JPH0629905Y2 - プリント基板用コネクタ - Google Patents

プリント基板用コネクタ

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JPH0629905Y2
JPH0629905Y2 JP1990050241U JP5024190U JPH0629905Y2 JP H0629905 Y2 JPH0629905 Y2 JP H0629905Y2 JP 1990050241 U JP1990050241 U JP 1990050241U JP 5024190 U JP5024190 U JP 5024190U JP H0629905 Y2 JPH0629905 Y2 JP H0629905Y2
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JP
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contact
housing
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groove
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達也 新井
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、メモリーモジュール等の極小ピッチの小形プ
リント基板用コネクタに関する。
《従来の技術》 プリント基板のエッジ部を差込み、プリント基板の導電
性ストリップの電気的接続を行なうプリント基板用コネ
クタは、第8図に示すように、プリント基板1の幅とほ
ぼ同一寸法長さの溝部2を設けた絶縁材からなるハウジ
ング3と、溝部2内に配置されるコンタクトピン4とか
ら大略構成されており、コンタクトピン4のコンタクト
部5に縦溝6を入れて、平行2点のコンタクト部5を備
えたコネクタが従来から知られている。
ところで、近年、プリント基板の高密度実装化が進展し
ており、これにともないコネクタの接点間隔も従来の半
分である1.27mm以下の要求があり、かつ、スペース上低
背型のコネクタが望まれる傾向にある。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、この極小接点間隔に対しては、従来の平行2点
型のコンタクトピン構造では最大曲げ応力に耐える接触
ばね構造がなく、2点接触の極小接点間隔コネクタはな
いのが実情である。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本
考案の目的は、2点接触型のコンタクトピンを極小点間
隔コネクタに対して使用することを可能にすると共に、
低背化をも併せて実現できるプリント基板用コネクタを
提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、両面プリント基
板のエッジ部を差込む溝部を設けたハウジングと、上記
ハウジングの溝部内で互いに向かい合うように平行2点
型のコンタクト部を臨ませ、かつハウジングの底部から
一部を接触子として突出させたコンタクトピンとからな
るプリント基板用コネクタであって、ハウジングの溝部
の両側壁に収容孔を形成すると共に、収容孔の底面部に
圧入溝を設け、前記コンタクトピンは、幅広のサポート
部を備えると共に、2箇所に屈曲部を設けた略S字状を
なし、サポート部を前記圧入溝に圧入して、このサポー
ト部の上部に形成される幅狭の屈曲部によりコンタクト
部全体にばね性を付与し、コンタクト部の下方基部に形
成される幅広の屈曲部により曲げ応力を保証し、幅広の
屈曲部からコンタクト部にかけて徐々に幅狭となるよう
に幅寸法を設定することにより、2分されたコンタクト
部のそれぞれに独立してばね性を付与したことを特徴と
する。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案によるコンタク
トピンは、その下部のサポート部が圧入溝に圧入され、
コンタクト部の基部からコンタクト部に向かって幅狭に
設定されていると共に、サポート部の上部に位置する屈
曲部も幅狭であるため、独立して動く2点接触部のばね
部を含めた全体のばねが柔らかく動作する。
また、このコンタクトピンは略S字状の構造によりコネ
クタの低背化につながる。
《実施例》 以下、本考案によるプリント基板用コネクタの一実施例
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案によるプリント基板用コネクタの側面
図、第2図は同プリント基板用コネクタの断面図、第3
図はハウジングの斜視図、第4図は第3図IV方向からの
矢視図、第5図は圧入溝の断面図、第6図はプリント基
板用コネクタに使用するコンタクトピンを示す斜視図で
ある。
第1図において、本考案によるプリント基板用コネクタ
10は合成樹脂等の絶縁材を出射成形してなるハウジン
グ20と、ハウジング20内に圧入されるコンタクトピ
ン30とから大略構成され、このハウジング20はプリ
ント基板40のエッジ部41を差込む溝部21を備える
と共に、両側にプリント基板40の挿入作業をやりやす
くするガイド部22が設けられている。
また、ハウジング20の溝部21の両側壁21aには第
4図及び第5図に示すように収容孔23が形成してあ
り、これらの収容孔23は、溝部21の長手方向に多数
個形成してあり、これら収容孔23の隣り合うものは隔
壁23aにより区画されている。収容孔23の底面部に
は、圧入溝24が形成してあり、この圧入溝24は第5
図に示すようにその断面形状が三角形をなし、いわゆる
アリ溝になされている。そして、圧入溝24の端部には
傾斜面24aが形成してある。
更に、プリント基板40をハウジング20内に差込んだ
際、プリント基板40の両面に形成されている導電性ス
トリップ41と接触するコンタクトピン30が溝部21
の側壁に沿って、互いに向かい合うように配置されてい
る。
このとき、プリント基板20の導電性ストリップ21の
間隔は1.27mmという極小ピッチに設定されているが、本
考案は、このように極小ピッチの接点間隔に最適なコン
タクトピン30として2点接点型のものの使用を可能に
したことを特徴としている。
すなわち、コンタクトピン30は、第6図に示すよう
に、2箇所に屈曲部を設けた略S字状をなし、このコン
タクトピン30の構成要素はハウジング20の圧入溝2
4に片持ち式に圧入支持される幅広のサポート部31
と、サポート部31の下部をハウジング20の底部から
突出させ図示しないプリント基板に挿入する接触子32
(第1接触子32aと、クランク曲げ加工を施した第2
接触子32bとを交互に配列する)と、C字状に曲げ加
工された2点接点タイプのコンタクト部33と、サポー
ト部31の上部に位置する幅狭の屈曲部34と、屈曲部
34から下方に曲げられ、コンタクト部33の下方基部
35に形成される屈曲部36とからなり、コンタクト部
33の下方基部35からコンタクト部33に向けては徐
々に幅狭となるようにコンタクトピン30の形状が設定
され、コンタクト部33は縦溝37が設けられ、2点接
触部が独立して変位できるようになっている。
なお、コンタクトピン30の上端は、ややフック状に形
成され、引掛け部38を構成している。
そして、上記構成のコンタクトピン30をハウジング2
0内に圧入するには、このコンタクトピン30の上端側
をハウジング20の底面側から、第2図に示す収容孔2
3に差込み、コンタクトピン30のサポート部31を溝
部21の壁面に一定ピッチで設けた圧入溝24内に圧入
固定すると共に、上端部の引掛け部38を溝部21の縁
部21bに係合させればよい(第2図、第7図参照)。
本考案によるコネクタ10は、以上のように構成されて
いるため、コンタクトピン30をハウジング20に装着
した状態で、プリント基板40を溝部21内に差込め
ば、コンタクトピン30は屈曲部34が幅狭であるた
め、この屈曲部34を基点として柔らかく撓み、コンタ
クトピン30全体として十分な変位量が確保できる。
更に、プリント基板40の導電性ストリップ41と接触
するコンタクト部33は縦溝37により2点接触部を有
しているが、幅広のコンタクト下方基部35からコンタ
クト部33にかけて、テーパ状に幅狭となるように形状
設定がなされているため、各コンタクト部33は独立し
て撓み易く一方のコンタクト部33とプリント基板40
との間に埃等が入り込んでも、他方のコンタクト部33
が独立して変位するのでコンタクト部33の信頼性が向
上する。
また、幅広屈曲部36により最大曲げ応力に十分耐え得
る強度も保証できる。
しかも、コンタクトピン30は、第2図、第6図に示す
ように、略S字状に成形されているため、コンタクト部
33の寸法を十分確保しながらハウジング20内への圧
入寸法を小さくできるため、ハウジング20の低背化が
可能となる。
なお、コンタクト部22に形成される縦溝37の長さ
は、以下の相反する2点から決定される。
(1)信頼性を保証するに必要な接触力による縦溝の根
元に発生する2分された端子の次式で表わされる最大曲
げ応力が材料の耐力以下になるように縦溝の長さを短く
する。
上式において、P,L,W,Tはそれぞれ第6図中で示
す。
(2)2分された各接点部のそれぞれ独立に動く変位
が、一接点が埃等を接点部で挟まれ、接触しなくても、
他接点の接触を維持できる変位を得られるように、各2
点のばねが動けるよう、十分な縦溝の長さを持っている
こと。
更に本実施例においては、プリント基板40の挿入によ
り両面からコンタクトピン30が動くので、その反力が
ハウジング20の接触子端部に加わる。このとき、ハウ
ジング20の溝部21を開く方向に反力が働き、ハウジ
ング20が反力により変形すると所定の接触力が得られ
ないことになるが、ハウジング20の底部の中央をスタ
ンドオフをとらず底を厚くして、ハウジング20の耐力
を大きくして、反力の影響を抑えるように工夫されてい
ると共に、コンタクトピン30のサポート部31を圧入
する圧入溝24を三角溝にすることでコンタクトピン3
0の反力によるサポート部31の変位を防止でき、接触
信頼性を高めるように配慮されている。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によるプリント基板用コネ
クタは、サポート部を圧入溝に圧入してコンタクトピン
をハウジングに装着した状態で、プリント基板を溝部内
に差込めば、コンタクトピンは屈曲部が幅狭であるた
め、この屈曲部を基点として柔らかく撓み、十分な変位
量が確保できる。
更に、プリント基板の導電性ストリップと接触するコン
タクト部は縦溝により2点接触部を有しているが、幅広
の接点基部からテーパ状に幅狭となるように形状設定が
なされているため、各コンタクト部は独立して撓み易
く、一方のコンタクト部とプリント基板との間に埃等が
入り込んでも、他方のコンタクト部が独立して変位する
のでコンタクト部の信頼性が向上する。
このように、本考案によるプリント基板用コネクタは、
極小ピッチの接点間隔が要求されるコネクタに2点接触
タイプのコンタクトピンを使用することを可能にしたも
のであるから、高密度基板に適用される接点信頼性の高
いコネクタとしてきわめて実用価値の高い考案である。
更に、コンタクトピンは、略S字状に成形されているた
め、コンタクト部の寸法を十分確保しながらハウジング
内への圧入寸法を小さくできるため、ハウジングの低背
化が可能となり、電子機器の小形化が図れると共に、ス
ペース効率も向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるプリント基板用コネクタを示す側
面図、第2図は第1図中II−II線断面図、第3図はハウ
ジングの斜視図、第4図は第3図IV方向からの矢視図、
第5図は圧入溝の断面図、第6図はプリント基板用コネ
クタに使用するコンタクトピンを示す斜視図、第7図は
第2図VII−VII線に沿う断面図、第8図は従来のプリン
ト基板用コネクタを示す斜視図である。 10……プリント基板用コネクタ、 20……ハウジング、21……溝部、 24……圧入溝、30……コンタクトピン、 31……サポート部、32……接触子、 33……コンタクト部、34、36……屈曲部、 35……コンタクト下方基部、 37……縦溝、40……プリント基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面プリント基板のエッジ部を差込む溝部
    を設けたハウジングと、上記ハウジングの溝部内で互い
    に向かい合うように平行2点型のコンタクト部を臨ま
    せ、かつハウジングの底部から一部を接触子として突出
    させたコンタクトピンとからなるプリント基板用コネク
    タであって、ハウジングの溝部の両側壁に収容孔を形成
    すると共に、収容孔の底面部に圧入溝を設け、前記コン
    タクトピンは、幅広のサポート部を備えると共に、2箇
    所に屈曲部を設けた略S字状をなし、サポート部を前記
    圧入溝に圧入して、このサポート部の上部に形成される
    幅狭の屈曲部によりコンタクト部全体にばね性を付与
    し、コンタクト部の下方基部に形成される幅広の屈曲部
    により曲げ応力を保証し、幅広の屈曲部からコンタクト
    部にかけて徐々に幅狭となるように幅寸法を設定するこ
    とにより、2分されたコンタクト部のそれぞれに独立し
    てばね性を付与したことを特徴とするプリント基板用コ
    ネクタ。
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