0であることを
    特徴とする潤滑油のための流動点降下剤。
  2. 【請求項2】 共重合体の分子量が150,000 〜540,000
    である請求項1に記載の潤滑油のための流動点降下剤。
  3. 【請求項3】 共重合体が3種のオレフィン単量体の重
    合により作成される請求項1に記載の潤滑油のための流
    動点降下剤。
  4. 【請求項4】 3種のオレフィン単量体がデセン、テト
    ラデセンおよびヘキサデセンである請求項3に記載の潤
    滑油のための流動点降下剤。
  5. 【請求項5】 8個、12個および14個の炭素原子を有す
    るアルキル側鎖が10〜15重量%以上の量で存在する請求
    項1に記載の潤滑油のための流動点降下剤。
  6. 【請求項6】 8個、12個および14個の炭素原子を有す
    るアルキル側鎖がそれぞれ約16〜45重量%、約35〜45重
    量%および約25〜45重量%の量で存在する請求項5に記
    載の潤滑油のための流動点降下剤。
  7. 【請求項7】 ワックス含有炭化水素潤滑油からなり、
    前記潤滑油がフィデラル・ステーブル流動点を−35℃ま
    で減少させるのに充分な量の流動点降下剤を含有し、前
    記流動点降下剤が 8個、12個および14個の炭素原子を有
    するアルキル側鎖を持った有効量のオレフィン共重合体
    からなり、この共重合体における平均側鎖長が10.5〜1
    2.0であることを特徴とする潤滑油組成物。
  8. 【請求項8】 共重合体の分子量が150,000 〜540,000
    である請求項7に記載の潤滑油組成物。
  9. 【請求項9】 共重合体が3種のα−オレフィン単量体
    の重合により作成される請求項7に記載の潤滑油組成
    物。
  10. 【請求項10】 3種のα−オレフィン単量体がデセ
    ン、テトラデセンおよびヘキサデセンである請求項9に
    記載の潤滑油組成物。
  11. 【請求項11】 アルキル側鎖が 8個、12個および14個
    の炭素原子を有すると共に10〜15重量%以上で存在する
    請求項7に記載の潤滑油組成物。
  12. 【請求項12】 8個、12個および14個の炭素原子を有
    するアルキル側鎖がそれぞれ約16〜45重量%、約35〜45
    重量%および約25〜45重量%の量で存在する請求項11
    に記載の潤滑油組成物。
  13. 【請求項13】 潤滑油組成物に対し前記潤滑油組成物
    の流動点を減少させるのに有効な量の流動点降下剤を添
    加し、前記流動点降下剤が 8個、12個および14個の炭素
    原子を有するアルキル側鎖を持った有効量のオレフィン
    共重合体からなり、共重合体における平均側鎖長が10.5
    〜12.0であることを特徴とする潤滑油組成物の流動点を
    降下させる方法。
  14. 【請求項14】 共重合体の分子量が150,000 〜540,00
    0 である請求項13に記載の潤滑油組成物の流動点を降
    下させる方法。
  15. 【請求項15】 共重合体が3種のα−オレフィン単量
    体の重合により作成される請求項13に記載の潤滑油組
    成物の流動点を降下させる方法。
  16. 【請求項16】 8個、12個および14個の炭素原子を有
    するアルキル側鎖が10〜15重量%以上の量で存在する請
    求項13に記載の潤滑油組成物の流動点を降下させる方
    法。
  17. 【請求項17】 8個、12個および14個の炭素原子を有
    するアルキル側鎖がそれぞれ約16〜45重量%、約35〜45
    重量%および約25〜45重量%の量で存在する請求項16
    に記載の潤滑油組成物の流動点を降下させる方法。
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