JPH06297283A - 加工装置 - Google Patents
加工装置Info
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- JPH06297283A JPH06297283A JP14795091A JP14795091A JPH06297283A JP H06297283 A JPH06297283 A JP H06297283A JP 14795091 A JP14795091 A JP 14795091A JP 14795091 A JP14795091 A JP 14795091A JP H06297283 A JPH06297283 A JP H06297283A
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- work
- tool
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Abstract
(57)【要約】
［目的］ 工具ホルダの交換用工具の支持量を増して特
定の加工機による加工の種類を増大させる。 ［構成］ ワークをＸ軸方向に移送するワーク移送装置
を設け、Ｙ軸心を中心として回転する主軸を三軸方向に
移動制御してなる一対の主加工機を前記ワークの移送路
を挾んで互いにＹ軸方向に対面配置し、該各主加工機の
側部に周方向に多数の工具を支持する無端状の工具ホル
ダをＸ軸心を中心として回動可能に設け、該工具ホルダ
の所定の工具と前記主軸に支持された工具とを交換する
交換アームを設ける。
定の加工機による加工の種類を増大させる。 ［構成］ ワークをＸ軸方向に移送するワーク移送装置
を設け、Ｙ軸心を中心として回転する主軸を三軸方向に
移動制御してなる一対の主加工機を前記ワークの移送路
を挾んで互いにＹ軸方向に対面配置し、該各主加工機の
側部に周方向に多数の工具を支持する無端状の工具ホル
ダをＸ軸心を中心として回動可能に設け、該工具ホルダ
の所定の工具と前記主軸に支持された工具とを交換する
交換アームを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は多種類の工具を適宜交換
しながら加工する加工装置に関するものである。
しながら加工する加工装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、テーブルの上方を迂
回するクロスコラムに多数のヘッドを摺動可能に設け、
各ヘッドにそれぞれ異なった工具を取付け、上記各ヘッ
ドを適宜選択して駆動させることにより、上記テーブル
上に載置したワークを加工する加工装置があった。
回するクロスコラムに多数のヘッドを摺動可能に設け、
各ヘッドにそれぞれ異なった工具を取付け、上記各ヘッ
ドを適宜選択して駆動させることにより、上記テーブル
上に載置したワークを加工する加工装置があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、ク
ロスコラムの長さが加工機本体の大きさによって決定さ
れるため、該クロスコラムに装着するヘッドの数、つま
り工具の種類が制限され、加工の種類が制限される欠点
があった。本発明は上記欠点を解消した新規な加工装置
を得ることを目的とする。
ロスコラムの長さが加工機本体の大きさによって決定さ
れるため、該クロスコラムに装着するヘッドの数、つま
り工具の種類が制限され、加工の種類が制限される欠点
があった。本発明は上記欠点を解消した新規な加工装置
を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
ワークをＸ軸方向に移送するワーク移送装置を設け、Ｙ
軸心を中心として回転する主軸をＸ軸、Ｙ軸、Ｚ軸の三
軸方向に移動制御してなる一対の主加工機を前記ワーク
の移送路を挾んで互いにＹ軸方向に対面配置し、該各主
加工機の側部に周方向に多数の工具を支持する無端状の
工具ホルダをＸ軸心を中心として回動可能に設け、該工
具ホルダの所定の工具と前記主軸に支持された工具とを
交換する交換アームを設ける構成にしたものである。
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
ワークをＸ軸方向に移送するワーク移送装置を設け、Ｙ
軸心を中心として回転する主軸をＸ軸、Ｙ軸、Ｚ軸の三
軸方向に移動制御してなる一対の主加工機を前記ワーク
の移送路を挾んで互いにＹ軸方向に対面配置し、該各主
加工機の側部に周方向に多数の工具を支持する無端状の
工具ホルダをＸ軸心を中心として回動可能に設け、該工
具ホルダの所定の工具と前記主軸に支持された工具とを
交換する交換アームを設ける構成にしたものである。
【０００５】
【作用】本発明は上記構成にしたので、各工具ホルダは
各主加工機の側部にてワークの移送路に対して交叉方向
に延びることになり、各工具ホルダはその大きさが増大
しても上記各主加工機およびワークの移送路と干渉しな
くなる。そして、各交換アームを作動させることによっ
て上記各工具ホルダに支持された所定の工具と各主軸に
支持された工具とが適宜交換され、これにより上記各主
加工機で多種類の加工が行われることになる。
各主加工機の側部にてワークの移送路に対して交叉方向
に延びることになり、各工具ホルダはその大きさが増大
しても上記各主加工機およびワークの移送路と干渉しな
くなる。そして、各交換アームを作動させることによっ
て上記各工具ホルダに支持された所定の工具と各主軸に
支持された工具とが適宜交換され、これにより上記各主
加工機で多種類の加工が行われることになる。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図１は本発明の実施例を示す加工装
置とその加工の工程を示す平面図、図２はそのワーク移
送装置部の側面図、図３は挾持装置部の平面断面図、図
４は図３のＧ示図、図５および図６は端部加工装置の平
面図および側面図、図７および図８は主加工機の平面図
および側面図、図９は支持台に設けたバイス部の一部断
面側面図、図１０はその駆動機構部の一部断面平面図で
ある。
る。図面において、図１は本発明の実施例を示す加工装
置とその加工の工程を示す平面図、図２はそのワーク移
送装置部の側面図、図３は挾持装置部の平面断面図、図
４は図３のＧ示図、図５および図６は端部加工装置の平
面図および側面図、図７および図８は主加工機の平面図
および側面図、図９は支持台に設けたバイス部の一部断
面側面図、図１０はその駆動機構部の一部断面平面図で
ある。
【０００７】図１において、１は本実施例による加工装
置であり、長尺物、例えば細長いアルミニューム合金製
のカーテンウォール方立材からなるワ−クＷを支持する
支持台Ａ、支持台Ａに載置されたワークＷをＸ軸（左
右）方向に移送するワーク移送装置Ｂ、上記ワ−クＷの
端部を切断およびほぞ加工する端部加工装置Ｃ、ワーク
Ｗの側面、上下面および端部を加工する一対の主加工
機、つまり第１、第２主加工機Ｄ，Ｅを主要部としてな
る。
置であり、長尺物、例えば細長いアルミニューム合金製
のカーテンウォール方立材からなるワ−クＷを支持する
支持台Ａ、支持台Ａに載置されたワークＷをＸ軸（左
右）方向に移送するワーク移送装置Ｂ、上記ワ−クＷの
端部を切断およびほぞ加工する端部加工装置Ｃ、ワーク
Ｗの側面、上下面および端部を加工する一対の主加工
機、つまり第１、第２主加工機Ｄ，Ｅを主要部としてな
る。
【０００８】まず、支持台Ａは、供給側をなす左部と取
り出し側をなす右部とに一対離間配置してなり、図２、
図５および図７に示すようにＸ軸方向に延びるフレーム
２の上面にワークＷを支持するローラ３を長手方向に多
数有する。上記各支持台Ａ，Ａは、両者間に配置した中
継支持台Ａ１（図５、図６）により互いに接続する。こ
の中継支持台Ａ１は、後述するベッド２５にＹ軸（前
後）方向に摺動可能に載置し、支持台移動装置、即ちシ
リンダ９によりＹ軸（前後）方向に移動される。
り出し側をなす右部とに一対離間配置してなり、図２、
図５および図７に示すようにＸ軸方向に延びるフレーム
２の上面にワークＷを支持するローラ３を長手方向に多
数有する。上記各支持台Ａ，Ａは、両者間に配置した中
継支持台Ａ１（図５、図６）により互いに接続する。こ
の中継支持台Ａ１は、後述するベッド２５にＹ軸（前
後）方向に摺動可能に載置し、支持台移動装置、即ちシ
リンダ９によりＹ軸（前後）方向に移動される。
【０００９】上記支持台Ａ，ＡにそれぞれワークＷを左
方から右方に向けて移送するワーク移送装置Ｂ，Ｂを設
ける。上記ワーク移送装置Ｂ，Ｂはともに略同構造から
なり、そのうち左部のものを図２〜図４によりに説明す
ると、まず図２に示すように、支持台Ａのフレーム２の
後側面にＸ軸方向に延びるレール４およびラック５を取
付け、レール４に支持台Ａの後面に配置した摺動台６を
摺動可能に載置する。上記摺動台６には、移送モータ７
およびこの移送モータ７によって正逆回転されるピニオ
ン８を取付け、ピニオン８を上記ラック５に噛み合わせ
る。そして、上記移送モータ７の正逆回転により摺動台
６をフレーム２に沿ってＸ軸方向に移動させる。
方から右方に向けて移送するワーク移送装置Ｂ，Ｂを設
ける。上記ワーク移送装置Ｂ，Ｂはともに略同構造から
なり、そのうち左部のものを図２〜図４によりに説明す
ると、まず図２に示すように、支持台Ａのフレーム２の
後側面にＸ軸方向に延びるレール４およびラック５を取
付け、レール４に支持台Ａの後面に配置した摺動台６を
摺動可能に載置する。上記摺動台６には、移送モータ７
およびこの移送モータ７によって正逆回転されるピニオ
ン８を取付け、ピニオン８を上記ラック５に噛み合わせ
る。そして、上記移送モータ７の正逆回転により摺動台
６をフレーム２に沿ってＸ軸方向に移動させる。
【００１０】上記摺動台６の上部はフレーム２から上方
に突出させ、この突出端部にアーム１０をＸ軸心を中心
として回動可能に支持する。上記各アーム１０は、その
揺動端部を支持台Ａの上方に突出させ、アーム１０の回
動軸に固定したピニオン１１を摺動台６に取付けた揺動
リンダ１２によって上下動されるラック１３に噛み合わ
せる。そして揺動リンダ１２を伸縮作動させることよ
り、アーム１０の揺動端部を支持台Ａに載置されたワー
クＷに対してその上方から接離方向に揺動させる。
に突出させ、この突出端部にアーム１０をＸ軸心を中心
として回動可能に支持する。上記各アーム１０は、その
揺動端部を支持台Ａの上方に突出させ、アーム１０の回
動軸に固定したピニオン１１を摺動台６に取付けた揺動
リンダ１２によって上下動されるラック１３に噛み合わ
せる。そして揺動リンダ１２を伸縮作動させることよ
り、アーム１０の揺動端部を支持台Ａに載置されたワー
クＷに対してその上方から接離方向に揺動させる。
【００１１】上記各アーム１０の揺動端部、つまり先端
部にワークＷの端部の両側を挾持する上下一対の挾持装
置１５，１５を取付ける。上記挾持装置１５，１５は、
共に略同構造からなり、そのうちの一方を図３により説
明すると、アーム１０からＸ軸方向に突出する一対の挾
持爪１６，１６をＹ軸（前後）方向に摺動可能に支持
し、挾持爪１６，１６の基部に形成したＹ軸ラック１
７，１７をＹ軸方向に離間して回転自在に支持されたピ
ニオン１８，１８に噛み合わせ、各ピニオン１８，１８
を挾持シリンダ２０によってＸ軸方向に移動されるＸ軸
ラック１９に噛み合わせる。そして、揺動シリンダ１２
を伸縮作動させることによりアーム１０をＸ軸心を中心
として回動させて上下部の挾持爪１６，１６をワークＷ
に対して上方から接離方向に移動させ、また、挾持シリ
ンダ２０を伸縮作動させて挾持爪１６，１６接離方向に
移動させることにより、ワークＷの端部をＹ軸方向から
挾持・解除する。なお、挾持爪１６，１６を上下に一対
設けると、上下の幅の異なるワークＷを確実に挾持する
ことになる。
部にワークＷの端部の両側を挾持する上下一対の挾持装
置１５，１５を取付ける。上記挾持装置１５，１５は、
共に略同構造からなり、そのうちの一方を図３により説
明すると、アーム１０からＸ軸方向に突出する一対の挾
持爪１６，１６をＹ軸（前後）方向に摺動可能に支持
し、挾持爪１６，１６の基部に形成したＹ軸ラック１
７，１７をＹ軸方向に離間して回転自在に支持されたピ
ニオン１８，１８に噛み合わせ、各ピニオン１８，１８
を挾持シリンダ２０によってＸ軸方向に移動されるＸ軸
ラック１９に噛み合わせる。そして、揺動シリンダ１２
を伸縮作動させることによりアーム１０をＸ軸心を中心
として回動させて上下部の挾持爪１６，１６をワークＷ
に対して上方から接離方向に移動させ、また、挾持シリ
ンダ２０を伸縮作動させて挾持爪１６，１６接離方向に
移動させることにより、ワークＷの端部をＹ軸方向から
挾持・解除する。なお、挾持爪１６，１６を上下に一対
設けると、上下の幅の異なるワークＷを確実に挾持する
ことになる。
【００１２】前述した中継支持台Ａ１の後部に端部加工
装置Ｃを設置し、また右部の支持台Ａ、つまり排出側の
支持台Ａの左端部に第１、第２主加工機Ｄ，Ｅを前後方
向（Ｙ軸方向）に対面させて設置する。上記端部加工装
置Ｃは、図５〜図６に示すようになっている。即ち、ベ
ッド２５に、Ｙ軸モータ２７によってＹ軸（図５におい
て左右）方向に移動されるＹ軸シレー２６を載置し、Ｙ
軸シレー２６にＸ軸モータ２９によってＸ軸（図５にお
いて上下）方向に移動されるＹ軸コラム２８を起立載置
し、コラム２８の前部にＺ軸モータ３１によってＺ軸
（上下）方向に移動される取付台３０を取付ける。上記
取付台３０に、旋回モータ３５によってＹ軸心を中心と
して回転される旋回台３６を取付け、この旋回台３６に
丸鋸モータ３７およびこの丸鋸モータ３７によって回転
される丸鋸３８をその回転軸心がＸ軸心となる如く配置
して取付ける。なお、図６中３９はバランサシリンダで
ある。
装置Ｃを設置し、また右部の支持台Ａ、つまり排出側の
支持台Ａの左端部に第１、第２主加工機Ｄ，Ｅを前後方
向（Ｙ軸方向）に対面させて設置する。上記端部加工装
置Ｃは、図５〜図６に示すようになっている。即ち、ベ
ッド２５に、Ｙ軸モータ２７によってＹ軸（図５におい
て左右）方向に移動されるＹ軸シレー２６を載置し、Ｙ
軸シレー２６にＸ軸モータ２９によってＸ軸（図５にお
いて上下）方向に移動されるＹ軸コラム２８を起立載置
し、コラム２８の前部にＺ軸モータ３１によってＺ軸
（上下）方向に移動される取付台３０を取付ける。上記
取付台３０に、旋回モータ３５によってＹ軸心を中心と
して回転される旋回台３６を取付け、この旋回台３６に
丸鋸モータ３７およびこの丸鋸モータ３７によって回転
される丸鋸３８をその回転軸心がＸ軸心となる如く配置
して取付ける。なお、図６中３９はバランサシリンダで
ある。
【００１３】また、第１、第２主加工機Ｄ，Ｅはともに
略同構造のものをＹ軸方向に対称状に配置してなり、そ
のうちの後部側のものを代表して図７および図８により
説明する。即ち、ベッド４０に、Ｘ軸モータ４１によっ
てＸ軸（図７において上下）方向に移動されるＸ軸シレ
ー４２を載置し、このＸ軸シレー４２にコラム４３起立
載置し、コラム４３にＺ軸モータ４４によってＺ軸（上
下）方向に移動されるＺ軸シレー４５を支持し、このＺ
軸シレー４５にＹ軸モータ４６によってＹ軸方向に移動
されるＹ軸ラム４７を支持する。上記Ｙ軸ラム４７は、
内部にＹ軸心を中心として回転する主軸４８を有すると
ともに、該主軸４８の端部を前部（支持台Ａ側）に露出
させ、この前端部に工具（イ）を着脱可能に係止する。
略同構造のものをＹ軸方向に対称状に配置してなり、そ
のうちの後部側のものを代表して図７および図８により
説明する。即ち、ベッド４０に、Ｘ軸モータ４１によっ
てＸ軸（図７において上下）方向に移動されるＸ軸シレ
ー４２を載置し、このＸ軸シレー４２にコラム４３起立
載置し、コラム４３にＺ軸モータ４４によってＺ軸（上
下）方向に移動されるＺ軸シレー４５を支持し、このＺ
軸シレー４５にＹ軸モータ４６によってＹ軸方向に移動
されるＹ軸ラム４７を支持する。上記Ｙ軸ラム４７は、
内部にＹ軸心を中心として回転する主軸４８を有すると
ともに、該主軸４８の端部を前部（支持台Ａ側）に露出
させ、この前端部に工具（イ）を着脱可能に係止する。
【００１４】また、上記Ｙ軸ラム４７の側方に工具交換
装置５０を配置する。この工具交換装置５０は、Ｘ軸シ
レー４２に支持された支柱５１に無端状の工具ホルダ５
２を回動可能に支持し、この工具ホルダ５２に加工に必
要とする多種類のフライス、ドリル等の工具（ウ）を配
列する。また、支柱５１の前部（支持台Ａ側）に交換ア
ーム５３を取付け、この交換アーム５３により工具ホル
ダ５２で前方に移動された所定の工具（ウ）とＹ軸ラム
４７の主軸に支持された工具（イ）とを適宜交換する。
装置５０を配置する。この工具交換装置５０は、Ｘ軸シ
レー４２に支持された支柱５１に無端状の工具ホルダ５
２を回動可能に支持し、この工具ホルダ５２に加工に必
要とする多種類のフライス、ドリル等の工具（ウ）を配
列する。また、支柱５１の前部（支持台Ａ側）に交換ア
ーム５３を取付け、この交換アーム５３により工具ホル
ダ５２で前方に移動された所定の工具（ウ）とＹ軸ラム
４７の主軸に支持された工具（イ）とを適宜交換する。
【００１５】また、各端部加工装置Ｃおよび第１、第２
主加工機Ｄ，Ｅが位置する支持台Ａ部にワークＷを挾持
固定するバイス５５を取付ける。上記各バイス５５は、
図９および第１０に示すようになっている。即ち、支持
台Ａから上方向に突出する一対の挾持爪５６，５６をＹ
軸（前後）方向に摺動可能に支持し、挾持爪５６，５６
の下端に固定したＹ軸ラック５７，５７をＸ軸方向に偏
倚させ、各Ｙ軸ラック５７，５７を両者間にてＺ軸心を
中心として回転自在に支持されたピニオン５８に噛み合
わせ、左部（前方）のＹ軸ラック５７をＹ軸方向に伸縮
作動するバイスシリンダ５９に連結する。
主加工機Ｄ，Ｅが位置する支持台Ａ部にワークＷを挾持
固定するバイス５５を取付ける。上記各バイス５５は、
図９および第１０に示すようになっている。即ち、支持
台Ａから上方向に突出する一対の挾持爪５６，５６をＹ
軸（前後）方向に摺動可能に支持し、挾持爪５６，５６
の下端に固定したＹ軸ラック５７，５７をＸ軸方向に偏
倚させ、各Ｙ軸ラック５７，５７を両者間にてＺ軸心を
中心として回転自在に支持されたピニオン５８に噛み合
わせ、左部（前方）のＹ軸ラック５７をＹ軸方向に伸縮
作動するバイスシリンダ５９に連結する。
【００１６】また、各挾持爪５６，５６の下部に前後
（Ｙ軸）方向に伸縮作動する一対の挾持シリンダ６０，
６０を取付け、各挾持シリンダ６０，６０のロッドの対
向面に下部挾持爪６１，６１を取付ける。そして、バイ
スシリンダ５９を伸縮作動させて挾持爪５６，５６を接
離方向に移動させることによりワークＷの上部をＹ軸方
向から挾持・解除し、また、各挾持シリンダ６０，６０
を伸縮作動させて下部挾持爪６１，６１を接離方向に移
動させることによりワークＷの下部をＹ軸方向から挾持
・解除する。上記の如く上部に挾持爪５６，５６を、下
部に下部挾持爪６１，６１を設けると、上下の幅の異な
るワークＷ、あるいは上部に対して下部が側方に偏倚し
たワークＷを強固に挾持固定することになる。
（Ｙ軸）方向に伸縮作動する一対の挾持シリンダ６０，
６０を取付け、各挾持シリンダ６０，６０のロッドの対
向面に下部挾持爪６１，６１を取付ける。そして、バイ
スシリンダ５９を伸縮作動させて挾持爪５６，５６を接
離方向に移動させることによりワークＷの上部をＹ軸方
向から挾持・解除し、また、各挾持シリンダ６０，６０
を伸縮作動させて下部挾持爪６１，６１を接離方向に移
動させることによりワークＷの下部をＹ軸方向から挾持
・解除する。上記の如く上部に挾持爪５６，５６を、下
部に下部挾持爪６１，６１を設けると、上下の幅の異な
るワークＷ、あるいは上部に対して下部が側方に偏倚し
たワークＷを強固に挾持固定することになる。
【００１７】なお、図１中６５は、ワークＷを案内する
ガドローラ、６６，６７は各支持台Ａ，Ａの前方に配置
したワークの搬入コンベヤおよび搬出コンベヤである。
ここで、前述した各移送するワーク移送装置Ｂ、端部加
工装置Ｃ、第１、第２主加工機Ｄ，Ｅ、工具交換装置５
０およびバイス５５等は、予め制御装置に入力されたワ
−クＷの加工デ−タによって駆動制御されるようになっ
ている。
ガドローラ、６６，６７は各支持台Ａ，Ａの前方に配置
したワークの搬入コンベヤおよび搬出コンベヤである。
ここで、前述した各移送するワーク移送装置Ｂ、端部加
工装置Ｃ、第１、第２主加工機Ｄ，Ｅ、工具交換装置５
０およびバイス５５等は、予め制御装置に入力されたワ
−クＷの加工デ−タによって駆動制御されるようになっ
ている。
【００１８】次に上記実施例の作動態様について説明す
る。まず、ワ−クＷを供給側、つまり左部の支持台Ａに
載置し、この状態で加工装置１をスタ−トさせると、左
部のワーク移送装置Ｂが左部の支持台Ａの左端部に移動
された後、揺動シリンダ１２の伸長作動によりアーム１
０が下方に回動され、次いでワークＷの左端部までＸ軸
方向に移動された後、挾持シリンダ２０が短縮作動され
て上下の挾持爪１６，１６がワークＷの左端を図３に示
すように挾持する。
る。まず、ワ−クＷを供給側、つまり左部の支持台Ａに
載置し、この状態で加工装置１をスタ−トさせると、左
部のワーク移送装置Ｂが左部の支持台Ａの左端部に移動
された後、揺動シリンダ１２の伸長作動によりアーム１
０が下方に回動され、次いでワークＷの左端部までＸ軸
方向に移動された後、挾持シリンダ２０が短縮作動され
て上下の挾持爪１６，１６がワークＷの左端を図３に示
すように挾持する。
【００１９】次いで移送モータ７が起動され、摺動台
６、挾持装置１５を介してワークＷが右方に移送され、
ワークＷの右端が右部の支持台Ａに達した時点で右部の
ワーク移送装置Ｂに引継がれ、該右部のワーク移送装置
Ｂが前述と同様に作動されて上記ワークＷが順次右方に
向けて移送される。そして、上記左右のワーク移送装置
Ｂ，Ｂによる移送の途中において、ワークＷが順次端部
加工装置Ｃおよび第１・第２主加工機Ｄ，Ｅにより加工
される。
６、挾持装置１５を介してワークＷが右方に移送され、
ワークＷの右端が右部の支持台Ａに達した時点で右部の
ワーク移送装置Ｂに引継がれ、該右部のワーク移送装置
Ｂが前述と同様に作動されて上記ワークＷが順次右方に
向けて移送される。そして、上記左右のワーク移送装置
Ｂ，Ｂによる移送の途中において、ワークＷが順次端部
加工装置Ｃおよび第１・第２主加工機Ｄ，Ｅにより加工
される。
【００２０】上記ワークＷの移送および加工態様の一例
を図１により説明すると、まず図１の工程７０の状態か
ら左部のワーク移送装置Ｂにより工程７１の如く移送さ
れ、この部位で左端部のバイス５５により挾持固定さ
れ、端部加工装置ＣによりワークＷの右端が切断され、
ワークＷの右端の基準面が形成される。上記基準面が形
成された後に、上記バイス５５が解除され、左部のワー
ク移送装置Ｂにより工程７２の如く移送され、この部位
で左端部のバイス５５により再び挾持固定され、端部加
工装置ＣによりワークＷの右端がほぞ加工される。この
ほぞ加工は、旋回モータ３５を回転制御して丸鋸３８を
水平および垂直方向に交互に旋回させ、ワークＷの右端
部の一部を切欠き除去して行う。なお、バイス５５は、
ワークＷが加工される際に所定のバイス５５が挾持作動
され、また、ワークＷが移送される際に解除作動される
ようになっており、以下これの動作の説明は省略する。
を図１により説明すると、まず図１の工程７０の状態か
ら左部のワーク移送装置Ｂにより工程７１の如く移送さ
れ、この部位で左端部のバイス５５により挾持固定さ
れ、端部加工装置ＣによりワークＷの右端が切断され、
ワークＷの右端の基準面が形成される。上記基準面が形
成された後に、上記バイス５５が解除され、左部のワー
ク移送装置Ｂにより工程７２の如く移送され、この部位
で左端部のバイス５５により再び挾持固定され、端部加
工装置ＣによりワークＷの右端がほぞ加工される。この
ほぞ加工は、旋回モータ３５を回転制御して丸鋸３８を
水平および垂直方向に交互に旋回させ、ワークＷの右端
部の一部を切欠き除去して行う。なお、バイス５５は、
ワークＷが加工される際に所定のバイス５５が挾持作動
され、また、ワークＷが移送される際に解除作動される
ようになっており、以下これの動作の説明は省略する。
【００２１】次いで、左部のワーク移送装置Ｂにより工
程７３の如く移送され、右部の挾持装置１５により挾持
された後、端部加工装置ＣによりワークＷの中間部が所
定寸法で切断され、分断された左右のワークＷ１，Ｗ２
は、それぞれ工程７４の如く移送され、この部位で右部
の挾持装置１５が解除、退避されて右部のワークＷ２の
右端が第１，第２主加工機Ｄ，Ｅにより所定加工され
る。そして、右部のワークＷ２が右部の挾持装置１５に
より再び挾持されて右部のワーク移送装置Ｂにより工程
７５の如く移送され、この部位で端部加工装置Ｃにより
その左端が所定加工された後、左右のワーク移送装置
Ｂ，Ｂにより工程７６の如く移送され、この部位でワー
クＷ１の左端が端部加工装置Ｃにより、ワークＷ２の中
間部が第１，第２主加工機Ｄ，Ｅによりそれぞれ所定加
工される。
程７３の如く移送され、右部の挾持装置１５により挾持
された後、端部加工装置ＣによりワークＷの中間部が所
定寸法で切断され、分断された左右のワークＷ１，Ｗ２
は、それぞれ工程７４の如く移送され、この部位で右部
の挾持装置１５が解除、退避されて右部のワークＷ２の
右端が第１，第２主加工機Ｄ，Ｅにより所定加工され
る。そして、右部のワークＷ２が右部の挾持装置１５に
より再び挾持されて右部のワーク移送装置Ｂにより工程
７５の如く移送され、この部位で端部加工装置Ｃにより
その左端が所定加工された後、左右のワーク移送装置
Ｂ，Ｂにより工程７６の如く移送され、この部位でワー
クＷ１の左端が端部加工装置Ｃにより、ワークＷ２の中
間部が第１，第２主加工機Ｄ，Ｅによりそれぞれ所定加
工される。
【００２２】そして上記左右のワークＷ１，Ｗ２が工程
７７の如く移送され、右部のワークＷ２の左端部が第
１，第２主加工機Ｄ，Ｅにより所定加工され、加工が完
了した右部のワークＷ２は右部のワーク移送装置Ｂによ
り工程７８の如く右方に移送され、この部位で挾持が解
除され、搬出コンベヤ６７に排出される。上記右部のワ
ーク移送装置Ｂは、右部の挾持装置１５がワークＷ２の
挾持を解除し、上方に回動された後に左方に移動され、
工程７９の如く左部のワークＷ１の右端を挾持し、その
後左部のワーク移送装置ＢによるワークＷ１の挾持が解
除される。そして、工程８０の如く、右部のワーク移送
装置ＢによりワークＷ１が右方に移送され、この部位で
右部の挾持装置１５が解除、上方に回動され、次いで右
方に退避された後、ワークＷ１の右端が第１，第２主加
工機Ｄ，Ｅにより所定加工され、一方、左部のワーク移
送装置Ｂは左方に移動されて次のワークＷ３の左端を挾
持する。
７７の如く移送され、右部のワークＷ２の左端部が第
１，第２主加工機Ｄ，Ｅにより所定加工され、加工が完
了した右部のワークＷ２は右部のワーク移送装置Ｂによ
り工程７８の如く右方に移送され、この部位で挾持が解
除され、搬出コンベヤ６７に排出される。上記右部のワ
ーク移送装置Ｂは、右部の挾持装置１５がワークＷ２の
挾持を解除し、上方に回動された後に左方に移動され、
工程７９の如く左部のワークＷ１の右端を挾持し、その
後左部のワーク移送装置ＢによるワークＷ１の挾持が解
除される。そして、工程８０の如く、右部のワーク移送
装置ＢによりワークＷ１が右方に移送され、この部位で
右部の挾持装置１５が解除、上方に回動され、次いで右
方に退避された後、ワークＷ１の右端が第１，第２主加
工機Ｄ，Ｅにより所定加工され、一方、左部のワーク移
送装置Ｂは左方に移動されて次のワークＷ３の左端を挾
持する。
【００２３】その後、工程８１，８２の如く、右部のワ
ーク移送装置ＢによりワークＷ１が、また左部のワーク
移送装置ＢによりワークＷ３が右方に移動されつつ、こ
れらが端部加工装置Ｃおよび第１，第２主加工機Ｄ，Ｅ
により並行して加工される。ここで、上記第１，第２主
加工機Ｄ，Ｅは、加工に要する所定の工具が工具交換装
置５０によって適宜交換されながらワークＷを加工す
る。
ーク移送装置ＢによりワークＷ１が、また左部のワーク
移送装置ＢによりワークＷ３が右方に移動されつつ、こ
れらが端部加工装置Ｃおよび第１，第２主加工機Ｄ，Ｅ
により並行して加工される。ここで、上記第１，第２主
加工機Ｄ，Ｅは、加工に要する所定の工具が工具交換装
置５０によって適宜交換されながらワークＷを加工す
る。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、一対の主加工機をワークの移送路を挾んでＹ軸方向
に対面配置し、各主加工機の側部に無端状の工具ホルダ
をＸ軸心を中心として回動可能に設け、該工具ホルダに
支持された所定の工具と上記主加工機の主軸に支持され
た工具とを交換アームにより適宜交換するようにしたの
で、各工具ホルダを上記各主加工機の大きさおよびワー
クの移送路の長さに関係なく増大させることができ、該
工具ホルダの工具の支持量を容易に増すことができ、上
記各主加工機による加工の種類を容易に増大させること
ができる効果を奏する。
は、一対の主加工機をワークの移送路を挾んでＹ軸方向
に対面配置し、各主加工機の側部に無端状の工具ホルダ
をＸ軸心を中心として回動可能に設け、該工具ホルダに
支持された所定の工具と上記主加工機の主軸に支持され
た工具とを交換アームにより適宜交換するようにしたの
で、各工具ホルダを上記各主加工機の大きさおよびワー
クの移送路の長さに関係なく増大させることができ、該
工具ホルダの工具の支持量を容易に増すことができ、上
記各主加工機による加工の種類を容易に増大させること
ができる効果を奏する。
【００２５】
【図１】本発明の実施例を示す加工装置とその加工の工
程を示す平面図である。
程を示す平面図である。
【図２】図１のワーク移送装置部の側面図である。
【図３】挾持装置部の平面断面図である。
【図４】図３のＧ示図である。
【図５】端部加工装置の平面図である。
【図６】端部加工装置の側面図である。
【図７】主加工機の平面図である。
【図８】主加工機の側面図である。
【図９】支持台に設けたバイス部の一部断面側面図であ
る。
る。
【図１０】バイス部の駆動機構部の一部断面平面図であ
る。
る。
１ 加工装置 Ａ 支持台 Ａ１ 中継支持台 ２ フレーム ３ ローラ ９ シリンダ Ｂ ワーク移送装置 ４ レール ５ ラック ６ 摺動台 ７ 移送モータ ８ ピニオン １０ アーム １１ ピニオンギヤ １２ 揺動シリンダ １３ ラック １５ 挾持装置 １６ 挾持爪 １７ Ｙ軸ラック １８ ピニオン １９ Ｚ軸ラック ２０ 挾持シリンダ Ｃ 端部加工装置 ２５ ベッド ２６ Ｙ軸シレー ２７ Ｙ軸モータ ２８ コラム ２９ Ｘ軸モータ ３０ 取付台 ３１ Ｚ軸モータ ３５ 旋回モータ ３６ 旋回台 ３７ 丸鋸モータ ３８ 丸鋸 ３９ バランサシリンダ Ｄ 第１主加工機 Ｅ 第２主加工機 ４０ ベッド ４１ Ｘ軸モータ ４２ Ｘ軸シレー ４３ コラム ４４ Ｚ軸モータ ４５ Ｚ軸シレー ４６ Ｙ軸モータ ４７ Ｙ軸ラム ４８ 主軸 ５０ 工具交換装置 ５１ 支柱 ５２ 工具ホルダ ５３ 交換アーム ５５ バイス ５６ 挾持爪 ５７ Ｙ軸ラック ５８ ピニオン ５９ バイスシリンダ ６０ 挾持シリンダ ６１ 下部挾持爪 ６５ ガイドローラ ６６ 搬入コンベヤ ６７ 搬出コンベヤ Ｗ ワーク Ｗ１ ワーク Ｗ２ ワーク Ｗ３ ワーク イ 工具 ウ 工具
Claims (1)
- 【請求項１】 ワークをＸ軸方向に移送するワーク移送
装置を設け、Ｙ軸心を中心として回転する主軸をＸ軸、
Ｙ軸、Ｚ軸の三軸方向に移動制御してなる一対の主加工
機を前記ワークの移送路を挾んで互いにＹ軸方向に対面
配置し、該各主加工機の側部に周方向に多数の工具を支
持する無端状の工具ホルダをＸ軸心を中心として回動可
能に設け、該工具ホルダの所定の工具と前記主軸に支持
された工具とを交換する交換アームを設けたことを特徴
とする加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14795091A JPH06297283A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14795091A JPH06297283A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 加工装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2175044A Division JPH0780115B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 長尺物の加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297283A true JPH06297283A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=15441741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14795091A Pending JPH06297283A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06297283A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53112585A (en) * | 1977-03-03 | 1978-10-02 | Kearney & Trecker Corp | Article moving device |
| JPS61203242A (ja) * | 1985-01-15 | 1986-09-09 | ホルスト グリユ−ナ | トランスフア−ライン方式に構成された被加工物のマシニング装置 |
| JPS6254617A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-10 | Nippon Kogu Seisakusho:Kk | サ−メツトソリツドエンドミル |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP14795091A patent/JPH06297283A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53112585A (en) * | 1977-03-03 | 1978-10-02 | Kearney & Trecker Corp | Article moving device |
| JPS61203242A (ja) * | 1985-01-15 | 1986-09-09 | ホルスト グリユ−ナ | トランスフア−ライン方式に構成された被加工物のマシニング装置 |
| JPS6254617A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-10 | Nippon Kogu Seisakusho:Kk | サ−メツトソリツドエンドミル |
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