JPH0629709Y2 - 内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents

内燃機関の燃焼状態検出装置

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JPH0629709Y2
JPH0629709Y2 JP1986141788U JP14178886U JPH0629709Y2 JP H0629709 Y2 JPH0629709 Y2 JP H0629709Y2 JP 1986141788 U JP1986141788 U JP 1986141788U JP 14178886 U JP14178886 U JP 14178886U JP H0629709 Y2 JPH0629709 Y2 JP H0629709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は内燃機関の失火検出などのために燃焼状態を検
出する燃焼状態検出装置に関する。
〈従来の技術〉 この種の燃焼状態検出装置として、特願昭60−164
012号(特開昭62−26345号)にて提案されて
いるように、筒内圧力センサからの信号に基づいて、筒
内圧力のピーク時期(筒内圧力最大時期クランク角度)
θpmaxを検出し、これに基づいて失火の有無を判別する
ようにしたものがある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、筒内圧力最大時期クランク角度θpmax
検出には、筒内圧力のサンプリング間隔を小さくする必
要があり、このため高速のA/D変換器が必要で、コス
トアップを招くという問題点があった。
そこで、本考案者らは比較的大きなサンプリング間隔の
データから筒内圧力波形の重心を算出することにより、
燃焼状態を検出することを考えた。
ところが、予め定めたクランク角度区間における筒内圧
力のサンプリングデータの全てを重心を求めるデータと
する構成とすると、筒内圧力最大時期が所定クランク角
度区間の中心よりずれるに従い、燃焼状態を表わすべき
重心が真の値からずれてくるという問題点があった。
具体的に第6図を参照して説明する。
第6図は上死点(TDC)前後の筒内圧力波形を例示し
ており、aは正常な燃焼の場合、bは失火の場合であ
る。
ここで、TDC前後30°の区間をサンプリング区間と
し、この区間でクランク角10°毎にサンプリングしたデ
ータを基に、波形の重心を求めると、 波形aの場合、 〔(−30)×1+(−20)×1+(−10)×3+0×6+10×11+2
0×17+30×14〕/(1+1+3+6+11+17+14)=14.9° 波形bの場合、 〔(−30)×1+(−20)×1+(−10)×2+0×4+10×2+20
×1+30×1〕/(1+1+2+4+2+1+1)=0° となる。
波形aについて真の重心はATDC20°より後にあるに
もかかわらず、このような結果が出たのは、波形aのピ
ークがサンプリング区間の中心よりずれた位置にあるた
めである。
尚、波形aのピーク(約ATDC20°)が中心となるよ
うなクランク角度区間をサンプリング区間とすると、波
形bの重心がずれてしまう。また、両者のピークが近似
的に中央にくるような広いクランク角度区間を採ること
は、実際上、コスト面及び構成面で無理がある。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
筒内圧力最大時期クランク角度θpmaxに基づく燃焼状態
の検出と同程度の精度での燃焼状態の検出を低コストで
可能にすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、第1図に示すように、機関の筒内
圧力に応じた信号を出力する筒内圧力センサと、所定ク
ランク角度区間の筒内圧力をサンプリングするサンプリ
ング手段と、サンプリングデータのうち筒内圧力の最大
値のデータ及びその前後の同数のデータを選択するデー
タ選択手段と、選択された複数のデータより次式によっ
て定義される重心を算出する重心算出手段とを設けて、
燃焼状態検出装置を構成する。
重心(クランク角度)=Σ(θ×P)/ΣP (θは選択されたデータのクランク角度、Pは選択され
たデータの筒内圧力) 〈作用〉 すなわち、所定クランク角度区間の筒内圧力をサンプリ
ングデータとして取込むが、そのデータでそのまま重心
の算出を行わず、その中の筒内圧力の最大値のデータ及
びその前後の同数のデータを選択し、この選択された複
数のデータより重心の算出を行い、これにより燃焼状態
を検出する。
このようにして求めた重心は、筒内圧力最大時期クラン
ク角度θpmaxによく一致しており、しかも比較的大きな
サンプリング間隔でもかなりの精度でθpmax相当の値と
なる。したがって、高速のA/D変換器を必要とするこ
となく、低コストで精度のよい燃焼状態の検出が可能と
なる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を説明する。
第2図を参照し、1は筒内圧力センサであり、例えば第
3図に示すように座金状に形成した圧電素子PZによっ
て構成され、シリンダヘッドCH上に点火プラグIPの
座金として取付けられていて、筒内圧力(シリンダ内の
燃焼圧力)に応じた電荷を発生する。2はアンプであ
り、筒内圧力センサ1の出力から筒内圧力に応じた電圧
信号を出力する。これは、例えば第4図に示すように、
抵抗R〜R、コンデンサC、ダイオードD〜D
及びオペアンプOP,OPによって構成した公知の
電荷−電圧発生器からなるチャージアンプである。3は
A/D変換器であり、アンプ2からの電圧信号をA/D
変換する。4はクランク角センサであり、機関回転に同
期してパルス信号を出力する。5はマイクロコンピュー
タであり、第5図のフローチャートに従って、クランク
角センサ4からの信号に基づきA/D変換器3を動作さ
せて筒内圧力のA/D変換値をサンプリングし、またデ
ータを選択して、それらより重心を算出する。したがっ
て、このマイクロコンピュータ5により、サンプリング
手段、データ選択手段及び重心算出手段を構成してい
る。
第5図のフローチャートに従って説明すると、ステップ
1(図にはS1と記してある。以下同様)では所定クラ
ンク角度区間(例えばTDCの前後30°)であるか否か
を判定し、この区間にあるときは、ステップ2に進んで
所定クランク角度(例えば10°)毎のサンプリングタイ
ミングか否かを判定し、サンプリングタイミングである
ときは、ステップ3に進んで筒内圧力をA/D変換して
読込み、ストアする。この部分がサンプリング手段に相
当する。
そして、ステップ4での判定で所定のサンプリング数の
筒内圧力のサンプリングデータが得られたことが確認さ
れると、次のステップ5へ進む。
ステップ5では筒内圧力のサンプリングデータのうち、
筒内圧力の最大値のデータとその前後の同数のデータと
を選択する。この部分がデータ選択手段に相当する。
次にステップ6では選択されたデータより重心(クラン
ク角度)を算出する。この部分が重心算出手段に相当す
る。これにより、算出された重心から燃焼状態が検出さ
れ、失火の検出などを行うことができる。
具体的に、第6図の例で、最大値とその前後の1点ずつ
の計3点のデータ(波形aの場合は、10°,20°,30°
のデータ、波形bの場合は−10°,0°,10°のデー
タ)で重心を求めると、 波形aの場合、 (10×11+20×17+30×14)/(11+17+14)=20.7° 波形bの場合、 〔(−10)×2+0×4+10×2〕/(2+4+2)=0° となり、前述のサンプリングデータの全てを用いる方式
に比べ、明らかに適正な重心の計算値を示している。
さらに、このようにして求めた重心は、筒内圧力最大時
期クランク角度θpmaxによく一致している。従来、θ
pmaxは特開昭59−39974号公報に示されるように
高速のA/D変換器を用いて、例えば1°CA毎に筒内
圧力を求め、θpmaxを計測しているが、本例の場合には
第6図のように10°CA毎のサンプリングでもかなりの
精度でθpmax相当の値を計測できる。したがって、この
値を用いて、例えばMBT点火制御などを実現すること
もできる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、所定クランク角度
区間の筒内圧力のサンプリングデータのうち筒内圧力の
最大値のデータ及びその前後の同数のデータを選択し、
選択された複数のデータより重心を算出して燃焼状態を
検出する構成としたため、低コストでありながら、筒内
圧力最大時期クランク角度θpmaxによる場合と同程度の
精度で、燃焼状態の検出が可能になるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロック図、第2図は
本考案の一実施例を示すシステム図、第3図は筒内圧力
センサの具体例を示す図、第4図はアンプの具体例を示
す図、第5図は処理手順を示すフローチャート、第6図
は筒内圧力波形の具体例を示す図である。 1……筒内圧力センサ、2……アンプ、3……A/D変
換器、4……クランク角センサ、5……マイクロコンピ
ュータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関の筒内圧力に応じた信号を出力する筒
    内圧力センサと、 所定クランク角度区間の筒内圧力をサンプリングするサ
    ンプリング手段と、 サンプリングデータのうち筒内圧力の最大値のデータ及
    びその前後の同数のデータを選択するデータ選択手段
    と、 選択された複数のデータより次式によって定義される重
    心を算出する重心算出手段と、 重心(クランク角度)=Σ(θ×P)/ΣP (θは選択されたデータのクランク角度、Pは選択され
    たデータの筒内圧力) からなる内燃機関の燃焼状態検出装置。
JP1986141788U 1986-09-10 1986-09-18 内燃機関の燃焼状態検出装置 Expired - Lifetime JPH0629709Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986141788U JPH0629709Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18 内燃機関の燃焼状態検出装置
US07/831,633 US5153834A (en) 1986-09-10 1992-02-10 Method and apparatus for detecting a misfire in a combustion chamber of an internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986141788U JPH0629709Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18 内燃機関の燃焼状態検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6348136U JPS6348136U (ja) 1988-04-01
JPH0629709Y2 true JPH0629709Y2 (ja) 1994-08-10

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JP1986141788U Expired - Lifetime JPH0629709Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-18 内燃機関の燃焼状態検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57114837A (en) * 1981-01-08 1982-07-16 Nippon Soken Inc Detector for ignition limit for internal combustion engine

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JPS6348136U (ja) 1988-04-01

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