JPH0629896A - スケルチ判定回路 - Google Patents

スケルチ判定回路

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JPH0629896A
JPH0629896A JP4182401A JP18240192A JPH0629896A JP H0629896 A JPH0629896 A JP H0629896A JP 4182401 A JP4182401 A JP 4182401A JP 18240192 A JP18240192 A JP 18240192A JP H0629896 A JPH0629896 A JP H0629896A
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signal
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squelch
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Masato Maruoka
正人 丸岡
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は道路に設置された固定送信局からの
信号を受信し、固定送信局との間に他の車が入り込み受
信とぎれの発生によるスケルチの動作不安定を防止する
ことを目的とする。 【構成】 道路の固定送信局と車載用の受信機との間で
データ通信を行う場合に受信電波の有無の判定を行うス
ケルチ判定回路に、固定送信局からの電波信号のレベル
を検出する受信レベル検出手段と、車両の走行距離に基
づき所定距離毎にタイミング信号を形成する走行距離タ
イミング形成手段41と、走行距離タイミング形成手段
41からの所定距離毎のタイミング信号により前記受信
レベル検出手段の検出受信レベルを記憶する受信電波記
憶手段42と、受信電波記憶手段42が記憶した受信電
波から受信のとぎれを判定する受信とぎれ判定手段43
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路に設置された固定送
信局からの信号を受信する車載用受信機であって、固定
送信局との間に他の車が入り込み受信とぎれの発生によ
るスケルチの動作不安定を防止するスケルチ判定回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、無線機では受信電波の有無を判定
する場合、スケルチ回路を用いる。スケルチ回路におい
ては、受信機の復調器出力、または音声周波数増幅器を
開閉し、受信機の入力の搬送波信号がある値以下になっ
た場合受信機の出力に過大な雑音出力が現れることを防
止する。以下に車載用受信機のスケルチ判定回路につい
て説明する。
【0003】図6は従来のスケルチ判定回路を示す図で
あり、図7は図6の受信レベル検出手段及び受信判定レ
ベル手段の出力信号の関係を示す図であり、図8は受信
レベルと受信判定の関係を示す図である。図6に示すス
ケルチ判定回路は、道路の固定送信局から車載用のアン
テナ1で受信した受信信号の受信レベルを検出する受信
レベル検出手段2を具備する。
【0004】さらに、スケルチ判定回路は該受信レベル
検出手段2で検出された信号レベルがしきい値以上かを
判定する受信レベル判定手段3を具備する。該受信判定
手段3は、検出された受信レベルがしきい値以下ならば
“L(low)”信号を出力し、しきい値以上ならば“H
(high) ”信号を出力する。図7に示すように、該受信
レベルがしきい値の前後で変動すると、該受信判定手段
の出力は“H”から“L”へ、又はこの逆に変化する。
【0005】また、スケルチ判定回路は、該受信判定レ
ベル手段3の出力を平均化する低域通過フィルタ4を具
備する。該低域通過フィルタ4は、この平均化によりし
きい値付近での受信判定手段3の動作の安定化、つまり
判定のばたつきの除去を図る。上記のようなばたつきが
生じるのは、移動体通信において受信入力レベルがしき
い値に近い場合、フェージング、マルチパス等の影響に
よるためである。
【0006】さらに、スケルチ判定回路は、低域通過フ
ィルタ4の出力から“H”及び“L”の信号を形成する
TTL(Transistor Transistor logic )変換手段5を
具備する。図8に示すように、該TTL変換手段5の出
力信号が“H”の場合には、自動車が固定送信機から受
信領域内になった判断し、データの処理を開始する。そ
の出力信号が“L”の場合には自動車が固定送信機から
受信できる範囲から逸脱したとして、いままで受信した
データをクリアしてリセットする。
【0007】図9は従来の判定ばたつきを抑制するため
にヒステリスを考慮した受信判定手段を示す図である。
本図に示すにように、受信判定手段30はヒステリス特
性を有するので、図5に示す判定手段よりもさらに判定
のばたつきを防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スケルチ判定回路では、道路に設置された固定送信局と
車載受信機との間でデータ通信を行う場合などでは、他
の自動車(トラック、バス等)の影で受信とぎれが生
じ、以下の問題がある。図10は受信とぎれの発生を説
明する図である。本図に示すように、固定送信局からの
受信範囲にあっても、大型自動車等による影に入り、一
定の時間が経過すると固定送信局の受信範囲から出たと
判断して受信電波なしと判断する。そしてそれまでに入
手したデータをクリアしてリセットする。しかしこのよ
うな場合、実際には入力信号のレベルはしきい値以下で
あるが、しきい値以下でもある程度の大きさをもち受信
電波なしとする必要が無い場合が多いが、しきい値を下
げると前述のばたつきの原因となるためこれを下げるこ
とができないという問題がある。
【0009】したがって本発明は上記問題点に鑑み大型
自動車等により固定送信局との間の影に入ってもデータ
がクリアされないスケルチ判定回路を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、道路の固定送信局と車載用の受信機との
間でデータ通信を行う場合に受信電波の有無の判定を行
うスケルチ判定回路に、受信レベル検出手段、走行距離
検出手段、受信電波記憶手段及び受信とぎれ判定手段を
設ける。
【0011】前記受信レベル検出手段は前記固定送信局
からの電波信号のレベルを検出する。前記走行距離タイ
ミング形成手段は車両の走行距離に基づき所定距離毎に
タイミング信号を形成する。前記受信電波記憶手段は前
記走行距離タイミング形成手段からの所定距離毎のタイ
ミング信号により前記受信レベル検出手段の検出受信レ
ベルを記憶する。
【0012】前記受信とぎれ判定手段は前記受信電波記
憶手段が記憶した受信電波から受信のとぎれを判定す
る。
【0013】
【作用】本発明のスケルチ判定回路によれば、前記受信
レベル検出手段によって前記固定送信局からの電波信号
のレベルが検出され、前記走行距離タイミング形成手段
によって車両の走行距離に基づき所定距離毎にタイミン
グ信号が形成され、前記受信電波記憶手段によって前記
走行距離タイミング形成手段からの所定距離毎のタイミ
ング信号により前記受信レベル検出手段の検出受信レベ
ルが記憶され、前記受信とぎれ判定手段によって前記受
信電波記憶手段が記憶した受信電波から受信のとぎれが
判定される。したがって、受信電波がなくても所定距離
進まなければ受信電波なしと判定しないため固定送信局
との間にある他の走行中の車両による受信とぎれの影響
によって、ばたつきが無くなり、さらに安定したスケル
チ判定を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るスケルチ判定回
路を示す図であり、図2は図1のスケルチ判定手段の構
成を示す図である。図1において図5の従来技術の構成
と異なるのは、低域通過フィルタ4の代わりに設けられ
たスケルチ判定手段40である。図2において、自動車
の車速等を計測するために使用される走行パルスの周期
を分周する走行パルス分周器からなり、車両の走行距離
に基づき所定距離毎にタイミング信号を形成する走行距
離タイミング形成手段41を具備する。ここに走行パル
スは車輪の直径を30cmとし、車輪が一回転すると一
つのパルスが発生するとする。該走行パルス分周器41
の分周数を、例えば、10とする。
【0015】スケルチ判定手段40は受信判定手段3か
らの信号を入力し前記分周器41のタイミング信号をク
ロック信号としてシフトするN段のシフト・レジスタか
らなり、受信電波の有無を記憶する受信電波記憶手段4
2を具備する。該シフト・レジスタ42では、前記受信
判定手段3からの信号が“H”なら受信電波有り:1、
“L”なら受信電波無し:0として入力する。該シフト
・レジスタ42は、一例として、8段とすると、シフト
・レジスタ42に入力したデータが出力するまでには、
前記車輪は、下記の距離Lだけ進むことになる。
【0016】L=走行パルス(30cm)×分周数(1
0)×シフト・レジスタ段数(8)=24m 次にスケルチ判定手段40は受信電波の有無を判定する
受信とぎれ判定回路43を具備する。図3は受信とぎれ
の判定を示す図である。該受信とぎれ判定回路43は前
記シフト・レジスタ42の各段のビット信号を入力し、
本図(a)に示すように、前記シフト・レジスタの少な
くとも1ビットに1があれば、受信電波有りと判断し、
出力信号として“H”信号を出力する。本図(b)に示
すように、前記シフト・レジスタの全ビットが0であれ
ば、受信電波無しと判断し、出力信号として“L”を出
力する。ここで、前記走行分周器の分周数、前記シフト
・レジスタの段数は、一例でありこれに限定されるもの
ではない。
【0017】なお、マイクロコンピュータを搭載してい
る受信機では、前記受信判定手段3からの受信電波の有
無のデータと走行パルスをマイクロコンピュータに与え
てソフトウエアにより実現してもよい。図4は受信とぎ
れに対する受信電波の有無を説明する図である。本図に
示すように、受信入力レベルがしきい値よりも低下して
も送信機位置に対して受信機を搭載している自動車がそ
のままの状態で、例えば、所定距離L=24mだけ進
み、その後受信入力レベルがしきい値を回復すれば、受
信電波有りと判断される。しきい値以下で所定距離L=
24m以上進むと受信電波無しと判定する。
【0018】図5は本発明と従来との効果の比較を示す
図である。本図に示すように、受信入力レベルが所定時
間しきい値よりも小さければ、従来では受信電波なしと
判定していたが、本発明では、さらに所定距離進まなけ
れば、受信電波なしと判定しない。したがって、走行中
の車両による受信とぎれの影響によって、ばたつきが無
くなり、さらに安定したスケルチ判定を行うことができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両の走行距離に基づき所定距離毎にタイミング信号が形
成され、このタイミング信号により検出受信レベルが記
憶され、記憶された受信電波から受信のとぎれを判定す
るので、受信電波がなくても所定距離進まなければ受信
電波なしと判定しないため固定送信局との間にある他の
走行中の車両による受信とぎれの影響によって、ばたつ
きが無くなり、さらに安定したスケルチ判定を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスケルチ判定回路を示す
図である。
【図2】図1のスケルチ判定手段の構成を示す図であ
る。
【図3】受信とぎれの判定を示す図である。
【図4】受信とぎれに対する受信電波の有無を説明する
図である。
【図5】本発明と従来との効果の比較を示す図である。
【図6】従来のスケルチ判定回路を示す図である。
【図7】図6の受信レベル検出手段及び受信判定レベル
手段の出力信号の関係を示すずである。
【図8】図6の受信レベルと受信判定の関係を示す図で
ある。
【図9】従来の判定のばたつきを抑制するためにヒステ
リスを考慮した受信判定手段を示す図である。
【図10】受信とぎれの発生を説明する図である。
【符号の説明】
1…アンテナ1 2…受信レベル検出手段 3…受信判定手段 40…スケルチ判定手段 41…走行距離タイミング形成手段 42…受信電波記憶手段 43…受信とぎれ判定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の固定送信局と車載用の受信機との
    間でデータ通信を行う場合に受信電波の有無の判定を行
    うスケルチ判定回路であって、 前記固定送信局からの電波信号のレベルを検出する受信
    レベル検出手段(2)と、 車両の走行距離に基づき所定距離毎にタイミング信号を
    形成する走行距離タイミング形成手段(41)と、 前記走行距離タイミング形成手段(41)からの所定距
    離毎のタイミング信号により前記受信レベル検出手段
    (2)の検出受信レベルを記憶する受信電波記憶手段
    (42)と、 前記受信電波記憶手段(42)が記憶した受信電波から
    受信のとぎれを判定する受信とぎれ判定手段(43)を
    備えるスケルチ判定回路。
JP04182401A 1992-07-09 1992-07-09 スケルチ判定回路 Expired - Fee Related JP3100465B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270535A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Matsushita Electric Works Ltd マルチホップ無線通信装置およびそれにおけるルートテーブル作成方法
JP2015130567A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 株式会社日立製作所 移動体通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270535A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Matsushita Electric Works Ltd マルチホップ無線通信装置およびそれにおけるルートテーブル作成方法
JP2015130567A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 株式会社日立製作所 移動体通信装置

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