JPH0629613U - 気水混合蒸気のドレンセパレータ - Google Patents

気水混合蒸気のドレンセパレータ

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JPH0629613U
JPH0629613U JP6488492U JP6488492U JPH0629613U JP H0629613 U JPH0629613 U JP H0629613U JP 6488492 U JP6488492 U JP 6488492U JP 6488492 U JP6488492 U JP 6488492U JP H0629613 U JPH0629613 U JP H0629613U
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JP
Japan
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steam
drain
water
separation chamber
water separation
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Application number
JP6488492U
Other languages
English (en)
Inventor
孔志 斎川
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトにして、かつ、コスト低減を図る
ことができる気水混合蒸気のドレンセパレータを提供す
ることにある。 【構成】 上部を気水分離室とし、下部をドレン溜めと
している1つの容器を備え、かつ、前記気水分離室に連
通している蒸気出口管と、前記ドレン溜めに連通してい
るドレン出口管と、前記気水分離室に気水混合蒸気を供
給して該気水分離室で旋回流にする気水混合蒸気供給管
とを備え、しかも、前記ドレン溜めの水面より上位に位
置して該気水分離室で分離されたドレンを通す通路を有
して横向きに設けられた仕切板と、この仕切板の下位に
固定された縦向きの旋回流防止板とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボイラ系統やプラント関係等の補助蒸気などのような気水混合蒸気 のドレンセパレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の気水混合蒸気のドレンセパレータは、たとえば、図3に示すような構成 からなっている。 図3において、21は気水分離容器、22は気水混合蒸気供給管、23は蒸気 出口管、24はドレン出口管、25はドレンタンク、26は排水管、27は排水 弁、28は水面、29はドレンレベル制御器である。
【0003】 すなわち、気水混合蒸気は、気水分離容器21へ気水混合蒸気供給管22から 供給され、矢印30で示すような旋回流となり、気水分離し、蒸気は蒸気出口管 23から排出され、水滴はドレン出口管24を経てドレンタンク25に至る。 ドレンタンク25には、ドレンレベル制御器29が設けられており、水面(ド レンレベル)28の位置を検知してそれが所定の位置になった所で排水弁27を 開にする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示した従来の気水混合蒸気のドレンセパレータにおいて は、気水分離容器21とドレンタンク25を別々に必要とし、このため、設置ス ペースが大きくなるばかりでなく、コストも嵩むなどの問題点があった。 本考案は、上記のような問題点を解決しようとするものである。すなわち、本 考案は、コンパクトにして、かつ、コスト低減を図ることができる気水混合蒸気 のドレンセパレータを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案のドレンセパレータは、上部を気水分離室 とし、下部をドレン溜めとしている1つの容器を備え、かつ、前記気水分離室に 連通している蒸気出口管と、前記ドレン溜めに連通しているドレン出口管と、前 記気水分離室に気水混合蒸気を供給して該気水分離室で旋回流にする気水混合蒸 気供給管とを備え、しかも、前記ドレン溜めの水面より上位に位置して該気水分 離室で分離されたドレンを通す通路を有して横向きに設けられた仕切板と、この 仕切板の下位に固定された縦向きの旋回流防止板とを備えているものとした。
【0006】
【作用】
本考案によれば、上部を気水分離室とし、下部をドレン溜めとしている1つの 容器からなるので、図3に示した従来の気水分離容器21とドレンタンク25の 2つの機能を1つの容器で持つことになり、省スペース化ならびに低コスト化が できる。
【0007】 しかも、前記ドレン溜めの水面より上位に位置して該気水分離室で分離された ドレンを通す通路を有して横向きに設けられた仕切板を備えているので、分離し たドレン溜めのドレンが蒸気に持ち去られることがなく、またこの仕切板の下位 に固定された縦向きの旋回流防止板を備えているので、水面が揺動することがな く、ドレンレベルの制御が容易となる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示した正面断面図であり、図2は図1の切断線A− Aに沿う平面断面図である。 図1において、1は縦長円筒状の容器、2は気水分離室、3はドレン溜め、4 は前記気水分離室2に気水混合蒸気を供給して該気水分離室2で旋回流(矢印1 3参照)にする気水混合蒸気供給管、5は前記気水分離室2に連通している蒸気 出口管、6は前記ドレン溜め3に連通しているドレン出口管、7は該ドレン溜め 3の水面(ドレンレベル)、8は該水面7より上位に位置して横向き(水平)に 設けられた円板状の仕切板、9は前記気水分離室2で分離されたドレンを通す通 路(仕切板8の外周と容器1の内周との間の隙間)、10は該仕切板8の下位に 固定された縦向き(鉛直)の旋回流防止板、11はドレンレベル制御器、12は 前記ドレン出口管6に設けられた排水弁である。
【0009】 すなわち、気水混合蒸気は、容器1の気水分離室2へ気水混合蒸気供給管4か ら供給され、矢印13で示すような旋回流となり、気水分離し、蒸気は蒸気出口 管5から排出され、水滴は通路9を通ってドレン溜め3に至る。 そして、ドレンレベル制御器11は水面7の位置を検知して、それが所定の位 置になった所で排水弁12を開にする。
【0010】 ここで、仕切板8が水面7より上位になっていて、気水分離室2とドレン溜め 3を仕切っているので、分離したドレン溜め3内のドレンが蒸気に持ち去られる ことがなく、つまり、蒸気出口管5から排出される蒸気のドライネスを低下させ ない。また仕切板8の下位には固定された縦向きの旋回流防止板10を備えてい るので、ドレン溜め3内のドレンが旋回することなく、したがって、水面7が揺 動しないため、ドレンレベルの制御が容易となる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、上部を気水分離室とし、下部をドレン 溜めとしている1つの容器からなるので、従来の気水分離容器とドレンタンクの 2つの機能を1つの容器で持つことになり、省スペース化ならびに低コスト化が 図られる。
【0012】 しかも、前記ドレン溜めの水面より上位に位置して該気水分離室で分離された ドレンを通す通路を有して横向きに設けられた仕切板を備えているので、分離し たドレン溜めのドレンが蒸気に持ち去られることがなく、またこの仕切板の下位 に固定された縦向きの旋回流防止板を備えているので、水面が揺動することがな く、ドレンレベルの制御が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した正面断面図である。
【図2】図1の切断線A−Aに沿う平面断面図である。
【図3】従来の技術の一例を示した全体構成図である。
【符号の説明】
1 容器 2 気水分離室 3 ドレン溜め 4 気水混合蒸気供給管 5 蒸気出口管 6 ドレン出口管 7 水面 8 仕切板 9 通路 10 旋回流防止板 11 ドレンレベル制御器 12 排水弁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部を気水分離室とし、下部をドレン溜
    めとしている1つの容器を備え、かつ、前記気水分離室
    に連通している蒸気出口管と、前記ドレン溜めに連通し
    ているドレン出口管と、前記気水分離室に気水混合蒸気
    を供給して該気水分離室で旋回流にする気水混合蒸気供
    給管とを備え、しかも、前記ドレン溜めの水面より上位
    に位置して該気水分離室で分離されたドレンを通す通路
    を有して横向きに設けられた仕切板と、この仕切板の下
    位に固定された縦向きの旋回流防止板とを備えているこ
    とを特徴とする、気水混合蒸気のドレンセパレータ。
  2. 【請求項2】 容器が縦長円筒状のものからなる請求項
    1記載の気水混合蒸気のドレンセパレータ。
  3. 【請求項3】 仕切板の外周と容器の内周との間に隙間
    を有し、その隙間が気水分離室で分離されたドレンを通
    す通路になっている請求項1または2記載の気水混合蒸
    気のドレンセパレータ。
  4. 【請求項4】 ドレン溜め内の水面の位置を検知してそ
    れが所定の位置でドレン出口管の排水弁を開にするドレ
    ンレベル制御器を備えている請求項1、2または3記載
    の気水混合蒸気のドレンセパレータ。
JP6488492U 1992-09-18 1992-09-18 気水混合蒸気のドレンセパレータ Pending JPH0629613U (ja)

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