JPH0629842B2 - 静的粘弾性挙動特性測定装置 - Google Patents

静的粘弾性挙動特性測定装置

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JPH0629842B2
JPH0629842B2 JP61187185A JP18718586A JPH0629842B2 JP H0629842 B2 JPH0629842 B2 JP H0629842B2 JP 61187185 A JP61187185 A JP 61187185A JP 18718586 A JP18718586 A JP 18718586A JP H0629842 B2 JPH0629842 B2 JP H0629842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 ゴム,樹脂等の粘弾性体に応力を加えたり、その応力を
除いたりした時にみられる静的な粘弾性の挙動特性を知
るための測定装置に関する。
〔背景技術〕
近年、印刷機などでは、印刷ドラムの高回転化が進み、
また、版材には粘弾性体からなる感光性樹脂凸版材が使
用されるようになった。この感光性樹脂凸版材は、印刷
ドラムによりかなりの圧縮応力を受けながら使用され
る。そのため、応力が除かれた後の感光性樹脂凸版材の
挙動が印刷品質に影響を及ぼし、とくにリカバリ速度の
遅いことが、インキかすれの1つの要因となっていた。
このような事情から、感光性樹脂凸版材の1つの特性と
して、素早いリカバリ特性が要求されるようになった。
そこで、感光性樹脂凸版材として最適な材料を選ぶた
め、粘弾性体のリカバリ特性等の挙動特性を測定する必
要が生じてきた。
粘弾性体の挙動特性を測定する装置は、現在、多数開発
されている。しかし、これらは、長時間でのクリープ挙
動あるいは永久歪を測定するものであり、比較的短時間
でのクリープおよびリカバリ特性を測定するものではな
かった。
上記のような比較的短時間での粘弾性挙動を測定するた
め、従来からあるダイヤルゲージを用いることが試みら
れたが、ダイヤルゲージは、直接目視による読み取り方
式のため、精度が悪く、個人差による誤差がでやすいと
いう欠点があった。また、人間が読み取るため、読み取
り間隔はせいぜい5秒が限界であった。そのため、短時
間で刻々と変化する粘弾性挙動に追従できず、正確な粘
弾性挙動特性を知ることができなかった。
一方、荷重を加えた際の押し込み深さを測定し、その測
定値から試料の硬度を計るようにする硬度計が開発され
ているが、この硬度計では荷重を取り除く際の粘弾性挙
動を測定することができなかった。
〔発明の目的〕
以上の事情に鑑みて、この発明は、比較的短時間での試
料の粘弾性挙動特性を正確に知ることができる粘弾性挙
動特性測定装置を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、試料に対して、
一定の荷重を瞬時に加え、試料の変形にかかわらず前記
一定の荷重を所定時間加えつづけ、また、加えた一定の
荷重を瞬時に除く荷重付与手段と、前記荷重による前記
試料の変形量を、荷重の付加後および除荷後の所定時間
まで、時間経過に伴って計測してその変形量に対応した
電気信号をデータとして出力する計測手段と、前記計測
手段からのデータに基づいて演算処理を行う演算処理手
段とを備えた粘弾性挙動特性測定装置をその要旨として
いる。
以下に、この発明を、その一実施例をあらわす図面を参
照しながら詳しく説明する。
第1図はこの発明にかかる粘弾性挙動特性測定装置の一
実施例をブロック図であらわしている。
図にみるように、この粘弾性挙動特性測定装置は、試料
に荷重を加えるためとその荷重を除くための荷重付与手
段1と、前記荷重による前記試料の変形量を時間経過に
伴って計測してその変形量に対応した電気信号をデータ
として出力する測定手段2であるゲージセンサ20およ
びカウンタ21と、前記測定手段からのデータに基づい
て演算処理を行う演算処理手段3であるマイクロコンピ
ュータ31と、表示手段4であるCRT40およびプリ
ンタ41と、記録手段であるフロッピディスク5とから
なっている。荷重付与手段1およびゲージセンサ20
は、第2図にみるようになっている。図にみるように、
荷重付与手段1は、スタンド11と分銅12および分銅
台13とで構成されている。スタンド11は、基台14
と、この基台に立てられた支柱15と、この支柱に上下
摺動可能なように取り付けられた2本のアーム16,1
7とを備えている。基台14には、ステージ14aが敷
かれ、そのステージ14aの上にゴム,樹脂等の粘弾性
体からなる試料6が載せられる。アーム16,17は、
これにつけられたネジ(図示省略)を締め付けることに
よって支柱15に固定される。下側のアーム16には、
ゲージセンサ20が固定されている。上側のアーム17
には、ゲージセンサ20の上方にあたる位置に分銅台1
3が支持されている。この分銅台13の軸部13aは、
アーム17の先端部に形成された貫通穴17aに挿通さ
れている。分銅台13の台部13b上には、分銅12が
載せられている。支柱15のアーム17上方には、電磁
石18が配備されている。この電磁石18は、ネジが緩
められて自由に動く状態になったアーム17を上下に摺
動させる働きをするようになっている。支柱15のアー
ム17下方には、ストッパ19が配備されている。この
ストッパ19は、アーム17が下降したとき、その動き
をこれが固定されている位置で止める働きをするように
なっている。ゲージセンサ20は、第3図にもみるよう
に、フレーム200とこのフレーム200に先端部を突
出させるようにして通されたスピンドル201とを備え
ている。スピンドル201の先端(下端)は、第4図
(a)にもみるように、直径3mm程度の半球面になってい
て、試料6に当てられるようになっている。スピンドル
201の先端は、第4図(b)にみるように、平面であっ
てもよいし、第4図(c)にみるような曲面であってもよ
い。スピンドル201には、これと一体となって移動す
る移動スリット202が取り付けられている。この移動
スリット202に向かい合うように、一定位置に固定さ
れた固定スリット203が移動スリットとの間にモアレ
じまを生じるように配置されている。これらのスリット
を挟んで一方に光源(LED)204、他方にフォトト
ランジスタ205が配置されている。なお、第3図中、
206は荷重受け部であり、208はOリング、209
はスピンドルカバーである。このゲージセンサ20の動
作原理は、つぎのようになっている。移動スリット20
2が動けば、その動きに伴ってモアレじまが移動する。
モアレじまが移動すれば、光の明暗変化が起こり、その
変化をフォトトランジスタで検出して、ある電圧のパル
ス信号に変換し、出力する。出力されたパルス信号は、
コードを通してカウンタ21に送られ、そのカウンタ2
1で計数される。カウンタ21は、方向判別回路211
と加減算回路212とを備えていて、方向判別回路21
1でスピンドル201がプラス方向に動いたか、マイナ
ス方向に動いたかを判別し、加減算回路212でスピン
ドル201の動作量をカウントして、そのカウント値を
BCD信号に変換したのち演算処理手段3であるマイク
ロコンピュータ31にデータとして出力するようになっ
ている。方向判別回路211でスピンドル201の動作
方向を判別するため、ゲージセンサ20からは位相が9
0°ずれた2つの信号が取り出せるようになっている。
なお、前記ゲージセンサ20は、1μmのオーダまで測
定できる高精度なものである。
マイクロコンピュータ31は、PIO32、CPU3
3、ROM34、RAM35およびクロック回路36を
備えている。PIO32は、カウンタ21からの入出力
ポートになっている。CPU33は、荷重付与手段1の
電磁石18へ動作信号を送る働きと、PIO32からの
BCD信号(データ)を入力してRAM35に記憶させ
る働きと、RAM35に記憶されたデータに基づいて演
算処理を行い、その演算結果をフロッピディスク5にフ
ァイルし、CRT40およびプリンタ41に出力する働
きとを行うようにプログラムされている。
この粘弾性挙動特性測定装置は、以上のような構成にな
っていて、つぎに示すようにして粘弾性挙動特性を測定
する。これを第2図および第5図と第6図に示したフロ
ーチャートとに基づいて説明する。
プログラムがスタートすると、PIOの初期設定やデー
タ記憶アドレスの指定(プリパレーション)が行われ、
スタート信号が出力される。スタート信号が出力される
と、この信号を受けた電磁石18は、第2図にみる状態
から瞬時に上側のアーム17を下げる。アーム17が下
がると、これに伴って、分銅12および分銅台13も下
がる。分銅台13が下がると、その軸部13aの先端が
ゲージセンサ20の荷重受け部206に当たる。その
後、アーム17は、さらに、ストッパ19位置まで下が
る。そのため、分銅台13は、アーム17から離れ、ゲ
ージセンサ20の荷重受け部206に支持されるように
なる。その結果、分銅12および分銅台13の全荷重が
スピンドル201を介して試料6にかかるようになる。
試料6に荷重がかかると、試料6が変形を起こす。これ
に伴って、スピンドル201が試料の変形に追従して動
き、カウンタ21から試料の変形量に対応した電気信号
がデータとして出力される。CPU33は、上記スター
ト信号を出力した後、サンプリング信号とホールド信号
を順次出力し、この時点のスピンドル201の位置をカ
ウンタ21に読ませる。その後、カウンタ21からのプ
リント出力準備合図の信号(レディ信号)を受け取って
から、PIO32を通してデータを入力し、メモリ(R
AM)上に記憶させる。さらに、データ数のカウントを
行い、あらかじめ設定している数に達したところで、荷
重を取り除くための切り換え信号を出力すると、前記電
磁石18が作動して、アーム17すなわち分銅台13を
持ち上げるので、試料6に連続的に加わっていた一定の
荷重が瞬時に除かれ、クリープ特性の測定からリカバリ
特性の測定に移る。すべての測定の終了はキー入力によ
り行う。すなわち、終了合図のキー入力があるかどうか
をチェックし、なければ、前記測定フローチャートのサ
ンプル信号の出力以降を繰り返す。終了キーの入力があ
れば、以上の測定が終了し、つぎの演算処理が行われ
る。
演算処理は、第6図の以降にみるように、メモリ上の
データに基づいて、初期のスピンドル位置Hからの変
位量Δhを算出し、フロッピディスク5,CRT40,
プリンタ41に出力する。ただし、フロッピディスク5
とプリンタ41への出力は選択できるようになってい
る。その後、Δhの時間変化をグラフとしてCRT40
上にプロットする。そして、Δhを初期の試料の厚みH
で割った値、すなわち、各時刻での歪度Δεを算出
し、その時間変化をグラフとしてCRT40上にプロッ
トすることで演算処理を終える。上記CRT上のプロッ
トは、プリンタ41で出力できるようになっている。以
上に説明した動作は、すべて自動的に行われるようにな
っている。
以上に説明した粘弾性挙動特性測定装置の動作をまとめ
ると、以下のようになる。
荷重付与手段1では、電磁石18の作動によりアーム1
7を下げて、分銅12と分銅台13やアーム17などの
重さによって決まる一定の荷重を、試料6に対して瞬時
に加える。荷重によって試料6が変形しても、分銅12
などの重さが同じである限り、試料6に加わる荷重は変
わらず、試料6には前記一定の荷重が所定時間、加わり
つづけることになる。所定時間の経過後、前記電磁石1
8の作動によりアーム17を持ち上げれば、試料6に加
わっていた前記一定の荷重は瞬時に除かれることにな
る。
前記した印刷ドラムの感光性樹脂凸版材などで問題にな
るクリープ特性およびリカバリー特性とは、材料の粘弾
性により、荷重の変化(付加または除荷)に対して変形
量の変化(変形の進行または回復)が遅れるという現象
に関わる特性である。しかし、荷重の変化に対する変形
量の変化の遅れが生じても、荷重の変化後、しばらくす
れば、変形量の変化が追いついて遅れは解消されるの
で、前記変形量の変化の遅れという現象は、荷重が変化
した後わずかな時間しか存在しない。そのため、荷重を
ゆっくりと付加したのでは、荷重の変化に変形量の変化
が十分に追従することができるので、変形量の変化の遅
れは生じず、前記クリープ特性やリカバリー特性を測定
することはできない。逆に言うと、前記した印刷ドラム
の感光性樹脂凸版材では、非常な高速で駆動されて、変
形およびその回復が行われるので、上記のような短い時
間におけるクリープ特性やリカバリー特性が、重要な問
題になっていたのである。
そこで、この発明の荷重付加手段1では、荷重を瞬時に
付加したり除荷したりできるようにしている。但し、瞬
時とは、前記したクリープ特性やリカバリー特性の測定
評価が行えて、工業的に実現可能な範囲で短い時間内で
あればよく、絶対的な瞬時を意味しているものではな
い。
測定手段2では、前記荷重付加手段1による荷重の付加
時点から所定の時間、あるいは、荷重の除荷時点から所
定の時間までの間、時間経過に伴って変化する試料6の
変形量を、試料6に当てられたスピンドル201の移動
量として、ゲージセンサ20により連続的に計測する。
ゲージセンサ20からは、試料6の変形量に対応した電
気信号が、時々刻々のデータとして出力される。すなわ
ち、前記した荷重の付加時におけるクリープ特性や、荷
重の除荷時におけるリカバリー特性などの粘弾性挙動特
性を評価するためのデータが得られるのである。
前記したように、クリープ特性およびリカバリー特性を
示す、荷重の付加および除荷に対する変形の遅れ現象
は、きわめて短い時間の間しか存在しないのであるか
ら、このような短い時間における変形挙動を、正確かつ
詳細に測定するには、その短い時間の時々刻々における
変形量のデータを得る必要がある。そのために、この発
明の測定手段2では、変形量に対応した電気信号を得る
ようにしている。
演算手段3では、マイクロコンピュータ31などによ
り、前記測定手段2から入力された試料6の変形量に関
するデータを演算処理して、荷重の付加直後の初期歪み
や、荷重を加えつづけたときの最大歪み、除荷直後の歪
みや一定時間後まで残る最終歪み、さらには歪率や回復
率など、前記クリープ特性あるいはリカバリー特性など
の粘弾性挙動特性を評価するための各種の値を算出す
る。演算結果は、フロッピディスク5に保存したり、C
RT40に表示したり、プリンタ41で打ち出したりし
て利用することができる。
このように、この発明の粘弾性挙動特性測定装置では、
前記荷重付加手段1で、試料の粘弾性特性、特にクリー
プ特性とリカバリー特性の両方を適確に測定評価できる
ように、一定の荷重を瞬時に付加および除荷することに
特徴がある。また、荷重の付加時には、試料の変形量が
変化しても、荷重の大きさが変わらないようにして、一
定荷重に対する変形の遅れを正確に得られるようにして
いることにも特徴がある。さらに、測定手段2では、短
い時間の間での変形量の変化を時々刻々における電気信
号のデータとして得、この電気信号データを演算手段3
で演算処理することによって、試料に対する正確な粘弾
性挙動特性の評価が行えるようにしていることに特徴が
ある。しかも、この実施例では、試料に対して、1回の
測定の間、継続して加えつづける前記一定の荷重を、測
定の前に、重さの異なる分銅12を分銅台13に載せて
おくことによって、任意に変えることができるので、同
じ試料において、荷重が変わった場合の粘弾性挙動特性
も知ることができる。さらに、この実施例では、測定手
段2が上下に移動可能となったスピンドル201を備
え、このスピンドル下端を試料6に当てて荷重付与手段
1によりスピンドル201を介して試料6に荷重をかけ
ることで、試料を変形させ、その変形に前記スピンドル
を追従させることにより試料の変形量を計測するように
なっているので、極めて精度良く試料の変形量を計測す
ることができる。前記実施例で用いられているゲージセ
ンサは、高精度で耐久性に優れたものであり、また、出
力がパルス信号であるため、カウンタから信号をコンピ
ュータに入力しやすいという特徴があるものである。
前記実施例の粘弾性挙動特性測定装置において、データ
数と測定時間との関係は、予備実験を行った結果、第7
図に示すようになった。第7図において、縦軸は測定時
間を、横軸はデータ数をあらわす。データ数と測定時間
との関係を式であらわすと、つぎのようになる。
T=t×x+T T;測定時間 t;サンプリング時間 x;データ数 T;基礎時間 上式と第7図の結果から、この粘弾性挙動特性測定装置
におけるサンプリング時間(読み取り間隔)は、40m
sであることがわかった。このサンプリング間隔は、カ
ウンタ21を別種のものに変えることで、さらに短くす
ることができる。
前記実施例の粘弾性挙動特性測定装置を用いて、以下の
特性を持つ試料(樹脂)の粘弾性挙動特性を測定し、そ
の測定結果をプリンタで出力した。
(試料A) 硬度74°、反発弾性22% (試料B) 硬度76°、反発弾性19% なお、硬度はショアA硬度計で室温にて測定し、反発弾
性は振子式反発弾性試験機で室温にて測定した値であ
る。
以上、得られた粘弾性挙動特性の測定結果を第1表に、
プリンタでの出力結果を第8図に示す。第8図におい
て、縦軸は歪度を、横軸は時間をあらわし、Aが試料A
の出力結果、Bが試料Bの出力結果である。
第1表および第8図をみてわかるように、この粘弾性挙
動特性測定装置は、試料のクリープ特性およびリカバリ
特性などの粘弾性挙動特性を正確に知ることができる。
この発明にかかる粘弾性挙動特性測定装置は、前記実施
例に限定されない。ゲージセンサは、光学式以外のもの
を用いてもよいが、精度1μm、接触式で耐久性に優
れ、デジタル信号で出力できるものを用いることが望ま
しい。
なお、この発明にかかる粘弾性挙動特性測定装置は、硬
度計としての利用も可能である。
〔発明の効果〕
以上に説明してきたように、この発明にかかる静的粘弾
性挙動特性測定装置は、前記した構成を備えていること
により、前記した印刷ドラムの感光性樹脂凸版材などで
問題になり、荷重の変化時に、きわめて短い時間内にお
ける変形の進行または回復の遅れとして表れる、いわゆ
るクリープ特性やリカバリー特性などの粘弾性挙動特性
を、正確かつ詳細に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる粘弾性挙動特性測定装置の一
実施例をあらわすブロック図、第2図は前記実施例の荷
重付与手段およびゲージセンサが試料に荷重を加える前
の状態にあることを示す側面図、第3図は前記実施例の
ゲージセンサの構造をあらわす斜視図、第4図(a)は前
記実施例のスピンドル先端形状をあらわす側面図、第4
図(b)および(c)はスピンドル先端形状の別例をあらわす
側面図、第5図は前記実施例の荷重付与手段およびゲー
ジセンサが試料に荷重を加えた後の状態にあることを示
す側面図、第6図は前記実施例の測定演算処理の流れを
あらわすフローチャート、第7図は前記実施例における
データ数と測定時間との関係をあらわすグラフ、第8図
は前記実施例を用いて、粘弾性挙動特性の測定を行った
結果をあらわすグラフである。 1…荷重付与手段、2…測定手段、3…演算処理手段、
6…試料、201…スピンドル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料に対して、一定の荷重を瞬時に加え、
    試料の変形にかかわらず前記一定の荷重を所定時間加え
    つづけ、また、加えた一定の荷重を瞬時に除く荷重付与
    手段と、前記荷重による前記試料の変形量を、荷重の付
    加後および除荷後の所定時間まで、時間経過に伴って計
    測してその変形量に対応した電気信号をデータとして出
    力する計測手段と、前記計測手段からのデータに基づい
    て演算処理を行う演算処理手段とを備えた静的粘弾性挙
    動特性測定装置。
  2. 【請求項2】荷重付与手段が、前記一定の荷重を測定開
    始前に任意に変えることができるようになっている特許
    請求の範囲第1項記載の静的粘弾性挙動特性測定装置。
  3. 【請求項3】計測手段が上下に移動可能となったスピン
    ドルを備え、このスピンドル下端を試料に当てて荷重付
    与手段によりスピンドルを介して試料に荷重をかけるこ
    とで、試料を変形させ、その変形に前記スピンドルを追
    従させることにより試料の変形量を計測するようになっ
    ている特許請求の範囲第1項または第2項記載の静的粘
    弾性挙動特性測定装置。
  4. 【請求項4】試料となる感光性樹脂凸版材に対して、前
    記一定荷重の付加後または除荷後の短時間内におけるク
    リープ特性またはリカバリー特性を測定する特許請求の
    範囲第1項から第3項のいずれかに記載の静的粘弾性挙
    動特性測定装置。
JP61187185A 1986-08-09 1986-08-09 静的粘弾性挙動特性測定装置 Expired - Lifetime JPH0629842B2 (ja)

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