JPS6135540Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135540Y2 JPS6135540Y2 JP1984002343U JP234384U JPS6135540Y2 JP S6135540 Y2 JPS6135540 Y2 JP S6135540Y2 JP 1984002343 U JP1984002343 U JP 1984002343U JP 234384 U JP234384 U JP 234384U JP S6135540 Y2 JPS6135540 Y2 JP S6135540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- blast furnace
- head tank
- pipe
- circulation system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 22
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高炉炉体冷却水循環系のヘツドタンク
の改良に関し、特に気水分離能力を向上せしめて
高炉炉体冷却水循環系の高炉炉体冷却装置の破損
検知を容易ならしめた高炉炉体冷却水循環系のヘ
ツドタンクを提供するものである。
の改良に関し、特に気水分離能力を向上せしめて
高炉炉体冷却水循環系の高炉炉体冷却装置の破損
検知を容易ならしめた高炉炉体冷却水循環系のヘ
ツドタンクを提供するものである。
第1図はステーブ冷却式高炉炉体冷却設備の全
体概略図であり、ヘツドタンク1の冷却水はクー
ラ2、ポンプ3が配設された下降管4を通つて下
部ヘツダー5へ至り、高炉炉体10に配設された
ステーブ6を縦方向に配管7で直結してなる複数
の冷却水系統16,16……へ最下段から給水、
最上段から排水し上部ヘツダー8へ至り、上昇管
9を通りヘツドタンク1へ戻り循環使用されるよ
うになつている。
体概略図であり、ヘツドタンク1の冷却水はクー
ラ2、ポンプ3が配設された下降管4を通つて下
部ヘツダー5へ至り、高炉炉体10に配設された
ステーブ6を縦方向に配管7で直結してなる複数
の冷却水系統16,16……へ最下段から給水、
最上段から排水し上部ヘツダー8へ至り、上昇管
9を通りヘツドタンク1へ戻り循環使用されるよ
うになつている。
上記高炉炉体冷却水循環系におけるヘツドタン
ク1の構造は、第2図、第3図に示す如く水平配
設された円筒型密閉容器11の水平方向一端部底
面に一時貯溜水12の流出垂直管13を、他端部
上面には冷却水吐出口14が一時貯溜水12の水
面下に位置する冷却水の流入垂直管15を配設さ
れてなり、上記流出管13は前記下降管4に、上
記流入管15は前記上昇管9に、連結されてい
る。
ク1の構造は、第2図、第3図に示す如く水平配
設された円筒型密閉容器11の水平方向一端部底
面に一時貯溜水12の流出垂直管13を、他端部
上面には冷却水吐出口14が一時貯溜水12の水
面下に位置する冷却水の流入垂直管15を配設さ
れてなり、上記流出管13は前記下降管4に、上
記流入管15は前記上昇管9に、連結されてい
る。
循環系内のステーブが破損すると、一般に炉内
圧が循環水圧よりも高いので炉内ガスが循環水中
に混入し、上記ヘツドタンク1で気水分離し、ヘ
ツドタンク1の一時貯溜水12上方の空間部17
に至る。従つて、上記空間部17の炉内ガス成分
の有無で循環系内のステーブ破損を検知できる。
ところが、前記構造の従来のヘツドタンク1では
気水分離が不完全なため、炉内ガスがヘツドタン
ク1の流出管13から循環水に随伴され、例えば
ガス検知法に基づく破損ステーブを含む冷却水系
統16の特定並びに冷却水系統16における破損
ステーブ6の特定が極めて困難となることを本考
案者は経験した。
圧が循環水圧よりも高いので炉内ガスが循環水中
に混入し、上記ヘツドタンク1で気水分離し、ヘ
ツドタンク1の一時貯溜水12上方の空間部17
に至る。従つて、上記空間部17の炉内ガス成分
の有無で循環系内のステーブ破損を検知できる。
ところが、前記構造の従来のヘツドタンク1では
気水分離が不完全なため、炉内ガスがヘツドタン
ク1の流出管13から循環水に随伴され、例えば
ガス検知法に基づく破損ステーブを含む冷却水系
統16の特定並びに冷却水系統16における破損
ステーブ6の特定が極めて困難となることを本考
案者は経験した。
本考案は上記経験に基づきなされたものであ
り、完全な気水分離機能を有せしめもつて破損ス
テーブ認知能率を向上せしめ、高炉安定操業に寄
与する高炉炉体冷却水循環系流出管の流出流の炉
内ガス随伴を完全に防止したものである。
り、完全な気水分離機能を有せしめもつて破損ス
テーブ認知能率を向上せしめ、高炉安定操業に寄
与する高炉炉体冷却水循環系流出管の流出流の炉
内ガス随伴を完全に防止したものである。
以下本考案の高炉炉体冷却水循環系のヘツドタ
ンクを第4図、第5図、第6図に示す一実施例に
基づき詳細に説明する。
ンクを第4図、第5図、第6図に示す一実施例に
基づき詳細に説明する。
本考案のヘツドタンク24は、第4〜6図に図
示の如く底面19及び周面の一面が盲板20で周
面の3面が第7図の如く多数の小孔21を設けた
網目板22で構成してなる上部開放の立方体状の
箱体18を密閉容器11内の流入管吐出口14直
下に上部開放端が吐出口14よりの吐出流が流入
する流入口23となり、周壁の小孔21群が流出
孔群となり、かつ盲板20が密閉容器11の流出
管流出口25側に位置するように配設してなるも
のである。
示の如く底面19及び周面の一面が盲板20で周
面の3面が第7図の如く多数の小孔21を設けた
網目板22で構成してなる上部開放の立方体状の
箱体18を密閉容器11内の流入管吐出口14直
下に上部開放端が吐出口14よりの吐出流が流入
する流入口23となり、周壁の小孔21群が流出
孔群となり、かつ盲板20が密閉容器11の流出
管流出口25側に位置するように配設してなるも
のである。
上記構成のヘツドタンク24によると、流入管
15の吐出口14より噴出した冷却水は箱体18
内へ流入し、流入流れは箱体18の盲板20によ
り流出口25方向への底面に沿う高速流出が有効
に防止、上記高速流れの気泡随伴を防止する。
15の吐出口14より噴出した冷却水は箱体18
内へ流入し、流入流れは箱体18の盲板20によ
り流出口25方向への底面に沿う高速流出が有効
に防止、上記高速流れの気泡随伴を防止する。
又、箱体18内への流入流の大部分は多数の小
孔21より整流され密閉容器11内面に向つて流
出する。この流出小孔21よりの流出速度は、流
入管15の吐出口14よりの流出速度に比べ大巾
に低下し、流出口25へ至るまでの移動時間が延
長されて有効に気泡は浮上分離する。
孔21より整流され密閉容器11内面に向つて流
出する。この流出小孔21よりの流出速度は、流
入管15の吐出口14よりの流出速度に比べ大巾
に低下し、流出口25へ至るまでの移動時間が延
長されて有効に気泡は浮上分離する。
又箱体18内への流入流の一部は流入口23よ
り上方に向つて流出する。
り上方に向つて流出する。
これらの結果、流入管15から密閉容器11内
へ冷却水と共に流入する炉内ガスは密閉容器11
内で完全に分離され、流出管13からの炉内ガス
の流出が有効に防止される。
へ冷却水と共に流入する炉内ガスは密閉容器11
内で完全に分離され、流出管13からの炉内ガス
の流出が有効に防止される。
尚、本実施例では水平断面が立方形の箱体を採
用しているが、水平断面形状はこれに限定されず
各種形状の箱体が採用できる。
用しているが、水平断面形状はこれに限定されず
各種形状の箱体が採用できる。
又、小孔の形状についても種々の形状が採用で
きるものである。
きるものである。
本考案の実施の一例を示すと次の通りである。
密閉容器11径2500mm、長3360mm、流入、出管
15,13距離2000mm、流入、出管15,13径
441mmの第2,3図のヘツドタンク1に替えて、
880×880mmの盲板20と、この盲板20に30mmφ
の小孔21を162個設けた網目板22より構成し
た上面開放箱体18を第4,5,6図の如く配設
してなるヘツドタンク24を採用して以降、この
ヘツドタンク24が配設された高炉炉体冷却水循
環系におけるガス検知法による破損ステーブ特定
能率が大巾に向上し、誤検知は皆無となつた。
15,13距離2000mm、流入、出管15,13径
441mmの第2,3図のヘツドタンク1に替えて、
880×880mmの盲板20と、この盲板20に30mmφ
の小孔21を162個設けた網目板22より構成し
た上面開放箱体18を第4,5,6図の如く配設
してなるヘツドタンク24を採用して以降、この
ヘツドタンク24が配設された高炉炉体冷却水循
環系におけるガス検知法による破損ステーブ特定
能率が大巾に向上し、誤検知は皆無となつた。
第1図はステーブ式高炉炉体冷却装置の全体概
略図、第2図は従来の高炉炉体冷却水循環系のヘ
ツドタンク構造の説明図、第3図は第2図A−A
線の断面図、第4図は本考案の高炉炉体冷却水循
環系のヘツドタンク構造の説明図、第5図は第4
図B−B線の断面図、第6図は第5図C−C線の
断面図、第7図は網目板の正面図である。 1はヘツドタンク(従来)、2はクーラ、3は
ポンプ、4は下降管、5は下部ヘツダー、6はス
テーブ、7は配管、8は上部ヘツダー、9は上昇
管、10は高炉炉体、11は円筒型密閉容器、1
2は一時貯溜水、13は流出管、14は吐出口、
15は流入管、16は冷却水系統、17は空間
部、18は箱体、19は底面、20は盲板、21
は小孔、22は網目板、23は流入口、24はヘ
ツドタンク(本考案)、25は流出口。
略図、第2図は従来の高炉炉体冷却水循環系のヘ
ツドタンク構造の説明図、第3図は第2図A−A
線の断面図、第4図は本考案の高炉炉体冷却水循
環系のヘツドタンク構造の説明図、第5図は第4
図B−B線の断面図、第6図は第5図C−C線の
断面図、第7図は網目板の正面図である。 1はヘツドタンク(従来)、2はクーラ、3は
ポンプ、4は下降管、5は下部ヘツダー、6はス
テーブ、7は配管、8は上部ヘツダー、9は上昇
管、10は高炉炉体、11は円筒型密閉容器、1
2は一時貯溜水、13は流出管、14は吐出口、
15は流入管、16は冷却水系統、17は空間
部、18は箱体、19は底面、20は盲板、21
は小孔、22は網目板、23は流入口、24はヘ
ツドタンク(本考案)、25は流出口。
Claims (1)
- 高炉炉頂部に水平配設された密閉容器の水平方
向の一端部下面に一時貯溜水の流出垂直管が配設
され、他端部上面に冷却水吐出口が一時貯溜水面
下に位置するよう冷却水の流出垂直管が配設さ
れ、一時貯溜水上方空間が炉内ガス検知で高炉炉
体冷却水循環系の炉体冷却装置の破損を検知する
高炉炉体冷却水循環系のヘツドタンクにおいて、
上記密閉容器の流入垂直管の吐出口直下に流入管
吐出流の流入口を有し、かつ密閉容器の流出管側
の周面を除く周面に多数の流出小孔を有する箱体
を設けたことを特徴とする、高炉炉体冷却水循環
系のヘツドタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP234384U JPS60117845U (ja) | 1984-01-13 | 1984-01-13 | 高炉炉体冷却水循環系のヘツドタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP234384U JPS60117845U (ja) | 1984-01-13 | 1984-01-13 | 高炉炉体冷却水循環系のヘツドタンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60117845U JPS60117845U (ja) | 1985-08-09 |
JPS6135540Y2 true JPS6135540Y2 (ja) | 1986-10-16 |
Family
ID=30475929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP234384U Granted JPS60117845U (ja) | 1984-01-13 | 1984-01-13 | 高炉炉体冷却水循環系のヘツドタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60117845U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7440717B2 (ja) * | 2019-11-28 | 2024-02-29 | 日本製鉄株式会社 | 高炉冷却装置および高炉冷却方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087102A (ja) * | 1973-12-06 | 1975-07-14 |
-
1984
- 1984-01-13 JP JP234384U patent/JPS60117845U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087102A (ja) * | 1973-12-06 | 1975-07-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60117845U (ja) | 1985-08-09 |
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