JPH0629910B2 - 内視鏡用照明光学系 - Google Patents

内視鏡用照明光学系

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JPH0629910B2
JPH0629910B2 JP59118838A JP11883884A JPH0629910B2 JP H0629910 B2 JPH0629910 B2 JP H0629910B2 JP 59118838 A JP59118838 A JP 59118838A JP 11883884 A JP11883884 A JP 11883884A JP H0629910 B2 JPH0629910 B2 JP H0629910B2
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公彦 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は内視鏡用照明光学系に関するものである。
従来技術 内視鏡用照明光学系としては、従来はライトガイドの前
方に凹レンズを配してライトガイドからの出射光を物体
の広い範囲に拡散照射させるものが通例であつた。しか
し、近年内視鏡の広角化に伴つて例えば実公昭56−4
3768号公報に記載のものは、第13図に示すように
ライトガイド1の出射端の前方に正レンズ系2を配置し
て、ライトガイド1の出射光を一旦強く収斂させた後物
体面3に対して拡散させるタイプのものが使用されるよ
うになつてきた。このタイプのものは広角してもレンズ
外径が大きくならないので、細いことが望まれる内視鏡
としては好適である。しかしながら、正レンズ系2は結
像作用を有しているため、正レンズ系2とライトガイド
1との位置関係によつてはライトガイド1の出射端面の
斑点模様が照野に現われて見にくい場合がある。特に、
照野を周辺まで明るく照らすためにはライトガイド1の
出射端面を物体面3に投影することが効果的であるが、
この場合には第14図に示した如く斑点模様が物体面3
にはつきり出てしまい非常に見難いという問題があつ
た。
目的 本発明は、上記問題点に鑑み、例えばライトガイドの出
射端面のような微小な発光点を多数配列して成る光源を
正レンズ系により物体面に投影するようにした内視鏡用
照明光学系において、微小発光点により形成される斑点
模様が物体面に現われないようにしたものである。
概要 本発明による内視鏡用光学系は、上記光学系において、
次式(1),(2),及び(3)又は(4)を満足する位相部を多数
個斑点状に設けた位相構造体を、前記光源と物体との間
に配置することにより、斑点模様が物体面に現われない
ようにしたものである。
π−π/3≦φ≦π+π/3 (1) 3λ/δ≧3NA′ (2) 0.25≦R≦0.65 (3) 0.25≦1−R≦0.65 (4) 但し、φは前記位相構造体によって前記光源からの光の
平均波長に付与される位相差、NA′は一つの位相差を
通る光束の前記光源側角度を2θとしたときのsin
θ、δは前記微小な発光点間の平均間隔、Rは前記位相
部にある部分とない部分との面積の比である。
一般に光学系中に微小な位相部(光学的厚さの異なる部
分)を多数設けた位相構造体を配置すると光学系の高周
波レスポンスが低下することが知られている。例えば
「応用物理第27巻第10号(1958年)623〜6
32頁」によれば、ガラス等の透明板に位相膜を微小斑
点状に多数付着させたフイルターを写真製版機の結像光
学系中に配置すると、網点印刷された写真をリスクリー
ニングする際に生じるモアレ縞が消失することが知られ
ている。本発明は、このフイルターの如き位相構造体を
内視鏡の照明光学系に応用することにより、ライトガイ
ドの出射端面の如き照明光源の特殊性により物体面上に
現われる斑点模様を消失させるようにしたものである。
実施例 以下、第1図乃至第3図に示した一実施例に基づき本発
明を詳細に説明すれば、4はライトガイド1の出射端の
前方に配置された凸レンズ、5は凸レンズ4の一面に斑
点状に設けられた多数の微小な位相膜(位相部)5aか
らなる位相構造体であつて、これらの位相膜5aは例え
ばCeO2又はMgF2等の誘電体を蒸着することにより形成さ
れている。そして、この位相構造体5によれば、位相膜
5aの部分を通つた光と位相膜5aのない部分を通つた
光との間に所定の位相差が与えられるので、両光の干渉
効果と位相差を与えたことによる見かけ上のアパーチヤ
が制限される効果とにより高周波レスポンスが低下せし
められ、その結果ライトガイド1の出射端面の斑点模様
が物体面3に結像されても目立たないようになる。
但し、上記位相差(膜厚),位相膜(斑点)5aの大き
さ,位相膜5aのある部分とない部分との面積比を適正
に定める必要がある。
まず、位相構造体5によりライトガイド出射光の平均波
長に付与される位相差について述べる。位相膜5aのな
い部分の媒質の屈折率をn、位相膜5aの屈折率n′、
位相膜5aの厚さをd、ライトガイド1からの出射光の
平均波長をλとするとき、位相差φは次式で与えられ
る。
この場合、 であれば、凸レンズ4のレスポンス関数の高周波成分が
カツトされる。
次に、一つの位相膜(斑点)5aの大きさについて述べ
る。第3図において、一つの位相膜5aを通る光束のラ
イトガイド1側の角度を2θとしてsinθ=NA′とし、
ライトガイド1の繊維間の平均間隔をδとするとき、 であれば、凸レンズ4のレスポンスの低下する周波数を
ほぼライトガイド1の繊維間の平均間隔程度にすること
が出来る。収差等の影響も含めると実用的には、 の程度まで許される。
次に、位相膜5aのある部分とない部分との面積比につ
いて述べる。位相膜5aのある部分を通過した光と位相
膜5aのない部分を通過した光との干渉でレスポンス関
数の高周波成分を低下させるのであるから、位相膜5a
のある部分とない部分の面積比Rはほぼ0.5程度が望ま
しい。更に、第2図において、位相膜間の距離を位相膜
5aの直径と同程度にするとレスポンス関数の高周波成
分をより完全に低下せしめることが出来るので、面積比
Rは0.5よりやや小さく、0.4程度にするのが良い。実用
的には、 0.25≦R≦0.65 ……(3) 程度まで許される。
尚、位相膜5aの分布は、第2図に示した如くランダム
でも良いし、第4図に示した如く規則的でも良い。又、
位相膜5aの形状は、第5図に示した如く六角形にして
も良いし、或は四角形でも良い。但し、この場合のNA′
の計算は多角形を等積の円で置き換えて考えるものとす
る。又、位相膜5aは、第6図に示した如く大小のもの
にして組み合わせても良い。
又、第7図に示した如く、斑点部分以外の部分に位相膜
5aを設けるようにしても良い。この場合、面積比Rに
対する制限は、 0.25≦1−R≦0.65 ……(4) となる。
第8図は第二の実施例を示しており、これは位相膜5a
をレンズ表面に設ける代りに、ガラス板の表面に位相膜
5aを蒸着して成るフイルターの如き位相構造体5をラ
イトガイド1の出射端面と凸レンズ4との間に配置する
ようにしたものである。
第9図は第三の実施例を示しており、これは光源として
ライトガイド1の代りに、微細なLED等の発光素子6
を用いている。尚、発光素子6としては半導体レーザー
等を用いても良い。
第10図は第四の実施例を示しており、これは繊維が規
則正しく配列されたライトガイド7を用いると共に、第
11図に示した如き立体計測用パターン8をライトガイ
ド7の入射端面上に配置して、該計測用パターン8を物
体面3上に投影するようにしたものである。ライトガイ
ド7はイメージガイドのように繊維の配列が入射端と出
射端とで1対1に対応しているものである。又、9は光
源ランプである。この場合、ライトガイド7の出射端面
の斑点模様が物体面3に写つては計測の障害となるの
で、上記式(2)の条件は適用されるが、逆に計測用パタ
ーン8が写らないほど凸レンズ4のレスポンス関数が低
下しても困る。そこで、計測用パターン8の線ENδ
とするとき、NA′は、 をも満たすことが望ましい。実用的には、 程度まで許される。
第12図は第五の実施例を示しており、これはライトガ
イド1の出射端面上に置かれた単フアイバー10の物体
側端面を凸レンズ11によつて物体面3に投影するよう
にしたものであつて、単フアイバー10の物体側端面上
のゴミが物体面3に写つて困ることがあるので、それを
目立たなくするために凸レンズ11の一表面に位相構造
体5を設けたものである。この場合、ゴミの大きさをδ
とすると、 であれば良い。実用的には、 まで許される。
次に数値例を示す。
例えば、第1図に示した如き照明系において、ライトガ
イド1の一本の繊維の径を50μ、面積比をR=0.5、
平均波長をλ=0.55μとし、ライトガイド1の出射端面
から位相膜5aまでの距離をl=1mmとすると、位相膜
5aの直径は0.04mmとなる。
発明の効果 上述の如く、本発明による内視鏡用照明光学系は、微小
な発光点を多数配列して成る光源を正レンズ系により物
体面に投影する場合に、微小発光点により形成される斑
点模様が物体面に現われないという実用上重要な利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による内視鏡用照明光学系の一実施例を
示す図、第2図は上記実施例の位相膜5aの分布を示す
図、第3図は上記実施例の位相膜5aを通る光束を示す
図、第4図乃至第7図は夫々位相膜5a又5bの種々の
分布例を示す図、第8図乃至第10図は夫々第二乃至第
四の実施例を示す図、第11図は上記第四の実施例の計
測用パターン8を示す図、第12図は第五の実施例を示
す図、第13図は従来例を示す図、第14図は上記従来
例による物体面3上の照明状態を示す図である。 1…ライトガイド、3…物体面、4…凸レンズ、5…位
相構造体、5a,5b…位相膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微小な発光点を多数配列してなる光源から
    の光を正レンズ系により物体面に照射するようにした内
    視鏡用照明光学系において、次式(1),(2),及び(3)又は
    (4)を満足する位相部を有する位相構造体を前記光源と
    の間に配置したことを特徴とする内視鏡用照明光学系。 π−π/3≦φ≦π+π/3 (1) 3λ/δ≧3NA′ (2) 0.25≦R≦0.65 (3) 0.25≦1−R≦0.65 (4) 但し、φは前記位相構造体によって前記光源からの光の
    平均波長に付与される位相差、NA′は一つの位相差を
    通る光束の前記光源側角度を2θとしたときのsin
    θ、δは前記微小な発光点間の平均間隔、Rは前記位相
    部にある部分とない部分との面積の比である。
JP59118838A 1984-06-09 1984-06-09 内視鏡用照明光学系 Expired - Lifetime JPH0629910B2 (ja)

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JPS60262120A JPS60262120A (ja) 1985-12-25
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JP2011215425A (ja) 2010-03-31 2011-10-27 Fujifilm Corp 照明レンズ及び該照明レンズを備えた内視鏡
JP5345171B2 (ja) * 2011-03-28 2013-11-20 富士フイルム株式会社 内視鏡

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