JPS5843921Y2 - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JPS5843921Y2
JPS5843921Y2 JP9230479U JP9230479U JPS5843921Y2 JP S5843921 Y2 JPS5843921 Y2 JP S5843921Y2 JP 9230479 U JP9230479 U JP 9230479U JP 9230479 U JP9230479 U JP 9230479U JP S5843921 Y2 JPS5843921 Y2 JP S5843921Y2
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JP
Japan
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separator
cooling pipe
outlet
separation
cylindrical
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Expired
Application number
JP9230479U
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English (en)
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JPS5610904U (ja
Inventor
秀行 三古
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
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  • Compressor (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷却器に続いて分離器を所定の条件下で連接し
た分離装置に関する。
各種工業で利用される加圧ガスは、圧縮機で所定の圧力
に昇圧されて供給されるが、圧縮機を出たガス体中には
、圧縮・機内で混入する潤滑油等の油分、圧縮機により
凝縮される水、装置や配管がらのスケール、粉化した触
媒等が微粒子となって浮遊しており、用途によってはそ
のままでは利用できず、通常分離器等で処理した後、使
用される。
この種分離器の分離原理は動慣性力、遠心力、凝集力、
拡散力等を利用した沈降室、衝突板、方向変換機構、金
網、ドレントラップ等々が用途に応じて単独又は組合せ
で使用されているが、いずれにしても分離すべき微粒子
の粒径が50μ以上の比較的分離の容易なものを対象と
していた。
ところが、圧縮機用クーラ出口のドレン水等は一般にそ
の粒子径が50μ以下であり、従来の分離装置ではドレ
ンの同伴現象が生じ、十分な分離効率が得られなかった
本考案は前述せる実情に鑑み、圧縮機、冷却器、分離器
を経て供給されるガス体がら50μ以下の浮遊物をも完
全除去する分離効率のすぐれた圧損の少い分離装置を提
供することを目的としてなされたもので、その特徴とす
るところは、分離器の上部にチューブラ−型冷却器を配
し、該冷却器の各冷却管出口が分離器内に開口し、前記
分離器底部には液体の排出口を有する円筒状分離器室内
に、前記冷却管出口に向って円錐状陣笠を頂部に備える
と共に下端が開口されその内部に分離後のガス出口が開
口された同心円筒状の分離筒を設けてなる分離装置にお
いて、前記陣笠頂点と冷却管出口とのなす間隔りを d<L≦3d(ただしd:冷却管内径) となし、かつ分離器室内の水平断面積−D1′と陣笠最
大径部における水平断面積−D2との差面積A1=7(
Dl−D2′)と、冷却管出口総面積A2(π/4・d
2・nnは冷却管出口数)との比が一定となるよう陣笠
頂角θを設定した点にある。
以下本考案を図示の実施例に基いて詳細に説明する。
第1図において、1は圧縮機、2はチューブラー型冷却
器、3は分離器であって、圧縮機1よりの圧縮空気は、
冷却器2の入口4を経て各冷却管5に送入され、冷却水
の入口6より出ロアに至る冷却媒体によって冷却されて
、分離器3の頂部8に開口された各冷却管の開口端より
、下方に向って送入されるものである。
この分離器3にはその底部9に分離した液体(ドレン)
の排出口10が設けられ、分離器3で分離された液体は
自動排出弁11を介して外部に排出回収されるものであ
り、この分離型の頂部8と底部9の間に、前記冷却管5
出口に向って円錐状陣笠12を頂部に備えると共に下端
が開口されその内部に分離後のガス出口13が開口され
た同心円筒状の分離筒14が、第2図に詳細図示するよ
うに前記陣笠12頂点Oと冷却管5出口Pとのなす間隔
りをd<L≦3d(ただしd:冷却管内径)として適宜
ブラケット15等により宙吊状に設けられている。
この間隔りを4以上3d以下とする理由は、該範囲が冷
却器2を出た分離すべき微粒ドレンを含有したガス体の
流速が最大値に達しうる範囲で、ガス体の流速が小さけ
れば、陣笠12に対する衝突効果が十分はたせず、満足
な分離が得られないので分離効率上前記範囲に設定した
ものである。
又、前記陣笠12の頂角θは分離器室内の水平断面積7
D1′と陣笠最大径部における水平断面積7D2′との
差面積A1−工(D、”−D2”)と、冷却管5出口総
面積A2(π/4・d2・nただしnは冷却管出口数)
との比が一定となる頂角θを選定するものであるが、こ
れは圧縮機の原単位(kW/m3:所要吐出圧力を生じ
るに必要な動力)をできるだけ低くすることを考慮した
もので、圧縮機以降のクーラ、分離器等における圧損を
できるだけ少くするためである。
次にこの頂角θの選定方法を説明する。まず、目的乃至
は必要とされる原単位より圧損△Pが決定され、これよ
り取扱ガス体(比重γ)の損失ヘッドh5が決まる。
すなわち、△P−γ・h81よりh8−△P/γ1′に
よりhSを算出する。
次に分離器に流入する取扱ガス体の損失ヘッドh8は一
般によく知られている下式で与えられる。
た だ し vm : f = 流体の平均速度 重力の加速度 収縮係数 CはA2/A1によって種々の値をとるが経験値として
下表の値を把握している。
又、分離器へのガス体の流入平均速度Vmは衝突効果の
関係からその数値が把握されている。
そこで、前記■′式から算出したh5および、予め把握
している平均流速Vmを■式に代入して収縮係数Cを算
出する。
この算出されたCにより前記表1からA2/A、の値を
求め、これを満足する陣笠頂角θを選定する。
尚、経、験上θの値としては130°〜180°の範囲
が好ましい。
尚、前記分離筒14の円筒部下部周面には多数のドレン
同伴防止用の開孔16が設けられている。
次に前記構成をとる本考案に係る装置における分離作用
について説明すると、冷却管出口より分離器3内に送入
されたガス体は陣笠12に至る間隔りの間で十分な流速
に達して円錐形陣笠12に当り、その衝撃作用により、
陣笠表面の旋回面において逆流と流れ込みの2重の層が
形成され、極めて高い見掛は上の引張力が生じ、この除
水、油等のドレンを容易に分離器3の内壁面に分離付着
させるのである。
さらに冷却管5出口とA1面積部の間においては前記衝
突作用に伴う浮遊粒子の収縮及び拡散が生じ、該粒子は
分離器収縮部面積比A2/A1を一定にしていることと
相まって十分な重力沈降が生じる。
即ち、冷水管出口より流入するドレンは、円錐陣笠12
に当って、遠心力を受けて旋回し、内壁に沿って斜方向
に落下して付着するのであり、こうしてドレンを分離し
た旋回気流は、底部9に当って旋回力を失ない、分離筒
14内に圧送されて、出口13の開口をへて外部に送出
され、分離器内壁面に付着分離したドレンは、逐次ドレ
ン排出口10より排出回収されるのであり、このさい旋
回気流が底部9に当って旋回力を失うことによって、一
度分離されたドレンは、この圧送空気に同伴されること
はほとんどないが、より確実なドレン同伴防止を行なう
ために分離筒12円筒部下部周面に、多数の開孔16を
設けている。
即ち、分離器底部9からたとえドレンを同伴してきても
、前記開孔16の存在により分離筒12内でうす流が生
じ、完全なドレン除去がなされるものである。
第3図に本装置を用いた場合の分離効率を従来の分離器
を用いた場合と比較して示す。
図中縦軸は分離効率、横軸は設計速度比で、一点鎖線は
分離筒下部に開孔を有しない本考案に係る分離装置によ
るもの、実線は前記開孔を有した本考案に係る分離装置
によるもの、破線は従来の分離器によるものである。
この図からも明らかなように本考案の分離装置によれば
、従来70〜75%しか分離しきれなかったものが75
〜80%に、更にドレン同伴防止孔を設ければ最大84
%にまで効率が向上した。
この数値は分離効率の現状からすれば、非常に大きい向
上である。
以上詳述したように、本考案によれば圧損の少ない分離
効率の非常にすぐれた分離器を安価に提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面正面図、第2図は同要部
の説明図、第3図は本考案の装置と従来の分離器の分離
効率を比較した説明図である。 1:圧縮機、2:′冷却器、3:分離器、5:冷却管、
10:ドレン排出口、11:自動排出弁、12:円錐状
陣笠、13:ガス出口、14:分離筒、15ニブラケツ
ト、16:開孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)分離器の上部にチューブラ−型冷却器を配し、該
    冷却器の各冷却管出口が分離器内に開口し、前記分離器
    底部には液体の排出口を有する円筒状分離器室内に、前
    記冷却管出口に向って円錐状陣笠を頂部に備えると共に
    下端が開口されその内部に分離後のガス出口が開口され
    た同心円筒状の分離筒を設けてなる分離装置において、 前記陣笠頂点と冷却管出口とのなす間隔りをd<L≦3
    d(ただしd:冷却管内径) となし、かつ分離器室内の水平断面積と陣笠最大径部に
    おける水平断面積との差面積A1と、冷却管出口総面積
    A2(π/4・d2・nnは冷却管出口数)との比が一
    定となるよう陣笠頂角θを設定したことを特徴とする分
    離装置。
  2. (2)前記分離筒の下部周壁に複数の孔を開口したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の分離
    器。
JP9230479U 1979-07-03 1979-07-03 分離装置 Expired JPS5843921Y2 (ja)

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JP9230479U JPS5843921Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03 分離装置

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JP9230479U JPS5843921Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03 分離装置

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Publication Number Publication Date
JPS5610904U JPS5610904U (ja) 1981-01-30
JPS5843921Y2 true JPS5843921Y2 (ja) 1983-10-05

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ID=29325313

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US4372759A (en) * 1981-08-28 1983-02-08 United Technologies Corporation Electrolyte vapor condenser
EP2874725B1 (en) * 2012-07-18 2017-11-22 Sanofi-Aventis Deutschland GmbH Gas-liquid separator

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