JPH06295773A

JPH06295773A - 端子パネル

Info

Publication number: JPH06295773A
Application number: JP5078063A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Takatani; 泰弘高谷
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1993-04-05
Filing date: 1993-04-05
Publication date: 1994-10-21

Abstract

(57)【要約】【目的】制御装置内の配線を減らして工数を減らし、
誤配線を防止する。【構成】端子パネル７はＡ系出力用カード２及びＢ系
出力用カード５と接続するための端子７ａと、外部プラ
ントと接続するための外部端子７ｄを備える。また、Ａ
系出力用カード２又はＢ系出力用カード５からの信号で
励磁されることにより、外部プラントのバルブ等に制御
信号を出力するリレー８が取り付けられている。そし
て、端子７ａとリレー８がケーブル７ｂで、リレー８と
外部端子７ｄがケーブル７ｃで接続されたユニット構成
となるので、制御装置内の配線を減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、発電プラント等で用い
られる２重システム構成の制御装置の端子パネルに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から発電プラント等の外部プラント
で用いられる制御装置においては信頼性などの理由から
主要な部分を２系統有する２重システムの構成になって
いることがある。図４は２重システム構成の従来の制御
装置のブロック図である。４１は一方の系統として制御
を行うＡ系ＣＰＵ、４２はＡ系ＣＰＵ４１から出力され
た信号に基づいて後述するリレーを制御するＡ系出力用
カード、４３はＡ系出力用カード４２を収納するＡ系Ｐ
ＩＯ（PROCESS I/O ）ユニット、４４は他方の系統であ
るＡ系ＣＰＵ４１と同様のＢ系ＣＰＵ、４５は同じくＡ
系出力用カード４２と同様のＢ系出力用カード、４６は
このＢ系出力用カード４５を収納するＢ系ＰＩＯユニッ
トである。

【０００３】また、４７はリレーと後述する外部ケーブ
ルとを接続する端子パネル、４７ａはこの端子パネル４
７とＡ系出力用カード４２及びＢ系出力用カード４５と
を接続するための端子、４７ｄは外部ケーブルが接続さ
れる外部端子である。４８は制御装置のきょう体に直付
けされたリレーであり、Ａ系出力用カード４２又はＢ系
出力用カード４５から信号が出力されて励磁されること
により、例えば図示しない外部プラントのバルブやポン
プなどに制御信号を出力する。４９は外部プラントのバ
ルブ等へリレー８から出力された制御信号を送る外部ケ
ーブル、５０はこの制御装置のきょう体である。

【０００４】このように、Ａ系出力用カード４２からの
ケーブルとＢ系出力用カード４５からのケーブルがリレ
ー８に並列に接続され、端子パネル４７にはリレー８の
接点からのケーブルが接続されている。なお、この接点
の片方は図示しない電源又はグランドに接続され、この
接点の開閉により制御信号が出力される。次に、この制
御装置の動作を説明する。まず、Ａ系ＣＰＵ４１側が制
御中のときはＢ系ＣＰＵ４４側は待機中であってＡ系統
の状態を監視しており、Ｂ系出力用カード４５の出力は
強制オープン、すなわち出力０の状態になっている。

【０００５】このＡ系統の制御中は、Ａ系ＣＰＵ４１か
ら出力された信号に基づいてＡ系出力用カード４２から
例えばバルブを制御するリレー８に信号が出力される。
そして、リレー８が励磁されてその接点が動作すること
により制御信号が出力され、この制御信号が端子パネル
４７、外部ケーブル４９を介して外部プラントのバルブ
へ出力されて制御が行われる。また、同様にＢ系ＣＰＵ
４４側が制御中のときはＡ系ＣＰＵ４１側は待機中で、
Ｂ系出力用カード４５からリレー８へ信号が出力されて
制御が行われる。つまり、Ａ系統に故障が発生した場合
はＢ系統に切り換え、Ｂ系統に故障が発生した場合はＡ
系統に切り換えることにより高い信頼性を得ることがで
きる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の２重システム構
成の制御装置は以上のようになっているので、制御信号
を外部プラントに出力するために２系統の出力用カード
とリレー間、リレーと端子パネル間を配線しなければな
らず、配線作業が複雑で工数が多く、誤配線が生じたり
するなどの問題点があった。本発明は、上記課題を解決
するために、装置内の配線を減らして工数を減らし、誤
配線を防止することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、外部プラント
の制御を行う信号を出力する出力用カードと接続するた
めの端子と、出力用カードからの信号で動作するリレー
と、外部プラントと接続するための外部端子と、端子と
リレー間及びリレーと外部端子間を接続するケーブルと
を有することを特徴とする。

【０００８】また、ケーブルの代わりに端子とリレー間
及びリレーと外部端子間を接続する基板のパターンを有
することを特徴とする。

【０００９】また、外部プラントの制御を行う信号を出
力する出力用カードと接続されたプレハブケーブルのコ
ネクタが差し込まれるコネクタと、出力用カードからの
信号で動作するリレーと、外部プラントと接続するため
の外部端子と、端子とリレー間及びリレーと外部端子間
を接続する基板のパターンとを有することを特徴とす
る。

【００１０】

【作用】本発明によれば、端子パネルは出力用カードと
接続するための端子と、外部プラントと接続するための
外部端子と、リレーとが取り付けられたユニット構成と
され、端子とリレー間及びリレーと外部端子間がケーブ
ルで配線される。また、ケーブルの代わりに端子とリレ
ー間及びリレーと外部端子間が基板のパターンで配線さ
れる。また、出力用カードと接続されたプレハブケーブ
ルのコネクタが差し込まれるコネクタを有するユニット
構成とされる。

【００１１】

【実施例】図１は本発明の１実施例を示す端子パネルを
用いた制御装置のブロック図である。１はＡ系ＣＰＵ、
２はＡ系出力用カード、３はＡ系ＰＩＯユニット、４は
Ｂ系ＣＰＵ、５はＢ系出力用カード、６はＢ系ＰＩＯユ
ニット、７は端子パネル、７ａはこの端子パネル７とＡ
系出力用カード２及びＢ系出力用カード５とを接続する
ための端子、７ｂは端子パネル７上に取り付けられたリ
レーと端子７ａとを接続するためのケーブル、７ｃは外
部ケーブルが接続される外部端子とリレーとを接続する
ためのケーブル、７ｄは外部端子、８はリレー、９は外
部ケーブル、１０はこの制御装置のきょう体である。

【００１２】このように端子パネル７は、外部と接続す
るための端子７ａ、７ｄとリレー８が取り付けられ、端
子７ａとリレー８との間がケーブル７ｂで配線され、リ
レー８と外部端子７ｄとの間がケーブル７ｃであらかじ
め配線されたユニットとなっている。そして、この端子
パネル７が制御装置のきょう体１０に取り付けられ、Ａ
系出力用カード２及びＢ系出力用カード５と端子７ａ間
がケーブルで接続され、外部ケーブル９と外部端子７ｄ
が接続されて配線が完了する。

【００１３】このような制御装置の動作は、端子パネル
７上でリレー８に対してＡ系出力用カード２及びＢ系出
力用カード５からの出力がケーブル７ｂを介して並列に
入力されることにより、図４の例と全く同様となる。し
たがって、端子パネル７はリレー８を内部に有するユニ
ット構成となるので、作業環境の良い所で端子パネル７
を製作でき、制御装置内の配線を減らして誤配線を防止
することができる。

【００１４】また、図１の例では端子パネル上の端子と
リレー間をケーブルで配線していたが、端子パネル内を
基板化して端子とリレー間をパターンで接続することも
できる。図２は本発明の他の実施例を示す端子パネルを
用いた制御装置のブロック図であり、図１と同様の部分
には同一の符号を付してある。１７は本実施例の端子パ
ネル、１７ａは図１の例の端子７ａと同様の端子、１７
ｂは端子１７ａとリレー８とを接続するための銅箔等の
パターン、１７ｃはリレー８と外部端子１７ｄとを接続
するためのパターンである。

【００１５】このように端子パネル１７内を図１の例の
端子パネル７と同様の接続構成となるように基板化し、
図１の例では必要であったケーブル７ｂ、７ｃをパター
ン１７ｂ、１７ｃにすることにより、端子パネル１７内
の配線をなくすことができ、端子パネル１７の製作時の
誤配線を防止することができる。

【００１６】また、図１、図２の例ではＡ系出力用カー
ド及びＢ系出力用カードと端子パネルの間をケーブルで
配線していたが、コネクタの付いたプレハブケーブルを
用いて配線を容易にすることもできる。図３は本発明の
他の実施例を示す端子パネルを用いた制御装置のブロッ
ク図であり、図１と同様の部分には同一の符号を付して
ある。２７は本実施例の端子パネル、２７ａは後述する
プレハブケーブルのコネクタが差し込まれるコネクタ、
２７ｂ、２７ｃは図２の例のパターン１７ｂ、１７ｃと
同様のパターン、２７ｄは外部端子、３０はＡ系出力用
カード２又はＢ系出力用カード５に接続され、かつ端子
パネル２７と接続できるようにコネクタが付いたプレハ
ブケーブルである。

【００１７】端子パネル２７内は図２の例の端子パネル
１７と同様の接続構成を有する基板となっており、Ａ系
出力用カード２及びＢ系出力用カード５と接続する側に
ついてはプレハブケーブル３０のコネクタをコネクタ２
７ａに差し込むことで接続ができるようになっている。
したがって、コネクタの付いたプレハブケーブル３０を
用いることにより、ケーブルを１本ずつ端子に接続する
必要がなくなってＡ系出力用カード２及びＢ系出力用カ
ード５と端子パネル２７との間の接続が容易になり、誤
配線を防止することができる。

【００１８】

【発明の効果】本発明によれば、端子パネルはリレーを
内部に有するユニット構成となるので、作業環境の良い
所で端子パネルを製作でき、制御装置内の配線を減らし
て誤配線を防止することができる。また、端子パネル内
を基板化してパターンで接続するので、端子パネル内の
配線をなくすことができ、端子パネルの製作時の誤配線
を防止することができる。また、コネクタの付いたプレ
ハブケーブルを用いることにより、出力用カードと端子
パネルの接続が容易になって誤配線を防止することがで
き、またコネクタの着脱が容易なことから制御装置の試
験期間を短くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例を示す端子パネルを用いた制
御装置のブロック図である。

【図２】本発明の他の実施例を示す端子パネルを用いた
制御装置のブロック図である。

【図３】本発明の他の実施例を示す端子パネルを用いた
制御装置のブロック図である。

【図４】２重システム構成の従来の制御装置のブロック
図である。

【符号の説明】

２Ａ系出力用カード５Ｂ系出力用カード８リレー７、１７、２７端子パネル７ａ、１７ａ端子７ｂ、７ｃケーブル７ｄ、１７ｄ外部端子１７ｂ、１７ｃパターン２７ａコネクタ２７ｂ、２７ｃパターン２７ｄ外部端子３０プレハブケーブル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】外部プラントと制御装置を接続するため
の端子パネルにおいて、外部プラントの制御を行う信号を出力する出力用カード
と接続するための端子と、前記出力用カードからの信号で動作するリレーと、前記外部プラントと接続するための外部端子と、前記端子とリレー間及びリレーと外部端子間を接続する
ケーブルとを有することを特徴とする端子パネル。
【請求項２】請求項１記載の端子パネルにおいて、ケーブルの代わりに端子とリレー間及びリレーと外部端
子間を接続する基板のパターンを有することを特徴とす
る端子パネル。
【請求項３】外部プラントと制御装置を接続するため
の端子パネルにおいて、外部プラントの制御を行う信号を出力する出力用カード
と接続されたプレハブケーブルのコネクタが差し込まれ
るコネクタと、前記出力用カードからの信号で動作するリレーと、前記外部プラントと接続するための外部端子と、前記端子とリレー間及びリレーと外部端子間を接続する
基板のパターンとを有することを特徴とする端子パネ
ル。