JPH06297047A - 対向液圧深絞り成形装置 - Google Patents
対向液圧深絞り成形装置Info
- Publication number
- JPH06297047A JPH06297047A JP5089922A JP8992293A JPH06297047A JP H06297047 A JPH06297047 A JP H06297047A JP 5089922 A JP5089922 A JP 5089922A JP 8992293 A JP8992293 A JP 8992293A JP H06297047 A JPH06297047 A JP H06297047A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blank holder
- hydraulic
- metal plate
- thin metal
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- Pending
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- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、従来の温度制御成形法と対向液圧
成形法の欠点を補い、アルミ、高強度鋼板等の低成形性
材料の成形を容易にする成形装置を提供する。 【構成】 金属薄板の対向液圧成形装置において、金属
薄板と接触することによって該金属薄板を冷却するため
の冷却手段を備えた雄型のインナースライドと、前記金
属薄板の外周部をはさんで加熱するための手段及び加圧
用液体への伝熱を抑える断熱材を備えたアッパーブラン
クホルダー及びロアーブランクホルダーと、加圧用液体
の出入口を有する液圧室を設けたことを特徴とする対向
液圧深絞り成形装置。 【効果】 本発明の装置の使用により、従来の温度制御
成形法と対向液圧成形法の欠点を補い、アルミ、高強度
鋼板等の低成形性材料の成形を容易にする。
成形法の欠点を補い、アルミ、高強度鋼板等の低成形性
材料の成形を容易にする成形装置を提供する。 【構成】 金属薄板の対向液圧成形装置において、金属
薄板と接触することによって該金属薄板を冷却するため
の冷却手段を備えた雄型のインナースライドと、前記金
属薄板の外周部をはさんで加熱するための手段及び加圧
用液体への伝熱を抑える断熱材を備えたアッパーブラン
クホルダー及びロアーブランクホルダーと、加圧用液体
の出入口を有する液圧室を設けたことを特徴とする対向
液圧深絞り成形装置。 【効果】 本発明の装置の使用により、従来の温度制御
成形法と対向液圧成形法の欠点を補い、アルミ、高強度
鋼板等の低成形性材料の成形を容易にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属薄板等のブランク
材を加工して、自動車部品、電気部品等を得るための対
向液圧深絞り成形装置に関する。
材を加工して、自動車部品、電気部品等を得るための対
向液圧深絞り成形装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の成形加工方法としては、雄雌型の
金型による成形法がこれまで広く使用されてきた。しか
し、この成形法によってあらゆる形状の製品を加工する
ことはできず、その適用には限度があった。特に、凹凸
の激しい複雑な形状を有する製品を加工することが難し
かった。そこで、これらの複雑形状の製品を加工する方
法として対向液圧成形装置が開示されている。例えば、
特開平２−２０７９２６号公報や特開平３−１１８５３
号公報に、その装置が記載されている。
金型による成形法がこれまで広く使用されてきた。しか
し、この成形法によってあらゆる形状の製品を加工する
ことはできず、その適用には限度があった。特に、凹凸
の激しい複雑な形状を有する製品を加工することが難し
かった。そこで、これらの複雑形状の製品を加工する方
法として対向液圧成形装置が開示されている。例えば、
特開平２−２０７９２６号公報や特開平３−１１８５３
号公報に、その装置が記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の対向液圧
成形装置においては、連続成形加工中に加圧用液体の温
度が上昇し、対向液圧成形の効果を低下させる場合があ
った。本発明は、従来の装置がもっている上記の課題を
解決し、連続成形でも、アルミ、高強度鋼板等の難成形
性材料の成形を容易にする対向液圧成形装置を提供する
ことにある。
成形装置においては、連続成形加工中に加圧用液体の温
度が上昇し、対向液圧成形の効果を低下させる場合があ
った。本発明は、従来の装置がもっている上記の課題を
解決し、連続成形でも、アルミ、高強度鋼板等の難成形
性材料の成形を容易にする対向液圧成形装置を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
技術の有する課題を解決するために種々検討を加え、そ
の結果得られた知見をもとに本発明を完成した。本発明
の要旨は次の通りである。 （１） 金属薄板の対向液圧成形装置において、金属薄
板と接触することによって該金属薄板を冷却するための
冷却手段を備えた雄型のインナースライドと、前記金属
薄板の外周部をはさんで加熱するための手段及び加圧用
液体への伝熱を抑える断熱材を備えたアッパーブランク
ホルダー及びロアーブランクホルダーと、加圧用液体の
出入口を有する液圧室を設けたことを特徴とする対向液
圧深絞り成形装置。 （２） 液圧室中の圧力媒体の温度を制御する装置を設
けた前記（１）記載の対向液圧深絞り成形装置。
技術の有する課題を解決するために種々検討を加え、そ
の結果得られた知見をもとに本発明を完成した。本発明
の要旨は次の通りである。 （１） 金属薄板の対向液圧成形装置において、金属薄
板と接触することによって該金属薄板を冷却するための
冷却手段を備えた雄型のインナースライドと、前記金属
薄板の外周部をはさんで加熱するための手段及び加圧用
液体への伝熱を抑える断熱材を備えたアッパーブランク
ホルダー及びロアーブランクホルダーと、加圧用液体の
出入口を有する液圧室を設けたことを特徴とする対向液
圧深絞り成形装置。 （２） 液圧室中の圧力媒体の温度を制御する装置を設
けた前記（１）記載の対向液圧深絞り成形装置。
【０００５】
【作用】上記のように構成すれば、ブランクホルダーか
らの被成形材の流入を容易にでき、ポンチ部の被成形材
の破断耐力を高めることができて、高強度鋼板、アルミ
等の難成形性材料の成形を容易にするとともに連続成形
にも耐えられる。
らの被成形材の流入を容易にでき、ポンチ部の被成形材
の破断耐力を高めることができて、高強度鋼板、アルミ
等の難成形性材料の成形を容易にするとともに連続成形
にも耐えられる。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。図１の
対向液圧成形装置は、ダブルアクションプレスでインナ
ースライド２の下端に取付られた雄型６と、アウタース
ライド１の下端に取付られたアッパーブランクホルダ３
とそれに対向するように配置されたロアーブランクホル
ダ４と、液体が満たされる液圧室５を備えている。被成
形材８は、アッパーブランクホルダ３とロアーブランク
ホルダー４により周縁部をはさまれ、雄型６が下降する
と、被成形材８が液圧室５の液圧によって雄型６の成形
面に押されて、その成形面に沿った形状に塑性加工され
るようになっている。
対向液圧成形装置は、ダブルアクションプレスでインナ
ースライド２の下端に取付られた雄型６と、アウタース
ライド１の下端に取付られたアッパーブランクホルダ３
とそれに対向するように配置されたロアーブランクホル
ダ４と、液体が満たされる液圧室５を備えている。被成
形材８は、アッパーブランクホルダ３とロアーブランク
ホルダー４により周縁部をはさまれ、雄型６が下降する
と、被成形材８が液圧室５の液圧によって雄型６の成形
面に押されて、その成形面に沿った形状に塑性加工され
るようになっている。
【０００７】装置の雄型６とインナースライド２には、
冷媒用の液体などを循環させる配管１０を設けている。
その配管は、冷却用温度制御装置１３に連結されてお
り、冷媒の温度を任意にコントロールできる。
冷媒用の液体などを循環させる配管１０を設けている。
その配管は、冷却用温度制御装置１３に連結されてお
り、冷媒の温度を任意にコントロールできる。
【０００８】アッパーブランクホルダー３とロアーブラ
ンクホルダー４には、被成形材８の外周部全体を加熱す
るための手段としてヒーター９を設けている。そのヒー
ター９は、加熱用温度制御装置１２に配線などで連結さ
れて、両ホルダーの加熱温度を任意にコントロールする
ようになっている。液圧室５には、水などの液体の液圧
媒体を満たすが、室の下部には液体の出入りをコントロ
ールするための口１１を設けている。
ンクホルダー４には、被成形材８の外周部全体を加熱す
るための手段としてヒーター９を設けている。そのヒー
ター９は、加熱用温度制御装置１２に配線などで連結さ
れて、両ホルダーの加熱温度を任意にコントロールする
ようになっている。液圧室５には、水などの液体の液圧
媒体を満たすが、室の下部には液体の出入りをコントロ
ールするための口１１を設けている。
【０００９】また図２には、図１の液圧室５に満たされ
る液体の負荷圧力、負荷速度、温度及び液体の出入りを
コントロールする油圧装置１４と温度制御装置１５を示
す。油圧装置１５は、液圧ポンプ１７によって駆動する
シリンダー１８と、シリンダー１８の作動方向と作動速
度を制御するための複数の電磁制御弁１９を備えてい
る。また、液体の温度制御装置１５としては、熱交換器
１６を備えている。
る液体の負荷圧力、負荷速度、温度及び液体の出入りを
コントロールする油圧装置１４と温度制御装置１５を示
す。油圧装置１５は、液圧ポンプ１７によって駆動する
シリンダー１８と、シリンダー１８の作動方向と作動速
度を制御するための複数の電磁制御弁１９を備えてい
る。また、液体の温度制御装置１５としては、熱交換器
１６を備えている。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、金属薄板等のブランク材を加
工して、自動車部品、電気部品等を得るための成形装置
に関するもので、この装置の使用により従来の温度制御
成形法と対向液圧成形法の欠点を補い、アルミ，高強度
鋼板等の低成形性材料の成形を容易にする画期的新成形
装置である。従って、産業上極めて大きな効果が期待さ
れる。
工して、自動車部品、電気部品等を得るための成形装置
に関するもので、この装置の使用により従来の温度制御
成形法と対向液圧成形法の欠点を補い、アルミ，高強度
鋼板等の低成形性材料の成形を容易にする画期的新成形
装置である。従って、産業上極めて大きな効果が期待さ
れる。
【図１】本発明の装置本体の一実施例を示す図である。
【図２】本発明の装置の油圧装置及び液体の温度制御装
置の一実施例を示す。
置の一実施例を示す。
【符号の説明】 １ アウタースライド ２ インナースライド ３ アッパーブランクホルダー ４ ロアーブランクホルダー ５ 液圧室 ６ 雄型 ７ 断熱材 ８ 被成形材 ９ ヒーター １０ 配管 １１ 出入り口 １２ 加熱用温度制御装置 １３ 冷却用温度制御装置 １４ 油圧装置 １５ 温度制御装置 １６ 熱交換器 １７ 油圧ポンプ １８ シリンダー １９ 電磁制御弁 ２０ タンク ２１ アフタークーラー
Claims (2)
- 【請求項１】 金属薄板の対向液圧深絞り成形装置にお
いて、金属薄板と接触することによって該金属薄板を冷
却するための冷却手段を備えた雄型のインナースライド
と、前記金属薄板の外周部をはさんで加熱するための手
段及び加圧用液体への伝熱を抑える断熱材を備えたアッ
パーブランクホルダー及びロアーブランクホルダーと、
加圧用液体の出入口を有する液圧室を設けたことを特徴
とする対向液圧深絞り成形装置。 - 【請求項２】 液圧室中の圧力媒体の温度を制御する装
置を設けた請求項１記載の対向液圧深絞り成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089922A JPH06297047A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 対向液圧深絞り成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089922A JPH06297047A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 対向液圧深絞り成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297047A true JPH06297047A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13984201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5089922A Pending JPH06297047A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 対向液圧深絞り成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06297047A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100330883B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-04-03 | 류정열 | 차량용 트렁크리드 보강재의 압출성형장치 |
| ES2273589A1 (es) * | 2005-08-05 | 2007-05-01 | Agrupacion De Conformado Y Emsamble, S.Coop. | Troquel con circuito de refrigeracion. |
| CN101767139A (zh) * | 2010-03-04 | 2010-07-07 | 刘江 | 打印机、复印机用超薄圆筒不锈钢管膜的捋加工方法 |
| CN101791649A (zh) * | 2010-03-04 | 2010-08-04 | 刘江 | 一种差温拉伸捋加工的模具 |
| US7799460B2 (en) | 1997-08-28 | 2010-09-21 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Negative electrode active material for lithium-based secondary battery and method of preparing same |
| CN102397942A (zh) * | 2010-09-15 | 2012-04-04 | 宝山钢铁股份有限公司 | 模拟冲压件连续冲压成形特征的复合模具 |
| CN102397929A (zh) * | 2011-08-05 | 2012-04-04 | 北京广灵精华科技有限公司 | 一种镁合金板材加工方法 |
| CN102527803A (zh) * | 2011-12-28 | 2012-07-04 | 吉林大学 | 一种高强钢局部加热成形方法 |
| CN102632125A (zh) * | 2012-04-01 | 2012-08-15 | 首钢总公司 | 一种可实现径向加压和液压压边的板材差温充液成形装置 |
| CN103464607A (zh) * | 2013-09-26 | 2013-12-25 | 哈尔滨工业大学（威海） | 一种模块化差温成形热冲压模具 |
| CN103736853A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-23 | 惠州安特科技工业有限公司 | 一种带冷却循环系统的打扁模具 |
| CN105328003A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-02-17 | 吉林大学 | 一种微小型工件凸模深冷冲剪成形装置及其成形方法 |
| CN105382091A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-03-09 | 吉林大学 | 一种微小型工件压边圈深冷冲剪成形装置及其成形方法 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP5089922A patent/JPH06297047A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7799460B2 (en) | 1997-08-28 | 2010-09-21 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Negative electrode active material for lithium-based secondary battery and method of preparing same |
| KR100330883B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-04-03 | 류정열 | 차량용 트렁크리드 보강재의 압출성형장치 |
| ES2273589A1 (es) * | 2005-08-05 | 2007-05-01 | Agrupacion De Conformado Y Emsamble, S.Coop. | Troquel con circuito de refrigeracion. |
| CN101767139A (zh) * | 2010-03-04 | 2010-07-07 | 刘江 | 打印机、复印机用超薄圆筒不锈钢管膜的捋加工方法 |
| CN101791649A (zh) * | 2010-03-04 | 2010-08-04 | 刘江 | 一种差温拉伸捋加工的模具 |
| CN102397942A (zh) * | 2010-09-15 | 2012-04-04 | 宝山钢铁股份有限公司 | 模拟冲压件连续冲压成形特征的复合模具 |
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| CN103736853A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-23 | 惠州安特科技工业有限公司 | 一种带冷却循环系统的打扁模具 |
| CN105328003A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-02-17 | 吉林大学 | 一种微小型工件凸模深冷冲剪成形装置及其成形方法 |
| CN105382091A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-03-09 | 吉林大学 | 一种微小型工件压边圈深冷冲剪成形装置及其成形方法 |
| CN105382091B (zh) * | 2015-12-08 | 2017-06-30 | 吉林大学 | 一种微小型工件压边圈深冷冲剪成形装置及其成形方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011106 |