JPH06294774A - 平板磁粉探傷装置 - Google Patents
平板磁粉探傷装置Info
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- JPH06294774A JPH06294774A JP8323993A JP8323993A JPH06294774A JP H06294774 A JPH06294774 A JP H06294774A JP 8323993 A JP8323993 A JP 8323993A JP 8323993 A JP8323993 A JP 8323993A JP H06294774 A JPH06294774 A JP H06294774A
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- Japan
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- magnetic particle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁粉探傷検査の信頼性を向上させる。
【構成】 ４極回転磁場式磁化器６の磁極連結部材を有
効磁場外に配置し、更に該連結部材を伸縮可能として、
磁粉液散布器２６、照明器８、ＣＣＤカメラ１０等を装
着し、走行可能とした構成により、磁粉探傷検査を自動
化する。
効磁場外に配置し、更に該連結部材を伸縮可能として、
磁粉液散布器２６、照明器８、ＣＣＤカメラ１０等を装
着し、走行可能とした構成により、磁粉探傷検査を自動
化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、平板状鋼板表面や突合
わせ溶接部の表面欠陥に回転磁場を与え、全方向の欠陥
を非破壊的に検査する平板磁粉探傷装置に関するもので
ある。
わせ溶接部の表面欠陥に回転磁場を与え、全方向の欠陥
を非破壊的に検査する平板磁粉探傷装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】平板状鋼板や突合わせ溶接部の磁粉探傷
検査には、ＪＩＳＧ０５６５「鉄鋼材料の磁粉探傷試験
方法及び欠陥磁粉模様の等級分類」に示される種々の方
法が適用される。例えば、鋼板表面磁粉探傷検査には、
特開昭４９−９５６８４や特開昭５２−３４７８２に開
示されているような、全方向磁化装置を用いた磁粉探傷
法があるが、いずれも手動、目視が主体であった。
検査には、ＪＩＳＧ０５６５「鉄鋼材料の磁粉探傷試験
方法及び欠陥磁粉模様の等級分類」に示される種々の方
法が適用される。例えば、鋼板表面磁粉探傷検査には、
特開昭４９−９５６８４や特開昭５２−３４７８２に開
示されているような、全方向磁化装置を用いた磁粉探傷
法があるが、いずれも手動、目視が主体であった。
【０００３】磁粉探傷法で極間法を適用する場合、２極
極間法では、全方向欠陥を検出するために互いに直交す
る２方向から磁化し、磁場の適用、観察を行う必要があ
った。この操作を排除し、種々の方向に対する検出能を
上げるため考え出された磁化装置が回転磁場式磁化装置
である。
極間法では、全方向欠陥を検出するために互いに直交す
る２方向から磁化し、磁場の適用、観察を行う必要があ
った。この操作を排除し、種々の方向に対する検出能を
上げるため考え出された磁化装置が回転磁場式磁化装置
である。
【０００４】従来の回転磁場式磁粉探傷装置は、例えば
特開昭４９−９５６８４あるいは実開昭６１−１９７５
７に開示されているように、図１に示す如く２組の磁極
の連結部を中心を軸として９０°をなすようにＸ字状に
配置したものである。あるいは図２に示すように磁極の
連結部をＨ字状に配置したものである。
特開昭４９−９５６８４あるいは実開昭６１−１９７５
７に開示されているように、図１に示す如く２組の磁極
の連結部を中心を軸として９０°をなすようにＸ字状に
配置したものである。あるいは図２に示すように磁極の
連結部をＨ字状に配置したものである。
【０００５】これを図３に示すように結線し、通電スイ
ッチを入れることにより、図４に示すような３相中の２
相が１２０°の位相差を持つ３相交流電流が流れ、図４
下方に示すように、２組の磁極によって作られる合成磁
界の方向が回転し、３６０°全方向に回転する磁界が形
成される。
ッチを入れることにより、図４に示すような３相中の２
相が１２０°の位相差を持つ３相交流電流が流れ、図４
下方に示すように、２組の磁極によって作られる合成磁
界の方向が回転し、３６０°全方向に回転する磁界が形
成される。
【０００６】あるいは、図５に示すように２組の磁極を
結線し、片方の磁極に適当な容量のコンデンサを接続す
ることにより、９０°の位相差の２相交流電流を流すよ
うにしても、図６に示すように合成磁界の方向を３６０
°回転させることができる。
結線し、片方の磁極に適当な容量のコンデンサを接続す
ることにより、９０°の位相差の２相交流電流を流すよ
うにしても、図６に示すように合成磁界の方向を３６０
°回転させることができる。
【０００７】このように従来の探傷装置では、磁極の連
結部（ヨーク）がＸ字状又はＨ字状に構成されたため
に、連結部等の固定装置が障害となり、視野が妨げら
れ、被探傷面を上から垂直に観察することができず、確
実な観察ができなかった。
結部（ヨーク）がＸ字状又はＨ字状に構成されたため
に、連結部等の固定装置が障害となり、視野が妨げら
れ、被探傷面を上から垂直に観察することができず、確
実な観察ができなかった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、従
来の探傷装置は、いずれも人力による走査及び目視検査
であり、磁極連結部のために視野が妨げられ、図１又は
図２に示されるように被探傷面の有効磁場が開放されて
いないので側方から覗き込むため、作業性が悪く、広大
な平板状面の長大な溶接線を作業員が中腰姿勢の状態で
探傷しなければならないという非能率的で苦痛を伴う困
難な問題があった。
来の探傷装置は、いずれも人力による走査及び目視検査
であり、磁極連結部のために視野が妨げられ、図１又は
図２に示されるように被探傷面の有効磁場が開放されて
いないので側方から覗き込むため、作業性が悪く、広大
な平板状面の長大な溶接線を作業員が中腰姿勢の状態で
探傷しなければならないという非能率的で苦痛を伴う困
難な問題があった。
【０００９】更に、人力による走査は、検査精度面にお
いても個人差によるバラツキが生じ、しばしば欠陥の見
落し等によるクレームあるいは加工製品の重大トラブル
を招くという問題があった。
いても個人差によるバラツキが生じ、しばしば欠陥の見
落し等によるクレームあるいは加工製品の重大トラブル
を招くという問題があった。
【００１０】又、ＣＣＤカメラ等を用いて観察する場合
には、被探傷面の有効磁場が開放されていないというこ
とが、非常に大きな支障となっていた。
には、被探傷面の有効磁場が開放されていないというこ
とが、非常に大きな支障となっていた。
【００１１】更に、疵の大きさ、形状より極間の距離を
調節した方が全体像を把握し易かったり、確実に観察で
きる場合でも、これに対応することができず、探傷の精
度を上げることができなかった。
調節した方が全体像を把握し易かったり、確実に観察で
きる場合でも、これに対応することができず、探傷の精
度を上げることができなかった。
【００１２】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、２組の極間に障害物をなくし、検査
のための空間を確保し、更に必要に応じて、極間の距離
を可変にでき、人力作業部分を軽減し、検査を確実に容
易に行うことができる平板磁粉探傷装置を提供すること
を目的とする。
くなされたもので、２組の極間に障害物をなくし、検査
のための空間を確保し、更に必要に応じて、極間の距離
を可変にでき、人力作業部分を軽減し、検査を確実に容
易に行うことができる平板磁粉探傷装置を提供すること
を目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板面あるい
は比較的小曲率の板面の上に、１対の電磁石を該板面に
垂直な軸の回りに４極を軸対称に配置し、それぞれの電
磁石に同一周波数で位相をずらせた磁化交番電流を通じ
て、板面に合成磁場の方向が回転する回転磁場を生じさ
せる４極回転磁場式磁化装置を用いた平板磁粉探傷装置
において、前記配置の１対の電磁石を固定する連結部材
を、４極で囲まれた、磁場の強さが全方位について所定
値以上である有効磁場の外側に配置したことにより、前
記目的を達成したものである。
は比較的小曲率の板面の上に、１対の電磁石を該板面に
垂直な軸の回りに４極を軸対称に配置し、それぞれの電
磁石に同一周波数で位相をずらせた磁化交番電流を通じ
て、板面に合成磁場の方向が回転する回転磁場を生じさ
せる４極回転磁場式磁化装置を用いた平板磁粉探傷装置
において、前記配置の１対の電磁石を固定する連結部材
を、４極で囲まれた、磁場の強さが全方位について所定
値以上である有効磁場の外側に配置したことにより、前
記目的を達成したものである。
【００１４】本発明は、又、前記平板磁粉探傷装置にお
いて、更に、前記板面を照射する照明手段と、該板面を
監視するイメージセンサと、該イメージセンサによる検
出信号を検知し表示する手段とを備えた構成とすること
により、同様に前記目的を達成したものである。
いて、更に、前記板面を照射する照明手段と、該板面を
監視するイメージセンサと、該イメージセンサによる検
出信号を検知し表示する手段とを備えた構成とすること
により、同様に前記目的を達成したものである。
【００１５】本発明は、又、前記平板磁粉探傷装置にお
いて、前記照明手段を、非蛍光磁粉による磁粉探傷の場
合には白色灯とし、蛍光磁粉による磁粉探傷の場合には
ブラックライトとすることにより、同様に前記目的を達
成したものである。
いて、前記照明手段を、非蛍光磁粉による磁粉探傷の場
合には白色灯とし、蛍光磁粉による磁粉探傷の場合には
ブラックライトとすることにより、同様に前記目的を達
成したものである。
【００１６】本発明は、又、前記平板磁粉探傷装置にお
いて、前記連結部材を、コの字形に配置したことによ
り、同様に前記目的を達成したものである。
いて、前記連結部材を、コの字形に配置したことによ
り、同様に前記目的を達成したものである。
【００１７】本発明は、又、前記平板磁粉探傷装置にお
いて、前記連結部材をコの字形に配置し、更に、コの字
開放側に照明手段を配置し、４極中心寄りに監視用イメ
ージセンサを配置したことにより、同様に前記目的を達
成したものである。
いて、前記連結部材をコの字形に配置し、更に、コの字
開放側に照明手段を配置し、４極中心寄りに監視用イメ
ージセンサを配置したことにより、同様に前記目的を達
成したものである。
【００１８】本発明は、又、前記平板磁粉探傷装置にお
いて、前記連結部材を、方形又は環状に配置したことに
より、同様に前記目的を達成したものである。
いて、前記連結部材を、方形又は環状に配置したことに
より、同様に前記目的を達成したものである。
【００１９】本発明は、更に、前記平板磁粉探傷装置に
おいて、前記連結部材の長さを伸縮可能としたことによ
り、同様に前記目的を達成したものである。
おいて、前記連結部材の長さを伸縮可能としたことによ
り、同様に前記目的を達成したものである。
【００２０】本発明は、又、前記平板磁粉探傷装置にお
いて、更に、定速走行機構を有することにより、同様に
前記目的を達成したものである。
いて、更に、定速走行機構を有することにより、同様に
前記目的を達成したものである。
【００２１】
【作用】本発明によれば、４極回転磁場式磁化装置を用
いた平板磁粉探傷装置において、１対の電磁石を固定す
る連結部材を、４極で囲まれた有効磁場の外側に配置す
ることにより、観察視野が開放されたので、容易に探傷
検査が行えるようになった。
いた平板磁粉探傷装置において、１対の電磁石を固定す
る連結部材を、４極で囲まれた有効磁場の外側に配置す
ることにより、観察視野が開放されたので、容易に探傷
検査が行えるようになった。
【００２２】この４極磁粉探傷装置を、照明装置、ＣＣ
Ｄカメラ、モニタＣＲＴ等と共に台車に搭載し、台車は
定速走査のための駆動車輪により前進するようにし、欠
陥を発見した際には、警報ランプが点灯するようにする
ことにより、人力作業部分を軽減又は排除できる。
Ｄカメラ、モニタＣＲＴ等と共に台車に搭載し、台車は
定速走査のための駆動車輪により前進するようにし、欠
陥を発見した際には、警報ランプが点灯するようにする
ことにより、人力作業部分を軽減又は排除できる。
【００２３】又、非蛍光磁粉による磁粉探傷等時は、照
明として白色灯を用い、蛍光磁粉による磁粉探傷時に
は、装置を覆うように台車周辺に暗幕を設け、ブラック
ライトを用いることにより、多様な検査が可能となる。
明として白色灯を用い、蛍光磁粉による磁粉探傷時に
は、装置を覆うように台車周辺に暗幕を設け、ブラック
ライトを用いることにより、多様な検査が可能となる。
【００２４】又、電磁石を固定する連結部材は、探傷面
上部が観察できるように開放されていればよいので、コ
の字形、方形あるいは環状等様々な形が考えられる。更
に、連結部材自体伸縮可能で、磁極間隔を変えることが
できるようにしておけば、より多種類の検査に対応でき
る。
上部が観察できるように開放されていればよいので、コ
の字形、方形あるいは環状等様々な形が考えられる。更
に、連結部材自体伸縮可能で、磁極間隔を変えることが
できるようにしておけば、より多種類の検査に対応でき
る。
【００２５】従って、磁粉探傷装置の信頼性向上と欠陥
指示模様のハンド記録により不正確要因の軽減又は排除
が実現できる。
指示模様のハンド記録により不正確要因の軽減又は排除
が実現できる。
【００２６】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【００２７】本発明による一実施例の構成を図７、図８
に示す。
に示す。
【００２８】図７は、本実施例の磁粉探傷装置の概略を
示す側面図であり、図８は、図７においてVIII−VIIIに
おける断面を表わす平面図である。図７において、２
は、被探傷面である平板、４は台車、６は回転磁場式磁
化器、８はブラックライト又は白色灯、１０はＣＣＤカ
メラであり、図８において、１２a 〜１２d は磁極であ
る。
示す側面図であり、図８は、図７においてVIII−VIIIに
おける断面を表わす平面図である。図７において、２
は、被探傷面である平板、４は台車、６は回転磁場式磁
化器、８はブラックライト又は白色灯、１０はＣＣＤカ
メラであり、図８において、１２a 〜１２d は磁極であ
る。
【００２９】以下、本実施例の作用を説明する。
【００３０】図７に示すように、平板２上の台車４の内
部に、回転磁場を発生させる回転磁場式磁化器６を引掛
け一緒に動くようにする。交流電流は２相９０°反転で
も、３相１２０°のいずれの位相差を持たせてもよい。
平板２と磁極１２a 〜１２dを均一に保つため、回転磁
場式磁化器６の車輪１４a 、１４b とスプリング１６a
、１６b を設ける。台車４全体は車輪１８a 〜１８d
により保持されている。走行は駆動車輪２０a 、２０b
（図８）により、駆動装置２２（図７）を通じて、定速
走行することができる。本実施例の磁粉探傷装置は直進
制御や端部反転等は人力によるが、必要に応じ、特願平
４−２８８６４９や特願平４−２５６３４で提案したよ
うな自走台車によってもよい。
部に、回転磁場を発生させる回転磁場式磁化器６を引掛
け一緒に動くようにする。交流電流は２相９０°反転で
も、３相１２０°のいずれの位相差を持たせてもよい。
平板２と磁極１２a 〜１２dを均一に保つため、回転磁
場式磁化器６の車輪１４a 、１４b とスプリング１６a
、１６b を設ける。台車４全体は車輪１８a 〜１８d
により保持されている。走行は駆動車輪２０a 、２０b
（図８）により、駆動装置２２（図７）を通じて、定速
走行することができる。本実施例の磁粉探傷装置は直進
制御や端部反転等は人力によるが、必要に応じ、特願平
４−２８８６４９や特願平４−２５６３４で提案したよ
うな自走台車によってもよい。
【００３１】観察視野（図８の斜線部）は、ＣＣＤカメ
ラ１０により監視できるように上部は開放してある。
ラ１０により監視できるように上部は開放してある。
【００３２】図８においては、磁極連結部はコの字形に
なっているが、磁極１２a と１２dを繋いで方形にして
もよいし、あるいは環状にしてもよい。
なっているが、磁極１２a と１２dを繋いで方形にして
もよいし、あるいは環状にしてもよい。
【００３３】コの字形は構造が単純で開放度が最大とい
う利点がある。又、方形は片持ち式でないため堅牢であ
るという利点がある。又、磁極連結部を、一方を調整可
能な移動方式として、伸縮可能にすると、磁化電源の容
量内で探傷目的に応じた磁場の強さを得ることができ
る。即ち、強い磁場が要るときは縮めて、磁場の強さに
余裕があるときは伸ばして有効範囲を拡げて検査の能率
を上げることができる。具体的には、大きい欠陥のみを
対象とする場合、最大５００mmまで拡げられ、微細欠陥
については１００mm程度で検出できた。更に磁化器に与
える電流も５〜１０Ａ可変にすることにより、起磁力は
２５００ＡＴ〜５０００ＡＴが得られた。
う利点がある。又、方形は片持ち式でないため堅牢であ
るという利点がある。又、磁極連結部を、一方を調整可
能な移動方式として、伸縮可能にすると、磁化電源の容
量内で探傷目的に応じた磁場の強さを得ることができ
る。即ち、強い磁場が要るときは縮めて、磁場の強さに
余裕があるときは伸ばして有効範囲を拡げて検査の能率
を上げることができる。具体的には、大きい欠陥のみを
対象とする場合、最大５００mmまで拡げられ、微細欠陥
については１００mm程度で検出できた。更に磁化器に与
える電流も５〜１０Ａ可変にすることにより、起磁力は
２５００ＡＴ〜５０００ＡＴが得られた。
【００３４】又、磁場には磁粉液が均一分散されるよう
に、台車４上に磁粉タンク２４、及び前方に磁粉散布ノ
ズル２６を設ける。
に、台車４上に磁粉タンク２４、及び前方に磁粉散布ノ
ズル２６を設ける。
【００３５】更に、台車４には蛍光磁粉探傷時にはブラ
ックライト８と暗幕２８が付けられ、非蛍光磁粉探傷時
にはブラックライト８の代わりに８は白色灯が付けられ
る。
ックライト８と暗幕２８が付けられ、非蛍光磁粉探傷時
にはブラックライト８の代わりに８は白色灯が付けられ
る。
【００３６】台車４上には画像処理装置３０、モニタ用
ＣＲＴ３２、及び警報ランプ３４が搭載されており、観
察視野（図８斜線部）をＣＣＤカメラ１０で監視する。
監視の結果はモニタＣＲＴ３２で追跡される。探傷時に
欠陥が発見されると画像処理装置３０において欠陥信号
が発信され、警報ランプ３４が点灯する。又、磁粉指示
模様を自動記録することにより検査の信頼性が向上し
た。
ＣＲＴ３２、及び警報ランプ３４が搭載されており、観
察視野（図８斜線部）をＣＣＤカメラ１０で監視する。
監視の結果はモニタＣＲＴ３２で追跡される。探傷時に
欠陥が発見されると画像処理装置３０において欠陥信号
が発信され、警報ランプ３４が点灯する。又、磁粉指示
模様を自動記録することにより検査の信頼性が向上し
た。
【００３７】なお、本実施例の磁粉探傷装置の全体像を
図９に示す。
図９に示す。
【００３８】図９では、回転磁場式磁化器６、紫外線照
射灯８、ＣＣＤカメラ１０、散布ノズル２６、モニタＴ
Ｖ３２等を台車４に載せた磁粉探傷装置と、磁粉タンク
２４を載せた磁粉タンクポンプユニットを別にし、モニ
タＴＶ３２も台車上のものとは別に、ＶＴＲ装置を備え
たものを用意している。磁粉探傷装置の台車を自動走行
させ、モニタＴＶで監視することにより、検査を確実に
容易に行うことができる。
射灯８、ＣＣＤカメラ１０、散布ノズル２６、モニタＴ
Ｖ３２等を台車４に載せた磁粉探傷装置と、磁粉タンク
２４を載せた磁粉タンクポンプユニットを別にし、モニ
タＴＶ３２も台車上のものとは別に、ＶＴＲ装置を備え
たものを用意している。磁粉探傷装置の台車を自動走行
させ、モニタＴＶで監視することにより、検査を確実に
容易に行うことができる。
【００３９】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、磁
粉探傷検査において、４磁極内の障害物もなく、検査見
落しがなくなり、又極間の調整もできるため、必要に応
じた起磁力で多種類の検査に応じることができ、ＣＣＤ
カメラで監視、自動記録できるため、人力を省き、検査
の信頼性が著しく向上した。
粉探傷検査において、４磁極内の障害物もなく、検査見
落しがなくなり、又極間の調整もできるため、必要に応
じた起磁力で多種類の検査に応じることができ、ＣＣＤ
カメラで監視、自動記録できるため、人力を省き、検査
の信頼性が著しく向上した。
【図１】従来のＸ形４極回転磁場式磁粉探傷装置の
（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図
（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図
【図２】従来のＨ形４極回転磁場式磁粉探傷装置の
（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は側面図
（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は側面図
【図３】従来の４極回転磁場式磁化装置の３相結線図
【図４】同じく、１２０°位相差による回転磁界を示す
線図
線図
【図５】従来の４極回転磁場式磁化装置の２相結線図
【図６】同じく、９０°位相差による回転磁界を示す線
図
図
【図７】本実施例による磁粉探傷装置の概略構成を示す
側面図
側面図
【図８】同じく、図７のVIII−VIIIに沿う断面図
【図９】本実施例による磁粉探傷装置全体を示す斜視図
２…平板 ４…台車 ６…回転磁場式磁化器 ８…ブラックライト又は白色灯 １０…ＣＣＤカメラ １２a 〜１２d …磁極 ２０a 、２０b …駆動車輪 ２４…磁粉タンク ２６…磁粉散布ノズル ２８…暗幕 ３０…画像処理装置 ３２…モニタ用ＣＲＴ ３４…警報ランプ
Claims (8)
- 【請求項１】平板面あるいは比較的小曲率の板面の上
に、１対の電磁石を該板面に垂直な軸の回りに４極を軸
対称に配置し、それぞれの電磁石に同一周波数で位相を
ずらせた磁化交番電流を通じて、板面に合成磁場の方向
が回転する回転磁場を生じさせる４極回転磁場式磁化装
置を用いた平板磁粉探傷装置において、 前記配置の１対の電磁石を固定する連結部材を、４極で
囲まれた、磁場の強さが全方位について所定値以上であ
る有効磁場の外側に配置したことを特徴とする平板磁粉
探傷装置。 - 【請求項２】請求項１において、更に、前記板面を照射
する照明手段と、 該板面を監視するイメージセンサと、 該イメージセンサによる検出信号を検知し表示する手段
と、 を備えた構成とすることを特徴とする平板磁粉探傷装
置。 - 【請求項３】請求項２において、前記照明手段を、非蛍
光磁粉による磁粉探傷の場合には白色灯とし、蛍光磁粉
による磁粉探傷の場合にはブラックライトとすることを
特徴とする平板磁粉探傷装置。 - 【請求項４】請求項１又は請求項２において、前記連結
部材を、コの字形に配置したことを特徴とする平板磁粉
探傷装置。 - 【請求項５】請求項４において、更に、コの字開放側に
照明手段を配置し、４極中心寄りに監視用イメージセン
サを配置したことを特徴とする平板磁粉探傷装置。 - 【請求項６】請求項１又は請求項２において、前記連結
部材を、方形又は環状に配置したことを特徴とする平板
磁粉探傷装置。 - 【請求項７】請求項１又は請求項２又は請求項４又は請
求項６において、前記連結部材の長さを伸縮可能とした
ことを特徴とする平板磁粉探傷装置。 - 【請求項８】請求項１において、更に、定速走行機構を
有することを特徴とする平板磁粉探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083239A JP2733185B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 平板磁粉探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083239A JP2733185B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 平板磁粉探傷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06294774A true JPH06294774A (ja) | 1994-10-21 |
| JP2733185B2 JP2733185B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13796778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5083239A Expired - Fee Related JP2733185B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 平板磁粉探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733185B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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