JPH06298390A - 紙葉の分離板及び分離ローラ - Google Patents
紙葉の分離板及び分離ローラInfo
- Publication number
- JPH06298390A JPH06298390A JP35898192A JP35898192A JPH06298390A JP H06298390 A JPH06298390 A JP H06298390A JP 35898192 A JP35898192 A JP 35898192A JP 35898192 A JP35898192 A JP 35898192A JP H06298390 A JPH06298390 A JP H06298390A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic
- foam
- friction coefficient
- separation
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
置に組み込まれ、かつ紙葉の分離を行うための分離板及
び分離ローラであって、発泡体の硬度、発泡倍率に大き
く影響せずに、摩擦係数を調整することができるように
したものである。 【構成】 OA機器または自動預金支払機等に於ける紙
葉分離機構において用いる紙葉の分離板及び分離ローラ
であって、当該分離板及び分離ローラを発泡体に依って
形成すると共に、当該発泡体のゴム部分に対して、粉状
または粒状のプラスチックを混合させたものである。
Description
うための装置に組み込まれ、かつ紙葉の分離を行うため
の分離板及び分離ローラに関するものである。
または自動預金支払機に使用される定形用紙や紙幣を分
離する部分の構成は、ローラとゴム板(分離板)とを組
合せ、ローラで紙葉類を搬送し、紙葉が重複して二枚以
上送られた場合、一枚だけ通過させるように、ゴム板の
摩擦力で紙葉を止めるような機構が採られている。
であるが、長期の使用に伴い紙粉が表面に付着した場
合、摩擦係数μを低下させてしまう。そして、このよう
な摩擦係数μの低下は、紙葉分離に齟齬をきたしてしま
うことと成る。
図3に示すように、分離板及び分離ローラの形成材料と
して発泡体Aが用いられるようになってきた。すなわ
ち、分離板及び分離ローラとして発泡体製材料を用いる
ことに依り、送られてくる紙Pの紙粉mを発泡部の凹所
aに入り込ませ、これに依り、見掛け上の摩擦係数の保
持安定化を図ることに依って、前記のような摩擦係数の
低下と言うような問題の解消化を図っている。 そし
て、発泡体は硬度が30〜95度と広範囲の調整がで
き、分離装置の機構の微調整が省略できるという利点を
具えている。
発泡倍率に基づき、摩擦係数μの微調節がなされ、かつ
発泡体自体の硬度範囲が限定されるものである。一方、
給紙ローラの硬度や摩擦係数は一定以上必要とされる。
(硬度は60以下、摩擦係数1.0以上)従って、給紙
ローラの硬度や摩擦係数は一定以上とするために発泡体
の発泡倍率及び硬度を定めた場合、このような発泡倍率
や硬度では、分離板及び分離ローラ形成用材料としては
不適切とされる場合もある。本発明の目的は、前記した
従来技術の欠点を解消し、発泡体の硬度、発泡倍率に大
きく影響せずに、摩擦係数を調整することができる新規
な分離板及び分離ローラを提供することにある。
に、粉状または粉砕状の所要プラスチックを混合するこ
とにより、当該プラスチックと発泡体のゴム材質で摩擦
係数μを調整するように成し、発泡体の硬度、発泡倍率
に関係なく摩擦係数の調整が行われるようにしたもので
ある。
または分離ローラーを構成するためのものである。そし
て、当該発泡体1のゴム部分に対して、プラスチック2
を混合させる。この混合比率により分離板または分離ロ
ーラーとしての摩擦係数が調節される。 1aは発泡部で
あり、当該発泡部1aは既述したように紙粉aを入り込ま
せ、これに依り、見掛け上の摩擦係数の保持安定化が図
られる。
ラスチックをポリエチレンとしたときの動摩擦係数の変
化をグラフに表したものである。これによると、配合重
量をゴム100重量部としてポリエチレン2〜40重量
部では、動摩擦係数が約0.4の差が生じることが確認
される。
係数は、ゴム材質に比較して低く、一般的に0.3以下
の差がある。従って、プラスチックとゴムの配合比率に
よって、摩擦係数の調整をすることができる。
ウレタン、エチレン・プロピレン・ジエンターポリマ
ー、クロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレン、ヒ
ドリン系、シリコーン系、フッ素系、アクリル系等のゴ
ム材料が挙げられる。
れはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリスチレン、ポリエーテル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリアミドイミド、キシロール樹脂、
ポリカーボネイト,ポリエステル,ポリフルオロエチレ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン等が挙
げられる。
が、3mm以下、好ましくは0.5mm以下とする。また、プ
ラスチックとゴムの配合比率であるが、これは通常1〜
90/100程度である。そして、プラスチックは、プラスチ
ック製造過程で粉体にしたもの及びプラスチックを砕い
て粉状にしたものを用いる。
く、粉砕して0.5mm以上のサイズにて発泡体の中に混合
させるようにしても良い。また、ポリウレタンと熱可塑
性プラスチックを液状の状態で噴出混合することによ
り、プラスチックを粒状にするようにしても良い。
体に依って形成すると共に、当該発泡体のゴム部分に対
して、粉状のプラスチックを混合させるように構成した
から、分離板及び分離ローラに対する耐摩耗性の向上化
が図られる。すなわち、プラスチックは一般的に耐摩耗
性が良く、従って、発泡体に混合させることに依って、
分離板及び分離ローラとしての耐摩耗性が向上する。
係数の低下が図られるため、一般に言われている所謂
「紙鳴き」を除去すると言う効果を奏することとなる。
スチックを混合させることにより、ポリウレタンの粘度
を低下させ、加硫剤等の分散をたやすくすると共に、プ
ラスチックの粉が核となり、発泡が均一化されると言う
効果を奏することとなる。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 OA機器または自動預金支払機等に於け
る紙葉分離機構において用いる紙葉の分離板であって、
当該分離板を発泡体に依って形成すると共に、当該発泡
体のゴム部分に対して、粉状のプラスチックを混合させ
たことを特徴とする紙葉の分離板。 - 【請求項2】 OA機器または自動預金支払機等に於け
る紙葉分離機構において用いる紙葉の分離ローラであっ
て、当該分離ローラを発泡体に依って形成すると共に、
当該発泡体のゴム部分に対して、粉状のプラスチックを
混合させたことを特徴とする紙葉の分離ローラ。 - 【請求項3】 プラスチックとして粒状のものを用いて
成る請求項1に記載の紙葉の分離板。 - 【請求項4】 プラスチックとして粒状のものを用いて
成る請求項2に記載の紙葉の分離ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358981A JP3064133B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 紙葉の分離板及び分離ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358981A JP3064133B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 紙葉の分離板及び分離ローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06298390A true JPH06298390A (ja) | 1994-10-25 |
JP3064133B2 JP3064133B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=18462119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4358981A Expired - Lifetime JP3064133B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 紙葉の分離板及び分離ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064133B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002255386A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Hokushin Ind Inc | 紙葉類分離パッド |
JP2003002473A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Hokushin Ind Inc | 紙葉類分離部材 |
JP2003002483A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 紙送りローラ |
JP2007084339A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-04-05 | Hokushin Ind Inc | 給紙分離部材 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4358981A patent/JP3064133B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002255386A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Hokushin Ind Inc | 紙葉類分離パッド |
JP2003002483A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 紙送りローラ |
JP2003002473A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Hokushin Ind Inc | 紙葉類分離部材 |
JP4518703B2 (ja) * | 2001-06-26 | 2010-08-04 | シンジーテック株式会社 | 紙葉類分離部材 |
JP2007084339A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-04-05 | Hokushin Ind Inc | 給紙分離部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3064133B2 (ja) | 2000-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FI101212B (fi) | Synteettistä hartsia oleva suulakepuristettu vaahto ja menetelmä sen v almistamiseksi | |
KR19980081449A (ko) | 피크-롤 슬리브 물질 | |
JPH06298390A (ja) | 紙葉の分離板及び分離ローラ | |
US6110404A (en) | Method of extruding thermoplastic elastomer foam using water as a blowing agent | |
US7866657B2 (en) | Paper-feeding roller | |
JP2825994B2 (ja) | 熱可塑性エラストマーシート移送部材 | |
JPH11228708A (ja) | ゴム組成物、該ゴム組成物を用いたゴムローラ及び該ゴム組成物の製造方法 | |
US10294052B2 (en) | Sheet feed roller, and method of producing the same | |
EP1262520A1 (en) | Thermoplastic elastomer material for paper feeding roller | |
US6087411A (en) | Document feeding component and method of manufacture thereof | |
EP0588029B1 (en) | Calendrable modified propylenic plastics material weldable at high frequency | |
JP4400859B2 (ja) | 樹脂発泡体の製造方法および該発泡体を用いた紙葉類重送防止部材 | |
US20230193008A1 (en) | Sheet transport roller rubber composition and sheet transport roller | |
JP4263554B2 (ja) | 紙葉類重送防止部材の製造方法および紙葉類重送防止部材 | |
JP4318012B2 (ja) | 紙葉類分離パッド | |
US20040166280A1 (en) | Precision molded gears for paper conveying mechanisms | |
JP2818963B2 (ja) | 給紙装置における重送防止用ゴム部材 | |
JP2007217145A (ja) | 紙葉類分離部材 | |
JP7532305B2 (ja) | ポリスチレン系樹脂発泡体及び展示用パネル | |
JP3504308B2 (ja) | 電子複写機用給紙ロールの給紙能力を調整する方法 | |
JPH0317740B2 (ja) | ||
WO1993004847A1 (en) | Insulative plastic composite structure | |
JPH02138039A (ja) | 紙送り重送防止用ゴム部材 | |
JP3842327B2 (ja) | 紙葉分離部材 | |
JP4165787B2 (ja) | 紙葉類搬送部材用ゴム材、紙葉類搬送部材およびこれを用いた給紙装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512 Year of fee payment: 13 |