JPH06296658A - もぐさ燻蒸マット - Google Patents

もぐさ燻蒸マット

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JPH06296658A
JPH06296658A JP11244393A JP11244393A JPH06296658A JP H06296658 A JPH06296658 A JP H06296658A JP 11244393 A JP11244393 A JP 11244393A JP 11244393 A JP11244393 A JP 11244393A JP H06296658 A JPH06296658 A JP H06296658A
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JP
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small
bag
moxa
fumigation
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JP11244393A
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Matsutoshi Shinozaki
松俊 篠崎
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MORISHIYOU KK
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MORISHIYOU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 火傷の起きないもぐさ灸効果のあるもぐさ電
気加熱マットの提供。 【構成】 人の大腿部と背部を覆う程度の大きさの大マ
ット10と人腹部を覆う程度の大きさの小マット20か
らなり、それぞれ人の大腿部と背部および腹部にあてが
われる。それぞれのマット用の面状可撓性ヒーター1
1,21がそれぞれのマット内に挿入され、それぞれの
マット用もぐさ袋12,22に入ったもぐさ13,23
が上記のそれぞれのマット用面状可撓性ヒーター上に全
面に広がり燻蒸される。開閉挿入口14,24が上記の
それぞれのマットに設けられ、使用済みのもぐさはもぐ
さ袋と共にここから交換される。タイマー30が、それ
ぞれの面状可撓性ヒーター11,21の通電を制御す
る。多数のもぐさ燻蒸気体流出口15,25がそれぞれ
のマットの表面部10aあるいは底面部20aに設けられて
いて、ここからもぐさ燻蒸気体が流出し人に良好な刺激
を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは健康器具・医療
器具に関するものであり、特にもぐさを利用した漢方治
療に関するものである。就中、従来の灸治療を医療器機
化したものである。
【0002】
【従来の技術】灸治療は古くから漢方医により使用さ
れ、その効果は周知のごとくである。そして、灸は「も
ぐさ」を使用するところにその特徴があるのであって、
通常の雑草等の代替品を用いてそれに火をつけても、あ
るいは、マイコンと電子ヒーターを用いて灸と同じ条件
で人体の皮膚を加熱し火傷させても「灸治療」と同一効
果は得られないことは周知のごとくである。すなわち、
「もぐさ自体」にその薬効分が含まれており、その薬効
分が人体の径穴を通じその治療効果を発するためであっ
て、加熱や火傷にその主な効果があるためではないから
である。それゆえ、特定の地に育ち特定の時期に採取さ
れたもぐさは、他の条件下に採取されたもぐさよりもそ
の灸治療効果が大となるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の灸治
療は、その悪臭や火傷などの欠点があり、さらにその灸
の「つぼ」を知る必要がある等問題点が多かった。
【0004】しかして、本発明は、このもぐさを発熱体
で燻蒸して、その薬効気体を人体の径穴に与えることに
よって良好な灸治療をはかったものである。ところで、
もぐさを発熱体で燻蒸する場合、その発熱体が通常のニ
クロム線や金属箔の線状のものであると問題が生じる。
それは、
【0005】A) 発熱体が線状であると、面発熱体と
異なり、発熱体(線)が設けられている場所とそうでな
い個所とに温度差が生じる。したがって、この発熱体に
よって燻蒸されているもぐさは、アン(イン)バランス
な加熱を受け、均一に燻蒸されず、発熱体附近のもぐさ
が燻蒸され切った後は、その発熱体から離れた個所のも
ぐさは不十分な加熱による燻蒸ゆえに、その燻蒸効果は
急速に下がり、全てのもぐさが均一に燻蒸されないうち
に使用不可能となり、無駄が多くなる。これに対し、本
発明のごとくに面状発熱体を使用すれば、全てのもぐさ
が均一に燻蒸され、全てを無駄なく燻蒸し切ったところ
で、次の新しいもぐさと交換すれば良いのであるから経
済的である。
【0006】B) そして、第2点は、発熱体の折損に
よる故障の問題である。すなわち、ニクロム線や金属箔
の発熱体は金属の固体であるために、ある程度の湾曲に
は耐えられるが、折り曲げられるとその湾曲点の電気抵
抗が急上昇する。その結果その曲折点は異常な温度上昇
を招き、したがって、その個所は溶断しヒーター切れと
なる事故が続出した。本来、ニクロム線や金属箔は、金
属固体で作られているため電気ストーブや自動車のウイ
ンドの曇り止め等、固定した個所の発熱に使用されるよ
うに作られているものである。これに対し、もぐさ燻蒸
マットにおいては、その灸治療行為のために、使用者の
体の部位の曲線に合わせて、その使用の都度、種々な角
度におり曲げられる。さらには、睡眠中に使用する場合
には、使用者の寝返りで極端に折り曲げられることがあ
る。それ故に、その切断事故は避けることができないも
のであった。これに対して、本発明は、可撓性の物質を
本体とした発熱体を使用したのでその曲折に対する耐久
力は秀ぐれたものとなり、その切断事故は急減し、長寿
命化が図られた。
【0007】C) さらに、従来は、その発熱体の折り
曲げ事故を防止するため、そのカバーを合成皮革等のご
わごわしたものを使用し、それによって、その発熱体が
余りに曲折しないように為した。しかし、これでは、使
用者にごわごわした不快感を与えるばかりか、このもぐ
さ燻蒸マットはその使用するものの各部位に密着せず
に、せっかくの薬効分を有した気体を患部に充分与える
ことができずに、その燻蒸マットと身体との大きな隙間
から大量に流出させてしまいその効果を顕しく低下させ
た。これに対し、本発明においては、本来的な可撓性の
発熱体を使用したために、そのカバーも極柔軟なもの例
えば布等に為すことが可能となり、それによって、この
燻蒸マットをその使用者の体の部位に密着させることが
可能となりその治療効果を一層増大させた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるもぐさ燻
蒸マットは、以上の問題点に鑑みて、人の大腿部と背部
や腹部を覆う程度の大きさのものであって多数のもぐさ
燻蒸気体流出口付きのマットからなり、そのマット内に
可撓性の面状ヒーターとその上に袋詰めのもぐさの薄い
層を挿入したものとした。
【0009】以下に、本発明にかかるもぐさ燻蒸マット
の具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明の請
求項1に記載の発明の構成を説明する。これは、そのマ
ットが人の大腿部と背部を覆う程度の大きさの大マット
と人腹部を覆う程度の大きさの小マットからなり、それ
ぞれに上記のヒーターともぐさ等が挿入されたものとし
た。まず、大マットがある。この大マットは、人の大腿
部と背部を覆う程度の大きさのものである。つぎに、大
マット用面状可撓性ヒーターがある。この大マット用面
状可撓性ヒーターは、上記の大マット内に挿入されたも
のであって、この大マットの内部全面に広がるサイズの
ものである。
【0010】そして、大マット用もぐさ袋がある。この
大マット用もぐさ袋は、上記の大マット用面状可撓性ヒ
ーター上に全面に広がる状態に重なる薄い層からなるも
のである。さらにもぐさがある。このもぐさは、上記の
大マット用もぐさ袋内の全面にわたり面状状態に挿入さ
れたものである。そして、開閉挿入口がある。この開閉
挿入口は、上記の大マットに設けられたものであって、
上記の大マット用もぐさ袋を出し入れするものである。
さらに、多数のもぐさ燻蒸気体流出口がある。この多数
のもぐさ燻蒸気体流出口は、上記の大マットの表面部に
設けられたものである。そして、背もたれ部の折り曲げ
部がある。この背もたれ部の折り曲げ部は、上記の大マ
ットの中央を横断する状態に設けられたものである。お
よび、
【0011】つぎに、小マットがある。この小マット
は、人の腹部を覆う程度の大きさのものである。つぎ
に、小マット用面状可撓性ヒーターがある。この小マッ
ト用面状可撓性ヒーターは、上記の小マット内に挿入さ
れたものであって、この小マットの内部全面に広がるサ
イズのものである。そして、小マット用もぐさ袋があ
る。この小マット用もぐさ袋は、上記の小マット用面状
可撓性ヒーター上に全面に広がる状態に重なる薄い層か
らなるものである。
【0012】さらに、もぐさがある。このもぐさは、上
記の小マット用もぐさ袋内の全面にわたり面状状態に挿
入されたものである。そして、開閉挿入口がある。この
開閉挿入口は、上記の小マットに設けられたものであっ
て、上記の小マット用もぐさ袋を出し入れするものであ
る。さらに多数のもぐさ燻蒸気体流出口がある。この多
数のもぐさ燻蒸気体流出口は、上記の小マットの底面部
に設けられたものである。
【0013】第2に、本発明にかかるもぐさ燻蒸マット
の請求項2に記載の発明の構成を説明する。この発明
は、以下の点以外は、上記の請求項1の発明の構成と同
一である。それゆえに、上記の請求項1の発明の構成の
説明の全文の内から下記の点を除きここに引用して、以
下の構成の説明をこれに追加する。その差異は、この発
明を構成するマットが、人の大腿部と背部を覆う程度の
大きさの大マットのみであることである。したがって、
小マットとそれに付属するものはない。また、そのマッ
トは1個のみである。したがって、大小の区別は不要ゆ
えに、「大」マットとせずに単なる「マット」とした。
【0014】最後に、本発明にかかるもぐさ燻蒸マット
の請求項3に記載の発明の構成を説明する。この発明
は、以下の点以外は、上記の請求項1の発明の構成と同
一である。それゆえに、上記の請求項1の発明の構成の
説明の全文の内から下記の点を除きここに引用して、以
下の構成の説明をこれに追加する。その差異は、この発
明を構成するマットが、人の腹部を覆う程度の大きさの
小マットのみであることである。したがって、大マット
とそれに付属するものはない。また、そのマットは1個
のみである。したがって、大小の区別は不要ゆえに、
「小」マットとせずに単なる「マット」とした。
【0015】
【作用】本発明にかかるもぐさ燻蒸マットは、以上のご
とき構成にしたゆえに以下のごとき作用が生じた。最初
に、本発明の請求項1に記載の発明の作用を説明する。
これは、そのマットが人の大腿部と背部を覆う程度の大
きさの大マットと人腹部を覆う程度の大きさの小マット
からなり、それぞれ人の大腿部と背部および腹部にあて
がわれる。つぎに、それぞれのマット用の面状可撓性ヒ
ーターが、上記のそれぞれのマット内に挿入され、それ
ぞれのマットの内部全面に広がり、それぞれのマット用
もぐさ袋に入ったもぐさが上記のそれぞれのマット用面
状可撓性ヒーター上に全面に広がる。
【0016】それゆえに、それぞれのもぐさはそれぞれ
のヒーターによって燻蒸される。そして、開閉挿入口が
上記のそれぞれのマットに設けられてあるゆえに、使用
済みのもぐさはもぐさ袋と共にここから交換される。そ
して、多数のもぐさ燻蒸気体流出口が上記のそれぞれの
マットの表面部あるいは底面部に設けられているゆえ
に、ここからもぐさ燻蒸気体が流出し人に良好な刺激を
与える。また、背もたれ部の折り曲げ部を折り曲げると
座椅子状になる。
【0017】第2に、本発明にかかるもぐさ燻蒸マット
の請求項2に記載の発明の作用を説明する。この発明
は、以下の点以外は、上記の請求項1の発明の作用と同
一である。それゆえに、上記の請求項1の発明の作用の
説明の全文の内から下記の点を除きここに引用して、以
下の作用の説明をこれに追加する。その差異は、この発
明を作用するマットが、人の大腿部と背部を覆う程度の
大きさの大マットのみであることである。したがって、
小マットとそれに付属するものはないゆえに、その作用
はないことである。また、そのマットは1個のみであ
る。したがって、大小の区別は不要ゆえに、「大」マッ
トとせずに単なる「マット」とした。
【0018】最後に、本発明にかかるもぐさ燻蒸マット
の請求項3に記載の発明の作用を説明する。この発明
は、以下の点以外は、上記の請求項1の発明の作用と同
一である。それゆえに、上記の請求項1の発明の作用の
説明の全文の内から下記の点を除きここに引用して、以
下の作用の説明をこれに追加する。その差異は、この発
明を作用するマットが、人の腹部を覆う程度の大きさの
小マットのみであることである。したがって、大マット
とそれに付属するものはないゆえに、その作用はない。
また、そのマットは1個のみである。したがって、大小
の区別は不要ゆえに、「小」マットとせずに単なる「マ
ット」とした。
【0019】
【実施例】以下に、本発明にかかるもぐさ燻蒸マットを
その一実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。
図1は、本発明にかかるもぐさ燻蒸マットの請求項1の
発明の一実施例の斜視図を示したもので、その大マット
を座椅子状に曲げた状態を示したものである。図2は、
図1のものの側面図で、その大マットを伸ばした状態の
ものである。図3は、その請求項2の発明の平面図を示
したものである。図4は、その請求項3の発明の平面図
を示したものである。図8は、図2の大マットの一部拡
大側面断面図を示している。
【0020】本発明にかゝるもぐさ燻蒸マットの構成
を、それぞれの一実施例をもって、その一実施例を示す
添付図面と共に以下に述べる。最初に、本発明の請求項
1に記載の発明の構成をその一実施例で説明する。これ
は、そのマットが人の大腿部と背部を覆う程度の大きさ
の大マット10と人腹部を覆う程度の大きさの小マット
20からなり、それぞれに上記のヒーターともぐさ等が
挿入されたものとした。まず、大マット10がある。こ
の大マットは、人の大腿部と背部を覆う程度の大きさの
ものである。
【0021】つぎに、導電性カーボンを合成ゴムに練り
込んで為した等の大マット用面状可撓性ヒーター11が
ある。この大マット用面状可撓性ヒーター11は、上記
の大マット10内に挿入されたものであって、この大マ
ット10の内部全面に広がるサイズのものである。な
お、この大マット用面状可撓性ヒーター11は、可撓性
で耐熱性の電気絶縁カバーで覆われている。さらに、こ
の大マット用面状可撓性ヒーター11の他方の面には、
断熱体11aを設け、この大マット用面状可撓性ヒーター
11の熱が無駄に逃げないように為せば省エネルギーと
為せてよい。そして、この個所に図5に示す概略配線図
のごとくに、サーモスタ0ット11sを設け温度の一定化
を図り、さらに、温度ヒューズ11h設け異常加熱による
火災事故を防止するとよい。
【0023】そして、不織布からなる大マット用もぐさ
袋12がある。この大マット用もぐさ袋12は、上記の
大マット用面状可撓性ヒーター11上に全面に広がる状
態に重なる薄い層からなるものである。さらに、もぐさ
13がある。このもぐさ13は、上記の大マット用もぐ
さ袋12内の全面にわたり面状状態に挿入されたもので
ある。そして、開閉挿入口14がある。この開閉挿入口
14は、上記の大マット10に設けられたものであっ
て、上記の大マット用もぐさ袋12を出し入れするもの
である。
【0024】以上の状態を分かりやすくするために、図
7に示すこのもぐさ燻蒸マットの一部欠損部分斜視図と
図8に示す部分側面断面図に表した。しかしてこの開閉
挿入口14の開閉は、非金属性のファースナーを用いる
ことによって低温火傷を避けるようにするとよい。さら
に、多数のもぐさ燻蒸気体流出口15がある。この多数
のもぐさ燻蒸気体流出口15は、上記の大マット10の
表面部10aに設けられたものである。なお、この燻蒸気
体流出口15は、図3の平面図で明白なように、その流
出口15の配置考慮し、人体の径穴に上手に当たるよう
にすると一層よい。
【0025】つぎに、小マット20がある。この小マッ
ト20は、人の腹部を覆う程度の大きさのものである。
つぎに、導電性カーボンを合成ゴムに練り込んで為した
等の小マット用面状可撓性ヒーター21がある。この小
マット用面状可撓性ヒーター21は、上記の小マット2
0内に挿入されたものであって、この小マット20の内
部全面に広がるサイズのものである。なお、この小マッ
ト用面状可撓性ヒーター21は、可撓性で耐熱性の電気
絶縁カバーで覆われている。さらに、この小マット用面
状可撓性ヒーター21の他方の面には、断熱体を設け、
この小マット用面状可撓性ヒーター21の熱が無駄に逃
げないように為せば省エネルギーと為せてよい。そし
て、この個所に図6に示す概略配線図のごとくに、サー
モスタット21sを設け温度の一定化を図り、さらに、温
度ヒューズ21h設け異常加熱による火災事故を防止する
とよい。
【0026】そして、不織布からなる小マット用もぐさ
袋22がある。この小マット用もぐさ袋22は、上記の
小マット用面状可撓性ヒーター21上に全面に広がる状
態に重なる薄い層からなるものである。さらに、もぐさ
23がある。このもぐさ23は、上記の小マット用もぐ
さ袋22内の全面にわたり面状状態に挿入されたもので
ある。そして、開閉挿入口24がある。この開閉挿入口
24は、上記の小マット20に設けられたものであっ
て、上記の小マット用もぐさ袋22を出し入れするもの
である。
【0027】以上の状態を分かりやすくするために、上
記の大マットに関して図7に示すこのもぐさ燻蒸マット
の一部欠損部分斜視図と図8に示す部分側面断面図に表
したのでこれを参考にして、その上下を逆さにして見る
とよい。しかして、この開閉挿入口24の開閉は、非金
属性のファースナーを用いることによって低温火傷を避
けるようにするとよい。さらに、多数のもぐさ燻蒸気体
流出口25がある。この多数のもぐさ燻蒸気体流出口2
5は、上記の小マット20の底面部に設けられたもので
ある。なお、この流出口は、図8の断面図と図4の平面
図で明白なように、その流出口6の配置考慮し、人体の
径穴に上手に当たるようにすると一層よい。なお、本発
明の請求項1の実施例においてはこの小マット20は図
2の正面図と図9に示す平面図のごとくに、そのもぐさ
燻蒸気体流出口25はその底面部20aに隠れているの
で、ここではその請求項3の発明を示す実施例である図
4をも用いて示した。
【0028】最後に、タイマー30がある。このタイマ
ー30は、上記の大マット用面状可撓性ヒーター11と
小マット用面状可撓性ヒーター21の通電時間を制御す
るものである。なお、上記の面状可撓性ヒーター11,
21の両端にそれぞれ導電線16,26を織り込んで設
ければ、外部からの張力に対し強くなって、入力の電気
コードをこのもぐさ燻蒸マットに大きな金具で止める必
要はなくなり大変によい。これによって、使用者に不快
感を与えることはなくなり、さらに場合によっては低温
火傷の原因にもなりかねない露出した金属の使用は避け
られる。なお、本文中において「可撓性」とは、ゴムの
ように自由に何度も折り曲げに耐え得るものを意味し、
ニクロム線等のごとくに数度の折り曲げで切断するもの
は含まれない。しかして、背もたれ部10bの折り曲げ部
10cを折り曲げると座椅子状になる。
【0029】つぎに、その請求項2の発明の実施例であ
るが、これは上記の実施例の大マット10に相当するも
のゆえに、上記の説明を持ってこれに代える。同様にし
て、その請求項3の発明の実施例であるが、これは上記
の実施例の小マット20に相当するものゆえに、上記の
説明を持ってこれに代える。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかるもぐさ燻蒸マットは、以
上のごとくになしたゆえに以下のごとき多大な効果が生
じた。すなわち、本発明は上記の目的を達し、もぐさを
効率よく使用し、ヒーターも長寿命化し、使用者に良好
な刺激を与えるもぐさ燻蒸マットを提供できた。
【0031】特に、その請求項1と2の発明は、その大
マット10の背もたれ部10bを平にして寝そべって使用
することも可能であり、さらには図1と図10に示すご
とくにこれを立てて座椅子のごとくに使用することも可
能である。また、その請求項1の場合は、大マットと小
マットとで、身体全体にもぐさ燻蒸で良好な刺激を与え
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるもぐさ燻蒸マットの請求項1の
発明の一実施例の斜視図であって、その大マットを座椅
子状に曲げた状態を示したものである。
【図2】図1のものの側面図で、その大マットを伸ばし
た状態のものである。
【図3】その請求項2の発明の平面図を示したものであ
る。
【図4】その請求項3の発明の平面図を示したものであ
る。
【図5】図1の大マットの電気部分の配列を兼ねた回路
図である。
【図6】図1の小マットの電気部分の配列を兼ねた回路
図である。
【図7】図1の大マットの一部欠損拡大部分図を示して
いる。
【図8】図2の大マットの一部拡大側面断面図を示して
いる。
【図9】その請求項1の発明の一実施例の平面図であっ
て、その大マットを広げた状態を示したものである。
【図10】その請求項1の発明の一実施例の一部の斜視
図であって、その大マットを座椅子状に曲げて使用して
いる状態を示したものである。
【符号の説明】
10 大マット 10a 表面部 10b 背もたれ部 10c 折り曲げ部 11 大マット用面状可撓性ヒーター 12 大マット用もぐさ袋 13 もぐさ 14 開閉挿入口 15 もぐさ燻蒸気体流出口 20 小マット 20a 表面部 21 小マット用面状可撓性ヒーター 22 小マット用もぐさ袋 23 もぐさ 24 開閉挿入口 25 もぐさ燻蒸気体流出口 30 タイマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人の大腿部と背部を覆う程度の大きさの大
    マット、該大マット内に挿入されたものであってこの大
    マットの内部全面にわたるサイズの大マット用面状可撓
    性ヒーター、該大マット用面状可撓性ヒーター上に全面
    に広がる状態に重なる平たい大マット用もぐさ袋、該大
    マット用もぐさ袋内の全面にわたり面状状態に挿入され
    たもぐさ、上記の大マットに設けられたものであって上
    記の大マット用もぐさ袋を出し入れする開閉挿入口、上
    記の大マットの表面部に設けられた多数のもぐさ燻蒸気
    体流出口、上記の大マットの中央を横断する状態に設け
    られた背もたれ部の折り曲げ部、および、 人の腹部を覆う程度の大きさの小マット、該小マット内
    に挿入されたものであって且つこの小マットの内部全面
    に広がるサイズの小マット用面状可撓性ヒーター、該小
    マット用面状可撓性ヒーター上に全面に広がる状態に重
    なる平たい小マット用もぐさ袋、該小マット用もぐさ袋
    内の全面にわたり面状状態に挿入されたもぐさ、上記の
    小マットに設けられたものであって上記のもぐさ袋を出
    し入れする開閉挿入口、上記の小マットの底面部に設け
    られた多数のもぐさ燻蒸気体流出口、 より構成されたことを特徴としたもぐさ燻蒸マット。
  2. 【請求項2】人の大腿部と背部を覆う程度の大きさのマ
    ット、該マット内に挿入されたものであってこのマット
    の内部全面に広がるサイズの面状可撓性ヒーター、該面
    状可撓性ヒーター上に全面に広がる状態に重なる平たい
    もぐさ袋、該もぐさ袋内の全面にわたり面状状態に挿入
    されたもぐさ、上記のマットに設けられたものであって
    上記のもぐさ袋を出し入れする開閉挿入口、上記の大マ
    ットの中央を横断する状態に設けられた背もたれ部の折
    り曲げ部、より構成されたことを特徴としたもぐさ燻蒸
    マット。
  3. 【請求項3】人の腹部を覆う程度の大きさのマット、該
    マット内に挿入されたものであってこのマットの内部全
    面に広がるサイズの面状可撓性ヒーター、該面状可撓性
    ヒーター上に全面に広がる状態に重なる平たいもぐさ
    袋、該もぐさ袋内の全面にわたり面状状態に挿入された
    もぐさ、上記のマットに設けられたものであって上記の
    もぐさ袋を出し入れする開閉挿入口、より構成されたこ
    とを特徴としたもぐさ燻蒸マット。
JP11244393A 1993-04-16 1993-04-16 もぐさ燻蒸マット Pending JPH06296658A (ja)

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Cited By (2)

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