JPH0983946A - ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置 - Google Patents

ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置

Info

Publication number
JPH0983946A
JPH0983946A JP7263556A JP26355695A JPH0983946A JP H0983946 A JPH0983946 A JP H0983946A JP 7263556 A JP7263556 A JP 7263556A JP 26355695 A JP26355695 A JP 26355695A JP H0983946 A JPH0983946 A JP H0983946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
video signal
graphic information
video
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7263556A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Kori
照彦 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7263556A priority Critical patent/JPH0983946A/ja
Publication of JPH0983946A publication Critical patent/JPH0983946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字多重放送中の文字図形情報を抽出し、抽
出した文字図形情報をVTRによって記録/再生するこ
とを可能とする。 【解決手段】 文字多重デコーダ6は、文字多重放送か
ら選択した文字図形情報を出力する。この情報が番組メ
モリ7に蓄積される。マイコン8がメモリ7に蓄積され
ているデータを低いレートでもって、ビデオ−IDエン
コーダ9に対して供給する。ビデオ信号の垂直ブランキ
ング期間の所定の水平区間に対して挿入された複数ワー
ドからなるビデオ−IDのフォーマットへ文字図形情報
のデータが変換される。ビデオ−IDが加算回路3にお
いて、メインの記録ビデオ信号に対して混合される。そ
して、記録信号処理回路4により記録信号が形成され、
この記録信号がビデオテープ5に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文字多重放送に
より伝送される文字放送の文字図形情報を記録/再生す
るのに適用されるビデオ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図形、付加音等で構成される文字
放送を通常のテレビジョン電波に多重して伝送する文字
多重放送例えばハイブリッド方式の文字多重放送が実用
化されている。文字多重放送では、ビデオ信号の垂直ブ
ランキング期間内のビデオ信号が存在しないH(水平走
査期間)内の4H(奇数フィールドにおける第14、1
5、16および第21番目のH、偶数フィールドにおけ
る第277、278、279Hおよび第284H)に文
字放送のデータが多重化される。文字放送のデータは、
伝送速度が364fh (fh :水平走査周波数)(5.
73MHz)の2値のNRZ信号てある(最高周波数は、
1/2の2.86MHz)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような文字多重放
送を受信することはできても、VTRにより記録するこ
とが困難であった。その理由は、文字放送のデータは、
大振幅で、高い周波数であるために、VTRの記録/再
生特性(振幅特性、位相特性)の制約により、文字放送
のデータを記録/再生することが難しく、また、その周
波数がクロマサブキャリア周波数と重なり合い、Y/C
分離の際にクロマ信号成分として抑圧されてしまうから
であり、さらに、VTRの再生信号の持つ時間軸変動分
により、文字放送のデータを正しく再生することが難し
いからである。その結果、放送局名、番組名、出演者等
の番組に付随する情報が文字多重放送で送信されていて
も、VTRの再生出力では、これらの情報を見ることが
できなかった。
【0004】文字放送のデータの記録が困難なことか
ら、文字放送のデータを復号することが形成された文字
を予め映像に対してスーパーインポーズし、文字がスー
パーインポーズされた映像を記録することが考えられ
る。この場合では、本来の映像が文字によって汚れてし
まい、また、VTRの再生出力において、文字が常に見
えてしまい、ユーザが文字のスーパーインポーズの有無
を選択できず、対話型のサービスが不可能となる問題が
生じる。
【0005】従って、この発明の目的は、文字多重放送
中の文字放送のデータを記録でき、再生画像が文字によ
って汚れることがなく、また、再生側において、文字を
選択的にスーパーインポーズすることが可能なビデオ信
号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、メインのビデオ信号の他に文字図形情報が多重化さ
れた多重ビデオ信号が供給されるビデオ信号処理装置に
おいて、多重ビデオ信号から文字図形情報を分離し、分
離した文字図形情報を蓄積するメモリ手段を有し、メモ
リ手段から文字図形情報を読出し、読出された文字図形
情報の伝送レートを元のレートより低いものに変換し、
低いレートへ変換された文字図形情報を、ビデオ信号の
垂直ブランキング期間内の所定の水平走査期間内に挿入
するようにしたことを特徴とするビデオ信号処理装置で
ある。
【0007】請求項2に記載の発明は、メインのビデオ
信号の他に文字図形情報が多重化された多重ビデオ信号
を記録媒体に記録するようにしたビデオ信号記録装置に
おいて、多重ビデオ信号から文字図形情報を分離し、分
離した文字図形情報を蓄積するメモリ手段を有し、メモ
リ手段から文字図形情報を読出し、読出された文字図形
情報の伝送レートを元のレートより低いものに変換し、
低いレートへ変換された文字図形情報を、ビデオ信号の
垂直ブランキング期間内の所定の水平走査期間内に挿入
するビデオ信号処理手段と、レートが低くされた文字図
形情報を含むビデオ信号を記録信号へ変換するための記
録信号処理回路と、記録信号処理回路の出力を記録媒体
へ記録する記録手段とからなることを特徴とするビデオ
信号記録装置である。
【0008】請求項3に記載の発明は、メインのビデオ
信号の他に、低いレートへ変換された文字図形情報が多
重化された多重ビデオ信号を記録媒体から再生するよう
にしたビデオ信号再生装置において、記録媒体から再生
された信号を処理し、多重ビデオ信号を出力する再生信
号処理手段と、再生信号処理手段からの多重ビデオ信号
から低いレートの文字図形情報を分離し、分離した文字
図形情報の情報と対応する表示信号を発生する手段と、
表示信号を再生信号処理手段からの多重ビデオ信号に混
合する手段とからなることを特徴とするビデオ信号再生
装置である。
【0009】文字多重放送中の文字図形情報は、ビット
レートが高く、文字多重放送の形式のビデオ信号を記録
/再生することが難しい。文字図形情報をメモリ手段に
蓄積し、それによって低いレートへ変換し、記録しよう
とするビデオ信号に混合する。それによって、文字図形
情報の記録/再生が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施
例の構成を示す。アンテナ1により受信されたテレビジ
ョン放送信号がテレビジョンチューナ2に供給される。
チューナ2からのビデオ信号が加算回路3に供給され、
加算回路3においてビデオ−IDが加算される。ビデオ
−IDが加算されたビデオ信号がビデオ信号記録処理回
路4に供給され、記録処理回路4からの記録信号が磁気
ヘッド(図示せず)によりビデオテープ5に記録され
る。記録処理回路4では、通常のアナログVTRと同様
に、Y/C分離、Y(輝度)信号のFM変調、C(クロ
マ)信号の低域キャリア周波数への周波数変換、オーデ
ィオ信号の処理等がなされる。図1では省略している
が、チューナ2からのビデオ信号と、文字多重デコーダ
6で得られた文字図形データとをスーパーインポーズし
た画像を表示するモニタが設けられている。
【0011】チューナ2と関連して文字多重デコーダ6
が接続されている。文字多重デコーダ6は、符号化され
た文字図形信号を分離してディジタル信号を抽出するデ
ータ復調部、伝送誤りを訂正する誤り訂正部、抽出した
信号より画像信号と付加音声信号を得る信号処理部、操
作のためのキーボード等から構成されている。文字多重
デコーダ6と関連して番組メモリ7が設けられ、デコー
ダ6により選択され、番組データおよび番組データから
復号された文字図形データが番組メモリ7に記憶され
る。マイコン(マイクロコンピュータ)8が番組メモリ
7からデータを読出し、読出しデータをビデオ−IDエ
ンコーダ9に対して供給する。ビデオ−IDエンコーダ
9は、後述するように、文字図形データをビデオ−ID
のフォーマットへ変換する。ビデオ−IDエンコーダ9
からのビデオ−IDが加算回路3に供給され、ビデオ信
号に対して混合される。
【0012】この発明の理解を容易とするために、日本
において実用化されているハイブリッド方式の文字放送
のデータについて説明する。図2は、文字放送のデータ
の階層構造を示す。伝送路(階層1)では、5.73メ
ガビット/秒の伝送速度の2値のNRZ信号が1H内に
296ビット挿入される。論理`0' がペデスタルレベ
ル、論理`1' が白レベルを100%としたときに、70
%のレベルで伝送される。
【0013】文字信号(データライン)(階層2)は、
同期部(24ビット)とデータパケット(272ビッ
ト)から構成される。同期部は、受信側でビットクロッ
クを再生するためのクロックランインCR(16ビッ
ト)と、フレーム同期を確立するためのフレームコード
FC(8ビット)とを含む。データパケットは、190
ビットのデータとその誤り検出、訂正のためのチェック
コード(82ビット)からなる。誤り検出、訂正符号と
しては、1ビット誤りを訂正でき、2ビット誤りを検出
できるものが使用される。
【0014】データパケット(階層3)は、1Hを単位
として伝送されるディジタル信号の単位である。176
ビットのデータブロックに対して付加されているプレフ
ィックスPFXは、文字放送の方式、送出モード、パケ
ット制御の符号から構成されている。時間的に断続伝送
されるデータパケットを統合するために、パケット制御
が使用される。
【0015】データグルーブ(階層4)は、1または複
数のデータブロックからなる情報データのグルーブであ
る。このデータグルーブの複数個により次の階層の番組
データが形成される。各データグルーブは、データグル
ーブヘッダSOHと、データグルーブデータと、誤り検
出、訂正符号CRCとから構成される。
【0016】番組データ(階層5)は、文字放送番組の
データである。文字放送番組は、文字、図形、付加音を
含む1または複数のページで構成され、その全データが
番組データと称される。番組データは、番組管理データ
と、ページデータとによって構成され、それらのデータ
は、データヘッダとデータユニットとから構成される。
【0017】なお、文字放送についてのより詳細な説明
については、省略するが、番組データ自身、または番組
データをデコーダ6が復号した文字図形データがビデオ
−IDのフォーマットへ変換される。番組データ自身を
ビデオ−IDのフォーマットに変換しする、パケット伝
送方式の場合では、図2中の斜線で示す1バイトが図3
に概念的に示すように、ビデオ−IDのワード2とされ
る。後述するが、ビデオ−IDのワード1の4ビットが
モード番号であり、モード番号が全て`1' の場合に、文
字放送の番組データの1バイトがそのままワード2とし
て挿入され、パケット伝送がなされる。
【0018】ビデオ−IDは、1フレームのビデオ信号
中の垂直ブランキング期間の20番目(第1フィール
ド)および283番目(第2フィールド)のHにそれぞ
れ挿入され、規格化された信号形式を有する。ビデオ−
IDが挿入される期間は、文字放送で使用されていな
い。図4Aは、ビデオ−IDの波形を示す。水平同期信
号およびカラーバースト信号の後の有効ビデオ信号領域
に、2ビットのリファレンスおよび20ビット(ビット
1〜ビット20)のディジタル信号が挿入される。リフ
ァレンスのレベルが70%とされ、ディジタル信号の2
値レベルが0%または70%と規定される。このディジ
タル信号がビデオ−IDとして符号化される。リファレ
ンスおよびディジタル信号のクロック周波数fc は、色
副搬送波周波数をfscとすると、(fc =fsc/8≒4
47kHz)に選定される。
【0019】20ビットのディジタル信号は、図4Bに
示すように、ワード0(2ビット)、ワード1(4ビッ
ト)、ワード2(8ビット)、および誤り検出用のCR
C(6ビット)で構成される。ワード0は、アスペクト
比の異なるビデオ信号の識別信号(ワイドID)を含
む。ビデオ−IDを利用して、文字放送データを伝送す
るために、ワード1をモード番号として割り付け、ワー
ド2をデータまたはフラグとして割り付ける。
【0020】ワード1(ビット3、ビット4、ビット
5、ビット6)は、ワード2で伝送される内容を指定す
るモード番号であり、一例として、図5に示すように規
定される。モード番号の(0000)は、ディジタル録
画機器のための情報の内容(例えばコピー管理情報)を
ワード2が有する。モード番号の(0001)〜(01
11)までは、録画の日付、時刻の情報、ソースの情報
等の内容をワード2として伝送するのに使用される。
【0021】モード番号の(1000)〜(1110)
は、文字図形データ、並びにその文字図形データの表示
に必要な情報をワード2として伝送するのに使用され
る。このモードでは、デコーダ6により復号された文字
図形データを番組メモリ7に蓄積し、この文字図形デー
タをマイコン8が受け取る必要がある。さらに、モード
番号の(1111)は、拡張用として使用される。この
モード番号(1111)の場合に、上述したように、ビ
デオ−IDのワード2に文字放送の番組データの1バイ
トがそのまま挿入される。文字図形情報をビデオ−ID
へフォーマット化する二つの方法は、再生側の構成に応
じて任意に選択することができる。
【0022】実際の文字多重放送では、各放送局が数字
で各番組が区別される文字放送を行っている。通常、最
初の番組データが目次とされ、その後に番号で区別され
るニュース、天気予報、趣味、娯楽等の番組が続いてい
る。図1の文字多重デコーダ6の操作によって、ユーザ
が見たいチャンネルの目次をモニタ画面上に出し、見た
い文字放送の番組を選択するようになされている。
【0023】このように選択された文字放送の番組(一
例として、10チャンネルの460# 株式ガイド)か
ら抽出された番組データおよびその文字図形データが番
組メモリ7に蓄積される。マイコン8は、このメモリ7
から逐次番組データおよび文字図形データを読出し、ビ
デオ−IDエンコーダ9に供給する。ビデオ−IDエン
コーダ9は、上述したフォーマットに番組データまたは
文字図形データをエンコードし、加算回路3に供給す
る。加算回路3のビデオ−IDを含むビデオ信号が記録
処理回路4を介してビデオテープへ記録される。
【0024】ビデオ−IDは、1フィールド毎に挿入さ
れているので、ビデオ−IDフォーマットを使用するこ
とによって、番組データが1フィールド当りで1バイト
伝送される。すなわち、文字図形情報が文字多重放送の
データレートよりも低いレートへ変換される。番組デー
タをそのままビデオ−IDのワード2とするフォーマッ
ト化(パケット伝送形式)の場合では、番組ヘッダを含
めたすべてのデコード前のデータを1バイトずつに区切
って、それに対してモード番号の(1111)を付加す
る。
【0025】選択された番組データまたは文字図形デー
タのデータ量は、一般的にそれほど多くないので、メイ
ンのビデオ信号を記録する期間で、全てのこのデータを
記録でき、さらに、選択された番組データまたは文字図
形データは、テープ上に反復して記録される。このよう
にデータを記録することによって、再生時にテープ上の
再生位置がどこでも記録されたこのデータを得ることが
できる。
【0026】VTRは、メインのビデオ信号とともに、
文字放送の番組データまたは文字図形データをビデオ−
IDとして記録することができる。テープ上に記録され
るビデオ信号とビデオ−IDに変換された文字図形デー
タとは、関係を持つ場合と関係を持たない場合との何れ
もが可能である。テープに録画される番組に付随するタ
イトル、出演者名は、関係がある文字図形データの例で
ある。一方、ニュース番組を録画し、一方、株式情報の
文字図形データをビデオ−IDとして記録する例は、両
者が関係を持たない例である。
【0027】文字多重放送の一つの例として、番組表を
番組データとして伝送し、この番組表を利用して録画予
約を行うシステムが考えられている。すなわち、このシ
ステムは、放送当日を含む7日分の番組表を文字多重放
送として送出し、曜日毎に番組番号を定め、この番組番
号を利用して録画予約を行うものである。このシステム
を利用する場合、文字多重デコーダ6において、まず、
放送局を選択し、その放送局の番組表を選択し、さら
に、録画予約したい日付の番組表を選択する。この選択
された番組表がモニタの画面上に表示される。
【0028】図6Aは、モニタ上に表示された番組表の
一例を部分的に示す。識別子(識別番号)の〔 〕で囲
まれた部分が放送局名を表しており、/を含む5桁で日
付が示されている。番組の内容としては、開始時刻に続
いて番組ID(1A、1B、1C、・・・)、番組名が
伝送される。この番組表を見て、文字多重デコーダ6と
関連するカーソル、キー等が操作され、録画したい番組
が選択される。録画予約された番組と関連するデータ
(放送局名(またはチャンネル)、日付、開始時刻、番
組ID、番組名)がデコーダ6内に取り込まれる。図6
Bの例は、番組IDの1Cが録画予約された場合に取り
込まれた関連データである。
【0029】録画予約された番組と関連するデータがセ
ットされているので、これを使用してVTRが予約録画
を行うことができる。例えば日付と放送局と開始時刻と
によって、予約された番組を記録することができる。ま
た、このような文字多重放送中の番組表を利用して録画
予約した番組を記録する場合に、図6Bに示すような関
連データをビデオ−IDのフォーマットへ変換して、番
組と同時に記録する。それによって、後で録画した番組
を再生して見る場合に、その番組に関連する情報の文字
図形を必要に応じてモニタ上に表示することができる。
【0030】次に上述したように、メインのビデオ信号
と、ビデオ−IDへフォーマット化された文字図形デー
タとが記録されたビデオテープを再生する処理について
説明する。図7は、再生処理の一実施例を示す。この実
施例は、ビデオ−ID機能に対応したVTR11Aと通
常のテレビジョン受像機20Aとを組み合わせるもので
ある。
【0031】ビデオテープ12から再生された再生信号
がビデオ再生信号処理回路13に供給される。再生信号
処理回路13は、輝度信号を形成するためのFM復調回
路、クロマ信号を形成するための周波数変換回路、Y/
C混合回路等の従来のヘリカルスキャン型VTRと同様
の構成に加えて、ビデオ−IDの検出、分離回路を有す
る。再生信号処理回路13からの再生ビデオ信号が加算
回路14に供給される。この加算回路14からの出力ビ
デオ信号がテレビジョン受像機20Aのビデオ入力端子
に供給される。
【0032】再生信号処理回路13において分離された
ビデオ−IDがビデオ−IDデコーダ15に供給され
る。ビデオ−IDデコーダ15は、誤り検出、各ワード
の分離等の処理を行う。マイコン16がビデオ−IDデ
コーダ15からワード1およびワード2を受け取り、ワ
ード1のモード番号をデコードして、ワード2の情報の
内容を判別する。マイコン16からの文字図形データが
キャラクタジェネレータ17に供給され、文字図形コー
ドが形成される。この文字図形コードがスイッチ回路S
Wを介して加算回路14に供給される。
【0033】スイッチ回路SWがオンの状態では、再生
ビデオ信号に対してキャラクタジェネレータ17からの
文字図形コードが混合される。従って、加算回路14の
出力が供給されるテレビジョン受像機20Aの画面上に
は、文字図形がスーパーインポーズされた映像が表示さ
れる。一方、スイッチ回路SWをオフすると、文字図形
が表示されない。スイッチ回路SWは、ユーザが任意に
そのオン/オフを制御することができる。図7に示す再
生装置の一実施例は、VTR11Aが文字多重放送画面
表示回路を有しないので、番組データ自身をビデオ−I
Dとして挿入するパケット伝送方法を採用できない。
【0034】図8は、再生装置の他の実施例を示す。他
の実施例では、通常のVTR11Bとビデオ−ID機能
と対応できるテレビジョン受像機20Bとを組み合わせ
る。VTR11Bは、ビデオ再生信号処理回路13を有
し、この回路13から再生ビデオ信号が取り出される。
この再生ビデオ信号がテレビジョン受像機20Bのビデ
オ−IDデコーダ21および加算回路24に供給され
る。
【0035】ビデオ−IDデコーダ21は、上述の再生
装置の一実施例と同様に、誤り検出、ワードの分離等の
処理を行い、マイコン22がビデオ−IDデコーダ21
からワード1およびワード2を受け取り、ワード1のモ
ード番号をデコードして、ワード2の情報の内容を判別
し、マイコン22からの文字図形データがキャラクタジ
ェネレータ23に供給され、文字図形コードが形成され
る。この文字図形コードがスイッチ回路SWを介して加
算回路24に供給される。このように、テレビジョン受
像機として、ビデオ−IDの機能に対応するものを使用
することにより、記録されている文字図形データを選択
的に表示することができる。図8に示す他の実施例は、
テレビジョン受像機20Bが文字多重放送画面表示回路
を有しないので、番組データ自身をビデオ−IDとして
挿入するパケット伝送方法を採用できない。
【0036】図9は、再生装置のさらに他の実施例を示
す。さらに他の実施例は、ビデオ−IDによる番組デー
タ伝送機能に対応したVTR11Cと通常のテレビジョ
ン受像機20Aとを組み合わせた例である。図7に示す
再生装置の一実施例と同様に、VTR11Cがビデオ信
号再生処理回路13、ビデオ−IDデコーダ15および
マイコン16を有する。ビデオ−IDのワード2には、
番組データから切り出された1バイトが挿入されてい
る。
【0037】マイコン16は、1フィールド当りで1バ
イト伝送される、番組データを番組メモリ18に順次蓄
積する。番組メモリ18から読出された番組データが文
字多重放送画面表示回路19に供給される。画面表示回
路19は、番組データを処理することによって、文字図
形の表示信号を形成する。この表示信号がスイッチ回路
SWを介して加算回路14に供給され、再生信号に混合
される。スイッチ回路SWをオンした状態では、テレビ
ジョン受像機20Aの画面上に再生画像に文字図形がス
ーパーインポーズされた画像が表示される。この図9に
示す構成は、番組データがビデオ−IDとして挿入する
パケット伝送に対して適用される。
【0038】なお、図示しないが、テレビジョン受像機
として、ビデオ−IDの機能、番組データのパケット伝
送に対応することができるものを使用しても良い。
【0039】以上の説明では、日本において実施されて
いるハイブリド方式の文字多重放送を例に説明したが、
この発明は、これに限らず、文字図形情報を2値のコー
ド信号として、テレビジョン信号の垂直ブランキング期
間、または全映像信号期間に重畳して伝送し、受信側で
は希望の情報を選択的に復号して、テレビジョン画面お
よび音声として提供できる文字図形情報システムに対し
て、適用することがてきる。一般的にテレテキストと称
される文字多重システムは、日本以外にも北米、イギリ
ス、フランス等でも開発され、実用化されている。この
発明は、これらのシステムに対しても同様に適用でき
る。
【0040】さらに、ビデオ−IDは、一例であって、
これ以外のフォーマットの信号を使用しても良い。さら
に、この発明は、ヘリカルスキャン型のVTRに限ら
ず、他の形式の記録/再生装置に対しても適用すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】この発明では、文字多重放送から選択し
た必要な情報のみを低いレートのデータに変換して記録
するので、文字図形情報の記録、再生が可能となる。ま
た、ビデオ−IDのような垂直ブランキング期間中に挿
入される信号フォーマットとして文字図形情報を記録す
るので、記録/再生される画像が汚れないとともに、再
生時に文字図形のスーパーインポーズを任意に選択する
ことができ、文字多重放送の受信時と同様の対話型のサ
ービスを実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録装置の一実施例のブロック
である。
【図2】この発明を適用することができる文字多重放送
のデータ構造の説明に用いる略線図である。
【図3】文字図形情報をビデオ−IDにより伝送する処
理を示す略線図である。
【図4】ビデオ−IDの信号形式およびワード割り当て
を説明するための略線図である。
【図5】ビデオ−IDのワード0(モード番号)の規定
を示す略線図である。
【図6】文字多重放送により伝送された番組表の一例と
その一部の情報を示す略線図である。
【図7】この発明による再生装置の一実施例のブロック
図である。
【図8】この発明による再生装置の他の実施例のブロッ
ク図である。
【図9】この発明による再生装置のさらに他の実施例の
ブロック図である。
【符号の説明】
2 チューナ 3 加算回路 4 ビデオ記録信号処理回路 6 文字多重デコーダ 7 番組メモリ 9 ビデオ−IDエンコーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインのビデオ信号の他に文字図形情報
    が多重化された多重ビデオ信号が供給されるビデオ信号
    処理装置において、 上記多重ビデオ信号から上記文字図形情報を分離し、分
    離した上記文字図形情報を蓄積するメモリ手段を有し、 上記メモリ手段から上記文字図形情報を読出し、読出さ
    れた上記文字図形情報の伝送レートを元のレートより低
    いものに変換し、上記低いレートへ変換された上記文字
    図形情報を、ビデオ信号の垂直ブランキング期間内の所
    定の水平走査期間内に挿入するようにしたことを特徴と
    するビデオ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 メインのビデオ信号の他に文字図形情報
    が多重化された多重ビデオ信号を記録媒体に記録するよ
    うにしたビデオ信号記録装置において、 上記多重ビデオ信号から上記文字図形情報を分離し、分
    離した上記文字図形情報を蓄積するメモリ手段を有し、 上記メモリ手段から上記文字図形情報を読出し、読出さ
    れた上記文字図形情報の伝送レートを元のレートより低
    いものに変換し、上記低いレートへ変換された上記文字
    図形情報を、ビデオ信号の垂直ブランキング期間内の所
    定の水平走査期間内に挿入するビデオ信号処理手段と、 レートが低くされた上記文字図形情報を含むビデオ信号
    を記録信号へ変換するための記録信号処理回路と、 上記記録信号処理回路の出力を記録媒体へ記録する記録
    手段とからなることを特徴とするビデオ信号記録装置。
  3. 【請求項3】 メインのビデオ信号の他に、低いレート
    へ変換された文字図形情報が多重化された多重ビデオ信
    号を記録媒体から再生するようにしたビデオ信号再生装
    置において、 記録媒体から再生された信号を処理し、多重ビデオ信号
    を出力する再生信号処理手段と、 上記再生信号処理手段からの上記多重ビデオ信号から上
    記低いレートの文字図形情報を分離し、分離した上記文
    字図形情報の情報と対応する表示信号を発生する手段
    と、 上記表示信号を上記再生信号処理手段からの上記多重ビ
    デオ信号に混合する手段とからなることを特徴とするビ
    デオ信号再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 所定ビット長毎に切り出された、低いレートへ変換され
    た文字図形情報をビデオ信号の垂直ブランキング期間内
    の所定の水平走査期間内へ挿入するようにしたことを特
    徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 文字図形情報を低いレートのものへ変換すると共に、所
    定のフォーマットへ変換し、上記所定のフォーマットの
    文字図形情報をビデオ信号の垂直ブランキング期間内の
    所定の水平走査期間内へ挿入するようにしたことを特徴
    とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 所定のフォーマットは、複数ビットによりそれぞれ構成
    された少なくとも2ワードのデータと、誤り検出用のコ
    ードとからなり、各垂直ブランキング期間の1水平走査
    期間に挿入されるデータ構造であることを特徴とする装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2において、 文字図形情報が多重化される水平走査期間以外の1また
    は複数の垂直ブランキング期間内の水平走査期間に対し
    て、低いレートへ変換された文字図形情報を挿入するこ
    とを特徴とする装置。
JP7263556A 1995-09-18 1995-09-18 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置 Pending JPH0983946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7263556A JPH0983946A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7263556A JPH0983946A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0983946A true JPH0983946A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17391194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7263556A Pending JPH0983946A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0983946A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130249B2 (en) 1997-07-06 2006-10-31 Kabushiki Kaisha Kenwood Device for inputting title of recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130249B2 (en) 1997-07-06 2006-10-31 Kabushiki Kaisha Kenwood Device for inputting title of recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6577347B2 (en) Television receiver and additional information transmitting method
EP0662770B1 (en) Apparatus and method for coding/decoding subtitles data
US4876719A (en) Synchronizing system for digital apparatus
JPH11239314A (ja) Mpeg−2放送プログラムの貯蔵及び再生システム
US5565997A (en) Device and method for data recording and/or reproducting data multiplexed with video and/or audio signals
JPH0983946A (ja) ビデオ信号処理装置およびビデオ信号記録/再生装置
KR100194215B1 (ko) 음성 및 문자 다중 출력 장치
JPH09289616A (ja) テレビジョン信号受信装置
JP3851069B2 (ja) デジタル放送受信システム及びそれに用いられる記録装置
EP0935873A2 (en) Simultaneous magnetic tape recording of plural digital television signals
JP3464229B2 (ja) テレビジョン受信機におけるビデオ信号への制御機能の同期化方法およびその装置
JP2865938B2 (ja) ビデオディスクプレーヤ
KR100296929B1 (ko) 다중자막서비스기능을가지는영상방송시스템
KR100442272B1 (ko) 디지털 서브타이틀의 아날로그 출력장치 및 방법
KR19980075330A (ko) 텔레텍스트정보의 변경정보데이터 표시처리장치
JPH09200707A (ja) 録画予約機能を有する文字放送受信装置
JPH07212726A (ja) 多重放送方法および受信装置
JPH0918842A (ja) 文字多重信号デコード装置
JPH03274876A (ja) ファクシミリ放送受信記録または再生導出装置
JPS62108684A (ja) 文字放送受信機能付きテレビジヨンセツト
JPH0775072A (ja) ディジタルオーディオ信号の伝送システム
EP0935876A2 (en) Decoding of reproduced or received teletext data
JP2003264806A (ja) 付加情報送信方法
JP2003250098A (ja) テレビ受信機
JPH06296257A (ja) 文字放送信号の記録または記録再生装置、若しくは磁気記録または記録再生装置