JPH06296072A - プリフラックス - Google Patents
プリフラックスInfo
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- JPH06296072A JPH06296072A JP10367693A JP10367693A JPH06296072A JP H06296072 A JPH06296072 A JP H06296072A JP 10367693 A JP10367693 A JP 10367693A JP 10367693 A JP10367693 A JP 10367693A JP H06296072 A JPH06296072 A JP H06296072A
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- Japan
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- flux
- repellent
- ethylene
- copolymer
- oil
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- Granted
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Abstract
いて、ソルダーペーストを用いたリフローはんだ付けや
溶融はんだによるフローはんだ付け時に、フラックスが
プリント基板の不必要な箇所に付着するのを防止する。 【構成】 プリント基板の銅箔のランドを被覆して銅箔
が酸化したり汚れるのを防ぐプリフラックスであって、
松脂やテルペンフェノールのような樹脂を溶剤で溶解し
たプリフラックスにフッ素化合物やシリコン化合物のよ
うな揆水性と揆油性を有する物質を0.01〜5重量%
添加して、はんだ付け時にフラックスが不必要な箇所に
広がらないようにした。
Description
保護するプリフラックスに関する。
ス・エポキシ等の樹脂の板の上に銅箔が回路となるよう
にランドが印刷法で形成されている。プリント基板に電
子部品を実装するには、ランド上にソルダーペーストを
塗付し、その上に表面実装部品のリード部を載置してか
らリフロー炉のような加熱装置で加熱してソルダーペー
ストを溶融することによりはんだ付けを行ったり、或は
ランドの孔にディスクリート部品のリードを挿入して該
リードとランドとを溶融はんだではんだ付けすることが
行われている。
時点では表面が非常にきれいであるが、そのまま放置し
ておくと空気中の酸素や湿気で表面に酸化膜を形成した
り、手垢のような汚れが付着してしまう。このような酸
化物や汚れが付着すると、溶融はんだとランドとの金属
的な接合を邪魔してしまい、電子部品の実装時にはんだ
が充分に付着しないはんだ付け不良となってしまうこと
になる。
に触れるのを防ぐために、プリント基板製造後にプリン
ト基板の表面に被膜を被覆することがなされていた。こ
の被膜を形成する材料がプリフラックスである。
ェノールのような樹脂を溶剤で溶解し、必要に応じて少
量の酸化防止剤や難燃剤等を添加したものであった。プ
リフラックスをプリント基板に塗付後、溶剤を乾燥させ
るとプリント基板の表面にこれらの樹脂の薄い被膜が形
成され、この被膜が空気中の酸素や湿気を遮断してラン
ドが酸化したり汚れたりするのを防止するものである。
℃前後で軟化し、はんだ付け時には完全に溶融状態とな
ってランド表面を覆い、溶融したはんだがランドに近づ
いてくると、溶融はんだが樹脂を退かしてランドと金属
的に接合するようになる。つまりプリフラックスは、平
時にランドを覆っていてもはんだ付け時には全くはんだ
付けを阻害しないようになっている。従って、プリフラ
ックスを被覆したプリント基板をソルダーペーストや溶
融はんだではんだ付けする時には、普通のフラックスで
も充分きれいなはんだ付けが行えるものである。
うに信頼性を非常に重視する電子機器では、ここに使用
するプリント基板を普通のフラックスではんだ付けした
時に、フラックスが不必要な箇所、たとえばプリント基
板の表面やランド間に付着してしまうと、このフラック
スが吸湿したりゴミやホコリを吸着させて絶縁抵抗を低
げ、電子機器の機能を劣化させてしまうことがある。
は、不必要な箇所に付着したフラックスを除去する洗浄
が行われていた。はんだ付け後のフラックスを洗浄する
洗浄液としては、フロンやトリクレンのようなものが洗
浄力に優れているが、これらの洗浄液は地球を取り巻く
オゾン層を破壊して有害な太陽の紫外線を多量に地球に
到達させ、人類に皮膚癌を発生させる原因となるため、
その使用が規制されてきている。そのため、近時、これ
らの洗浄液に代わる洗浄液も開発されてはきているが、
いずれも高価であり、しかも洗浄効果がフロンやトリク
レンに劣るというものであった。
クスを洗浄しなくても済むという所謂「無洗浄フラック
ス」や「無洗浄ソルダーペースト」等という無洗浄化製
品が使用されるようになってきた。これら無洗浄化製品
は、松脂や活性剤等の固形成分を極めて少なくしたもの
である。従って、無洗浄化製品は、フラックスがプリン
ト基板の不必要な箇所に付着しても、ここに残る固形成
分が少ないためフラックスの悪影響が出てこないという
特長がある。
け性に大いに影響のある固形成分が少ないため、はんだ
付け性が非常に悪く、酸素の存在する大気下ではんだ付
けを行うと未はんだやブリッジ等のはんだ付け不良を発
生させてしまう。そのため無洗浄化製品は、酸素量を極
めて少なくした窒素雰囲気や真空中ではんだ付けを行わ
なければならなかったが、これらの装置は非常に高価で
あるばかりでなく、生産性も悪いという欠点があった。
充分に果たすと同時に、大気下ではんだ付け性が良好な
程度に固形成分を含有した普通のフラックスやソルダー
ペーストではんだ付けしても、不必要な箇所にフラック
スを付着させないというプリフラックスを提供すること
にある。
合物やシリコン化合物には揆水性や揆油性があって、液
体が濡れ広がるのを抑える性質の或ることに着目して本
発明を完成させた。
解したプリフラックスにおいて、該プリフラックス中に
表面張力が22dyn/cm以下の揆水性および揆油性
物質を0.01〜5重量%添加したことを特徴とするプ
リフラックスである。
る物質は、表面張力が22dyn/cmを越えると、プ
リフラックスに添加してプリント基板に塗付した後、は
んだ付けを行うと、はんだ付け時にフラックスが不必要
な箇所に付着してしまうようになる。
よび揆油性のある物質としては、分子量が20万〜40
0万の4フッ化エチレン重合体、6フッ化プロピレン重
合体、4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合
体、4フッ化エチレン・エチレン共重合体、6フッ化エ
チレン・エチレン共重合体、4フッ化エチレン・6フッ
化プロピレン・エチレン共重合体、4フッ化エチレン・
パーフロロアルキルビニールエーテル共重合体、等のフ
ッ素樹脂である。
は、樹脂自体の製造が困難であり、しかも流動性が出過
ぎて流れやすくなってしまう。一方、その分子量が40
0万を越えると粘度が高くなり過ぎて取り扱いにくくな
ってしまう。
しては上記フッ素樹脂ばかりでなくシリコン樹脂も使用
できる。
加量は0.01〜5重量%が適当である。この添加量が
0.01重量%よりも少ないと、はんだ付け時にフラッ
クスがにじみ広がるのを抑える効果が出ず、しかるに5
重量%を越えて添加するとはんだ付け時にはんだがラン
ドに付着するのを妨げるようになってしまう。
ン、ロジンの誘導体等であり、合成樹脂としてはテルペ
ンフェノール樹脂のようなものが適している。またこれ
らの樹脂を溶解する溶剤としてはトルエンやイソプロピ
ルアルコール(IPA)のような低沸点のものが適して
いる。
をガラス・エポキシ樹脂のプリント基板全面に塗付した
後、溶剤を完全に乾燥させる。このようにして得たプリ
ント基板のランドにRAタイプのソルダーペーストをス
クリーンで印刷塗付し、その上に表面実装部品のQFP
を搭載してから、リフロー炉により150℃で60秒間
の予備加熱と200℃で20秒間の本加熱を行ってプリ
ント基板と表面実装部品をはんだ付けした。はんだ付け
後のプリント基板を観察したところ、実施例のプリフラ
ックスを塗付した基板は、ランド周囲へのフラックスの
広がりはほとんどなかったが、比較例のプリフラックス
を塗付した基板ではランドの周囲に大きくフラックスの
広がっているのが見られた。
クスは、はんだ付け時にフラックスを広がらせることが
ないため、不必要な箇所にもフラックスが付着せず、従
ってはんだ付け後にフラックスを洗浄除去する必要もな
くなることから、高価な洗浄液を使用したり、絶縁抵抗
の低下による電子機器の性能劣化等がなくなるという従
来にない優れた効果を有している。
Claims (2)
- 【請求項1】 天然樹脂または合成樹脂を溶剤で溶解し
たプリフラックスにおいて、該プリフラックス中に表面
張力が22dyn/cm以下の揆水性および揆油性物質
を0.01〜5重量%添加したことを特徴とするプリフ
ラックス。 - 【請求項2】 前記揆水性および揆油性物質は、分子量
が20万〜400万の4フッ化エチレン重合体、6フッ
化プロピレン重合体、4フッ化エチレン・6フッ化プロ
ピレン共重合体、4フッ化エチレン・エチレン共重合
体、6フッ化エチレン・エチレン共重合体、4フッ化エ
チレン・6フッ化プロピレン・エチレン共重合体、4フ
ッ化エチレン・パーフロロアルキルビニールエーテル共
重合体のうちのいずれかのフッ素樹脂であることを特徴
とする請求項1記載のプリフラックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367693A JP3552241B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | プリフラックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367693A JP3552241B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | プリフラックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296072A true JPH06296072A (ja) | 1994-10-21 |
JP3552241B2 JP3552241B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=14360399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10367693A Expired - Lifetime JP3552241B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | プリフラックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3552241B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1325223C (zh) * | 2003-04-25 | 2007-07-11 | 李�荣 | 用于铁质焊件的助焊剂 |
JP2010515576A (ja) * | 2007-01-04 | 2010-05-13 | フライズ・メタルズ・インコーポレイテッド | フラックス配合物 |
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CN103862200A (zh) * | 2014-03-24 | 2014-06-18 | 吉安谊盛电子材料有限公司 | 一种太阳能组件焊接专用助焊剂 |
CN103862199A (zh) * | 2014-03-24 | 2014-06-18 | 吉安谊盛电子材料有限公司 | 一种光伏焊带专用助焊剂 |
WO2018135426A1 (ja) * | 2017-01-17 | 2018-07-26 | 株式会社弘輝 | フラックス及びはんだ組成物 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP10367693A patent/JP3552241B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR20170089979A (ko) * | 2007-02-19 | 2017-08-04 | 셈블란트 리미티드 | 인쇄 회로 기판 |
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CN103862199A (zh) * | 2014-03-24 | 2014-06-18 | 吉安谊盛电子材料有限公司 | 一种光伏焊带专用助焊剂 |
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CN110177645A (zh) * | 2017-01-17 | 2019-08-27 | 株式会社弘辉 | 助焊剂和软钎料组合物 |
US11407069B2 (en) | 2017-01-17 | 2022-08-09 | Koki Company Limited | Flux and solder composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3552241B2 (ja) | 2004-08-11 |
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