JPH06296257A - 文字放送信号の記録または記録再生装置、若しくは磁気記録または記録再生装置 - Google Patents

文字放送信号の記録または記録再生装置、若しくは磁気記録または記録再生装置

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JPH06296257A
JPH06296257A JP6015497A JP1549794A JPH06296257A JP H06296257 A JPH06296257 A JP H06296257A JP 6015497 A JP6015497 A JP 6015497A JP 1549794 A JP1549794 A JP 1549794A JP H06296257 A JPH06296257 A JP H06296257A
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teletext
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横傷、クロッグなどに強い文字放送の記録再
生装置を提供する。 【構成】 AUX0、AUX1の計10バイトは、前半
の5バイト、後半の5バイトに分かれる。前半の5バイ
トは、50/60、STYPE、APPLI、それに本
願の文字放送データが入る。後半の5バイトには、パッ
ク構造を取るVAUXが入るが、最後のBUF NO.
26の前半4バイトは、本願の文字放送用に用いる。基
本的にAヘッド側トラック、Bヘッド側トラックに全く
同じデータが記録位置を変えて書かれるので、これによ
りヘッド・クロッグや「横傷」に対してもデータは守ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字多重放送やテレテ
キストのデータをデジタル化して記録再生する文字放送
の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送電波の時間的な隙間を利用し
た文字多重放送が既に実用化されている。文字多重放送
は、各種ニュース、天気予報、交通情報等の生活情報の
ほかに、字幕スーパー番組やクイズ番組等があり、メロ
ディーも流すことが出来る。我が国に於いては、文字、
図形、付加音を符号化して伝送するコード方式と画素伝
送するパターン方式とを組み合わせたハイブリッド方式
で1985年末より放送されている。
【0003】また北米(NABTS)、イギリス、フラ
ンスで文字放送が行われているが、その方式は少しづつ
異なっている。特に日本方式と大きく異なる点は、付加
音がない、漢字が無い点である。これら3方式は、基本
的にアルファベット26文字を送る事を前提としている
ので、テレテキスト放送と呼ばれている。しかし基本的
なシステムは、文字多重放送もテレテキスト放送も同じ
なので以下の説明では一括して「文字放送」と呼ぶこと
にする。
【0004】文字放送信号は、テレビ放送信号の垂直ブ
ランキング期間にテレビ放送自体の画像、音声を妨げな
い形で、多重されて送られて来る。現在日本では、1
4、15、16、21、277、278、279、28
4の計8ラインに多重されているが、将来の拡張性を考
慮して規格では 10、11、12、13、14、15、16、21 273、274、275、276、277、278、2
79、284 の計16ラインに多重できる事になっている。
【0005】ヨーロッパの文字放送では、7から22、
320から335の計32ラインに多重するように規格
化されているが、実際には各放送局毎にバラバラであ
る。またこれらのラインにはVPS信号やテスト信号等
も任意に挿入されて使われている。
【0006】図17に日本の文字放送信号の任意の1ラ
インの様子を示す。ペデスタルレベルを「0」、白レベ
ルの70%を「1」とするデジタル信号296ビットが
図のように多重されている。1つのデータラインは同期
部とデータパケット部からなる。同期部は、ビット同期
を取るためのビット同期符号(CR:Clock Ru
n−in)と、バイト同期を取るためのバイト同期符号
(FC:Framing Code)からなる。
【0007】データパケットは、プリフィクス(PF
X:PreFiX)、情報データ、チェック符号からな
る。プリフィクスは、パターン方式かハイブリッド方式
かを識別するためのサービス識別符号(SI/IN:S
ervice Identify)8ビットと、データ
パケットを伝送制御するためのパケットコントロール
(PC:PacketControl)6ビットからな
る。その後に情報データが176ビット(22バイト)
続き、チェック符号として82ビット確保されている。
【0008】他の3方式は、細かい部分で差があるが考
え方に違いはない。
【0009】1つの文字放送番組は、番組内容にもよる
が数キロバイトのデータ量を必要とする。上述のように
1ラインあたり176ビットしか送れず、十数番組を1
つのチャンネルで送っている現状から考えると、1つの
文字番組は約20〜30秒間隔でしか送出されていな
い。
【0010】現在この文字放送は、文字放送対応チュー
ナーか文字放送受信テレビでデコードして視聴してい
る。デコードしたものをVTR等に記録することはもち
ろん可能であるが、デコードする以前の生データを従来
のアナログVTRに記録することはそのクロックレート
(5.7MHz〜6.9MHz)からいって不可能であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、文字放
送を放送された形のまま現在の民生用のアナログVTR
等に記録することはできない。これをデコードして記録
するには、文字放送デコーダIC、大容量メモリ、漢字
ROM、コントロールマイコン等が必要となり、特に民
生用VTRの場合にはそのコストアップ、実装面積分は
無視できない。
【0012】またたとえ大量生産等によりコストアップ
等が軽微に抑えられたとしても、一つの文字放送を記録
するためには約20〜30秒待たないと番組として成立
しないので、その間VTRをストップさせておくか、以
前受信した番組(それも静止画)を記録し続けるかしな
くてはならない。この場合約20〜30秒というのはあ
くまでも平均なので、あるケースでは2秒ぐらいで番組
が成立し、別のケースでは30秒待った等という具合い
にバラバラな応答になってしまう。
【0013】さらに50Hz、60Hzで代表されるV
TR本来の画像、音声の記録レートとデコードした文字
放送の約20〜30秒という記録レートとは全く同期が
取れないので、両者の間に相関性を持たせることはでき
ない。
【0014】このことは一本のトラック上に画像、音
声、文字放送の各データをエリアを分けて記録しても、
画像、音声を重視すれば文字放送エリアが空白になる可
能性があり、一方文字放送を重視すれば画像、音声エリ
アが空白になる可能性があることを意味している。従っ
て、文字放送を記録するときには、それを画像、音声情
報として従来の方法で記録することになる。この時同時
に放送しているテレビ番組を記録することは出来ない。
【0015】オーディオがカセットテープ、レコードの
アナログ記録からDAT、CD、MD、DCCのデジタ
ル記録に変わったように、ビデオも8ミリ、VHSのア
ナログ記録からデジタル記録へと移りつつある。デジタ
ルVTRの基本サンプリングレートが13.5MHzで
有ることを考えると、文字放送のクロックレート程度な
ら苦もなく扱えるのは容易に想像できる。従って一本の
トラックを画像、音声、文字放送のエリアに分け、そこ
にデコードしたデータではなく文字放送データそのもの
を記録できるので、前述のアナログVTRにおける不具
合はなくなる。
【0016】またデコードしていないデータを記録する
のでコストアップ、占有面積の増加分は、デコードした
データを記録するのに比べて格段に安く、かつ占有面積
が少なくて済み、文字放送対応テレビにそのデコードを
まかせるような商品構成も可能となる。
【0017】さてデジタルVTRの最大の利点は、サン
プリング周波数が60Hz系、50Hz系共通で13.
5MHzとなっていることである。これにより従来のア
ナログVTRのように、60Hz系、50Hz系の仕向
地別にドラムの回転数やヘッドまわり、いわゆる電磁変
換系を変更しなくてもすむようになった。60Hz系、
50Hz系の差は、単に例えば前者が10トラック/フ
レーム、後者が12トラック/フレームというようなテ
ープ消費量の差となり、その他のトラックピッチ、トラ
ック幅等はすべて共通でよい。
【0018】しかしVTRデッキの場合には、仕向地別
にテレビチューナーを変更せざるを得なく、それに伴い
文字放送の対応も変えなければならない。しかし記録済
みのテープを考えてみると、単に60Hz系で記録した
か、50Hz系で記録したかの違いである。よって例え
ばアメリカと日本のように同じ60Hz圏内であればア
メリカで記録したテープを日本向けのVTRで再生する
ことはできる。そうであるならば、文字放送の記録フォ
ーマットも表1のように日本用、北米用(NABT
S)、イギリス用、フランス用と4種類用意するのは得
策ではなく、60Hz系用、50Hz系用と2種類に統
一できたほうがよい。
【0019】
【表1】
【0020】さらに将来の文字放送の拡張に対しても柔
軟に対応できるフォーマットでなければならない。
【0021】またテープ上に記録再生する場合には、テ
ープ特有のドロップアウトの問題がある。前述のように
データはチェック符号等で保護されているが、ドロップ
アウトのようなバースト誤りに対しては特に注意が必要
である。アルファベットであればまだ良いが、表意文字
である漢字の場合には一文字欠けても意味が通じなくな
る恐れがあるからである。
【0022】民生用のデジタルVTRの場合には、その
テープ消費量から考えて圧縮方式のVTRになるのは確
実である。この場合圧縮技術も進歩するので、現在1フ
レーム10トラック必要だったのが、将来的に半分の5
トラックで済むようになることも十分考えられる。これ
にも柔軟に対応できる文字放送記録フォーマットでなけ
ればならない。
【0023】従ってこの発明は、デジタルVTRまたは
デジタル信号を記録できるエリアを持つアナログVTR
において、 1.文字放送をデコードせずに記録し、 2.世界の文字放送を単に60Hz圏用、50Hz圏用
の2種類にまとめ、 3.将来の文字放送の拡張、テープのフレーム当りのト
ラック消費量半減にも柔軟に対応でき、 4.テープの横傷、ヘッドクロッグなどのドロップアウ
トにも強い 文字放送の記録再生装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の手
段は、デジタル画像信号を記録するデジタル画像信号の
記録手段と、放送電波の中に多重されている文字放送デ
ータを抜き出す手段とを有し、この抜き出された上記文
字放送データをデコードせずに記録することを特徴とす
る文字放送の記録または記録再生装置である。
【0025】この発明による第2の手段は、上記抜き出
されたデータの内、ビット同期符号を除いた部分をデコ
ードせずに記録することを特徴とする第1の手段記載の
文字放送の記録または記録再生装置である。
【0026】この発明による第3の手段は、放送電波の
中に多重されている文字放送データの多重ライン番号、
フィールド、放送方式コードをIDとして上記抜き出さ
れたデータのバイト同期符号に置き換えて記録するよう
にしたことを特徴とする第2の手段記載の文字放送の記
録または記録再生装置である。
【0027】この発明による第4の手段は、放送電波の
中に多重されている文字放送データを所定バイト数から
成るパック構造を用いて記録するようにしたことを特徴
とする第1の手段記載の文字放送の記録または記録再生
装置である。
【0028】この発明による第5の手段は、放送電波の
中に多重されている文字放送データの1フレーム分のデ
ータの終端部に終端コードを記録するようにしたことを
特徴とする第4の手段記載の文字放送の記録または記録
再生装置である。
【0029】この発明による第6の手段は、磁気テープ
上に複数のトラックを形成すると共に、このトラックに
少なくともトラッキング用データ領域、音声データ領
域、画像データ領域を設けて画像情報をデジタル記録す
るようにした磁気記録または記録再生装置において、上
記画像データ領域に画像に関する付随情報を記録する付
随データ領域を設けると共に、放送電波の中に多重され
ている文字放送データを抜き出して上記付随データ領域
に記録する手段を有し、1トラックの上記付随データ領
域中に記録可能な容量を、上記文字放送データの1ライ
ンあたりのデータ量の非整数倍としたことを特徴とする
磁気記録または記録再生装置である。
【0030】この発明による第7の手段は、1フレーム
分の上記文字放送データは、複数のトラックの上記付随
データ領域を用いてテープ上の分散した位置に記録され
るようにしたことを特徴とする第6の手段記載の磁気記
録または記録再生装置である。
【0031】この発明による第8の手段は、1フレーム
分の上記文字放送データは、複数のトラックの上記付随
データ領域を用いてテープ上の分散した位置に繰り返し
記録されるようにしたことを特徴とする第6の手段記載
の磁気記録または記録再生装置である。
【0032】
【作用】これによれば、 1.世界の文字放送を単に60Hz圏用、50Hz圏用
の2種類にまとめることにより、テープの記録フォーマ
ットを単純化できる。 2.文字放送データもフレーム単位にまとまっているた
め、テープの編集時にビデオ、オーディオと同様に扱え
る。 3.文字放送が将来拡張されるような事があっても、以
前に記録した文字放送データは新しいVTRでも再生が
できる。 4.文字放送の仕向地をすぐに判断できるため、例えば
アメリカで記録したテープを日本で再生する場合、画
像、音声は同じ60Hz系なので再生できるが、文字放
送に付いては誤再生させないようにできる。 5.原理上そのTVチャンネルの全ての文字放送番組を
記録できるので、テープに記録後ユーザーが好みで番組
を選べる。 6.デジタルデータとして記録しているので、デジタル
インターフェイス等を介して、パソコンとつないでデー
タベースとすることも可能となる。 7.コストアップ、占有面積増大となるIC、メモリ類
をテレビ側に持たせる商品も可能となり、バリエーショ
ンに富む。
【0033】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、今後コンシューマー用として
有望な画像圧縮方式のデジタルVTRのトラックフォー
マットの一例である。
【0034】1本のトラックは、ヘッドの突入側から、
マージン、アフレコ位置を規定するためのITI(In
sert and Track Informatio
n)、音声信号、画像信号、サブコード、マージンの各
エリアを持つ。各エリアの間にはプリアンブル、ポスト
アンブルのアンブルやエリア確保のためのギャップが設
けてある。
【0035】文字放送は映像信号のVブランキングに配
置されているので、画像信号の付随データVAUX(V
ideo AUXiLiary)として扱うのが自然で
ある。以後、この画像信号のエリアについて説明する。
【0036】図2に、図1の画像信号エリアのシンクブ
ロック構成の一例の詳細を示す。画像信号エリアは、1
35シンクブロックのデータ部と11シンクブロックの
垂直パリティC2からなる。C1は水平パリティ8バイ
トで、C1、C2で積符号構成を構成する。図中BUF
の表記は、圧縮の1バッファリング単位(Buffer
ing unit)。この例では1バッファリング単位
は、5シンクブロックから成る。
【0037】1トラック内には、0から26まで27バ
ッファリング分の圧縮画像信号データが格納される。こ
れは135シンクブロック分に相当する。
【0038】図3は、この1バッファリング単位、5シ
ンク分の内容である。一つのシンクブロックは、例えば
90バイトで構成される。まず共通のSYNCパターン
16ビットから始まり、その後に3バイトからなるID
部がある。ID部は、2バイトのIDデータ(ID0、
ID1)とそれを保護するIDパリティ1バイト(ID
P)で構成される。その後がデータ部である。
【0039】データ部には、画像信号の付随データVA
UXを格納するAUX0、AUX1の2バイト、それに
画像信号データを格納するエリアからなる。AUXデー
タの2バイトは、C1、C2で構成される積符号構成の
中に含まれているので、画像信号データと同様の強力な
エラー訂正能力で守られる。
【0040】画像圧縮の量子化テーブルNO.を示すQ
NOは、各SYNCの下位4ビットに格納される。QN
Oは1バッファリング単位で一つの値を取るが、圧縮デ
ータを元に戻すために重要なので、5シンク・ブロック
に5回書いて、エラーに対してさらに補強している。各
シンク・ブロックの上位4ビットには、QNOの切り替
えポイントSWPが入る。SWPは1シンク・ブロック
毎に固有の値を持つ。
【0041】VTR再生時に問題となるものに、ヘッド
が目詰まりするヘッド・クロッグや、テープの横方向に
傷がつくいわゆる「横傷」がある。ヘッド・クロッグ
は、片方のヘッドだけに起こることが多く、この場合は
1トラックおきにデータが読めなくなる。「横傷」で
は、トラックの同じ位置のデータがほとんど欠落してし
まう。
【0042】そこで本願の例では、Aヘッド、Bヘッド
でそれぞれの書き込み位置をずらしている。この様子を
図4に示す。これは図3のAUX0、AUX1の2バイ
トをシンク・ブロック順に並べた物である。
【0043】AUX0、AUX1の計10バイトは、前
半の5バイト、後半の5バイトに分かれる。前半の5バ
イトは、50/60、STYPE、APPLI、それに
本願の文字放送データが入る。50/60は、「0」で
50Hz系、「1」で60Hz系を示す。STYPE
は、記録される画像信号のタイプでスタンダード(例え
ばNTSCやPALなど)、ワイド(アスペクト比は1
6:9で、走査線数はスタンダードと同じ)、Hivi
sion等を示す。APPLIは、トラック内のデータ
記録構造を規定するIDである。
【0044】後半の5バイトには、パック構造を取る画
像に付随した他の情報VAUXが入るが、最後のBUF
NO.26の上位4バイトは、本願の文字放送用に用
いる。
【0045】パック構造は、図5に示すように、1バイ
トのアイテムコードと4バイトのデータ部で構成され
る。パック構造を採るVAUXエリアは、メインエリア
とオプショナルエリアで構成される。
【0046】メインエリアは、その情報(ここでは画像
データ)を再現するために最低限必要なデータ等(例え
ば圧縮方式)が格納される場所で、全てのデジタルVT
Rがサポートしなければならない。ここでは、記録年月
日、ソース情報、ダビング情報それに最近アメリカで法
制化された難視聴者対策のクローズド・キャプション等
が入る。オプショナルエリアは、オプショナルデータ用
である。
【0047】図4のように、メインエリアには基本的に
Aヘッド側トラック、Bヘッド側トラックに全く同じデ
ータが記録位置を変えて書かれるので、これによりヘッ
ド・クロッグや「横傷」に対してもデータは守られる。
【0048】次に本発明の文字放送に関する詳細につい
て説明する。
【0049】ビット同期を取るためのビット同期符号
(CR:Clock Run−in)は各方式とも16
ビットである。これは単なる「1」「0」の繰り返し信
号なので、クロック周波数が分かれば後で再現するのは
たやすい。そこでこの部分以外のデータを抜きだして記
録することにする。
【0050】そうすると1ラインあたりの必要ビット数
は 日本 280ビット(35バイト) 北米 272ビット(34バイト) 英国 344ビット(43バイト) 仏国 304ビット(38バイト) となる。
【0051】これをテープ上に記録する方法に付いて、
次に述べる。文字放送のデータは1フレームに2回、第
一フィールドと第二フィールドにバースト的に登場す
る。このデータを画像信号のエリアにVAUXデータと
して書き込むためには、圧縮した画像信号データとタイ
ミングを合わせなければならない。具体的には、FIF
Oメモリのようなものに1フレーム分の文字放送データ
を貯めておき、書き込みタイミングに応じて必要量を読
みだしていく。
【0052】文字放送データは、前述のように規格で決
まっている挿入位置すべてに挿入されているわけではな
い。放送局によってバラバラでもある。そこでテープ上
に記録する時になんらかの位置情報が必要になる。
【0053】すなわち図6は、走査線数525の放送方
式と、走査線数625の放送方式とにおける、文字信号
挿入可能期間を示したものであって、それぞれ走査線数
525の放送方式では10〜21ライン、及び272〜
284ライン、また走査線数625の放送方式では6〜
22ライン、及び318〜335ラインが文字信号挿入
可能期間とされる。そこでこの文字信号挿入可能期間を
抜き出す、nGATEなるゲート信号を導入する。これ
を用いればnGATE=0の期間のライン番号を、0か
ら17までで示すことが出来る。
【0054】ここで記録側の回路について図7を用いて
説明する。ここでは、説明を日本の文字多重放送にしぼ
る。他の方式も周波数以外は全く同様である。1なる入
力端子から入力されたコンポジットビデオ信号は、2な
る同期分離回路に与えられる。ここでODD/EVEN
なるフィールド判別信号とH SYNC信号を作る。こ
のODD/EVEN信号の立ち上がりと立ち下がりを、
3なるカウンタークリアパルス生成回路にて抜き出し、
そのタイミングで4なるHカウンターと6なるラインN
o.生成回路をクリアする。
【0055】4なるHカウンターは、ODD/EVEN
信号の変化点からHSYNCをカウントするもので、こ
のカウント出力をデコーダ5でデコードして上述のnG
ATE信号を作る。このnGATE=Lの期間、6なる
ラインNo.生成回路をアクティブにして上述の図6に
示すようなラインNo.を作る。なお走査線数525の
放送方式ではODD/EVEN=0のときの12〜3
0、ODD/EVEN=1のときの13〜30のライン
No.は未定義である。また走査線数625の放送方式
ではODD/EVEN=0のときの17〜30、ODD
/EVEN=1のときの18〜30のラインNo.は未
定義である。
【0056】一方、入力されたコンポジットビデオ信号
は、ペデスタルクランプ回路7にてそのペデスタルレベ
ルの直流分を安定化した後、コンパレータ8に加える。
比較電圧としては、例えば0.5Vにして白レベルの7
0%とペデスタルレベルの中間位に設定する。コンパレ
ータ8の出力は、いわゆるTTLレベルのデジタル信号
で、これを9なるS/P変換回路に入力する。S/P変
換回路は、シリアル信号をパラレル信号に変換するもの
で、ここでバイト化する。
【0057】シリアルクロックSCKは、以下のように
して生成される。
【0058】まず入力されたコンポジットビデオ信号の
カラーバースト信号の振幅を一定化するため、11なる
バーストACC回路に加える。これをfsc(サブキャ
リア信号周波数)PLL回路12のリファレンス信号に
する。この3.58MHzの出力信号は、13なる分周
器により5分周され、次の14なる16/5fscPL
L回路のリファレンス信号にする。この2重のPLL回
路により安定されたクロック信号は、さらに15なる分
周器によりデューティ50%の信号にされる。これが
5.727272MHzの基本クロックSCKである。
この信号は、さらに16なる分周器で8分周され、バイ
ト化に用いられる。
【0059】S/P変換回路9にてバイト化された信号
はDF/F(D型フリップフロップ)10でラッチさ
れ、CRI(クロックランイン)検出回路に与えられ
る。この回路には、HSYNCをトリガーしたモノマル
チ回路17の出力、及びnGATE信号も入力される。
モノマルチ回路17では、HSYNC信号から仕様で決
められているCRIパルスの16個以内の期間を抜き出
す。このタイミングでnGATE=Lの時、DF/F1
0の出力が00hならCRIがなかったことになるの
で、文字多重放送データなしと判断できる。またAAh
(10101010)なら有りなので、nEXIST=
Lとする。この結果とnGATE、LCK等を次段のタ
イミングコントローラ22に与える。
【0060】さて、ライン番号、ODD/EVEN、そ
れに仕向地別に異なる放送方式識別コード(VTRセッ
ト自身が記憶)は、図8のように組み立てられ、スイッ
チ19に入力される。もう一方の入力には、DF/F
(D型フリップフロップ)10からのデータが与えら
れ、これらをタイミングコントローラ22によりタイミ
ングを見て切り換える。スイッチ19の出力はDF/F
20にて時間を整え、タイミングコントローラ22によ
りFIFO21に書き込まれる。
【0061】すなわちこのラインIDにおいて、下位5
ビットは、ラインNo.である。ヨーロッパは、片フィ
ールド17ラインあるので5ビット必要である。その上
は、ODD/EVEN判別である。このODD/EVE
Nの判別信号と、5ビットのラインNo.で文字放送信
号の多重化された全ての走査線が特定される。
【0062】上位2ビットには、放送方式識別コードを
いれる。ここには、例えば日本のテレテキスト放送方式
の場合には00、北米(NABTS)のテレテキスト放
送方式の場合には01、イギリスのテレテキスト放送方
式の場合には10、フランスのテレテキスト放送方式の
場合には11の放送方式識別コードをいれる。これは、
仕向地別に変わるTVチューナーから固定の2ビットを
もらってもいいし、仕向地別に微妙に変わるモードコン
トロールマイコンがそれを持っていてもよい。
【0063】このラインIDを先ほどのバイト同期符号
の代わりに挿入する。従って1ラインのデータは、 ラインID、PFX、情報データ、チェック符号 の順に記録される。必要ビット数は変わらない。
【0064】PFX、情報データ、チェック符号は、実
データとして図7の出力11から8ビットのパラレルデ
ータの形で得られる。こうして作られたデータは、前述
のようにFIFOメモリ等に貯えられて、記録タイミン
グを待つことになる。
【0065】FIFO21に書き込まれるデータは2フ
ィールド目のVブランキング終了時には確定している
が、圧縮方式のVTRの場合には、画像データは1フレ
ーム終了まで確定していない。そこでFIFO21のデ
ータ読みだしは、その次のフレーム開始からになる図4
の様に詰め込んで行く場合には、このFIFO出力デー
タはフレーミング回路に与えられ、タイミングコントロ
ーラ22とフレーミング回路との連携で順々に読みだし
動作を行う。パックにデータを詰め込み記録する場合に
は、パッキング回路にてパックヘッダーを5バイト毎に
頭に詰め、その後でフレーミング回路に送る。パックを
用いずに直接記録する場合には直接フレーミング回路に
送る。スイッチ23の切り換えタイミングは、同様にタ
イミングコントローラ22とフレーミング回路との連携
で行う。
【0066】次に再生側の回路例について図9を用いて
述べる。
【0067】デフレーミング回路またはアンパッキング
回路より、文字多重放送データを抜き出し、FIFOに
ため込む。書き込みクロックは、フレーミング制御クロ
ックPBCKを用いる。データのため込みは、1フレー
ム期間(ここでは例えば10トラックスキャン)終了時
に完了するが、すぐに1番先頭のデータを3なるDF/
Fに取り込む。ここには放送方式識別コードがあるの
で、FIFO等のタイミングを司るタイミングコントロ
ーラ2に取り込む。
【0068】ここで、セット自身が記憶しているIDと
比較して、そのセットが再現できない文字多重方式かど
うかを判別する。できなければ取り込んだデータはその
まま捨てられ、以後の動作を止める。再現可能な場合、
既にDF/F3に取り込まれているODD/EVEN、
ライン番号をデコーダー4により本来のHライン番号に
変換しておく。アンパッキング回路は、デフレーミング
回路からのデータの内、パックヘッダーに相当する部分
をスイッチ24にて捨てさる操作をする。
【0069】さて、デジタルVTRは圧縮効率をあげる
画像情報とは無関係なHSYNC、VSYNCを削って
記録している。そのため再生時には、新たにそれらを発
生させてコンポジットビデオ出力信号を作っている。
【0070】7はfsc発振器でクリスタルを用いた安
定なクロックを出力する。これをマスターのクロックと
して種々のクロックを作り出す。まず、8なる分周器に
て16/5分周し、さらにデューティー50%にするた
め9なる2分周器にかける。これで文字多重放送の基本
クロックである5.727272MHz SCKができ
る。さらにこれを10なる8分周器で、バイト単位で扱
うLCKクロックを作る。
【0071】またfscは、11なる同期信号発生器に
加えられ、HSYNC信号を作る。同時にHカウンター
13をクリアーするパルスを回路12にて作り出す。H
カウンター13の出力は、比較器5に与えられる。
【0072】比較器5では4なるデコーダーのHライン
番号出力と常に比較し、一致情報はタイミングコントロ
ーラー2に与えられる。一致した場合、FIFO1から
次のデータをDF/F6に取り込む。スイッチ25には
CRI、方式毎に決まるFCが既に用意されていて、 CRI、FC、データ、データ・・・ の順に切り換えてDF/F15に送り出される。それを
さらにS/P変換器16によりクロックSCKを用いて
シリアルデータに変換する。
【0073】最終的に出力のコンポジット信号は、2V
ppのアナログ信号にしなければいけない。そのためT
TLレベルであるシリアルデータやHSYNC信号は、
17や20のTTL→アナログレベル変換回路により所
定の電圧レベルに変換する。8ビットの画像データは、
A/D変換器26によりアナログ電圧に変換され、さら
にレベル変換器18により所定のレベルに合わせられ
る。fscもカラーバースト信号として回路19にて、
レベルを合わせておく。
【0074】画像データを出力するか文字多重放送デー
タを出力するかは、5の比較器一致出力によりアナログ
スイッチ27を切り換えて行う。HSYNC内のどこの
データをはめ込むかは14なるH内タイミング発生回路
で作り出し、それによりアナログスイッチ21を切り換
える。これによりHSYNC、カラーバースト、文字多
重放送データまたは画像データの順にHSYNC内には
めこまれて行く。このスイッチ21では当然ペデスタル
レベルのレベル合わせ等も行い、アナログ的にミックス
する。この出力はアンプ22により2Vppに調整さ
れ、23なる出力端子にコンポジットビデオ信号として
出力する。
【0075】日本以外の3方式もこれと全く同じ手法で
実現できる。
【0076】さて次にこれらのデータをどのようにテー
プ上に記録するかについて述べる。まず日本の文字放送
の格納方法について考えてみる。図4で1トラックあた
りの文字放送データ格納エリアは、 4×27+4 で112バイトある。ここにラインID、PFX、情報
データ、チェック符号の計35バイトを詰め込んでい
く。
【0077】ここでは、 60Hz系方式 1フレーム10トラック 50Hz系方式 1フレーム12トラック として以後の話を進める。
【0078】図10に日本の文字放送の格納方法を示
す。これは図4の文字放送格納エリア112バイトを、
あたかも一本のトラックであるかのように描いた図であ
る。FIFOメモリにため込まれたデータを、このよう
に順に読みだして書き込んでいく。10トラック全体で
35バイトの固まりが32個、すなわち32ライン分の
データが格納できる。
【0079】規格では1フレーム最大16ライン、現状
8ラインなので、本発明では1フレーム10トラックに
規格最大で2回書き、現状で4回書きとなる。このよう
に複数回書けると、それだけエラーに強くなる。一箇所
やられても他の場所に同じデータが書かれていれば、そ
れで補えるからである。
【0080】また図10において、35バイトの固まり
が左に少しづつシフトして並べてある。これは意図的に
なされたものであり、1トラックあたりの記録可能バイ
ト数を35バイトの整数倍にならないように選ばれてい
る。
【0081】この効果を、将来の文字放送格納ライン数
増加を絡めて次に見ていく。
【0082】図11にAヘッドクロッグ、図12にBヘ
ッドクロッグ、図13に横傷画像発生した時の様子を示
す。将来の文字放送格納ラインの増加は2ライン単位と
し、現行の8ライン、10ライン、12ライン、14ラ
インそれに最大16ラインについて確認している。ライ
ン数の増加に伴い、きりの良いところで格納を止める
と、数10バイトも余ってしまうことがある。
【0083】これでは記録エリアが無駄なので全て同
じ、FIFO単純繰り返し読み(FIFOの中味を全て
読みだしたら、読出しリセットをかけて始めのデータか
らまた読み出す)で行う。このほうが、必要記録量に応
じて記録順を変化させるような方式よりも、回路が単純
化されてよい。なお各図の中の番号は、ライン番号を表
しているが、全て1から記述している。
【0084】まず図11と図12のヘッドクロッグが起
きた場合の効果について調べてみる。片ヘッドがクロッ
グしても、もう一つのヘッドで同じデータが拾えれば問
題はない。
【0085】細かく調べていくと表2のように12ライ
ン、14ラインの時に再生不可能なラインが有るのが分
かる。
【表2】
【0086】次に図13について見てみる。横傷が3箇
所も入ったおよそ有り得ない例である。この場合再生不
可能となるラインが生じるのは、最大16ライン格納時
である。
【0087】以上をまとめたのが、表3である。
【表3】
【0088】実際問題としてヘッドのクロッグとか横傷
が起きた場合、画像や音声も致命的な打撃を受けるのが
常で、文字放送データだけ完ぺきに保護すると言うのは
矛盾がある。しかもヘッドクロッグとか横傷は本来商品
として有ってはならない性質のものである。
【0089】文字放送をデコードした後のデータをその
まま格納した場合は、表3の結果のようになるが、本発
明においては、文字放送本来のチェック符号を残すこと
により文字放送自体のエラー訂正能力を利用することが
出来る。実際、日本の文字放送では、多数決論理回路に
よる復号が可能な(272、190)短縮化差集合巡回
符号を採用している。
【0090】さらに本発明の文字放送格納エリアは、図
2のような画像信号データと同じ強力な積符号構成で保
護されているので、ほとんどのエラー、図11、12、
13でのNG箇所は救われる。
【0091】また図10から図13の図は、便宜的な図
で実際のデータ格納場所の位置は、図14のように分散
されている。これにより図13で検証したものよりはる
かに横傷に対して強い。
【0092】ヘッドクロッグは文字通りヘッドが目詰ま
りするもので、定常的なものは画像も音も出なくなるの
でヘッドクリーニングすることになる。瞬間的なクロッ
グに対しては、積符号構成で保護される。こう考えて来
ると、深刻なのは一度ついてしまったら二度と直らない
横傷であろう。実験的に横傷の幅は、3シンクブロック
程度が多い事が知られている。図13のようにこの程度
なら、C1、C2の積符号構成でほぼ完ぺきに復元され
るので、本発明の記録方法は回路構成が簡単でしかもエ
ラーに強いと結論される。
【0093】以上をポイントを整理すると、 1.文字放送をデコードせずに記録する。これにより文
字放送本来のエラー訂正能力を有効に使える。 2.文字放送データをビデオのAUXエリアに記録する
ことにより、ビデオデータを保護するために用意されて
いる強力なエラー訂正能力を利用できる。 3.文字放送データをビデオのAUXエリアに分散して
記録することにより、横傷や瞬間クロッグに対して強
い。 4.文字放送データをその格納可能エリアに目いっぱい
繰り返し格納することにより、多重書きによるマジョリ
ティ効果が使える。 5.トラックあたりの文字放送データ格納可能エリアを
わざと1ラインあたりの必要バイト数の整数倍にしない
ことで、微妙なインターリーブ効果が生まれ、多重書き
によるマジョリティ効果が発揮できる。
【0094】次に、イギリス、ドイツの文字放送の記録
方法について考えてみる。ドイツはイギリスと同じ方式
である。
【0095】これらの国において、規格で決まっている
7から22、320から335の32ラインの中にはV
PS信号やテスト信号等も任意に挿入されて使われてお
り、全ラインをフルに文字放送用に使う可能性は無い。
使われる可能性のある最大ライン数は28なので、文字
放送用データ格納エリアはその分だけ用意すればよい。
【0096】図15にその記録方法を示す。考え方は、
図10と同じである。43バイトの固まりが31個と1
1バイト分入る。最大ライン数28に対し、3ライン分
以上余るが、これは FIFO単純繰り返し読みで埋め
ていく。ドイツの放送の場合は、現状で15ラインなの
でこのエリアに2回書きが可能である。なお図11、1
2、13のような検証は省略する。
【0097】さて次に世界の文字放送を60Hz圏用、
50Hz圏用の2種類にまとめる方法について説明す
る。
【0098】日本と北米とでは、クロック周波数は同
じ、データラインの全長が北米の方が1バイト少ないだ
けである。イギリスとフランスではクロック周波数も異
なり、データラインの全長もフランスのほうが5バイト
も少ない。これを全て図10、図15のような対応をし
ていたのでは、コントロールするハード、ソフトともに
大変である。
【0099】国の識別は前述のように出来るので、図1
6のようにそれぞれ日本、イギリスを標準として余った
バイトにはオール0をはめ込む事にする。この操作によ
り60Hz圏用は図10、50Hz圏用は図15の記録
フォーマットでまとめられる。実際ヨーロッパではEC
統合に伴い、「アンチオペ」と呼ばれるフランス独自の
方式は徐々にイギリス方式に移管しつつある。
【0100】0のはめ込みについては、再生時あらかじ
めそこが「0」と分かっているので図2の積符号構成を
解く前にそのデータのチェックを行う。「0」でなかっ
た所はエラーなので、それを使ってC1、C2パリティ
を補正する。こうすることにより、それ以外に起こって
いたエラーを救える可能性が高くなる。文字放送データ
としては、単にそこをスキップすればよい。この利点の
方が、北米、フランスを個別に対応して、余ったエリア
に余計にデータを入れられる利点よりはるかにまさって
いる。
【0101】次にこのようにして記録されたデータの復
元方法について述べる。
【0102】まず1フレーム分の文字放送データをメモ
リに読み込む処理を行う。この時ラインIDの中の放送
方式識別コード及び図4、AUX0、1中の50/60
を見て、再現可能かどうかを判断し、不可能なら処理を
止める。
【0103】例えば日本向けのセット(60HZ系:N
TSC)に50HZ系(PAL、SECAM)のテープ
が挿入されても画や音声の再生は出来ないので、文字放
送データも当然再生できない。
【0104】また日本向けのセット(60HZ系)にア
メリカの文字放送データが入ったテープ(60Hz系)
をかけた時は、当然画や音声の再生は可能である。ただ
しそのセットに日本の文字放送をデコードするICが登
載されているときは、アメリカの文字放送は当然デコー
ドできないので処理を止める。デコードICがなけれ
ば、単にコンポジットビデオの所定のラインに文字放送
データをはめ込んで出力すればよい。後は、テレビ側に
まかせる。
【0105】データをメモリにはめこむときは、図2の
積符号構成を解くエラー訂正回路からのエラーフラグを
みて、エラーでない時メモリにはる。多重書きしてある
ので多数決回路を用いて万全をきしてもよい。
【0106】はり終えたら最初のラインIDのライン番
号を取り出して待機する。ビデオ再生回路にはコンポジ
ットビデオ出力のための、コンポジットシンク発生回路
がある。その信号を、記録時に用いた図7の回路に入力
すれば、図6に関連して述べたようなnGATE信号が
得られる。
【0107】このnGATE=[L]の期間に、図7の
ライン番号出力9と最初のライン番号とを比較する。一
致したらあらかじめパラレル/シリアル変換のシフトレ
ジスタにセットしておいた「10101010」のビッ
ト同期符号の前半を出力する。シフトし終わったら再び
「10101010」をロードして、ビット同期符号の
後半を出力する。それからメモリの次のデータをロード
して、順々にシフトしていく。
【0108】コンポジットシンク出力はペデスタルクラ
ンプされ、「1」「0」のデジタル信号とのミックスさ
れる。この時「1」は、図17のように白の70%レベ
ル、「0」はペデスタルレベルに合わせておく。
【0109】そして規定のバイト数転送したら、次のラ
インIDのライン番号を取り出して待機する。これを続
ける。
【0110】次に、将来の画像圧縮技術の進歩への対応
について述べる。
【0111】現在、民生用デジタルVTRにおいては、
1フレームのデータを圧縮するイントラフレーム方式が
有力である。ところが現在1フレーム10トラック必要
だったのが、将来的に半分の5トラックで済むようにな
れば、1本のテープの記録可能時間を倍にすることが出
来るのである。この場合の圧縮方式としては2フレーム
を圧縮単位とするインターフレーム方式となるであろ
う。
【0112】この時画像は2フレーム10トラック、1
2トラックの記録単位になるが、文字放送については相
変わらず1フレーム単位での扱うデータ量は変わらな
い。つまり1フレームを5トラック、6トラックの中に
収めなければならない。
【0113】60Hz圏の場合、図10のように10ト
ラックの中に35バイトの固まりが32個入る。規格で
は最大16ラインなので半分の5トラックで、1フレー
ムの文字放送データを収納できるので全く問題はない。
【0114】50Hz圏の場合は、元々データ量が60
Hz圏に比べて1.7倍も多い(50Hz圏最大28ラ
インとして)ので、半分の6トラックに1フレーム分の
文字放送データを詰め込むには無理がある。この場合に
は、図4のオプショナルエリアを用いる。その様子を図
18に示す。
【0115】図18では、Aヘッド側とBヘッド側で文
字放送の記録エリアにずれが出てしまうが、この認識及
びデータのはめ込み抜き出しはAヘッド/Bヘッド、B
UFNO.情報をデコードすればよい。その他の処理の
仕方は、図15の考え方と同じである。
【0116】さらに上述のデジタル信号記録再生方法に
よれば、アプリケーションデータAPTが“000”と
されたときに、オーディオデータを補助するAAUX信
号、ビデオデータを補助するVAUX信号、サブコード
のデータ信号、テープカセットに設けられるメモリ(M
IC=Memory In Cassette)のアド
レス「0001」以降の各記憶領域が、上述の共通のパ
ック構造で記述される。
【0117】またパックはデータグループの最小単位を
意味し、それぞれのパックは関連するデータを集めて構
成される。さらにヘッダーの1バイト(=8ビット)
は、MSB側の4ビットとLSB側の4ビットに分けら
れ、それぞれ上位ヘッダー、下位ヘッダーとして図19
に示すように2階層の階層構造とされる。なおデータの
ビットアサインによってさらに下の階層まで拡張するこ
ともできる。
【0118】この階層化により、パックの内容は明確に
系統立てられ、その拡張も容易になる。そしてこの上位
ヘッダー、下位ヘッダーによる256の空間は、図20
に示すように唯一のパックヘッダー表として、その各パ
ックの内容と共に準備される。すなわちこのパックヘッ
ダー表によって各AAUX信号、VAUX信号、サブコ
ードのデータ信号、テープカセットに設けられるメモリ
(MIC)のアドレス「0001」以降の各記憶領域が
支配される。
【0119】そこでオーディオデータを補助するAAU
X信号は、1トラック当たり9パック(0〜8)が構成
され、例えばNTSCの1フレームを構成する10トラ
ックのパックのみを抜き出して並べると、図21に示す
ようになる。そしてこの図21において、50〜55の
数字の付されたパックは基本パックであって、これらの
パックにはそれぞれ図22に示すような基本のデータが
設けられる。
【0120】すなわち上述の50〜55の数字は、それ
ぞれパックヘッダーの値(16進数)を示している。そ
こでパックヘッダー値50は信号源を示すパックであっ
て、このパックにはサンプリング周波数、量子化ビット
数、チャンネル数、ステレオの形式等のデータが設けら
れる。またパックヘッダー値51は信号源制御を示すパ
ックであって、このパックには記録モード等のデータが
設けられる。なお記録モードのデータは値を“11”と
したときにはエリア内のデータの全てが無効データとさ
れる。
【0121】さらにパックヘッダー値52は記録日付を
示すパックであって、このパックには年、月、週、日及
び時差のタイムゾーン等のデータが設けられる。またパ
ックヘッダー値53は記録時間を示すパックであって、
このパックには記録時間の時、分、秒、フレーム等のデ
ータが2桁の数値で設けられる。またパックヘッダー値
54はバイナリーグループを示すパックであって、この
パックには1〜8番のバイナリーの数値が設けられる。
さらにパックヘッダー値55は未定義のパックとされ
る。
【0122】このようにしてAAUX信号の基本パック
が設けられる。なおこれらの基本パックにはサンプリン
グ周波数、量子化ビット数等のオーディオデータの再生
に必須の項目が含まれており、極めて重要なデータであ
ることから、同じパックを各トラックに繰り返し設け
て、データの保護を強化している。また基本パックの位
置をトラックごとに変えることで、テープトランスポー
トにありがちな横方向の傷や、片チャンネルクロッグの
ような事故に対しても、基本パックのデータが確実に再
現できるようにされている。
【0123】さらに上述の基本パックを除いた残りのパ
ックは、a、b、c・・・のように基本パックを抜かし
て順に繋げて追加パックとされる。この追加パックはN
TSCの1フレームで30パック、PALの1フレーム
で36パック設けられ、上述のヘッダー表から任意のも
のが選ばれて設けられる。すなわち例えばオーディオデ
ータを任意のチャプターやパートに分けた番号や、その
タイトルのテキストデータなどが設けられる。
【0124】またこの追加パックは、共通のコモンオプ
ション(例えば文字データ)と、各メーカーが独自に定
められるメーカーズオプションからなる。これらは追加
(オプション)なので、その片方または両方がない場合
もある。コモンオプションとメーカーズオプション、あ
るいは基本パックとメーカーズオプションの間は、メー
カーコードパックの出現によって区切られ、それ以降が
メーカーズオプションとされる。
【0125】さらにビデオデータを補助するVAUX信
号は、図23に示すように1トラック当たり54パック
(0〜53)が構成される。これらの54パックを、例
えばNTSCの1フレームを構成する10トラックのパ
ックのみを抜き出して並べると、図24に示すようにな
る。そしてこの図24において、60〜65の数字の付
されたパックは基本パックであって、これらのパックに
はそれぞれ図25に示すような基本のデータが設けられ
る。
【0126】すなわち上述の60〜65の数字は、それ
ぞれパックヘッダーの値(16進数)を示している。そ
こでパックヘッダー値60は信号源を示すパックであっ
て、このパックにはテレビジョン方式、画面のアスペク
ト比、放送チャンネル(3桁)、フィールド周波数等の
データが設けられる。またパックヘッダー値61は信号
源制御を示すパックであって、このパックには記録モー
ド等のデータが設けられる。なお記録モードのデータは
値を“11”としたときにはエリア内のデータの全てが
無効データとされる。
【0127】さらにパックヘッダー値62は記録日付を
示すパックであって、このパックには年、月、週、日及
び時差のタイムゾーン等のデータが設けられる。またパ
ックヘッダー値63は記録時間を示すパックであって、
このパックには記録時間の時、分、秒、フレーム等のデ
ータが2桁の数値で設けられる。またパックヘッダー値
64はバイナリーグループを示すパックであって、この
パックには1〜8番のバイナリーの数値が設けられる。
さらにパックヘッダー値65はテレテキスト(クローズ
ドキャプション)のパックであって、それぞれ第1及び
第2フィールドの第21走査線に設けられるクローズド
キャプションデータの上位バイト及び下位バイトのデー
タが設けられる。
【0128】このようにしてVAUX信号の基本パック
が設けられる。なおこれらの基本パックにはテレビジョ
ン方式、画面のアスペクト比等のビデオデータの再生に
必須の項目が含まれており、極めて重要なデータである
ことから、同じパックを各トラックに繰り返し設けて、
データの保護を強化している。また基本パックの位置を
トラックごとに変えることで、テープトランスポートに
ありがちな横方向の傷や、片チャンネルクロッグのよう
な事故に対しても、基本パックのデータが確実に再現で
きるようにされている。
【0129】さらに上述の基本パックを除いた残りのパ
ックは、T0、T1、T2・・・のように基本パックを
抜かして順に繋げて追加パックとされる。この追加パッ
クはNTSCの1フレームで480パック、PALの1
フレームで576パック設けられ、上述のヘッダー表か
ら任意のものが選ばれて設けられる。なおこの追加パッ
クの扱い方は、上述のオーディオデータのAAUX信号
の場合と同様である。
【0130】さらにこの追加パックに、上述の文字多重
信号のデータを記録することができる。すなわちパック
ヘッダー値68として図26のAに示すようなテキスト
ヘッダーパックを規定する。このパックには、以下に続
くテキストパックの総数を示すTDP(=Total
number of TEXT PACK)と、テキス
トタイプのデータが設けられる。なおテキストタイプの
データは4ビットで構成され、0=名前、1=メモ等が
規定されるほか、文字多重放送に関連する部分では、7
=字幕番組、8=補完番組、9=テレテキスト等とされ
ている。またパックヘッダー値67として図26のBに
示すようなテレテキストパックを規定する。このパック
には、テレテキストのデータが設けられる。
【0131】そして上述の文字多重信号のデータを記録
する場合には、これらのテキストヘッダーパックとテレ
テキストパックが図25および図27に示すように、テ
キストヘッダーパックT0(パックヘッダー値68)を
先頭にして、その後にテレテキストパックT1〜T71
(パックヘッダー値67)がTDPに示された数連続す
るように設けられる。なおテレテキストパックの終わり
には、そのテレテキストのデータとして終端コードが設
けられる。
【0132】この終端コードは、例えば日本の文字多重
放送方式の場合には00111111、北米(NABT
S)の文字多重放送方式の場合には01111111、
フランス(ANTIOP)のテレテキスト放送方式の場
合には10111111、イギリスのテレテキスト放送
方式の場合には11111111とされる。これは上述
の各方式の放送方式識別コードに111111を接続し
たものである。またこの終端コードは、1フレーム分の
文字放送データの終わりを示し、その次のパックには他
の付随情報を記録したパックが続く可能性があることを
示している。もしこのパックに次にテキストヘッダーパ
ック(テキストタイプ=テレテキスト)が来た場合に
は、文字放送データが繰り返し記録されていると、VT
RのVAUX処理マイコン(図示せず)は判断できる。
【0133】このようにして、VAUX信号の追加エリ
アに、パック構成を用いて上述の文字放送信号のデータ
を記録することができる。なお、VAUX信号の追加エ
リアに文字放送信号のデータのみを記録する場合には、
例えば日本の文字多重放送方式では、1フレーム分のデ
ータが72個のパックで構成される。そこでこのパック
(T0〜T71)を例えば上述の図24に示すように6
回繰り返して設けるとともに、以下のパックは無効デー
タのパックとされる。この場合には、上述の実施例とは
ちがい、文字放送エリアが設定されていないので、パッ
クを用いて記録し、他のVAUX情報と混在して記録さ
れる。よって、他のVAUX情報との境を示すために終
端コードが記録されている。
【0134】またサブコードのデータ信号は、上述の各
同期ブロックごとに5バイトが設けられており、この5
バイトを1パックとしてデータが構成される。従って1
トラック当たり12パック(0〜11)が構成され、例
えばNTSCの1フレームを構成する10トラックのパ
ックのみを抜き出して並べると、図28に示すようにな
る。
【0135】そしてこの図28において、A〜Eの大文
字の付されたパックは基本パックであって、これらのパ
ックにはタイムコード、記録日時等の基本のデータが設
けられる。なおこれらの基本パックは、図示のように繰
り返し設けてデータの保護が行われると共に、高速サー
チ時にも読み出されるようにして、上述の基本のデータ
を用いたパックサーチが行われるようにされる。またa
〜lの小文字の付されたパックは追加パックであるが、
この追加パックについても図示のように同じデータのパ
ック(同じ文字で示す)を繰り返し設けてデータの保護
が行われる。
【0136】
【発明の効果】この発明によれば、通常のビデオの記録
やタイマー予約記録において、ユーザーが意識するとし
ないとにかかわらず、その時間そのチャンネルの文字放
送番組を全てテープ上等に記録することができる。よっ
て、パソコンをつないでそのデータ、たとえば株価など
を処理することが可能になる。
【0137】さらに、 1.世界の文字放送を単に60Hz圏用、50Hz圏用
の2種類にまとめることにより、テープの記録フォーマ
ットを単純化できる。 2.文字放送データもフレーム単位にまとまっているた
め、テープの編集時にビデオ、オーディオと同様に扱え
る。 3.文字放送が将来拡張されるような事があっても、以
前に記録した文字放送データは新しいVTRでも再生が
できる。 4.文字放送の仕向地をすぐに判断できるため、例えば
アメリカで記録したテープを日本で再生する場合、画
像、音声は同じ60Hz系なので再生できるが、文字放
送に付いては誤再生させないようにできる。 5.そのTVチャンネルの全ての文字放送番組を記録で
きるので、テープに記録後ユーザーが好みで番組を選べ
る。 6.デジタルデータとして記録しているので、デジタル
インターフェイス等を介して、パソコンとつないでデー
タベースとすることも可能となる。 7.コストアップ、占有面積増大となるIC、メモリ類
をテレビ側に持たせる商品も可能となり、バリエーショ
ンに富む。等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による文字放送信号の記録または記録再
生装置、若しくは磁気記録または記録再生装置の適用さ
れるデジタルVTRの一例のフォーマットの説明のため
の図である。
【図2】画像信号エリアのシンクブロック構成の説明の
ための図である。
【図3】1バッファリング単位、5シンク分の内容の説
明のための図である。
【図4】AUX0、1をシンク・ブロック順に並べた様
子を示す図である。
【図5】パック構造の例を示す図である。
【図6】文字放送の多重化されるライン番号とラインN
o.の関係を示す図である。
【図7】記録側の回路の一例の構成図である。
【図8】ラインIDの説明のための図である。
【図9】再生側の回路の一例の構成図である。
【図10】日本の文字放送の格納方法の一例を示す図で
ある。
【図11】Aヘッドクロッグの様子を示す図である。
【図12】Bヘッドクロッグの様子を示す図である。
【図13】横傷の様子を示す図である。
【図14】実際のデータ格納場所の位置を示す図であ
る。
【図15】イギリス、ドイツの文字放送の格納方法の一
例を示す図である。
【図16】日本と北米、イギリスとフランスの記録され
るデータの関係を示す図である。
【図17】日本の文字放送信号の任意の1ラインの様子
を示す図である。
【図18】50Hz圏のデータを6トラックに詰め込む
場合の様子を示す図である。
【図19】パックのヘッダーの階層構造の説明のための
略線図である。
【図20】パックヘッダー表の説明のための略線図であ
る。
【図21】AAUX信号のパックの説明のための略線図
である。
【図22】その説明のためのパックデータの一例を示す
略線図である。
【図23】VAUX信号の1トラックのパックの説明の
ための略線図である。
【図24】VAUX信号の1フレームのパックの説明の
ための略線図である。
【図25】その説明のためのパックデータの一例を示す
略線図である。
【図26】文字多重信号を追加エリアに記録する場合の
パックデータの一例を示す略線図である。
【図27】文字多重信号を追加エリアに記録した状態の
一例を示す略線図である。
【図28】サブコードのデータ信号のパックの説明のた
めの略線図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 同期分離回路 3 カウンタークリアパルス生成回路 4 Hカウンター 5 デコーダ 6 ラインNo.生成回路 7 ペデスタルクランプ回路 8 コンパレータ 9 S/P変換回路 10、20 DF/F(D型フリップフロップ) 11 バーストACC回路 12、14 PLL回路 13、15、16 分周器 17 モノマルチ回路 18 CRI検出回路 19、23 スイッチ 21 FIFO 22 タイミングコントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像信号を記録するデジタル画
    像信号の記録手段と、 放送電波の中に多重されている文字放送データを抜き出
    す手段とを有し、 この抜き出された上記文字放送データをデコードせずに
    記録することを特徴とする文字放送の記録または記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 上記抜き出されたデータの内、ビット同
    期符号を除いた部分をデコードせずに記録することを特
    徴とする請求項1記載の文字放送の記録または記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】 放送電波の中に多重されている文字放送
    データの多重ライン番号、フィールド、放送方式コード
    をIDとして上記抜き出されたデータのバイト同期符号
    に置き換えて記録するようにしたことを特徴とする請求
    項2記載の文字放送の記録または記録再生装置。
  4. 【請求項4】 放送電波の中に多重されている文字放送
    データを所定バイト数から成るパック構造を用いて記録
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の文字放
    送の記録または記録再生装置。
  5. 【請求項5】 放送電波の中に多重されている文字放送
    データの1フレーム分のデータの終端部に終端コードを
    記録するようにしたことを特徴とする請求項4記載の文
    字放送の記録または記録再生装置。
  6. 【請求項6】 磁気テープ上に複数のトラックを形成す
    ると共に、このトラックに少なくともトラッキング用デ
    ータ領域、音声データ領域、画像データ領域を設けて画
    像情報をデジタル記録するようにした磁気記録または記
    録再生装置において、 上記画像データ領域に画像に関する付随情報を記録する
    付随データ領域を設けると共に、 放送電波の中に多重されている文字放送データを抜き出
    して上記付随データ領域に記録する手段を有し、 1トラックの上記付随データ領域中に記録可能な容量
    を、上記文字放送データの1ラインあたりのデータ量の
    非整数倍としたことを特徴とする磁気記録または記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】 1フレーム分の上記文字放送データは、
    複数のトラックの上記付随データ領域を用いてテープ上
    の分散した位置に記録されるようにしたことを特徴とす
    る請求項6記載の磁気記録または記録再生装置。
  8. 【請求項8】 1フレーム分の上記文字放送データは、
    複数のトラックの上記付随データ領域を用いてテープ上
    の分散した位置に繰り返し記録されるようにしたことを
    特徴とする請求項6記載の磁気記録または記録再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10164530A (ja) * 1996-09-11 1998-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd データの提示を制御するデータ提示制御装置、データの提示を制御するために用いる情報を送信するデータ送信装置及びデータの提示を制御するために用いる情報を編集するためのデータ提示制御情報編集装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10164530A (ja) * 1996-09-11 1998-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd データの提示を制御するデータ提示制御装置、データの提示を制御するために用いる情報を送信するデータ送信装置及びデータの提示を制御するために用いる情報を編集するためのデータ提示制御情報編集装置

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