JPH06296247A - テレビジョンカメラの偏向波形発生回路 - Google Patents

テレビジョンカメラの偏向波形発生回路

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JPH06296247A
JPH06296247A JP5104982A JP10498293A JPH06296247A JP H06296247 A JPH06296247 A JP H06296247A JP 5104982 A JP5104982 A JP 5104982A JP 10498293 A JP10498293 A JP 10498293A JP H06296247 A JPH06296247 A JP H06296247A
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JP
Japan
Prior art keywords
voltage
centering
deflection
capacitor
deflection waveform
Prior art date
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Application number
JP5104982A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takei
裕之 武居
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏向波形を設定する際、センタリング電圧を
再調整する必要がなく、メンテナンス性に優れたテレビ
ジョンカメラの実現を目的とする。 【構成】 定電流供給回路の出力端と、電圧源との間に
接続されたコンデンサとそのコンデンサの蓄積電荷を撮
像管の電子ビ−ム走査の帰線期間毎に放電するスイッチ
ング回路により構成された偏向波形発生回路において、
該コンデンサに供給される電流により決まる偏向サイズ
を、この供給電流(または、供給電流を決める電圧)を可
変し該偏向サイズを変えた場合にも、該偏向波形のセン
タリング電圧が変わらないように補正する回路を設けた
ものであり、偏向波形を設定する際、一度偏向波形のセ
ンタリング電圧を決めてやれば、偏向サイズを調整して
もセンタリング電圧は変わらず、センタリング電圧を再
調整する必要がなくなり、使い勝手を良くする事ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョンカメラの
偏向波形発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に、撮像管を用いたテレビジョンカ
メラの偏向波形発生回路の従来例を示し、以下、この動
作について説明する。図4において、トランジスタQ1
のベ−スは、偏向サイズ基準電圧V1によりバイアスさ
れている。よって、電源VccとトランジスタQ1のエミ
ッタ間の電位差Ve'が決まり、トランジスタQ1のエミ
ッタからコレクタ側へ(1)式のように直流電流I’が
流れる。 I’∝Ve'/R1 ・・・(1) この電流I’により、コンデンサCの端子間電圧Vo'
(t)は(2)式のように変化して行く。 Vo'(t)=(I'/C)t (t:時間) ・・・(2) よって、このときの偏向波形発生回路の出力波形Vout'
(t)は、センタリング基準電圧をV2とすると、(3)式
となる。 Vout'(t)=V2+Vo'(t) ・・・(3)
【0003】また、コンデンサCの端子間にはスイッチ
ング素子Q2が並列に接続されており、スイッチング素
子Q2は入力パルスP1により撮像管のビ−ム走査の帰
線期間のみオン状態になるように設計され、この時、コ
ンデンサCの端子間は短絡され、該端子間電圧Vo'(t)
は急激に下降し、センタリング基準電圧V2となる。帰
線期間を過ぎるとスイッチング素子Q2はオフ状態とな
り、コンデンサCの端子間電圧Vo'(t)は、再び、上記
(2)式に従い上昇し始める。以上の様な動作を繰返す
ことにより、鋸歯状の偏向波形Vout'(t)が得られる。
上記(3)式において、偏向波形Vout'(t)の振幅が偏
向サイズとなり、センタリング基準電圧V2とコンデン
サCの端子間電圧Vo'(t)の平均値(以降、APLと称
す)を加算したものがセンタリング電圧となる。従っ
て、偏向波形を設定する為に、偏向サイズを決める偏向
サイズ基準電圧V1を可変すると、それに伴い、偏向波
形Vout'(t)のセンタリング電圧が変わってしまう問題
が生じ、センタリング電圧を調整し直さなければならな
くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に、撮像管を用
いたテレビジョンカメラでは、偏向波形を設定する際、
偏向サイズ及びセンタリング電圧を調整する必要があ
る。偏向波形のセンタリング電圧は、偏向波形のAPL
と考えられるが、図4の様に偏向サイズを決める偏向サ
イズ基準電圧V1を調整する度に、偏向波形のセンタリ
ング電圧が変わってしまい、そのたびに、センタリング
電圧を調整しなくてはならなくなるという欠点がある。
本発明はこれらの欠点を除去し、偏向波形を設定する
際、センタリング電圧を再調整する必要がなく、メンテ
ナンス性に優れたテレビジョンカメラの実現を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、定電流供給回路の出力端と、電圧源との間
に接続されたコンデンサとそのコンデンサの蓄積電荷を
撮像管の電子ビ−ム走査の帰線期間毎に放電するスイッ
チング回路により構成された偏向波形発生回路におい
て、該コンデンサに供給される電流により決まる偏向サ
イズを、この供給電流(または、供給電流を決める電圧)
を可変し該偏向サイズを変えた場合にも、該偏向波形の
センタリング電圧が変わらないように補正する回路を設
けたことを特徴としたものである。
【0006】
【作用】その結果、上記手段を用いたテレビジョンカメ
ラは、偏向波形を設定する際、一度偏向波形のセンタリ
ング電圧を決めてやれば、偏向サイズを調整してもセン
タリング電圧は変わらず、センタリング電圧を再調整す
る必要がなくなり、使い勝手を良くする事ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の偏向波形発生回路の一実施例
を図1に示し、本発明の詳細について説明する。図1に
おいて、トランジスタQ1のベ−スは、偏向サイズ基準
電圧V1によりバイアスされている。従って、電源Vcc
とトランジスタQ1のエミッタ間の電位差Veが決ま
り、トランジスタQ1のエミッタからコレクタ側へ
(4)式のように直流電流Iが流れる。 I∝Ve/R1 ・・・(4) この電流Iにより、コンデンサCの端子間電圧Vo(t)
は(5)式のように変化して行く。 Vo(t)=(I/C)t (t:時間) ・・・(5) よって、このときの偏向波形出力Vout(t)は、センタ
リング基準電圧をV2とすると、(6)式のようになる。 Vout(t)=V2+Vo(t) ・・・(6)
【0008】ここで、コンデンサCの端子間にはスイッ
チング素子Q2が並列に接続されており、スイッチング
素子Q2は入力パルスP1により撮像管のビ−ム走査の
帰線期間のみオン状態になるように設計され、この時コ
ンデンサCの端子間は短絡され、該端子間電圧Vo(t)
は急激に下降し、センタリング基準電圧V2となる。帰
線期間を過ぎると、スイッチング素子Q2はオフ状態と
なり、コンデンサCの端子間電圧Vo(t)は、再び、上
記(5)式に従い上昇し始める。以上のような動作を繰
返すことにより、鋸歯状の偏向波形出力Vout(t)が得
られる。このとき、偏向波形出力Vout(t)のセンタリ
ング電圧は、センタリング基準電圧V2とコンデンサC
の端子間電圧Vo(t)により決まる。
【0009】図1の回路では、偏向波形出力の偏向サイ
ズを、映像領域全体を走査するように偏向サイズ基準電
圧V1を設定し、そのときセンタリング電圧が映像領域
の中心にくるように設定、すなわち、センタリング基準
電圧V2(このときのセンタリング電圧をVcとする)
を設定したとき、その後、偏向波形サイズを再設定また
は変更する場合、偏向波形のセンタリング電圧が一度設
定した電圧値Vcとなるように、センタリング補正回路
1は偏向サイズ基準電圧V1の変化を検知し、センタリ
ング基準電圧V2を自動的に補正するようになってい
る。すなわち、一度偏向波形出力のセンタリング電圧を
決めてやれば、偏向サイズを調整してもセンタリング電
圧は変わらないので、センタリング電圧を再調整する必
要がなくなり、使い勝手を良くする事が可能となる。な
お、偏向サイズ基準電圧V1の変化を検知する手段は、
必ずしも本例に限定されるものではなく、既存の別の方
法でも可能である。
【0010】図2に、本発明の偏向波形発生回路の他の
実施例を示す。鋸歯状の偏向波形出力Vout(t)は図1
と同様にして得られるが、図2では、偏向サイズを決め
るコンデンサCへの供給電流は、可変抵抗R1’により
決まる。このとき、偏向波形出力Vout(t)のセンタリ
ング電圧は、上記(6)式のセンタリング基準電圧V2と
コンデンサCの端子間電圧Vo(t)により決まる。図2
の回路では、偏向波形出力の偏向サイズを、映像領域全
体を走査するように可変抵抗R1’を可変し、コンデン
サCへの供給電流を設定し、そのときセンタリング電圧
が映像領域の中心にくるように設定、すなわち、センタ
リング基準電圧V2(このときのセンタリング電圧をV
cとする)を設定したとき、その後偏向波形サイズを再
設定または変更する場合、偏向波形のセンタリング電圧
が一度設定した電圧値Vcとなるように、電流電圧変換
センタリング補正回路1’はコンデンサCへの供給電流
を検知し、センタリング基準電圧V2を自動的に補正す
るようになっている。従って、図2の回路によれば、一
度偏向波形のセンタリング電圧を決めてやれば、偏向サ
イズを調整してもセンタリング電圧は変わらなくなり、
センタリング電圧を再調整する必要がなく、使い勝手を
良くする事が可能となる。
【0011】図3に、本発明の偏向波形発生回路の他の
実施例を示す。鋸歯状の偏向波形出力Vout(t)は図1
と同様にして得られる。このとき、偏向波形出力Vout
(t)のセンタリング電圧は、上記(6)式のセンタリン
グ基準電圧V2とコンデンサCの端子間電圧Vo(t)に
より決まる。図3の回路では、偏向波形出力の偏向サイ
ズを、映像領域全体を走査するように可変抵抗R1’を
可変し、コンデンサCへの供給電流を設定するか、偏向
サイズ基準電圧V1を設定し、センタリング電圧が映像
領域の中心にくるようにセンタリング基準電圧V2(こ
のときのセンタリング電圧をVcとする)を設定し、そ
の後、偏向波形サイズを再設定または変更する場合、偏
向波形のセンタリング電圧が一度設定した電圧値Vcと
なるように偏向波形出力とセンタリング電圧Vcとを比
較し補正するセンタリング比較補正回路1”は、偏向波
形出力のAPLを検知し、センタリング基準電圧V2を
自動的に補正するようになっている。従って、一度偏向
波形のセンタリング電圧を決めてやれば、偏向サイズを
調整してもセンタリング電圧は変わらないので、センタ
リング電圧を再調整する必要がなくなり、使い勝手を良
くする事が可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明によるテレビジョンカメラでは、
偏向波形を設定する際、一度偏向波形のセンタリング電
圧を決めてやれば、偏向サイズを調整してもセンタリン
グ電圧は変わらないので、センタリング電圧を再調整す
る必要がなくなり、メンテナンスの優れたテレビジョン
カメラが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す偏向波形発生回路。
【図2】本発明の他の実施例を示す偏向波形発生回路。
【図3】本発明の他の実施例を示す偏向波形発生回路。
【図4】従来の偏向波形発生回路例。
【符号の説明】 Q1:トランジスタ、Q2:スイッチング素子、R1,
R2:抵抗、R1’:可変抵抗、1,1':センタリン
グ補正回路、1":センタリング比較補正回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流供給回路の出力端と電圧源との間
    に接続されたコンデンサとそのコンデンサの蓄積電荷を
    撮像管の電子ビ−ム走査の帰線期間毎に放電するスイッ
    チング回路により構成されたテレビジョンカメラの偏向
    波形発生回路において、上記コンデンサへの供給電流を
    決める電圧を検知し、これに応じてセンタリング電圧を
    補正する回路を設けたことを特徴とする偏向波形発生回
    路。
  2. 【請求項2】 定電流供給回路の出力端と電圧源との間
    に接続されたコンデンサとそのコンデンサの蓄積電荷を
    撮像管の電子ビ−ム走査の帰線期間毎に放電するスイッ
    チング回路により構成されたテレビジョンカメラの偏向
    波形発生回路において、上記コンデンサへの供給電流を
    検知し、これに応じてセンタリング電圧を補正する回路
    を設けたことを特徴とするテレビジョンカメラの偏向波
    形発生回路。
  3. 【請求項3】 定電流供給回路の出力端と電圧源との間
    に接続されたコンデンサとそのコンデンサの蓄積電荷を
    撮像管の電子ビ−ム走査の帰線期間毎に放電するスイッ
    チング回路により構成されたテレビジョンカメラの偏向
    波形発生回路において、偏向波形出力とセンタリング電
    圧とを比較し、これに応じてセンタリング電圧を補正す
    る回路を設けたことを特徴とする偏向波形発生回路。
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