JPH0629522Y2 - 流体圧シリンダユニツト - Google Patents

流体圧シリンダユニツト

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JPH0629522Y2
JPH0629522Y2 JP1987186069U JP18606987U JPH0629522Y2 JP H0629522 Y2 JPH0629522 Y2 JP H0629522Y2 JP 1987186069 U JP1987186069 U JP 1987186069U JP 18606987 U JP18606987 U JP 18606987U JP H0629522 Y2 JPH0629522 Y2 JP H0629522Y2
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JP
Japan
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rod
cylinder unit
fluid pressure
piston
pressure cylinder
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JP1987186069U
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JPH0189601U (ja
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久夫 松島
泰司 竹中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は工作機械・産業機械その他各種機械・装置・器
具等に装着され連動するその被動部材を移動させること
により各種の作業を行なう流体圧シリンダユニツトに関
する。
〔従来の技術〕
従来の流体圧シリンダユニツトの例として第3図a)b)、
第4図に示すものがある。
第3図a)b)はトラニオン型の両ロツドタイプ油圧シリン
ダユニツトの一例を示す破断側面図、第4図は片ロツド
タイプ油圧シリンダユニツトの一例を示す側面図であ
る。
第3図a)b)において、101はシリンダ、102はシリ
ンダ蓋であり、負荷側ロツド103a、無負荷側ロツド
103bを有するピストン(図示せず)が内装されてい
る。
これら部材で構成されるシリンダユニツトはフレームの
穴にトラニオン101aによつて嵌挿され、上下方向h
に回動できる。
負荷側ロツド103aの先端にはフオーク105が固着
され、このフオーク105は固定軸13に枢着された、
レバー12の一端に枢着されている。
双方の油圧口102aから交互に油圧を送入してピスト
ン(図示せず)及びロツド103a,103bを往復動
させ、固定軸13を中心にレバー12を回動すると、フ
オーク105は上方へhだけ移動する。このフオーク1
05の移動によつて油圧シリンダユニツト100はトラ
ニオン101aを中心に矢印で示すように回動すること
ができる。
第4図において、シリンダ111とこれに内装されたピ
ストン(図示せず)及びロツド113からなる油圧シリ
ンダユニツト110のシリンダ111の端部はフレーム
21に枢着され、ロツド113の先端にはフオーク11
5が固着されている。このフオーク115はガイド15
に嵌挿されたシヤフト14に枢着されている。シヤフト
14及びガイド15が機械装置の運転等によつて2点鎖
線で示すように上下方向に変位すると、各枢着部が回動
してこの変位に対応する。このようにしてシリンダの軸
方向以外の変位に追従できるよう対応している。第3図
のレバー12と第4図のシヤフト14とが入れ替つた形
で利用されることもある。また、各被動部材は本例にと
どまらず、無数に存在する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで従来の流体圧シリンダユニツトでは、第3図a)
b)に示す第1の従来例の場合ではトラニオン101a及
びこれを嵌挿する穴を要するフレームの構造が複雑にな
つてメンテナンス上及び工作コスト上不利となる不具合
がある。
また、第4図に示す第2の従来装置の例では、両ロツド
タイプのシリンダユニツトが使用不能であり、片ロツド
タイプではピストンの両面の受圧面積が異なるので、厳
密な位置制御をおこなう場合その油圧制御が複雑とな
り、また、シリンダ全体が長くなり、スペース上不利に
なると云う不具合があつた。
更に、例えばシヤフト14、ガイド15のような被動体
が上下方向のみでなく、シヤフト14の軸心方向に対し
すべでの直交方向にも変位する場合は、第1及び第2の
従来装置ではその変位に対応できないような問題点があ
つた。
本考案はこれら前記不具合点を解決した新たな流体圧シ
リンダユニツトを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案の流体圧シリンダユニットは、シリンダ
とピストンとピストンロッドの主要部材で構成し、機械
装置に装着されて該機械装置の被動部材を移動し作業を
行なう両ロッドタイプの流体圧シリンダユニットに於
て、前記ピストンロッドを負荷側アウタロッド及び無負
荷側アウタロッドと両アウタロッドの軸心に穿設した中
空穴に装着したインナロッドの二重構造に構成し、イン
ナロッドは前記被動部材と連結せしめ、アウタロッドと
インナロッドとの間に前記被動部材のピストンロッド軸
心方向と略直交方向への変位量に対応可能な隙間を構成
し、さらに前記無負荷側アウタロッドの端部と前記イン
ナロッドの無負荷側とを一体的に連結したことを特徴と
している。
〔作用〕
上述の本考案の流体圧シリンダユニツトは、シリンダ内
のピストン及びピストンロツドを往復動させ、被動部材
を移動させるに際し、各種作業を行なう被動部材がピス
トンロツドの軸心方向と略直交方向のどの方向に変位し
ても、ピストンロツドを二重構造とし隙間部を両ロツド
間に設けたためインナロツドがアウタロツドとの隙間の
範囲内で、しかも弾性限度内で撓み、前記変位に追従す
るので上下方向の負荷に対応することができる。
また流体圧シリンダユニットを両ロッドタイプとするこ
とにより、無負荷側にインナロッドの距離を長くするこ
とができるので、そのばね常数を下げることができ、被
動部材の移動方向と略直交方向の変位に追従してインナ
ロッドがその弾性限度内で挟んで対応できる。
〔実施例〕
以下図面により本考案の一実施例について説明すると、
第1図は本考案に係る第一実施例である油圧シリンダユ
ニツトの縦断面である。
図において、1はシリンダ、2はシリンダ蓋であり、ピ
ストン3及び、このピストン3と一体型の負荷側アウタ
ロツド3a、無負荷側アウタロツド3bが嵌装されてい
る。更に、ピストン3、両アウタロツド3a、3bの軸
心には中空穴が穿設され、この中空穴にはその負荷側先
端部にフオーク5が固着されたインナロツド4が隙間g
で遊嵌され、その無負荷側端部のねじ部4aはナツト6
によつて無負荷側アウタロツド3bの端部に固着されて
いる。
以上の部材によつて両ロツドタイプの油圧シリンダユニ
ツト10が構成され、この油圧シリンダユニツト10は
フレー11の貫通穴へ嵌着されている。そして、フオー
ク5は固定軸13を中心に回動可能なレバー12の一端
に枢着されている。
油圧口2aから油圧を送入してピストン3、無負荷側ア
ウタロツド3bを介してインナロツド4及びフオーク5
を矢印で示すように移動させ、2点鎖線で示すようにレ
バー12を回動すると、フオーク5とレバー12の枢着
部a1がa2へ回動する間に、フオーク5は上方へhだ
け移動する。
しかし、油圧シリンダユニツト10はフレーム11へ固
設されているので、上記移動量h分の上下方向の負荷が
作用するが、負荷側アウタロツド3aとインナロツド4
との隙間gはフオーク5の上方への移動量hよりも大き
くなつているので、インナロツド4がその弾性限度内で
撓んで上記上下方向の負荷に対応することができる。
上記実施例によれは、図示のようにインナロツド4とフ
オーク5を一体型としたり、或いは両者を溶接によつて
固着することも可能である。
第2図は第2実施例を示すものであり、インナロツド4
の先端はガイド15内を往復動する軸14に固着したも
のである。
この実施例では軸14及びガイド15が軸方向(移動方
向)に対して直交するすべての方向に変位しても、隙間
gがその変位量よりも大きくなつているので、インナロ
ツド4が上記あらゆる方向にその弾性限度内で撓んで隙
間gが拡縮し、その変位に追従することができる。
なお、上記両実施例共、インナロツド4の負荷側端部と
無負荷側端部(拘束部)との距離を長くすることができ
るので、そのばね定数を下げることができる。
また、隙間gを制限することにより、被動部材の変位を
一定内に拘束することも可能である。
〔考案の効果〕 以上述べたように本考案の流体圧シリンダユニツトによ
れば次に示す効果が得られる。
(1)被動部材の移動方向と略直交方向のどのような方向
の変位に対してもその変位に追従してインナロツドがそ
の弾性限度内で撓んで対応できるので上下方向の負荷に
対応できる。
(2)被動部材がその移動方向以外に変位するものであつ
ても、流体圧シリンダユニツトを機械・装置類に固定す
ることができ、流体圧シリンダユニツトの装着手段を簡
素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る第1実施例である油圧シリンダユ
ニツトの縦断面図、第2図は同上第2実施例の縦断面図
である。 第3図a、b及び第4図は、従来技術の装置の第1、第
2例を示す一部破断側面図及び平面図である。 1……シリンダ、3……ピストン、 3a……負荷側アウタロツド、 3b……無負荷側アウタロツド、 4……インナロツド、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダとピストンとピストンロッドの主
    要部材で構成し、機械装置に装着されて該機械装置の被
    動部材を移動し作業を行なう両ロッドタイプの流体圧シ
    リンダユニットに於て、前記ピストンロッドを負荷側ア
    ウタロッド及び無負荷側アウタロッドと両アウタロッド
    の軸心に穿設した中空穴に装着したインナロッドの二重
    構造に構成し、インナロッドは前記被動部材と連結せし
    め、アウタロッドとインタロッドとの間に前記被動部材
    のピストンロッド軸心方向と略直交方向への変位量に対
    応可能な隙間を構成し、さらに前記無負荷側アウタロッ
    ドの端部と前記インナロッドの無負荷側とを一体的に連
    結したことを特徴とする流体圧シリンダユニット。
JP1987186069U 1987-12-08 1987-12-08 流体圧シリンダユニツト Expired - Lifetime JPH0629522Y2 (ja)

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JP1987186069U JPH0629522Y2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 流体圧シリンダユニツト

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JPH0189601U JPH0189601U (ja) 1989-06-13
JPH0629522Y2 true JPH0629522Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=31477319

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043160B2 (ja) * 1984-07-16 1985-09-26 松下電器産業株式会社 アイロン
JPS6220403A (ja) * 1985-07-19 1987-01-29 Kiyohiko Ito スロツト給電アレイアンテナ
JPH0439449Y2 (ja) * 1987-07-10 1992-09-16

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JPH0189601U (ja) 1989-06-13

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