JPH06298120A - トラック等の車台フレーム - Google Patents

トラック等の車台フレーム

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JPH06298120A
JPH06298120A JP11754793A JP11754793A JPH06298120A JP H06298120 A JPH06298120 A JP H06298120A JP 11754793 A JP11754793 A JP 11754793A JP 11754793 A JP11754793 A JP 11754793A JP H06298120 A JPH06298120 A JP H06298120A
Authority
JP
Japan
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cross member
side rails
cross
torsional rigidity
trunnion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11754793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ao
和夫 粟生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH06298120A publication Critical patent/JPH06298120A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性及び信頼性が優れ、しかも軽量かつ安
価なトラック等の車台フレームを提供する。 【構成】 車体前後方向に延在する左右一対のサイドレ
ールと、車巾方向に配設され夫々の両端を上記サイドレ
ールにリベット等により締結された複数のクロスメンバ
とを具え、さらに上記サイドレールの後方部分側方に、
後2軸を懸架するスプリングを揺動可能に支持するトラ
ニオンベースを垂設した後2軸車用の車台フレームにお
いて、前軸のサスペンションスプリングを支持するブラ
ケットと上記トラニオンベースとの間の車体前後方向中
間部分に配設される中間部クロスメンバの捩り剛性分担
率を、3%以下に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の車台フレ
ームに関するものである。
【0002】
【定義】この明細書において、クロスメンバの捩り剛性
分担率とは、車体前後方向に延在する左右一対の夫々断
面形状が薄型をなすサイドレールと、車体前後方向に間
隔を存して車巾方向に配設され、夫々の両端を上記サイ
ドレールにリベット又はボルトによって固着された複数
個のクロスメンバとを具えた車台フレームにおいて、あ
る特定のクロスメンバの捩り剛性が、車台フレーム全体
の捩り剛性を分担している割合に対応するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の大型トラックには、車体前後方向
に延在する左右一対の夫々断面形状が溝型をなすサイド
レールと、車体前後方向に間隔を存して車巾方向に配設
され夫々の両端を上記サイドレールとリベット又はボル
トにより固着された複数個のクロスメンバとを具えた車
台フレームを有し、上記サイドレールの後方部分側方
に、後前軸及び後後軸を懸架するリーフスプリングを支
持するトラニオンベースを垂設したトラニオン式後2軸
車が広く採用されている。
【0004】上記トラニオン式後2軸車の車台フレーム
では、サイドレールの前後端部及びトラニオンベースの
垂設部分に夫々クロスメンバが配設されると共に、サイ
ドレール前方部分に固着されている前軸懸架用スプリン
グの支持ブラケットと上記トラニオンベースとの間の車
体前後方向中間部分にも1個以上のクロスメンバ(以
下、場合により中間部クロスメンバという)が配設され
ている。そして、従来の車台フレームでは、上記中間部
クロスメンバの捩り剛性分担率が、5〜15%になるよ
うに構成されている。
【0005】上記従来のトラニオン式後2軸車の車台フ
レームに荷台を装架して捩った場合、車台フレームの構
成部材であるサイドレール及びクロスメンバの内力及び
応力は、車台フレーム単体の場合から大きく変化し、特
に上記中間部クロスメンバには、内力として、捩りモー
メント以外に、装架された荷台との連成作用に基づき大
きな前後方向の剪断力が発生し、この結果中間部クロス
メンバが、特に破損し易いという問題があった。
【0006】上記中間部クロスメンバの破損を防止する
ためには、通常、クロスメンバ自体の剛性、強度を増大
すると共に、特にサイドレールとの結合部分にスティフ
ナ等の補強部材を必要に応じ複数枚重ねて介装する対策
が施され、甚しい場合、上記補強部材の枚数が6,7枚
にも及ぶことがあった。このように補強部材を多数枚重
畳して装着することは、勿論重量及び製造コストの増大
を招く不具合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、耐久性及び信頼性が優れた軽量
かつ安価な特にトラニオン式後2軸トラック等の車台フ
レームを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車体前後方向に延在する左右一対の夫々
断面形状が溝型をなすサイドレールと、車体前後方向に
間隔を存して車巾方向に配設され夫々の両端を上記サイ
ドレールにリベット又はボルトによって固着された複数
個のクロスメンバとを具え、上記サイドレールの後方部
分側方に、後前軸及び後後軸を懸架するリーフスプリン
グを支持するトラニオンベースを垂設すると共に、上記
サイドレールの前方部分に、前軸を懸架するサスペンシ
ョンスプリングを支持するブラケットを固着してなるも
のにおいて、同ブラケットと上記トラニオンベースとの
間の車体前後方向中間部分に配設されたクロスメンバの
捩り剛性分担率を3%以下としたことを特徴とするトラ
ック等の車台フレームを提案するものである。
【0009】
【作用】本発明により、車台フレーム単体における上記
中間部クロスメンバの捩り剛性分担率を、従来の同種車
台フレームにおける中間部クロスメンバの捩り剛性分担
率より十分に低い3%以下に設定したことによって、車
台フレームに荷台を装架して捩った場合、荷台との連成
作用に基づいて上記中間部クロスメンバに作用する前後
方向の剪断力と捩りモーメントに基づく内力とを合計し
た作用力の大きさを、従来より小さく抑制することがで
き、この結果、中間部クロスメンバの破損が効果的に防
止される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面について具体
的に説明する。図中符号10は、総括的に後2軸大型ト
ラックの車台フレームを示し、同車台フレーム10は車
体前後方向に延在し断面形状が夫々溝型をなす左右一対
のサイドレール12と、車巾方向に配設され夫々の両端
を上記サイドレール12にリベット又はボルトによって
締結された複数(図示の場合は5個)のクロスメンバ1
4a,14b,14c,14d及び14eを具えてい
る。また、車台フレーム10の前端付近に、その両端を
左右のサイドレール12にボルト等により固定されて車
巾方向に延在するエンジンマウント用のクロスビーム1
6が設けられているが、同クロスビーム16は、車台フ
レーム10の捩り剛性には実質的に殆んど寄与しないの
で、クロスメンバの一つとしては取扱わない。
【0011】上記クロスメンバ14a〜14eのうち、
前端の第1クロスメンバ14aと、後端の第5クロスメ
ンバ14e及びその前方の第4クロスメンバ14dは、
夫々断面形状が溝型の部材からなり、第1及び第5クロ
スメンバは夫々の上下フランジの両端部をサイドレール
12の上下フランジにリベット又はボルトにより固着さ
れている。また、上記左右のサイドレール12の前方部
分に、夫々前後一対のシャックルブラケット18f及び
18rがリベット又はボルトによって固着され、各々対
をなすブラケット18f及び18rに、前車軸(図示せ
ず)を支持するフロントサスペンションスプリングを構
成するリーフスプリングの前端及び後端がシャックルピ
ン及びシャックルリンクを介して枢着される。
【0012】一方、上記左右のサイドレール12の後方
部分側方に、図2に一点鎖線で示されているように、ト
ラニオン20を具えたトラニオンベース22が垂設され
ている。上記トラニオン20には、リヤサスペンション
スプリングを構成するリーフスプリング24の前後方向
中央部分にUボルト等により固定されたスプリングリテ
ーナ又はサドル26が揺動自在に支持されている。
【0013】上記リーフスプリング24の前端部分に後
前軸のアクスルハウジング28が支持され、また同リー
フスプリング24の後端部分に後後軸のアクスルハウジ
ング30が支持されている。(なお、上記トラニオンベ
ース22と後前軸及び後後軸のアクスルハウジング28
及び30との間に、ラジアスロッド等が配置されている
が、これらは本発明には直接関係がないので、図示は省
略されている。)
【0014】一方、上記トラニオンベース22を垂設し
た部分において、サイドレール12の内部に断面形状が
溝型をなし前後方向に長く延びたスティフナ32が介装
され、左右のスティフナ32の上下フランジに、断面形
状がI字状をなす前記クロスメンバ14c(以下、場合
によりトラニオンクロスメンバという)の上下フランジ
が、夫々多数のリベット又はボルトにより締結されてい
る。同トラニオンクロスメンバ14cには、後2軸の大
きな荷重が上記トラニオンベース22を経て作用するの
で、十分な捩り剛性を有するように設定されている。
【0015】前車軸用リーフスプリング及び後2軸用リ
ーフスプリング24を夫々支持するシャックルブラケッ
ト18r及びトラニオンベース22の車体前後方向中間
部分に、前記第2クロスメンバ即ち中間部クロスメンバ
14bが配設されている。同第2クロスメンバ14b
は、アリゲータ型のクロスメンバであって、その詳細な
構造の一例が、図3ないし図5に示されている。
【0016】上記クロスメンバ14bは、断面形状がハ
ット型をなす上方部材34と、同上方部材34の車巾方
向両端部分にリベット36又はボルトによって固着され
た断面形状が浅いハット型をなす下方部材38とから構
成されており、上方部材34の両端部分と下方部材38
とによって、図4に良く示されているように、V字状に
拡開した連結端40が形成される。
【0017】上記連結端40に上下方向に折り曲げて取
付フランジ42が形成され、同取付フランジ42はリベ
ット44又はボルトによってサイドレール12のウエブ
12wに固着される。図示のように、第2クロスメンバ
即ち中間部クロスメンバ14bは、両端部を除く中央部
分が下方に開いた開断面の上方部材34のみによって形
成されているので、他のクロスメンバ、特に後車軸支持
部分に配置されている上記トラニオンクロスメンバ14
c及びその後方の第4クロスメンバ14dに較べ、捩り
剛性が著しく小さく、車台フレーム10全体の捩り剛性
に対し3%以下に設定されている。
【0018】上記のような車台フレーム10に荷台を装
架した場合、荷台との連成作用によって上記中間部分の
クロスメンバ14bには、車体前後方向の大きな剪断力
が作用するが、同中間部クロスメンバ14bは、捩り剛
性分担率を上記のように十分小さく設定されているの
で、捩りモーメントに基づく内力及び前後方向の剪断力
を合計した作用力の大きさを、十分に小さく抑えること
ができる。
【0019】この結果、従来の車台フレームにおいて構
造上の弱点部を形成していたため破損し易く、破損を防
止しようとすると、従来は剛性及び強度の増大が必要で
あった中間部クロスメンバ14bの重量を軽減し得ると
共に、同クロスメンバとサイドレール12との締結部分
に介装されるスティフナ等の補強部材を省略し又は少く
とも小型軽量化することができるので、耐久性及び信頼
性が優れ、しかも軽量な車台フレームを安価に提供する
ことができる。
【0020】なお、上記実施例では、5個のクロスメン
バ14a〜14eを有する車台フレーム10において、
前軸及び後2軸用サスペンションスプリングを支持する
ブラケット18rとトラニオンベース22との間に、1
個の中間部クロスメンバ14bが配設されている場合に
ついて説明したが、クロスメンバ全体の個数の増減は任
意であり、また上記ブラケット及びトラニオンベース間
の中間部クロスメンバの個数が例示したものより多い車
台フレームにも本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るトラック等
の車台フレームは、車体前後方向に延在する左右一対の
夫々断面形状が溝型をなすサイドレールと、車体前後方
向に間隔を存して車巾方向に配設され夫々の両端を上記
サイドレールにリベット又はボルトによって固着された
複数個のクロスメンバとを具え、上記サイドレールの後
方部分側方に、後前軸及び後後軸を懸架するリーフスプ
リングを支持するトラニオンベースを垂設すると共に、
上記サイドレールの前方部分に、前軸を懸架するサスペ
ンションスプリングを支持するブラケットを固着してな
るものにおいて、同ブラケットと上記トラニオンベース
との間の車体前後方向中間部分に配設されたクロスメン
バの捩り剛性分担率を3%以下としたことを特徴とし、
耐久性及び信頼性が優れた軽量な車台フレームを安価に
提供することができるので、産業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車台フレームの平面図
である。
【図2】図1に示されている車台フレームの側面図であ
る。
【図3】図1及び図2に示された車台フレームの第2ク
ロスメンバを含む部分の拡大平面図である。
【図4】図3に示した車第フレーム部分の拡大正面図で
ある。
【図5】図4のV−V線に沿い矢印方向に視た断面図で
ある。
【符号の説明】
10 車台フレーム 12 サイドレール 14a〜14e クロスメンバ 22 トラニオンベース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延在する左右一対の夫々
    断面形状が溝型をなすサイドレールと、車体前後方向に
    間隔を存して車巾方向に配設され夫々の両端を上記サイ
    ドレールにリベット又はボルトによって固着された複数
    個のクロスメンバとを具え、上記サイドレールの後方部
    分側方に、後前軸及び後後軸を懸架するリーフスプリン
    グを支持するトラニオンベースを垂設すると共に、上記
    サイドレールの前方部分に、前軸を懸架するサスペンシ
    ョンスプリングを支持するブラケットを固着してなるも
    のにおいて、同ブラケットと上記トラニオンベースとの
    間の車体前後方向中間部分に配設されたクロスメンバの
    捩り剛性分担率を3%以下としたことを特徴とするトラ
    ック等の車台フレーム。
JP11754793A 1993-04-08 1993-04-08 トラック等の車台フレーム Withdrawn JPH06298120A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11754793A JPH06298120A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 トラック等の車台フレーム

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JP11754793A JPH06298120A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 トラック等の車台フレーム

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JPH06298120A true JPH06298120A (ja) 1994-10-25

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JP (1) JPH06298120A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100415555C (zh) * 2004-04-30 2008-09-03 三菱自动车工业株式会社 发动机支架结构
GB2515535A (en) * 2013-06-27 2014-12-31 Daimler Ag Cross member for a frame of a vehicle as well as frame for a vehicle
CN115056852A (zh) * 2022-06-08 2022-09-16 南京富众汽车装备科技有限公司 轻量化纵梁总成

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100415555C (zh) * 2004-04-30 2008-09-03 三菱自动车工业株式会社 发动机支架结构
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Effective date: 20000704