JPH06298749A - ベンゾチアゾールスルホンアミド誘導体 - Google Patents

ベンゾチアゾールスルホンアミド誘導体

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Publication number
JPH06298749A
JPH06298749A JP6014464A JP1446494A JPH06298749A JP H06298749 A JPH06298749 A JP H06298749A JP 6014464 A JP6014464 A JP 6014464A JP 1446494 A JP1446494 A JP 1446494A JP H06298749 A JPH06298749 A JP H06298749A
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JP
Japan
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carbon atoms
group
alkyl group
compound
formula
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Application number
JP6014464A
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Inventor
Akio Kajiwara
明朗 梶原
Masahiko Tsuchiya
昌彦 土屋
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロテインキナーゼC、ミオシン軽鎖キナー
ゼ等の蛋白質リン酸化酵素阻害活性を有するベンゾチア
ゾールスルホンアミド誘導体およびその酸付加塩並びに
それらを有効成分とする蛋白質リン酸化酵素阻害作用に
基づく喘息治療剤または予防剤を提供するものである。 【構成】 本発明は、一般式(1) 【化1】 〔式中、Aは低級アルキレン基、R1 は水素原子または
低級アルキル基、R2 およびR3 は各々独立に水素原子
もしくは低級アルキル基か、または一緒にて低級アルキ
レン基、R4 は水素原子、低級アルキル基、アミジノ基
または置換フェニル基(1〜2個の水素原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基もしくはハロゲン原子、また
はメチレンジオキシ基で置換された)−低級アルキル基
を示す)で表されるベンゾチアゾールスルホンアミド誘
導体およびその薬学上許容される酸付加塩ならびにそれ
らを有効成分とする蛋白質リン酸化酵素阻害作用に基づ
く喘息治療剤または予防剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛋白質リン酸化酵素阻
害活性を有するベンゾチアゾールスルホンアミド誘導体
およびその医薬用途に関するものである。
【0002】
【従来の技術】WO92−14712号国際公開明細書
には、抗ヒスタミン作用に基づく気管支平滑筋弛緩作用
を有するベンゾチアゾールスルホニルアミノエチル誘導
体、具体的には1−〔2−(6−ベンゾチアゾールスル
ホニルアミノ)エチル〕−4−〔3−(フェノキシ)プ
ロピル〕ピペラジンが開示されているが、蛋白質リン酸
化酵素阻害作用を有することについては記載はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生体内には種々の蛋白
質リン酸化酵素(プロテインキナーゼC、cAMP依存
性キナーゼ、cGMP依存性キナーゼ、ミオシン軽鎖キ
ナーゼなど)が存在し、それらに対する阻害剤は循環器
系医薬品、制癌剤などへの幅広い用途が考えられてい
る。このような状況下で、より優れた上記の薬理作用を
有する新規化合物を提供することが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、新規化合物であ
る後記一般式で示されるベンゾチアゾールスルホンアミ
ド誘導体が優れたプロテインキナーゼCおよびミオシン
軽鎖キナーゼ阻害活性を有することを見出し、本発明を
完成したものである。すなわち、本発明は、一般式
(1)
【0005】
【化5】 〔式中、Aは炭素数1〜4個のアルキル基で置換されて
もよい炭素数2〜6個のアルキレン基を示し、R1 は水
素原子または炭素数1〜4個のアルキル基を示し、R2
およびR3 は各々独立に水素原子もしくは炭素数1〜6
個のアルキル基を示すか、またはR2 およびR3 は一緒
にて炭素数1〜4個のアルキル基で置換されてもよい炭
素数1〜4個のアルキレン基を示し、R4 は水素原子、
炭素数1〜6個のアルキル基、アミジノ基または式
【0006】
【化6】 (式中、Bは炭素数1〜4個のアルキル基で置換されて
もよい炭素数1〜6個のアルキレン基を示し、R5 およ
びR6 は各々独立に水素原子、炭素数1〜6個のアルキ
ル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基もしくはハロゲン
原子を示すか、またはR5 およびR6 は一緒にてメチレ
ンジオキシ基を形成する)〕で表されるベンゾチアゾー
ルスルホンアミド誘導体およびその薬学上許容される酸
付加塩を提供することを目的とするものである。
【0007】また、本発明は前記一般式(1)で表され
るベンゾチアゾールスルホンアミド誘導体およびその薬
学上許容される酸付加塩を有効成分として含有すること
を特徴とする蛋白質リン酸化酵素阻害作用に基づく喘息
治療剤または予防剤を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】前記一般式(1)における基Aは、炭素数
1〜4個のアルキル基で置換されてもよい炭素数2〜6
個のアルキレン基として定義される。炭素数2〜6個の
アルキレン基としては、例えばエチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン
が挙げられるが、エチレン基が特に好ましい。このアル
キレン基はそのいずれかの置換位置に直鎖または分鎖の
炭素数1〜4個のアルキル基、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、1
−メチルプロピル、t−ブチル基等で置換されていても
よい。
【0009】基R1 において定義される炭素数1〜4個
のアルキル基としては、分鎖を有していてもよく、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、1−メチルプロピル、t−ブチル基等が挙
げられるが、メチル、エチル基が好ましい。基R2 およ
びR3 において定義される炭素数1〜6個のアルキル基
としては、分鎖を有していてもよく、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
1−メチルプロピル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル
基等が挙げられるが、メチル、エチル、プロピル基等が
好ましい。
【0010】また、基R2 およびR3 は一緒にて炭素数
1〜4個のアルキレン基として定義される。このアルキ
レン基としては、例えばメチレン、エチレン、トリメチ
レン、テトラメチレンが挙げられるが、エチレン、トリ
メチレン等が好ましい。このアルキレン基はそのいずれ
かの置換位置に直鎖または分鎖の炭素数1〜4個のアル
キル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、1−メチルプロピル、t−
ブチル基等で置換されていてもよく、メチルエチレンが
好ましい一例である。基R4 において定義される炭素数
1〜6個のアルキル基としては、分鎖を有していてもよ
く、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、1−メチルプロピル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等が挙げられる。
【0011】また、基R4 において定義される一般式
(2)で表される基において、ベンゼン環は1〜2個の
いずれかの置換位置に同じかまたは異なって炭素数1〜
6個のアルキル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基また
はハロゲン原子で置換されていてもよく、また、メチレ
ンジオキシ基で置換されていてもよい。上記の炭素数1
〜6個のアルキル基としては、分鎖を有していてもよ
く、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、1−メチルプロピル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等が挙げられる。
【0012】炭素数1〜6個のアルコキシ基としては分
鎖を有していてもよく、例えばメトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
1−メチルプロポキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ基等が挙げられる。ハロゲン原子と
しては、例えば塩素原子、臭素原子、弗素原子等が挙げ
られる。
【0013】更に、一般式(2)で表される基における
基Bは、炭素数1〜4個のアルキル基で置換されてもよ
い炭素数1〜6個のアルキレン基として定義される。炭
素数2〜6個のアルキレン基としては、例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタ
メチレン、ヘキサメチレンが挙げられるが、エチレン基
が特に好ましい。このアルキレン基はそのいずれかの置
換位置に直鎖または分鎖の炭素数1〜4個のアルキル
基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、1−メチルプロピル、t−ブ
チル基等で置換されていてもよい。
【0014】上記で示される一般式(2)で表される基
のうち、無置換、ハロゲン原子またはメチレンジオキシ
基で置換されたベンジル、フェニルエチル基が好ましい
一例である。
【0015】前記の一般式(1)で表される本発明のベ
ンゾチアゾールスルホンアミド誘導体(1)の具体例と
して、以下の化合物を挙げることができる。 (1)1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)ホモピ
ペラジン (2)1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)ピペラ
ジン (3)1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)−2−
メチルピペラジン (4)1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)エチレ
ンジアミン (5)1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)−4−
メチルエチレンジアミン (6)1−(6−ベンゾチアゾールスルホニル)ピペラ
ジン (7)N−[2−(3,4−メチレンジオキシベンジル
アミノ)エチル]−7−ベンゾチアゾールスルホンアミ
【0016】(8)N−[2−(3−クロロベンジルア
ミノ)エチル]−7−ベンゾチアゾールスルホンアミド (9)N−[2−[1−(3−クロロフェニル)エチ
ル]アミノエチル]−7−ベンゾチアゾールスルホンア
ミド (10)N−[2−(3−フルオロベンジルアミノ)エ
チル]−7−ベンゾチアゾールスルホンアミド
【0017】ベンゾチアゾールスルホンアミド誘導体
(1)の酸付加塩としては、薬学上許容される非毒性の
塩であって、例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸
等の無機酸との酸付加塩、酢酸、クエン酸、酒石酸、乳
酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、メタンスルホン
酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などの有機酸との酸
付加塩を挙げることができる。他の公知の酸との付加塩
も包含されることは言うまでもない。
【0018】本発明のベンゾチアゾールスルホンアミド
誘導体(1)の製造は種々の方法で製造することができ
る。例えば、一般式(3)
【0019】
【化7】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、R1 は前記と同じ意
味を有する)で表される化合物を不活性溶媒中一般式
(4) (式中、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ意味を有す
る)で表されるアミンを反応させることにより得られ
る。上記化合物(3)は、一般式(5)
【0020】
【化8】 (式中、R1 は前記と同じ意味を有する)で表されるス
ルホン酸を公知の方法によりスルホニルハロゲナイドに
変換することにより得られる。例えば、塩化チオニルで
クロル化する方法は好適な一例である。
【0021】化合物(3)とアミン(4)との反応で使
用される不活性溶媒としては、例えばジクロロメタン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル
類、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル等が挙げられる。これらは単独、
あるいは混合溶媒として用いることができる。
【0022】上記の反応においては、酸受容体の存在下
で行うのが好ましい。用いられる酸受容体としては、例
えば、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウム
メチラートのようなアルカリ金属化合物、ピリジン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミンのような有機第3級
アミンが挙げられる。
【0023】上記反応における化合物(3)の使用量
は、アミン(4)に対し、1〜20倍モル、好ましくは
1〜10倍モルである。酸受容体の非存在下では2.5
〜5倍モルであることが特に好ましく、酸受容体の存在
下では1〜3倍モルであることが特に好ましい。反応温
度は、一般的には−30〜120℃であり、好ましくは
−20〜50℃程度である。反応時間は、一般的には
0.5〜48時間であり、好ましくは0.5〜6時間で
あるが、薄層クロマトグラフイー(TLC)、高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)等により反応経過を追
跡することが可能であるから、アミン(4)の消失を待
って適宜反応を終了させればよい。
【0024】このようにして得られた目的化合物(1)
を遊離塩基の状態で反応液から採取するには、反応溶媒
が親水性溶媒である場合には、該溶媒を留去し、残渣を
非親水性溶媒に溶解した後、弱アルカリ水溶液、水等で
洗浄して、溶媒を留去することにより行われる。反応溶
媒が非親水性溶媒である場合には、そのまま弱アルカリ
水溶液、水等で洗浄した後、溶媒を留去することにより
行われる。
【0025】本発明の目的化合物(1)は公知の方法に
より酸付加塩を形成することができる。例えば、目的化
合物(1)をメタノール、エタノールなどのアルコール
類に溶解し、当量もしくは数倍量の酸を加えることによ
り、それらの酸付加塩を得ることができる。用いられる
酸としては、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸等の無機
酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、フマル
酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、グルタミン酸、ア
スパラギン酸等などの有機酸を挙げることができる。勿
論、他の公知の酸も使用できることは言うまでもない。
【0026】さらに、上記酸付加塩から、公知の方法に
よりアルカリ処理することにより目的化合物(1)を得
ることができる。得られた目的化合物(1)またはその
酸付加塩をさらに精製する場合には、公知の方法、例え
ば、再結晶化、シリカゲル等の公知の担体を用いるカラ
ムクロマトグラフィーにより行うことができる。
【0027】本発明のベンゾチアゾールスルホンアミド
誘導体(1)およびその薬学的に許容される酸付加塩
(以下、単に「本発明化合物」ということがある)は、
強い蛋白質リン酸化阻害作用を示し、ラットに300m
g/kg経口投与しても、死亡例は認められなかったこ
とから、医薬として使用しても安全な化合物であり、医
薬品の活性成分として有用な物質である。従って、本発
明の他の態様によれば、本発明化合物と薬学的に投与可
能な担体および希釈液の少なくとも1種とを含有する医
薬組成物が提供される。
【0028】上記医薬組成物の製剤化のための剤形とし
ては、錠剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、懸濁剤、カプ
セル剤、注射剤等が挙げられるが、その製造のために
は、これらの製剤に応じた各種担体が使用される。例え
ば、経口剤の担体としては、乳糖、白糖、ブドウ糖、で
んぷん、結晶セルロース等の賦形剤;ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、でんぷ
ん、アラビアゴム、ゼラチン、ブドウ糖、白糖、トラガ
ント、アルギン酸ナトリウム等の結合剤;カルボキシメ
チルセルロース、でんぷん炭酸カルシウム等の崩壊剤;
ステアリン酸、精製タルク、蔗糖脂肪酸エステル、水素
添加植物油、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム等の滑沢剤;ラウリル硫酸ナトリウム、大豆
レシチン、蔗糖脂肪酸エステル、ポリソルベート80等
の界面活性剤;レシチン、大豆油、グリセリン等の添加
剤、流動性促進剤、着色剤等を挙げることができる。ま
た吸入剤の調製の際には、ポリクロルモノフルオロメタ
ン等の溶媒として用いることができる。
【0029】本発明化合物を注射剤等の非経口剤とする
場合には、希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール等を使用することができ
る。さらに必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤、等
張化剤、無痛化剤等を加えてもよい。
【0030】本発明化合物(1)またはその薬学上許容
される酸付加塩をヒトに投与する際は、錠剤、散剤、顆
粒剤、坐剤、懸濁剤、カプセル剤等の形で経口投与する
ことができ、また、点滴を含む注射剤、さらにクリーム
またはスプレーの形で非経口投与することができる。そ
の投与量は、投与形態、患者の年齢、体重、症状の度合
い等によって異なるが、一般には成人1日当り3〜30
0mgを1〜3回に分けて投与される。投与期間は数日
〜2ヵ月の連日投与が一般的であるが、患者の症状によ
り、1日投与量、投与期間共に増減することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明のベンゾチアゾールスルホンアミ
ド誘導体(1)およびその薬学上許容される酸付加塩
は、プロテインキナーゼC、ミオシン軽鎖キナーゼ等の
蛋白質リン酸化酵素阻害活性を有し、モルモット摘出気
管標本におけるKCl収縮に対する気管平滑筋弛緩作用
を有するので、蛋白質リン酸化酵素阻害作用に基づく喘
息治療剤または予防剤として有用である。
【0032】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明化合物の製造例
について更に詳細に説明する。尚、各実施例で得られた
目的物の核磁気共鳴スペクトル(NMR)および質量分
析スペクトル(MS)は後記の表4に記載する。
【0033】実施例1 1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)ホモピペラジ
ン塩酸塩(化合物1) 7−ベンゾチアゾールスルホン酸12gに塩化チオニル
120mlとジメチルホルムアミド1.2mlを加え3
時間加熱還流後、減圧下、塩化チオニルを留去した。残
渣を氷水100mlで溶解し、飽和炭酸ナトリウム水溶
液でpH6に調整し、ジクロロメタン100mlで抽出
した。このジクロロメタン層を氷冷下、ホモピペラジン
16.8gを含むジクロロメタン100mlの溶液に3
0分で滴下し、0〜5℃で1時間撹拌した。
【0034】反応終了後、反応液を水200mlで洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を
留去した。残渣をシリカゲル(和光ゲルC−200、和
光純薬社製、日本国、600g)カラムにチャージし、
溶出溶媒としてメタノール−クロロホルム混合溶媒(5
〜10%メタノール)を用いるカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、1−(7−ベンゾチアゾールスルホニ
ル)ホモピペラジン10.8g(収率65%)を得た。
【0035】得られた1−(7−ベンゾチアゾールスル
ホニル)ホモピペラジン2.8gをメタノール20ml
に溶解し、当量の塩酸水を加え、10分間撹拌した。減
圧下溶媒を留去し、残渣をエタノール−水より再結晶し
て表題の化合物を得た。収量2.7(収率86%)
【0036】実施例2 1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)ピペラジン塩
酸塩(化合物2) 実施例1において、ホモピペラジン16.8gの代わり
にピペラジン14.4gを用いて同様に行い、表題の化
合物を得た。
【0037】実施例3 1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)−2−メチル
ピペラジン塩酸塩(化合物3) 実施例1において、ホモピペラジン16.8gの代わり
に2−メチルピペラジン16.8gを用いて同様に行
い、表題の化合物を得た。
【0038】実施例4 1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)エチレンジア
ミン塩酸塩(化合物4) 7−ベンゾチアゾールスルホン酸12gに塩化チオニル
120mlとジメチルホルムアミド1.2mlを加え3
時間加熱還流後、減圧下、塩化チオニルを留去した。残
渣を氷水100mlで溶解し、飽和炭酸ナトリウム水溶
液でpH6に調整し、ジクロロメタン100mlで抽出
した。このジクロロメタン層を氷冷下、エチレンジアミ
ン10.1gを含むジクロロメタン100mlの溶液に
30分で滴下し、0〜5℃で1時間撹拌した。反応終了
後、反応液に水200mlを加え、pH4〜6に調整し
た後、分液した。水層を減圧乾固し、残渣を水から再結
晶して表題の化合物を得た。収量8.8g(収率54
%)
【0039】実施例5 1−(7−ベンゾチアゾールスルホニル)−4−メチル
エチレンジアミン塩酸塩(化合物5) 実施例4において、エチレンジアミン10.1gの代わ
りに1−メチルエチレンジアミン12.4gを用いて同
様に行い、表題の化合物を得た。
【0040】実施例6 1−(6−ベンゾチアゾールスルホニル)ピペラジン塩
酸塩(化合物6) 実施例1において、7−ベンゾチアゾールスルホン酸1
2gの代わりに6−ベンゾチアゾールスルホン酸、ホモ
ピペラジン16.8gの代わりにピペラジン14.4g
を用いて同様に行い、表題の化合物を得た。
【0041】実施例7〜10 N−〔2−(3,4−メチレンジオキシベンジルアミ
ノ)エチル〕−7−ベンゾチアゾールスルホンアミド塩
酸塩(化合物7)、 N−〔2−(3−クロロベンジルアミノ)エチル〕−7
−ベンゾチアゾールスルホンアミド塩酸塩(化合物
8)、 N−〔2−〔1−(3−クロロフェニル)エチル〕アミ
ノエチル〕−7−ベンゾチアゾールスルホンアミド塩酸
塩(化合物9)および N−(2−(3−フルオロベンジルアミノ)エチル)−
7−ベンゾチアゾールスルホンアミド塩酸塩(化合物1
0)
【0042】実施例1において、ホモピペラジン16.
8gの代わりに各々1−(3,4−メチレンジオキシベ
ンジル)−エチレンジアミン32.6g、1−(3−ク
ロロベンジル)−エチレンジアミン31.0g、1−
(1−(3−クロロフェニル)エチル)−エチレンジア
ミン33.3gおよび1−(3−フルオロベンジル)−
エチレンジアミン28.2gを用いて同様に行い、各々
表題の化合物を得た。
【0043】実施例11 ミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)の阻害作用 被験薬である各阻害剤は、本発明品については実施例に
記載の化合物番号で表示した。対照品として1−〔2−
(6−ベンゾチアゾールスルホニルアミノ)エチル〕−
4−(3−(フェノキシ)プロピル)ピペラジン二塩酸
を用いた。
【0044】(1)阻害活性測定法 各阻害剤の阻害活性測定にはリン酸化されたミオシン軽
鎖(MLC)を特異的に認識する抗体(MLCP抗体)
を用いたMLCK活性測定系を用いた。MLCはニワト
リ砂嚢よりペリーらの方法〔ジャーナル・オブ・バイオ
ケミストリー、211巻、267−272頁(1983
年)〕に従って、分子量20kDaのMLCを精製し
た。MLCKはウォルシュらの方法〔メソッズ・イン・
エンザイモロジー、99巻、279−288頁(198
3年)〕の方法に従って精製した。
【0045】カルモジュリンは豚脳よりヤザワの方法
〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー,87巻,1
313−1320頁(1980年)〕に従って精製した
ものを用いた。MLCP抗体は、MLCのリン酸化部位
のセリンを含む前後12残基の配列を持った合成ペプチ
ドを抗原として用い作成した。先ず、MLCのN末端を
基準として11番目のリジンから22番目のフェニルア
ラニンまでの配列にシステインをC末端に加えたペプチ
ドを合成した(KKRPQRATSNVFC)。
【0046】この合成ペプチドに対してATP存在下で
MLCKによるリン酸化を行い、高速液体クロマトグラ
フィーにて精製した。このペプチドをシャミセン貝ヘモ
シアニン(KLH)とコンジュゲートした。この時のコ
ンジュゲート効率は110−148nmolペプチド/
mgKLHであった。このコンジュゲート体をウサギ1
羽当り1回につき0.2mgをアジュバントと混合して
ウサギに免疫させた。5回の免疫の後、MLCP抗体の
抗体価が十分に上昇したのを確認し、IgG画分として
精製し、保存した。
【0047】MLCK活性測定は以下のように行なっ
た。MLCをリン酸バッファー(PBS)で希釈して5
μg/mlに調製し、96穴イムノプレートに一穴あた
り100μl分注し、吸着させた。4℃で1晩放置後、
未吸着のMLCをPBSにて洗浄した。各穴に25mM
トリス緩衝液(pH7.5)、3mM塩化マグネシウ
ム、1mM塩化カルシウム、0.1%2−メルカプトエ
タノール、1mg/ml牛血清アルブミン、20μg/
mlカルモジュリン、0.1μg/mlMLCKおよび
20、30、50、100μMのATPを含む反応混液
を加え、反応を開始した。3分後に100μlの20%
リン酸を加え反応を停止し、0.2%トライトンX−1
00を含むPBS(TrPBS)でプレートを3回洗浄
した。
【0048】洗浄した各穴に0.05%トゥイーン20
を含むPBS(TwPBS)で500倍希釈したMLC
P抗体を一次抗体として各穴に100μl加え、1時間
室温で放置した。TrPBSで3回洗浄後、二次抗体と
してペルオキシダーゼ標識したヤギの抗ウサギIgG抗
体(カッペル社)をTwPBSで1000倍希釈した溶
液を各穴100μl加え、室温で1時間放置した。Tr
PBSで3回洗浄後、2mg/mlオルトフェニレンジ
アミン、0.04%過酸化水素水を含む発色液を各穴1
00μl加え、十分発色後4.5M硫酸を30μl加え
て発色を停止し、バイオラッド社製のマイクロプレート
リーダーで吸光度を測定した。この吸光度はリン酸化を
受けたMLC量に比例するので、MLCK活性とするこ
とができる。
【0049】阻害剤の阻害活性測定時には反応混液中に
適当な濃度の阻害剤を加え、その際の反応活性を測定
し、二重逆数プロットにより阻害活性を求めた。測定結
果は表1に示すとおりである。 (2)測定結果
【0050】
【表1】
【0051】実施例12 プロテインキナーゼC(PKC)の阻害作用 被験薬である各阻害剤は、本発明品については実施例に
記載の化合物番号で表示した。対照品として1−〔2−
(6−ベンゾチアゾールスルホニルアミノ)エチル〕−
4−(3−(フェノキシ)プロピル)ピペラジン二塩酸
を用いた。
【0052】(1)阻害活性測定法 各阻害剤の阻害能測定には、医学生物研究所のプロテイ
ンキナーゼC活性測定キットを用いた。PKCはラット
脳より稲垣らの方法〔(ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー,260巻,2922−2925頁(1985
年)〕に従って精製したものを用いた。測定キットの9
6穴プレートに反応混液〔25mMトリス緩衝液(pH
7.5)、3mM塩化マグネシウム、1mM塩化カルシ
ウム、0.1%2−メルカプトエタノール、1mg/m
l牛血清アルブミン、50μg/mlホスファチジルセ
リン、10μg/mlPKCおよび1,3,5,10μ
MATP)を1穴あたり100μl加えた。
【0053】尚、予め各穴にはPKCの基質となるペプ
チドが吸着させてある。3分後、100μl 20%リン
酸で反応を停止した。各穴をTrPBSで3回洗浄後、
キットに含まれる1次抗体をTwPBSで10倍希釈し
たものを各穴100μl加え、室温で1時間放置した。
TrPBSで3回洗浄後、ペルオキシダーゼで標識した
抗マウスIgG(バイオラッド社製)をTwPBSで1
000倍希釈したものを各穴100μl加え、室温で1
時間放置した。TrPBSで3回洗浄後、2mg/ml
オルトフェニレンジアミン、0.04%過酸化水素水を
含む発色液を100μl加え十分に発色した後、4.5
M硫酸を30μl加えて発色を停止し、バイオラッド社
製マイクロプレートリーダーで発色を定量した。
【0054】阻害能測定には反応混液中に適当な濃度の
阻害剤を加え、その際のPKC活性を測定して2重逆数
プロット法を用いて阻害能を求めた。測定結果は表2に
示すとおりである。 (2)測定結果
【0055】
【表2】
【0056】上記の結果から明らかな通り、本発明化合
物はミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)、プロテインキ
ナーゼC(PKC)等の蛋白質リン酸化酵素に対して強
い阻害活性を有するのに対し、WO92−14712号
国際公開明細書に記載の対照品は阻害活性を有しないこ
とが認められた。
【0057】実施例13 モルモットより摘出した気管標本におけるKCl収縮に
対する気管平滑筋弛緩作用 (1)KCl収縮に対する阻害試験方法 モルモットの摘出気管標本を用いる方法(高木,小沢;
薬物学実験,100−102頁、1960年、南山堂、
藤原,柴田;薬理学基礎実験法,131−134頁、1
982年、杏林出版)に従って、本発明化合物の気管平
滑筋弛緩作用を測定した。
【0058】350〜500gの雄性モルモット(ハー
トレート系、黒田純系動物)の摘出気管標本をクレブス
・ヘンスライト栄養液(インドメタシン3μM含有)を
満たしたマグヌス装置(容量20ml)に等尺性(初期
負荷1.5g)に吊るし、95%酸素、5%炭酸ガス通
気下、液温を37℃に保ちながら、KCl水溶液(終濃
度20mM)をマグヌス管内に適用して気管標本を収縮
させた。
【0059】収縮が安定した後、蒸留水または生理食塩
水に溶かした本発明化合物をマグヌス管内に累積的に加
え、その弛緩作用を観察し、用量反応曲線を得た。測定
終了後、パパベリン100μM添加により最大弛緩を求
め、その時の弛緩率を100%とした。標本数は全て3
とした。対照品として1−〔2−(6−ベンゾチアゾー
ルスルホニルアミノ)エチル〕−4−(3−(フェノキ
シ)プロピル)ピペラジン二塩酸を用いた。
【0060】(2)測定結果 測定結果は表3に示すとおりである。
【0061】
【表3】 上記の結果から明らかな通り、本発明化合物はモルモッ
ト摘出気管標本におけるKCl収縮に対する気管平滑筋
弛緩作用を有するのに対し、WO92−14712号国
際公開明細書に記載の対照品は殆ど気管平滑筋弛緩作用
を有しないことが認められた。
【0062】
【表4】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 9/99 9359−4B //(C07D 417/12 277:00 9051−4C 317:00) 9165−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 〔式中、Aは炭素数1〜4個のアルキル基で置換されて
    もよい炭素数2〜6個のアルキレン基を示し、R1 は水
    素原子または炭素数1〜4個のアルキル基を示し、R2
    およびR3 は各々独立に水素原子もしくは炭素数1〜6
    個のアルキル基を示すか、またはR2 およびR3 は一緒
    にて炭素数1〜4個のアルキル基で置換されてもよい炭
    素数1〜4個のアルキレン基を示し、R4 は水素原子、
    炭素数1〜6個のアルキル基、アミジノ基または式 【化2】 (式中、Bは炭素数1〜4個のアルキル基で置換されて
    もよい炭素数1〜6個のアルキレン基を示し、R5 およ
    びR6 は各々独立に水素原子、炭素数1〜6個のアルキ
    ル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基もしくはハロゲン
    原子を示すか、またはR5 およびR6 は一緒にてメチレ
    ンジオキシ基を形成する)〕で表されるベンゾチアゾー
    ルスルホンアミド誘導体およびその薬学上許容される酸
    付加塩。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化3】 〔式中、Aは炭素数1〜4個のアルキル基で置換されて
    もよい炭素数2〜6個のアルキレン基を示し、R1 は水
    素原子または炭素数1〜4個のアルキル基を示し、R2
    およびR3 は各々独立に水素原子もしくは炭素数1〜6
    個のアルキル基を示すか、またはR2 およびR3 は一緒
    にて炭素数1〜4個のアルキル基で置換されてもよい炭
    素数1〜4個のアルキレン基を示し、R4 は水素原子、
    炭素数1〜6個のアルキル基、アミジノ基または一般式
    (2) 【化4】 (式中、Bは炭素数1〜4個のアルキル基で置換されて
    もよい炭素数1〜6個のアルキレン基を示し、R5 およ
    びR6 は各々独立に水素原子、炭素数1〜6個のアルキ
    ル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基もしくはハロゲン
    原子を示すか、またはR5 およびR6 は一緒にてメチレ
    ンジオキシ基を形成する)で表される基を示す〕で表さ
    れるベンゾチアゾールスルホンアミド誘導体およびその
    薬学上許容される酸付加塩を有効成分として含有するこ
    とを特徴とする蛋白質リン酸化阻害作用に基づく喘息治
    療剤または予防剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048880A1 (fr) * 1998-03-23 1999-09-30 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Derives de benzothiazolone-7-sulfonamide
KR20030084444A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 주식회사 파나진 Pna 올리고머를 합성하기 위한 신규한 단량체 및 그의제조방법

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