JPH06294656A - 干渉型光ファイバジャイロ - Google Patents
干渉型光ファイバジャイロInfo
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- JPH06294656A JPH06294656A JP8199093A JP8199093A JPH06294656A JP H06294656 A JPH06294656 A JP H06294656A JP 8199093 A JP8199093 A JP 8199093A JP 8199093 A JP8199093 A JP 8199093A JP H06294656 A JPH06294656 A JP H06294656A
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- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 claims description 36
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】低電圧化、低消費電力化の干渉型光ファイバジ
ャイロとする。 【構成】光源1と、光ファイバセンシングループ11
と、光源1からの光を右回り光と左回り光とに分配し両
者をセンシングループ11に伝播させる光導波路と、セ
ンシングループ11を伝播した左右両回り光の干渉光を
検出する受光素子12と、センシングループ11の両端
側に夫々配されて左右両回り光に位相変化を生じさせる
第1位相変調器22と第2位相変調器23と、受光素子
12からの出力から所定の駆動周波数で検波する同期検
波器13と、同期検波器13からの出力により半波長電
圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフィードバッ
ク信号発振器16と、前記フィードバック信号とその極
性が反転されたフィードバック信号によって第1位相変
調器と第2位相変調器とを夫々駆動して、同期検波器1
3からの出力を0になるようにし、フィードバック信号
の周波数を測定する。
ャイロとする。 【構成】光源1と、光ファイバセンシングループ11
と、光源1からの光を右回り光と左回り光とに分配し両
者をセンシングループ11に伝播させる光導波路と、セ
ンシングループ11を伝播した左右両回り光の干渉光を
検出する受光素子12と、センシングループ11の両端
側に夫々配されて左右両回り光に位相変化を生じさせる
第1位相変調器22と第2位相変調器23と、受光素子
12からの出力から所定の駆動周波数で検波する同期検
波器13と、同期検波器13からの出力により半波長電
圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフィードバッ
ク信号発振器16と、前記フィードバック信号とその極
性が反転されたフィードバック信号によって第1位相変
調器と第2位相変調器とを夫々駆動して、同期検波器1
3からの出力を0になるようにし、フィードバック信号
の周波数を測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は運動体、例えば航空機、
船舶、自動車等の回転角速度等を測定する干渉型光ファ
イバジャイロに関し、特に、クローズドループ干渉型光
ファイバジャイロにおける低電圧化を実現する干渉型光
ファイバジャイロに関する。
船舶、自動車等の回転角速度等を測定する干渉型光ファ
イバジャイロに関し、特に、クローズドループ干渉型光
ファイバジャイロにおける低電圧化を実現する干渉型光
ファイバジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】干渉型光ファイバジャイロは、長尺の光
ファイバセンシングループ内を伝播する右回りと左回り
の伝播光の位相差から回転角速度を求めるもので、その
中でも特にクローズドループであるセロダイン方式の開
発が進められている。このような従来のクローズドルー
プ干渉型光ファイバジャイロのブロック図を図5に示
す。図5に示すように、レーザのような可干渉性光を出
力する光源1からの光が、方向性結合器2によって2分
割されて、一方の光が導波路形位相変調器3に入射され
る。
ファイバセンシングループ内を伝播する右回りと左回り
の伝播光の位相差から回転角速度を求めるもので、その
中でも特にクローズドループであるセロダイン方式の開
発が進められている。このような従来のクローズドルー
プ干渉型光ファイバジャイロのブロック図を図5に示
す。図5に示すように、レーザのような可干渉性光を出
力する光源1からの光が、方向性結合器2によって2分
割されて、一方の光が導波路形位相変調器3に入射され
る。
【0003】導波路形位相変調器3は、例えば電気光学
効果を有するニオブ酸リチウムにチタンを熱拡散し、所
望の光導波路を形成したもので、詳細には、光導波路
4、偏光子5、光導波路7と光導波路8に分岐するY分
岐光導波路6、光導波路7に設けられたフィードバック
用電極9及び光導波路8に設けられた正弦波位相変調用
電極10から構成される。
効果を有するニオブ酸リチウムにチタンを熱拡散し、所
望の光導波路を形成したもので、詳細には、光導波路
4、偏光子5、光導波路7と光導波路8に分岐するY分
岐光導波路6、光導波路7に設けられたフィードバック
用電極9及び光導波路8に設けられた正弦波位相変調用
電極10から構成される。
【0004】方向性結合器2から入射された光は光導波
路4に結合されて、偏光子5によって直線偏光となり、
この直線偏光は、Y分岐光導波路6で2分割されて、右
回り光と左回り光とになる。右回り光は、光導波路7を
通り、フィードバック用電極9に印加されたフィードバ
ック信号17により位相変調され、光ファイバを複数回
巻回して形成してなるセンシングループ11に入射して
右回りに伝播し、センシングループ11から出射後、光
導波路8を通って正弦波位相変調用電極10に印加され
た正弦波位相変調信号15により位相変調されて、再び
Y分岐光導波路6に到る。一方、左回り光は、右回り光
と反対に、光導波路8を通って正弦波位相変調用電極1
0に印加された正弦波位相変調信号15により位相変調
されて、センシングループ11を左回りに伝播し、出射
後、光導波路7を通ってフィードバック用電極9に印加
されたフィードバック信号17により位相変調されて、
再びY分岐導波路6に到る。
路4に結合されて、偏光子5によって直線偏光となり、
この直線偏光は、Y分岐光導波路6で2分割されて、右
回り光と左回り光とになる。右回り光は、光導波路7を
通り、フィードバック用電極9に印加されたフィードバ
ック信号17により位相変調され、光ファイバを複数回
巻回して形成してなるセンシングループ11に入射して
右回りに伝播し、センシングループ11から出射後、光
導波路8を通って正弦波位相変調用電極10に印加され
た正弦波位相変調信号15により位相変調されて、再び
Y分岐光導波路6に到る。一方、左回り光は、右回り光
と反対に、光導波路8を通って正弦波位相変調用電極1
0に印加された正弦波位相変調信号15により位相変調
されて、センシングループ11を左回りに伝播し、出射
後、光導波路7を通ってフィードバック用電極9に印加
されたフィードバック信号17により位相変調されて、
再びY分岐導波路6に到る。
【0005】Y分岐導波路6で右回り光と左回り光は合
成され、偏光子5、光導波路4を経て、方向性結合器2
から受光素子12でその出力が電圧として出力される。
受光素子12からの信号を、同期検波器13において信
号発振器14からの正弦波位相変調信号15と同一の変
調周波数で検波し、その同期検波器13からの信号がフ
ィードバック信号としてフィードバック信号発振器16
に供給されて、そのフィードバック信号発振器16で同
期検波器13からの信号が0になるようにフィードバッ
ク用電極9の位相変調を制御する。
成され、偏光子5、光導波路4を経て、方向性結合器2
から受光素子12でその出力が電圧として出力される。
受光素子12からの信号を、同期検波器13において信
号発振器14からの正弦波位相変調信号15と同一の変
調周波数で検波し、その同期検波器13からの信号がフ
ィードバック信号としてフィードバック信号発振器16
に供給されて、そのフィードバック信号発振器16で同
期検波器13からの信号が0になるようにフィードバッ
ク用電極9の位相変調を制御する。
【0006】この構成に於て、センシングループ11の
軸回りに角速度Ωがかかると、センシングループ11を
互いに逆方向に進む光にサニャック効果が生じ、右回り
光と左回り光の出射光間に角速度Ωに比例した位相差が
生じる。この位相差Δφは、
軸回りに角速度Ωがかかると、センシングループ11を
互いに逆方向に進む光にサニャック効果が生じ、右回り
光と左回り光の出射光間に角速度Ωに比例した位相差が
生じる。この位相差Δφは、
【0007】
【数1】
【0008】で表される。ここで、Rはセンシングルー
プ11の半径,Lはセンシングループ11の長さ、λは
光源1から出る光の波長、Cは光速を示す。さらに、信
号発振器14からの信号で正弦波位相変調用電極10が
駆動され互いに逆方向に進む光に位相変調が加えられ
る。この正弦波位相変調用電極10に印加する信号、つ
まり、信号発振器14からの信号の角周波数をωとする
と、受光素子12の出力Iは、
プ11の半径,Lはセンシングループ11の長さ、λは
光源1から出る光の波長、Cは光速を示す。さらに、信
号発振器14からの信号で正弦波位相変調用電極10が
駆動され互いに逆方向に進む光に位相変調が加えられ
る。この正弦波位相変調用電極10に印加する信号、つ
まり、信号発振器14からの信号の角周波数をωとする
と、受光素子12の出力Iは、
【0009】
【数2】 I=C{1+cos Δφ〔J0 (z)−2J2 (z)cos 2ω(t−τ/2) +…〕 −sin Δφ〔2J1 (z)sin ω(t−τ/2) −2J3 sin 3ω(t−τ/2)+…〕} (2) となる。ここで、zは位相変調度、τはセンシングルー
プ11を光が一周するのに要する時間である。また、J
n はn次のベッセル関数、Cは比例定数、tは時間であ
る。
プ11を光が一周するのに要する時間である。また、J
n はn次のベッセル関数、Cは比例定数、tは時間であ
る。
【0010】(2)式のsin Δφに比例する成分の内、
角周波数ωと同一成分を、同期検波器13で、信号発振
器14からの角周波数ωの信号を基準として同期検波す
る。この成分を式に表すと、
角周波数ωと同一成分を、同期検波器13で、信号発振
器14からの角周波数ωの信号を基準として同期検波す
る。この成分を式に表すと、
【0011】
【数3】 I=Csin Δφ・2J1 (z) (3) となり、角速度Ωに依存した出力が得られる。このよう
にして、低角速度入力時の感度向上を図っている。しか
しながら、(3)式において入力角速度Ωが大きくなり
Δφがπ/2に近づくと、感度が悪くなりダイナミック
レンジが制限される。従って、さらに広いダイナミック
レンジ拡大策として鋸歯状波(セロダイン波)をフィー
ドバック信号17としてフィードバック信号発振器16
からフィードバック用電極9へと出力している。このた
め、フィードバック信号発振器16は、例えば、同期検
波器13からの信号を二重積分する積分器と、基準信号
を発生する基準器と、この基準信号と積分器の出力を比
較し、リセット信号を発生することにより積分器の出力
を鋸歯状波(セロダイン波)とするリセット回路を備え
ている。
にして、低角速度入力時の感度向上を図っている。しか
しながら、(3)式において入力角速度Ωが大きくなり
Δφがπ/2に近づくと、感度が悪くなりダイナミック
レンジが制限される。従って、さらに広いダイナミック
レンジ拡大策として鋸歯状波(セロダイン波)をフィー
ドバック信号17としてフィードバック信号発振器16
からフィードバック用電極9へと出力している。このた
め、フィードバック信号発振器16は、例えば、同期検
波器13からの信号を二重積分する積分器と、基準信号
を発生する基準器と、この基準信号と積分器の出力を比
較し、リセット信号を発生することにより積分器の出力
を鋸歯状波(セロダイン波)とするリセット回路を備え
ている。
【0012】フィードバック用電極9は、センシングル
ープ11の一端に近接して設けられているので、図6
(A)に示すように左右回りの光は異なるタイミングで
位相が変化する(図6(A)において実線は左回り光、
一点鎖線は右回り光の位相を示す。)。この結果、受光
素子12上での両左右回り光の位相差φs は図6(B)
のようになり、セロダイン波の振幅を2πに制御してお
けば位相差φs は、
ープ11の一端に近接して設けられているので、図6
(A)に示すように左右回りの光は異なるタイミングで
位相が変化する(図6(A)において実線は左回り光、
一点鎖線は右回り光の位相を示す。)。この結果、受光
素子12上での両左右回り光の位相差φs は図6(B)
のようになり、セロダイン波の振幅を2πに制御してお
けば位相差φs は、
【0013】
【数4】 φs =φ(t−τ)−φ(t)=−2πτ/Ts (4) となる。ここでTs はセロダイン波の周期である。
【0014】受光素子12の干渉出力が0となるよう
に、即ち、
に、即ち、
【0015】
【数5】 sin(Δφ+φs )=0 ∴ Δφ=−φs (5) となるようにフィードバック信号発振器16でセロダイ
ン波の周期を制御する。従って、以上の(1)、
(4)、(5)式から角速度Ωは、
ン波の周期を制御する。従って、以上の(1)、
(4)、(5)式から角速度Ωは、
【0016】
【数6】
【0017】で表せる。ここで、fs は、
【0018】
【数7】 fs =1/Ts (7) である。フィードバック信号であるセロダイン波の周波
数fs を周波数測定器18で数えることにより回転角速
度を検出することができる。
数fs を周波数測定器18で数えることにより回転角速
度を検出することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の干渉型光ファイバジャイロにおいて、図6
(A)において示した2πの振幅に相当するセロダイン
波を使用するため、導波路形位相変調器3のフィードバ
ック用電極9の構造によって決定される全波長電圧V
(2π)が必要になる。例えば、位相2π変化させるた
めにフィードバック用電極9に必要な全波長電圧V(2
π)が10Vであるとすると、フィードバック用電極9
に印加するためにフィードバック信号発振器16からピ
ーク値が10Vのセロダイン波を必ず出力しなければな
らず、従って、低電圧化することができないという問題
があった。
な従来の干渉型光ファイバジャイロにおいて、図6
(A)において示した2πの振幅に相当するセロダイン
波を使用するため、導波路形位相変調器3のフィードバ
ック用電極9の構造によって決定される全波長電圧V
(2π)が必要になる。例えば、位相2π変化させるた
めにフィードバック用電極9に必要な全波長電圧V(2
π)が10Vであるとすると、フィードバック用電極9
に印加するためにフィードバック信号発振器16からピ
ーク値が10Vのセロダイン波を必ず出力しなければな
らず、従って、低電圧化することができないという問題
があった。
【0020】本発明は、かかる問題点に鑑み、低電圧
化、低消費電力化を図ることができる干渉型光ファイバ
ジャイロを提供することを目的とする。
化、低消費電力化を図ることができる干渉型光ファイバ
ジャイロを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明では、光源と、光ファイバ
センシングループと、前記光源からの光を第1の伝播光
と第2の伝播光とに分配し両者を前記センシングループ
にそれぞれ互いに逆方向に伝播させる光分配手段と、前
記センシングループを伝播した第1の伝播光と第2の伝
播光とを同一の導波路に導いた後にそれらの干渉光を検
出してその光強度を電気信号に変換する受光器と、セン
シングループの両端側に夫々配されて前記第1の伝播光
と第2の伝播光に位相変化を生じさせる第1位相変調器
と第2位相変調器と、前記受光器からの出力から所定の
駆動周波数で検波する同期検波器と、前記所定の駆動周
波数の信号を出力する信号発振器と、前記同期検波器か
らの出力により該出力を0にするような半波長電圧鋸歯
状波フィードバック信号を出力するフィードバック信号
発振器と、前記フィードバック信号とその極性が反転さ
れたフィードバック信号によって第1位相変調器と第2
位相変調器とを夫々駆動する手段と、前記フィードバッ
ク信号の周波数を測定する手段を備える。
に、請求項1に記載した発明では、光源と、光ファイバ
センシングループと、前記光源からの光を第1の伝播光
と第2の伝播光とに分配し両者を前記センシングループ
にそれぞれ互いに逆方向に伝播させる光分配手段と、前
記センシングループを伝播した第1の伝播光と第2の伝
播光とを同一の導波路に導いた後にそれらの干渉光を検
出してその光強度を電気信号に変換する受光器と、セン
シングループの両端側に夫々配されて前記第1の伝播光
と第2の伝播光に位相変化を生じさせる第1位相変調器
と第2位相変調器と、前記受光器からの出力から所定の
駆動周波数で検波する同期検波器と、前記所定の駆動周
波数の信号を出力する信号発振器と、前記同期検波器か
らの出力により該出力を0にするような半波長電圧鋸歯
状波フィードバック信号を出力するフィードバック信号
発振器と、前記フィードバック信号とその極性が反転さ
れたフィードバック信号によって第1位相変調器と第2
位相変調器とを夫々駆動する手段と、前記フィードバッ
ク信号の周波数を測定する手段を備える。
【0022】また、請求項2に記載した発明では、光源
と、光ファイバセンシングループと、前記光源からの光
を第1の伝播光と第2の伝播光とに分配し両者を前記セ
ンシングループにそれぞれ互いに逆方向に伝播させる光
分配手段と、前記センシングループを伝播した第1の伝
播光と第2の伝播光とを同一の導波路に導いた後にそれ
らの干渉光を検出してその光強度を電気信号に変換する
受光器と、センシングループの両端側に夫々配されて前
記第1の伝播光と第2の伝播光に位相変化を生じさせる
第1位相変調器と第2位相変調器と、前記受光器からの
出力から所定の駆動周波数で検波する同期検波器と、前
記所定の駆動周波数の信号を出力する信号発振器と、前
記同期検波器からの出力により該出力を0にするような
半波長電圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフィ
ードバック信号発振器と、前記同期検波器からの出力に
より該出力を0にするようなフィードバック信号を出力
するフィードバック信号発振器と、前記第1位相変調器
と第2位相変調器が逆動作特性を持つように構成すると
共に、前記フィードバック信号によって前記第1位相変
調器と前記第2位相変調器を駆動し、そのときのフィー
ドバック信号の周波数を測定する。
と、光ファイバセンシングループと、前記光源からの光
を第1の伝播光と第2の伝播光とに分配し両者を前記セ
ンシングループにそれぞれ互いに逆方向に伝播させる光
分配手段と、前記センシングループを伝播した第1の伝
播光と第2の伝播光とを同一の導波路に導いた後にそれ
らの干渉光を検出してその光強度を電気信号に変換する
受光器と、センシングループの両端側に夫々配されて前
記第1の伝播光と第2の伝播光に位相変化を生じさせる
第1位相変調器と第2位相変調器と、前記受光器からの
出力から所定の駆動周波数で検波する同期検波器と、前
記所定の駆動周波数の信号を出力する信号発振器と、前
記同期検波器からの出力により該出力を0にするような
半波長電圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフィ
ードバック信号発振器と、前記同期検波器からの出力に
より該出力を0にするようなフィードバック信号を出力
するフィードバック信号発振器と、前記第1位相変調器
と第2位相変調器が逆動作特性を持つように構成すると
共に、前記フィードバック信号によって前記第1位相変
調器と前記第2位相変調器を駆動し、そのときのフィー
ドバック信号の周波数を測定する。
【0023】
【作用】請求項1に記載した発明では、第1位相変調器
と第2位相変調器を、逆極性を持つフィードバック信号
で夫々駆動することによって、右回り光と左回り光は夫
々センシングループの両端を通るときに逆の位相変調を
受ける。この右回り光と左回り光を合成することによっ
てできる干渉光の位相差は、夫々の位相変調器による位
相変調によって生じる位相差の2倍となるため、フィー
ドバック信号の振幅は、従来の1/2の電圧、即ち半波
長電圧鋸歯状波ですむことになり、従って低電圧化、低
消費電力化を図ることができる。
と第2位相変調器を、逆極性を持つフィードバック信号
で夫々駆動することによって、右回り光と左回り光は夫
々センシングループの両端を通るときに逆の位相変調を
受ける。この右回り光と左回り光を合成することによっ
てできる干渉光の位相差は、夫々の位相変調器による位
相変調によって生じる位相差の2倍となるため、フィー
ドバック信号の振幅は、従来の1/2の電圧、即ち半波
長電圧鋸歯状波ですむことになり、従って低電圧化、低
消費電力化を図ることができる。
【0024】また、請求項2に記載した発明では、それ
ぞれ動作特性が逆の第1位相変調器と第2位相変調器
を、同じフィードバック信号で夫々駆動することによっ
て、右回り光と左回り光は夫々センシングループの両端
を通るときに逆の位相変調を受ける。この右回り光と左
回り光を合成することによってできる干渉光の位相差
は、夫々の位相変調器による位相変調に生じる位相差の
2倍となるため、フィードバック信号の振幅は、従来の
1/2の電圧、即ち半波長電圧鋸歯状波ですむことにな
り、従って低電圧化、低消費電力化を図ることができ
る。
ぞれ動作特性が逆の第1位相変調器と第2位相変調器
を、同じフィードバック信号で夫々駆動することによっ
て、右回り光と左回り光は夫々センシングループの両端
を通るときに逆の位相変調を受ける。この右回り光と左
回り光を合成することによってできる干渉光の位相差
は、夫々の位相変調器による位相変調に生じる位相差の
2倍となるため、フィードバック信号の振幅は、従来の
1/2の電圧、即ち半波長電圧鋸歯状波ですむことにな
り、従って低電圧化、低消費電力化を図ることができ
る。
【0025】
【実施例】図1は本発明に係る干渉型光ファイバジャイ
ロの第1の実施例を示すブロック図である。図において
従来例と同一のものは同一符号を付し詳細説明を省略す
る。本実施例では、従来例に加えて信号発振器14から
の正弦波位相変調信号15とフィードバック信号発振器
16からのフィードバック信号17を加算する加算器2
1が設けられる。さらに加算器21からの出力は、導波
路形位相変調器3に設けられたセンシングループ11の
一端側に設けられた第1位相変調器である第1位相変調
用電極22に印加される。また、フィードバック信号発
振器16からのフィードバック信号17は加算器21と
同時に、導波路形位相変調器3に設けられたセンシング
ループ11の他端側に設けられた第2位相変調器である
第2位相変調用電極23に印加される。
ロの第1の実施例を示すブロック図である。図において
従来例と同一のものは同一符号を付し詳細説明を省略す
る。本実施例では、従来例に加えて信号発振器14から
の正弦波位相変調信号15とフィードバック信号発振器
16からのフィードバック信号17を加算する加算器2
1が設けられる。さらに加算器21からの出力は、導波
路形位相変調器3に設けられたセンシングループ11の
一端側に設けられた第1位相変調器である第1位相変調
用電極22に印加される。また、フィードバック信号発
振器16からのフィードバック信号17は加算器21と
同時に、導波路形位相変調器3に設けられたセンシング
ループ11の他端側に設けられた第2位相変調器である
第2位相変調用電極23に印加される。
【0026】加算器21では、正弦波位相変調信号15
とフィードバック信号17が入力され、フィードバック
信号17は、その極性が反転されて、正弦波位相変調信
号15との加算がなされ、位相変調信号24として出力
される。このフィードバック信号17及び位相変調信号
24のフィードバック成分のみの信号の時間変化を図2
に示す。図2からわかるように、フィードバック信号1
7、24は、夫々極性が反転された半波長電圧V(π)
をピークとする鋸歯状波となっている。
とフィードバック信号17が入力され、フィードバック
信号17は、その極性が反転されて、正弦波位相変調信
号15との加算がなされ、位相変調信号24として出力
される。このフィードバック信号17及び位相変調信号
24のフィードバック成分のみの信号の時間変化を図2
に示す。図2からわかるように、フィードバック信号1
7、24は、夫々極性が反転された半波長電圧V(π)
をピークとする鋸歯状波となっている。
【0027】図2に示したフィードバック信号17,2
4が印加されたときの両左右回りの光の位相を図3に示
す。尚、図3(A)は右回り光を示し、図3(B)は左
回り光を示し、また、実線はセンシングループ11に入
射する前にかけられた位相変調を示し、一点鎖線はセン
シングループ11を1周した後にかけられた位相変調を
示す。図から明らかなように、右回りの位相変調は、
4が印加されたときの両左右回りの光の位相を図3に示
す。尚、図3(A)は右回り光を示し、図3(B)は左
回り光を示し、また、実線はセンシングループ11に入
射する前にかけられた位相変調を示し、一点鎖線はセン
シングループ11を1周した後にかけられた位相変調を
示す。図から明らかなように、右回りの位相変調は、
【0028】
【数8】 πt/Ts +〔−π(t+τ)/Ts 〕=−πτ/Ts (8) であり、左回りの位相変調は、
【0029】
【数9】 −πt/Ts +π(t+τ)/Ts =+πτ/Ts (9) であり、従って干渉光の位相差は、2πτ/Ts となる
ので、前述の(4)式における全波長電圧印加時と同様
の位相変調を受けたものと同等になり、同一の作用、効
果が得られる。
ので、前述の(4)式における全波長電圧印加時と同様
の位相変調を受けたものと同等になり、同一の作用、効
果が得られる。
【0030】このように、本実施例では、1つの位相変
調用電極に印加する電圧が、位相πを変化するのに必要
な半波長電圧V(π)ですむため、フィードバック信号
発振器16から出力されるセロダイン波のピーク値が、
従来の半分の電圧ですみ、低電圧化、低消費電力化を図
ることができる。尚、本実施例では、加算器21でフィ
ードバック信号17の極性を反転し、正弦波位相変調信
号15との加算がなされたが、この構成に限られるもの
ではない。他の例として、フィードバック信号17と正
弦波位相変調信号15との加算を行う加算器を上記加算
器21の代わりに配置すると共に、フィードバック信号
発振器16と第2位相変調器との間に、反転器を配置し
て第2位相変調器を極性が反転されたフィードバック信
号で駆動する構成とすることによって、図1と同様の作
用、効果をさせることができる。
調用電極に印加する電圧が、位相πを変化するのに必要
な半波長電圧V(π)ですむため、フィードバック信号
発振器16から出力されるセロダイン波のピーク値が、
従来の半分の電圧ですみ、低電圧化、低消費電力化を図
ることができる。尚、本実施例では、加算器21でフィ
ードバック信号17の極性を反転し、正弦波位相変調信
号15との加算がなされたが、この構成に限られるもの
ではない。他の例として、フィードバック信号17と正
弦波位相変調信号15との加算を行う加算器を上記加算
器21の代わりに配置すると共に、フィードバック信号
発振器16と第2位相変調器との間に、反転器を配置し
て第2位相変調器を極性が反転されたフィードバック信
号で駆動する構成とすることによって、図1と同様の作
用、効果をさせることができる。
【0031】次に、本発明の第2実施例のブロック図を
図4に示す。本実施例では、信号発振器14からの正弦
波位相変調信号15とフィードバック信号発振器16か
らのフィードバック信号17を加算する加算器21’が
設けられ、加算器21’からの出力は、導波路形位相変
調器3に設けられたセンシングループ11の両端側に夫
々設けられた第1位相変調器である第1位相変調用電極
22’と第2位相変調器である第2位相変調用電極2
3’に印加される。また、フィードバック信号発振器1
6から出力される電圧は、半波長電圧V(π)をピーク
とする鋸歯状波となっている。
図4に示す。本実施例では、信号発振器14からの正弦
波位相変調信号15とフィードバック信号発振器16か
らのフィードバック信号17を加算する加算器21’が
設けられ、加算器21’からの出力は、導波路形位相変
調器3に設けられたセンシングループ11の両端側に夫
々設けられた第1位相変調器である第1位相変調用電極
22’と第2位相変調器である第2位相変調用電極2
3’に印加される。また、フィードバック信号発振器1
6から出力される電圧は、半波長電圧V(π)をピーク
とする鋸歯状波となっている。
【0032】第1位相変調器22’と第2位相変調器2
3’は、図1と比較して、加算器21’からの信号ライ
ンと接続される電極が逆になるようにして、夫々の位相
変調器22’,23’が逆動作特性を持つように構成し
ている。このような構成において、同一のフィードバッ
ク信号17と正弦波位相変調信号15が加算されて、加
算器21から出力されると、同じ信号25が第1位相変
調用電極22’と第2位相変調用電極23’に入力され
るが、それぞれの動作特性が逆になっているため、右回
り光と左回り光に作用する位相変調は、図3のようにな
り第1実施例と同様に作用させることができる。
3’は、図1と比較して、加算器21’からの信号ライ
ンと接続される電極が逆になるようにして、夫々の位相
変調器22’,23’が逆動作特性を持つように構成し
ている。このような構成において、同一のフィードバッ
ク信号17と正弦波位相変調信号15が加算されて、加
算器21から出力されると、同じ信号25が第1位相変
調用電極22’と第2位相変調用電極23’に入力され
るが、それぞれの動作特性が逆になっているため、右回
り光と左回り光に作用する位相変調は、図3のようにな
り第1実施例と同様に作用させることができる。
【0033】尚、上記各実施例では、加算器21,2
1’を用いて、正弦波位相変調信号とフィードバック信
号の加算(減算)を行っているが、加算器を用いずに正
弦波位相変調用電極をさらに別に導波路形位相変調器3
に形成して、正弦波位相変調とセロダイン変調を独立に
行う構成とすることも可能である。このように、上記実
施例によれば、フィードバック用電極として作用する位
相変調用電極に位相πだけ変化させるのに必要な電圧を
印加すればよいので、従来に比べ半分の電圧を印加すれ
ばよく、低電圧化、低消費電力化が実現できる。
1’を用いて、正弦波位相変調信号とフィードバック信
号の加算(減算)を行っているが、加算器を用いずに正
弦波位相変調用電極をさらに別に導波路形位相変調器3
に形成して、正弦波位相変調とセロダイン変調を独立に
行う構成とすることも可能である。このように、上記実
施例によれば、フィードバック用電極として作用する位
相変調用電極に位相πだけ変化させるのに必要な電圧を
印加すればよいので、従来に比べ半分の電圧を印加すれ
ばよく、低電圧化、低消費電力化が実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、センシングループの両端側に夫々配されて
前記第1の伝播光と第2の伝播光に位相変化を生じさせ
る第1位相変調器と第2位相変調器と、受光器からの出
力から所定の駆動周波数で検波する同期検波器と、前記
所定の駆動周波数の信号を出力する信号発振器と、前記
同期検波器からの出力により該出力を0にするような半
波長電圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフィー
ドバック信号発振器と、前記フィードバック信号発振器
からのフィードバック信号とその極性が反転されたフィ
ードバック信号によって第1位相変調器と第2位相変調
器とを夫々駆動する手段とを備え、フィードバック信号
の周波数を測定することとしたので、低電圧化、低消費
電力化を図ることができる。
明によれば、センシングループの両端側に夫々配されて
前記第1の伝播光と第2の伝播光に位相変化を生じさせ
る第1位相変調器と第2位相変調器と、受光器からの出
力から所定の駆動周波数で検波する同期検波器と、前記
所定の駆動周波数の信号を出力する信号発振器と、前記
同期検波器からの出力により該出力を0にするような半
波長電圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフィー
ドバック信号発振器と、前記フィードバック信号発振器
からのフィードバック信号とその極性が反転されたフィ
ードバック信号によって第1位相変調器と第2位相変調
器とを夫々駆動する手段とを備え、フィードバック信号
の周波数を測定することとしたので、低電圧化、低消費
電力化を図ることができる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、第1
位相変調器と第2位相変調器が逆動作特性を持つように
構成すると共に、前記加算器からの出力によって前記第
1位相変調器と前記第2位相変調器を駆動し、そのとき
のフィードバック信号の周波数を測定することとしたの
で、低電圧化、低消費電力化を図ることができる。
位相変調器と第2位相変調器が逆動作特性を持つように
構成すると共に、前記加算器からの出力によって前記第
1位相変調器と前記第2位相変調器を駆動し、そのとき
のフィードバック信号の周波数を測定することとしたの
で、低電圧化、低消費電力化を図ることができる。
【0036】
【0037】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【0038】
【図2】(A)は図1のフィードバック信号17の時間
変化を示す図であり、(B)は図1のフィードバック信
号24の時間変化を示す図である。
変化を示す図であり、(B)は図1のフィードバック信
号24の時間変化を示す図である。
【0039】
【図3】図2によるフィードバック信号が印加されたと
きの、図3(A)は右回り光の位相を示し、図3(B)
は左回り光の位相を示す。
きの、図3(A)は右回り光の位相を示し、図3(B)
は左回り光の位相を示す。
【0040】
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【0041】
【図5】従来の干渉型光ファイバジャイロのブロック図
である。
である。
【0042】
【図6】(A)は従来の干渉型光ファイバジャイロの位
相を示し、(B)は位相差を示す。
相を示し、(B)は位相差を示す。
【0043】
1 光源 2 方向性結合器 3 導波路形位相変調器 4 光導波路 5 偏光子 6 Y分岐光導波路 7,8 光導波路 11 センシングループ 12 受光素子 13 同期検波器 14 信号発振器 15 正弦波位相変調信号 16 フィードバック信号発振器 17 フィードバック信号 18 周波数測定器 20 ジャイロ出力信号 21,21’ 加算器 22,22’ 第1位相変調器 23,23’ 第2位相変調器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】削除
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】(A)は図1のフィードバック信号17の時間
変化を示す図であり、(B)は図1のフィードバック信
号24の時間変化を示す図である。
変化を示す図であり、(B)は図1のフィードバック信
号24の時間変化を示す図である。
【図3】図2によるフィードバック信号が印加されたと
きの、図3(A)は右回り光の位相を示し、図3(B)
は左回り光の位相を示す。
きの、図3(A)は右回り光の位相を示し、図3(B)
は左回り光の位相を示す。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】従来の干渉型光ファイバジャイロのブロック図
である。
である。
【図6】(A)は従来の干渉型光ファイバジャイロの位
相を示し、(B)は位相差を示す。
相を示し、(B)は位相差を示す。
【符号の説明】 1 光源 2 方向性結合器 3 導波路形位相変調器 4 光導波路 5 偏光子 6 Y分岐光導波路 7,8 光導波路 11 センシングループ 12 受光素子 13 同期検波器 14 信号発振器 15 正弦波位相変調信号 16 フィードバック信号発振器 17 フィードバック信号 18 周波数測定器 20 ジャイロ出力信号 21,21’ 加算器 22,22’ 第1位相変調器 23,23’ 第2位相変調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 利幸 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内
Claims (2)
- 【請求項1】 光源と、光ファイバセンシングループ
と、 前記光源からの光を第1の伝播光と第2の伝播光とに分
配し両者を前記センシングループにそれぞれ互いに逆方
向に伝播させる光分配手段と、 前記センシングループを伝播した第1の伝播光と第2の
伝播光とを同一の導波路に導いた後にそれらの干渉光を
検出してその光強度を電気信号に変換する受光器と、 センシングループの両端側に夫々配されて前記第1の伝
播光と第2の伝播光に位相変化を生じさせる第1位相変
調器と第2位相変調器と、 前記受光器からの出力から所定の駆動周波数で検波する
同期検波器と、 前記所定の駆動周波数で信号を出力する信号発振器と、 前記同期検波器からの出力により該出力を0にするよう
な半波長電圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフ
ィードバック信号発振器と、 前記フィードバック信号とその極性が反転されたフィー
ドバック信号によって第1位相変調器と第2位相変調器
とを夫々駆動する手段と、 前記フィードバック信号の周波数を測定する手段と、を
備えることを特徴とする干渉型光ファイバジャイロ。 - 【請求項2】 光源と、光ファイバセンシングループ
と、 前記光源からの光を第1の伝播光と第2の伝播光とに分
配し両者を前記センシングループにそれぞれ互いに逆方
向に伝播させる光分配手段と、 前記センシングループを伝播した第1の伝播光と第2の
伝播光とを同一の導波路に導いた後にそれらの干渉光を
検出してその光強度を電気信号に変換する受光器と、 センシングループの両端側に夫々配されて前記第1の伝
播光と第2の伝播光に位相変化を生じさせる第1位相変
調器と第2位相変調器と、 前記受光器からの出力から所定の駆動周波数で検波する
同期検波器と、 前記所定の駆動周波数の信号を出力する信号発振器と、 前記同期検波器からの出力により該出力を0にするよう
な半波長電圧鋸歯状波フィードバック信号を出力するフ
ィードバック信号発振器と、 前記第1位相変調器と第2位相変調器が逆動作特性を持
つように構成すると共に、前記フィードバック信号によ
って前記第1位相変調器と前記第2位相変調器を駆動
し、そのときのフィードバック信号の周波数を測定する
ことを特徴とする干渉型光ファイバジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199093A JPH06294656A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 干渉型光ファイバジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199093A JPH06294656A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 干渉型光ファイバジャイロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294656A true JPH06294656A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13761919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8199093A Pending JPH06294656A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 干渉型光ファイバジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06294656A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100454059C (zh) * | 2006-05-19 | 2009-01-21 | 北京航空航天大学 | 一种采用三倍频调制提高光纤陀螺闭环带宽的装置 |
CN100458367C (zh) * | 2006-05-19 | 2009-02-04 | 北京航空航天大学 | 一种对光纤陀螺2π电压进行自动跟踪的四态调制及解调方法 |
CN102607551A (zh) * | 2012-03-21 | 2012-07-25 | 浙江大学 | 一种消除波长变化对标度因数影响的光纤陀螺 |
CN102679909A (zh) * | 2012-05-10 | 2012-09-19 | 天津大学 | 一种光纤干涉条纹投射中初相位及调制度测量控制方法 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP8199093A patent/JPH06294656A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100454059C (zh) * | 2006-05-19 | 2009-01-21 | 北京航空航天大学 | 一种采用三倍频调制提高光纤陀螺闭环带宽的装置 |
CN100458367C (zh) * | 2006-05-19 | 2009-02-04 | 北京航空航天大学 | 一种对光纤陀螺2π电压进行自动跟踪的四态调制及解调方法 |
CN102607551A (zh) * | 2012-03-21 | 2012-07-25 | 浙江大学 | 一种消除波长变化对标度因数影响的光纤陀螺 |
CN102679909A (zh) * | 2012-05-10 | 2012-09-19 | 天津大学 | 一种光纤干涉条纹投射中初相位及调制度测量控制方法 |
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