JPH06296319A - 支持線付きケーブルの中間吊留め構造 - Google Patents

支持線付きケーブルの中間吊留め構造

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Publication number
JPH06296319A
JPH06296319A JP5079526A JP7952693A JPH06296319A JP H06296319 A JPH06296319 A JP H06296319A JP 5079526 A JP5079526 A JP 5079526A JP 7952693 A JP7952693 A JP 7952693A JP H06296319 A JPH06296319 A JP H06296319A
Authority
JP
Japan
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wire
cable
support
supporting
support wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP5079526A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Naito
隆 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルコアを締付けることなく、支持線を
切断しないでも中間吊留めを行えるようにする。 【構成】 ケーブルコアに併設された支持線がケーブル
シースで一体化された支持線付きケーブルの中間部で支
持線を露出し、この露出した支持線に支持補助線の一端
を固定具で固定し、この支持補助線の他端部をビルディ
ング等の壁面などの支持体に対する取付け部として形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持線付きケーブルに
おける中間部を支持体に吊留める支持線付きケーブルの
中間吊留め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブル等の屋内幹線ケーブルをビ
ルディング等の建物の壁面に垂直布設する場合、一般
に、支持線(メッセンジャワイヤー)がケーブルシース
に一体化された構造の支持線付きケーブルが用いられ
る。すなわち、従来は、例えば、図2に示すように、絶
縁心線1の集合体であるケーブルコア2に併設された鋼
撚線等よりなる支持線(メッセンジャワイヤー)3がプ
ラスチックシース等のケーブルシース4で一体化された
構造の支持線付きケーブル5をビルディング等の建物に
垂直布設する際には、その頂部を建物の支持体に吊下げ
支持させている。
【0003】この支持線付きケーブル5の頂部での吊り
構造については、種々提案されているが、該支持線付き
ケーブル5の中間部において吊下げ支持する吊り構造に
ついては適当なものがなかった。
【0004】中間部において吊下げ支持する吊り構造と
しては、例えば、図3及び図4に示す如き支持線付きケ
ーブルの中間吊留め構造がある。この図3及び図4に示
す支持線付きケーブルの中間吊留め部は、支持線付きケ
ーブル5の中間部にワイヤーネット6を嵌合し、該ワイ
ヤーネット6を締付けバンド7で支持線付きケーブル5
に締付け固定し、この締付けバンド7の締付け部分をビ
ニルテープ8の巻き付けで被覆し、該ワイヤーネット6
の上端部に支持体に対する取付け部9を設けた構造であ
った。
【0005】また、中間部において吊下げ支持する吊り
構造としては、図5に示す支持線付きケーブルの中間吊
留め構造(例えば、特公昭53−10672号)があ
る。この支持線付きケーブルの中間吊留め構造は、頂部
が支持線3で支持体10に吊下げ支持された支持線付き
ケーブル5の中間部で、該支持線付きケーブル5の支持
線3を切断し、この切断部より下側の支持線3の上端部
を支持体10に固定した構造を有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図3及び図4に示す如き支持線付きケーブルの中間吊留
め構造にあっては、ケーブルコア2と支持線3とを一括
して締付けバンド7で締付け固定していたので、ケーブ
ルコア2に無理な締付け力が掛り、ケーブルコア2が通
信線の場合には、通信線としての伝送特性を悪化させて
しまうという問題点を有している。
【0007】また、従来の図5に示す支持線付きケーブ
ルの中間吊留め構造は、支持線付きケーブル5の中間部
で、該支持線付きケーブル5の支持線3を切断してい
る。このため、支持線3の切断部より下側では、該支持
線付きケーブル5の自重が該支持線3の切断部における
ケーブルコア2に作用している。この結果、従来の図5
に示す支持線付きケーブルの中間吊留め構造にあって
は、ケーブルコア2を構成している絶縁心線1に伸びが
生じたり、甚だしいときには絶縁心線1に断線が招来す
るという問題点を有している。
【0008】またさらに、従来の図5に示す支持線付き
ケーブルの中間吊留め構造にあっては、支持線付きケー
ブル5の支持線3の頂部を建物の支持体に吊下げ、支持
線付きケーブル5の中間部において、該支持線付きケー
ブル5の支持線3を切断し、この切断した支持線3をビ
ルディング等の壁面に固定することによって行ってい
る。ところが、施工業者がこの切断した支持線3を中間
でビルディング等の壁面に吊留めする工事を怠ると、切
断した支持線3の切断部より上側にある支持線3によっ
て支持線付きケーブル5全体を支持することになる。こ
のため、中間で切断された支持線3は、支持線付きケー
ブル5の自重を長期間に亘って支持することに耐えられ
なくなり、支持線3がケーブルシース4から離脱してし
まうという問題点を有している。
【0009】本発明は、ケーブルコアを締付けることな
く、支持線を切断しないでも中間吊留めを行うことので
きる支持線付きケーブルの中間吊留め構造を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の支持線付きケーブルの中間吊留め構造にお
いては、ケーブルコアに併設された支持線がケーブルシ
ースで一体化された支持線付きケーブルの中間部を支持
体に吊留める支持線付きケーブルの中間吊留め構造にお
いて、上記支持線付きケーブルの中間部で上記支持線を
露出し、該露出した支持線に支持補助線の一端を固定具
で固定し、該支持補助線の他端部を上記支持体に対する
取付け部に形成したものである。
【0011】
【作用】このように、支持線付きケーブルの中間部で支
持線を露出し、該露出された支持線に支持補助線の一端
を固定具で固定され、該支持補助線の他端部に支持体に
対する取付け部を設けると、ケーブルコアを締付けなく
て済み、また支持線を切断しないでも中間吊留めを行う
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る支持線付きケーブルの中
間吊留め構造の実施例について説明する。図1には、本
発明に係る支持線付きケーブルの中間吊留め構造の一実
施例が示されている。なお、前述した図2と対応する部
分には、同じ符号を付けて示してある。
【0013】図において、支持線付きケーブル5は、そ
の頂部で図示しない適宜な頂部吊り具により吊下げられ
て、建物内に垂直布設されている。この支持線付きケー
ブル5は、その中間部で支持線3を覆うケーブルシース
4が除去されて支持線3が露出されている。該露出され
た支持線3には、鋼撚線等よりなる支持補助線11の一
端がC型の圧縮金具よりなる固定具12の圧縮により固
定されている。固定具12を取付けた支持線3の露出部
分は、ビニルテープ等の絶縁テープの被覆層13で被覆
されている。
【0014】また、この支持補助線11の中間部の外周
は、絶縁被覆14で覆われている。この支持補助線11
の他端部には、支持体に対する取付部15が設けられて
いる。この実施例における取付部15は、支持補助線1
1の他端部をシンブル16に巻き付けて折り返し、この
支持補助線11の折り返し先端における該支持補助線1
1の重なり部分をC型の圧縮金具よりなる固定具17の
圧縮により固定し、該固定具17を中心とした支持補助
線11の部分をビニルテープ等の絶縁テープの被覆層1
8で被覆した構造になっている。このような支持線付き
ケーブルの中間吊留め構造では、支持補助線11の端部
における取付部15をボルト,ナット等で建物等の支持
体に支持させる。
【0015】このように本実施例に示す如く支持線付き
ケーブルの中間吊留め構造を構成すると、従来のように
ケーブルコア2と支持線3とを一括して締付けバンド7
で締付け固定するということがないので、ケーブルコア
2が通信線の場合にも、通信線としての伝送特性を悪化
させることなく支持線付きケーブルの中間吊留めを行う
ことができる。
【0016】また、本実施例に示す如き支持線付きケー
ブルの中間吊留め構造では、支持線3を切断しないの
で、支持線3を中間で切断する従来の中間吊留め構造の
ように、支持線付きケーブル5の自重が支持線3の切断
部より下側でケーブルコア2に作用するということがな
く、支持線3の切断部より下側で支持線付きケーブル5
の自重が該支持線3の切断部におけるケーブルコア2に
作用することがなく、ケーブルコア2を構成している絶
縁心線1に伸びが生じたり、絶縁心線1に断線を招くと
いうことがない。
【0017】また、本実施例に示す如き支持線付きケー
ブルの中間吊留め構造では、支持線3を切断しないの
で、支持線3を中間で切断する従来の中間吊留め構造の
ように、施工業者が中間でビルディング等の壁面に吊留
めする工事を怠っても、建物の支持体にその頂部を吊下
げた支持線付きケーブル5の支持線3によって支持線付
きケーブル5全体を支持することになり、支持線3がケ
ーブルシース4から離脱して支持線付きケーブル5が落
下してしまうことがなく、長期間に亘って従来同様に支
持線3によって支持線付きケーブル5全体を支持するこ
とになる。
【0018】更に、このような中間吊留め構造を設ける
ことにより、頂部吊り部の荷重負担を軽減することがで
きる。
【0019】なお、本実施例においては、ケーブルコア
2の片側に支持線3が併設されてケーブルシース4で一
体化されている支持線付きケーブル5に対して、本発明
を適用した場合について説明したが、本発明はケーブル
コア2の両側に支持線3が併設されてケーブルシース4
で一体化されている支持線付きケーブル5の中間吊留め
構造に対しても、長手方向のほぼ同じ位置で各支持線3
に支持補助線11を同様に取り付けて支持線付きケーブ
ルの中間吊留め構造を構成することができる。また、こ
の支持線付きケーブルの中間吊留め構造は、支持線付き
ケーブル5の長さに応じて長手方向の複数箇所に所定間
隔で設けることもできる。
【0020】本発明における支持線付きケーブルの中間
吊留め構造は、支持線付きケーブル5の重量等によっ
て、支持補助線11の種類及びサイズ、固定具12,1
6の数量が決定されるが、実験によれば支持補助線11
は、600Vビニル絶縁電線2.6mmで、C型の圧縮金
具よりなる固定具12,16を2個づつ使用した場合、
約100Kgの荷重に耐えられることがわかった。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように支持線付
きケーブルの中間部で支持線を露出し、この露出した支
持線に支持補助線の一端を固定具で固定し、この支持補
助線の他端部を支持体に対する取付け部として形成して
あるため、ケーブルコアを締付けることなく、支持線を
切断しないでも中間吊留めを行うことができる。したが
って、ケーブルコアに負担をかけないで中間吊留め構造
の形成を行うことができる。 また、本発明によれば、
特殊な工具材料を用いることなく、工場加工と同じよう
に、現場にての加工を行うことができ、さらに、工事業
者の作業の怠りがあっても、支持線が上部まで連続して
いるので、支持線がケーブルシースから離脱して支持線
付きケーブルが落下してしまうということを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持線付きケーブルの中間吊留め
構造の実施例示す支持線付きケーブルの中間吊留め構造
の要部を示す一部縦断側面図である。
【図2】支持線付きケーブルの一例を示す横断面図であ
る。
【図3】従来のワイヤーネットを用いた支持線付きケー
ブルの中間吊留め構造の要部側面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】支持線を切断して中間吊留め構造を形成する従
来の支持線付きケーブルの中間吊留め構造の側面図であ
る。
【符号の説明】
1………………………………………………………………
絶縁心線 2………………………………………………………………
ケーブルコア 3………………………………………………………………
支持線 4………………………………………………………………
ケーブルシース 5………………………………………………………………
支持線付きケーブル 6………………………………………………………………
ワイヤーネット 7………………………………………………………………
締付けバンド 9………………………………………………………………
取付け部 10……………………………………………………………
支持体 11……………………………………………………………
支持補助線 12……………………………………………………………
固定具 13……………………………………………………………
被覆層 14……………………………………………………………
絶縁被覆 15……………………………………………………………
取付け部 16……………………………………………………………
シンブル 17……………………………………………………………
固定具 18……………………………………………………………
被覆層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルコアに併設された支持線がケー
    ブルシースで一体化された支持線付きケーブルの中間部
    を支持体に吊留める支持線付きケーブルの中間吊留め部
    において、上記支持線付きケーブルの中間部で上記支持
    線を露出し、該露出した支持線に支持補助線の一端を固
    定具で固定し、該支持補助線の他端部を上記支持体に対
    する取付け部に形成したことを特徴とする支持線付きケ
    ーブルの中間吊留め構造。
JP5079526A 1993-04-06 1993-04-06 支持線付きケーブルの中間吊留め構造 Pending JPH06296319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5079526A JPH06296319A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 支持線付きケーブルの中間吊留め構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP5079526A JPH06296319A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 支持線付きケーブルの中間吊留め構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06296319A true JPH06296319A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13692434

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5079526A Pending JPH06296319A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 支持線付きケーブルの中間吊留め構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH06296319A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114447854A (zh) * 2020-10-30 2022-05-06 大陆工程服务有限公司 具有保护线缆的导向件的有线电气设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114447854A (zh) * 2020-10-30 2022-05-06 大陆工程服务有限公司 具有保护线缆的导向件的有线电气设备

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