JP2020163335A - 気液分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留されている液体の液面が変動することを抑制することができる気液分離装置を提供する。【解決手段】実施の形態による気液分離装置は、気液混合流体を旋回させながら気体と液体とに分離する気液分離部と、気液分離部の下方に設けられ、分離された液体を貯留する液体貯留部と、を有する容器を備えている。気液分離部と液体貯留部との間に、気液分離部と液体貯留部とを連通する仕切開口部を有する仕切部材が介在されている。仕切部材の仕切開口部の上方に蓋体が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、気液分離装置に関する。
従来より、気体と液体とが混在した気液混合流体を、気体と液体とに分離する気液分離装置が知られている。一般的な気液分離装置は、流入する気液混合流体の流れを利用して旋回流を発生させさせるように構成された容器を備えており、この容器内で遠心力を利用して気液混合流体を気体と液体とに分離している。この場合、気液混合流体中の液体(液滴)は、遠心力を受けて気体の流れから分離されて、重力の影響を受けて降下し、容器の下部に設けられた液体貯留部に貯留される。液体貯留部に貯留された液体の液面レベルが計測されて、計測された液面レベルに基づいて、液体貯留部からの液体の排出が制御されている。このようにして、液体貯留部における液体の貯留量が適切に維持されるようになっている。
特開2006−305525号公報 特開2010−260026号公報 特開2016−003825号公報 特開平5−223206号公報
しかしながら、液体貯留部に貯留された液体の液面は、この液面の上方で旋回している気体の流れの影響を受けるため、液面が変動する。容器内に流入する気液混合流体の流速が上昇すると液面の変動が激しくなり、液体を巻き上げる可能性がある。巻き上げられた液体は気体に同伴し、容器から排出される気体に同伴される液体の同伴量が増大するという問題がある。液体の同伴量が増大すると、気液分離装置の下流側に設けられた機器に影響を及ぼす可能性がある。例えば、気液分離装置の下流側に圧縮機が接続される場合には、圧縮機内の羽根車に液体が付着してエロージョンが発生し得る。
また、液体貯留部内の液体の液面が変動している場合、液面が中心付近で低下し、周縁付近(容器の壁面近傍)では上昇する。このようにして液面が変動すると、液体貯留部に貯留された液体の液面レベルを精度良く計測することが困難になる。とりわけ、容器内に流入する気液混合流体の流速が上昇すると液面レベルの変動が大きくなり得る。例えば、気液混合流体の流速が過渡的に変動する場合には、液面レベルの計測が困難になる。この場合、液面レベルに基づいた液体貯留部からの液体の排出が困難になり、液体の貯留量が増大し得る。すると、液体の貯留量が過度に多い状態で気液混合流体の流速が大きい場合には、容器から排出される気体に同伴される液体の同伴量も増大する可能性がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、貯留されている液体の液面が変動することを抑制することができる気液分離装置を提供することを目的とする。
実施の形態による気液分離装置は、気液混合流体を旋回させながら気体と液体とに分離する気液分離部と、気液分離部の下方に設けられ、分離された液体を貯留する液体貯留部と、を有する容器を備えている。気液分離部と液体貯留部との間に、気液分離部と液体貯留部とを連通する仕切開口部を有する仕切部材が介在されている。仕切部材の仕切開口部の上方に蓋体が設けられている。
他の実施の形態による気液分離装置は、気液混合流体を旋回させながら気体と液体とに分離する気液分離部と、気液分離部の下方に設けられ、分離された液体を貯留する液体貯留部と、を有する容器を備えている。気液分離部と液体貯留部との間に、気液分離部と液体貯留部とを連通する仕切開口部を有する仕切部材が介在されている。液体貯留部に、貯留された液体の旋回運動を防止する旋回防止部材が設けられている。
本発明によれば、貯留されている液体の液面が変動することを抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における気液分離装置を備えた気体圧縮システムの一例を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態における気液分離装置を示す概略縦断面図である。 図3は、図2に示す蓋体を示す上面図である。 図4は、図2に示す蓋体を示す縦断面図である。 図5は、図2に示す補強部材を示す縦断面図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態における気液分離装置を示す概略縦断面図である。 図7は、図6に示す旋回防止部材を示す上面図である。 図8は、図6に示す旋回防止部材の変形例を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態における気液分離装置について説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図5を用いて、本発明の第1の実施の形態における気液分離装置について説明する。本実施の形態における気液分離装置は、気体と液体とが混在した気液混合流体を、気体と液体とに分離するための装置である。
ここでは、図1を用いて、本実施の形態による気液分離装置が適用される気体圧縮システムについて説明する。この気体圧縮システムは、タービン設備およびボイラ設備に圧縮気体を供給するためのシステムである。気体は、空気であってもよい。
図1に示す気体圧縮システム100は、気体を圧縮する圧縮機101と、圧縮機101で圧縮された気体を貯蔵する気体貯留槽102と、気体貯留槽102から排出された気体から液体を分離する気液分離装置1(空気除湿器とも言う)と、を備えている。気体貯留槽102に貯留されている気体には、液体が同伴されている(または含まれている)ため、この液体を気体から除去するために、気液分離装置1が設けられている。気液分離装置1において、液体が気体から除去されて、気体が除湿される。除湿された気体が、タービン設備103およびボイラ設備104にそれぞれ供給されて、種々の目的で利用される。
なお、気体圧縮システム100の構成は、図1に示す構成に限られることはなく、任意である。また、本実施の形態による気液分離装置1は、任意の用途のシステムに適用され得る。
続いて、本実施の形態による気液分離装置1についてより詳細に説明する。
図2に示すように、本実施の形態における気液分離装置1は、容器10と、容器10内に設けられた仕切板20(仕切部材)と、容器10内に設けられた蓋板30(蓋体)と、を備えている。
容器10は、底面から天井面にわたって、上下方向に円筒状に延びており、概略的には円筒状に形成されている。また、容器10は、気液分離室11(気液分離部)と、気液分離室11の下方に設けられた液体貯留部12と、を有している。気液分離室11は、気液混合流体を旋回させながら気体と液体とに分離する部分である。液体貯留部12は、気体から分離された液体を貯留する部分であり、容器10の下部に設けられている。ここで、気体は空気であってもよく、液体は水であってもよい。
容器10は、気液混合流体が流入する流体入口13と、気液混合流体から分離された気体(乾燥した気体)が流出する気体出口14と、気液混合液体から分離された液体が流出する液体出口15と、を更に有している。流体入口13は、気液分離室11の下部に配置されており、気体出口14は、気液分離室11の上部(容器10の上部)に配置されている。液体出口15は、液体貯留部12の下部(容器10の下部)に配置されている。なお、図示しないが、流体入口13は、上方から見たときに、流入方向に直交する方向において、容器10の中心に対して一方の側に偏心するように配置されていてもよい。この場合、気液混合流体を、流体入口13から容器10の壁面に沿うように流入させることができ、気液分離室11に容易に旋回流れを形成することができる。あるいは、容器10内において流体入口13の近傍に、流入した気液混合流体を容器10の壁面に沿う方向に案内する案内部材(図示せず)が設けられていてもよい。この場合においても、気液混合流体を、気液分離室11内で容器10の壁面に沿うように流すことができ、気液分離室11に容易に旋回流れを形成することができる。
仕切板20は、気液分離室11と液体貯留部12との間に介在されており、気液分離室11と液体貯留部12とを仕切っている。すなわち、仕切板20によって、気液分離室11が画定されるとともに、液体貯留部12が画定されている。仕切板20は、所望の高さ位置に配置されており、流体入口13よりも下方に配置されている。このことにより、流体入口13から流入する気液混合流体は、気液分離室11に供給されるようになっている。仕切板20の外周縁部は、容器10の壁面に、例えば溶接により固定されていてもよい。
仕切板20は、気液分離室11と液体貯留部12とを連通する仕切開口部21を有している。仕切開口部21は、図3に示すように、上方から見たときに、仕切板20の中央に配置され、円形状に形成されている。また、図2に示すように、仕切板20は、仕切開口部21に向って下方に位置するように傾斜している。言い換えると、仕切板20は、外周縁部に向って上方に位置するように傾斜し、逆円錐台形状で形成されている。
図2に示すように、蓋板30は、仕切板20の仕切開口部21の上方に設けられており、仕切開口部21を上方から覆っている。蓋板30は、仕切板20から離間しており、蓋板30と仕切板20との間に、気液分離室11内で分離された液体が通過できる空間が形成されている。
本実施の形態では、蓋板30は、外周縁部に向かって下方に位置するように傾斜している。言い換えると、蓋板30は、中心に向って上方に位置するように傾斜し、上方に向って凸となるような円錐状に形成されていてもよい。蓋板30は、上方から見たときに、円形状に形成されていてもよい。蓋板30は、仕切開口部21と同心状に形成されていてもよい。蓋板30の外径は、仕切板20の外径よりも小さくなっているが、仕切開口部21の直径より大きくなっていてもよい。すなわち、上方から見たときに、蓋板30は、仕切開口部21よりも外側にはみ出すように形成されており、仕切開口部21は、全体的に蓋板30で覆われていてもよい。
図3に示すように、蓋板30は、蓋板30を貫通する貫通孔31を有していてもよい。この貫通孔31は、蓋板30の上面にある液体を、蓋板30から降下させる。このような貫通孔31は、蓋板30に複数設けられていてもよい。また、貫通孔31は、蓋板30に全体的に形成されていてもよい。
図3および図4に示すように、蓋板30は、吊り耳32および取手33のうちの少なくとも一方を有していてもよい。図3および図4では、蓋板30が、吊り耳32および取手33の両方を有している例が示されている。
吊り耳32は、例えば、容器10内に搬入する際に、クレーンにチェーンを介して蓋板30を吊り下げるための部材である。図3では、2つの吊り耳32が、蓋板30の外周縁部から外側に延びるように形成されている例が示されているが、吊り耳32の個数や配置は、任意である。
取手33は、蓋板30を移動させる際に作業者が蓋板30を把持できるようにするための部材である。取手33は、容器10内での蓋板30の取付作業時や、取り外し作業時等で好適に利用できる。例えば、取手33は、図4に示すように、蓋板30の上面のうち中央部から上方に起立するように形成されている。図3および図4に示す例では、2つの取手33が蓋板30に固定されている例が示されているが、取手33の個数や配置は、任意である。
図2〜図4に示すように、蓋板30は、脚40によって支持されている。脚40は、仕切板20から上方に延びている。すなわち、脚40の下端が仕切板20の上面に取り付けられ、脚40の上端が蓋板30の下面に取り付けられている。例えば、脚40は、仕切板20および蓋板30に溶接により固定されていてもよい。本実施の形態では、蓋板30は、複数の脚40で支持されている。複数の脚40は、図3に示すように、蓋板30の外周縁部に配置されて、蓋板30および仕切開口部21と同心状に配置されていてもよい。
図3および図4に示すように、脚40は、上下方向に円柱状に延びるように形成されていてもよい。例えば、脚40は、中実状に形成されていてもよく、中空状に形成されて全体として円筒状に形成されていてもよい。互いに隣り合う脚40同士は離間しており、互いに隣り合う脚40同士の間に、気液分離室11内で分離された液体が通過できる空間が形成されている。
図5に示すように、脚40は、補強リブ50(補強部材)によって補強されていてもよい。補強リブ50は、脚40の下端と仕切板20の上面との固定点の周囲に、複数設けられていてもよい。補強リブ50は、脚40および仕切板20にそれぞれ溶接により固定されていてもよい。同様に、補強リブ50は、脚40の上端と蓋板30の下面との固定点の周囲に、複数設けられていてもよく、脚40および蓋板30にそれぞれ溶接により固定されていてもよい。
図2に示すように、気液分離装置1の容器10には、液面レベル計60が設けられている。すなわち、上述した液体出口15と気液分離室11とが計測ライン61によって接続されている。この計測ライン61に、液面レベル計60が設けられている。この計測ライン61は、上下方向に延びる部分を有しており、当該部分において、液体貯留部に貯留された液体の一部が、液体貯留部12と同じ高さまで入り込む。このため、この計測ライン61中の液体の液面レベルを計測することで、液体貯留部12の液面レベルを得ることができる。なお、計測ライン61は、液体貯留部12の液面レベルと同じ高さまで液体が入り込むことができれば、液体出口15ではなく、液体貯留部12の下部や、後述する液体排出ライン70(後述する開閉弁71よりも液体出口15の側の部分)に接続されるようにしてもよい。
このように構成された気液分離装置1の液体出口15には、液体排出ライン70(ドレンライン)が接続されている。この液体排出ライン70には、開状態と閉状態とを切替可能な開閉弁71が設けられている。この開閉弁71は、液体排出ライン70による液体貯留部12からの液体の排出を許可または遮断するための弁である。すなわち、開閉弁71は、開状態においては、液体貯留部12からの液体の排出を許可し、閉状態においては、液体貯留部12からの液体の排出を遮断する。
図2に示すように、開閉弁71は、制御装置80によって制御されるようにしてもよい。この場合、制御装置80に、液面レベル計60で計測された液面レベルに相当する電気信号が送信され、制御装置80は、この電気信号から得られる液面レベル計60で計測された液面レベルに基づいて、開閉弁71を制御する。例えば、液面レベルが所定の上限基準値以上である場合に、開閉弁71を開いて液体貯留部12に貯留された液体を排出し、液面レベルが所定の下限基準値以下である場合に、開閉弁71を閉じて液体の排出を停止するようにしてもよい。なお、開閉弁71は、制御装置80によって制御されることに限られることはなく、作業員による手動操作で切替されるようにしてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
気体と液体とが混在する気液混合流体が気液分離装置1の容器10の流体入口13に流入すると、気液分離室11内で旋回する。ここで、気液混合流体に混在する液体は、種々の理由で、液滴やミストなどの状態で気体に同伴されている。例えば、気液分離装置1の上流側に冷却装置が設けられて気液混合流体が予め冷却されている場合には、凝縮によって生成された液滴やミストなどの状態で液体が気体に同伴している。しかしながら、本実施の形態による気液分離装置1は、冷却装置の下流側に設けられていることには限られない。
気液分離室11内で気液混合流体が旋回している間、気液混合流体中の液体の一部は、遠心力を受けて気体の流れから分離されて容器壁面に達する。容器壁面に達した液体は、重力の影響を受けて容器壁面を伝って降下し、仕切板20に達する。また、容器壁面に達しない液体であっても、重力の影響を受けて降下し、仕切板20や蓋板30に達する。仕切板20に達した液体は、仕切板20の上面を仕切開口部21に向って流れる。蓋板30に達した液体は、蓋板30の上面を蓋板30の外周縁部に向って流れて、外周縁部から降下する。蓋板30に達した液体(図3に示す符号L)の一部は、蓋板30に設けられた貫通孔31からも降下する。蓋板30の外周縁部または貫通孔31から降下した液体は、仕切板20に達して、仕切板20の上面を仕切開口部21に向って流れる。
仕切開口部21に向う液体は、互いに隣り合う脚40同士の間の空間を通って、仕切開口部21に達する。仕切開口部21に達した液体は、仕切開口部21から降下し、液体貯留部12に貯留される。
液体貯留部12に貯留された液体の液面レベルが所定の上限基準値以上になると、液体排出ライン70に設けられた開閉弁71が開き、液体貯留部12に貯留された液体が排出される。一方、液体貯留部12に貯留された液体の液面レベルが所定の下限基準値以下になると、開閉弁71が閉じて、液体貯留部12からの液体の排出を停止する。このようにして、液体貯留部12に貯留される液体の液面レベルが、所望の範囲内に維持される。
ところで、気液分離室11内では、気液混合流体が旋回流を形成しているが、液体貯留部12は、仕切板20によって気液分離室11と仕切られている。このことにより、旋回流の影響が液体貯留部12に及ぼされることが抑制され、液体貯留部12に貯留されている液体の液面が変動することが抑制されている。
本実施の形態においては、仕切板20の仕切開口部21の上方に蓋板30が設けられている。このことにより、気液分離室11内の旋回流の影響が仕切開口部21に及ぼされることが抑制されている。このため、仕切開口部21に旋回流が形成されることが抑制され、気液分離室11内の旋回流の影響が液体貯留部12に及ぼされることがより一層抑制されている。このため、液体貯留部12(仕切板20の下方の空間)に存在する気体に旋回流が形成されることが抑制される。この場合、液体貯留部12に貯留されている液体の液面が変動することを抑制して、液面を安定化させることができる。このため、液体貯留部12から液体が巻き上げられることを抑制でき、気液分離装置1の気体出口14から排出される気体に同伴される液体の同伴量を低減することができる。
このように本実施の形態によれば、気液分離室11と液体貯留部12との間に介在された仕切板20の仕切開口部21の上方に、蓋板30が設けられている。このことにより、仕切開口部21に旋回流が形成されることを抑制できる。このため、液体貯留部12に貯留されている液体の液面が変動することを抑制できる。この場合、液体貯留部12に貯留されている液体が巻き上げられることを抑制でき、容器10から排出される気体に同伴される液体の同伴量を低減することができる。また、液体貯留部12に貯留されている液体の液面の変動が抑制できるため、液面を安定化させることができる。このため、液面レベルの計測を容易化させて、計測精度を向上させることができる。この結果、液面レベルに基づく液体貯留部12からの液体の排出を適切に行うことができ、液体の貯留量を所望の範囲内に維持することができる。この点においても、液体貯留部12に貯留されている液体が巻き上げられて、容器10から排出される気体に同伴される液体の同伴量が増大することを抑制できる。すなわち、液体の貯留量が過度に多い場合には、貯留されている液体が巻き上げられやすくなる傾向にあるが、液体の貯留量を適切に維持することで、貯留量の増大によって液体が巻き上げられることを抑制できる。例えば、気液分離装置1の気体出口14に圧縮機が接続されている場合、圧縮機に流入する気体に同伴される液体の同伴量を低減することができ、圧縮機の羽根車にエロージョンが発生することを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、蓋板30は、仕切板20から離間している。このことにより、蓋板30と仕切板20との間に、気液分離室11内で分離された液体が通過できる空間を形成することができる。このため、液体を、仕切開口部21を介して液体貯留部12に流すことができ、液体貯留部12に貯留させることができる。
また、本実施の形態によれば、仕切板20から上方に延びる脚40が蓋板30を支持している。このことにより、仕切板20と蓋板30との間に、気液分離室11内で分離された液体が通過できる空間を形成しつつ、蓋板30を仕切板20で安定的に支持することができる。
また、本実施の形態によれば、脚40は、補強リブ50によって補強されている。このことにより、蓋板30の支持強度を向上させることができる。このため、気液分離室11に流入する気液混合流体の流速が過渡的に変動した場合であっても、蓋板30を安定して支持することができる。
また、本実施の形態によれば、蓋板30は複数の脚40で支持されている。このことにより、蓋板30の支持を安定化させることができる。
また、本実施の形態によれば、脚40は、仕切板20および蓋板30に溶接されている。このことにより、脚40を仕切板20および蓋板30に強固に固定することができ、蓋板30の支持を安定化させることができる。また、脚40と仕切板20との固定点および脚40と蓋板30との固定点で、ボルト等を用いずに固定することができるため、腐食劣化が発生することを防止できる。
また、本実施の形態によれば、蓋板30は、外周縁部に向って下方に位置するように傾斜している。このことにより、蓋板30の上面に降下した液体は、外周縁部に向って迅速に流れることができ、蓋板30の上面に液体が留まることを抑制できる。このため、蓋板30の上面に達した液体を、蓋板30から迅速に降下させることができ、蓋板30の上面において液体が巻き上げられることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、蓋板30は、蓋板30を貫通する貫通孔31を有している。このことにより、蓋板30の上面に降下した液体は、貫通孔31を通って蓋板30から降下させることができ、蓋板30の上面に液体が留まることを抑制できる。このため、蓋板30の上面に達した液体を、蓋板30から迅速に降下させることができ、蓋板30の上面において液体が巻き上げられることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、蓋板30は、吊り耳32および取手33のうちの少なくとも一方を有している。吊り耳32を有している場合には、吊り耳32を利用して、容器10内への蓋板30の搬入作業を容易化させることができる。取手33を有している場合には、蓋板30を容易に把持することができ、蓋板30の取付作業時や、取り外し作業時等の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態よれば、仕切板20は、仕切開口部21に向って下方に位置するように傾斜している。このことにより、仕切板20の上面に降下した液体は、仕切開口部21に向って迅速に流れることができ、仕切板20の上面に液体が留まることを抑制できる。このため、仕切板20の上面に達した液体を、仕切板20から迅速に降下させることができ、仕切板20の上面において液体が巻き上げられることを抑制できる。
なお、上述した本実施の形態においては、脚40が、上下方向に円柱状に延びている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、脚40は、上方から見たときに、放射状または螺旋状に形成されていてもよい。このことにより、脚40の周囲において液体の仕切開口部21に向う流れが妨げられることをより一層抑制できる。なお、脚40が放射状に形成されるとは、上方から見たときに、脚40が、仕切開口部21の中心(容器10の中心)に対して、半径方向に延びるように形成されることを意味する。また、脚40が螺旋状に形成されるとは、上方から見たときに、脚40が、仕切開口部21の中心(容器10の中心)に対して、気液分離室11における気液混合流体の旋回流に沿うように螺旋状に形成されることを意味する。この場合、脚40によって気体の旋回流が妨げられることを抑制できる。このため、気液分離室11内の旋回流が必要以上に弱まることを抑制し、気体からの液体の分離効率を向上させることができる。また、脚40の周囲において液体の仕切開口部21に向う流れを整流させることができ、液体をスムースに仕切開口部21に流すことができる。
(第2の実施の形態)
次に、図6〜図8を用いて、第2の実施の形態による気液分離装置について説明する。
図6〜図8に示す第2の実施の形態においては、液体貯留部に旋回防止部材が設けられている点が主に異なり、他の構成は、図1〜図5に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図6〜図8において、図1〜図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、図6に示すように、液体貯留部12に、旋回防止部材90が設けられている。旋回防止部材90は、液体貯留部12に貯留された液体の旋回運動を防止するための部材であり、容器10の下部に設けられている。
図6および図7に示すように、本実施の形態における旋回防止部材90は、上方から見たときに液体貯留部12を4つの区域91に区画する4つの区画板92(区画部)を含んでいる。各区画板92は、上方から見たときに、液体貯留部12の中心(容器10の中心)に対して半径方向に延びるように形成されている。4つの区画板92が、上方から見たときの液体貯留部12の周方向において90°間隔で配置されている。4つの区画板92は、一体に形成されていてもよい。例えば、4つの区画板92を互いに溶接して、上方から見たときに十字状に形成されるようにしてもよい。
図6に示すように、各区画板92の下端と容器10の底面との間に、連通開口93が設けられていてもよい。この連通開口93を介して、互いに隣り合う区域91同士が連通している。各区画板92の上端は、液体貯留部12に貯留される液体の液面よりも上方に位置させるために、仕切板20の近傍に配置されていてもよい。また、各区画板92は、仕切板20の一部に接続(または接触)されていてもよい。
このように本実施の形態によれば、液体貯留部12に、液体貯留部12に貯留された液体の旋回運動を防止するための旋回防止部材90が設けられている。このことにより、液体貯留部12に貯留された液体の旋回運動を防止することができる。このため、液体貯留部12に貯留されている液体の液面が変動することを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、旋回防止部材90は、上方から見たときに、液体貯留部12の周方向において液体貯留部12を複数の区域91に区画する区画板92を含んでいる。このことにより、液体貯留部12を周方向に複数に区画することができる。このため、液体貯留部12に貯留されている液体の旋回流れを遮断することができ、液体の旋回運動を効果的に防止することができる。
また、本実施の形態によれば、区画板92と容器10の底面との間に、連通開口93が設けられている。このことにより、互いに隣り合う区域91同士を連通させることができ、各区域91に貯留される液体の液面レベルを均一化させることができる。このため、液面レベルの計測精度を向上させることができ、液体貯留部12からの液体の排出を適切に行って、液体の貯留量を所望の範囲内に維持することができる。また、連通開口93は、区画板92の下端と容器10の底面との間に形成されているため、液体貯留部12に貯留された液体の液面には、区画板92を存在させることができる。このため、各区域91に貯留されている液体の液面レベルを均一化させながら、液体貯留部12に貯留された液体の旋回運動を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、気液分離室11と液体貯留部12との間に介在された仕切板20の仕切開口部21の上方に、蓋板30が設けられている。このことにより、仕切開口部21に旋回流が形成されることを抑制できる。このため、液体貯留部12に貯留されている液体の液面が変動することをより一層抑制できる。すなわち、旋回防止部材90による液面変動抑制の効果と、蓋板30による液面変動抑制の効果とを享受できる。
なお、上述した本実施の形態においては、旋回防止部材90が、4つの区画板92を含んでいる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、液体貯留部12に貯留されている液体の旋回運動を防止することができれば、区画板92の個数は任意である。
また、上述した本実施の形態においては、例えば、図8に示すように、旋回防止部材90の各区画板92が、互いに隣り合う区域91を連通する連通孔94を有していてもよい。この場合、この連通孔94を介して、互いに隣り合う区域91同士を連通することができ、各区域91に貯留される液体の液面レベルを均一化させることができる。連通孔94は、各区画板92に複数設けられていてもよく、連通孔94の個数は任意である。なお、各区画板92が連通孔94を有している場合、区画板92の下端と容器10の底面との間には図6に示すような連通開口93は設けられていなくてもよい。この場合、区画板92の下端と容器10の底面が溶接で固定されていてもよい。
また、上述した本実施の形態においては、液体貯留部12に旋回防止部材90が設けられるとともに、仕切板20の仕切開口部21の上方に蓋板30が設けられている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、本実施の形態のように液体貯留部12に旋回防止部材90が設けられる場合には、蓋板30および脚40は設けられていなくてもよい。この場合、仕切開口部21が気液分離室11に露出されるが、上述したように、旋回防止部材90によって、液体貯留部12に貯留された液体の旋回運動を防止することができる。このため、蓋板30および脚40が設けられていない場合であっても、液体貯留部12に貯留されている液体の液面が変動することを抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:気液分離装置、10:容器、11:気液分離室、12:液体貯留部、20:仕切板、21:仕切開口部、30:蓋板、31:貫通孔、32:吊り耳、33:取手、40:脚、50:補強リブ、90:旋回防止部材、91:区域、92:区画板、93:連通開口、94:連通孔、

Claims (15)

  1. 気液混合流体を旋回させながら気体と液体とに分離する気液分離部と、前記気液分離部の下方に設けられ、分離された前記液体を貯留する液体貯留部と、を有する容器と、
    前記気液分離部と前記液体貯留部との間に介在され、前記気液分離部と前記液体貯留部とを連通する仕切開口部を有する仕切部材と、
    前記仕切部材の前記仕切開口部の上方に設けられた蓋体と、を備えた、気液分離装置。
  2. 前記蓋体は、前記仕切部材から離間している、請求項1に記載の気液分離装置。
  3. 前記仕切部材から上方に延びて前記蓋体を支持する脚を更に備えた、請求項2に記載の気液分離装置。
  4. 前記脚を補強する補強部材を更に備えた、請求項3に記載の気液分離装置。
  5. 前記蓋体は、複数の前記脚で支持されている、請求項3または4に記載の気液分離装置。
  6. 前記脚は、前記仕切部材および前記蓋体に溶接されている、請求項3〜5のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  7. 前記蓋体は、外周縁部に向かって下方に位置するように傾斜している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  8. 前記蓋体は、前記蓋体を貫通する貫通孔を有している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  9. 前記蓋体は、吊り耳および取手のうちの少なくとも一方を有している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  10. 前記仕切部材は、前記仕切開口部に向かって下方に位置するように傾斜している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  11. 前記液体貯留部に設けられ、前記液体貯留部に貯留された前記液体の旋回運動を防止する旋回防止部材を更に備えた、請求項1〜10のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  12. 前記旋回防止部材は、上方から見たときに、液体貯留部の周方向において前記液体貯留部を複数の区域に区画する区画部を含んでいる、請求項11に記載の気液分離装置。
  13. 前記区画部と前記容器の底面との間に、連通開口が設けられている、請求項12に記載の気液分離装置。
  14. 前記区画部は、互いに隣り合う前記区域を連通する連通孔を有している、請求項12または13に記載の気液分離装置。
  15. 気液混合流体を旋回させながら気体と液体とに分離する気液分離部と、前記気液分離部の下方に設けられ、前記液体を貯留する液体貯留部と、を有する容器と、
    前記気液分離部と前記液体貯留部との間に介在され、前記気液分離部と前記液体貯留部とを連通する仕切開口部を有する仕切部材と、
    前記液体貯留部に設けられ、前記液体貯留部に貯留された前記液体の旋回運動を防止する旋回防止部材と、を備えた、気液分離装置。
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