JPH0629779U - スポット溶接機の作動装置 - Google Patents

スポット溶接機の作動装置

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JPH0629779U
JPH0629779U JP6940292U JP6940292U JPH0629779U JP H0629779 U JPH0629779 U JP H0629779U JP 6940292 U JP6940292 U JP 6940292U JP 6940292 U JP6940292 U JP 6940292U JP H0629779 U JPH0629779 U JP H0629779U
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fluid
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祖 温 王
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田 哲 朗 徳
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イコライジング作動の遅れがないスポット溶
接機の作動装置を提供する。 【構成】 ガンシリンダ21とその支持部材22を、イ
コライジングシリンダ5とばね6を有するイコライジン
グ機構4に取付け、イコライジングシリンダ5の圧力室
5aに、ガンシリンダ21のヘッド側圧力室12に供給
する圧力流体をパイロット流体として、該パイロット流
体の給排により圧力室5aを大気と空気源27とに切換
えて連通させるパイロット形切換弁26によって、圧力
流体を給排する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スポット溶接機の作動装置に関するものであり、特に詳しくは、ス ポット溶接機におけるイコライジング機構の作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スポット溶接機には、ガンシリンダのロッドによって一対の電極がワークを挟 持するときに、固定位置にあるワークに偏った力が作用しないように、ガンシリ ンダ及びその支持部材を移動可能とするためのイコライジング機構を設けたもの がある。 図6及び図7は、上記イコライジング機構を設けたスポット溶接機の一例を示 し、電極3aを移動させるガンシリンダ1とこれと対向する電極3bを有するそ の支持部材2とは、イコライジングシリンダ5とばね6を有するイコライジング 機構4に取付けられ、イコライジングシリンダ5はロボットハンド7等の移動装 置に取付けられている。
【0003】 上記イコライジング機構4は、イコライジングシリンダ5の圧力室5aに圧力 流体を供給すると、ガンシリンダ1及び支持部材2を、ばね6の付勢力に抗して イコライジングシリンダ5に固定し、圧力室5aの空気を排出すると、ガンシリ ンダ1及び支持部材2とイコライジングシリンダ5とを相対移動可能とし、電極 3aがワーク8を押圧するとガンシリンダ1と支持部材2を距離x上動させ、こ れによって、固定位置にあるワーク8に偏った力が作用することを防止するもの であり、ばね6の付勢力はガンシリンダ1及び支持部材2の重量とほぼバランス している。 上記イコライジング機構4は、非溶接時においては、ロボットハンド7等の移 動装置による移動中の不測の接触事故を防止するために、イコライジングシリン ダ5の圧力室5aに圧力流体を供給して、ガンシリンダ1と支持部材2をイコラ イジングシリンダ5に固定する必要がある。したがって、ワークの溶接時には、 ガンシリンダ1の作動によって電極3aと3bがワーク8に当接する以前に、イ コライジング機構4を作動させて、ガンシリンダ1及び支持部材2とイコライジ ングシリンダ5とを相対移動可能にする必要がある。
【0004】 上記イコライジング機構4を作動させるための作動装置としては、図8に示す ものが考えられる。 図8において、ガンシリンダ1はピストン11及びロッド11aを備え、ピス トン11で区画されたヘッド側圧力室12とロッド側圧力室13は、ヘッド側管 路14とロッド側管路15によって、切換弁16の出力ポートに個別に接続され ている。そして、ロッド11aが図において下降したとき、換言すればロッド側 管路15が大気に連通したときにイコライジング機構4を作動させるために、イ コライジングシリンダ5の圧力室5aをロッド側管路15に接続することが考え られる。 この作動装置は、ロッド側圧力室13に圧縮空気を供給してヘッド側圧力室1 2の空気を大気に排出すると、ロッド11aの先端に取付けられた電極3aが図 において上動する。この場合は、イコライジングシリンダ5の圧力室5aに圧縮 空気が供給されるので、ガンシリンダ1と支持部材2はイコライジングシリンダ 5に固定されている。切換弁16を切換えて、ヘッド側圧力室12に圧縮空気を 供給してロッド側圧力室13の空気を排出すると、ロッド11aに取付けた電極 3aが図において下動して電極3aと3bがワーク8に当接する。また、イコラ イジングシリンダ5の圧力室5aの空気がロッド側管路15を通って排出される ので、ガンシリンダ1及び支持部材2とイコライジングシリンダ5が相対移動可 能となる。 しかしながら、電極3aと3bがワーク8に当接した時点においては、ロッド 側圧力室13に残圧があり、この残圧がロッド側管路15を介してイコライジン グシリンダ5の圧力室5aに作用するために、上記作動装置はイコライジング機 構4の作動が遅れて良好に作動しないという問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案が解決しようとする課題は、イコライジング作動の遅れがないスポット 溶接機の作動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案におけるスポット溶接機の作動装置は、ピス トンで区画された一対の圧力室に圧力流体を給排して、ロッドに取付けた電極を 往復動させるガンシリンダと、上記電極に対向する電極を有するガンシリンダの 支持部材と、イコライジングシリンダ及びばねを有し、イコライジングシリンダ の圧力室への圧力流体の給排により、上記ガンシリンダ及び支持部材をイコライ ジングシリンダに対して固定及び相対移動可能とするイコライジング機構とを備 えたスポット溶接機において、上記イコライジングシリンダの圧力室に圧力流体 を給排する弁を、上記ロッドを支持部材に向けて移動させる圧力室に供給される 圧力流体をパイロット流体として、該パイロット流体の給排により、イコライジ ングシリンダの圧力室を大気と圧力流体源とに切換えて連通させるパイロット形 切換弁としたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
ガンシリンダの一方の圧力室に圧力流体が供給されたときは、ガンシリンダ側 の電極が支持部材側の電極から離間する方向に移動し、他方の圧力室の流体が大 気に排出されてパイロット形切換弁にパイロット流体が作用しないので、イコラ イジングシリンダの圧力室に圧力流体が供給されている。したがって、ガンシリ ンダと支持部材は、イコライジングシリンダに固定されている。 他方の圧力室に圧力流体を供給して一方の圧力室の流体を排出すると、ガンシ リンダのロッドに取付けた電極が、支持部材に取付けた電極に向けて移動する。 また、これと同時に、パイロット形切換弁にパイロット流体が作用して、イコラ イジングシリンダの圧力室の流体が大気に排出されるので、ガンシリンダ及び支 持部材が、イコライジングシリンダに対して相対移動移動可能となる。 したがって、ロッド側の電極がワークに当接すると、これによって、ガンシリ ンダ及び支持部材がロッドの移動方向と反対の方向に若干移動するので、ワーク に偏った力が作用することを防止することができる。
【0008】 この場合、ガンシリンダの他方の圧力室への圧力流体の供給と同時にパイロッ ト形切換弁が動作して、イコライジングシリンダの圧力室の流体を大気に排出さ せること、及びイコライジングシリンダの圧力室が、ガンシリンダの排出流体の 残圧の影響を受けないこととによって、イコライジング機構は時間遅れがなく速 やかに作動する。
【0009】
【実施例】
図1ないし図3は本考案の実施例を示し、このスポット溶接機におけるガンシ リンダ21とその支持部材22は、イコライジング機構24によってロボットハ ンド8等の移動装置に取付けられている。 上記ガンシリンダ21、支持部材22、及びイコライジング機構24は、図6 及び図7に示す公知のものと同様の構成を備えているので、同一の符号を付して 詳細な説明は省略する。
【0010】 上記イコライジング機構24のイコライジングシリンダ5の圧力室5aには、 パイロット形切換弁26から圧縮空気が給排される。 このパイロット形切換弁26は、パイロットポートpへのパイロット流体の供 給によって出力ポート26Aと排出ポート26Rが連通し、パイロット流体の排 出によって供給ポート26Pと出力ポート26Aが連通する公知の三方弁で構成 されており、供給ポート26Pは空気源27に、出力ポート26Aはイコライジ ングシリンダ5の圧力室5aに、排出ポート26Rは大気に、パイロットポート pはヘッド側管路14に、それぞれ連通している。
【0011】 上記実施例は、切換弁16により、ロッド側圧力室13に圧縮空気を供給して ヘッド側圧力室12の空気を排出したときは、ガンシリンダ21側の電極3aが 図において上動している。また、パイロット形切換弁26のパイロットポートp にパイロット空気が供給されないので、ガンシリンダ21と支持部材22はイコ ライジングシリンダ5に固定されている。 切換弁16を切換えて、ヘッド側圧力室12に圧縮空気を供給してロッド側圧 力室13の空気を排出すると、電極3aが図において下動する。また、これと同 時に、パイロット形切換弁26のパイロットポートpにパイロット空気が供給さ れるために、出力ポート26Aと排出ポート26Rが連通して圧力室5aの空気 が大気に排出されるので、ガンシリンダ21及び支持部材22とイコライジング シリンダ5が相対移動可能となり、ガンシリンダ21と支持部材22は、電極3 aがワーク8を押圧すると距離x上動する。
【0012】 上記パイロット形切換弁26によるイコライジングシリンダ5の圧力室5aか らの空気の排出は、ガンシリンダ21のヘッド側圧力室12への圧縮空気の供給 と同時に行われること、及びイコライジングシリンダ5の圧力室5aがガンシリ ンダ21のロッド側圧力室13の排気の残圧の影響を受けないこととによって、 速やかである。 したがって、イコライジング機構24は、時間遅れがなく、電極3aと3bが ワーク8に当接する以前に作動する。
【0013】 図4は、上記切換弁とパイロット形切換弁を一体に組み付けた弁ユニット30 の一例を示し、この弁ユニット30のケース31は、空気源27に連通する供給 口32、ガンシリンダ21の圧力室12,13に個別に連通する出力口33a, 33b、及びイコライジングシリンダ5の圧力室5aに連通する出力口33c、 並びに排出口34a,34b,34cを備え、供給口32及び排出口34a,3 4bと出力口33a,33bとの間に5ポート切換弁35が、供給口32及び排 出口34cと出力口33cとの間に上記パイロット形切換弁26が、それぞれ設 置されている。 この5ポート切換弁35は、ソレノイドの励磁及びその解除により、出力口3 3a,33bを供給口32と排出口34a,34bとに切換えて連通させる電磁 弁として構成され、パイロット形切換弁26のパイロットポートpは出力口33 aに連通している。
【0014】 図5は弁ユニットの他の例を示し、この弁ユニット40のケース41は、図4 に示すケース31と同様に、供給口32、出力口33a,33b,33c、及び 排出口34a,34b,34c,34dを備え、供給口32と出力口33a,3 3bを連通させる流路43a,43bにレギュレータ45a,45bが、供給口 32及び排出口34cと出力口33cの間の流路43cにパイロット形切換弁2 6がそれぞれ設置され、パイロットポートpは出力口33aに連通している。 上記レギュレータ45aは、電気−流体圧レギュレータ46aの印加電圧また は電流値の大小により調整されるパイロット流体圧によって、出力圧が調整可能 なものとして構成されている。また、レギュレータ45bは、電磁三方弁47か ら出力されるパイロット流体圧によって、出力圧が調整可能なものとして構成さ れ、該電磁三方弁47は、並列に設置された電気−流体圧レギュレータ46bと レギュレータ45cとから出力される流体を切換えて、レギュレータ45bに出 力するものとして構成されている。そして、レギュレータ45a,45bのリリ ーフポートは排出口34aに、レギュレータ45c及び電気−流体圧レギュレー タ46bのリリーフポートは排出口34bに、電気−流体圧レギュレータ46a のリリーフポートは排出口34dにそれぞれ連通している。 なお、上記レギュレータ45a,45b,45c、電気−流体圧レギュレータ 46a,46b及び電磁三方弁47は、いずれも特願平3−355842号の明 細書に記載したものと同じ構成を有しているから、詳細な説明は省略する。
【0015】
【考案の効果】
本考案のスポット溶接機の作動装置は、イコライジング機構におけるイコライ ジングシリンダの圧力室に、ガンシリンダの一方の圧力室に供給される圧力流体 をパイロット流体とし、このパイロット流体の供給によって上記圧力室を大気に 連通させるパイロット形切換弁を設けたことにより、該パイロット弁が圧力室へ の圧力流体の供給と同時に作動すること、及びイコライジングシリンダがガンシ リンダの排出流体の残圧の影響を受けないこととによって、イコライジング機構 を、時間遅れなく速やかに作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面図である。
【図2】同じく裏面図である。
【図3】同じく作動装置の構成図である。
【図4】弁ユニットの一例の構成図である。
【図5】弁ユニットの他の例の構成図である。
【図6】公知のスポット溶接機の側面図である。
【図7】同じく裏面図である。
【図8】作動装置の構成図である。
【符号の説明】
3a,3b 電極 5 イコライジングシリンダ 5a 圧力室 6 ばね 11 ピストン 11a ロッド 12 ヘッド側圧力室 13 ロッド側圧力室 21 ガンシリンダ 22 支持部材 24 イコライジング機構 26 パイロット形切換弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンで区画された一対の圧力室に圧
    力流体を給排して、ロッドに取付けた電極を往復動させ
    るガンシリンダと、上記電極に対向する電極を有するガ
    ンシリンダの支持部材と、イコライジングシリンダ及び
    ばねを有し、イコライジングシリンダの圧力室への圧力
    流体の給排により、上記ガンシリンダ及び支持部材をイ
    コライジングシリンダに対して固定及び相対移動可能と
    するイコライジング機構とを備えたスポット溶接機にお
    いて、 上記イコライジングシリンダの圧力室に圧力流体を給排
    する弁を、上記ロッドを支持部材に向けて移動させる圧
    力室に供給される圧力流体をパイロット流体として、該
    パイロット流体の給排により、イコライジングシリンダ
    の圧力室を大気と圧力流体源とに切換えて連通させるパ
    イロット形切換弁とした、 ことを特徴とするスポット溶接機の作動装置。
JP6940292U 1992-09-09 1992-09-09 スポット溶接機の作動装置 Expired - Lifetime JPH0756132Y2 (ja)

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JPH0756132Y2 JPH0756132Y2 (ja) 1995-12-25

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