JPH0629455Y2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JPH0629455Y2
JPH0629455Y2 JP1986103024U JP10302486U JPH0629455Y2 JP H0629455 Y2 JPH0629455 Y2 JP H0629455Y2 JP 1986103024 U JP1986103024 U JP 1986103024U JP 10302486 U JP10302486 U JP 10302486U JP H0629455 Y2 JPH0629455 Y2 JP H0629455Y2
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JP
Japan
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lubricating oil
oil
housing
combustion engine
internal combustion
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JP1986103024U
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JPS639410U (ja
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美津男 崎
恵一 山本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内燃機関の潤滑油供給装置に係り、特に、潤
滑油の残量を潤滑油の油面に基づいて検知するオイルレ
ベルスイッチが設けられた潤滑油供給装置に関する。
(従来の技術) クランク室内にクランク軸が水平に延在するいわゆるホ
リゾンタル型内燃機関においては、潤滑油供給装置とそ
の潤滑油量検知装置とが実開昭61−91009号公報
等で提案されている。
また、クランク室内にクランク軸が垂直に延在するいわ
ゆるバーチカル型内燃機関にあっては、実公昭58-11370
号および実公昭56−27367号公報等で潤滑油供給
装置が提案されている。
この潤滑油供給装置は、オイルパン内にオイルポンプの
吸込口を囲む濾過箱を設け、オイルパン上に貯留された
潤滑油を濾過箱で濾過してポンプにより吐出し、この潤
滑油で摺動部分の潤滑を行う。
実公昭56−27367号公報にみられるような潤滑油
供給装置を備える内燃機関にあっては、潤滑油検知装置
が該供給装置と同状態の油面環境下で作動することは、
好ましい検知の上で有効な一手段である。これについて
は、潤滑油検知装置をオイルポンプの吸込口付近に配置
し、検知に供することが、同出願人の他出願により提案
されている。
(この考案が解決しようとする問題点) しかしながら、後者の実公昭56−27367号公報等
の潤滑油供給装置及び潤滑油量検知装置にあっては、オ
イルポンプにおける潤滑油吸引力による潤滑油の流動
が、オイルポンプ吸入口付近の油面環境すなわち潤滑油
量検知装置の油面検知に影響を与えかねず、せっかくの
好適位置による好結果が半減されかねない。
また前者の実開昭61−91009号公報に記載されて
いる例においても、オイルディッパへの潤滑油の流入条
件によってはオイルディッパによる同様な影響も懸念さ
れる。
この考案は、上記問題点を鑑みてなされたもので、潤滑
油の残量を潤滑油の油面で検出するフロート式のオイル
レベルスイッチが設けられた内燃機関の潤滑油供給装置
を提供し、とくに設計上の自由度を制限したり、製品の
重量増加となるような部品の追加を行うことなく、簡略
に潤滑油供給装置による影響を小さくし、信頼性を高め
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、オイルパン上に貯留された潤滑油を摺動部
分へ供給する潤滑油供給装置をもつ内燃機関において、
前記オイルパンの底部付近にに前記潤滑油供給装置の潤
滑油取入部分に近傍して潤滑油量検出装置を取り付け、
そのハウジングに形成された連通孔から前記オイルパン
上の潤滑油を導入して該ハウジング内い導入された潤滑
油の油面に基づき開閉動作するフロート式オイルレベル
スイッチを設けるとともに、前記ハウジングの連通孔を
前記潤滑油供給装置の潤滑油取入部分に面しない部分に
開口させたことを要旨とする。
(作用) この考案にかかる内燃機関の潤滑油供給装置によれば、
オイルレベルスイッチが開閉動作する潤滑油の油面より
も下方の連通路は、潤滑油供給装置の潤滑油を取入部分
に面しない部分に開口するため、潤滑油を取り入れる際
の影響を少なくすることができ、誤動作が防止されて大
きな信頼性が得られ、さらに、潤滑油量検出装置を潤滑
油供給装置に近接して配置することができ、配設位置決
定の自由度が大きくなる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図から第5図はこの考案の1実施例にかかる内燃機
関を表し、第1図が平面図、第2図が第1図のII−II矢
視断面図、第3図がオイルレベルスイッチの正面図、第
4図がオイルレベルスイッチの断面図、第5図が第3図
のV矢視図である。
第1図および第2図において、(11)は内燃機関のオイル
パンであり、このオイルパン(11)上には、クランク軸用
のボス部(12)、第1のバランサ機構用のボス部(13)、第
2のバランサ機構用のボス部(14)、カム軸用のボス部(1
5)およびガバナ軸用のボス部(30)が一体に上方に向けて
突設されている。クランク軸用のボス部(12)には略鉛直
方向に延在するクランク軸(図示せず)の下端が回転自
在に支持され、また、第1のバランサ機構用のボス部(1
3)には第1のバランスウェイトを設けられてクランク軸
と略平行に延在する第1のバランサ軸(図示せず)の下
端が回転自在に支持され、同様に、第2のバランサ機構
用のボス部(14)には第2のバランスウェイトが回転自在
に支持されている。これら第1および第2のバランスウ
ェイトは、周知のように、クランク軸に連結され該クラ
ンク軸に対し所定の位相で一体的に回転する。
カム軸用のボス部(15)には動弁機構を設けられてクラン
ク軸と平行に延在するカム軸(図示せず)の下端が回転
自在に支持され、ガバナ軸用のボス部(30)にはガバナの
被駆動歯車(図示せず)が回転自在に支持されている。
カム軸は、ボス部(15)の裏側に設けられたオイルポンプ
(潤滑油供給装置)(77)に連結され、クランク軸と一体
に回転してオイルポンプ(77)を駆動する。オイルポンプ
(77)は、オイルパン(11)上にボス部(15)近傍に開口する
吸入口(潤滑油取入部分)(16)からオイルパン(11)上に
貯留された潤滑油を吸入して吐出し、摺動部分へ潤滑油
を供給する。
また、オイルパン(11)上には、第2のバランサ機構用の
ボス部(14)に隣接してレベルスイッチ取付用の大小の2
つのボス部(17),(18)が吸入口(16)と一直線状に位置す
るように形成され、第2図に示すように、これらボス部
(17),(18)に潤滑油量検出装置を構成するオイルレベル
スイッチ(19)が取り付けられている。オイルレベルスイ
ッチ(19)は、吸入口(16)の近くの潤滑油の油面の変動が
少ない領域で、前述した第2のバランスウェイトおよび
ガバナの被動歯車の鉛直下方に配置されている。
このオイルレベルスイッチ(19)は、第3図、第4図およ
び第5図に詳示するように、上部が開口した中空状のハ
ウジング(20)内に、マグネット(21)を設けられた断面略
環状のフロート(22)と、該フロート(22)のマグネット(2
1)により開閉動作するリードスイッチ(23)とが収納され
ている。ハウジング(20)は、大きなボス部(17)上に設け
られ、また、一体に形成された取付片(20a)がビス(24)
によって小さなボス部(18)に固定されている。このハウ
ジング(20)は、上部開口に孔(25a)を有する円板状の蓋
体(25)が設けられ、さらに、取付片(20a)側すなわち吸
入口(16)と反対方向側の下部に下部連通孔(26)が形成さ
れている。フロート(22)はハウジング(20)の底部から一
体に突設された中空の筒部(20b)を潤滑油の油面に応じ
た上下動可能に外挿し、また、筒部(20b)は上部が蓋体
(25)の孔(25a)に遊挿して周面と孔(25a)の周縁との間に
上部連通路(便宜上、符号(25a)で表す)を画成してい
る。なお、(27)はリードスイッチ(23)に結線されたハー
ネスであり、このハーネス(27)はオイルパン(11)のボス
部(18)を貫通して外部の警報装置(例えば、ブザーある
いはランプ等)を駆動する回路へ接続されている。この
オイルレベルスイッチ(19)は、フロート(22)がマグネッ
ト(21)とともに潤滑油中を浮揺し、潤滑油の油面が所定
高さ(例えば、第4図中の(O/L)より低くなるとリード
スイッチ(23)が閉成する。
次に、この実施例の作用を説明する。
この内燃機関は、オイルポンプ(77)がカム軸により駆動
されて吸入口(16)からオイルパン(11)上の潤滑油を吸入
し、この潤滑油を摺動部分へ供給する。
一方、オイルレベルスイッチ(19)は、潤滑油が下部連通
孔(26)からハウジング(20)内へ流動してこの潤滑油中に
フロート(22)が浮揺し、リードスイッチ(23)がフロート
(22)に設けられたマグネット(21)によって動作する。す
なわち、前述したように、リードスイッチ(23)は潤滑油
の油面が所定高さ(O/L)以下になると閉成(または開
成)して警報装置を作動させる。そして、このオイルレ
ベルスイッチ(19)は、潤滑油内に没するハウジング(20)
の下部連通孔(26)がオイルポンプの吸入口(16)と反対方
向に開口しているため、オイルポンプが能力が過大ある
いは潤滑油の残量が僅かな場合でもハウジング(20)内の
潤滑油の油面がオイルポンプの吸込の影響を受けること
は少なく、残量を正確に検知でき高い信頼性を得ること
ができる。
なお、実施例においてはオイルレベルスイッチ(19)の上
部連通路(25a)をハウジング(20)上面に比較的大きな開
口としているので、例えば機関が傾斜した際にも潤滑油
及び空気がオイルレベルスイッチ(19)のハウジング(20)
内またはハウジング(20)外へスムーズに全方向について
行なわれ得るので好ましい。
また、下部連通孔(26)をハウジング(20)側面に比較的小
さな開口としているので必要十分な潤滑油のハウジング
(20)内外への流動を確保する一方で、オイルポンプ(77)
の吸込にともなうオイルパン内の潤滑油の流れによる影
響を受けにくくしている。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案にかかる内燃機関に
よれば、オイルレベルスイッチのハウジングに形成され
る潤滑油流動用の連通路をオイルポンプの吸入口と略反
対方向に開口させたため、オイルレベルスイッチがオイ
ルポンプの吸込によって受ける影響を小さくでき、オイ
ルレベルスイッチの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図はこの考案の一実施例にかかる内燃機
関を示し、第1図が平面図、第2図が第1図のII−II矢
視断面図、第3図がオイルレベルスイッチの正面図、第
4図がオイルレベルスイッチの断面図、第5図が第3図
のV矢視図である。 11……オイルパン、16……吸入口 19……オイルレベルスイッチ 20……ハウジング、21……マグネット 22……フロート 23……リードスイッチ 25a……孔(上部連通路) 26……下部連通孔 77……オイルポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭59−144676号(実開 昭61− 51809号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭54−110984号(実開 昭56− 29209号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルパン上に貯溜された潤滑油を摺動部
    分へ供給する潤滑油供給装置をもつ内燃機関において、 前記オイルパンの底部付近に前記潤滑油供給装置の潤滑
    油取入部分に近接して潤滑油量検出装置を取り付け、そ
    のハウジングに形成された連通孔から前記オイルパン上
    の潤滑油を導入して前記ハウジング内に導入された潤滑
    油の油面に基づき開閉動作するフロート式のオイルレベ
    ルスイッチを設けるとともに、前記ハウジングの連通孔
    を前記潤滑油供給装置の潤滑油取入部分に面しない部分
    に開口させたことを特徴とする内燃機関。
JP1986103024U 1986-07-04 1986-07-04 内燃機関 Expired - Lifetime JPH0629455Y2 (ja)

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JPS639410U JPS639410U (ja) 1988-01-22
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629209U (ja) * 1979-08-11 1981-03-19
JPS6159809U (ja) * 1984-09-25 1986-04-22

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JPS639410U (ja) 1988-01-22

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