JPH06296810A - 科学的分離媒体支持プレート - Google Patents

科学的分離媒体支持プレート

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Publication number
JPH06296810A
JPH06296810A JP6033499A JP3349994A JPH06296810A JP H06296810 A JPH06296810 A JP H06296810A JP 6033499 A JP6033499 A JP 6033499A JP 3349994 A JP3349994 A JP 3349994A JP H06296810 A JPH06296810 A JP H06296810A
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JP
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groove
grooves
concentric
support plate
radial direction
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Application number
JP6033499A
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English (en)
Inventor
Timothy L Hoopman
ティモシー・リー・フープマン
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH06296810A publication Critical patent/JPH06296810A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/08Flat membrane modules
    • B01D63/087Single membrane modules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D29/00Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
    • B01D29/01Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with flat filtering elements
    • B01D29/05Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with flat filtering elements supported
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/60Construction of the column
    • G01N30/6004Construction of the column end pieces
    • G01N30/6017Fluid distributors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 科学的分離媒体を支持し、媒体の中心部に送
り込まれた流体を媒体の全面に均一に行き渡らせる支持
プレートを提供する。 【構成】 半径方向に並んだ複数の同心円状の溝12を
上流側面11に有する。各溝12は、半径方向に延在す
る溝18と最終的に連通できるように2つの開放端1
4,16を有している。溝18の周辺部には、流体をプ
レート10の上流側面11から下流側面24へ導く穴2
2が形成されている。支持プレート10にはこれ以外の
穴は設けられていないので、流体を、プレート10上の
科学的分離媒体に均一に流すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、科学的分離媒体を支持
して流体がその媒体内を均一に流れるようにする科学的
分離媒体支持プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】科学的分離技術では、流体を科学的分離
媒体全体に均一に流し込むために使用される支持プレー
トが知られている。尚、ここでは、「科学的分離媒体」
とは、科学的分野特に化学的及び生物学的分野で、分
離、単離、精製、同定などの技術またはそれらを組み合
わせた技術において使用される、フィルタや膜等の物、
あるいはその他の媒体、あるいは媒体と媒体との結合体
を意味する。そのような周知の支持プレートの何例か
が、米国特許第5,100,551号、第4,944,87
6号、第4,902,420号、及び第3,209,915
号明細書に示されている。特に、米国特許第4,944,
876号明細書には、流体を膜フィルタに均一に行き渡
らせるための凹状チャネルの網目構造を有する支持プレ
ートが示されている。この凹状チャネルの網目構造は、
同心円状に配置された複数の円形チャネルと、円形チャ
ネルと交差しかつ出口用通路と連通する、半径方向に延
在する複数のチャネルとを有している。出口用通路は凹
状チャネルの網目構造の中心部に設けられているが、こ
の位置では、膜フィルタの中心部に注ぎ込まれた流体が
フィルタの周辺部まで行き渡らない。これは、流体の入
口も中心部に設けられておりかつフィルタを十分に湿ら
せる必要がある場合には、問題となりうる。
【0003】
【発明の要旨】本発明によれば、科学的分離媒体を支持
し、媒体の中心部に送り込まれた流体を媒体の全面に均
一に行き渡らせる支持プレートが提供される。この支持
プレートは、特に、流体の入口が中心部に設けられた装
置内で使用する場合に効果的である。簡単に言うと、本
発明に係る科学的分離媒体支持プレートは、第1,2の
両面を有するプレートからなる。第1面は、半径方向に
並んだ複数の同心円状の溝を有する。この、半径方向に
並んだ同心円状の溝は、それすなわち半径方向に並んだ
同心円状の溝を直接あるいは溝(B)を介して溝(A)
と連通させる第1,2開放端を有する。
【0004】溝(A)は、流体をプレートの第1面から
第2面へ通過させる穴を有する、半径方向に延在する溝
である。この穴は、溝(A)の外側端に形成されてい
る。流体は、外側に位置するこの穴以外では、溝(A)
を通過してプレートの第1面から第2面に流れることは
できない。
【0005】溝(B)は、中心部に位置する同心円状の
溝から、プレートの周囲へ向かい、第1開放端で溝
(A)と直接連通しかつ第2開放端で溝(B)と直接連
通するところの同心円状の溝(30)に及ぶ、半径方向
に延在する溝である。
【0006】本発明に係る支持プレートに設けられた半
径方向に延在する溝(A)では、流体は、中心部ではな
く外側に位置する穴を通ってプレートを通過することに
なる。外側に位置するこの穴と、半径方向に並んだ同心
円状の溝及び半径方向に延在する溝(B)によって、流
体は、支持プレートを通過して下流側面に到達する前
に、プレートの上流側面に均一に行き渡る。
【0007】
【実施例】以下に、添付図面に示した本発明の一実施例
について詳細に説明する。
【0008】図1,2に示す科学的分離媒体支持プレー
ト10は、その第1面すなわち上流側面11に、半径方
向に並んだ複数の同心円状の溝12を有している。尚、
ここでは、「科学的分離媒体」とは、前記したように、
科学的分野特に化学的及び生物学的分野で、分離、単
離、精製、同定などの技術またはそれらを組み合わせた
技術において使用される、フィルタや膜等の物、あるい
はその他の媒体、あるいは媒体と媒体との結合体を意味
する。半径方向に並んだ同心円状の溝12は第1,2開
放端14,16を有しており、これらの開放端14,16
によって、半径方向に並んだ同心円状の溝12は溝
(A)18もしくは溝(B)20と連通する。尚、ここ
では、「溝」という用語は、支持プレート10を完全に
は貫通しない細長いくぼみを意味する。
【0009】溝(A)18は、半径方向に延在してお
り、支持プレート10の上流側面11から下流側面24
へ流体を通過させる穴22を有している。穴22は、溝
(A)18の外側の端部26に形成されている。穴22
は、溝(A)18が、最も外側にある同心円状の溝と交
差する部分に形成されることが好ましい。図2に明確に
示すように、溝(A)18は、外側に位置する穴22以
外では、支持プレートの上流側面11から下流側面24
へ流体を通さない。外側に位置する穴22は、支持プレ
ート10の外エッジ27から内側へずらして設けること
ができる。支持プレート10は、使用時に、例えば図3
に示すように通常はフィルタホルダーすなわちハウジン
グの外エッジで支えられるが、このように穴22を外エ
ッジから離すと、流体が穴22を通過するのに支障を来
すことはない。尚、ここでは、「外側に位置する」とい
う用語は、半径方向に並んだ同心円状の全ての溝の外側
から1/3の領域に設けられていることを意味する。溝
(A)18は、中間部に位置する、半径方向に並んだ1
つの同心円状の溝28から、外側に位置する、半径方向
に並んだ同心円状の溝30へ向けて延在することが好ま
しく、さらには、最も外側に位置する同心円状の溝まで
延在することがより好ましい。尚、ここでは、「中間部
に位置する」という用語は、半径方向に並んだ同心円状
の溝の中間の1/3の領域に設けられていることを意味
する。
【0010】溝(B)20は、半径方向に延在してお
り、中心部に位置する同心円状の溝32から、第1開放
端14で溝(A)18と交差しすなわち直接連通しかつ
第2開放端16で溝(B)20と交差しすなわち直接連
通しかつ中間部側に位置する同心円状の溝28に及んで
いる。尚、ここでは、「中心部に位置する」という用語
は、半径方向に並んだ同心円状の溝の中心側の1/3の
領域に設けられていることを意味する。溝(B)20
は、中心部に位置する同心円状の溝32から外側に位置
する同心円状の溝30へ延在していることが好ましく、
最も中心側に位置する同心円状の溝から最も外側に位置
する同心円状の溝へ延在していることがより好ましい。
溝(B)20には、流体が支持プレートの上流側面11
から下流側面24へ通過できるような穴が形成されてい
ないことが好ましい。しかし、支持プレート内の圧力降
下が望まれる場合には、溝(B)20の外側端に穴(図
示せず)を形成し、流体が支持プレートの上流側面11
から下流側面24へ通過できるようにすることも可能で
ある。
【0011】半径方向に並んだ同心円状の溝12と半径
方向に延在する溝(A)18,(B)20は、半径方向
に並んだ同心円状の溝12が直接あるいは溝(B)20
を介して溝(A)18と連通するように配置されてい
る。言い換えると、流体を行き渡らせる支持プレート1
0の上流側面11の、半径方向に並んだ同心円状の溝1
2内に注ぎ込まれた流体は、溝(A)18に直行する
か、あるいは、半径方向に並んだ第1の同心円状の溝か
ら、溝(B)20、半径方向に並んだ第2の同心円状の
溝を経て、溝(A)18に達する。図1に、流体が溝
(B)20を介して溝(A)18に達する経路を矢印で
示している。溝(A)18に至る経路は、支持プレート
10における流体の最初の位置によって決まる。例え
ば、流体の小滴が中心部に入ると、それは、中心部に位
置する、半径方向に並んだ同心円状の溝32から、溝
(B)20と、より中間部に位置する、半径方向に並ん
だ同心円状の溝28とを経て溝(A)18に達するとい
う曲折的ルートをとる。対照的に、流体の小滴が周辺部
に入ると、それは溝(A)18に直接到達し、穴22か
ら流出する。
【0012】半径方向に並んだ同心円状の溝12の数
は、支持プレート10の使用法に応じて変えることがで
きる。例えば、皮下注射器内で科学的分離媒体を支持す
るために支持プレートを使用する場合には、半径方向に
並んだ同心円状の溝は3本という少なさで済む。一方、
商業規模の浄水場では、例えば20本以上のあるいは例
えば100本以上にも及ぶ、半径方向に並んだ同心円状
の溝と、複数あるいは多数の溝(A)18,(B)20
が使用される。通常、少なくとも3本の溝(A)18と
少なくとも3本の溝(B)20が半径方向に交互に配置
される。支持プレート10は、流体をプレートの下流側
面24に通すことができるような穴を中心部や中間部に
有していないことが好ましい。つまり、好ましい実施例
では、流体をプレート10の下流側面24に通すことの
できる穴は、溝(A)18と場合によっては溝(B)2
0に設けられた、外側に位置する穴22のみである。
【0013】同心円状の溝12は、半円や台形あるいは
V字形等種々の横断面形状を有することができる。半径
方向に並んだ同心円状の溝12は、溝と離れている先端
に鋭いエッジを有していることが好ましい。溝と溝との
間に鋭いエッジを設けることによって、科学的分離媒体
が支持プレート10の上流側面11で支えられる際の接
触面積を最小限にすることができる。図2に明確に示す
V字形の溝は、接触面積を最小限にすべく実質的に鋭い
エッジを有している溝の一例である。科学的分離媒体と
の接触面積を最小限にすることは、表面を最大限に利用
して流体を通せるということであり、さらに、流体が、
支持プレート10の上流側面11で最小限にしか保留さ
れず、支持プレート10をすばやく通過することにもな
る。
【0014】本発明は、実質的にいかなる科学的分離媒
体とも適切に使用できるものである。科学的分離媒体に
は、現在周知のあるいは後に開発されるフィルタ、アメ
リカ合衆国ミネソタ州セント・ポールに住所を有するス
リーエム・カンパニー(3MCompany)より入手
できるエンポール(Empore(登録商標))抽出デ
ィスクとアメリカ合衆国カリフォルニア州プレザントン
に住所を有するナックルポール・カンパニー(Nucl
epore Company)より入手できるナックル
ポール(Nuclepore(登録商標))・フィリナ
ート(Filinert(登録商標))膜とを含む固相
抽出(SPE)膜すなわち固相抽出(SPE)ディス
ク、及び、アセチル=セルロースや上記ナックルポール
・カンパニーより入手できるメンブラ−フィル(Mem
bra−fil(登録商標))等のニトロ=セルロース
よりなるセルロース系の膜が含まれる。SPE膜は、米
国特許第5,147,539号、第5,071,610号、
第4,971,736号、第4,906,378号、第4,
810,381号明細書及びPCT特許出願公開明細書
第93/00163号に示されるような、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)のフィブリルすなわち微小
繊維を母材とし、そこに非膨脹性かつ疎水性の粒子を収
着させたものが好ましい。
【0015】膜、特に比較的薄い膜を科学的分離媒体と
して使用する場合には、半径方向に並んだ溝間の距離
は、膜が、その半径方向に並んだ同心円状の溝の中に入
り込んで変形し、溝の中を通過する流体の流れが制限さ
れるのを防ぐに十分短いことが好ましい。薄い膜は、溝
の中に落ち込んで溝の横断面形状に合わせて変形する傾
向にある。半径方向に並んだ同心円状の溝12間の距離
を制限することによって、膜が落ち込む事態を回避でき
る。従って、半径方向に並んだ溝12間の距離は、科学
的分離膜の厚さよりも小さく、時には、せいぜい科学的
分離膜の厚さの1/2あるいは1/4にしかならないこ
ともある。各溝(A)18,(B)20の幅もまた、科
学的分離媒体が半径方向に並んだ溝の中に入り込んで変
形するのを防ぐに十分小さいことが好ましい。
【0016】厚さが約500〜550マイクロメートル
であるエンポール(Empore(登録商標))ディス
ク膜等の薄い膜を科学的分離媒体として使用する場合に
は、半径方向に並んだ同心円状の溝は、その中心から中
心までの距離が約500マイクロメートル未満の微小溝
であることが好ましい。さらに、その中心から中心まで
の距離が、400マイクロメートル未満であればより好
ましく、200〜375マイクロメートルの範囲内にあ
ればなお好ましい。半径方向に並んだ同心円状の微小溝
の深さは、200〜900マイクロメートルの範囲内に
あることが好ましく、350〜500マイクロメートル
の範囲内にあることがより好ましい。半径方向に並んだ
同心円状の溝の深さは、SPE膜内を流れる流体の所望
速度に応じて変えることができる。
【0017】図3に、ハウジング34に収容された状態
の支持プレート10を示している。ハウジング34は、
第1分割ハウジング36と第2分割ハウジング38とを
有している。流体は、第1分割ハウジング36内の入口
40を通過してハウジング34に進入し、第2分割ハウ
ジング38内の出口42を通過してハウジング34から
流出する。支持プレート10の上流側面11には科学的
分離媒体44を配置している。入口40から出口42に
流れる流体が確実に科学的分離媒体44を通過するよう
に、第1分割ハウジング36から環状のフランジ46を
突出させることができる。第1分割ハウジング36を第
2分割ハウジング38に連結すると、科学的分離媒体4
4は、環状のフランジ46によって、その周囲に沿って
支持プレート10に対して押し付けられる。第1分割ハ
ウジング36と第2分割ハウジング38とが密閉するよ
うにOリング48を設けることもできる。このような状
態で、流体を加圧条件下でハウジング34内に押し込む
ことができる。科学的分離媒体44をハウジング34か
ら容易に取り外すことができるように、切欠部50を第
2分割ハウジング38に形成してもよい。
【0018】流体は、入口40からハウジング34の内
部に流れると、通常、科学的分離媒体44の中心部に集
まる。しかし、支持プレート10を使用することによっ
て、中心部に集まった流体を科学的分離媒体44の全面
に均一に行き渡らせることができる。これにより、科学
的分離媒体44は流体で十分に湿り、媒体44の全面が
ろ過作用すなわち抽出作用を果たしうる。疎水性粒子を
収着させたPTFEのフィブリル母材等の疎水性の科学
的分離媒体を使用する場合には、膜の全面が流体で湿る
ことが重要である。さもなければ、膜の一部が空気と接
触して乾燥し、流体がその部分を通過できなくなる。こ
のような問題は本発明に係る支持プレートによって改善
される。(1993年3月5日にリチャード・エム・ピ
ーパー(Rechard M. Pieper)氏らによ
って出願された米国特許出願第08/027,080号
明細書参照)。
【0019】本発明の特徴と利点とは、以下に記す実験
例によってさらに明らかなものとなる。この実験例はそ
の目的を果たしはするが、使用された特定の成分や量及
び他の条件や細部は、本発明の範囲を不当に制限するも
のではない。
【0020】アメリカ合衆国カリフォルニア州ハーバー
に住所を有するバリアン・サンプル・プリパレーション
・プロダクツ(Varian Sample Prepa
ration Products)より入手できる、直
径47mm、厚さ0.5mmのエンポール(Empore
(登録商標))ディスクと併用できるようにハウジング
を形成した。ハウジングの内径は48mmであり、ハウジ
ング内に直径45mm、高さ30mmのチャンバーをエンポ
ール(Empore(登録商標))ディスクの上方に設
けた。ディスクは、図1,2に示すものと同様の構造を
有する支持プレートの上に置いた。この支持プレート
は、スリーエム・カンパニー、インダストリアル・ケミ
カル・プロダクツ(3M Company、Indust
rial Chemical Products)より入
手できる、ケル−エフブランド(Kel−F(登録商
標)Brand)のポリクロロトリフルオロエチレン
(PCTFE)熱可塑性樹脂より作られたプラスチック
ディスクであった。支持プレートの上流側面には、約8
6本の、半径方向に並んだ同心円状の溝を形成した。1
mmにつき約4本の溝がありその深さは約0.28mmであ
った。この同心円状の溝に加えて、半径方向に延在する
溝を図1,2に示すような配置で支持プレートの上流側
面に形成した。半径方向に延在する溝の幅はそれぞれ約
0.5mmであり、深さはそれぞれ約0,5〜0.75mmで
あった。チャンバーの上部に、栓をした直径6mmの管継
手を通気孔として設けた。この通気孔は、必要に応じて
開放(通気)したり閉鎖したりすることができた。
【0021】本実験例の目的は、青い染料を有する水溶
液が、用意された固相抽出膜を均一に通過するかどうか
を確かめることであった。
【0022】通気孔を開放したままで10mlのメタノー
ルを膜に注ぎ、膜すなわちディスクがメタノールに浸か
るようにした。その後通気孔を閉鎖し、さらに10mlの
メタノールで膜を浸した。次に10mlの水をハウジング
内に注入してメタノールを除去し、青い染料を有する1
00mlのサンプル水を膜に通した。この染料は、アメリ
カ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーに住所を有す
るアルドリッチ・ケミカル・カンパニー、インコーポレ
イテッド(Aldrich ChemicalComp
any,INC.)より入手できる、ロット番号CZ01
712CZのアルファズリン(Alphazurin
e)A染料であった。実験中、膜は絶えず完全に液体に
浸かっていた。実験の最後に、高圧空気を膜内の液体全
体に噴射した。青い染料が膜の全面に均一に行き渡って
いることが目視検査で観察され、本発明に係る支持プレ
ートを使用すると、流体を膜に均一に流せることが明示
された。
【0023】本発明は、その精神及び範囲から逸脱する
ことなく種々に改良かつ変形することができる。従っ
て、本発明は、上記の記載に制限すべきではなく、特許
請求の範囲に述べられた定義及びそれと同等の語句によ
って制限すべきである。さらに、本発明は、ここに特に
記してはいない構成要素を必要とすることなく適切に実
施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る科学的分離媒体支持
プレートの斜視図である。
【図2】 図1の2−2線屈曲断面図である。
【図3】 図1の支持プレートがハウジングに収容され
る状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 支持プレート 11 上流側面 12 同心円状の溝 14 第1開放端 16 第2開放端 18 溝(A) 20 溝(B) 22 穴 24 下流側面 26 外側端 27 外エッジ 28 中間溝 30 外側溝 32 中心溝 34 ハウジング 36 第1分割ハウジ
ング 38 第2分割ハウジング 40 入口 42 出口 44 科学的分離媒体 46 フランジ 48 Oリング 50 切欠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,2の両面(11,24)を有するプ
    レート(10)からなり、 上記第1面(11)は、半径方向に並んだ複数の同心円
    状の溝(12)を有し、 上記半径方向に並んだ同心円状の溝(12)は、該半径
    方向に並んだ同心円状の溝(12)を直接あるいは溝
    (B)(20)を介して溝(A)(18)と連通させる
    第1,2開放端(14,16)を有し、 上記溝(A)(18)は、流体を上記プレート(10)
    の上記第1面(11)から上記第2面(24)へ通過さ
    せる穴(22)を有する、半径方向に延在する溝であ
    り、 上記穴(22)は、上記溝(A)(18)の外側端(2
    6)に形成されており、 上記溝(A)(18)は、外側に位置する上記穴(2
    2)以外では、流体を上記プレート(10)の上記第1
    面(11)から上記第2面(24)へ通過させず、 上記溝(B)(20)は、中心部に位置する同心円状の
    溝(32)から、上記第1開放端(14)で上記溝
    (A)(18)と直接連通しかつ上記第2開放端(1
    6)で上記溝(B)(20)と直接連通するところの外
    側に位置する同心円状の溝(30)に及ぶ、半径方向に
    延在する溝であることを特徴とする、科学的分離媒体支
    持プレート。
  2. 【請求項2】 上記溝(A)(18)は、中間部に位置
    する、半径方向に並んだ同心円状の溝(28)から、外
    側に位置する、半径方向に並んだ同心円状の溝(30)
    へ延在することを特徴とする請求項1記載の科学的分離
    媒体支持プレート。
  3. 【請求項3】 上記溝(B)(20)は、中心部に位置
    する同心円状の溝(32)から、上記第1開放端(1
    4)で上記溝(A)(18)と連通しかつ上記第2開放
    端(16)で上記溝(B)(20)と連通するところの
    外側に位置する同心円状の溝(30)へ延在することを
    特徴とする請求項2記載の科学的分離媒体支持プレー
    ト。
JP6033499A 1993-03-05 1994-03-03 科学的分離媒体支持プレート Pending JPH06296810A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/027,079 US5454951A (en) 1993-03-05 1993-03-05 Separation-science medium support plate
US027079 1993-03-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06296810A true JPH06296810A (ja) 1994-10-25

Family

ID=21835569

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